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更新日:2023.04.03 / 掲載日:2023.04.03
軽自動車のナンバー変更とは?変更する理由と手順を解説
軽自動車に乗っていると、自分の状況の変化によってはナンバー変更しなければならない場面が出てきます。では、どのような状況でナンバー変更が必要になるのでしょうか?
また、ナンバー変更をする際、軽自動車と普通自動車では手続きする場所が異なります。このような注意点も知っておくと役に立つでしょう。
この記事では、ナンバー変更する理由だけでなく、どのようにナンバー変更をするのかその手順についても詳しく解説していきます。

軽自動車のナンバープレートは、黄色地に黒字で記載されています。
「白地に緑字の普通自動車とは異なる」ということを理解していても、何が記載されているのかその意味までは知らない方もいるでしょう。
軽自動車のナンバープレートにある「00-00」の大きな番号部分以外について説明していきます。
<使用の本拠地をあらわす地域名>
「品川」「練馬」「大阪」「京都」など、軽自動車を使用する本拠となる地域名が記載されています。
<分類番号>
地域名の右側に表示される1桁から3桁の数字です。これは軽自動車の用途の分類を示しています。
・乗用自動車の場合…5ナンバーもしくは7ナンバー
・貨物自動車の場合…4ナンバーもしくは6ナンバー
・特種用途自動車の場合…8ナンバー
<ひらがなもしくはローマ字>
これは自家用か事業用かを区別しています。
・自家用の場合…あ~え、か~こ、さ、す~そ、た~と、な~の、は~ほ、ま~も、や、ゆ、よ、ら、る、ろ、を
・事業用の場合…り、れ
・レンタカーの場合…わ
・駐留軍の場合…A、B
また、自家用車のナンバープレートは黄色地に黒字ですが、事業用の場合は黒地に黄色字になります。

軽自動車のナンバー変更が必要なケースはいくつかあります。変更していないと法律違反になる場合もあるため、注意が必要です。
ここからは、どのような時にナンバー変更をするのか説明していきます。自分に当てはまっている状況がないか、確認してみましょう。
単純に引っ越しの場合もあれば、車が譲渡され使用者が変わったことで住所が異なる場合もあるでしょう。
車検証の住所変更とナンバー変更は、軽自動車検査協会で同時に行う手続きです。住所変更に伴うナンバー変更は次の車検までに行えばいいことになっていますが、車検証は転居から「15日以内」に住所変更を行うことが道路運送車両法で義務付けられているので、注意しましょう。
なお、車検証に記載されている所有者と使用者が異なっている場合には、事前に所有者に同意を得た上で車検証やナンバー変更の手続きを行わなければなりません。
車をローンで支払っている場合に所有者がローン会社や自動車販売店になっていることがあるので、確認しておきましょう。
番号が読み取れないと、道路交通法違反として警察の取り締まりを受ける可能性があります。
返却するナンバープレートの番号が正確に読み取れない、または返却するナンバープレートが片方しかない場合には、盗難や紛失と同じように登録番号自体を変更しなければなりません。
なお、単に塗装が剥げて薄くなっている、または曲がってしまっただけという場合は番号が判読できるため、特に希望ナンバーにするのでなければこれまで使用していた番号の再交付手続きとなります。
ナンバープレートを返却することができないため、これまでと同一の番号を使用することはできず、番号は変更となります。
なお、盗難の際には警察署にナンバープレートの盗難届を提出することになります。受理されると警察から「盗難届受理証明書」が渡されます。
証明書には「盗難届を出した警察署」「日付」「受理番号」が記載されており、これらはナンバー変更の手続きの際に必要な情報です。もし証明書が発行されなかった場合には、この3点を自分でメモしておきましょう。
個人的に記念となる数字であれば他の人と希望が重なることは少ないですが、人気の高い「777」などの数字は抽選となります。
また、ナンバープレートの背景に地域の名産や観光地が描かれている地方版図柄ナンバーや、スポーツなどの国際的な大会の開催に伴って発行される記念図柄ナンバーにしたい場合、現在の番号を使うこともできます。また、併せてナンバーを変更することも可能です。

軽自動車のナンバー変更の際に必要な書類は様々ありますが、変更する理由によっては提出する書類が増えることもあります。
ここからは、どのようなものを準備する必要があるのか、見ていきましょう。
住所変更がある場合は軽第1号様式、住所変更がない場合は軽第3号様式を使用します。
この書類は軽自動車検査協会のWebサイトから前もって入手するか、軽自動車検査協会の窓口でも受け取ることができます。
車検証は運転の際に携帯することが義務であるため、基本的には車内に保管されているでしょう。
紛失していた場合は、軽自動車だと軽自動車検査協会で再発行手続きを行うことができます。その際に必要な書類は下記の通りです。
・申請書(軽二輪第4号様式)
・車の使用者の印鑑(サインでも可能)
・手数料(300円)
・身分証明書
申請書は国土交通省のWebサイトからも入手することができます。
軽自動車検査協会の地方税窓口で受け取ることができます。または、自宅の市区町村役所の税金に関する窓口や、市区町村のWebサイトからも入手が可能です。
なお、普通自動車はナンバーに封印がしてあるため車ごと持っていくことになりますが、軽自動車には封印がないため、ナンバープレートを車から取り外してナンバーだけを持っていくことができます。
住民票は市区町村役所の窓口だけでなく、郵送、電子申請、電話予約、コンビニで請求し取得することが可能です。
印鑑登録証明書も、市区町村役所の窓口やコンビニで取得することができます。ただし、コンビニ交付の際はマイナンバーカードが必要です。
なお、役所の窓口や大きな駅などにある行政サービスセンターに行けば、最短10分程度で発行してもらえます。
盗難により理由書を作成する時には、盗難届を警察に提出した際に受け取っている盗難届受理証明書か自分のメモを見ながら、盗難届を出した警察署・日付・受理番号を記載してください。
なお、予約済証に記載された番号標交付可能年月日から1ヶ月が有効期間です。期間内に忘れずにナンバー変更の手続きを行いましょう。
軽自動車検査協会のWebサイトからダウンロードできます。
なお、事業用、レンタカー、駐留軍用、また図柄入りナンバーは、字光式ナンバーの対象外なので注意しましょう。
通常のナンバープレートはすべてアルミなのに比べ、字光式ナンバープレートはアルミの板本体に透明なプラスチックの文字がはめ込まれています。
普通自動車は緑字のため、文字全体を光の透過で発光させることが可能でしたが、軽自動車は黒字のためそれができません。そのため、文字の輪郭が発光するように別途開発され、2002年から実用化されました。
フォーマットは、軽自動車検査協会のWebサイトからダウンロードできます。
この手続きをする場合には、自分の地域を管轄している運輸支局の輸送担当窓口に詳細を確認しましょう。
目安としては、1,500円ほどです。

軽自動車のナンバー変更は、軽自動車検査協会で行うことができます。運輸支局で手続きを行う普通自動車とは場所が異なりますので、注意しましょう。
軽自動車のナンバー変更は自分で行うこともできますし、業者に依頼することも可能です。それぞれの場合の手続きの流れについて、以下で説明していきます。
2.自分の地域を管轄している軽自動車検査協会の窓口に申請書類一式を提出します。
3.新しいナンバーが記載された車検証が交付されます。住所変更の場合には誤記がないかチェックしましょう。
4.新しい車検証と一緒に、軽自動車税申告書を地方税申告窓口に提出します。この手続きにより、住所変更の場合には軽自動車税の通知書が新しい住所に届くようになります。
5.ナンバー交付窓口に新しい車検証の提出と古いナンバープレートの返納をします。
6.新しいナンバープレートを購入して取り付けましょう。
軽自動車検査協会は平日の午前9時~12時、午後13時~16時のみの対応となるため、仕事の関係などでどうしても自分で手続きできない場合には有効な方法です。
依頼できる業者は、ディーラー、自動車整備工場、行政書士があります。
必要書類を提出して必要経費を支払うと、業者が手続きを代行してくれて新しい車検証とナンバープレートを送付してくれます。
ただし、ナンバー変更の実費の他に代行手数料もかかってくるため、どの業者に依頼するかは納期も含めてよく確認してから決めましょう。
<希望ナンバー>
1.一般社団法人 全国自動車標板協議会「希望番号申込サービス」のWebサイトから必要情報を入力して申し込む
2.一般希望番号の場合には申し込み受付メール、抽選希望番号で当選した場合は当選通知メールに記載された支払期限までに交付手数料(4,000円~7,000円ほど)を支払う
3.入金確認メールに記載された交付可能期間内に希望番号予約センターで予約済証を受け取る
4.ナンバー変更の手続き
<図柄ナンバー>
1.一般社団法人 全国自動車標板協議会「図柄ナンバー申込サービス」のWebサイトから必要情報を入力して申し込む
2.一般希望番号の場合には申し込み受付メール、抽選希望番号で当選した場合は当選通知メールに記載された支払期限までに交付手数料
(7,100円~10,000円ほど)を支払う
※寄付金ありを選択した場合、交付手数料とは別に1,000円以上を寄付金として支払う必要があります。寄付金なしは白黒ですが、寄付金ありはフルカラーの図柄を選択可能です。
3.入金確認メールに記載された交付可能期間内に希望番号予約センターで予約済証を受け取る
4.ナンバー変更の手続き
抽選対象希望番号の場合、毎週月曜日に抽選結果がメールで届きます。自宅近くの希望番号予約センターの場所は、申し込みをしたWebサイトから確認可能です。
その他、図柄ナンバーの場合はこれまでと同じ番号でプレートのみ変えることもできます。

ナンバー変更をして、それで一安心ではありません。自賠責保険や任意の自動車保険の契約内容に変更が生じた場合は通知する義務があるため、こちらのナンバー変更手続きも忘れずに行いましょう。
なお、自賠責保険についてはナンバーの変更をし忘れているうちに事故に遭ったとしても、車体番号が自賠責保険の証券に記載されている番号と一致していれば補償を受けることができます。
しかし、任意の自動車保険の場合はナンバーの変更手続きをしないまま事故に遭うと、通知義務違反として保険金の支払いが遅れたり、保険金の支払いが受けられない可能性がありますので、注意してください。

ナンバープレートは車の前後についており、普段あまり自分では見ないため、知らない間に汚れていることがあるかもしれません。また、番号が読み取れないほど汚れていると、警察の取り締まりの対象となってしまいます。
綺麗にしようとしてナンバープレートの番号部分を擦りすぎると、塗装が剥がれてしまうことがあります。この場合にも取り締まりの対象となるため、注意が必要です。
ナンバープレートの清掃方法は、大まかには下記の通りです。
1.シャンプーで軽く汚れを落とす
2.水アカを消しゴムで落とす
3.劣化防止のためにワックスをかけるかクリア塗装用のスプレーをかける
ナンバープレートの数字や文字部分以外の汚れは、歯ブラシなどで擦るとよいでしょう。
なお、虫の死骸がなかなか取れない時には虫汚れクリーナー、水アカがひどい時には水アカクリーナーを使用すると綺麗になります。
また、ナンバー変更をする際、軽自動車と普通自動車では手続きする場所が異なります。このような注意点も知っておくと役に立つでしょう。
この記事では、ナンバー変更する理由だけでなく、どのようにナンバー変更をするのかその手順についても詳しく解説していきます。
この記事の目次
軽自動車のナンバーとは?

「白地に緑字の普通自動車とは異なる」ということを理解していても、何が記載されているのかその意味までは知らない方もいるでしょう。
軽自動車のナンバープレートにある「00-00」の大きな番号部分以外について説明していきます。
<使用の本拠地をあらわす地域名>
「品川」「練馬」「大阪」「京都」など、軽自動車を使用する本拠となる地域名が記載されています。
<分類番号>
地域名の右側に表示される1桁から3桁の数字です。これは軽自動車の用途の分類を示しています。
・乗用自動車の場合…5ナンバーもしくは7ナンバー
・貨物自動車の場合…4ナンバーもしくは6ナンバー
・特種用途自動車の場合…8ナンバー
<ひらがなもしくはローマ字>
これは自家用か事業用かを区別しています。
・自家用の場合…あ~え、か~こ、さ、す~そ、た~と、な~の、は~ほ、ま~も、や、ゆ、よ、ら、る、ろ、を
・事業用の場合…り、れ
・レンタカーの場合…わ
・駐留軍の場合…A、B
また、自家用車のナンバープレートは黄色地に黒字ですが、事業用の場合は黒地に黄色字になります。
軽自動車のナンバー変更が必要なケース

ここからは、どのような時にナンバー変更をするのか説明していきます。自分に当てはまっている状況がないか、確認してみましょう。
①住所変更
ナンバー変更が必要な1つ目のケースは、車の使用者が現在とは異なる管轄地域へ住所変更する場合です。単純に引っ越しの場合もあれば、車が譲渡され使用者が変わったことで住所が異なる場合もあるでしょう。
車検証の住所変更とナンバー変更は、軽自動車検査協会で同時に行う手続きです。住所変更に伴うナンバー変更は次の車検までに行えばいいことになっていますが、車検証は転居から「15日以内」に住所変更を行うことが道路運送車両法で義務付けられているので、注意しましょう。
なお、車検証に記載されている所有者と使用者が異なっている場合には、事前に所有者に同意を得た上で車検証やナンバー変更の手続きを行わなければなりません。
車をローンで支払っている場合に所有者がローン会社や自動車販売店になっていることがあるので、確認しておきましょう。
②ナンバーの破損、塗装の剥がれ
ナンバーが事故で破損したり、塗装が剥がれて判読できなくなったりする場合も、ナンバー変更が必要です。番号が読み取れないと、道路交通法違反として警察の取り締まりを受ける可能性があります。
返却するナンバープレートの番号が正確に読み取れない、または返却するナンバープレートが片方しかない場合には、盗難や紛失と同じように登録番号自体を変更しなければなりません。
なお、単に塗装が剥げて薄くなっている、または曲がってしまっただけという場合は番号が判読できるため、特に希望ナンバーにするのでなければこれまで使用していた番号の再交付手続きとなります。
③ナンバーの盗難、紛失
ナンバープレートを盗難されて紛失した場合には、ナンバーがないまま車を走らせることができないので、当然のことながらナンバー変更が必要です。ナンバープレートを返却することができないため、これまでと同一の番号を使用することはできず、番号は変更となります。
なお、盗難の際には警察署にナンバープレートの盗難届を提出することになります。受理されると警察から「盗難届受理証明書」が渡されます。
証明書には「盗難届を出した警察署」「日付」「受理番号」が記載されており、これらはナンバー変更の手続きの際に必要な情報です。もし証明書が発行されなかった場合には、この3点を自分でメモしておきましょう。
④ナンバーを希望番号にしたい
車のナンバーを縁起がいい数字、誕生日や結婚記念日など自分の希望する番号にしたい場合にも、ナンバー変更をすることが可能です。個人的に記念となる数字であれば他の人と希望が重なることは少ないですが、人気の高い「777」などの数字は抽選となります。
また、ナンバープレートの背景に地域の名産や観光地が描かれている地方版図柄ナンバーや、スポーツなどの国際的な大会の開催に伴って発行される記念図柄ナンバーにしたい場合、現在の番号を使うこともできます。また、併せてナンバーを変更することも可能です。
軽自動車のナンバー変更に必要なもの

ここからは、どのようなものを準備する必要があるのか、見ていきましょう。
【必須】自動車検査証記入申請書
ナンバーを変更する際に必ず必要な書類として、自動車検査証記入申請書があります。住所変更がある場合は軽第1号様式、住所変更がない場合は軽第3号様式を使用します。
この書類は軽自動車検査協会のWebサイトから前もって入手するか、軽自動車検査協会の窓口でも受け取ることができます。
【必須】自動車検査証(車検証)
ナンバーを変更する際は、車検証の原本が必ず必要です。車検証は運転の際に携帯することが義務であるため、基本的には車内に保管されているでしょう。
紛失していた場合は、軽自動車だと軽自動車検査協会で再発行手続きを行うことができます。その際に必要な書類は下記の通りです。
・申請書(軽二輪第4号様式)
・車の使用者の印鑑(サインでも可能)
・手数料(300円)
・身分証明書
申請書は国土交通省のWebサイトからも入手することができます。
【必須】軽自動車税申告書
軽自動車税申告書は、軽自動車税が課せられる車のナンバー情報を変更するだけでなく、住所変更の場合には軽自動車税の通知書を新住所に送ってもらうために必要な書類となります。軽自動車検査協会の地方税窓口で受け取ることができます。または、自宅の市区町村役所の税金に関する窓口や、市区町村のWebサイトからも入手が可能です。
手元にある場合は現在のナンバープレート
住所変更やナンバープレートの破損、またナンバーを希望番号にしたいなど、現在使用しているナンバープレートが手元にある場合は、そのナンバープレートを提出しなければなりません。なお、普通自動車はナンバーに封印がしてあるため車ごと持っていくことになりますが、軽自動車には封印がないため、ナンバープレートを車から取り外してナンバーだけを持っていくことができます。
住所変更の場合は住民票か印鑑登録証明書
住所変更に伴うナンバー変更の場合は、住民票か印鑑登録証明書が必要です。どちらの書類も発行してから3ヶ月以内で、住民票の場合はマイナンバーが記載されていないことが求められています。住民票は市区町村役所の窓口だけでなく、郵送、電子申請、電話予約、コンビニで請求し取得することが可能です。
印鑑登録証明書も、市区町村役所の窓口やコンビニで取得することができます。ただし、コンビニ交付の際はマイナンバーカードが必要です。
なお、役所の窓口や大きな駅などにある行政サービスセンターに行けば、最短10分程度で発行してもらえます。
盗難、紛失の場合は車両番号標未処分理由書
ナンバー変更の際は現在のナンバープレートを返納しなければなりませんが、盗難や紛失により手元になく、提出できない場合には車両番号標未処分理由書が必要です。盗難により理由書を作成する時には、盗難届を警察に提出した際に受け取っている盗難届受理証明書か自分のメモを見ながら、盗難届を出した警察署・日付・受理番号を記載してください。
希望ナンバーや図柄入りナンバーにする場合は予約済証
希望ナンバーや図柄入りナンバーに変更する場合、事前に予約が必要です。一般社団法人 全国自動車標板協議会の「希望番号申込サービス」「図柄ナンバー申込サービス」のWebサイトから申し込みを行い、予約済証を取得します。なお、予約済証に記載された番号標交付可能年月日から1ヶ月が有効期間です。期間内に忘れずにナンバー変更の手続きを行いましょう。
字光式ナンバーにする場合は字光式車両番号指示願
字光式ナンバーにしたい場合には、字光式車両番号指示願が必要です。軽自動車検査協会のWebサイトからダウンロードできます。
なお、事業用、レンタカー、駐留軍用、また図柄入りナンバーは、字光式ナンバーの対象外なので注意しましょう。
【豆知識】字光式ナンバーとは?
字光式ナンバーは、「電光ナンバー」や「光るナンバー」とも呼ばれています。北海道でナンバープレートの視認性を向上させることを目的として、1970年から普通自動車で交付が開始されました。通常のナンバープレートはすべてアルミなのに比べ、字光式ナンバープレートはアルミの板本体に透明なプラスチックの文字がはめ込まれています。
普通自動車は緑字のため、文字全体を光の透過で発光させることが可能でしたが、軽自動車は黒字のためそれができません。そのため、文字の輪郭が発光するように別途開発され、2002年から実用化されました。
車検証の所有者以外が手続きする場合は申請依頼書
車検証に記載されている所有者以外が手続きする場合には、申請依頼書(委任状)が必要です。フォーマットは、軽自動車検査協会のWebサイトからダウンロードできます。
車の用途を変更する場合は事業用自動車等連絡書
軽自動車の用途を事業用から自家用、または自家用から事業用に変更する場合は、事業用自動車等連絡書の提出も必要となります。この手続きをする場合には、自分の地域を管轄している運輸支局の輸送担当窓口に詳細を確認しましょう。
【その他】ナンバープレート代
ナンバープレート代は地域によって異なるため、事前に金額を知りたい場合は自分が住んでいる地域を管轄している軽自動車検査協会の事業所に確認しましょう。目安としては、1,500円ほどです。
軽自動車のナンバー変更の手続き

軽自動車のナンバー変更は自分で行うこともできますし、業者に依頼することも可能です。それぞれの場合の手続きの流れについて、以下で説明していきます。
自分で行う場合の手続きの流れ
1.必要書類の準備をしましょう。あらかじめ必要書類をダウンロードして、記入しておく場合はナンバーを変更する理由によって提出書類が多少変わるので注意しましょう。 また、書類の入手や記入は手続きの当日に軽自動車検査協会で行うこともできます。2.自分の地域を管轄している軽自動車検査協会の窓口に申請書類一式を提出します。
3.新しいナンバーが記載された車検証が交付されます。住所変更の場合には誤記がないかチェックしましょう。
4.新しい車検証と一緒に、軽自動車税申告書を地方税申告窓口に提出します。この手続きにより、住所変更の場合には軽自動車税の通知書が新しい住所に届くようになります。
5.ナンバー交付窓口に新しい車検証の提出と古いナンバープレートの返納をします。
6.新しいナンバープレートを購入して取り付けましょう。
業者に頼む場合の手続きの流れ
ナンバーの変更手続きは、業者に依頼することもできます。軽自動車検査協会は平日の午前9時~12時、午後13時~16時のみの対応となるため、仕事の関係などでどうしても自分で手続きできない場合には有効な方法です。
依頼できる業者は、ディーラー、自動車整備工場、行政書士があります。
必要書類を提出して必要経費を支払うと、業者が手続きを代行してくれて新しい車検証とナンバープレートを送付してくれます。
ただし、ナンバー変更の実費の他に代行手数料もかかってくるため、どの業者に依頼するかは納期も含めてよく確認してから決めましょう。
希望ナンバーや図柄ナンバーの申し込みをする場合
希望ナンバーや図柄ナンバーを申し込む際の手順は下記の通りです。<希望ナンバー>
1.一般社団法人 全国自動車標板協議会「希望番号申込サービス」のWebサイトから必要情報を入力して申し込む
2.一般希望番号の場合には申し込み受付メール、抽選希望番号で当選した場合は当選通知メールに記載された支払期限までに交付手数料(4,000円~7,000円ほど)を支払う
3.入金確認メールに記載された交付可能期間内に希望番号予約センターで予約済証を受け取る
4.ナンバー変更の手続き
<図柄ナンバー>
1.一般社団法人 全国自動車標板協議会「図柄ナンバー申込サービス」のWebサイトから必要情報を入力して申し込む
2.一般希望番号の場合には申し込み受付メール、抽選希望番号で当選した場合は当選通知メールに記載された支払期限までに交付手数料
(7,100円~10,000円ほど)を支払う
※寄付金ありを選択した場合、交付手数料とは別に1,000円以上を寄付金として支払う必要があります。寄付金なしは白黒ですが、寄付金ありはフルカラーの図柄を選択可能です。
3.入金確認メールに記載された交付可能期間内に希望番号予約センターで予約済証を受け取る
4.ナンバー変更の手続き
抽選対象希望番号の場合、毎週月曜日に抽選結果がメールで届きます。自宅近くの希望番号予約センターの場所は、申し込みをしたWebサイトから確認可能です。
その他、図柄ナンバーの場合はこれまでと同じ番号でプレートのみ変えることもできます。
ナンバー変更した後の注意点

なお、自賠責保険についてはナンバーの変更をし忘れているうちに事故に遭ったとしても、車体番号が自賠責保険の証券に記載されている番号と一致していれば補償を受けることができます。
しかし、任意の自動車保険の場合はナンバーの変更手続きをしないまま事故に遭うと、通知義務違反として保険金の支払いが遅れたり、保険金の支払いが受けられない可能性がありますので、注意してください。
ナンバープレートを綺麗に保つ方法

綺麗にしようとしてナンバープレートの番号部分を擦りすぎると、塗装が剥がれてしまうことがあります。この場合にも取り締まりの対象となるため、注意が必要です。
ナンバープレートの清掃方法は、大まかには下記の通りです。
1.シャンプーで軽く汚れを落とす
2.水アカを消しゴムで落とす
3.劣化防止のためにワックスをかけるかクリア塗装用のスプレーをかける
ナンバープレートの数字や文字部分以外の汚れは、歯ブラシなどで擦るとよいでしょう。
なお、虫の死骸がなかなか取れない時には虫汚れクリーナー、水アカがひどい時には水アカクリーナーを使用すると綺麗になります。
まとめ
- ①軽自動車のナンバー変更が必要になるケースとして、車の使用者の住所変更、ナンバーの破損や塗装の剥がれ、盗難や紛失、希望番号への変更がある
- ②住所変更の場合は、車検証の住所変更と合わせてナンバー変更も行うことがおすすめ
- ③車の所有者と使用者が異なる場合は、ナンバー変更について所有者に同意を得ておく必要がある
- ④軽自動車のナンバー変更は軽自動車検査協会で行う
- ⑤ナンバー変更は自分で行うこともできるが、業者に依頼することも可能
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