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更新日:2022.09.30 / 掲載日:2022.09.30
雨の日に車の窓を開けっ放しにしてしまった場合の対処法とどんな故障につながるのかを解説!
風が気持ちいい季節になると、車の窓を開けて運転することも多くなります。そのため、駐車の際はそのまま窓を開けっ放しにしてエンジンを切ってしまうこともあるでしょう。
買い物に行った時や家に帰った時など、窓を開けっ放しにして駐車してしまう場面は様々です。晴れていれば何も問題はありませんが、大変なのは雨が降った時です。
この記事では、雨の日に車の窓を開けっ放しにしてしまったら、どんな故障につながるのかを解説します。車内が濡れた時の対処法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

自分では閉めたつもりでいたけれど、次の日に見てみたら車の窓が開いていた…という経験をした方もいるかもしれません。
晴れていればいいのですが、運悪く雨が降っていると、車内のいたるところが濡れてしまいます。水浸しになった車内の後始末は大変なものになるでしょう。
車内がびしょ濡れになることで、どのような影響が出てくるのか、考えられる故障は3つあります。

雨の日に車の窓を開けっ放しにしておくと、隙間から雨が侵入してきます。窓を開けている部分の幅や雨の強さなどによっても、被害の程度は変わるでしょう。
被害が少ない場合でも、窓を開けていれば座席シートは濡れてしまうことが多いです。窓の隙間から侵入した雨によって、びしょ濡れになってしまいます。
まずは、とにかく水分を拭き取ることが大切です。濡れた状態で放置すればするほど、水分が染み込んだりシミになったりと後々大変になります。座席シートが濡れていると気づいた時点で、早めに対処することを心がけましょう。
座席シートに使われている生地の違いでも、対処の仕方が多少異なります。また、乾かすのに車の設備を使用するなどコツもあります。
座席シートの上からタオルを押し当てるようにすると、水分がタオルに吸収されます。テーブルを拭くように上下左右に動かすよりは、ギュッと押し当てて動かさないようにすることが、うまく吸収させるコツです。
また、新聞紙を利用する方法もあります。新聞紙はまっさらなまま水分を吸わせるよりも、一度丸めてしわしわにしたほうが水分を吸収しやすいです。
新聞紙は、座席下など狭い隙間の水分をとるのに適しています。しかし、インクが座席シートにうつる場合がありますので注意してください。
犬や猫などのペットを飼っている場合は、ペットシーツも水分を吸収させるのに代用できます。
しかし、座席シートによっては、通気のためのパンチングが施されている場合があります。そのような場合は、いくら人工皮革でも雨が染み込んでしまうでしょう。
その場合は、ファブリック(布)のときと同様にタオルや新聞紙などを使用し対処してください。
しかし、人工皮革よりも水分に弱いのが特徴です。ある程度の水分量を超えてしまうと、どんどん水分を吸収してしまいます。
一旦吸収が始まったら止まらず、水分を吸収した本革が膨らむこともあります。そのため、本革の座席シートではなるべく早く水分を取り除くことが大切です。
もしも水分を吸収してしまった場合には、座席シートに傷がつかないように注意しながら、柔らかい布やタオルを押し当てて水分を取り除いてください。
しかし、早く乾かしたいからといって、いきなり一番強い温度にするのは避けましょう。座席シートが急激に乾燥することによって、縮んだりひびが入ったりする可能性があります。シートヒーターを使うなら、弱い温度でじわじわと乾燥させるのがおすすめです。
座席シートが濡れたらシートヒーターも濡れてしまうのでは?と心配になるかもしれませんが、そもそもシートヒーターは雨や雪の日に濡れたまま座ることを想定して作られています。多少の水分では故障しません。
ただし、座席シートがずぶ濡れになるほどの被害でシートヒーターが使えるか心配な場合は、ディーラーなどに確認したほうが良いでしょう。
その方法は、窓を少しだけ開けてエアコンを一番強いパワーで約1時間つけっ放しにします。そうすることによって徐々に車内の気温が上がってくるため、シート内部に染み込んだ水分が空気中へと移動します。
除湿器をお持ちの方であれば、その後にかけるとより乾燥しやすくなるでしょう。除湿器がない場合は、除湿剤を車内のところどころに置いておくと多少ではありますが効果はあります。
シートカバーが外せるタイプであれば、外して陰干しすると良いでしょう。
車内が濡れると誰でも焦ってしまいます。しかし、早く乾かしたいからといってドライヤーで乾かすのはやめましょう。風があたる面積が小さい上に熱風なので、座席シートが変形する原因となってしまいます。
特に本革シートの場合は、変質して硬化したりひび割れしたりしやすくなります。なるべくゆっくり自然乾燥させ、ある程度まで乾いたら革用のオイルなどでケアをするのがおすすめです。
完全に乾燥した後に、柔らかい布などで余分なオイルを拭き取ります。シートカバーが外れる場合は、シートの裏側までオイルケアを行うとより安心です。

雨が車内に侵入すると、電子機器が故障する可能性があります。ヒューズボックスは、エンジンルーム内に設置されている場合もありますが、運転席や助手席の足元、あるいはグローブボックスの奥につけられていることが多いです。
特に運転席や助手席の足元にある場合は窓から近いため、雨によってヒューズそのものが故障することも考えられます。
ヒューズは、定格以上の電力が流れると溶断する仕組みです。この溶断によって電力が流れなくなり、電気火災などの災害が起きないようになっています。つまり、ヒューズは電気の安全装置です。
ヒューズには様々な種類があります。ガラス管ヒューズ、平型ヒューズ、つめ付ヒューズなどです。
車に使われるヒューズは主に平型ヒューズで、その中には平型、ミニ平型、低背の3種類があります。
車種や製造年によって使われているヒューズが違うので、実際に自分の車のヒューズを確認してみると良いでしょう。
シガーソケットから電源をとっている充電器なども同様です。パワーウインドウが故障すれば窓が開かないため換気ができない上に、高速道路の料金所やコインパーキングで券がとれません。
ワイパーが動かなければ、雨の日の運転は厳しいでしょう。カーナビや充電器も動かなければ不便です。
ヒューズがとぶと車の運転にとても大きな影響があるため、早急な修理が必要となります。
やる前に注意しなければならないのは、必ずエンジンを切ってから行うことです。エンジンをつけたまま行うと、感電する危険性があるので必ず守ってください。
まずは、ヒューズボックスを開きます。中にはヒューズが何個も並んでいるでしょう。車の説明書やヒューズボックスなどにヒューズの配列が記載されているので、ワイパーなら10番、ドアロックなら5番などのように、どの場所にどの部分のヒューズが対応しているかを確認します。
故障しているのがワイパーなら、10番の場所のヒューズを外します。素手で抜くのは難しいので、専用の工具を準備しておくのが良いでしょう。工具はヒューズボックス内に付属していることが多いですが、ない場合は100円~200円で購入できます。
そして、新しいヒューズと交換すれば完了です。簡単にできますが、不安な方はディーラーなどにお願いしたほうが確実です。

車に乗った時に、気分が悪くなるような臭いがしたことがあるという方もいるでしょう。それは、車内にカビが発生しているのかもしれません。
雨で濡れた車内の乾きが不十分だと、カビが発生しやすくなります。カビは「気温」「湿度」「ホコリ」の3つの条件が揃うことで発生します。
車内は密閉され高温多湿になる上にエサとなるホコリもあるため、カビが発生しやすい環境です。そのため、窓を開けっ放しにして車内が濡れた場合は、しっかり乾燥させることが大切です。
臭い対策は、消臭スプレーを使用してカビの臭いを消します。ただし、これは根本的な解決にはならないため、応急処置としての対処法です。
これに対し、洗浄、掃除、消毒は根本的に解決できます。カーエアコン、フロアマット、座席シートは特にカビが発生しやすい場所となりますので、それぞれの対処法について解説します。
エバポレーターでは、冷風が作られて車内に送り込まれます。その際、カビが発生していると冷風と一緒にカビの胞子が車内中に蔓延してしまうのです。
カビの胞子を吸い込むと、喘息やアレルギー性の疾患を発症する可能性があります。嫌な臭いがするだけではなく健康に害を及ぼすため、いち早く対処しなければなりません。
しかし、エバポレーターはエアコンの奥のほうにあるため、素人では洗浄するのが厳しいです。市販の洗浄スプレーも売っていますが、エアコン内部は複雑なので、効果を感じないこともあるかもしれません。そのため、時間と費用はかかりますが、ディーラーなどにお願いするのが一番効果的な方法です。
では、そもそもカビを発生させないためには、どういった対策をとればいいのでしょう?
それは、雨で濡れた車内を乾燥させることと車内をきれいに掃除することです。カビのエサとなるホコリや食べカスが落ちているなら、取り除くようにしてください。
また、エバポレーターに汚れが入り込まないようにするために「エアコンフィルター」というものがあります。エアコンフィルターが目詰まりすると、そこでカビが発生してしまう可能性があるほかに冷却効果も下がるため、定期的に交換する必要があります。
まずはフロアマットを取り外します。そして、ホコリや食べカスなどの汚れを叩き落としてください。
ある程度大きな汚れがなくなったら、次は水で薄めた中性洗剤で洗浄します。フロアマットの表だけではなく裏もしっかり洗いましょう。
洗い終わったら水ですすいで乾燥させます。この時、完全に乾燥させることが重要です。湿ったままだと、再びカビが発生してしまいます。
せっかく洗浄したのにカビが発生しては意味がありません。天気の良い日を選んで、よく乾かしましょう。
まずは、掃除機などを使用してホコリを取り除きます。きれいになったらアルコール系の消毒スプレーをしましょう。アルコール系の消毒をすれば、カビだけではなくウイルスにも効果を発揮します。スプレーは水分なので、スプレー後はドアを開けて乾燥させましょう。
また、この方法は座席シートだけではなく車内全体に使えます。天井や窓ガラス、床などありとあらゆる場所の掃除と消毒をすることで、カビの発生を抑えることが可能です。

ここまでは、雨の日に窓を開けっ放しにしたことで車内が濡れてしまった場合の解説をしてきました。しかし、窓を開けっ放しにする以外にも車内が濡れてしまうことがあります。
具体的な症状として、運転席の足元や助手席に水分が溜まることがあります。それらの原因を探るためには、まず溜まっている水分がどういうものかを確認しましょう。なぜなら水なのかオイルなのかによって、故障している箇所を推測できるためです。
「水ならばエアコンの排水漏れ」「色がついていてニオイがする液体はエンジンオイルやガソリン」といったように判別します。
カーエアコンはエバポレーターで冷風を作る際に結露するため、その水分をドレンホースから車外に出しています。そのため、そのドレンホースが破損したり詰まったりすることで、車外に出されるはずだった水分が車内に溜まってしまうことがあります。
助手席側のグローブボックスを取り外すとドレンホースを確認できますが、自分でやる勇気が出ない場合はディーラーなどに見てもらいましょう。
その場合は、走行に支障をきたす可能性が高いです。オイル漏れやガソリン漏れは危険ですので、早急に修理してもらいましょう。
買い物に行った時や家に帰った時など、窓を開けっ放しにして駐車してしまう場面は様々です。晴れていれば何も問題はありませんが、大変なのは雨が降った時です。
この記事では、雨の日に車の窓を開けっ放しにしてしまったら、どんな故障につながるのかを解説します。車内が濡れた時の対処法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
雨の日に車の窓を開けっ放しに!その影響とは?

晴れていればいいのですが、運悪く雨が降っていると、車内のいたるところが濡れてしまいます。水浸しになった車内の後始末は大変なものになるでしょう。
車内がびしょ濡れになることで、どのような影響が出てくるのか、考えられる故障は3つあります。
①座席シートが濡れてしまう

被害が少ない場合でも、窓を開けていれば座席シートは濡れてしまうことが多いです。窓の隙間から侵入した雨によって、びしょ濡れになってしまいます。
座席シートが濡れた時の対処法
座席シートがびしょ濡れになったらどうすればいいのでしょう?まずは、とにかく水分を拭き取ることが大切です。濡れた状態で放置すればするほど、水分が染み込んだりシミになったりと後々大変になります。座席シートが濡れていると気づいた時点で、早めに対処することを心がけましょう。
座席シートに使われている生地の違いでも、対処の仕方が多少異なります。また、乾かすのに車の設備を使用するなどコツもあります。
ファブリック(布)の場合
ファブリック(布)の座席シートは、水分が染み込みやすいという特徴があります。そのため、タオルや速乾タオルを使って水分を取り除きましょう。座席シートの上からタオルを押し当てるようにすると、水分がタオルに吸収されます。テーブルを拭くように上下左右に動かすよりは、ギュッと押し当てて動かさないようにすることが、うまく吸収させるコツです。
また、新聞紙を利用する方法もあります。新聞紙はまっさらなまま水分を吸わせるよりも、一度丸めてしわしわにしたほうが水分を吸収しやすいです。
新聞紙は、座席下など狭い隙間の水分をとるのに適しています。しかし、インクが座席シートにうつる場合がありますので注意してください。
犬や猫などのペットを飼っている場合は、ペットシーツも水分を吸収させるのに代用できます。
人工皮革の場合
人工皮革はファブリック(布)よりも丈夫なため、基本的にはタオルなどで水分をサッと拭き取るだけでも十分でしょう。座席シートの表面に撥水加工がしてあるので、水分が染み込みにくくなっています。しかし、座席シートによっては、通気のためのパンチングが施されている場合があります。そのような場合は、いくら人工皮革でも雨が染み込んでしまうでしょう。
その場合は、ファブリック(布)のときと同様にタオルや新聞紙などを使用し対処してください。
本革の場合
座席シートが本革の場合は、人工皮革と同様に水分をはじく加工がされているため、ファブリック(布)ほど水分を吸い込むことはありません。しかし、人工皮革よりも水分に弱いのが特徴です。ある程度の水分量を超えてしまうと、どんどん水分を吸収してしまいます。
一旦吸収が始まったら止まらず、水分を吸収した本革が膨らむこともあります。そのため、本革の座席シートではなるべく早く水分を取り除くことが大切です。
もしも水分を吸収してしまった場合には、座席シートに傷がつかないように注意しながら、柔らかい布やタオルを押し当てて水分を取り除いてください。
シートヒーターを利用する
シートヒーターがついている場合は、それを使わない手はありません。スイッチをONにすると座席シートが温められるので、何もしないよりも早く水分を乾かすことができます。しかし、早く乾かしたいからといって、いきなり一番強い温度にするのは避けましょう。座席シートが急激に乾燥することによって、縮んだりひびが入ったりする可能性があります。シートヒーターを使うなら、弱い温度でじわじわと乾燥させるのがおすすめです。
座席シートが濡れたらシートヒーターも濡れてしまうのでは?と心配になるかもしれませんが、そもそもシートヒーターは雨や雪の日に濡れたまま座ることを想定して作られています。多少の水分では故障しません。
ただし、座席シートがずぶ濡れになるほどの被害でシートヒーターが使えるか心配な場合は、ディーラーなどに確認したほうが良いでしょう。
エアコンを利用する
座席シートの表面だけではなく座面の中のクッション部分まで雨が浸透してしまっている場合は、水分を取り除くほかに車内全体を乾燥させなければなりません。そのため、エアコンを使用し、全体的に乾かすことによって目に見えない部分の水分を除湿することができます。その方法は、窓を少しだけ開けてエアコンを一番強いパワーで約1時間つけっ放しにします。そうすることによって徐々に車内の気温が上がってくるため、シート内部に染み込んだ水分が空気中へと移動します。
除湿器をお持ちの方であれば、その後にかけるとより乾燥しやすくなるでしょう。除湿器がない場合は、除湿剤を車内のところどころに置いておくと多少ではありますが効果はあります。
自然乾燥させる
天気がいい場合は、自然乾燥させるのがおすすめです。風通しの良い場所で車のドアを全て全開にして自然乾燥させてください。シートカバーが外せるタイプであれば、外して陰干しすると良いでしょう。
車内が濡れると誰でも焦ってしまいます。しかし、早く乾かしたいからといってドライヤーで乾かすのはやめましょう。風があたる面積が小さい上に熱風なので、座席シートが変形する原因となってしまいます。
特に本革シートの場合は、変質して硬化したりひび割れしたりしやすくなります。なるべくゆっくり自然乾燥させ、ある程度まで乾いたら革用のオイルなどでケアをするのがおすすめです。
完全に乾燥した後に、柔らかい布などで余分なオイルを拭き取ります。シートカバーが外れる場合は、シートの裏側までオイルケアを行うとより安心です。
②ヒューズが故障する

特に運転席や助手席の足元にある場合は窓から近いため、雨によってヒューズそのものが故障することも考えられます。
そもそもヒューズとは?
車には、ワイパーやパワーウインドウ、カーナビなど、電力を使う機器があります。普段は正常に流れている電力ですが、何らかの異常により定格以上の電力が流れてしまう可能性があります。その時に電気回路を守るためにつけられているのがヒューズです。ヒューズは、定格以上の電力が流れると溶断する仕組みです。この溶断によって電力が流れなくなり、電気火災などの災害が起きないようになっています。つまり、ヒューズは電気の安全装置です。
ヒューズには様々な種類があります。ガラス管ヒューズ、平型ヒューズ、つめ付ヒューズなどです。
車に使われるヒューズは主に平型ヒューズで、その中には平型、ミニ平型、低背の3種類があります。
車種や製造年によって使われているヒューズが違うので、実際に自分の車のヒューズを確認してみると良いでしょう。
ヒューズが故障するとどうなる?
ヒューズが故障することを「ヒューズがとんだ」と表現することがあります。ヒューズがとぶと、今まで正常に動いていたパワーウインドウやワイパー、カーナビがまったく動かなくなります。シガーソケットから電源をとっている充電器なども同様です。パワーウインドウが故障すれば窓が開かないため換気ができない上に、高速道路の料金所やコインパーキングで券がとれません。
ワイパーが動かなければ、雨の日の運転は厳しいでしょう。カーナビや充電器も動かなければ不便です。
ヒューズがとぶと車の運転にとても大きな影響があるため、早急な修理が必要となります。
ヒューズが故障した時の対処法
ヒューズがとんだら、ヒューズを交換しなければなりません。交換のやり方を知っていれば自分で行うこともできます。やる前に注意しなければならないのは、必ずエンジンを切ってから行うことです。エンジンをつけたまま行うと、感電する危険性があるので必ず守ってください。
まずは、ヒューズボックスを開きます。中にはヒューズが何個も並んでいるでしょう。車の説明書やヒューズボックスなどにヒューズの配列が記載されているので、ワイパーなら10番、ドアロックなら5番などのように、どの場所にどの部分のヒューズが対応しているかを確認します。
故障しているのがワイパーなら、10番の場所のヒューズを外します。素手で抜くのは難しいので、専用の工具を準備しておくのが良いでしょう。工具はヒューズボックス内に付属していることが多いですが、ない場合は100円~200円で購入できます。
そして、新しいヒューズと交換すれば完了です。簡単にできますが、不安な方はディーラーなどにお願いしたほうが確実です。
③カビが発生する

雨で濡れた車内の乾きが不十分だと、カビが発生しやすくなります。カビは「気温」「湿度」「ホコリ」の3つの条件が揃うことで発生します。
車内は密閉され高温多湿になる上にエサとなるホコリもあるため、カビが発生しやすい環境です。そのため、窓を開けっ放しにして車内が濡れた場合は、しっかり乾燥させることが大切です。
カビが発生した時の対処法
車内にカビが発生した時の対処法はいくつかあります。臭い対策、洗浄、掃除、消毒などです。臭い対策は、消臭スプレーを使用してカビの臭いを消します。ただし、これは根本的な解決にはならないため、応急処置としての対処法です。
これに対し、洗浄、掃除、消毒は根本的に解決できます。カーエアコン、フロアマット、座席シートは特にカビが発生しやすい場所となりますので、それぞれの対処法について解説します。
カーエアコンの場合
車に限らず、エアコンはカビの温床になりやすい設備です。「エバポレーター」と呼ばれるカーエアコンの室内機がカビの温床となる可能性が高いとされています。エバポレーターでは、冷風が作られて車内に送り込まれます。その際、カビが発生していると冷風と一緒にカビの胞子が車内中に蔓延してしまうのです。
カビの胞子を吸い込むと、喘息やアレルギー性の疾患を発症する可能性があります。嫌な臭いがするだけではなく健康に害を及ぼすため、いち早く対処しなければなりません。
しかし、エバポレーターはエアコンの奥のほうにあるため、素人では洗浄するのが厳しいです。市販の洗浄スプレーも売っていますが、エアコン内部は複雑なので、効果を感じないこともあるかもしれません。そのため、時間と費用はかかりますが、ディーラーなどにお願いするのが一番効果的な方法です。
では、そもそもカビを発生させないためには、どういった対策をとればいいのでしょう?
それは、雨で濡れた車内を乾燥させることと車内をきれいに掃除することです。カビのエサとなるホコリや食べカスが落ちているなら、取り除くようにしてください。
また、エバポレーターに汚れが入り込まないようにするために「エアコンフィルター」というものがあります。エアコンフィルターが目詰まりすると、そこでカビが発生してしまう可能性があるほかに冷却効果も下がるため、定期的に交換する必要があります。
フロアマットの場合
フロアマットの場合は、車外に出せるので洗浄して乾燥させるのが効果的です。まずはフロアマットを取り外します。そして、ホコリや食べカスなどの汚れを叩き落としてください。
ある程度大きな汚れがなくなったら、次は水で薄めた中性洗剤で洗浄します。フロアマットの表だけではなく裏もしっかり洗いましょう。
洗い終わったら水ですすいで乾燥させます。この時、完全に乾燥させることが重要です。湿ったままだと、再びカビが発生してしまいます。
せっかく洗浄したのにカビが発生しては意味がありません。天気の良い日を選んで、よく乾かしましょう。
座席シートの場合
座席シートは取り外しができません。そのため、水分をしっかり乾燥させたら掃除と消毒をするのがおすすめです。まずは、掃除機などを使用してホコリを取り除きます。きれいになったらアルコール系の消毒スプレーをしましょう。アルコール系の消毒をすれば、カビだけではなくウイルスにも効果を発揮します。スプレーは水分なので、スプレー後はドアを開けて乾燥させましょう。
また、この方法は座席シートだけではなく車内全体に使えます。天井や窓ガラス、床などありとあらゆる場所の掃除と消毒をすることで、カビの発生を抑えることが可能です。
雨の日だけじゃない!車がびしょ濡れになる原因と対処法

具体的な症状として、運転席の足元や助手席に水分が溜まることがあります。それらの原因を探るためには、まず溜まっている水分がどういうものかを確認しましょう。なぜなら水なのかオイルなのかによって、故障している箇所を推測できるためです。
「水ならばエアコンの排水漏れ」「色がついていてニオイがする液体はエンジンオイルやガソリン」といったように判別します。
エアコンの排水漏れの場合
嫌なニオイもなく、透明な水分が溜まっている場合は、エアコンの排水漏れが原因だと考えられます。カーエアコンはエバポレーターで冷風を作る際に結露するため、その水分をドレンホースから車外に出しています。そのため、そのドレンホースが破損したり詰まったりすることで、車外に出されるはずだった水分が車内に溜まってしまうことがあります。
助手席側のグローブボックスを取り外すとドレンホースを確認できますが、自分でやる勇気が出ない場合はディーラーなどに見てもらいましょう。
エンジンオイルやガソリンの侵入の場合
エンジンオイルやガソリンが溜まっていると、ニオイですぐに分かるでしょう。さらに、色や触った感触も水とは異なります。その場合は、走行に支障をきたす可能性が高いです。オイル漏れやガソリン漏れは危険ですので、早急に修理してもらいましょう。
まとめ
①雨の日に車の窓を開けっ放しにすると様々な影響がある
②座席シートが濡れたら、水分を取り除き、乾燥させることが大切
③ヒューズが故障したら、新しいものと交換する
④カビが発生しやすい箇所は、洗浄、掃除、消毒などでカビを除去する
⑤雨以外にも車内がびしょ濡れになる場合は、エアコンの排水漏れやエンジンオイルやガソリンが侵入している恐れがある
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