中古車購入ガイド
更新日:2023.07.12 / 掲載日:2022.08.05
中古ハイブリッドのおすすめ23選!人気車種と選び方を解説!【2022年度版】

燃費に優れるハイブリッドカーは、最近のガソリン価格高騰で改めて注目を集めています。そして、ハイブリッドは日本車が得意とするジャンルでもあり、コンパクトカーからミニバン、SUVまでジャンルも多彩。この記事では、ハイブリッドの種類や選び方を通じて、おすすめの中古ハイブリッド車をご紹介します。
ハイブリッドカーとは?
エンジンとモーターというふたつの動力を備えるタイプのクルマ。言葉の由来は、異種のものの組み合わせによって生み出されるという意味のラテン語です。モーターを積極的に使うタイプ、エンジンが主役でモーターは補助的な役割に留まるタイプ、そして外部給電可能な「プラグインハイブリッド」が存在します。
どうやってハイブリッドカーを選ぶ? 人気車種の特徴は?
まず、自分のライフスタイルに必要なボディタイプやボディサイズを考えてみてください。人気のハイブリッドかどうかは、中古車の物件数をみるのがひとつの目安になります。やはり数が多いものは人気が高いといえるでしょう。
ガソリン代が節約できる低燃費なおすすめハイブリッドカー
燃費のカタログ値では、トヨタ勢が抜きん出ています。逆に、モーター駆動が主体のPHEVや純BEVは、高速道路のように高い車速域で巡行する使い方では実燃費(電費)が伸びないので、使い方にあわせて選ぶべきです。
トヨタ プリウス

ハイブリッドカーの代名詞。最大で32.1km/Lという良好なWLTCモード燃費と斬新なデザインに加えて、運転のしやすさも抜群。室内や荷室の広さも十分に確保されています。4代目は待望の4WDも加わりました。PHEVもあります。
トヨタ アクア(先代)

2011年~2021年と長く現役だった初代(先代)は、ハイブリッドカーに興味はあるけどサイズはコンパクトなほうがよいという人向け。プリウスに燃費ではややおよばないものの、エンジン排気量が1.5Lなので自動車税が安いところも魅力のひとつです。
ホンダ フィット e:HEV

いまやハイブリッドのほうが販売のメイン。ホンダが誇る最新のハイブリッドシステム「e:HEV」は、普段はモーターで走行するため燃費もよくエンジン音が小さいため快適。WLTCモード燃費は最大で29.4km/Lに達しています。
静かで力強い走りが楽しめるセダンのおすすめハイブリッドカー
かつては、ハイブリッドカーは燃費はよくても走りが鈍いと評されることが多かったのですが、最近ではどのメーカーのモデルも走りの実力を高めています。むしろ、レスポンスがよくトルクフルなモーター駆動の強みを訴求。
トヨタ クラウンハイブリッド

15代目クラウンには、燃費がよく動力性能にも優れ販売のメインとなっていた2.5L 直4と、有段ギアを組み合わせた高い性能を誇る3.5L V6のハイブリッドがありました。2.5Lは4WDも選べます。3.5Lの流通量は少なめです。
レクサス LS

数あるレクサスのハイブリッド車の中でもLCとともに別格的な位置づけ。3.5LV6に10段変速制御を採用したマルチステージハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力359馬力を誇ります。2WDと4WDが選べます。
トヨタ カムリ

2017年に登場した10代目は、すべてをゼロから見直してかつてないほど大変革をとげています。新技術を導入した2.5L 直4エンジンは驚異の熱効率41%を達成。今でもクラストップレベルの燃費性能を誇ります。
電気だけでも走るとても静かなおすすめハイブリッドカー
100%バッテリーで走るEVとなると、日本勢はまだ選択肢は限られますが、2022年にいくつか増えました。また、PHEVもいくつかあり、世界的にバッテリーが進化してEV走行できる距離が少し前に比べて大幅に伸びています。
トヨタ アクア

新型アクアではバッテリー出力を改良したことによってモーターだけで走行する「EVモード」の範囲が拡大。街中であればかなりのシーンをエンジンなしのモーター走行で走れてしまいます。
三菱 アウトランダーPHEV(先代)

駆動用バッテリーを小型化しながらも20kWhの容量を確保したほか、2.4Lエンジンの発電効率の改善などにより、WLTCモードのEV航続距離が最大で87kmに達しました。燃料タンクも大きくなり、総航続距離も大幅に伸びています。
トヨタ プリウスPHV

8.8kWhの駆動用バッテリーを搭載し、WLTCモードのEV航続距離は初代の倍以上となる60kmを達成。また、1日あたり平均約2.9km、最大約6.1kmを走れる電力量を充電可能なソーラー充電システムがオプション設定されているのも特筆できます。
家電がつなげてアウトドアにも便利なおすすめハイブリッドカー
1500Wまで使えるAC100V電源を備えたクルマはそれなりにあり、アウトドアユースや非常時にも使える電源として重宝しそうです。V2HやV2Lに対応したクルマはまだ少ないのですが、今後は増えることが予想されます。
トヨタ アクア(新型)

初代比で約2倍の出力を実現したバイボーラ型ニッケル水素電池を搭載。AC100V・1500W電源には非常時給電機能が設定されており、ドアや窓を閉めたままでも電源コードを車外にひけるようにした外部給電アタッチメントも用意されています。
三菱 アウトランダーPHEV(先代)

先代は12kWhの駆動用バッテリーを搭載。AC100V電源コンセントがセンターコンソール後方とラゲッジ右側壁に設定されています。V2H機器を経由し、一日当たりの使用電力量を約10kWhとすると、満タンで約10日間の住宅への電力供給が可能です。
トヨタ プリウスPHV

エンジンをかけないEV給電モードやエンジンをかけるHV給電モードのほか、コンセントの位置が車外となるAC外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター)や、別売りの機器により建物全体に電力を供給できるDC外部給電システムを設定。
小さくて運転しやすいおすすめハイブリッドカー
電動化が進むほど大きな駆動用のバッテリーを搭載しなければならないため、クルマ自体のサイズも必要になり価格も高くなりがちにもかかわらず、選択肢が徐々に増えてコンパクトクラスでも電動車の人気が高まっています。
トヨタ アクア(先代)

全長が約4mで、全幅も5ナンバー枠に収まっています(クロスオーバーを除く)。低燃費はもちろん、小気味のよいハンドリングを楽しめるのも特徴で、約10年におよぶモデルライフのなかで何度か改良されて乗り味も変わっています。
日産 ノート e-POWER

日産独自のシステムである100%モーター駆動の「e-POWER」は、応答遅れのない力強いアクセルレスポンスが特徴で、俊敏な加速はもちろん、なにより乗りやすいのが強みです。先代ノートは価格も手頃になってきていて中古車物件も豊富です。
ホンダ フィット ハイブリッド(先代)

ファミリーカーとして十分に使える実用性を持ちながら、サイズがコンパクトなので狭い道も問題なし。デビュー当初はややクセの強かったi-DCDも、のちに改善プログラムが開発されてだいぶ乗りやすくなりました。
ホンダ シャトル ハイブリッド

2015年に発売。当時のフィットをベースとするワゴンで小まわりが利き、パワートレーンの内容も共通性が高いのですが、センタータンクレイアウトも効いて荷室は全長が約4.4mのクルマとは思えないほど広々としています。
大人数でもゆったり乗れるミニバンのおすすめハイブリッドカー
近年登場したミニバンはハイブリッドが選べるのが当たり前となっています。技術の進化によりバッテリー等を搭載しても居住空間があまり犠牲にされておらず、走りの面でも低重心化のメリットがより大きいのもポイントです。
日産 セレナe-POWER

ミニバンのなかでモーターのみで走るのはセレナのみ。1.2L 3気筒エンジンで発電し、136ps、320Nmのモーターを駆動します。7人乗りのみで、前席下にリチウムイオン電池を搭載するためシートアレンジにもやや制約があります。
スズキ スペーシア カスタム ハイブリッド

アイドリングストップからの再発進時は最長10秒間モーターでクリープ走行し、エンジン再始動時はISGのスターターモーター機能により静かでスムーズな再始動を実現。加速時にはモーターの力でエンジンの出力をアシストします。
トヨタ ヴォクシー(先代)

とにかく燃費のいいミニバンのハイブリッドを求めるならこちらがおすすめ。7人乗りと8人乗りがあり、7人乗りは2列目が左右で独立した快適性の高いシートを採用している。ロングスライド機構でシートアレンジも豊富。
SUVで燃費にも満足できるおすすめハイブリッドカー
人気が高く続々とニューモデルが登場しているSUVは、スペース的に余裕のあるパッケージング面での強みもあり、クロカン系を除いて車格を問わず、何らかの形で電動化の要素を取り入れているケースが大半です。
トヨタ C-HR ハイブリッド

ガソリン版には4WDもありますがハイブリッドは2WDのみで、大径タイヤの装着を踏まえ、最終減速比が共通性の高いプリウスよりも高められています。SUVながら悪路向けの装備はなく、あくまでデザインを楽しむクルマといえます。
ホンダ ヴェゼル e:HEV

万能コンパクトSUVの2代目は、ハイブリッド主体のラインアップとなり、初代の1モーターのi-DCDから2モーターのe:HEVに換装。圧倒的にスムーズになりました。販売比率は低いですが、実は4WDの完成度が秀逸です。
日産 エクストレイル

3代目の途中で2015年に待望のハイブリッドが追加されました。1モーター2クラッチ式で、モーターを駆使して車両の姿勢制御まで本格的に行なっているのが特徴です。ガソリン車にある3列シート仕様はなく、2列シートのみです。
トヨタ ハリアーハイブリッド

いち早くSUVとしてハイブリッド化を進めてきたハリアーの最新版は、2.5Lエンジンとの組み合わせとなり、全グレードで2WDおよび前後トルク配分を100対0~20対80へと高めたE-Fourが選択できます。

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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