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更新日:2022.08.30 / 掲載日:2022.08.30
低年式でも高額査定になる?中古車の25年ルールについて解説!
中古車の査定では、一般的に新しい車は高値で売れますが、いわゆる低年式車はなかなか高額査定がつきませんでした。しかし、この常識が今後変わってくる可能性があります。それが今回紹介する「25年ルール」と呼ばれるものです。
25年ルールとは、アメリカで導入されている制度のことです。このルールにより、今後は日本の古い車がアメリカでは需要が高まるかもしれません。
この記事では、25年ルールとは何か詳しく解説していきます。また、25年ルールで今後人気の出そうな国産車についても見ていきます。

アメリカにはクラシックカー登録制度があります。これを俗に「25年ルール」と呼んでいます。
アメリカでは、日本車のような右ハンドルの車の輸入は認められていません。しかし製造から25年経過していれば、クラシックカーとして右ハンドル車でも輸入できるというのが25年ルールです。
さらに25年以上経過した車両については、アメリカの関税や排気ガス規制の対象外になります。クラシックカーとして登録されれば、車両に関する規制がかなり緩くなります。
この25年ルールによって、日本の中古車がどのような影響を受けるのか詳しく見ていきましょう。
JDMとは、日本の国内市場で取り扱われた日本車のことです。日本車そのものは、1970年代からアメリカでも広く販売されていました。
アメリカ人にとって、日本車はなじみの存在です。しかし、アメリカの法律では右ハンドルの車の輸入が認められていないため、左ハンドルの車を販売しなければなりませんでした。
アメリカの法律に対応させるために、日本車をカスタマイズする文化は以前からありました。その延長線上で「右ハンドルの日本車に乗ってみたい」という願望が若者の間で高まったのです。
このようなニーズに対応するために、アメリカでは25年ルールを導入するようになりました。そのため、今後はクラシックカーとして日本車がアメリカでも活発に出回る可能性は高いです。
25年ルールが日本でも注目されるようになったのは、2016年のアメリカのオークションです。スカイラインGT-RのR32型の初期モデルが、82,500ドルで落札されました。
R32型のGT-Rはいわゆる第2世代GT-Rの初期モデルで、発売されたのは1989年のことです。2016年時点で17年経過している、日本では低年式と呼べるモデルでした。
それが1ドル=122円として、約1,006万5,000円の価格で売却されたのです。日本ではこれほどの高値で売却することはまず無理でしょう。
普通なら1997年に発売された中古車を日本国内で売りに出しても、あまり高値は期待できません。
1997年に発売された車というと、日本でも安定した人気を誇る車種の初代モデルがあります。それは「プリウス」です。
プリウスは世界初の量産ハイブリッド車です。21世紀に入る前にハイブリッド車ができたというのは日本国内だけでなく、海外でも話題になりました。
その他にも「ハリアー」や「フォレスター」といったブランドの初代モデルが発売されたのもこの年です。
今後アメリカでは、このような日本の名車が高値で取引きされる可能性は高いです。
その上、日本では平成27年に重課税制度が導入されたため、名車の流出に拍車をかける危険性も高いです。
重課税制度とは、低年式の車に対してより高い税金をかける制度です。エコカー減税の導入に合わせて、税収のバランスを図るために導入されました。
重課税制度により低年式の車に乗っているとランニングコストがかかるので、手放そうという動きになるでしょう。そのため、25年ルールにより高値で取引きされる可能性のある低年式車を、アメリカに売却しようという動きが活発になりつつあるのです。

25年ルールによって、アメリカでは、かつての日本の名車に注目が集まっています。しかし、その他にも日本車がアメリカで人気になっている背景がいくつかあります。
なぜ日本のクラシックカーがアメリカで人気になっているのか、それにはいくつか要因があるようです。主な人気の理由について、ここでピックアップしてみました。
グランツーリスモをはじめとした、ドライビングシミュレーションソフトが日本でも販売されています。このようなゲームで出てくる車種の中には、1990年代に日本で人気だった国産スポーツカーも少なくありません。
そのため、ゲームで国産スポーツカーの高いパフォーマンスに興味を持つアメリカの若者が増えました。ゲームで日本車の運転をしている中で、「実物はどんなものか運転してみたい!」と思う方も増えています。
このように、ゲームを通じて日本のスポーツカーファンがアメリカでは増加傾向にあります。
ワイルドスピードシリーズの中で、日本のスポーツベースのカスタムカーやチューニングカーが登場しました。映画の中で活躍したことにより、アメリカ人の間で強いインパクトを与えました。
映画の中で、右ハンドル仕様をベースにした車両が登場しています。そこで、「日本仕様の右ハンドルの車を運転してみたい!」というアメリカ人が増えたのです。
アメリカではすでに左ハンドルの日本車が販売されているにも関わらず、あえて右ハンドルの車を日本から輸入し、高値で取引きされるケースも見られます。
普段YouTubeでいろいろな動画を視聴している方もいるかもしれません。YouTubeのいいところは、世界中の動画を手軽に視聴できる点です。日本にいながら海外の動画を視聴できるのと同様に、海外で日本の動画を視聴することも可能です。
YouTubeにアップされている動画の中には、1990年代のスポーツカーの比較テストやチューニングカーのタイムアタックが見られます。さらに、全日本GT選手権などモータースポーツの動画もアップされています。
このような動画を見たアメリカの車好きの間で、1990年代国産スポーツの全盛期に扱われた車に興味を持つケースも少なくありません。
OECDでは、1994年と2018年の名目賃金上昇率のデータを発表しています。日本は「-4.54%」と実質賃金は下降していました。一方アメリカでは約100%上昇しています。このような賃金差が車への見方に影響していると言われます。
頑丈で知られる日本車でも1990年代に販売された車両となると、あちこちにガタが来るものです。そうすると整備などで維持費もかかってしまいます。
日本ではそのような整備に費用をかけられないという方も多いですが、アメリカでは経済的な余裕のある方も少なくありません。そのため、多少ランニングコストがかかっても、クラシックな日本車を所有したいという方も多くなります。
新車の生産台数が減り、新車を欲しがる人が中古車市場に流入していることが高騰の理由です。
コロナ禍で自粛生活を強いられましたが、ここにきて規制解除が進んでいます。アメリカではマスク着用の義務もなくなり、ほぼ日常生活を取り戻しています。そこで外出の頻度が増え、車に対する需要が高くなりました。
さらに、車でも使われている半導体不足が続いています。半導体不足で新車の生産能力がダウンしているので、「それならば中古車に買い替えよう」という方も少なくありません。
元々中古車価格が急騰しているところに国産のクラシックカー人気も相まって、アメリカでは高値で売買されています。

25年ルールにより、国産の低年式車でもアメリカでは高値で売却できる可能性があります。では、具体的にどのような車種が高値で売れる可能性があるのでしょう?
ここからは、今後高値で売れそうな国産車をいくつかピックアップしてみました。以下で紹介する車を所有しているのであれば、大きな売却益が得られるかもしれません。
しかし、日本の車好きの間では意外に感じるかもしれません。その理由は、1995年に発売されたこのモデルは、BNR32や34の狭間の不人気車と見られているからです。大衆車のローレルをベースのシャシーにしているので、かっこ悪いとして人気は高くありませんでした。
しかし、よく見てみると色々な工夫が凝らされた車です。
例えば、ワイドボディ化したことで、燃料タンクやバッテリーをリアシートのほうに設置できました。重量のあるパーツをホイールベースの中心に持ってきていて、その結果慣性モーメントの低減に成功しています。
また、ホイールベースが延長されたことで、高速域でも挙動は安定しました。BNR32のアンダーステアも解消され、運転しやすい車となっています。
シルビアは、走行性能に優れているのが魅力です。スペックRというターボモデルには2.0リッターのエンジンが搭載されています。ボールベアリングタービンが採用されているため、低速域からよく回転するのが魅力です。
その上、フォーミュラDなどのドリフト競技でも人気が高いです。アメリカでもドリフトカーとして人気に火のつく可能性も十分あります。
ちなみに、FD3S型が発売されたのは1991年のことです。2016年には25年ルールが適用されていて、すでに多くの中古車が海外で出回っています。海外に流出したことで、希少価値が高まって日本国内市場でも価格が上昇しています。
数年前までは、100万円以下で販売されている中古のRX-7も珍しくありませんでした。しかし、2020年に入ると最も安いものでも200万円を超える価格で販売されているといいます。ここ数年で100万円以上相場が上昇している計算です。
スカイラインGT-Rは日本専売のモデルでしたが、スープラはアメリカでも販売されていました。そのため、GT-Rほどの希少価値はないかもしれません。
しかし、JDMの右ハンドルのスープラが欲しいと思っているアメリカ人も少なくありません。
スープラの中ではRZやRZ-Sなどのターボエンジンモデルが人気です。しかし、NAエンジン搭載のSZでも状態が良ければ、高値で取引きされる可能性もあります。
25年ルールの関係で、日本国内でも相場が上昇しています。2019年~2020年の1年間で100万円ほど相場が上昇しています。
フェアレディZのZ32型は1989年にデビューしました。こちらも25年ルールで注目を集めています。
3ナンバーのワイドボディのフォルムの美しさは、30年以上経過した今でもクールです。スーパーHICASという4輪操舵や、スカイラインと同じ4輪マルチリンクのサスペンションを採用しています。
ヨーロッパの人気スポーツカー超えを目指した本格的なスポーツカーで、アメリカでも人気に火がつく可能性は十分あります。

国内では低年式であまり高値のつかない車でも、25年ルールで海外では高額で売却できる車を持っているという方もいるでしょう。その場合には、海外への売却を検討することをおすすめします。
中古車を海外に売却する方法は、いくつかあります。ここでは主な海外に中古車を売却する方法についてまとめました。
日本の買取業者の中には、日本国内だけでなく海外にも販路を持っているところも少なくありません。海外に販路を持っている業者であれば、国内だけでなく海外の人気を反映して査定を出してくれます。
アメリカの25年ルールも考慮して買取価格を出してくれるので、高値がつく可能性があります。
海外に販路のある業者に査定に出すといっても、通常の買取業者に売りに出すのと手続きはほとんど一緒です。そのため、車を海外に売却する専門知識のない方でも、手軽に売却できるでしょう。
もしアメリカの25年ルールを利用して低年式車を売ろうと思っているのであれば、アメリカのバイヤーと交渉しましょう。
しかし、この方法は手間がかかるため、注意が必要です。まず運輸支局で登録抹消手続きをして、輸出の通関手続きもしなければなりません。さらに、船の予約や保険への加入などの手続きも自分で行う可能性があります。
代行業者に依頼すれば、面倒な手続きは省略できるでしょう。しかし、この場合は代行手数料がかかってしまう点も留意しておいてください。
基本的な流れは、まずオークション代行業者に依頼します。業者は相場をベースにして落札価格を設定し、その価格に納得すれば出品という流れです。落札されると代行業者が手数料を差し引き、残りの売却益が入金されます。
しかし、業者によっては手数料の他にも出品料や陸送費用なども請求してくる可能性があります。コストがどのくらいかかるのか、正式依頼する前に業者に確認しておきましょう。
25年ルールとは、アメリカで導入されている制度のことです。このルールにより、今後は日本の古い車がアメリカでは需要が高まるかもしれません。
この記事では、25年ルールとは何か詳しく解説していきます。また、25年ルールで今後人気の出そうな国産車についても見ていきます。
アメリカの25年ルールについて

アメリカでは、日本車のような右ハンドルの車の輸入は認められていません。しかし製造から25年経過していれば、クラシックカーとして右ハンドル車でも輸入できるというのが25年ルールです。
さらに25年以上経過した車両については、アメリカの関税や排気ガス規制の対象外になります。クラシックカーとして登録されれば、車両に関する規制がかなり緩くなります。
この25年ルールによって、日本の中古車がどのような影響を受けるのか詳しく見ていきましょう。
25年ルールを導入した背景
なぜアメリカで25年ルールが導入されたのかというと、JDMの人気が大きく関係しています。JDMとは、日本の国内市場で取り扱われた日本車のことです。日本車そのものは、1970年代からアメリカでも広く販売されていました。
アメリカ人にとって、日本車はなじみの存在です。しかし、アメリカの法律では右ハンドルの車の輸入が認められていないため、左ハンドルの車を販売しなければなりませんでした。
アメリカの法律に対応させるために、日本車をカスタマイズする文化は以前からありました。その延長線上で「右ハンドルの日本車に乗ってみたい」という願望が若者の間で高まったのです。
このようなニーズに対応するために、アメリカでは25年ルールを導入するようになりました。そのため、今後はクラシックカーとして日本車がアメリカでも活発に出回る可能性は高いです。
1,000万円超えで落札された中古車もある
25年ルールにより、低年式の日本車がアメリカでは高値で売れる可能性は十分あります。過去には、日本のクラシックカーが高値で売却された事例も見られます。25年ルールが日本でも注目されるようになったのは、2016年のアメリカのオークションです。スカイラインGT-RのR32型の初期モデルが、82,500ドルで落札されました。
R32型のGT-Rはいわゆる第2世代GT-Rの初期モデルで、発売されたのは1989年のことです。2016年時点で17年経過している、日本では低年式と呼べるモデルでした。
それが1ドル=122円として、約1,006万5,000円の価格で売却されたのです。日本ではこれほどの高値で売却することはまず無理でしょう。
1997年が注目されている
2022年で25年ルールが適用されるのは、1997年に製造された日本車です。日本ではアクアラインが開通した年となりますので、そう考えると、かなり前の出来事のように感じるでしょう。普通なら1997年に発売された中古車を日本国内で売りに出しても、あまり高値は期待できません。
1997年に発売された車というと、日本でも安定した人気を誇る車種の初代モデルがあります。それは「プリウス」です。
プリウスは世界初の量産ハイブリッド車です。21世紀に入る前にハイブリッド車ができたというのは日本国内だけでなく、海外でも話題になりました。
その他にも「ハリアー」や「フォレスター」といったブランドの初代モデルが発売されたのもこの年です。
今後アメリカでは、このような日本の名車が高値で取引きされる可能性は高いです。
名車の流出を招くリスクもある
25年ルールによって、アメリカで日本車の取引きは活発になっていくと思われますが、日本からすると名車が海外に流出する危険性があるとも言えます。その上、日本では平成27年に重課税制度が導入されたため、名車の流出に拍車をかける危険性も高いです。
重課税制度とは、低年式の車に対してより高い税金をかける制度です。エコカー減税の導入に合わせて、税収のバランスを図るために導入されました。
重課税制度により低年式の車に乗っているとランニングコストがかかるので、手放そうという動きになるでしょう。そのため、25年ルールにより高値で取引きされる可能性のある低年式車を、アメリカに売却しようという動きが活発になりつつあるのです。
25年ルールで日本の中古車が注目される理由

なぜ日本のクラシックカーがアメリカで人気になっているのか、それにはいくつか要因があるようです。主な人気の理由について、ここでピックアップしてみました。
ゲームの普及
日本のクラシックカーがアメリカで注目を集めている背景の一つに、ゲームの人気があります。グランツーリスモをはじめとした、ドライビングシミュレーションソフトが日本でも販売されています。このようなゲームで出てくる車種の中には、1990年代に日本で人気だった国産スポーツカーも少なくありません。
そのため、ゲームで国産スポーツカーの高いパフォーマンスに興味を持つアメリカの若者が増えました。ゲームで日本車の運転をしている中で、「実物はどんなものか運転してみたい!」と思う方も増えています。
このように、ゲームを通じて日本のスポーツカーファンがアメリカでは増加傾向にあります。
人気映画に登場
人気映画の影響により、日本市場で取り扱われている日本車が人気になったのも背景の一つです。特に大きな影響を与えたのが「ワイルドスピード」と言われています。ワイルドスピードシリーズの中で、日本のスポーツベースのカスタムカーやチューニングカーが登場しました。映画の中で活躍したことにより、アメリカ人の間で強いインパクトを与えました。
映画の中で、右ハンドル仕様をベースにした車両が登場しています。そこで、「日本仕様の右ハンドルの車を運転してみたい!」というアメリカ人が増えたのです。
アメリカではすでに左ハンドルの日本車が販売されているにも関わらず、あえて右ハンドルの車を日本から輸入し、高値で取引きされるケースも見られます。
動画投稿サイトの影響
YouTubeの影響で、右ハンドルの日本車人気が高まっているのも理由の一つです。普段YouTubeでいろいろな動画を視聴している方もいるかもしれません。YouTubeのいいところは、世界中の動画を手軽に視聴できる点です。日本にいながら海外の動画を視聴できるのと同様に、海外で日本の動画を視聴することも可能です。
YouTubeにアップされている動画の中には、1990年代のスポーツカーの比較テストやチューニングカーのタイムアタックが見られます。さらに、全日本GT選手権などモータースポーツの動画もアップされています。
このような動画を見たアメリカの車好きの間で、1990年代国産スポーツの全盛期に扱われた車に興味を持つケースも少なくありません。
アメリカのインフレ景気
コロナ禍で注目されているものに、日本と海外の賃金差があります。OECDでは、1994年と2018年の名目賃金上昇率のデータを発表しています。日本は「-4.54%」と実質賃金は下降していました。一方アメリカでは約100%上昇しています。このような賃金差が車への見方に影響していると言われます。
頑丈で知られる日本車でも1990年代に販売された車両となると、あちこちにガタが来るものです。そうすると整備などで維持費もかかってしまいます。
日本ではそのような整備に費用をかけられないという方も多いですが、アメリカでは経済的な余裕のある方も少なくありません。そのため、多少ランニングコストがかかっても、クラシックな日本車を所有したいという方も多くなります。
もともと中古車の需要が高い
アメリカで日本の中古車の価格が高騰しているのは、25年ルールにプラスして元々中古車市場が高騰していることが影響しています。新車の生産台数が減り、新車を欲しがる人が中古車市場に流入していることが高騰の理由です。
コロナ禍で自粛生活を強いられましたが、ここにきて規制解除が進んでいます。アメリカではマスク着用の義務もなくなり、ほぼ日常生活を取り戻しています。そこで外出の頻度が増え、車に対する需要が高くなりました。
さらに、車でも使われている半導体不足が続いています。半導体不足で新車の生産能力がダウンしているので、「それならば中古車に買い替えよう」という方も少なくありません。
元々中古車価格が急騰しているところに国産のクラシックカー人気も相まって、アメリカでは高値で売買されています。
中古車の25年ルールで今後高騰の期待される車5選

ここからは、今後高値で売れそうな国産車をいくつかピックアップしてみました。以下で紹介する車を所有しているのであれば、大きな売却益が得られるかもしれません。
スカイライン GT-R(R33型)
R33型のスカイラインGT-Rは、アメリカでは人気の出る可能性が十分あります。しかし、日本の車好きの間では意外に感じるかもしれません。その理由は、1995年に発売されたこのモデルは、BNR32や34の狭間の不人気車と見られているからです。大衆車のローレルをベースのシャシーにしているので、かっこ悪いとして人気は高くありませんでした。
しかし、よく見てみると色々な工夫が凝らされた車です。
例えば、ワイドボディ化したことで、燃料タンクやバッテリーをリアシートのほうに設置できました。重量のあるパーツをホイールベースの中心に持ってきていて、その結果慣性モーメントの低減に成功しています。
また、ホイールベースが延長されたことで、高速域でも挙動は安定しました。BNR32のアンダーステアも解消され、運転しやすい車となっています。
シルビア(S15型)
シルビアの最終モデルが発売されたのは1999年のことです。25年ルールが適用されるのは2024年ですが、今後人気の出る可能性が高いです。最後のシルビアということで、それだけでもプレミアがつくでしょう。シルビアは、走行性能に優れているのが魅力です。スペックRというターボモデルには2.0リッターのエンジンが搭載されています。ボールベアリングタービンが採用されているため、低速域からよく回転するのが魅力です。
その上、フォーミュラDなどのドリフト競技でも人気が高いです。アメリカでもドリフトカーとして人気に火のつく可能性も十分あります。
RX-7
マツダのRX-7もアメリカで人気のある車です。2022年現在ロータリーエンジンを搭載している最後のモデルと言われているので、高い価値があります。ちなみに、FD3S型が発売されたのは1991年のことです。2016年には25年ルールが適用されていて、すでに多くの中古車が海外で出回っています。海外に流出したことで、希少価値が高まって日本国内市場でも価格が上昇しています。
数年前までは、100万円以下で販売されている中古のRX-7も珍しくありませんでした。しかし、2020年に入ると最も安いものでも200万円を超える価格で販売されているといいます。ここ数年で100万円以上相場が上昇している計算です。
スープラ
トヨタのスープラもアメリカで注目されている存在です。スカイラインGT-Rは日本専売のモデルでしたが、スープラはアメリカでも販売されていました。そのため、GT-Rほどの希少価値はないかもしれません。
しかし、JDMの右ハンドルのスープラが欲しいと思っているアメリカ人も少なくありません。
スープラの中ではRZやRZ-Sなどのターボエンジンモデルが人気です。しかし、NAエンジン搭載のSZでも状態が良ければ、高値で取引きされる可能性もあります。
25年ルールの関係で、日本国内でも相場が上昇しています。2019年~2020年の1年間で100万円ほど相場が上昇しています。
フェアレディZ(Z32型)
フェアレディZは日産の代表的な量産スポーツカーです。車にあまり詳しくない方でも、フェアレディZの名前を知っている方は少なくないでしょう。フェアレディZのZ32型は1989年にデビューしました。こちらも25年ルールで注目を集めています。
3ナンバーのワイドボディのフォルムの美しさは、30年以上経過した今でもクールです。スーパーHICASという4輪操舵や、スカイラインと同じ4輪マルチリンクのサスペンションを採用しています。
ヨーロッパの人気スポーツカー超えを目指した本格的なスポーツカーで、アメリカでも人気に火がつく可能性は十分あります。
お手持ちの中古車を海外に売るには?

中古車を海外に売却する方法は、いくつかあります。ここでは主な海外に中古車を売却する方法についてまとめました。
海外にチャネルを持っている買取業者に売る
海外に愛車を売却する方法としてポピュラーなのは、海外に販売チャネルを持っている買取業者に査定を受けることです。日本の買取業者の中には、日本国内だけでなく海外にも販路を持っているところも少なくありません。海外に販路を持っている業者であれば、国内だけでなく海外の人気を反映して査定を出してくれます。
アメリカの25年ルールも考慮して買取価格を出してくれるので、高値がつく可能性があります。
海外に販路のある業者に査定に出すといっても、通常の買取業者に売りに出すのと手続きはほとんど一緒です。そのため、車を海外に売却する専門知識のない方でも、手軽に売却できるでしょう。
アメリカのバイヤーとコンタクトをとる
バイヤーに買取依頼する方法もあります。日本だけでなく、海外にもそれぞれの国や地域別にバイヤーがいるものです。もしアメリカの25年ルールを利用して低年式車を売ろうと思っているのであれば、アメリカのバイヤーと交渉しましょう。
しかし、この方法は手間がかかるため、注意が必要です。まず運輸支局で登録抹消手続きをして、輸出の通関手続きもしなければなりません。さらに、船の予約や保険への加入などの手続きも自分で行う可能性があります。
代行業者に依頼すれば、面倒な手続きは省略できるでしょう。しかし、この場合は代行手数料がかかってしまう点も留意しておいてください。
オークションを利用する
海外に車を売るにあたって、オークションを利用する方法もあります。オークション代行サイトを利用すれば、面倒な手続きは業者にすべて任せることが可能です。基本的な流れは、まずオークション代行業者に依頼します。業者は相場をベースにして落札価格を設定し、その価格に納得すれば出品という流れです。落札されると代行業者が手数料を差し引き、残りの売却益が入金されます。
しかし、業者によっては手数料の他にも出品料や陸送費用なども請求してくる可能性があります。コストがどのくらいかかるのか、正式依頼する前に業者に確認しておきましょう。
まとめ
①25年ルールとはアメリカで導入されているもの
②海外では日本のクラシックカーが人気
③特に1997年の中古車は2022年に25年ルールが適用されるので注目されている
④海外に中古車を売るのなら海外に販路を持つ買取業者に売却するのがおすすめ
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