中古車購入ガイド
更新日:2024.09.06 / 掲載日:2024.09.06
週末ドライブがもっと楽しくなる、ちょっとオトナな中古車6選

クルマ選びとライフステージは密接な関係がある。免許取り立ての学生や新社会人は、安く買えて維持費の負担が少ないコンパクトカーや軽自動車を選ぶのが一般的。結婚して子どもができれば、室内にゆとりのあるミニバン。そして、その次のステージに乗るのはどんなクルマ?と聞かれたら、何を思い浮かべるだろうか。今回のテーマは、子育てを終えた人向けの「大人のためのクルマ選び」。そのなかで、移動の時間や運転が楽しく思えるパーソナルなクルマを5台ピックアップして紹介しよう。
ワンランク上の走る歓び「日産 ノートオーラ ニスモ」

2021年に登場したコンパクトカーが日産 ノートオーラ。ノートをベースにしながら、内外装をリッチにしてプレミアム感を高めたのが特徴である。そんなノートオーラをベースに、スポーティな内外装に仕立てたのがノートオーラ ニスモ。ニスモといえばハードなスポーツモデルをイメージするが、こちらは乗り味が上質で大人向け。空力性能にもこだわったことで、高速走行時も静粛性や安定性が高い。パワートレインはe-POWERなので、電動車ならではのスムーズな走りも見どころ。スポーツカーを卒業した人にもおすすめしたい。中古車価格帯は230万円~360万円。
ちょっとリッチな大人のスポーツ「マツダ ロードスターRF」

ロードスターといえば、元気よく走りたい人向けのスポーツカーというイメージが強いが、ロードスターRFはゆったりとしたクルージングも似合う大人向けのモデル。ソフトトップの代わりにリトラクタブルハードトップを備えており、気軽にオープンエアドライブを楽しめる仕立てとした。リアまわりのデザインも一新されてファストバックスタイルとなっており、見た目も大人っぽさがある。室内も作り込まれており、特に「VS」グレードでは、赤褐色のナッパレザーが与えられる。パワートレインはソフトトップよりも排気量が大きい2.0Lとなっている点も注目だ。中古車価格帯は190万円~400万円で、物件数も豊富。
眺めて楽しむ、乗って楽しむクーペ「アウディ TT」

日本でも高い人気を誇るアウディTTも大人の週末ドライブにぴったりの1台だ。注目すべきはその流麗なルックス。精悍なフロントフェイスに流れるようなフォルムのボディは所有欲を高めてくれる。現行型では走りにも力が入れられており、主力の「2.0TFSI」では230馬力の2.0L 直4ターボを搭載し、走りも上々。輸入車スポーツクーペのなかでは扱いやすく、サイズもそれほど大きくないのも美点である。映えスポットまでドライブして愛車をカッコよく撮影し、温泉に寄って帰ってくる……そんな贅沢な週末を過ごせるモデルだろう。中古車価格帯は190万円~700万円と幅広いが、初期型ならば手頃な予算で手が届く。
大人のスポーツセダンといえば「日産 スカイライン」

半世紀以上にも及ぶ歴史を誇る日産の代表モデルがスカイライン。現行モデルは2014年に登場した13代目で、すでに登場から10年が経過している。しかし度重なる改良を受け、今でも十分通用するスポーティな走りが魅力。国産車からこのような中型以上のスポーツセダンがどんどん消えているなかで、スカイラインは新車でも買える貴重なモデルといっていい。多くのグレードがあるが、405馬力を誇る3.0L V6ツインターボを搭載した「400R」は、かつてのGT-Rを彷彿とさせる人気のハイパフォーマンスグレード。走りの楽しさを忘れられない大人向けのセダンといえよう。中古車価格帯は100万円~890万円(NISMO含む)。
リッチ&スポーティな「フォルクスワーゲン ゴルフR(先代)」

輸入車の一番人気といえばフォルクスワーゲン ゴルフ。上質な内外装と走りは、ワンクラス上のプレミアムセダンにも匹敵する。スタンダードなゴルフでも高い実力を持つモデルだが、今回は最上級モデルの「ゴルフR」をピックアップ。Rシリーズはフォルクスワーゲンのハイパフォーマンス仕様に与えられる称号で、先代ゴルフRは2.0Lターボ+4WDを搭載する。最高出力は当初280馬力を発揮したが、最終的に310馬力にまで高められた。レザーを用いた内装も豪華で、まさに「大人のホットハッチ」と呼べる内容となっている。中古車価格帯は220万円~440万円。
ちょっと奮発してビーエム狙いも? 「BMW 4シリーズ グランクーペ」

BMWといえば3シリーズセダンが本筋のモデル。中古車物件が豊富で実用性と走りを両立し、まさにハズレの無い鉄板チョイスといえる。しかし、もっと個性強めでもいいのでは?と考えている人におすすめなのが、4シリーズ グランクーペ。4シリーズはBMWのクーペ/カブリオレ系のシリーズであり、グランクーペは4ドアを備えたモデルである。つまり、実用性と個性を両立しているのが特徴。走りはBMWらしく精緻でスポーティテイストあふれるもの。それでいながら4ドアを持つことで実用性も高い。一風変わった大人のツーリングカーが欲しいなら、一考の価値ありだ。中古車価格帯は400万円~770万円なので、ちょっと奮発して狙ってみるのもいいかもしれない。
中古車をねらうことで意外に手頃に買える

大人のための上級モデルと聞くと、価格が高そう……と不安になる。特に輸入車のプレミアムブランドの場合、新車価格は500万円以上というケースが大半で、なかなか手が出せないと思いがち。しかし、中古車になると大幅に値崩れするケースが多く、特に新車価格が高額な輸入車は値落ちの幅も大きい傾向にある。また、現行型が高い場合は先代モデルをねらうことで、グッと現実的な価格になることも。たとえば今回紹介するゴルフRは、あえて先代モデルをチョイスすることで200万円台の予算から手が届くのだ。自分のために使うクルマは、お金を掛けず最大限満足できるクルマ選びをしたいものだ。

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。