中古車購入ガイド
更新日:2022.07.15 / 掲載日:2021.08.02
子育てに便利な車選び

どの車にしようか迷ってしまう子育て向きの車選び
子育てに便利な車はどんな車でしょうか。
いろいろ情報を調べている方もいらっしゃると思います。
しかし、いろんな車について調べれば調べるほど欲しい機能は増えていくし、金額も予算をオーバーしてしまって振り出しに戻る…そんなこともあるのではないでしょうか。
ここでは子育てに便利なおすすめの車をご紹介。
用途に分けた分かりやすい解説で、あなたへのとっておきの一台を提案します。
子育てに便利な車で押さえておきたいポイント
子育てに便利な車のポイント以下ではないでしょうか。
・安全装備は充実しているか
・運転が苦手な人でも運転しやすいか
・友達家族とドライブが可能か
・ファミリーカーが苦手な方でも乗りやすい高級感があるか
・家族でアウトドアを楽しめるか
・ボディーサイズはなるべく小さく、でも人数がたくさん乗れる車か
・運転性能、価格、荷室の広さのバランスのとれた車か
・子供にも安全で便利か
以上のポイントに絞ってみました。
全てを満たすのは難しいので、あなたが考える理想の車を一緒に考えていきましょう。
子育てにおすすめな車
先程のポイントを踏まえ、子育てに便利なおすすめの車を見ていきましょう。
ポイントを全て兼ね備える車はなかなかありませんが、特徴別に分けてみていくとより分かりやすいと思います。
子どもにも便利で安全。子育てパパママも安心
子育て中の車には、元気いっぱいのお子さんが乗ることも多いはずです。
勢いよく乗り降りしたり、車内で思いきりはしゃいだり。
そんなお子さんの動きを優しく受けとめてくれる、子育てパパママも安心な車をご紹介します。
タント(DAIHATSU)
子どもにも便利で優しく、子育て中のパパママも安心な車がタントです。
この車の子育てに嬉しい機能が
・軽自動車トップクラスの室内空間の広さ
・子どもの「ドアパンチ」も防げる便利なスライドドア
・「ミラクルオープンドア」で大きな開口部を確保している
です。
詳しく解説していきます。
・軽自動車トップクラスの室内空間の広さ
タントは、室内長2180mm、室内高1370mmの軽自動車トップクラスの広さを確保。乗車スペースがしっかりと確保できているので、大人も子供もお互いにストレスなく、送り迎えやドライブを楽しめますね。
・子どもの「ドアパンチ」も防げる便利なスライドドア
目的地に到着すると子どもは真っ先に降りようとします。
注意しようとした時にはもう遅い、開いたドアが他の方の車に当たってしまった、などなど。ドアパンチに関するトラブルはたくさんあります。
また、チャイルドロックをかけていて大人がドアを開けた場合でも隣の車との距離が近いと降りづらいですよね。
タントなら後席のドアは両側スライドドアなので狭い駐車場でもしっかり開口部を確保することができます。
・「ミラクルオープンドア」で大きな開口部を確保している
タントの使い勝手をよくしている特徴が「ミラクルオープンドア」。
助手席側前後のドアにピラーを内蔵することによって生まれた大開口のドアの開口部は1490mm。
この大開口により、雨が降っている時に子どもが傘をさしたまま車に乗ることができたり、ベビーカーも折りたたまずに積みこめたり、大きな荷物も楽々積み込むことができます。
友達家族と一緒にお出かけしたい
家族だけでのドライブもいいですが、仲良くなったママ友、パパ友。仲良しの子ども同士で、いろんなところに出かけたい! そんな願いを叶えてくれる車をご紹介します。
ノア(TOYOTA)
友達家族とのお出かけにおすすめの車はノアです。
この車の特徴は
・子どもの成長、兄弟ができても車を買い替える必要が少ない
・中性的な印象で夫婦どちらが運転するスタイルにもあう
・全グレードに先進安全機能パッケージ「Toyota Safety Sense」装備で安全性能も安心
です。
詳しく解説していきます。
・子どもの成長、兄弟が出来ても車を買い替える必要が少ない
友達家族とドライブとなると、軽自動車や小型車では人数的に無理だったり、ギリギリ乗れても荷物が積めないなどの問題があるかもしれません。
しかしノアであればそんな心配はほぼありません。
もちろんノアよりも大きい車はありますが、これ以上大きくなると運転の難易度も上がります。
ノアは運転のしやすさと、居住空間の広さのバランスがとれた車です。
7~8人乗りで居住空間が広いので、子どもが増えた場合や子どもが成長し部活などの荷物が多くなっても、子どもの成長に合わせて車を買い替える必要もほとんどありません。
・中性的な印象で夫婦どちらが運転するスタイルにもあう
現在販売されている「ミニバン」といわれる車は、男性向けのカッコよくてごつい見た目のものもあれば、女性を意識した可愛いデザインのミニバンもあります。ノアは中性的なデザインなので、お父さん、お母さんどちらが運転しても違和感をあまり感じません。
夫婦どちらも運転する家族のファミリーカーにはちょうど良いのではないでしょうか?
・全グレードに先進安全機能パッケージ「Toyota Safety Sense」装備で安全性能も安心
ノアは白線や対向車のランプまで検知できる単眼カメラと、昼夜の影響を受けにくく近距離を高精度で検知できるレーザーレーダーを組み合わせた検知システムを使用する先進安全機能パッケージ「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準装備されています。
Toyota Safety Senseのパッケージ内容は
1.プリクラッシュセーフティー(昼間歩行者検知機能付)
2.レーンディパーチャーアラート
3.先行車発進告知機能
4.オートマチックハイビーム
以上の4つの機能がノアの全グレードに標準装備されています。
居住空間の広さに加えて安全装備もしっかりとしているので友達を乗せても安全で快適にお出かけができますね。
ファミリーカーのような見た目が嫌で高級感のある見た目の車に乗りたい
子育てに便利な車が欲しいけど、ザ・ファミリーカーの見た目の車は嫌だ。高級感のある車に乗りたい。そんな方にもおすすめの車があります。
オデッセイ(HONDA)
オデッセイはファミリーカーとして人気の車ですが、人気の理由は大きく3つあります。
・走行中の安定性が高い
・ファミリーカーに見えないスポーティーなデザイン
・小さな子どもやご年配の方でも乗り降りしやすい乗降性の良さ
です。
・走行中の安定性が高い
一般的にファミリーカーやミニバンは車高が高めです。
これは車体が四角いほど室内の空間を無駄なく使用できるため効率的なデザインではあるのですが、デメリットとしてカーブや高速走行時に車体が左右に振られやすいです。
重心が高く、風を受けやすい形なので仕方ないのですが、気になる方も多いのではないでしょうか?
オデッセイは車高が低いので、重心も低くしっかりしています。必然的に風の影響や左右の振れも少なくなるため、走行中の安定性が高くなります。
また横揺れが少ないので車酔いしやすい方にもおすすめの車です。
・ファミリーカーに見えないスポーティーなデザイン
オデッセイはミニバン、ファミリーカーに多いBOX型のデザインではなく、スポーティーなデザインになっています。
また派手な見た目ではなく、品がありシャープなデザインなので、性別、年齢を問わず愛されるデザインです。
一見してファミリーカーと分かるようなデザインが嫌な人はオデッセイの見た目に惚れてしまうはずです。
・小さな子どもやご年配の方でも乗り降りしやすい乗降性の良さ
オデッセイは他のミニバンと比べても車高が低いです。
通常、車高が低ければ室内の高さも低いですが、オデッセイは室内空間を広くするために天井を高くすると同時に床面も低くしています。
床面が低いということはステップの高さも低くできるので、小さい子どもや高齢者の方もストレスなく乗り降りできます。
ファミリーカーとしての機能はしっかりありつつ、スポーティーな見た目と走りを実現できるオデッセイは、子育てをしながら車を楽しみたい方におすすめです。
家族でアウトドアを楽しみたい
もともと夫婦の趣味だったスキーや釣り、キャンプなどのアウトドア。子育て中でも楽しみたいですよね。子どもにもアウトドア体験をさせてあげることは、子どもの選択肢を広げる素敵な経験です。そんなサポートをしてくれる車がこちらです。
CX-8(MAZDA)
アウトドアにオススメな車はCX-8です。
マツダにはCX-◯と名前のつく車が多数存在しますが、CX-8はMAZDAのSUV車の中で最もボディーサイズの大きい車種になっています。
そんなCX-8の特徴は
・SUVでは珍しい3列目シートが有る
・SUVならではの走破性をもちながらミニバンのような使い勝手の良さ
・子どもが小さいなら、車中泊も可能! アウトドアに最適!
です。
順番に解説します。
・SUVでは珍しい3列目シートが有る
CX-8はSUVでは珍しい3列目シートがあるSUVです。
乗車定員は6~7人なので、子どもが多い家族や、友達家族とのアウトドアにも適しています。
・SUVならではの走破性をもちながらミニバンのような使い勝手の良さ
CX-8はSUVだけあって車高が高く、AWD車でなくても一般的なミニバンよりも高い走破性をもっています。
この走破性の良さに加え、3列目シートを搭載することで、ミニバンのような使い勝手のよさも実現しています。
3列目シートを畳めばラゲッジスペースは十分確保できるので、家族でのキャンプやウィンタースポーツにも適しています。
・子どもが小さいなら車中泊も可能! アウトドアに最適!
SUVでありながら、バンのような広い空間が確保され、自由度の高いシートアレンジのできるCX-8。
3列目シートと2列目シートを倒すことでフルフラットになり、快適な車中泊を楽しむことができます。
子どもが小さいうちのキャンプに不安を感じる方も多いと思いますが、子どもがテントに慣れるまでCX-8で車中泊を楽しむのも一つの手だと思います。
子育てで自分の趣味をあきらめているパパママの強い味方になってくれるのではないでしょうか。
ボディーサイズはなるべく小さく、でも人数がたくさん乗れる車
ボディーサイズが小さければ取り回しがしやすくなります。日本には狭い道、広い道、いろいろな道幅の道路がありますので、取り回しの良さと乗車可能人数のバランスは重要です。そのバランスがいい車を紹介しましょう。
シエンタ(TOYOTA)
ボディーサイズがなるべく小さく、人数も多く乗れるおすすめの車はシエンタです。
そんなシエンタの特徴は
・普段使いに最適なサイズ感
・小さくても人数が乗れる
です。
詳しく解説します。
・普段使いに最適なサイズ感
シエンタはコンパクトボディで普段使いに最適なサイズ感です。
平日の子どもの送迎や、普段の買い物などにミニバンサイズの車を運転するのがおっくうになる方もいるのではないでしょうか?
でも、軽自動車では休日に使う時に狭くて不便。シエンタなら最小回転半径が5.2mのため細い道でも通ることができ、駐車もしやすく最適なサイズ感です。・小さくても人数が乗れるシエンタは、前述の通りコンパクトなボディーで細い道でも運転がしやすいです。それに加え3列目シートを搭載し、6~7人の乗車定員を確保しています。このコンパクトサイズで3列目シートを搭載している車種自体珍しいので、貴重な存在と言えるでしょう。狭い道でもスイスイ進めてたくさんの人が乗れるシエンタはおすすめです。
運転性能、価格、荷室の広さのバランスのとれた車
運転のしやすさ、価格、荷室の広さ。全部を完璧にするのはかなり難しいでしょう。しかし、全部のバランスをうまくまとめた車は存在します。おすすめの車はこちらです。
ルーミー(TOYOTA)
運転のしやすさ、価格、荷室の広さのバランスのとれた車はルーミーです。
そんなルーミーの特徴は
・軽自動車並みの取り回しのしやすさ
・車体のわりに大きい荷室
・ちょうどいい価格帯
です。
詳しく解説していきます。
・軽自動車並みの取り回しのしやすさ
軽自動車の良さの一つに取り回しの良さがあります。
ルーミーは軽自動車並みの取り回しの良さがありながら、乗車定員5人を実現しています。
・車体のわりに大きい荷室
車体の大きなミニバンならその分荷室も広くなるのは当たり前ですが、ルーミーはコンパクトなボディでありながら、十分な荷室容量を確保しています。2列目シートを一番後ろにした場合、横103cm、縦55cmの荷室を確保しています。日常の買い物程度は十分対応できるでしょう。リアシートを一番前にスライドさせた場合横は変わらず103cm、縦は79cmあります。もちろん2列目の足元のスペースは狭くなってしまいますが、子どもが小さい時ほど荷物が多くなる傾向があるので、ルーミーのシートアレンジを使いこなすことで充実したカーライフを送ることができそうです。
・ちょうどいい価格帯
最近の車は予防安全性能の向上や、搭載装備の向上に伴って高価格化が進んでいます。ルーミーは税込1,556,500円~と軽自動車と比較してもあまり変わらないくらいの価格で購入できるので、子育てで他の出費がかさんでしまう時期にありがたい一台です。
子育て中もスマートに車を楽しみたい
小さななお子さんがいてもファミリー感を出したくない。ドライビングやデザインにもこだりたい。そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?もちろん、大切な家族を乗せる車として大前提となるのが安全性ですよね。そんな欲張りな方のためのおすすめの車を紹介します。
クラウン(TOYOTA)
走りの良さと安全性の高い車としておすすめなのはクラウンです。
この車は、独立行政法人自動車事故対策機構、通称NASVA(ナスバ)の定める基準に基づき
・万が一の事故の時の乗員保護性能、歩行者保護性能及びシートベルトの着用警報装置などの「衝突安全性能評価」
・事故を未然に防ぐ、軽減する運転支援システムの評価を行う「予防安全性能評価」
この両方の評価を元に安全性能が優れている車として認められています。
この高い安全評価を得ている理由に
・TNGAを採用していること
・全グレードに「Toyota Safety Sense」を搭載していること
があげられます。
詳しくみていきましょう。
・TNGAを採用していること
TNGAとは「Toyota New Global Architecture」の略で、車を骨格から変えて、基本性能と商品力を大幅に向上させるものです。
これによりボディーの剛性が向上し、衝突安全性能評価において優秀であるとの評価を得ています。
・全グレードに「Toyota Safety Sense」を搭載していること
クラウンは第2世代型となる予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車で標準装備としています。
新しいToyota Safety Senseでは、カメラとレーダーの性能向上によって検知対象を拡大。
「PCS(プリクラッシュセーフティー)」では、車両に加え昼間・夜間を問わず歩行者、昼間に自転車を検知し自動ブレーキが作動するようになりました。
※約10km/h~80km/hの走行中に自動ブレーキが作動
また前方の車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動中に、同一車線内の中央を走行するようにステアリング操作をアシストする「LTA(レーントレーシングアシスト)」も新採用されています。
安全装備は子育てに限らず車を選択する上ではずしたくないものですよね。
まとめ
子育てにおすすめな車で、何を一番重視するかに注目してご紹介してきました。
ここまでの情報をまとめると以下のようになります。
1.乗っている家族の安全を最優先にしたいならクラウン
2.子供にも便利で安全。子育てパパママにも安心な車はタント
3.友達家族と一緒にお出かけしたいならノア
4.ファミリーカーのような見た目が嫌で、高級感のある車に乗りたいならオデッセイ
5.家族でアウトドアを楽しみたいならCX-8
6.ボディーサイズはなるべく小さく、でも人数がたくさん乗れる車はシエンタ
7.運転性能、価格、荷室の広さのバランスのとれた車はルーミー
何を一番重視するかは人それぞれで、正解はありません。
この記事がきっかけで、子育てに便利な車がみつかりましたら幸いです。
可愛いお子さまとの、素敵なカーライフをお過ごしください。