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更新日:2022.11.29 / 掲載日:2022.11.29
車が故障したらどこに連絡すればいい?JAFなどの主な連絡先について解説
車が故障してしまい、どうしても救援が必要になることがあります。家で故障した場合はなんとか対処できるかもしれませんが、外出中に事故に遭って故障した場合などは、レッカー移動してくれる業者や警察にも連絡をする必要があります。
車が故障した場合に、連絡すべきところは複数あります。そこで、ここでは故障の内容やその時の状況に応じてどこに連絡をするのが正しいのか、詳しく解説していきます。
特に車のことにあまり詳しくない方であれば、故障した状態で迂闊に車を動かすと事故につながる恐れがあります。そのため、車が故障した場合、どこに連絡をすればいいのか確認しておきましょう。

車が故障して救援が必要になってしまった場合、主な連絡先としてはJAFや保険会社などで扱っているロードサービス、またはディーラーなどの販売店などが挙げられます。
それぞれの特徴について、以下で詳しく説明していきます。
JAFは、365日24時間対応しており、基本的に会員制ですが未加入者でも利用可能です。
JAFに救援を求めるとサービス車両が現場まで駆け付けて、ガス欠、バッテリー上がり、タイヤのパンクの応急処置やレッカー移動などをサポートしてくれます。
また、車の使用者がJAF会員であれば、その人の所有する車でなくとも対応してもらえます。
任意保険の自動車保険に加入していると、ロードサービスが付帯されていることが多いです。サービスの詳細は契約内容や保険会社によって異なり、一定の範囲内まで無料となるものやサービス内容によっては有料になるなど様々です。
車両保険を使って車を修理した場合とは異なり、ロードサービスを利用しても等級には影響がないという点は、どのロードサービスも共通しています。
新車で購入し、年数が経過していないものであれば、メーカー保証を使った修理も期待できるでしょう。
ただし、店舗が遠すぎたり、場所が高速道路や雪道などの悪路だったりすると、対応し切れないこともあります。そうなると、最初からロードサービスを利用したほうがいいかもしれません。
しかし、これはあくまでも例外的なサービスで、ロードサービスのように常に出張修理を受け付けてくれるわけではないので注意しましょう。
ただし、これもディーラーや自動車販売店と同様に、必ず対応してくれるとは限りません。中には、ロードサービスとは別に出張修理を専門としている修理業者も存在します。心当たりがあって来てもらうことが可能であれば、問い合わせてみてもいいでしょう。
現場から立ち去れば、物損事故の場合は「当て逃げ」、怪我人がいれば「ひき逃げ」になります。もちろん、通報だけして現場から立ち去っても同様です。
怪我人の救護が必要になることもあるので、消防にも連絡してください。
ただし、専門的な修理が必要だったり、従業員が少ないスタンドだったりすると、対応し切れないこともあります。
また、場所が高速道路や山中の悪路というケースや、夜間あるいは冬場で路面状況が危険という状況では来てくれない可能性が高いです。そういった場合は、最初からJAFなどのロードサービスに頼りましょう。
バッテリー上がりが起きた場合の充電やタイヤのパンクなどは、少し車に詳しい方であれば対応できるかもしれません。
ただし、バッテリー上がりだと思って友人知人を呼んだら、実際は発電機の故障だったというようなケースも考えられます。この場合は、結局修理工場などに持ち込む必要があるので、二度手間となってしまうでしょう。
また、高速道路や山道などの危険な場所で車がストップした場合、専門家でもない人に救援を求めるのは考えものです。

外出先ではなく、自宅のガレージや敷地内などで故障した場合も、走行中に故障した場合と同じくロードサービスや自動車販売店に救援を求めることができます。
ただし、来てもらえない場合や来ても対応してもらえないこともあるので、その点は留意しておきましょう。
自宅の前や敷地内などで車が故障したら、加入している保険会社に連絡することでロードサービスを利用できます。自動車保険に入っていれば、ほとんどの場合ロードサービスが付帯されているでしょう。
ロードサービスは、エンジンのジャンピングやタイヤがパンクした際のスペアタイヤとの交換、キーを紛失してしまった際のドア解錠などを行ってくれます。また、ガス欠時の燃料補給サービスなど、よくあるトラブルは大概対処してくれます。
馴染みの修理工場や修理業者に依頼をすると、処置はしてくれるものの有料となることが多いです。作業の内容によっては多額の出費になることもありますが、JAFは年会費(月会費)さえ払っていれば無料で応じてくれます。
例えば、保険会社によっては高速道路での事故には対応していないこともありますし、冬場で道路が凍結している場合などは、現場に行くのが難しいこともあるでしょう。
また、ナンバープレートがない車や法律に抵触するような改造車は、ロードサービスそのものを断られることもあります。
そのため、自分が契約しているロードサービスはどのような状況だと対応可能なのか、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、保険会社のロードサービスが対処してくれるのは契約している車両に限られますが、JAFは契約者が運転している車両であれば正式な名義人かどうかを問わず対応してくれます。この違いも踏まえておくといいでしょう。

ここまでは、車が故障した場合、どのような業者やサービスに頼ればいいのかを説明してきました。
では、走行中に故障などのトラブルに見舞われた場合、救援を呼ぶ時にどのようなことをすればいいのでしょうか?具体的にその流れを説明していきます。
一般道であれば、空きスペースや路肩などに停車してハザードランプを点けましょう。特に夜間や見通しの悪い道路、後続車が停車しづらい雪道などでは慎重に行ってください。
この時に役に立つアイテムが、「停止表示器材」や「発煙筒」などです。特に高速道路で停車したら、車の50メートル後方に停止表示器材を設置することが法律上、義務付けられています。
もしも停車したのが一般道であれば、路肩などスペースに余裕がある場所で、どこが故障したのかを確認してもいいでしょう。故障の内容によっては自力で応急処置や修理を行って再び自走可能になることも考えられますが、自走できるかどうか判断に迷ったりする場合は、JAFやロードサービスにすぐ連絡して故障状況を伝えてください。
しかし、高速道路では走行中に車を停めるだけでも事故を引き起こす恐れがあります。故障個所をチェックする余裕もないので、安全確保の措置を取ったらすぐに搭乗者は全員車から下りて、ガードレールの外側などの安全な場所に避難しましょう。
高速道路の場合は、1キロごとに非常電話が設置されています。スマートフォンや携帯電話で通報するのであれば、路肩にあるキロポストの数字を伝えることで、停車している地点を特定することができます。
高速道路で車が故障して停車を余儀なくされたら、先述した「車の状況確認」は行わずに、すぐに車から離れて安全を確保した段階で救援を呼びましょう。
この時、ただ離れるだけではなく設置されているガードレールの外側などに避難してください。万が一、追突した車などが突っ込んできた場合、ガードレールは衝撃を防ぐのではなく、壊れることによって吸収するものなので、ガードレールの近くにいると怪我をする恐れがあります。

走行中に車が故障してしまった場合、安全に停止させた後で、引き続き自走してもいいかどうかを判断する必要があります。その上で、自走できなければ救援を呼ぶことになるでしょう。
ここでは、自走できるかどうかの判断基準について詳しく解説していきます。
このような場合、まずは自走してもいいかどうかをJAFや保険会社のロードサービスに連絡して相談するという方法もあります。
ロードサービスは現地への出張修理サービスだけではなく、こういった相談も受け付けてくれます。場合によってはオペレーターがすぐに判断できるケースもあり、そのままロードサービスの手配を行ってくれることもあるでしょう。
業者が来てくれた時点でも、自走可能かどうかについてアドバイスをもらうこともできます。また、細かい対応は業者によって異なるかも知れませんが、故障した車で引き続き自走している間、ロードサービスの業者に追走してもらえることもあります。
一先ず、迷った場合は専門家に相談することをおすすめします。
車の状態によっては、公道を運転しただけで違反になるケースがあります。例えば、ウインカーランプが故障・破損した状態で公道を走れば、道路交通法で摘発対象となるでしょう。
また、事故によって車が損傷し、突起物がボディから大きくはみ出した状態になっていると、道路運送車輛法の突起物規制に引っかかる恐れがあります。
さらに、車の故障の原因が単なる経年劣化やメンテナンス不足ではなく、物品に接触したことで生じたものであれば、現場から立ち去ると「当て逃げ」になることもあります。これも道路交通法が適用され、罰則は1年以下の懲役または10万円以下の罰金です。
車の構造などに詳しい方でも、法律の解釈となると難しいこともあります。そのため、少しでも不安を感じたら、JAFや保険会社のロードサービスに相談してください。
たとえエンジンがかかり、走行するのに支障がなさそうでも、走行しているうちに故障が悪化してしまうこともあります。例えば、フロントガラスに飛び石や事故などでひびが入ってしまった場合、最初は小さな傷程度でも、油断してそのまま走行すると走行中の震動によってひび割れが拡大することも考えられます。こうなるとひび割れによって視界が遮られ、非常に危険です。
また、フロントガラスのひび割れも含めて、故障したことによって道路交通法第62条に定める「整備不良」に該当する状態になれば、警察から摘発される可能性もあります。
このように安全に運転できるかどうか、運転しても法律上問題ないかという問題はリンクしています。
他にも、バッテリーランプが点灯してエンジンのかかりが弱いという場合、無理に走行を続けると途中でバッテリーが上がってしまうかもしれません。すると、走行中に車がストップしてしまう可能性もあるので注意してください。
車が故障した場合に、連絡すべきところは複数あります。そこで、ここでは故障の内容やその時の状況に応じてどこに連絡をするのが正しいのか、詳しく解説していきます。
この記事の目次
車が故障したらどこに連絡すればいいのかを状況別に確認しておきましょう
車が故障してそのままでは運転できない状況に陥った場合、しかるべき業者やサービスに救援を求める必要があります。特に車のことにあまり詳しくない方であれば、故障した状態で迂闊に車を動かすと事故につながる恐れがあります。そのため、車が故障した場合、どこに連絡をすればいいのか確認しておきましょう。
主な連絡先

それぞれの特徴について、以下で詳しく説明していきます。
JAF
現在の日本のロードサービスで、最初に思いつくのがJAF(日本自動車連盟)だという方も多いでしょう。JAFは、365日24時間対応しており、基本的に会員制ですが未加入者でも利用可能です。
JAFに救援を求めるとサービス車両が現場まで駆け付けて、ガス欠、バッテリー上がり、タイヤのパンクの応急処置やレッカー移動などをサポートしてくれます。
また、車の使用者がJAF会員であれば、その人の所有する車でなくとも対応してもらえます。
ロードサービス
JAFによる出張修理サービスもロードサービスの一種ですが、ここでいうロードサービスは自動車保険に付帯しているサービスを指します。任意保険の自動車保険に加入していると、ロードサービスが付帯されていることが多いです。サービスの詳細は契約内容や保険会社によって異なり、一定の範囲内まで無料となるものやサービス内容によっては有料になるなど様々です。
車両保険を使って車を修理した場合とは異なり、ロードサービスを利用しても等級には影響がないという点は、どのロードサービスも共通しています。
ディーラー
車が故障した場所がその車を購入したディーラーの店舗に近かった場合、連絡すれば駆け付けてくれることもあります。新車で購入し、年数が経過していないものであれば、メーカー保証を使った修理も期待できるでしょう。
ただし、店舗が遠すぎたり、場所が高速道路や雪道などの悪路だったりすると、対応し切れないこともあります。そうなると、最初からロードサービスを利用したほうがいいかもしれません。
自動車販売店
車を購入した自動車販売店に連絡すると、ディーラーと同様に対応してくれることがあります。しかし、これはあくまでも例外的なサービスで、ロードサービスのように常に出張修理を受け付けてくれるわけではないので注意しましょう。
自動車修理業者・修理工場
車が停止してしまった現場から近いところに修理工場や修理業者の営業所などがあれば、出張修理が可能なこともあるでしょう。ただし、これもディーラーや自動車販売店と同様に、必ず対応してくれるとは限りません。中には、ロードサービスとは別に出張修理を専門としている修理業者も存在します。心当たりがあって来てもらうことが可能であれば、問い合わせてみてもいいでしょう。
警察・消防
もしも事故に遭遇したことで車が故障した場合や故障が原因で事故を起こした場合などは、必ず警察に連絡をしなければなりません。たとえ軽微な接触事故や自損事故だったとしても、黙って現場を立ち去れば道路交通法違反で処罰されることもあります。現場から立ち去れば、物損事故の場合は「当て逃げ」、怪我人がいれば「ひき逃げ」になります。もちろん、通報だけして現場から立ち去っても同様です。
怪我人の救護が必要になることもあるので、消防にも連絡してください。
ガソリンスタンド
ガス欠やタイヤがパンクした場合など比較的簡単に対処できそうな故障の場合は、ガソリンスタンドに救援を求めてもいいでしょう。ただし、専門的な修理が必要だったり、従業員が少ないスタンドだったりすると、対応し切れないこともあります。
また、場所が高速道路や山中の悪路というケースや、夜間あるいは冬場で路面状況が危険という状況では来てくれない可能性が高いです。そういった場合は、最初からJAFなどのロードサービスに頼りましょう。
友人知人
もしも近隣に車に詳しくて頼りになりそうな友人・知人がいたら、助けを求めてもいいでしょう。バッテリー上がりが起きた場合の充電やタイヤのパンクなどは、少し車に詳しい方であれば対応できるかもしれません。
ただし、バッテリー上がりだと思って友人知人を呼んだら、実際は発電機の故障だったというようなケースも考えられます。この場合は、結局修理工場などに持ち込む必要があるので、二度手間となってしまうでしょう。
また、高速道路や山道などの危険な場所で車がストップした場合、専門家でもない人に救援を求めるのは考えものです。
自宅で車が故障した場合はどこに連絡するといい?

ただし、来てもらえない場合や来ても対応してもらえないこともあるので、その点は留意しておきましょう。
出張修理サービスを活用しよう
車が自宅で故障した場合でも、JAFやロードサービスによる出張修理サービスは利用することができます。もちろん自動車修理工場や修理業者を呼んでもいいですが、せっかくなので無料で活用できるものを選ぶと良いでしょう。自宅の前や敷地内などで車が故障したら、加入している保険会社に連絡することでロードサービスを利用できます。自動車保険に入っていれば、ほとんどの場合ロードサービスが付帯されているでしょう。
ロードサービスは、エンジンのジャンピングやタイヤがパンクした際のスペアタイヤとの交換、キーを紛失してしまった際のドア解錠などを行ってくれます。また、ガス欠時の燃料補給サービスなど、よくあるトラブルは大概対処してくれます。
馴染みの修理工場や修理業者に依頼をすると、処置はしてくれるものの有料となることが多いです。作業の内容によっては多額の出費になることもありますが、JAFは年会費(月会費)さえ払っていれば無料で応じてくれます。
来てもらえないこともある
保険会社のロードサービスは、車が故障した現場や道路の状況によっては来られないこともあります。例えば、保険会社によっては高速道路での事故には対応していないこともありますし、冬場で道路が凍結している場合などは、現場に行くのが難しいこともあるでしょう。
また、ナンバープレートがない車や法律に抵触するような改造車は、ロードサービスそのものを断られることもあります。
そのため、自分が契約しているロードサービスはどのような状況だと対応可能なのか、事前に確認しておくことをおすすめします。
対応できないこともある
JAFや保険会社のロードサービスが来てくれたとしても、現場でできることは限られています。応急処置や簡単な修理の範囲を超えた専門的な部品の交換などはできないので、場合によってはレッカー移動となるでしょう。また、保険会社のロードサービスが対処してくれるのは契約している車両に限られますが、JAFは契約者が運転している車両であれば正式な名義人かどうかを問わず対応してくれます。この違いも踏まえておくといいでしょう。
走行中に車が故障して救援を呼ぶ時の流れについて

では、走行中に故障などのトラブルに見舞われた場合、救援を呼ぶ時にどのようなことをすればいいのでしょうか?具体的にその流れを説明していきます。
まずは安全な場所に停車する
道路を走行中に故障が発生したら、まずは安全が確保できる状態で停車することが先決です。場所が高速道路でも一般道でもこの点は共通となりますが、特に高速道路は広めの駐車スペースがないので注意しましょう。一般道であれば、空きスペースや路肩などに停車してハザードランプを点けましょう。特に夜間や見通しの悪い道路、後続車が停車しづらい雪道などでは慎重に行ってください。
安全確保と状況確認
故障した車を安全な場所で停止させたら、追突の危険があるため停車していることを後続車などに知らせる必要があります。この時に役に立つアイテムが、「停止表示器材」や「発煙筒」などです。特に高速道路で停車したら、車の50メートル後方に停止表示器材を設置することが法律上、義務付けられています。
もしも停車したのが一般道であれば、路肩などスペースに余裕がある場所で、どこが故障したのかを確認してもいいでしょう。故障の内容によっては自力で応急処置や修理を行って再び自走可能になることも考えられますが、自走できるかどうか判断に迷ったりする場合は、JAFやロードサービスにすぐ連絡して故障状況を伝えてください。
しかし、高速道路では走行中に車を停めるだけでも事故を引き起こす恐れがあります。故障個所をチェックする余裕もないので、安全確保の措置を取ったらすぐに搭乗者は全員車から下りて、ガードレールの外側などの安全な場所に避難しましょう。
救援を求める
緊急停車と安全確保が完了したら、必要に応じてJAFなどのロードサービスや警察に通報して救援を求めましょう。この時、故障内容や現場の状況、そして具体的な場所などを詳しく伝えることが大切です。高速道路の場合は、1キロごとに非常電話が設置されています。スマートフォンや携帯電話で通報するのであれば、路肩にあるキロポストの数字を伝えることで、停車している地点を特定することができます。
高速道路の場合
高速道路で停車するのは、それ自体がとても危険な行為で、追突事故が起きれば一般道よりも被害が大きくなることがあります。高速道路で車が故障して停車を余儀なくされたら、先述した「車の状況確認」は行わずに、すぐに車から離れて安全を確保した段階で救援を呼びましょう。
この時、ただ離れるだけではなく設置されているガードレールの外側などに避難してください。万が一、追突した車などが突っ込んできた場合、ガードレールは衝撃を防ぐのではなく、壊れることによって吸収するものなので、ガードレールの近くにいると怪我をする恐れがあります。
車が自走できるかどうかの判断基準とは?

ここでは、自走できるかどうかの判断基準について詳しく解説していきます。
自走できるかどうかは相談できる?
車が故障して緊急停止せざるを得なくなった場合、エンジンはかかるし、車自体は動くものの、引き続き自走し続けてもいいかどうか悩むことがあるでしょう。このような場合、まずは自走してもいいかどうかをJAFや保険会社のロードサービスに連絡して相談するという方法もあります。
ロードサービスは現地への出張修理サービスだけではなく、こういった相談も受け付けてくれます。場合によってはオペレーターがすぐに判断できるケースもあり、そのままロードサービスの手配を行ってくれることもあるでしょう。
業者が来てくれた時点でも、自走可能かどうかについてアドバイスをもらうこともできます。また、細かい対応は業者によって異なるかも知れませんが、故障した車で引き続き自走している間、ロードサービスの業者に追走してもらえることもあります。
一先ず、迷った場合は専門家に相談することをおすすめします。
法的にアウトな場合
引き続き自走していいかどうかを判断するための基準の一つは、法律違反にならないかどうかです。車の状態によっては、公道を運転しただけで違反になるケースがあります。例えば、ウインカーランプが故障・破損した状態で公道を走れば、道路交通法で摘発対象となるでしょう。
また、事故によって車が損傷し、突起物がボディから大きくはみ出した状態になっていると、道路運送車輛法の突起物規制に引っかかる恐れがあります。
さらに、車の故障の原因が単なる経年劣化やメンテナンス不足ではなく、物品に接触したことで生じたものであれば、現場から立ち去ると「当て逃げ」になることもあります。これも道路交通法が適用され、罰則は1年以下の懲役または10万円以下の罰金です。
車の構造などに詳しい方でも、法律の解釈となると難しいこともあります。そのため、少しでも不安を感じたら、JAFや保険会社のロードサービスに相談してください。
安全面でアウトな場合
引き続き自走してもいいかどうかを判断するための、もう一つの基準は、そのまま運転して安全かどうかです。たとえエンジンがかかり、走行するのに支障がなさそうでも、走行しているうちに故障が悪化してしまうこともあります。例えば、フロントガラスに飛び石や事故などでひびが入ってしまった場合、最初は小さな傷程度でも、油断してそのまま走行すると走行中の震動によってひび割れが拡大することも考えられます。こうなるとひび割れによって視界が遮られ、非常に危険です。
また、フロントガラスのひび割れも含めて、故障したことによって道路交通法第62条に定める「整備不良」に該当する状態になれば、警察から摘発される可能性もあります。
このように安全に運転できるかどうか、運転しても法律上問題ないかという問題はリンクしています。
他にも、バッテリーランプが点灯してエンジンのかかりが弱いという場合、無理に走行を続けると途中でバッテリーが上がってしまうかもしれません。すると、走行中に車がストップしてしまう可能性もあるので注意してください。
まとめ
①車が故障した場合の主な連絡先としては、JAFや自分が加入している保険のロードサービスが挙げられる。
②自分が利用しているディーラーや自動車販売店に連絡することもできる
③近くの自動車修理業者・修理工場が出張修理に来てくれることもある
④事故を起こした場合は警察・消防にも連絡する必要がある
⑤走行中に車が故障したら、安全を確保してから救援を求める
⑥自走できるかどうかを判断する時は、JAFなどに相談しても良い
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