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更新日:2021.08.23 / 掲載日:2021.08.23
ブガッティ 「タイプ35B」が同モデル史上最高額で落札 モントレー・カー・ウィーク

ブガッティ タイプ35B グランプリ
このほどモントレー・カー・ウィークの会期中に開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、ブガッティの「タイプ35B グランプリ(1929年式)」が“チェアマンズ トロフィー”を受賞、その後の「グッディング&カンパニー・ペブルビーチ・オークション」に出品され、同モデル史上最高額の561万5000ドル(約6億1700万円)で落札された。
1920~1930年代にかけてのレースを席巻した伝説的モデル

グッディング&カンパニー・ペブルビーチ・オークションの様子
今年で70周年を迎えたペブルビーチ・コンクール・デレガンスにおいて、ブガッティ車は1956年に「タイプ37 グランプリ」が“ベスト・オブ・ショー”に輝いて以来、様々な受賞を獲得し、その卓越した技術を証明してきた。
今回、コンクールでチェアマンを長年務めてきたサンドラ・バトン氏が自ら選出を行った、栄誉ある賞の一つである“チェアマンズ トロフィー”を受賞した「タイプ35B グランプリ」は、1920~1930年代にかけて活躍したレーシングカーで、ルイ・シロンやウィリアム・グローバー=ウィリアムズら伝説的なレーシングドライバーとのタッグで、数々のレースを制した歴史を持っている。
「タイプ57S コルシカ・ドロップヘッド・クーペ」は“ヨーロピアン・クラシック・スポーツ”J-1クラスで最高賞獲得 EB110スーパースポーツは275万5000ドルで落札
ブガッティ タイプ57S コルシカ・ドロップヘッド・クーペ
さらに同コンクールでは、「タイプ57S コルシカ・ドロップヘッド・クーペ(1937年式)」が“ヨーロピアン・クラシック・スポーツ”のJ-1クラスにおいて、最高賞を受賞した。
タイプ57Sは3.3リッター直列8気筒エンジンを搭載し最高出力175hpを発揮、ブガッティの創業者であるエットーレ・ブガッティの長男、ジャン・ブガッティがデザインを手掛けたモデルとして知られている。
また、会期中に開かれるオークションの中でも最大級の規模で行われるというRMサザビーズのモントレー・オークションでは、「EB110 スーパースポーツ」が登場。
EB110は90年代を代表するスーパースポーツの一つとして39台の限定生産で登場、最高出力610PS、最高速度351km/hを発揮し、カーボンファイバー製のボディワーク、四輪駆動、クワッドターボを搭載したモデルで、今回のオークションでは275万5000ドル(約3億270万円)で落札された。
ブガッティ EB110 スーパースポーツ