中古車購入ガイド
更新日:2026.09.05 / 掲載日:2026.09.05
BMW 3シリーズ(G20) 前期と後期でどう違う?|輸入車の前期後期を比較

輸入車の鉄板チョイスといえば、なんといってもBMW 3シリーズ。走りの伝統を受け継ぎ、今も昔もスポーツセダンのお手本ともいえる完成度を誇る1台だ。現行型3シリーズの日本発表は2019年1月。登場から7年が経過し、中古車はいま買い時となっている。また、グーネット掲載台数が豊富にあるので買いやすいのも大きな魅力。そこで今回は、BMW 3シリーズ(G20)の前期型と後期型を比較しつつ、中古車動向を探っていこう。
BMW 3シリーズ(G20)ってどんなクルマ?

1975年の登場以来、コンパクトで走りが楽しいスポーティセダン/ワゴンとして定評のあるBMW 3シリーズ。現行型は2019年1月に発表された7代目(G20)。ワイド感を強調したフロントマスクに、BMW伝統のキドニーグリルを組み合わせるのは従来と同じであるが、ひとつのフレームで縁取られ、さらに立体的な造形となることで低重心でアグレッシブなデザインとなった。全長は4715mm、全幅は1825mmで、日本の道路環境でも扱いやすいサイズに収まるのも魅力のひとつ。1シリーズよりもゆとりがあり、5シリーズよりも扱いやすいジャストサイズが人気の秘訣。ホイールベースは40mm拡大され2850mmに。ワイドトレッド化、10mmの低重心化、約55kgもの軽量化により走りの性能が高められたのも特徴である。

インテリアは、10.25インチのコントロールディスプレイを採用するほか、12.3インチのフルデジタルメーターパネルを自在にカスタマイズが可能。このデジタルメーターパネルとともに採用されたヘッドアップディスプレイにより視認性をアップ。また、音声コントロール及びジェスチャーコントロールを備えることで、状況に応じてストレスなく操作できるようになったこともポイント。また、最新の3眼カメラと画像解析システムを搭載した運転支援システムを「320i スタンダード」以上のグレードに標準装備。アクティブクルーズコントロール、レーンチェンジウォーニング、衝突回避・被害軽減ブレーキなどが導入された。

発売当初、「320i」には2.0L 直4ターボ(184馬力)、「330i」には2.0L 直4ターボ(258馬力)を搭載。特に後者は、細部にわたり改良を受けた4気筒エンジンが与えられ、レスポンスの向上やクリーンな排ガス性能を実現している。2019年5月にはクリーンディーゼルの「320d xDrive」、PHEVの「330e」、3.0L 直6ターボを搭載した「M340i xDrive」を追加。2020年8月には2.0L 直4ターボのエントリーモデル「318i」、2021年1月にはハイパフォーマンスモデル「M3」も追加された。
| グレード | 駆動方式 | エンジン | 特徴 |
| 318i | FR | 2.0L 直4 ターボ | エントリーモデル |
| 320i | FR | 2.0L 直4 ターボ | 標準モデル |
| 330i | FR | 2.0L 直4 ターボ | 2.0Lの上級モデル |
| 320d xDrive | 4WD | 2.0L 直4 ターボ | 2.0Lの4WD |
| 330e | FR | 2.0L 直4 ターボ+モーター | PHEV |
| M340i xDrive | 4WD | 3.0L 直6 ターボ | Mパフォーマンスモデル |
| M3 / M3 CS | FR | 3.0L 直6 ターボ | フラッグシップモデル |
BMW 3シリーズ(G20)の前期と後期はどこで区別されるの?

3シリーズ(G20)は2019年1月に日本で発表(3月に発売)され、2026年8月現在も販売されているBMWの主力セダン/ワゴン。まずはこれまでの改良変遷を振り返ってみよう。
BMW 3シリーズ(G20)の改良遍歴
2019年5月:ラインアップを拡充
2019年9月:3シリーズツーリングを発表
2020年8月:「318i」を追加
2020年9月:「318iツーリング」を追加
2021年1月:「M3」を発表
2021年12月:「320i エクスクルーシブ」を追加
2022年9月:マイナーチェンジ ⇦ ここが分かれ目!
2024年10月:一部改良
2026年2月:「エディションシャドウ」を追加
3シリーズ(G20)は、2022年9月にマイナーチェンジを実施。内外装デザインを一新したほか、日本初認可のハンズ・オフ機能等の充実した安全機能・運転支援システムを搭載。このマイナーチェンジ以前のモデル(2019年1月〜2022年9月)を前期型、以降を後期型と呼ぶ。
フロントまわりのデザインを比較すると?


後期型のエクステリアはひと目で違いがわかるほど大幅なリニューアルが施されている。まずひとつ目はヘッドライト形状の変更。後期型ではデイタイム・ランニング・ライトの機能を有する最新のLEDヘッドライトが導入され、よりシャープな印象となった。さらにキドニーグリルはより存在感のあるデザインに変更。フロントバンパー形状も一新され、全体的にスポーティな印象を強めている。

リアデザインを比較すると?


リアデザインは、コンビネーションランプを変更。より細く水平的なラインとなり、シャープな印象を与えている。また、テールパイプ径を90mmまたは100mmとすることで、パワフルさを表現。バンパー形状もグッとスポーティになり、後方からの存在感を高めている。

インテリアを比較すると?


後期型のインテリアは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた最新の「BMWカーブドディスプレイ」を採用したことがトピック。これにより、優れた視認性と高い操作性を実現している。また、トランスミッションのシフトレバーが廃止され、iDriveコントローラー回りがすっきりとしてモダンな印象を与えている。なお、シフトレバーの廃止に伴い、パドルシフトは全てのモデルに標準装備となった。
前期/後期で中古車相場の違いは?

最後に中古車相場を見ていこう。BMW 3シリーズ(G20)の中古車価格帯と中古車平均価格を比較すると次のようになる。
| 中古車価格帯 | 中古車平均価格 | 物件掲載台数 | |
| 前期型(2019年~2022年) | 190万円〜600万円 | 310万円 | 約290台 |
| 後期型(2022年~) | 380万円〜820万円 | 490万円 | 約170台 |
2026年9月現在、まだ新車で販売されている3シリーズ(G20)。それゆえ相場はそれなりに高値をキープしており、特に後期型の価格の下限は380万円前後。一方、発売から7年以上が経過したことで前期型は買いやすくなっており、特に初期モデルであれば100万円台後半の予算から入手可能だ。中古車平均価格を引き上げているのはM340iのような高性能なグレードなので、一般的な「320i」系ならば手頃な予算で購入できる。掲載台数は前期型のほうが豊富なので、いま探すなら2019年〜2022年モデルから探すとよいだろう。
