中古車購入チェックポイント
更新日:2022.07.26 / 掲載日:2022.07.26
中古車の保証はいらない?保証の必要性について理解しよう
中古車は新車と比較してある程度走り込まれています。そのため、車のコンディションについて気になるという方も多いかもしれません。
中古車販売店の中には、独自の保証を設けているところもあります。この中古車の保証について、ここでは詳しく見ていきます。
販売店によって保証内容はまちまちです。どのような保証内容であれば安心か、注意すべき保証とは何か、中古車購入前に理解しておきましょう。

中古車の保証にはいくつかのパターンが考えられます。販売店で独自に設けているケースもありますし、比較的新しい中古車の場合は新車につけられていた保証期間がまだ残っていることもあります。
ここからは、中古車の保証は必要かも含めて、基本的なことについて解説していきます。
新車の保証期間はメーカーによってさまざまです。新車登録してから5年以内、走行距離10万km以内といった条件がつけられています。この条件を満たしているのであれば、中古車であっても新車保証は適用されます。
ただし、新車時につけられていた保証を適用するためには、「保証継承」の手続きが必要です。
保証継承は2つのステップを踏まないといけません。まずは名義変更です。購入する車の名義が新しい購入者の名前になっていないと、保証の継承ができません。次にディーラーで12カ月点検と同様の点検を受けることです。この2つの手続きを経て、継承に関わる手数料を支払えば新車保証は引き継げます。
保証に関する条件を満たした上で購入した中古車に何らかの不具合が生じた場合には保証が適用されます。
保証は販売店独自のものです。そのため、具体的な保証内容は、お店によってまちまちです。保証期間や保証内容、保証の範囲もお店によって変わってきます。場合によっては、同じお店でも車両によって条件が変わってくることも考えられます。
中古車を購入する際は、保証がついてくるのか、どのような内容なのかを確認しておくといいでしょう。
中古車は、すでにある程度走り込まれているので、新車と比較して部品の摩耗や劣化が進んでいます。そのため、どの中古車でも故障リスクは高くなります。
見た目は問題なくても、内部で劣化が進んでいるかもしれません。購入してしばらく運転していると、何らかのトラブルに見舞われる可能性もあります。購入直後に不具合が起きたという事例も少なからず見られます。
いざというときのために、保証がついている中古車を購入したほうが安心です。

中古車は保証つきのものを購入するのがおすすめです。ただし、前述しましたが保証内容はお店によってまちまちです。
そこで、ここからは中古車を購入する時に保証のどこをチェックすればいいのかについて見ていきます。
保証期間や保証範囲などの条件を確認して、購入するかどうか検討しましょう。
保証期間は、少なくても納車後6カ月間はあればいいとされています。できれば1年くらい保証がついていると安心です。
中には走行距離で保証を決めている販売店もあります。走行距離を条件としている保証なら、納車後1万kmまでは保証がついているものが好ましいでしょう。
一般的な傾向として、走行距離が多い車や低年式の車の場合、劣化が進んでいる可能性が高いです。乗り始めてすぐに何らかのトラブルが起こるかもしれないので、保証がついている中古車を購入するのがおすすめです。
延長保証は有料となるため、一定の費用を捻出する必要がありますが、より長期間保証が受けることが可能です。
販売店によってもつけているところとつけていないところがあります。さらに、同じ販売店でも保証内容や車両によって、延長保証がつけられるかどうか変わってくる場合もあるため、注意が必要です。
より長い期間保証が受けられると、運転している時でも安心できます。中古車を購入する際には、延長保証をつけられるかどうか確認しておきましょう。
まず、保証範囲は標準的なものだと、消耗品、オイル、内外装飾品以外としていることが多いです。少なくともエンジンやミッション、ブレーキ系統の基幹系部分の保証が設けられているかは確認してください。いずれも車を走行させるために欠かせないもので、トラブルが起きると重大な事態に至る可能性があります。
また、保証内容についても確認しておいたほうがいいでしょう。販売店によっては交換部品は無料になるが、工賃は別途発生するといった内容のものもあります。
さらに、自損事故による破損の修理は保証の対象外になる場合もありますので、購入する前にしっかりと内容を確認しておくことが大切です。
まずはエンジンです。エンジンが故障すれば自走できませんし、交換するとなると50万円程の費用がかかります。
またオートマ車の場合、ミッションも保証に含まれているかどうか確認しましょう。車種によっては修理費として60万円程かかる場合があります。
このように、修理に何十万円もかかるような箇所、走行性能に影響するような箇所は、保証の対象になっているかどうか確認しておきましょう。

中古車販売店によっては保証はついているものの、実質あまり役に立たない場合もあるかもしれません。
以下で紹介する保証内容であれば、その中古車は購入しないほうが賢明です。保証期間が短かったり、商談時に詳しい説明がなかったり、資料すらない場合には注意しましょう。
中には「保証がついているだけでもマシだろう」と思う方もいるかもしれません。しかし、極端に短い保証しかつけていない業者は、まともな保証をする気がないとも考えられます。
たとえ条件を満たしていても、保証で修理をお願いしたら、いろいろと理由をつけて保証を拒否される可能性もあります。まともな保証をつけない業者は悪徳業者かもしれないので注意しましょう。
もしここで紹介したような極端に保証期間が短い場合には、なぜそうなのか担当者に質問してみてください。納得できる回答がなければ、購入を控えたほうが後々のトラブルを避けられるでしょう。
ところが、販売店によっては「保証つき」と謳っているものの、具体的な箇所が明記されていない場合があります。
エンジンやトランスミッションといった大まかな項目しか書かれていない、「詳細な項目については当社規定による」としているケースが時折見られるようです。すると、いざ修理しようと思っても、保証の対象外と言われるかもしれません。
どこからどこまでが保証対象なのか、きちんと明記していないところでは、中古車を購入しないほうが安全でしょう。
近年の傾向として、保証つきの中古車が当たり前になりつつあります。そのため、チラシや店頭ののぼりなどで「保証つき」と宣伝する店舗も増えています。
しかし、広告や店頭で「保証つき」と記載されていても、実は保証つきの中古車を取り扱っていなかったということもあるようです。また、保証をつけているのは高年式の車など、ごく一部だけだったというケースも見られます。
「保証つき」という言葉に惑わされるのではなく、具体的な内容についても確認しましょう。
新車のメーカー保証と比較して、中古車保証は条件などが複雑な場合も少なくありません。そのため、保証内容を理解するためには、業者側もそれなりの時間を割いて説明する必要があります。この説明がおろそかだと、いざ保証を使おうと思ったら使えなかったなどのトラブルが起こるためです。
しかし、販売店の中には、この保証に関する説明が全くない場合も見られます。商談で保証の説明がない、質問しても満足できる回答がない場合には、そのお店での購入は控えたほうが安心です。

中古車を購入する際は、保証をつけてくれるお店を選ぶことが大事です。保証内容に関しても、それなりに充実しているところで買い求めることをおすすめします。
いざというときに保証が使えるので安心というのももちろんありますが、それだけ品質に絶対の自信を持っているということでもあります。そのため、安心して運転できるでしょう。
また、低年式や過走行距離といった理由で格安価格で販売している中古車にも保証をつけている販売店も見られます。
こういった保証をつけられるのは、販売している中古車の品質に絶対の自信を持っているからです。
逆に保証がついていなかったり、保証期間が極端に短かったりするなら、販売店がその車両に自信を持っていない証拠と言えます。
中古車にしっかりした保証をつけている販売店は、それだけきちんとしたメンテナンスを行っている証明と言えます。細部にわたって点検し、必要な整備をしているから自信を持って保証をつけられるのです。
保証つきの中古車の場合、点検整備記録簿も購入時に渡されるでしょう。点検整備記録簿は車のカルテのようなもので、いつどこを整備したかが記録されています。
そのため、点検整備記録簿を出し渋るような販売店で中古車を購入するのは避けたほうが賢明です。
万が一故障したとしても、保証を使って必要な整備を無償で行ってくれます。そのため、日頃から安心して運転できるでしょう。
手厚く保証している中古車であれば、ちょっとした不具合や異変でも販売店に気軽に相談できます。
「エンジンで異音が発生している」「車を運転している時にガタつきを感じる」といった時に、すぐ相談できるのは安心です。
一方、保証がない、保証が不十分の場合、多少の不具合であれば修理費用がかかるので、そのままにしてしまうかもしれません。その結果、早期対応ができずによりトラブルが深刻化する恐れもあります。

店頭で販売されている中古車の中には、保証のついていないものもあります。保証がついていない中古車にはいくつか理由があります。
ここからは、その理由について主なものをいくつか紹介します。保証なしの中古車を購入する前に、以下の情報を確認してみてください。
年式が古かったり、走行距離が多かったりする車は、それなりに劣化や摩耗の進んでいる可能性があります。つまり、いろいろな不具合の発生するリスクが高く、お店としても保証をつけられないというわけです。
販売店によって細かいところは変わってきますが、一般的に走行距離が8~10万kmを超えてくると保証の対象外になります。年式で言うと10年落ち以上の古い車は保証がつかないかもしれません。
低年式車や過走行距離の中古車は中古車販売店だけでなく、ディーラーでも保証をつけない場合が多いです。
車に保証をつけると万が一不具合が起きた場合の修理費用も考慮しないといけないため、その分の費用を上乗せする必要があります。
保証なしの車の場合、もしかすると値引き交渉ができるかもしれません。お店としてみれば、保証のリスクなしで車を売却できる可能性があるため、多少値引きしても車を売りたいという思惑があります。店頭価格よりも何万、場合によっては10万円を超える値引きをしてもらえる可能性があります。
故障リスクの高い車に保証をつけると、実際に不具合が発生した場合に、修理費用が発生します。すると、業者側が損失を被るかもしれません。そこで、保証をつけずに格安価格で販売するのです。
もし欲しいと思った車に保証がついていなければ、なぜついていないのか質問してみましょう。具体的な説明なしで「保証はつけられません」の一点張りだった場合には注意が必要です。何か重要なトラブルが発生しているけれども、それを隠そうとしている可能性があります。
保証がつかない理由に納得のいかない中古車は、購入しないほうがいいでしょう。
中古車販売店の中には、独自の保証を設けているところもあります。この中古車の保証について、ここでは詳しく見ていきます。
販売店によって保証内容はまちまちです。どのような保証内容であれば安心か、注意すべき保証とは何か、中古車購入前に理解しておきましょう。
中古車保証の基本

ここからは、中古車の保証は必要かも含めて、基本的なことについて解説していきます。
新車の保証が継続している場合がある
中古車の中には、新車の保証がまだ継続している車両もあります。新車の保証期間はメーカーによってさまざまです。新車登録してから5年以内、走行距離10万km以内といった条件がつけられています。この条件を満たしているのであれば、中古車であっても新車保証は適用されます。
ただし、新車時につけられていた保証を適用するためには、「保証継承」の手続きが必要です。
保証継承は2つのステップを踏まないといけません。まずは名義変更です。購入する車の名義が新しい購入者の名前になっていないと、保証の継承ができません。次にディーラーで12カ月点検と同様の点検を受けることです。この2つの手続きを経て、継承に関わる手数料を支払えば新車保証は引き継げます。
中古車販売店の独自保証
新車保証が切れている中古車でも、販売店で独自の保証を設けている場合があります。保証に関する条件を満たした上で購入した中古車に何らかの不具合が生じた場合には保証が適用されます。
保証は販売店独自のものです。そのため、具体的な保証内容は、お店によってまちまちです。保証期間や保証内容、保証の範囲もお店によって変わってきます。場合によっては、同じお店でも車両によって条件が変わってくることも考えられます。
中古車を購入する際は、保証がついてくるのか、どのような内容なのかを確認しておくといいでしょう。
中古車に保証はいらない?
全ての中古車に保証がついているとは限りません。保証なしの中古車も数多く販売されていますが、できれば保証つきの中古車を購入するのがおすすめです。中古車は、すでにある程度走り込まれているので、新車と比較して部品の摩耗や劣化が進んでいます。そのため、どの中古車でも故障リスクは高くなります。
見た目は問題なくても、内部で劣化が進んでいるかもしれません。購入してしばらく運転していると、何らかのトラブルに見舞われる可能性もあります。購入直後に不具合が起きたという事例も少なからず見られます。
いざというときのために、保証がついている中古車を購入したほうが安心です。
中古車保証のチェックポイント

そこで、ここからは中古車を購入する時に保証のどこをチェックすればいいのかについて見ていきます。
保証期間や保証範囲などの条件を確認して、購入するかどうか検討しましょう。
保証期間
保証がついていても期間が短ければ、車に不具合が起きても保証が受けられない可能性が出てきます。初期不良でも、保証がつかないと高い修理費がかかってしまうかもしれません。保証期間は、少なくても納車後6カ月間はあればいいとされています。できれば1年くらい保証がついていると安心です。
中には走行距離で保証を決めている販売店もあります。走行距離を条件としている保証なら、納車後1万kmまでは保証がついているものが好ましいでしょう。
一般的な傾向として、走行距離が多い車や低年式の車の場合、劣化が進んでいる可能性が高いです。乗り始めてすぐに何らかのトラブルが起こるかもしれないので、保証がついている中古車を購入するのがおすすめです。
延長の有無
中古車の保証は、一定の期間が過ぎれば切れてしまいます。しかし、販売店の中には保証を延長できるシステムを導入しているところもあります。延長保証は有料となるため、一定の費用を捻出する必要がありますが、より長期間保証が受けることが可能です。
販売店によってもつけているところとつけていないところがあります。さらに、同じ販売店でも保証内容や車両によって、延長保証がつけられるかどうか変わってくる場合もあるため、注意が必要です。
より長い期間保証が受けられると、運転している時でも安心できます。中古車を購入する際には、延長保証をつけられるかどうか確認しておきましょう。
保証範囲
中古車を購入する際は、保証範囲や内容についても確認しておきましょう。まず、保証範囲は標準的なものだと、消耗品、オイル、内外装飾品以外としていることが多いです。少なくともエンジンやミッション、ブレーキ系統の基幹系部分の保証が設けられているかは確認してください。いずれも車を走行させるために欠かせないもので、トラブルが起きると重大な事態に至る可能性があります。
また、保証内容についても確認しておいたほうがいいでしょう。販売店によっては交換部品は無料になるが、工賃は別途発生するといった内容のものもあります。
さらに、自損事故による破損の修理は保証の対象外になる場合もありますので、購入する前にしっかりと内容を確認しておくことが大切です。
故障しやすい箇所が保証されているか?
中古車の保証範囲を確認する際、故障リスクの高い箇所をカバーできているかどうか確認することも大事です。故障リスクが高い上に保証がないと、かなりの費用がかかってしまいます。まずはエンジンです。エンジンが故障すれば自走できませんし、交換するとなると50万円程の費用がかかります。
またオートマ車の場合、ミッションも保証に含まれているかどうか確認しましょう。車種によっては修理費として60万円程かかる場合があります。
このように、修理に何十万円もかかるような箇所、走行性能に影響するような箇所は、保証の対象になっているかどうか確認しておきましょう。
注意が必要な中古車保証の内容について

以下で紹介する保証内容であれば、その中古車は購入しないほうが賢明です。保証期間が短かったり、商談時に詳しい説明がなかったり、資料すらない場合には注意しましょう。
保証期間が極端に短い
保証はついているけれども、極端にその期間が短ければ注意が必要です。特に保証期間が1カ月だけだったり、走行距離1,000km以内だったりする場合には、実質保証なしと考えたほうがいいでしょう。中には「保証がついているだけでもマシだろう」と思う方もいるかもしれません。しかし、極端に短い保証しかつけていない業者は、まともな保証をする気がないとも考えられます。
たとえ条件を満たしていても、保証で修理をお願いしたら、いろいろと理由をつけて保証を拒否される可能性もあります。まともな保証をつけない業者は悪徳業者かもしれないので注意しましょう。
もしここで紹介したような極端に保証期間が短い場合には、なぜそうなのか担当者に質問してみてください。納得できる回答がなければ、購入を控えたほうが後々のトラブルを避けられるでしょう。
保証箇所が書かれていない
中古車の保証といっても、全てのパーツが保証の対象になるとは限りません。車は軽自動車でも2万点以上の部品によって構成されています。そのため、保証内容について具体的にどこが対象か、箇所が明記されているものです。ところが、販売店によっては「保証つき」と謳っているものの、具体的な箇所が明記されていない場合があります。
エンジンやトランスミッションといった大まかな項目しか書かれていない、「詳細な項目については当社規定による」としているケースが時折見られるようです。すると、いざ修理しようと思っても、保証の対象外と言われるかもしれません。
どこからどこまでが保証対象なのか、きちんと明記していないところでは、中古車を購入しないほうが安全でしょう。
資料がない
通常、中古車に保証をつけているお店では、リーフレットなど具体的な保証内容について記載されている資料を用意しています。このような資料が全くないお店では、中古車を購入するのは控えたほうがいいでしょう。近年の傾向として、保証つきの中古車が当たり前になりつつあります。そのため、チラシや店頭ののぼりなどで「保証つき」と宣伝する店舗も増えています。
しかし、広告や店頭で「保証つき」と記載されていても、実は保証つきの中古車を取り扱っていなかったということもあるようです。また、保証をつけているのは高年式の車など、ごく一部だけだったというケースも見られます。
「保証つき」という言葉に惑わされるのではなく、具体的な内容についても確認しましょう。
商談時に説明がない
もし保証つきの中古車を購入するのであれば、商談の段階で保証に関する具体的な説明がされるでしょう。新車のメーカー保証と比較して、中古車保証は条件などが複雑な場合も少なくありません。そのため、保証内容を理解するためには、業者側もそれなりの時間を割いて説明する必要があります。この説明がおろそかだと、いざ保証を使おうと思ったら使えなかったなどのトラブルが起こるためです。
しかし、販売店の中には、この保証に関する説明が全くない場合も見られます。商談で保証の説明がない、質問しても満足できる回答がない場合には、そのお店での購入は控えたほうが安心です。
中古車保証をつけている販売店で購入するのがおすすめな理由

いざというときに保証が使えるので安心というのももちろんありますが、それだけ品質に絶対の自信を持っているということでもあります。そのため、安心して運転できるでしょう。
品質に自信を持っている
中古車販売店の中には、「1年間・走行距離無制限」といった手厚い保証をつけているところもあります。また、低年式や過走行距離といった理由で格安価格で販売している中古車にも保証をつけている販売店も見られます。
こういった保証をつけられるのは、販売している中古車の品質に絶対の自信を持っているからです。
逆に保証がついていなかったり、保証期間が極端に短かったりするなら、販売店がその車両に自信を持っていない証拠と言えます。
メンテナンスが行き届いている
中古車は車のコンディションなど、どれ一つとして全く同じ車はありません。車両の状態がどうかなっているかは、購入する上で重要なポイントです。中古車にしっかりした保証をつけている販売店は、それだけきちんとしたメンテナンスを行っている証明と言えます。細部にわたって点検し、必要な整備をしているから自信を持って保証をつけられるのです。
保証つきの中古車の場合、点検整備記録簿も購入時に渡されるでしょう。点検整備記録簿は車のカルテのようなもので、いつどこを整備したかが記録されています。
そのため、点検整備記録簿を出し渋るような販売店で中古車を購入するのは避けたほうが賢明です。
万が一故障しても修理してもらえる
手厚い保証をつけている中古車販売店は、メンテナンスを徹底的に行っているので品質にも自信を持っています。しかし、それでも絶対に故障しないわけではありません。万が一故障したとしても、保証を使って必要な整備を無償で行ってくれます。そのため、日頃から安心して運転できるでしょう。
手厚く保証している中古車であれば、ちょっとした不具合や異変でも販売店に気軽に相談できます。
「エンジンで異音が発生している」「車を運転している時にガタつきを感じる」といった時に、すぐ相談できるのは安心です。
一方、保証がない、保証が不十分の場合、多少の不具合であれば修理費用がかかるので、そのままにしてしまうかもしれません。その結果、早期対応ができずによりトラブルが深刻化する恐れもあります。
保証なしの中古車には理由がある

ここからは、その理由について主なものをいくつか紹介します。保証なしの中古車を購入する前に、以下の情報を確認してみてください。
古い中古車だから
保証なしの中古車を見てみると、低年式、または走行距離が多い車であることが多いです。年式が古かったり、走行距離が多かったりする車は、それなりに劣化や摩耗の進んでいる可能性があります。つまり、いろいろな不具合の発生するリスクが高く、お店としても保証をつけられないというわけです。
販売店によって細かいところは変わってきますが、一般的に走行距離が8~10万kmを超えてくると保証の対象外になります。年式で言うと10年落ち以上の古い車は保証がつかないかもしれません。
低年式車や過走行距離の中古車は中古車販売店だけでなく、ディーラーでも保証をつけない場合が多いです。
とにかく安く売りたいから
保証なしの中古車を見てみると、激安価格で販売されている場合が多いです。車を買う側の立場からすれば、激安価格で販売されている中古車があれば目が行くでしょう。少しでも価格を安くして、お客さんの興味を引くために保証なしにしている場合もあります。車に保証をつけると万が一不具合が起きた場合の修理費用も考慮しないといけないため、その分の費用を上乗せする必要があります。
保証なしの車の場合、もしかすると値引き交渉ができるかもしれません。お店としてみれば、保証のリスクなしで車を売却できる可能性があるため、多少値引きしても車を売りたいという思惑があります。店頭価格よりも何万、場合によっては10万円を超える値引きをしてもらえる可能性があります。
自信がないから
中古車に保証をつけないのは、対象の車が故障する危険性が高いからという理由もあります。故障リスクの高い車に保証をつけると、実際に不具合が発生した場合に、修理費用が発生します。すると、業者側が損失を被るかもしれません。そこで、保証をつけずに格安価格で販売するのです。
もし欲しいと思った車に保証がついていなければ、なぜついていないのか質問してみましょう。具体的な説明なしで「保証はつけられません」の一点張りだった場合には注意が必要です。何か重要なトラブルが発生しているけれども、それを隠そうとしている可能性があります。
保証がつかない理由に納得のいかない中古車は、購入しないほうがいいでしょう。
まとめ
①中古車保証には、新車保証の継続と中古車販売店の保証がある
②故障リスクはゼロではないので、保証のついている中古車を購入したほうが安心
③保証期間は半年できれば1年以上が好ましい
④保証をつけている販売店で中古車を購入しよう!
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