モータースポーツ
更新日:2024.08.09 / 掲載日:2024.08.09
チーム三菱ラリーアート、アジア王座奪還へ!性能高めた「トライトン」でAXCR2024参戦
三菱が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」は8月7日、タイ南部〜中部で開催される「アジアクロスカントリーラリー(AXCR、開催期間:8月11日~17日)」にピックアップトラック「トライトン」の4台体制で参戦し、2年ぶりとなる王座奪還に挑むことを発表した。
動力性能、悪路走破性、すべてを向上させたピックアップトラック「トライトン」
チームとしてのAXCR参戦は今年で3年目。参戦初年度で総合優勝を果たすと、新型モデルに切り替えた昨年度は総合3位に入賞した。
王座奪還を懸けたチームはAXCR参戦に向け、6月下旬にタイのオフロードコースで800kmに及ぶ耐久試験を実施。進化した動力性能、操縦性と走破性に手応えを得るとともに、大幅に改良したリヤサスペンションの課題を洗い出し、開幕5日前となる8月6日にタイのテストコースでシェイクダウン(試験走行)を行った。
サポートカーは高い走行性能を誇る3車種を投入
今回「チーム三菱ラリーアート」を支えるサポートカーとして、「デリカD:5」4台に加え、「アウトランダーPHEV」と「デリカミニ」の計6台を投入。
競技車が走るコースサイドを視察する増岡総監督が乗りこむ「デリカD:5」には、悪路走破性向上のため、約20mmリフトアップした専用の前後サスペンションやアルミエンジンガードを装着する。
このほか、サポートカーはWORK社製のアルミホイール「CRAG T-GRABIC II」、「WORK EMOTION M8R」や、横浜ゴム製のマッド性能に優れるオフロードタイヤ「GEOLANDAR」、その他用品を装着し、フラットダートからマッドまでラリー全行程をサポートできる仕様になっている。
また、参戦車の「トライトン」と同様のエネルギッシュなレッドを基調に、巻き上がる土埃をデジタライズしたグラフィックや強固な岩盤をイメージしたガンメタリックを用いたカラーリングが採用された。
チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩氏のコメント
今回のトライトンは、動力性能の向上やワイドトレッド化に加え、かつてダカールラリーを制したパジェロのノウハウを活用してリヤサスペンションを大幅改良した結果、例えば100km/hを超えるような高速ステージでも、アクセル全開で駆け抜けることができるようになりました。従来の強みである極悪路での走破性にも磨きをかけており、狙い通りに仕上がっています。
チーム体制も3台から4台に強化し、ドライバーとコドライバーはそれぞれの役割をしっかりと果たしてくれると思います。2年ぶりの総合優勝を狙うとともに“過酷なモータースポーツの現場での経験をクルマづくりに活かす”という三菱自動車らしいクルマづくりの伝統を受け継いでいきたいと思います。
AXCRスペシャルサイト:
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/brand/ralliart/axcr/axcr2024/
三菱 公式HP:
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/
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