中古車購入チェックポイント
更新日:2022.08.29 / 掲載日:2022.08.29
中古車を含めた車の増税の時期とは?その金額と要因について徹底解説!
車を所有するなら、できるだけ長く乗りたいと考える方もいるでしょう。乗り換え時期だと思っていても、今の車が気に入っていて手放す気になれないこともあります。
しかし、経年車になってくると、税金面で増税される時期があります。維持費を考えると、負担が大きくなるかもしれません。
この記事では、車の増税の時期や要因、金額面について詳しく解説していきます。車を乗り換える時期を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

数年使用している中古車を購入する場合、車の税金は新規登録から一定年数を超えると増税になるので注意が必要です。その一定年数とは「13年」です。
現在所有している車が新規登録を行ってから13年を経過していると、自動車税が高くなります。毎年自動車税は納めることになるので、5月頃に通知が届いた時に増税されていることを知るケースもあるでしょう。
そのため、中古車を購入する時は、新規登録がいつになっているか知っておく必要があります。安く中古車を購入できたとしても、税金面で高くついてしまうのであれば年間経費が余計にかかることに繋がりますので、その点も考慮しておくと良いでしょう。
国土交通省が定める経過年数については、以下の通りになります。
普通自動車:初度登録年月から12年11ヶ月後に車検証の交付等を受ける場合、13年経過となる
軽自動車:初度登録年から13年経過した年の12月以後に車検証の交付等を受ける場合、13年経過
普通自動車と軽自動車では13年の定義が若干異なりますので、注意が必要です。

ここまでで、13年経過すると車の税金が高くなることを説明してきました。
ここからは、増税される税金の種類について説明していきます。どの程度の割合で増額となるのか理解しておくことで、今後に役立ちます。
自動車税に関しては、環境に優しい車であれば減税対象にもなります。そのため、今回は一般的な乗用車についての金額を明記しましたので、参考にしてください。
普通自動車の自動車税(2019年9月30日以前に登録された車)
軽自動車の軽自動車税
自動車税と同様に、自動車重量税もエコカーなどは減税対象です。そのため、今回は一般的な乗用車についての金額を明記しましたので、参考にしてください。
普通自動車の自動車重量税
軽自動車の自動車重量税

13年以上になると自動車税や自動車重量税が高くなることを説明してきましたが、なぜ税金が高くなるのでしょう?
これは、地球環境の問題が影響しています。
環境に優しく、燃料などの削減ができれば、地球環境への負荷を減らすことができます。そのため、国としても施策を提示しておくことが必要です。
ここからは、税金が高くなる理由について詳しく解説していきます。
この根拠は、一般社団法人自動車検査登録情報協会が調査している、乗用車の使用年数がもとになっています。
令和3年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.87年で、6年連続で増加しています。ちなみに10年前と比べると1.44年の増加です。
車の性能も飛躍的に向上しているため、メンテナンスをしっかり行っていれば13年以上走行することも可能です。
しかし、税金を高くすることによって環境に優しい車への購入促進を行うために、買い替えの目安にする意図も考えられます。
グリーン化税制は、2015年に制定されています。環境に優しい車の税金を下げ、環境への負担が大きい車に対して税金を引き上げる制度です。これによって、税金の減税対象車や税金額について、詳細が決定されました。
以前から車は環境に関する配慮がされていましたが、グリーン化税制の成立に伴って、さらに環境問題の解決の糸口を模索していると言えます。そのため、エコカーの減税対象車の基準がますます厳しくなっており、車の技術的な向上が求められています。
環境を保全していくためには、環境負担のある古い車の税金の引き上げは仕方ない部分もあるでしょう。
税金が高くなれば、年間の維持費も高くなります。そのため、買い替えを検討する方も多いでしょう。
車を買い替えることは、消費を増やして経済活動をより活発化することでもありますが、環境性能が優れている車に乗り換えてもらうことで、環境負担を緩和することも目的の1つです。
近年の環境に配慮した車は、エコカーだけではなくハイブリッド車やアイドリングストップ、燃費効率の向上など、優れた特性のある車が新車に限らず中古車でも販売されています。
実際、燃費性能で考えれば、以前はリッター10km程度が主流でしたが、現在はリッター20km以上走行できる車も数多くあります。維持費の面を考えても、乗り換えするのはお得だと言えるでしょう。

13年経過した車は増税となりますが、その年数が超えていても税金が変わらない車も一部存在します。
税金は決して安い金額ではありませんので、金額が変わらない車を選ぶことも選択肢の1つになるでしょう。
次からは、どんな車であれば古い車であっても増税されないのか、詳しく解説していきます。
バスは公共交通機関として運営されており、電車などと同様、人々を輸送する上で重要な役割を果たしています。そのため、年数に関わらず税金引き上げの対象外となっています。
増税される車は、自然環境の負担が大きくなる車が対象です。そのため、自然環境への負担が少ない状態で走行できる車に関しては、長期間使用していても環境に負担がかかることはないので、税金を固定されたまま利用することができます。
エコカー減税対象車でも対象期間が決まっているので、その期間を超えると税金は高くなりますが、それまでは恩恵を受けることができます。

車の乗り換えをするにあたり、お得になる時期はあるのでしょうか?
車を売却する際の価格は、中古車市場の需要によっても変化していきます。そのため、売却する時期が違うだけで、査定価格が上がる可能性もあります。
ここからは、税金面も加味した上でどの時期がお得か検証していきます。
13年目はちょうど車検の更新時期でもあり、事前に納めることが必要な自動車重量税や自賠責保険、車検を通すための整備や交換部品代もかかることになります。
車検代で考えれば、普通自動車は約10万円、軽自動車は約7万円かかるでしょう。
13年経過していると、経過年数に伴う劣化や消耗も大きくなり、交換部品は多くなる傾向にあります。そのため、税金面だけでなく車検費用も考慮すると、乗り換えを行うことで通常の維持費を抑えることに繋がります。
今後かかる費用を考えながら売却する時期を検討することも大切です。
5年目は、車検の2回目の時期となります。車検2回目以降からは部品交換なども多くなり、費用がかさみます。そのため、車検前に車を乗り換える方も多いです。
また、中古車市場に目を向けると、5年目の車であれば市場価値がある程度高値で推移していることが多く、査定額も高くなる傾向にあります。
車の価値が高いうちに売却すれば、次の車を購入する費用として充てることもできるでしょう。
購入してからの年数があまり経過していない状態で買い替えれば、メリットを感じることが多いと言えます。

車の使用年数は約13年であることはお伝えしてきましたが、その時期を経過した場合、税金面以外にデメリットはあるのでしょうか?
実際、13年以上経過した車を走行することは、性能面の向上により可能ですが、状況によってはデメリットになるケースも考えられます。
ここからは、13年以上車を乗り続けることのデメリットを紹介していきます。
デメリットを知っておけば愛車の乗り換え時期を検討する指針になるので、参考にしてみてください。
新車登録から10年以上経過している車や走行距離が10万kmを超えている過走行車は、中古車市場において需要が低くなる傾向があり、査定額が低くなることが多いです。
買取価格は、JAAIの査定基準によって詳細に決められています。それにもとづいて中古車買取業者も査定額を算出するので、査定額を高く見積もることは厳しい状況になるでしょう。そのため、自分の所有している車のリセールバリューや買取相場は知っておくことが大切です。
しかし、一部のスポーツカーや外車、高級SUVは人気が高く、市場価格が高騰しているケースがあります。特に現在販売していないスポーツカーは、高値で取引きされているのが現状です。
車種によっては古い車であっても人気がありますので、複数の業者に見積もりを出してもらうことが大事です。
年数が経過してくると、ゴム系の部品は劣化していきます。ベルト系の滑りやドライブシャフトブーツの亀裂や破損など、交換する部分は増えていくでしょう。
また、エンジンの部品同士の隙間を埋めるためにガスケットと呼ばれる部品を使用しますが、劣化が進むとオイル漏れの原因になり、エンジン性能が落ちてしまうこともあります。
年数が経ってくると、その分劣化するパーツも多くなってしまうので、車の性能を維持させるためにも注意しておきましょう。
できるだけ今の車に長く乗り続けたいと考えているのであれば、定期的なメンテナンスは必須だと言えます。
消耗品の交換を時期ごとに行うことで、車を長持ちさせることが可能になります。具体的にはオイルやバッテリー、タイヤは一定時期で交換が必要です。
特にオイルは、1年又は5,000kmで交換を続けることでエンジンの性能面を維持させることに繋がり、高年式や走行距離が多くなっていても故障する可能性が低くなります。さらに、ターボエンジンであれば、よりオイル交換の頻度を高めることで、安定した性能を確保することが可能です。
また、車を長期間使用しないと車に負担がかかります。毎日使用している車はエンジンやバッテリーが傷みにくいとされています。そのため、週末のみ使用している車は、外観は綺麗であっても内部に負担がかかっているケースもありますので、気をつけましょう。
高年式の車であれば、維持するためには部品の交換頻度も多くなります。維持費がかかる点も、知っておくことが大切です。
しかし、経年車になってくると、税金面で増税される時期があります。維持費を考えると、負担が大きくなるかもしれません。
この記事では、車の増税の時期や要因、金額面について詳しく解説していきます。車を乗り換える時期を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
車の税金は13年から増税になる

現在所有している車が新規登録を行ってから13年を経過していると、自動車税が高くなります。毎年自動車税は納めることになるので、5月頃に通知が届いた時に増税されていることを知るケースもあるでしょう。
そのため、中古車を購入する時は、新規登録がいつになっているか知っておく必要があります。安く中古車を購入できたとしても、税金面で高くついてしまうのであれば年間経費が余計にかかることに繋がりますので、その点も考慮しておくと良いでしょう。
13年経過の考え方
「13年経過すると増税になる」と説明しましたが、具体的にはいつからなのでしょう?国土交通省が定める経過年数については、以下の通りになります。
普通自動車:初度登録年月から12年11ヶ月後に車検証の交付等を受ける場合、13年経過となる
軽自動車:初度登録年から13年経過した年の12月以後に車検証の交付等を受ける場合、13年経過
普通自動車と軽自動車では13年の定義が若干異なりますので、注意が必要です。
増税される税金の種類は?

ここからは、増税される税金の種類について説明していきます。どの程度の割合で増額となるのか理解しておくことで、今後に役立ちます。
1:自動車税
自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者に課税される税金です。税率は、排気量の大きさによって細かく分類されています。自動車税に関しては、環境に優しい車であれば減税対象にもなります。そのため、今回は一般的な乗用車についての金額を明記しましたので、参考にしてください。
普通自動車の自動車税(2019年9月30日以前に登録された車)
排気量 | 通常の税金 | 13年経過の税金 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 約33,900円 |
1,000cc超~1,500cc以下 | 34,500円 | 約39,600円 |
1,500cc超~2,000cc以下 | 39,500円 | 約45,400円 |
2,000cc超~2,500cc以下 | 45,000円 | 約51,700円 |
2,500cc超~3,000cc以下 | 51,000円 | 約58,600円 |
3,000cc超~3,500cc以下 | 58,000円 | 約66,700円 |
3,500cc超~4,000cc以下 | 66,500円 | 約76,400円 |
4,000cc超~4,500cc以下 | 76,500円 | 約87,900円 |
4,500cc超~6,000cc以下 | 88,000円 | 約101,200円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 約127,600円 |
初度検査年月 | 13年未満 | 13年以上 |
平成27年3月31日以前 | 7,200円 | 12,900円 |
平成27年4月1日以降 | 10,800円 | 12,900円 |
2:自動車重量税
自動車重量税は、車検時に前払いする税金です。税率は車の総重量によって異なります。自動車税と同様に、自動車重量税もエコカーなどは減税対象です。そのため、今回は一般的な乗用車についての金額を明記しましたので、参考にしてください。
普通自動車の自動車重量税
車両重量 | 通常の税金 | 13年経過の税金 | 18年経過の税金 |
0.5t以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
0.5t超~1t | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
1t超~1.5t | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
1.5t超~2t | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
2t超~2.5t | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
2.5t超~3t | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
通常の税金 | 13年経過の税金 | 18年経過の税金 |
6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
税金が高くなる理由とは?

これは、地球環境の問題が影響しています。
環境に優しく、燃料などの削減ができれば、地球環境への負荷を減らすことができます。そのため、国としても施策を提示しておくことが必要です。
ここからは、税金が高くなる理由について詳しく解説していきます。
車の寿命は13年だと考えられている
税金が高くなる理由の1つ目は、車の寿命が13年であると考えられていることです。この根拠は、一般社団法人自動車検査登録情報協会が調査している、乗用車の使用年数がもとになっています。
令和3年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.87年で、6年連続で増加しています。ちなみに10年前と比べると1.44年の増加です。
車の性能も飛躍的に向上しているため、メンテナンスをしっかり行っていれば13年以上走行することも可能です。
しかし、税金を高くすることによって環境に優しい車への購入促進を行うために、買い替えの目安にする意図も考えられます。
グリーン化税制を制定している
税金が高くなる理由の2つ目は、グリーン化税制を制定していることです。グリーン化税制は、2015年に制定されています。環境に優しい車の税金を下げ、環境への負担が大きい車に対して税金を引き上げる制度です。これによって、税金の減税対象車や税金額について、詳細が決定されました。
以前から車は環境に関する配慮がされていましたが、グリーン化税制の成立に伴って、さらに環境問題の解決の糸口を模索していると言えます。そのため、エコカーの減税対象車の基準がますます厳しくなっており、車の技術的な向上が求められています。
環境を保全していくためには、環境負担のある古い車の税金の引き上げは仕方ない部分もあるでしょう。
環境性能が良い車を優遇している
税金が高くなる理由の3つ目は、環境性能が良い車の優遇措置をしていることです。税金が高くなれば、年間の維持費も高くなります。そのため、買い替えを検討する方も多いでしょう。
車を買い替えることは、消費を増やして経済活動をより活発化することでもありますが、環境性能が優れている車に乗り換えてもらうことで、環境負担を緩和することも目的の1つです。
近年の環境に配慮した車は、エコカーだけではなくハイブリッド車やアイドリングストップ、燃費効率の向上など、優れた特性のある車が新車に限らず中古車でも販売されています。
実際、燃費性能で考えれば、以前はリッター10km程度が主流でしたが、現在はリッター20km以上走行できる車も数多くあります。維持費の面を考えても、乗り換えするのはお得だと言えるでしょう。
増税対象にならない車はある?

税金は決して安い金額ではありませんので、金額が変わらない車を選ぶことも選択肢の1つになるでしょう。
次からは、どんな車であれば古い車であっても増税されないのか、詳しく解説していきます。
一般乗り合い用のバス
一般乗り合い用のバスは、増税がない車の1つです。その理由は、バスを利用することによって自動車の利用を削減することに繋がるからです。バスは公共交通機関として運営されており、電車などと同様、人々を輸送する上で重要な役割を果たしています。そのため、年数に関わらず税金引き上げの対象外となっています。
電気や天然ガスで走行する車
電気自動車(ハイブリッド車を含む)や天然ガスで走行する車も、増税対象外になります。環境性能が高く評価されているので、年数が大きく経過していても税金が引き上がることはありません。増税される車は、自然環境の負担が大きくなる車が対象です。そのため、自然環境への負担が少ない状態で走行できる車に関しては、長期間使用していても環境に負担がかかることはないので、税金を固定されたまま利用することができます。
エコカー減税対象車でも対象期間が決まっているので、その期間を超えると税金は高くなりますが、それまでは恩恵を受けることができます。
車の乗り換えがお得になる時期とは?

車を売却する際の価格は、中古車市場の需要によっても変化していきます。そのため、売却する時期が違うだけで、査定価格が上がる可能性もあります。
ここからは、税金面も加味した上でどの時期がお得か検証していきます。
13年目が乗り換えのタイミング
前述した通り、買い替えを検討するのであれば税金が引き上がる13年目で乗り換えるのがおすすめです。13年目はちょうど車検の更新時期でもあり、事前に納めることが必要な自動車重量税や自賠責保険、車検を通すための整備や交換部品代もかかることになります。
車検代で考えれば、普通自動車は約10万円、軽自動車は約7万円かかるでしょう。
13年経過していると、経過年数に伴う劣化や消耗も大きくなり、交換部品は多くなる傾向にあります。そのため、税金面だけでなく車検費用も考慮すると、乗り換えを行うことで通常の維持費を抑えることに繋がります。
今後かかる費用を考えながら売却する時期を検討することも大切です。
5年目がタイミングとして有効な理由
車を乗り換えるタイミングとして、5年目もおすすめです。5年目は、車検の2回目の時期となります。車検2回目以降からは部品交換なども多くなり、費用がかさみます。そのため、車検前に車を乗り換える方も多いです。
また、中古車市場に目を向けると、5年目の車であれば市場価値がある程度高値で推移していることが多く、査定額も高くなる傾向にあります。
車の価値が高いうちに売却すれば、次の車を購入する費用として充てることもできるでしょう。
購入してからの年数があまり経過していない状態で買い替えれば、メリットを感じることが多いと言えます。
13年以上車を乗り続けることのデメリット

実際、13年以上経過した車を走行することは、性能面の向上により可能ですが、状況によってはデメリットになるケースも考えられます。
ここからは、13年以上車を乗り続けることのデメリットを紹介していきます。
デメリットを知っておけば愛車の乗り換え時期を検討する指針になるので、参考にしてみてください。
買取価格が低くなる
デメリットの1つ目は、中古車買取価格が低くなってしまうという点です。新車登録から10年以上経過している車や走行距離が10万kmを超えている過走行車は、中古車市場において需要が低くなる傾向があり、査定額が低くなることが多いです。
買取価格は、JAAIの査定基準によって詳細に決められています。それにもとづいて中古車買取業者も査定額を算出するので、査定額を高く見積もることは厳しい状況になるでしょう。そのため、自分の所有している車のリセールバリューや買取相場は知っておくことが大切です。
しかし、一部のスポーツカーや外車、高級SUVは人気が高く、市場価格が高騰しているケースがあります。特に現在販売していないスポーツカーは、高値で取引きされているのが現状です。
車種によっては古い車であっても人気がありますので、複数の業者に見積もりを出してもらうことが大事です。
経過年数による劣化が進む
デメリットの2つ目が、経過年数による劣化の問題です。年数が経過してくると、ゴム系の部品は劣化していきます。ベルト系の滑りやドライブシャフトブーツの亀裂や破損など、交換する部分は増えていくでしょう。
また、エンジンの部品同士の隙間を埋めるためにガスケットと呼ばれる部品を使用しますが、劣化が進むとオイル漏れの原因になり、エンジン性能が落ちてしまうこともあります。
年数が経ってくると、その分劣化するパーツも多くなってしまうので、車の性能を維持させるためにも注意しておきましょう。
消耗品の交換費用が多くかかる
デメリットの3つ目は、消耗品の交換費用が多くかかる点です。できるだけ今の車に長く乗り続けたいと考えているのであれば、定期的なメンテナンスは必須だと言えます。
消耗品の交換を時期ごとに行うことで、車を長持ちさせることが可能になります。具体的にはオイルやバッテリー、タイヤは一定時期で交換が必要です。
特にオイルは、1年又は5,000kmで交換を続けることでエンジンの性能面を維持させることに繋がり、高年式や走行距離が多くなっていても故障する可能性が低くなります。さらに、ターボエンジンであれば、よりオイル交換の頻度を高めることで、安定した性能を確保することが可能です。
また、車を長期間使用しないと車に負担がかかります。毎日使用している車はエンジンやバッテリーが傷みにくいとされています。そのため、週末のみ使用している車は、外観は綺麗であっても内部に負担がかかっているケースもありますので、気をつけましょう。
高年式の車であれば、維持するためには部品の交換頻度も多くなります。維持費がかかる点も、知っておくことが大切です。
まとめ
①新車登録から13年目で自動車税と自動車重量税が引き上がる
②税金が高くなる理由として「車の寿命」「環境性能良い車の奨励」「グリーン化税制」などがある
③環境問題を考慮に入れると、近年の車は燃費性能が重要視され、技術の向上がめざましい
④13年を経過しても増税にならない車もあり、環境に優しい車は優遇される
⑤車の乗り換えに適したタイミングは5年と13年
⑥13年以上車を乗り続けることのデメリットとして「買取査定額が低くなる」「劣化が進む」「消耗品の交換費用が多くかかる」などがある
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