中古車購入チェックポイント
更新日:2022.10.02 / 掲載日:2022.10.02
中古のミニバンは故障しやすい?壊れにくい中古車の選び方や評判のいいミニバンの車種を紹介!
ミニバンはファミリーカーとして使い勝手がいいため、とても人気があります。この傾向は新車だけでなく中古車市場でも同様です。
しかし、ミニバンは使い勝手がいい半面、故障しやすいという話も聞かれます。特に中古車でその傾向が顕著と言われています。
なぜミニバンは故障が多いのでしょうか?その理由について説明していきます。また、故障の少ないミニバンの選び方や評判のいい車種、故障防止のためにどんなメンテナンスをすべきかについてもまとめました。

ミニバンは近所に日用品を買いに行ったり、家族を最寄り駅まで送り迎えしたりと活用シーンは沢山あります。また、長距離走行にも適していて車内も広いので家族でレジャーをする際にも快適に過ごせるでしょう。
利用シーンが色々と考えられるので、ミニバンに乗っている方は車を頻繁に使うことが多いです。そのため、中古のミニバンであれば、ある程度使いこまれている可能性が高いでしょう。
走行距離も長くなれば、それだけ部品にも負担がかかっています。部品の劣化や摩耗も進んでいて、購入してから比較的早い段階で故障が起こりやすくなると言えます。

中古のミニバンは故障リスクがそれなりにありますが、一方で状態の良いものも少なからず存在しています。
では、故障しにくい中古のミニバンを見つけるには、どこを見れば良いのでしょう?
故障リスクの低い中古車の選び方のポイントについて、ここで詳しく見ていきましょう。
装備の充実しているミニバンは、それだけ多くの部品で構成されているため、構造も複雑で繊細になりがちです。すると、どうしても不具合が起こりやすくなります。一つ一つは大して影響のないマイナーなものであっても、シンプルエラーが別のエラーを引き起こし、故障しやすくなるわけです。
一方、シンプルな装備のミニバンは作りも単純ですし、使われている部品の数も少ないです。不具合やエラーの発生リスクが低く、故障しにくいものが多いです。
マイナーチェンジは、部分的に細かな部分を修正しています。不具合の起こりやすい箇所、脆弱な箇所の修繕を目的としたものが多いです。
つまり、マイナーチェンジを繰り返しているミニバンは、それだけバージョンアップしているということです。改良を重ねているので、故障しにくい車になっています。
もし中古のミニバンを購入するのであれば、何年式かをチェックしましょう。その上でその年度までにマイナーチェンジがされているかどうかを確認してください。
そこで中古のミニバンを購入する前に、その車両がこれまでどのような整備がされてきたのか着目してみてください。メンテナンスの状況は、メンテナンスノートで確認できます。
メンテナンスノートには、これまでいつどこを整備したかが記載されています。こまめに整備内容が記載されているミニバンであれば、中古であっても今後の故障リスクは低いでしょう。
また、メンテナンスノートを確認すれば、今後どこを整備すればいいのかも分かります。メンテナンスノートのない中古ミニバンは車両の状態が分からないので、購入は控えることをおすすめします。
相場と比較して安すぎるものは、それなりに理由があります。何らかのリスクを抱えている可能性が高いです。
また、激安価格で販売されている中古のミニバンは、いわゆる修復歴車の可能性もあります。修復歴車とは、車の骨格部分を修理した車のことです。
一見すると事故を起こした車には見えないかもしれませんが、いつ不具合が起きるか分かりません。また、走行性能にも深刻な影響を及ぼしている可能性もあります。
もしあまりに安い中古のミニバンを見つけたら、なぜその価格なのか店員さんに聞いてみましょう。
信頼できるかを判断するためには、車両に関する情報を全て公開してくれるかどうかがポイントになります。車に関する良い情報だけでなく、注意すべきポイントなど販売にあたってマイナスになる情報も提示してくれるか確認しましょう。
販売されている中古のミニバンに関して悪い情報も提供されれば、こちらもより正確な判断ができます。マイナスな情報も提供してくれるのは、お客さん目線に立って営業している証拠でもあります。
逆に良い情報しか提供しない、「この車は故障しません、大丈夫です!」と安易に太鼓判を押すお店は、売上重視でお客さんのことはあまり考えていない可能性があるので注意しましょう。
ここからは、一般的に壊れにくいと評判のいい車種をいくつかピックアップしてみました。中古のミニバン探しで迷ったら、以下で紹介する車種の中で絞り込んでみるといいでしょう。

トヨタのエスティマは1990~2019年の長きにわたって生産されてきたミニバンです。大型のミニバンに該当し、「天才タマゴ」のキャッチコピーは当時話題になりました。
エスティマは、そのボディのフォルムが大きな特色です。ミニバンといえば、それまでは四角く大きなボディのものが主流でした。しかし、エスティマの卵型で独特の丸みを感じさせるフォルムは、他とは異なる存在感を出しています。耐久品質の高さもユーザーの間では評判です。
エスティマは2020年に販売が終了しました。しかし、中古車市場では活発に出回っています。まだまだ十分乗り続けられるような中古のエスティマも多く出回っていますので、要チェックです。
トヨタ エスティマの中古車を探す

ヴォクシーは、トヨタで2001年から発売されているロングセラーのミニバンです。2022年にフルモデルチェンジが行われており、新車販売されているのは4代目モデルになります。
ヴォクシーがおすすめなのは、何度もマイナーチェンジを繰り返しているからです。1~3代目モデルを見てみると、だいたい7年前後でモデルチェンジが行われてきました。その間に数度のマイナーチェンジが行われています。それぞれのモデルの最新バージョンを購入すれば、中古車でも不具合の発生するリスクは低いでしょう。
トヨタでは「ノア」「エスクァイア」「ヴォクシー」を3兄弟車と位置付けています。この3兄弟の中でもヴォクシーが最もポピュラーな車種と言われていて、ユーザーの間で広く支持されていることが分かります。
トヨタ ヴォクシーの中古車を探す

フリードはホンダで販売されているミニバンです。「ちょうどいい」をコンセプトにしていて、使い勝手・乗り心地・燃費のバランスの取れたミニバンに仕上がっています。
コンパクトボディでハンドルの取り回しもスムーズです。その割には車内スペースは広く、3列シート・7人乗車することが可能です。
また「Honda SENSING」という安全運転支援システムを標準装備しています。安全・安心なミニバンを探している人の間で支持されている車種です。
「10万kmや20万kmを超えても現役で走行できている!」という口コミも見られます。そのため、しっかりメンテナンスをすれば中古でも故障なしで運転することが十分可能です。
ホンダ フリードの中古車を探す

日産セレナも壊れにくいミニバンとして評判です。ファミリーカーとして、高い人気を誇る車種でもあります。
支持を集めているのは、使い勝手の良さが評価されているからです。車内空間が広いので、家族で乗車しても圧迫感がありません。
セレナは、ヴォクシーと同等サイズのMクラスミニバンです。Mクラスの中ではトップクラスの車内スペースで、シートアレンジも自由自在です。
セレナもメンテナンスがしっかりされていれば、10年落ち・10万km以上の走行距離のものでも十分乗り続けることができるとされています。
日産 セレナの中古車を探す

三菱から発売されているデリカD:5は、少しほかのミニバンとは異なる特徴を持った車種です。ミニバンの中でもSUVに近いテイストと言えます。
SUVテイストの車ということで、雪道などの悪路でもしっかり走行できる点が人気です。縦長のフォルムで、アウトドアなどの大型の荷物を積み込むことも可能です。優れた悪路走行性のあるミニバンということで、頑丈な作りになっています。そのため、多少年式が古くても十分走ることができます。
ただし、前のオーナーがどのような使い方をしてきたかには注目したほうがいいでしょう。アウトドアが趣味で山道や雪道ばかり走り続けていると、それなりに負荷がかかっているかもしれません。
三菱 デリカD:5の中古車を探す

中古のミニバンを長く使用するためには、きちんとメンテナンス行うことが欠かせません。
ここからは、中古のミニバンを長持ちさせるために具体的にどのようなメンテナンスをすればいいのか見ていきましょう。
定期的にメンテナンスをすることで、長持ちするだけでなく快適にドライブできるでしょう。以下で紹介することを参考にしてみてください。
洗車をしていないと、ちりやほこりがボディに付着します。そのまま放置していると固着してしまって塗装を傷めることになりかねません。
また、海の近くや雪国の場合は塩分が車に付着する可能性が高いです。塩分をそのまま放置しているとボディの腐食が進み、耐久性に深刻な影響が出ることがあります。
洗車は汚れが目立ったり、塩分が付着したりしたときに行いましょう。たとえ目立つ汚れがなくても、1カ月に1回くらいのペースで洗車することをおすすめします。
もしオイルが十分な量に達していなければ、エンジンに大きな負荷がかかってしまいます。最悪、焼け付きやオーバーヒートを起こしてエンジンが動かなくなってしまう恐れもあります。
エンジンそのものを交換するとなると、少なく見積もっても何十万円、車種によっては100万円を超える費用を請求されるかもしれません。
エンジンオイルは軽微な漏れであれば、外見から気付けない可能性があります。オイルゲージを使って、定期的に確認する習慣をつけましょう。
まずは溝が十分に確保されているか確認してください。タイヤの溝が1.6mm以上残っていなければ、道路交通法違反となります。また、溝が十分でないとスリップして事故の危険性も高まります。
そしてタイヤの空気圧も確認しましょう。空気圧が高すぎても低すぎても燃費や乗り心地が悪化しますし、タイヤの摩耗が進みやすくなります。
タイヤの状態チェックは、1カ月に1回くらいのペースで行うのがベストです。空気圧はエアゲージを使ってチェックしますが、エアゲージがなければガソリンスタンドでお願いすると確認してもらえます。
エアコンフィルターの交換時期は、1年に1回が目安と言われています。最近ではフィルターも進化していて、花粉や黄砂、PM2.5などをキャッチしてくれるモデルも出てきています。
ライトの光が弱くなっていたら、エンジンをかけてみてください。なかなかエンジンがかからなくなっているのであれば注意が必要です。
エンジンがかかりにくい原因として、バッテリーもしくはセルモーターの故障が疑われます。セルモーターはめったに故障しないので、バッテリーに問題の起きている可能性のほうが高いでしょう。
光が弱くなり、エンジンもかかりにくくなっていれば、バッテリーの電圧が低くなっていると考え、バッテリーの交換など対処が必要となります。
異音がする場合、エンジンルームを開けてベルトの状態を確認しましょう。ベルトはゴム製品ですので、もしかするとベルトがひび割れなどの劣化を起こしているかもしれません。その場合は速やかに新しいベルトと交換してください。
異音がひどい場合には、エンジンをかけずに1回整備工場で点検してもらうことをおすすめします。
もし警告灯が点灯したままになっているものがあれば要注意です。その部分に何らかの不具合が発生している可能性があります。
警告灯の点灯しているところを確認して、問題が起きていないかチェックしてください。もし自分で判断ができなければ、ディーラーや整備工場に持ち込みましょう。点検だけなら無料で行っているところもあります。
警告灯がついているにも関わらずそのまま運転し続けると、ある日突然車が動かなくなることもあります。
しかし、ミニバンは使い勝手がいい半面、故障しやすいという話も聞かれます。特に中古車でその傾向が顕著と言われています。
なぜミニバンは故障が多いのでしょうか?その理由について説明していきます。また、故障の少ないミニバンの選び方や評判のいい車種、故障防止のためにどんなメンテナンスをすべきかについてもまとめました。
中古車のミニバンが故障の多い理由

利用シーンが色々と考えられるので、ミニバンに乗っている方は車を頻繁に使うことが多いです。そのため、中古のミニバンであれば、ある程度使いこまれている可能性が高いでしょう。
走行距離も長くなれば、それだけ部品にも負担がかかっています。部品の劣化や摩耗も進んでいて、購入してから比較的早い段階で故障が起こりやすくなると言えます。
故障の少ないミニバンの選び方

では、故障しにくい中古のミニバンを見つけるには、どこを見れば良いのでしょう?
故障リスクの低い中古車の選び方のポイントについて、ここで詳しく見ていきましょう。
シンプル装備のものを選ぶ
装備のあまりついていないシンプルなミニバンのほうが、故障リスクは低いと考えられます。それは、車両の構造が関係しているからです。装備の充実しているミニバンは、それだけ多くの部品で構成されているため、構造も複雑で繊細になりがちです。すると、どうしても不具合が起こりやすくなります。一つ一つは大して影響のないマイナーなものであっても、シンプルエラーが別のエラーを引き起こし、故障しやすくなるわけです。
一方、シンプルな装備のミニバンは作りも単純ですし、使われている部品の数も少ないです。不具合やエラーの発生リスクが低く、故障しにくいものが多いです。
マイナーチェンジしている車種
ミニバンに限らず、それなりに長く販売されている車種はモデルチェンジを一定のサイクルで行っています。フルモデルチェンジの他にマイナーチェンジも行われていますが、マイナーチェンジを繰り返しているミニバンは故障リスクが低いです。マイナーチェンジは、部分的に細かな部分を修正しています。不具合の起こりやすい箇所、脆弱な箇所の修繕を目的としたものが多いです。
つまり、マイナーチェンジを繰り返しているミニバンは、それだけバージョンアップしているということです。改良を重ねているので、故障しにくい車になっています。
もし中古のミニバンを購入するのであれば、何年式かをチェックしましょう。その上でその年度までにマイナーチェンジがされているかどうかを確認してください。
メンテナンスのしっかりしている車種
中古のミニバンは故障しやすいと言われますが、前のオーナーがしっかりメンテナンスをしていれば話は別です。劣化している部品や消耗品を適切なタイミングで交換していれば、故障リスクは低くなるでしょう。そこで中古のミニバンを購入する前に、その車両がこれまでどのような整備がされてきたのか着目してみてください。メンテナンスの状況は、メンテナンスノートで確認できます。
メンテナンスノートには、これまでいつどこを整備したかが記載されています。こまめに整備内容が記載されているミニバンであれば、中古であっても今後の故障リスクは低いでしょう。
また、メンテナンスノートを確認すれば、今後どこを整備すればいいのかも分かります。メンテナンスノートのない中古ミニバンは車両の状態が分からないので、購入は控えることをおすすめします。
安すぎるミニバンは避ける
中古車の魅力として、新車と比較して安い価格で購入できる点は外せません。ただし、安いといってもあまりに激安価格で販売されている中古のミニバンは要注意です。相場と比較して安すぎるものは、それなりに理由があります。何らかのリスクを抱えている可能性が高いです。
また、激安価格で販売されている中古のミニバンは、いわゆる修復歴車の可能性もあります。修復歴車とは、車の骨格部分を修理した車のことです。
一見すると事故を起こした車には見えないかもしれませんが、いつ不具合が起きるか分かりません。また、走行性能にも深刻な影響を及ぼしている可能性もあります。
もしあまりに安い中古のミニバンを見つけたら、なぜその価格なのか店員さんに聞いてみましょう。
信頼できる販売店で購入する
中古車を選ぶ際は、どこの販売店で購入するかによって大きく左右されます。そのため、販売店のスタッフが信頼できるか、きちんと見極めましょう。信頼できるかを判断するためには、車両に関する情報を全て公開してくれるかどうかがポイントになります。車に関する良い情報だけでなく、注意すべきポイントなど販売にあたってマイナスになる情報も提示してくれるか確認しましょう。
販売されている中古のミニバンに関して悪い情報も提供されれば、こちらもより正確な判断ができます。マイナスな情報も提供してくれるのは、お客さん目線に立って営業している証拠でもあります。
逆に良い情報しか提供しない、「この車は故障しません、大丈夫です!」と安易に太鼓判を押すお店は、売上重視でお客さんのことはあまり考えていない可能性があるので注意しましょう。
壊れにくいと評判のミニバン
ミニバンは人気の車両タイプなので、各メーカーいろいろな車種を販売しています。その中でも壊れやすい、壊れにくい車種があります。ここからは、一般的に壊れにくいと評判のいい車種をいくつかピックアップしてみました。中古のミニバン探しで迷ったら、以下で紹介する車種の中で絞り込んでみるといいでしょう。
エスティマ

エスティマは、そのボディのフォルムが大きな特色です。ミニバンといえば、それまでは四角く大きなボディのものが主流でした。しかし、エスティマの卵型で独特の丸みを感じさせるフォルムは、他とは異なる存在感を出しています。耐久品質の高さもユーザーの間では評判です。
エスティマは2020年に販売が終了しました。しかし、中古車市場では活発に出回っています。まだまだ十分乗り続けられるような中古のエスティマも多く出回っていますので、要チェックです。
トヨタ エスティマの中古車を探す
ヴォクシー

ヴォクシーがおすすめなのは、何度もマイナーチェンジを繰り返しているからです。1~3代目モデルを見てみると、だいたい7年前後でモデルチェンジが行われてきました。その間に数度のマイナーチェンジが行われています。それぞれのモデルの最新バージョンを購入すれば、中古車でも不具合の発生するリスクは低いでしょう。
トヨタでは「ノア」「エスクァイア」「ヴォクシー」を3兄弟車と位置付けています。この3兄弟の中でもヴォクシーが最もポピュラーな車種と言われていて、ユーザーの間で広く支持されていることが分かります。
トヨタ ヴォクシーの中古車を探す
フリード

コンパクトボディでハンドルの取り回しもスムーズです。その割には車内スペースは広く、3列シート・7人乗車することが可能です。
また「Honda SENSING」という安全運転支援システムを標準装備しています。安全・安心なミニバンを探している人の間で支持されている車種です。
「10万kmや20万kmを超えても現役で走行できている!」という口コミも見られます。そのため、しっかりメンテナンスをすれば中古でも故障なしで運転することが十分可能です。
ホンダ フリードの中古車を探す
セレナ

支持を集めているのは、使い勝手の良さが評価されているからです。車内空間が広いので、家族で乗車しても圧迫感がありません。
セレナは、ヴォクシーと同等サイズのMクラスミニバンです。Mクラスの中ではトップクラスの車内スペースで、シートアレンジも自由自在です。
セレナもメンテナンスがしっかりされていれば、10年落ち・10万km以上の走行距離のものでも十分乗り続けることができるとされています。
日産 セレナの中古車を探す
デリカD:5

SUVテイストの車ということで、雪道などの悪路でもしっかり走行できる点が人気です。縦長のフォルムで、アウトドアなどの大型の荷物を積み込むことも可能です。優れた悪路走行性のあるミニバンということで、頑丈な作りになっています。そのため、多少年式が古くても十分走ることができます。
ただし、前のオーナーがどのような使い方をしてきたかには注目したほうがいいでしょう。アウトドアが趣味で山道や雪道ばかり走り続けていると、それなりに負荷がかかっているかもしれません。
三菱 デリカD:5の中古車を探す
誰でもできる!中古のミニバンを長持ちさせる方法

ここからは、中古のミニバンを長持ちさせるために具体的にどのようなメンテナンスをすればいいのか見ていきましょう。
定期的にメンテナンスをすることで、長持ちするだけでなく快適にドライブできるでしょう。以下で紹介することを参考にしてみてください。
①洗車をする
ミニバンのメンテナンスの中で欠かせないのが洗車です。実は洗車をこまめに行うことで、車を長持ちさせることができます。洗車をしていないと、ちりやほこりがボディに付着します。そのまま放置していると固着してしまって塗装を傷めることになりかねません。
また、海の近くや雪国の場合は塩分が車に付着する可能性が高いです。塩分をそのまま放置しているとボディの腐食が進み、耐久性に深刻な影響が出ることがあります。
洗車は汚れが目立ったり、塩分が付着したりしたときに行いましょう。たとえ目立つ汚れがなくても、1カ月に1回くらいのペースで洗車することをおすすめします。
②オイルの量を定期的に確認する
エンジンオイルの量は、定期的に確認してください。エンジンオイルの量が減少しているのであれば、漏れている可能性が高いです。もしオイルが十分な量に達していなければ、エンジンに大きな負荷がかかってしまいます。最悪、焼け付きやオーバーヒートを起こしてエンジンが動かなくなってしまう恐れもあります。
エンジンそのものを交換するとなると、少なく見積もっても何十万円、車種によっては100万円を超える費用を請求されるかもしれません。
エンジンオイルは軽微な漏れであれば、外見から気付けない可能性があります。オイルゲージを使って、定期的に確認する習慣をつけましょう。
③タイヤの状態を確認する
タイヤの状態も定期的に確認しましょう。まずは溝が十分に確保されているか確認してください。タイヤの溝が1.6mm以上残っていなければ、道路交通法違反となります。また、溝が十分でないとスリップして事故の危険性も高まります。
そしてタイヤの空気圧も確認しましょう。空気圧が高すぎても低すぎても燃費や乗り心地が悪化しますし、タイヤの摩耗が進みやすくなります。
タイヤの状態チェックは、1カ月に1回くらいのペースで行うのがベストです。空気圧はエアゲージを使ってチェックしますが、エアゲージがなければガソリンスタンドでお願いすると確認してもらえます。
④エアコンフィルターを洗浄する
エアコンフィルターの交換も定期的に行ってください。車が故障するわけではありませんが、エアコンの効きが悪くなったり、カビなどで悪臭を放ったりするため車内で快適に過ごせなくなるでしょう。エアコンフィルターの交換時期は、1年に1回が目安と言われています。最近ではフィルターも進化していて、花粉や黄砂、PM2.5などをキャッチしてくれるモデルも出てきています。
⑤ライトの光を確認する
ライトやメーター系の光も定期的にチェックしましょう。以前と比較して光が弱くなっていると感じられるのであれば、バッテリー上がりの前兆症状かもしれません。ライトの光が弱くなっていたら、エンジンをかけてみてください。なかなかエンジンがかからなくなっているのであれば注意が必要です。
エンジンがかかりにくい原因として、バッテリーもしくはセルモーターの故障が疑われます。セルモーターはめったに故障しないので、バッテリーに問題の起きている可能性のほうが高いでしょう。
光が弱くなり、エンジンもかかりにくくなっていれば、バッテリーの電圧が低くなっていると考え、バッテリーの交換など対処が必要となります。
⑥エンジンから異音がする場合は注意
エンジンを動かしたときに「キュルキュル」という異音がする場合には要注意です。これはベルトのかかっているプーリーとかみ合っていないことが原因でしょう。プーリーとかみ合わないのは、ベルトそのものが劣化している可能性が高いです。異音がする場合、エンジンルームを開けてベルトの状態を確認しましょう。ベルトはゴム製品ですので、もしかするとベルトがひび割れなどの劣化を起こしているかもしれません。その場合は速やかに新しいベルトと交換してください。
異音がひどい場合には、エンジンをかけずに1回整備工場で点検してもらうことをおすすめします。
⑦警告灯を確認する
メーターパネルには、いろいろなランプが取り付けられています。通常はエンジンをかけたときに点灯してすぐに消えます。もし警告灯が点灯したままになっているものがあれば要注意です。その部分に何らかの不具合が発生している可能性があります。
警告灯の点灯しているところを確認して、問題が起きていないかチェックしてください。もし自分で判断ができなければ、ディーラーや整備工場に持ち込みましょう。点検だけなら無料で行っているところもあります。
警告灯がついているにも関わらずそのまま運転し続けると、ある日突然車が動かなくなることもあります。
まとめ
①使い勝手の良さから頻繁に使われることが多いため、中古のミニバンは故障しやすいと言われている
②壊れにくいと評判のいいミニバンの車種もある
③故障の少ない中古車を選ぶには、信頼できる販売店で購入することがポイント
④中古車であっても普段からメンテナンスを行えば、故障リスクを減らせる
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