イベント
更新日:2025.04.15 / 掲載日:2025.04.15
昭和のレース熱が蘇る!60年代日本グランプリの名車たちが富士に集結

富士モータースポーツミュージアムは4月18日より、1960年代の日本における最高峰のレース「日本グランプリ」で活躍した車両をテーマにした「~蘇る熱狂の60’s富士~日本グランプリ企画展」を開催する。期間は8月31日まで。
伝説の名車とともにたどる、日本グランプリの軌跡

1963年に鈴鹿サーキットで開催された日本グランプリは、日本初となる国際規模の自動車レース。参戦した自動車メーカー各社は、レースで好成績を収めることが販売促進につながるとともに、クルマの開発に拍車がかかることを実感し、好循環が生まれた。
1964年の第2回大会では、メインの日本グランプリレースだけでなく、サポートイベントのGTやツーリングカー・レースでも、メーカー各社の取り組みはさらに熱を帯び、プライベート・チームの健闘によって大きな盛り上がりを見せた。

1966年の第3回大会からは富士スピードウェイが開催地となった。1966年1月に営業を開始した富士スピードウェイは、1.6kmのストレートとバンク角30度の第1コーナーを備えた世界屈指の超高速コースで、テクニカルコースの鈴鹿とはひと味違ったレース展開が予見され、毎回10万人を超える観客を動員した。
1968年の日本グランプリは、トヨタ、日産の二大ワークス・チームに、実業家でジェントルマン・ドライバーの滝進太郎氏が結成したプライベート・チーム、「タキ・レーシング・オーガニゼーション(TRO)」が挑む展開に。これをメディアはトヨタ・ニッサン・タキの頭文字から「TNT対決」と呼び大きく報じられた。

今回の企画展では、こうした熱狂がピークに達した「日本グランプリ」に関連する実車を展示。鈴鹿サーキット時代に日野自動車工業が市販車のコンテッサをベースに製作したレースカーも展示し、日本グランプリの歴史を紹介する。

企画展について
名称:~蘇る熱狂の60’s富士~日本グランプリ企画展
展示場所:富士モータースポーツミュージアム内 1F展示エリア
(静岡県駿東郡小山町大御神645)
展示期間:2025年4月18日(金)~ 2025年8月31日(日)
展示車両:7台(6台は実車、1台はレプリカ)
※開館時間、入館料については公式サイト参照
富士モータースポーツミュージアム:
https://fuji-motorsports-museum.jp/
【あわせて読みたい】