中古車購入チェックポイント
更新日:2023.07.04 / 掲載日:2023.07.04
【2023年版】7人乗り外車SUVのおすすめモデル7車種
「7人乗りの車」というと、ミニバンやワンボックスカーのイメージが強いですが、SUVにも7人乗りができるモデルが多数存在します。
特に外車のSUVは、国産のSUVよりもバリエーションが豊富であるため、選べる車種が沢山あります。
そこでこの記事では、7人乗りできる外車SUVの中からおすすめの車種を厳選して7台紹介します。
「多人数で乗れる」「車内が広い」などのSUVを探している方は、ぜひご参照ください。
では、7人乗りの外車SUVのどういった部分が魅力となっているのでしょう?
人気の理由としては、主に以下の3つがあげられます。
また、7人乗りのSUVは同クラスの5人乗りのSUVに比べ、一般的に全長やホイールベースが長めに設計されています。その分ラゲッジスペースも広く使え、2列目3列目をフラットにすればステーションワゴン以上のラゲッジスペース容量を確保できる車種も多いです。そのため、多人数乗車以外にも、運搬用や車中泊用など、様々な用途に利用できます。
こうした利便性の高さも、7人乗りのSUVが人気である理由の一つと言えます。
岩場、雪原、砂漠、浅瀬など、本格的なオフロードを難なく走破できる7人乗りのSUVもあるため、「7人乗りであるだけでなく、走行性能にもこだわりたい」「7人で大自然の中をドライブしたい」といった要望を持つ人からも、7人乗りの外車SUVは人気があります。
後述するメルセデスベンツの「GLE」や「GLB」のように、7人乗りのSUVには敢えて力強く無骨なデザインを採用している自動車メーカーもあります。
SUVを好む人の中には見た目を重視する方も多く、より力強い見た目を求めた結果、7人乗りの外車SUVにたどり着く人もいます。

1998年より発売されていたベンツ初のSUV「Mクラス」の後継機にあたるモデルとなり、Mクラスが2015年にマイナーチェンジを受け、その際に「GLE」へと名称が変更になりました。
GLEは、メルセデス・ベンツのデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋)」を具現化し、現代的ラグジュアリーを表現しており、ベンツならではの上質なインテリアや先進テクノロジーを詰め込んだSUVです。その上で7人乗車が可能であり、利便性の高いSUVであることがGLEの魅力となります。
なお、「GL」はベンツのSUVモデルに与えられる名称であり、GLシリーズの中で7人乗り仕様を用意しているのは「GLB」「GLE」「GLS」の3車種です。この3車種の中でGLEは、サイズ、価格、パワースペックがちょうど中間に位置付けられています。
<年式:予算目安>
2018年式:399万円~698万円
2019年式:589万円~1089万円
2020年式:698万円~1200万円
2021年式:798万円~1258万円
2022年式:833万円~1398万円
「4マチックスポーツ」や「4マチッククーペスポーツ」は上位グレードとなるため、中古車市場でも比較的高値で取引きされています。また、最上位となる「AMGグレード」は、中古でも1000万円以上となることが多いです。
2列目シートは100mmの前後調整が可能な6way電動スライドシートが標準装備され、好みの位置や角度に調整できます。
GLEは1列目の室内高が最も高く、後列にいくほど室内高が下がっていく形状です。それでも1列目、2列目は大人5名が乗っても十分な広さが確保されています。
3列目シートに関しては室内高が890mmとなり、大人2名が乗車すると体格によっては窮屈さを感じてしまうことがありますので、子供や荷物用として使うのが最適でしょう。
MBUXは対話型のインフォテインメントシステムであり、音声による対話形式で車内の各種システムを操作できます。人工知能による学習機能も有しており、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えています。
また、Sクラスと同等の安全装備や運転支援機能を標準装備しているのも注目点です。その内容は以下の通りです。
・アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)
・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)
・アクティブステアリングアシスト
・渋滞時緊急ブレーキ機能 など
自動車税(種別割)の支払額は排気量によって決まります。
現行2代目「GLE 300d 4マチック(ISG搭載モデル)」の排気量は1992㏄のため、「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で39,500円(令和元年10月1日以降登録の場合は36,000円)です。
・自動車重量税
自動車重量税の支払額は年間で4,100円/0.5トンとなります。(普通自動車、新車登録~12年目の場合)
現行2代目「GLE 300d 4マチック(ISG搭載モデル)」は車両重量2350kgであるため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行2代目「GLE 300d 4マチック(ISG搭載モデル)」は、エコカー減税対象車に該当しますので、新車新規検査時(3年分)の自動車税は100%免税となり、初回車検時(2年分)にも軽減措置が適用されます。
※車種ごとのエコカー減税額の詳細は、日本自動車輸入組合(JAIA)が公開する「輸入車(外国メーカー車)のエコカー減税対象車」をご確認ください。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車もしくは中古車を購入して「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
初代GLE(2015年10月モデル GLE350d 4マチック)では、3リッターV型6気筒DOHCターボディーゼルエンジン(最高出力258ps)を搭載、ボディサイズは全長4825×全幅1935×全高1795mmとなり、車両重量は2250kgです。
メルセデスベンツMクラスが2015年のマイナーチェンジにてGLEへと名称を変更したため、この2015年発売モデルがGLEとしての初代にあたります。
ピエゾインジェクターを用いた最新のコモンレールシステム、電子制御式可変ターボチャージャー、メルセデス最新の9速オートマチックトランスミッション「9G‐TRONIC」などの最新のテクノロジーを搭載し、2.2トン越えの車両重量ながら軽快な走りを楽しめます。
2代目:2019年~
2代目GLE(2019年6月モデル GLE400d 4マチックスポーツ)では、3リッター直列6気筒DOHCターボ ディーゼルエンジン(最高出力330ps)を搭載、ボディサイズは全長4930×全幅2018×全高1795mmとなります。
先代に比べて全長と全幅がややアップしており、ホイールベースも80mm延長されています。
フロントマスクやエクステリアは、先代を踏襲しつつもより力強い印象の風貌となりました。細かなエッジやラインを減らして面を強調する等、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインを採用しています。
ダッシュボードには、昨今のベンツ車ではおなじみの2枚の液晶スクリーンを並べて配置した「コックピットディスプレイ」を採用しており、運転席からは近未来的な光景が広がります。
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ベンツのコンパクトSUVとしては、「GLA」と「GLC」が先行販売されいますが、GLBは「コンパクトサイズながら7人乗車可能なSUV」という特徴があり、5人乗り仕様となる「GLA」や「GLC」に対して乗車定員の面で差別化されています。
同じベンツの7人乗車可能なSUVとしては、サイズ、価格、パワースペックが一段上となる「GLE」、最上位モデルとなる「GLS」もラインナップされてますので、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことができます。
<年式:予算目安>
2020年式:439万円~678万円
2021年式:445万円~708万円
2022年式:525万円~768万円
GLBはまだ新しいモデルということもあり、価格の上下差が狭く安定しており、多くの車両は500万円前後で購入できます。
シートのレイアウトは1列目が2シート、2列目が3シート、3列目が2シートとなります。
前述したGLEと同様、GLBも1列目の室内高が最も高く、後列にいくほど室内高が下がっていく形状となり、3列目の室内高はGLEよりもさらに低い885mmとなります。大人でも乗車することは可能ですが、広いとは言えないスペースであるため、非常用として捉えておくのが賢明です。
また、数々の安全機能をパッケージ化した「レーダーセーフティパッケージ」も全車標準装備されています。
その他、車両周辺を真上から確認できる「360°カメラシステム 」、駐車時の操作を補助する「アクティブパーキングアシスト(並列駐車機能のみ)」、ダッシュボード、エアアウトレット、センターコンソールなどを柔らかなLEDで照らし光の演出を楽しめる「アンビエントライト」などの装備も全車標準装備となっています。
2列目と3列目を格納すれば、ステーションワゴンのように沢山の荷物を積むことが可能です。ただし、7人乗車時で3列目シートを立てている状態では、ラゲッジスペース容量は130Lとなりますので、大きな荷物などを積むことは難しいかもしれません。
荷物の積み込みに便利な「フットトランクオープナー」を全車標準装備しており、リアバンパーの下側に足を近づけることで、センサーが感知し、手を使わずにテールゲートを開閉することができます。
初代GLB(2020年5月モデル GLB200dグレード)では、2リッター直列4気筒DOHCターボディーゼルエンジン(最高出力150ps)を搭載、ボディサイズは全長4634×全幅1834×全高1706mmです。
ベンツのラインナップの中ではコンパクトかつリーズナブルな部類に入りますが、ベンツとしての上質な内外装デザイン、高い悪路走破性能、そしてSクラス譲りの安全装備やセーフティシステムなど、多彩な要素が凝縮されたモデルです。
デザイン面では、GLBは究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けたスクエアなエクステリアデザインを採用しています。やや無骨で力強い風貌が特徴的であり、スタイリッシュなエクステリアデザインの「GLA」や「GLC」とは少々デザインの路線が異なります。
駆動系には、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」を搭載、様々な状況で最適なギアを選択することで、環境性能や動力性能に貢献し、オンロードからオフロードまで軽快な走りが楽しめるでしょう。
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初代X5が登場した2000年代前半はまだSUV黎明期であり、トラックベースのSUVが大部分を占めていた時代でした。そうした中、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)という新しいジャンルの自動車を謳い投入されたのがこのX5であり、オンロード、オフロード共に高い走行性能を持つX5は当時のSUV市場に刺激を与えました。
その後、X5はBMWの主力SUVモデルとして継続的にラインナップされていくことになり、2019年にフルモデルチェンジした現行モデルは4代目にあたります。
なお、前述した「メルセデスベンツ GLE」とはボディサイズやスペックが近いこともあり、よくライバルモデルとして比較されています。
X5は乗車定員が7名乗車であるという強みもあります。BMWのSUVモデルで7人乗りができるのは、この「X5」と上位モデルとなる「X7」の2車種のみです。
X7はX5に比べてボディサイズ、価格、パワースペックなどが一回り高くなるため、X5のサイズでは不足という場合にはX7も選択肢となってきます。
<年式:予算目安>
2018年式:275万円~528万円
2019年式:428万円~810万円
2020年式:480万円~979万円
2021年式:649万円~974万円
2022年式:678万円~1157万円
「Mスポーツ」グレードや排気量の大きいグレードなどは、高額で取引きされることが多いです。
ホイールベースも先代3代目から約40mm延び、2975mmあります。
こうしたサイズアップに伴い、車内空間は先代以上に広々としており、ゆったりとくつろげるスペースが確保されています。
ラゲッジスペースの広さは、2列目及び3列目シート折りたたんだ状態で、最大1870Lの容量を確保できます。3列目シートを立てた状態では200L、3列目シートを折りたたんだ状態では650Lです。
車内システムとしては、「ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えること」をコンセプトにした新しいBMWの表示・操作システム「BMW Operating System 7.0」を導入し、10.25インチのコントロールディスプレイやiDriveのコントローラーでのシステム操作が可能です。
また、以下の豊富な運転支援システムが搭載されています。
・アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
・レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)
・レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
・ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
・サイド・コリジョン・プロテクション及び衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)
・クロス・トラフィック・ウォーニング
現行4代目「X5 Drive40d M Sport」グレードは排気量2992㏄のため、「総排気量2.5L超~3L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で51,000円となります。(令和元年10月1日以降登録の場合は50,000円)
・自動車重量税
現行4代目「X5 Drive40d M Sport」グレードは車両重量2420kgのため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行4代目「X5 Drive40d M Sport」グレードはエコカー減税対象車に該当しますので、新車新規検査時(3年分)の自動車税は100%免税となり、初回車検時(2年分)にも軽減措置が適用されます。
※車種ごとのエコカー減税額の詳細は、日本自動車輸入組合(JAIA)が公開する「輸入車(外国メーカー車)のエコカー減税対象車」をご確認ください。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されます。新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
初代X5(2001年1月モデル 3.0siグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCエンジン(最高出力231ps)を搭載、ボディサイズは全長4665×全幅1870×全高1705mmとなり、車両重量は2080kgです。
BMW初のSUVとしてデビューし、従来のSUVのイメージを覆す高い走行性能を備えていたことから人気を集めました。なお、この初代モデルは5人乗り仕様のみのラインナップとなります。
2代目:2000年~2013年
2代目X5(2007年6月モデル 3.0siグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCエンジン(最高出力272ps)を搭載、ボディサイズは全長4860×全幅1935×全高1765mmとなり、車両重量は2100kgです。
2代目ではリアに3列目のシートを組み込むことのできるオプションを選択可能であり、7人乗り仕様とすることができます。
3代目:2013年~2019年
3代目X5(2013年6月モデル 3.5iグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCターボエンジン(最高出力306ps)を搭載、ボディサイズは全長4910×全幅1940×全高1760mmとなり、車両重量は2150kgです。
トランスミッションは全車8速ATとなり、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」を標準装備(xDrive35d SEグレードは除く)するなど安全面でも進化しています。また、この3代目よりオプションではなく標準装備で3列目シートを備える7人乗りモデルがラインナップに加わりました。
4代目:2019年~
4代目X5(2019年2月モデル xDrive35dグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCターボディーゼルエンジン(最高出力265ps)を搭載、ボディサイズは全長4935×全幅2005×全高1770mmとなり、車両重量は2190kgです。
世代を追う度にボディサイズが拡大しているX5ですが、この4代目では全長、全幅、全高ともX5史上最大の長さとなっています。
ダッシュボードには自分用にカスタマイズすることができる10.25インチのコントロールディスプレイ及び12.3インチのフルデジタルメーターパネルを搭載するなど、最新鋭の装備も多々盛り込まれています。
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「Qシリーズ」はアウディが展開するSUVのシリーズで、Q7はフラグシップのQ8に次ぐ上から2番目に位置付けられています。Q7の全長はQ8よりもさらに長く、5m越えのロングボディを採用しているのが特徴です。
アウディの代名詞とも言える独自の4WDシステム「quattro®」を標準装備しているのも特徴的であり、オンロードからオフロードまで、幅広いシーンで優れたパフォーマンスを発揮することができます。
また、アウディの全ラインナップの中で、唯一7人乗り仕様を用意しているのがこのQ7です。QシリーズのフラグシップモデルとなるQ8も5人乗り仕様となりますので、7人乗りのアウディ車が欲しい場合は、必然的にQ7が選択肢となります。
<年式:予算目安>
2018年式:369万円~550万円
2019年式:457万円~650万円
2020年式:488万円~848万円
2021年式:730万円~835万円
2022年式:785万円~995万円
現行2代目Q7は新車価格が1000万円を超えているため中古車でも高額となるケースが多く、700万円以上で販売されている車両が目立ちます。
3列目は大人でもゆったりと過ごせる広さが確保されており、スタイルに合わせて自在に可変できる「電動格納式シート」が搭載されているのも注目点です。
室内装備として、30色のカラーを使い分けられる照明システム「マルチカラーアンビエントライティング」が標準装備され、光を使って車内空間をドラマチックに演出できます。
メーターパネルにはフルデジタルメーターの「バーチャルコックピット」を搭載し、高解像度12.3インチカラー液晶フルデジタルディスプレイに、スピードメーター、タコメーター、アシスタンスの稼働状況、ラジオ/メディア情報など様々な情報が表示されます。
車内で快適にノートパソコンやスマホを使用できる「アウディコネクト」も標準装備しており、移動中も車内で最新の情報やエンターテイメントに触れることが可能です。
先行車との車間距離を一定に保つ「アダプティブクルーズコントロール」、車や歩行者を検知し危険が近づくと自動ブレーキを作動させる「アウディプレセンスシティ」、後方部などの死角情報をドライバーに伝える「アウディサイドアシスト」など、豊富なセーフティ装備も搭載されており、安全かつ快適な走行ができます。
ラゲッジスペースの広さも前述した「メルセデスベンツ GLE」や「BMW X5」より一段上となり、ゴルフバッグなどの大型荷物も楽々と積むことが可能です。
ルーフ装着用のオプション品として、スキー板などをルーフに保管できる「スキー&ラゲッジボックス」や、自転車を屋根に装着して載せられる「バイシクルホルダー」なども追加できます。
初代Q7(2006年10月モデル 4.2FSIクワトログレード)では、4.1リッターV型8気筒DOHC32バルブエンジン(最高出力350ps)を搭載、ボディサイズは全長5085×全幅1985×全高1740mmです。
2006年当時はQ8がまだ存在しなかったため、Q7はQシリーズのフラグシップモデルとしてデビューしました。
新世代のクワトロ・フルタイム4WDシステムを採用、駆動系には6速ティプトロニックオートマチックトランスミッションを搭載しています。
「RSP(ロールスタビリティプログラム)」や「ヒルディセントアシスト(坂道走行時のアシスト機能)」といった数々の新機能が一体化された安全システム「ESP(エレクトロニックスタビリゼーションプログラム)」を標準装備しているのも注目点です。
2代目:2016年~
2代目Q7(2016年3月モデル 3.0TFSIクワトログレード)では、3リッターV型6気筒DOHCスーパーチャージャーエンジン(最高出力333ps)を搭載、ボディサイズは全長5070×全幅1970×全高1735mmです。
2代目では巨大だった先代のボディサイズをややダウンサイジングしており、かつアルミとスチールの異素材を組み合わせたアルミ複合ボディを採用することで、300kgもの軽量化を実現しています。結果、運動性能や燃費効率は大きく改善し、より軽快に走れるSUVとなりました。
トランスミッションに、フリーホイーリング機能を採用した新開発の8速ティプトロニックを採用している点も注目であり、様々シーンでスムーズな加速を体感できます。
見た目も一新され、クロームバーが施された特徴的な八角形のシングルフレームグリルを採用し、より力強く個性的なエクステリアのデザインへと進化しました。
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90年代にはアメリカだけで年間40万台以上のセールスを記録していた大ヒットモデルでもあり、世界的にもファンの多い車です。
「XLT」というのはグレード名であり、初代の頃は4ドアモデルや上級モデルをXLTグレードとして扱っていました。一方、現行6代目ではXLTは標準グレードという扱いであり、XLTより上のグレードとして「リミテッド」「ST」「プレミアム」などが用意されています。
なお、2016年にフォードが日本から撤退したため、2019年より発売されている現行6代目の正規販売はされておらず、未発売の扱いとなります。そのため、入手するには並行輸入を行っている業者などを介して輸入するか、中古車として販売されている車両を探すことになるでしょう。
<年式:予算目安>
2018年式:流通量希少のため算出不可
2019年式:619万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:798万円~988万円
2016年にフォードが日本から撤退し正規販売が行われていないため、2016年式以降の流通量は少なめです。希少車であるため、中古車価格も新車価格に近い額となっていることが多いです。
「キャデラック エスカレード」などに代表されるフルサイズのアメリカンSUVと比べるとサイズはやや小さくなりますが、エクスプローラーが分類されるミディアムサイズのSUVとしては十分以上の広さがあります。
ただし、全高に関しては現行6代目は1776mmとなり、先代より約30mm低くなっています。デザインとしては引き締まりましたが、頭上が低くなっているため、背の高い方などは先代より窮屈さを感じてしまうかもしれません。
セーフティ装備としては、「BLIS(ブラインドスポットインフォメーション)」「レーンキープアシスト」「オートマチックエマージェンシーブレーキ」など豊富な安全機能をパッケージ化した「フォード コ・パイロット360」を全車標準装備しています。
ハード面では「AppleCarolay&AndroidAuto」が搭載され、スマホと車両をリンクし、ナビゲーションや音楽などを楽しむことができるようになりました。
前述した「メルセデスベンツ GLE」や「BMW X5」など欧州のSUVよりもスペースが広く、特に7人乗車で3列目シートを立てた状態でも595Lの荷物を積めるのは注目点です。
2列目は60:40の分割可倒式、3列目は50:50分割式となり、様々なシートアレンジも可能です。また、ボタンを押すだけで3列目シートを収納できる「PowerFold 3列シート」、リアバンパーの下に足をかざすと自動で背面ドアが開く「パワーリフトゲート」など、収納関連の便利機能も充実しています。
4代目エクスプローラー(2005年11月モデル XLTグレード)では、4リッター水冷V型6気筒SOHCエンジン(最高出力213ps)を搭載、ボディサイズは全長4930×全幅1870×全高1835mmとなり、車両重量は2160kgです。
「コントロールトラックAWD」と呼ばれる電子制御4WDを搭載し、各センサーからの情報をもとに各部エアバッグを最適に作動させる「アドバンスド・レストレイント・モジュール」などクラストップレベルの安全装備も搭載されています。
ラゲッジスペースは3列目シートのバックレストを50:50の分割可倒式とすることで、フレキシブルに対応でき、60:40の分割可倒式の2列目シートとの組み合わせで、様々なシートアレンジが可能です。
5代目:2011年~2016年
5代目エクスプローラー(2011年5月モデル XLTグレード)では、3.5リッターV型6気筒DOHCエンジン(最高出力294ps)を搭載、ボディサイズは全長5020×全幅2000×全高1805mmとなり、車両重量は2130kgです。
世界初の採用となる、オーバースピードによる旋回中のコースアウトを未然に防ぐ「カーブコントロール」をはじめ、パーソナル・セーフティ・システム、リアビューカメラなどの最新鋭の技術を多々導入しています。
軽量化に優れたユニボディ(モノコックボディ)へ変更したことで、ボディサイズは先代より大きくなっていますが車両重量は先代より軽くなりました。フルフラット時に最大で2285Lまで拡大できる広大なラゲッジスペースも魅力です。
なお、2016年にフォードが日本から撤退したため、国内で正規発売されたのはこのモデルまでとなります。
6代目:2019年~
6代目エクスプローラー(2023年モデル XLTグレード)では、2.3リッターEcoBoost I-4シングルターボエンジン(最高出力300ps)を搭載、ボディサイズは全長5050×全幅2005×全高1776mmです。
従来のFFベースの4輪駆動をやめ、FRベースの4輪駆動に変更しているのが大きな注目点です。
エンジンについては2.3リッターまで大きくダウンサイジングされていますが最高出力は300psにパワーアップしており、これに10速ATのトランスミッションが組み合わされるため、先代以上に軽快な走りが楽しめます。
ダッシュボード中央には8.0インチのタッチスクリーンインフォテインメントシステムが搭載され、インテリアも近代的なものになっています。
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モデルSから受け継ぐEV技術、エアロダイナミクスを追求し抗力係数をわずか0.24Cまで抑えたボディなどを備え、0-100 km/h加速3.9秒というSUVとしては驚異的な加速力を備えているのが特徴的です。
オートパイロットなどの先進技術も詰め込まれています。その上で3列目シートを装着し7人乗車が可能となっており、広い車内と実用性の高いラゲッジスペースを有しているのがモデルXの強みです。
<年式:予算目安>
2018年式:660万円~1300万円
2019年式:818万円~1180万円
2020年式:946万円~1580万円
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:流通量希少のため算出不可
モデルXは新車価格が1500万円前後となり高額であるため、中古車も1000万円以上で販売されていることが多いです。
なお、2021年~2022年の間は北米以外からの新規注文受付が停止されていたため(2023年現在は注文再開)、その影響か2021年式、2022年式の流通量は限りなく少なくなっています。
・パールホワイト マルチコート
・ソリッドブラック
・ミッドナイト シルバー メタリック
・ディープブルー メタリック
・ウルトラレッド
この中では、テスラ車のイメージにぴったりな「パールホワイト マルチコート」が人気です。
ボディサイズは、全長5057mm×全幅2271(ドアミラー含む)×全高1740mm
※ベースグレード「モデルX」の場合
2008年、イギリスのスポールカーメーカー「ロータス・カーズ」の車体に、テスラが開発・製造したEVシステムを乗せた「テスラ・ロードスター」が発売され、これがテスラ初の市販車にあたります。
テスラ・ロードスターは大衆向けの車ではありませんが、その独自性から各方面より高い注目を集めました。
2012年、セダンタイプの「モデルS」が第2段目の車種として販売されます。
モデルSは車体からEVシステムまで、テスラがすべて0から開発した渾身のモデルであり、「家庭用コンセントからの充電可能」「最高航続距離613km」「 0-100 km/h加速2.7秒」など、それまでのEVの常識を覆すような性能を備えたことで、世界中から注目されヒットします。そして、「テスラといえば電気自動車」のイメージを轟かせることになりました。
このモデルSをベースにSUVとして開発されたのが、「モデルX」です。モデルXはテスラの第3段目の車種として2015年に発売されます。
同クラスのSUVを圧倒するパワーを備え、かつ7人乗車可能な電気自動車というキャラクターを持つモデルXは、モデルS同様、様々な層から高い注目を集め、テスラの人気に拍車を掛けることになりました。
ベースとなる「モデルS」同様にパワースペックは高く、最大出力611ps、最大航続距離576km、 0-100 km/h加速は3.9秒、最高時速250 km/hと、約2.4トンの巨体ながらスポーツカー顔負けの性能を備えています。
上位グレードとなる「モデルX Plaid」はさらにパワースペックが高く、最大出力1020ps、最大航続距離543km、 0-100 km/h加速は2.6秒、最高時速262 km/hというスペック値となり、もはやスーパーカーの域に達していると言えるでしょう。
ダッシュボード周りはシンプルかつ近未来的な造形であり、17インチの大型タッチスクリーンであらゆる操作が可能です。まるで航空機の操縦桿のような「ヨーク ステアリング」も特徴的です。
モデルXは安全装備も充実しており、カメラ、レーダー、超音波センサーが周囲360度を監視し、最大250メートル先までビジュアル処理してくれます。運転アシスト機能となる「オートパイロット」を用いれば「高速道路での自動レーンチェンジ」「自動で駐車場から出し入れ」「ワンタッチで縦列、縦列駐車」など、様々な動作が半自動で行えます。
フロントドアは自動で開閉し、リアドアには「ファルコンウィングドア」を採用しているのも注目です。ファルコンウィングドアはまるで羽根を広げるように上に向けて開閉できるドアであり、見た目のインパクトだけでなく、乗り降りや荷物の積み込みがスムーズになる利点もあります。
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ランドローバーならではの上質感を備えつつ、取り回しのよいコンパクトなボディ、かつリーズナブルな価格設定が魅力のモデルであり、ランドローバーのラインナップの中ではエントリーモデルに該当します。
ランドローバーには、もう一つのエントリーモデルとして「レンジローバー イヴォーク」があり、ディスカバリースポーツとイヴォーク(初代)はハードウェアを共有した兄弟車にあたります。
どちらもコンパクトサイズのSUVであり価格も近いですが、乗車定員が異なる点が決定的な差です。ディスカバリースポーツはオプションで3列目シートが組めて7人乗車が可能、イヴォークは5人乗車までとなっています。
また、イヴォークはレンジローバーの名前を掲げるため、ディスカバリースポーツよりも高級感を重視しています。
<年式:予算目安>
2018年式:259万円~448万円
2019年式:239万円~469万円
2020年式:352万円~608万円
2021年式:418万円~629万円
2022年式:679万円
ディスカバリースポーツは新車価格が600~700万円程度であるため、中古であれば300万円前後で購入できる車両も多めです。
・フジホワイト
・サントリーニブラック
・フィレンツェレッド
・バイロンブルー
・アイガーグレイ
・ポルトフィーノブルー
・ハクバシルバー
・ランタオブロンズ
・オストゥーニパールホワイト
・カルパチアングレイ
・シリコンシルバー
この中では、万人向けなカラーである「フジホワイト」が人気です。
ボディサイズは、全長4610mm×全幅1895×全高1725mm
※ベースグレード「SE」の場合(2018年10月モデル)
当時のランドローバーはサイズが大きく高額な車種ばかりラインナップしていたため、身近な価格で購入できるランドローバーとしてフリーランダーを開発しました。「独立懸架式のサスペンションの採用」「同社として初のモノコック構造の採用」「エンジンの横向き搭載」など、挑戦的な試みも多々盛り込まれたモデルが初代フリーランダーでした。
フリーランダーは2007年にフルモデルチェンジを行い、「フリーランダー2」へと名称を変えます。フリーランダー2は先代フリーランダーのコンセプトを継承した正常進化モデルとなり、新開発のフルタイム・インテリジェント4WDシステムなど、最新技術も多々盛り込まれました。
そして2014年、フリーランダー2の実質的な後継機として、ディスカバリースポーツがデビューします。ディスカバリースポーツはフリーランダー2の立ち位置を引継ぎ、コンパクトでリーズナブルな価格設定のエントリーモデルとして開発されてます。その上で7人乗りが可能となった点がフリーランダー2からの大きな進化ポイントとなります。
走行状況をモニタリングし、4種類のドライビングモードであらゆる路面状況に対応できる「テレインレスポンス2」を搭載しているため、オンロードからオフロードまで様々な道を安定して走破することが可能です。
世界初となるデジタル・ステレオカメラを用いた「自動緊急ブレーキ(AEB)」、歩行者の保護レベルを強化する「歩行者用エアバッグ」などを標準装備しており、安全面でも優れた性能を持ちます。
オプションで3列目シートを追加することにより7人乗車ができ、ラゲッジスペースは最大1794Lを確保することができます。ただし、ボディサイズ的にコンパクトSUVに分類されるため、3列目シートは広いとは言えないサイズです。
前述した「BMW X5」や「アウディ Q7」などに比べても全長、全幅、全高共に短くなりますので、ランドローバーの7人乗りだからと大きなサイズを期待してしまうと、実物とのギャップが生じやすいかもしれません。
ランドローバー ディスカバリースポーツの中古車を探す
※本記事は、2023年6月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
特に外車のSUVは、国産のSUVよりもバリエーションが豊富であるため、選べる車種が沢山あります。
そこでこの記事では、7人乗りできる外車SUVの中からおすすめの車種を厳選して7台紹介します。
「多人数で乗れる」「車内が広い」などのSUVを探している方は、ぜひご参照ください。
この記事の目次
7人乗り外車SUVが人気の理由
「ベンツ」「BMW」「アウディ」など、海外自動車メーカーの多くが7人乗り仕様のSUVをラインナップしており、根強い人気があります。では、7人乗りの外車SUVのどういった部分が魅力となっているのでしょう?
人気の理由としては、主に以下の3つがあげられます。
1.多人数で乗れる、沢山運べる
7人乗りの外車SUVでは、3列目シートが用意され、1列目2名、2列目3名、3列目2名、合計7名の乗車が可能です。例えば、2世帯家族での旅行、友人や知人を集めて多人数でドライブ、事業の送迎用など、多人数乗車が必要なシーンで活躍してくれます。また、7人乗りのSUVは同クラスの5人乗りのSUVに比べ、一般的に全長やホイールベースが長めに設計されています。その分ラゲッジスペースも広く使え、2列目3列目をフラットにすればステーションワゴン以上のラゲッジスペース容量を確保できる車種も多いです。そのため、多人数乗車以外にも、運搬用や車中泊用など、様々な用途に利用できます。
こうした利便性の高さも、7人乗りのSUVが人気である理由の一つと言えます。
2.ミニバンやワンボックスより走行性能が高い
例外もありますが、一般的にSUVはミニバンやワンボックスカーに比べると走行性能やパワースペックが高いです。特に「悪路走破性」の高さはSUVの強みです。岩場、雪原、砂漠、浅瀬など、本格的なオフロードを難なく走破できる7人乗りのSUVもあるため、「7人乗りであるだけでなく、走行性能にもこだわりたい」「7人で大自然の中をドライブしたい」といった要望を持つ人からも、7人乗りの外車SUVは人気があります。
3.堂々とした見た目
7人乗りのSUVは全長やホイールベースが長いため、見た目的にも迫力があり、5人乗りのSUVに比べると佇まいが堂々としている車種が多いです。後述するメルセデスベンツの「GLE」や「GLB」のように、7人乗りのSUVには敢えて力強く無骨なデザインを採用している自動車メーカーもあります。
SUVを好む人の中には見た目を重視する方も多く、より力強い見た目を求めた結果、7人乗りの外車SUVにたどり着く人もいます。
メルセデスベンツ GLE

メルセデスベンツ GLEの特長
「GLE」はメルセデスベンツが2015年より発売しているミディアムサイズの高級SUVです。1998年より発売されていたベンツ初のSUV「Mクラス」の後継機にあたるモデルとなり、Mクラスが2015年にマイナーチェンジを受け、その際に「GLE」へと名称が変更になりました。
GLEは、メルセデス・ベンツのデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋)」を具現化し、現代的ラグジュアリーを表現しており、ベンツならではの上質なインテリアや先進テクノロジーを詰め込んだSUVです。その上で7人乗車が可能であり、利便性の高いSUVであることがGLEの魅力となります。
なお、「GL」はベンツのSUVモデルに与えられる名称であり、GLシリーズの中で7人乗り仕様を用意しているのは「GLB」「GLE」「GLS」の3車種です。この3車種の中でGLEは、サイズ、価格、パワースペックがちょうど中間に位置付けられています。
メルセデスベンツ GLEの中古車相場
GLEを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:399万円~698万円
2019年式:589万円~1089万円
2020年式:698万円~1200万円
2021年式:798万円~1258万円
2022年式:833万円~1398万円
「4マチックスポーツ」や「4マチッククーペスポーツ」は上位グレードとなるため、中古車市場でも比較的高値で取引きされています。また、最上位となる「AMGグレード」は、中古でも1000万円以上となることが多いです。
車内の広さ
現行2代目のGLEでは、ホイールベースが先代に比べておよそ80mm延長されており、キャビンの居住性が向上しています。2列目シートは100mmの前後調整が可能な6way電動スライドシートが標準装備され、好みの位置や角度に調整できます。
GLEは1列目の室内高が最も高く、後列にいくほど室内高が下がっていく形状です。それでも1列目、2列目は大人5名が乗っても十分な広さが確保されています。
3列目シートに関しては室内高が890mmとなり、大人2名が乗車すると体格によっては窮屈さを感じてしまうことがありますので、子供や荷物用として使うのが最適でしょう。
装備
現行2代目で特に注目したい装備は、全車に標準装備されている「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」です。MBUXは対話型のインフォテインメントシステムであり、音声による対話形式で車内の各種システムを操作できます。人工知能による学習機能も有しており、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えています。
また、Sクラスと同等の安全装備や運転支援機能を標準装備しているのも注目点です。その内容は以下の通りです。
・アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)
・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)
・アクティブステアリングアシスト
・渋滞時緊急ブレーキ機能 など
税金
・自動車税(種別割)自動車税(種別割)の支払額は排気量によって決まります。
現行2代目「GLE 300d 4マチック(ISG搭載モデル)」の排気量は1992㏄のため、「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で39,500円(令和元年10月1日以降登録の場合は36,000円)です。
・自動車重量税
自動車重量税の支払額は年間で4,100円/0.5トンとなります。(普通自動車、新車登録~12年目の場合)
現行2代目「GLE 300d 4マチック(ISG搭載モデル)」は車両重量2350kgであるため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行2代目「GLE 300d 4マチック(ISG搭載モデル)」は、エコカー減税対象車に該当しますので、新車新規検査時(3年分)の自動車税は100%免税となり、初回車検時(2年分)にも軽減措置が適用されます。
※車種ごとのエコカー減税額の詳細は、日本自動車輸入組合(JAIA)が公開する「輸入車(外国メーカー車)のエコカー減税対象車」をご確認ください。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車もしくは中古車を購入して「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
先代モデルとの比較
初代:2015年~2019年初代GLE(2015年10月モデル GLE350d 4マチック)では、3リッターV型6気筒DOHCターボディーゼルエンジン(最高出力258ps)を搭載、ボディサイズは全長4825×全幅1935×全高1795mmとなり、車両重量は2250kgです。
メルセデスベンツMクラスが2015年のマイナーチェンジにてGLEへと名称を変更したため、この2015年発売モデルがGLEとしての初代にあたります。
ピエゾインジェクターを用いた最新のコモンレールシステム、電子制御式可変ターボチャージャー、メルセデス最新の9速オートマチックトランスミッション「9G‐TRONIC」などの最新のテクノロジーを搭載し、2.2トン越えの車両重量ながら軽快な走りを楽しめます。
2代目:2019年~
2代目GLE(2019年6月モデル GLE400d 4マチックスポーツ)では、3リッター直列6気筒DOHCターボ ディーゼルエンジン(最高出力330ps)を搭載、ボディサイズは全長4930×全幅2018×全高1795mmとなります。
先代に比べて全長と全幅がややアップしており、ホイールベースも80mm延長されています。
フロントマスクやエクステリアは、先代を踏襲しつつもより力強い印象の風貌となりました。細かなエッジやラインを減らして面を強調する等、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインを採用しています。
ダッシュボードには、昨今のベンツ車ではおなじみの2枚の液晶スクリーンを並べて配置した「コックピットディスプレイ」を採用しており、運転席からは近未来的な光景が広がります。
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メルセデスベンツ GLB

メルセデスベンツ GLBの特長
「GLB」はメルセデスベンツが販売するコンパクトサイズのSUVです。GLBのデビューは2020年となり、ベンツのラインナップの中ではまだ新しい分類に入ります。ベンツのコンパクトSUVとしては、「GLA」と「GLC」が先行販売されいますが、GLBは「コンパクトサイズながら7人乗車可能なSUV」という特徴があり、5人乗り仕様となる「GLA」や「GLC」に対して乗車定員の面で差別化されています。
同じベンツの7人乗車可能なSUVとしては、サイズ、価格、パワースペックが一段上となる「GLE」、最上位モデルとなる「GLS」もラインナップされてますので、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことができます。
メルセデスベンツ GLBの中古車相場
GLBを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2020年式:439万円~678万円
2021年式:445万円~708万円
2022年式:525万円~768万円
GLBはまだ新しいモデルということもあり、価格の上下差が狭く安定しており、多くの車両は500万円前後で購入できます。
車内の広さ
GLBの室内サイズは、1列目が室内幅1455mm×室内高1070mm、2列目が室内幅1445mm×室内高980mm、3列目が室内幅1150mm×室内高885mmです。シートのレイアウトは1列目が2シート、2列目が3シート、3列目が2シートとなります。
前述したGLEと同様、GLBも1列目の室内高が最も高く、後列にいくほど室内高が下がっていく形状となり、3列目の室内高はGLEよりもさらに低い885mmとなります。大人でも乗車することは可能ですが、広いとは言えないスペースであるため、非常用として捉えておくのが賢明です。
装備
GLBでも「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」が全車標準装備となり、音声による対話形式でGLBの車内システムを操作することが可能です。また、数々の安全機能をパッケージ化した「レーダーセーフティパッケージ」も全車標準装備されています。
その他、車両周辺を真上から確認できる「360°カメラシステム 」、駐車時の操作を補助する「アクティブパーキングアシスト(並列駐車機能のみ)」、ダッシュボード、エアアウトレット、センターコンソールなどを柔らかなLEDで照らし光の演出を楽しめる「アンビエントライト」などの装備も全車標準装備となっています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
GLBのラゲッジスペース容量は、2列目と3列目を格納した状態で1680L、3列目シートを格納した状態で500L、3列目シートを立てた状態で130Lまで確保できます。2列目と3列目を格納すれば、ステーションワゴンのように沢山の荷物を積むことが可能です。ただし、7人乗車時で3列目シートを立てている状態では、ラゲッジスペース容量は130Lとなりますので、大きな荷物などを積むことは難しいかもしれません。
荷物の積み込みに便利な「フットトランクオープナー」を全車標準装備しており、リアバンパーの下側に足を近づけることで、センサーが感知し、手を使わずにテールゲートを開閉することができます。
先代モデルとの比較
初代:2020年~初代GLB(2020年5月モデル GLB200dグレード)では、2リッター直列4気筒DOHCターボディーゼルエンジン(最高出力150ps)を搭載、ボディサイズは全長4634×全幅1834×全高1706mmです。
ベンツのラインナップの中ではコンパクトかつリーズナブルな部類に入りますが、ベンツとしての上質な内外装デザイン、高い悪路走破性能、そしてSクラス譲りの安全装備やセーフティシステムなど、多彩な要素が凝縮されたモデルです。
デザイン面では、GLBは究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けたスクエアなエクステリアデザインを採用しています。やや無骨で力強い風貌が特徴的であり、スタイリッシュなエクステリアデザインの「GLA」や「GLC」とは少々デザインの路線が異なります。
駆動系には、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」を搭載、様々な状況で最適なギアを選択することで、環境性能や動力性能に貢献し、オンロードからオフロードまで軽快な走りが楽しめるでしょう。
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BMW X5

BMW X5の特長
「X5」は、BMWが販売するミディアムサイズのSUVです。初代X5は、BMW初のSUVモデルとして2000年にデビューしています。初代X5が登場した2000年代前半はまだSUV黎明期であり、トラックベースのSUVが大部分を占めていた時代でした。そうした中、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)という新しいジャンルの自動車を謳い投入されたのがこのX5であり、オンロード、オフロード共に高い走行性能を持つX5は当時のSUV市場に刺激を与えました。
その後、X5はBMWの主力SUVモデルとして継続的にラインナップされていくことになり、2019年にフルモデルチェンジした現行モデルは4代目にあたります。
なお、前述した「メルセデスベンツ GLE」とはボディサイズやスペックが近いこともあり、よくライバルモデルとして比較されています。
X5は乗車定員が7名乗車であるという強みもあります。BMWのSUVモデルで7人乗りができるのは、この「X5」と上位モデルとなる「X7」の2車種のみです。
X7はX5に比べてボディサイズ、価格、パワースペックなどが一回り高くなるため、X5のサイズでは不足という場合にはX7も選択肢となってきます。
BMW X5の中古車相場
X5を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:275万円~528万円
2019年式:428万円~810万円
2020年式:480万円~979万円
2021年式:649万円~974万円
2022年式:678万円~1157万円
「Mスポーツ」グレードや排気量の大きいグレードなどは、高額で取引きされることが多いです。
車内の広さ
現行4代目では、先代3代目に比べ全長、全幅、全高共にサイズアップしています。全幅は2005mmあり、上位モデルX7よりもさらに5mm長いです。ホイールベースも先代3代目から約40mm延び、2975mmあります。
こうしたサイズアップに伴い、車内空間は先代以上に広々としており、ゆったりとくつろげるスペースが確保されています。
ラゲッジスペースの広さは、2列目及び3列目シート折りたたんだ状態で、最大1870Lの容量を確保できます。3列目シートを立てた状態では200L、3列目シートを折りたたんだ状態では650Lです。
装備
現行4代目では、「BMW、少し寒いんだけれど」「BMW、家まで行って」のように対話形式で車両の操作指示や車両状態の確認が行える「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)」を標準装備しています。車内システムとしては、「ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えること」をコンセプトにした新しいBMWの表示・操作システム「BMW Operating System 7.0」を導入し、10.25インチのコントロールディスプレイやiDriveのコントローラーでのシステム操作が可能です。
また、以下の豊富な運転支援システムが搭載されています。
・アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
・レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)
・レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
・ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
・サイド・コリジョン・プロテクション及び衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)
・クロス・トラフィック・ウォーニング
税金
・自動車税(種別割)現行4代目「X5 Drive40d M Sport」グレードは排気量2992㏄のため、「総排気量2.5L超~3L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で51,000円となります。(令和元年10月1日以降登録の場合は50,000円)
・自動車重量税
現行4代目「X5 Drive40d M Sport」グレードは車両重量2420kgのため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行4代目「X5 Drive40d M Sport」グレードはエコカー減税対象車に該当しますので、新車新規検査時(3年分)の自動車税は100%免税となり、初回車検時(2年分)にも軽減措置が適用されます。
※車種ごとのエコカー減税額の詳細は、日本自動車輸入組合(JAIA)が公開する「輸入車(外国メーカー車)のエコカー減税対象車」をご確認ください。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されます。新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
先代モデルとの比較
初代:2000年~2007年初代X5(2001年1月モデル 3.0siグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCエンジン(最高出力231ps)を搭載、ボディサイズは全長4665×全幅1870×全高1705mmとなり、車両重量は2080kgです。
BMW初のSUVとしてデビューし、従来のSUVのイメージを覆す高い走行性能を備えていたことから人気を集めました。なお、この初代モデルは5人乗り仕様のみのラインナップとなります。
2代目:2000年~2013年
2代目X5(2007年6月モデル 3.0siグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCエンジン(最高出力272ps)を搭載、ボディサイズは全長4860×全幅1935×全高1765mmとなり、車両重量は2100kgです。
2代目ではリアに3列目のシートを組み込むことのできるオプションを選択可能であり、7人乗り仕様とすることができます。
3代目:2013年~2019年
3代目X5(2013年6月モデル 3.5iグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCターボエンジン(最高出力306ps)を搭載、ボディサイズは全長4910×全幅1940×全高1760mmとなり、車両重量は2150kgです。
トランスミッションは全車8速ATとなり、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」を標準装備(xDrive35d SEグレードは除く)するなど安全面でも進化しています。また、この3代目よりオプションではなく標準装備で3列目シートを備える7人乗りモデルがラインナップに加わりました。
4代目:2019年~
4代目X5(2019年2月モデル xDrive35dグレード)では、3リッター直列6気筒DOHCターボディーゼルエンジン(最高出力265ps)を搭載、ボディサイズは全長4935×全幅2005×全高1770mmとなり、車両重量は2190kgです。
世代を追う度にボディサイズが拡大しているX5ですが、この4代目では全長、全幅、全高ともX5史上最大の長さとなっています。
ダッシュボードには自分用にカスタマイズすることができる10.25インチのコントロールディスプレイ及び12.3インチのフルデジタルメーターパネルを搭載するなど、最新鋭の装備も多々盛り込まれています。
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アウディ Q7

アウディ Q7の特長
「Q7」はアウディが販売するミディアムサイズのSUVです。「Qシリーズ」はアウディが展開するSUVのシリーズで、Q7はフラグシップのQ8に次ぐ上から2番目に位置付けられています。Q7の全長はQ8よりもさらに長く、5m越えのロングボディを採用しているのが特徴です。
アウディの代名詞とも言える独自の4WDシステム「quattro®」を標準装備しているのも特徴的であり、オンロードからオフロードまで、幅広いシーンで優れたパフォーマンスを発揮することができます。
また、アウディの全ラインナップの中で、唯一7人乗り仕様を用意しているのがこのQ7です。QシリーズのフラグシップモデルとなるQ8も5人乗り仕様となりますので、7人乗りのアウディ車が欲しい場合は、必然的にQ7が選択肢となります。
アウディ Q7の中古車相場
Q7を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:369万円~550万円
2019年式:457万円~650万円
2020年式:488万円~848万円
2021年式:730万円~835万円
2022年式:785万円~995万円
現行2代目Q7は新車価格が1000万円を超えているため中古車でも高額となるケースが多く、700万円以上で販売されている車両が目立ちます。
車内の広さ
現行2代目の全長は5065mmとなり、前述した「メルセデスベンツ GLE」や「BMW X5」よりやや長めです。ホイールベースも2995mm確保しているため車内は広々としており、車中泊から荷物の輸送まで、様々な用途に活用できます。3列目は大人でもゆったりと過ごせる広さが確保されており、スタイルに合わせて自在に可変できる「電動格納式シート」が搭載されているのも注目点です。
室内装備として、30色のカラーを使い分けられる照明システム「マルチカラーアンビエントライティング」が標準装備され、光を使って車内空間をドラマチックに演出できます。
装備
現行2代目では、ナビゲーションなどのインフォテインメントを表示する10.1インチアッパースクリーンと、空調操作や文字入力に用いる8.6インチローワースクリーンを組み合わせた「MMIナビゲーション」を標準装備しています。メーターパネルにはフルデジタルメーターの「バーチャルコックピット」を搭載し、高解像度12.3インチカラー液晶フルデジタルディスプレイに、スピードメーター、タコメーター、アシスタンスの稼働状況、ラジオ/メディア情報など様々な情報が表示されます。
車内で快適にノートパソコンやスマホを使用できる「アウディコネクト」も標準装備しており、移動中も車内で最新の情報やエンターテイメントに触れることが可能です。
先行車との車間距離を一定に保つ「アダプティブクルーズコントロール」、車や歩行者を検知し危険が近づくと自動ブレーキを作動させる「アウディプレセンスシティ」、後方部などの死角情報をドライバーに伝える「アウディサイドアシスト」など、豊富なセーフティ装備も搭載されており、安全かつ快適な走行ができます。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行2代目のラゲッジスペース容量は、通常時で890L、3列シートを倒すと最大で2075Lの広さを確保できます。ラゲッジスペースの広さも前述した「メルセデスベンツ GLE」や「BMW X5」より一段上となり、ゴルフバッグなどの大型荷物も楽々と積むことが可能です。
ルーフ装着用のオプション品として、スキー板などをルーフに保管できる「スキー&ラゲッジボックス」や、自転車を屋根に装着して載せられる「バイシクルホルダー」なども追加できます。
先代モデルとの比較
初代:2006年~2013年初代Q7(2006年10月モデル 4.2FSIクワトログレード)では、4.1リッターV型8気筒DOHC32バルブエンジン(最高出力350ps)を搭載、ボディサイズは全長5085×全幅1985×全高1740mmです。
2006年当時はQ8がまだ存在しなかったため、Q7はQシリーズのフラグシップモデルとしてデビューしました。
新世代のクワトロ・フルタイム4WDシステムを採用、駆動系には6速ティプトロニックオートマチックトランスミッションを搭載しています。
「RSP(ロールスタビリティプログラム)」や「ヒルディセントアシスト(坂道走行時のアシスト機能)」といった数々の新機能が一体化された安全システム「ESP(エレクトロニックスタビリゼーションプログラム)」を標準装備しているのも注目点です。
2代目:2016年~
2代目Q7(2016年3月モデル 3.0TFSIクワトログレード)では、3リッターV型6気筒DOHCスーパーチャージャーエンジン(最高出力333ps)を搭載、ボディサイズは全長5070×全幅1970×全高1735mmです。
2代目では巨大だった先代のボディサイズをややダウンサイジングしており、かつアルミとスチールの異素材を組み合わせたアルミ複合ボディを採用することで、300kgもの軽量化を実現しています。結果、運動性能や燃費効率は大きく改善し、より軽快に走れるSUVとなりました。
トランスミッションに、フリーホイーリング機能を採用した新開発の8速ティプトロニックを採用している点も注目であり、様々シーンでスムーズな加速を体感できます。
見た目も一新され、クロームバーが施された特徴的な八角形のシングルフレームグリルを採用し、より力強く個性的なエクステリアのデザインへと進化しました。
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フォード エクスプローラー XLT

フォード エクスプローラー XLTの特長
「エクスプローラーXLT」はフォードが販売するミディアムサイズのSUVです。初代は1990年に発売されヒットし、以後フォードの中核モデルとしてラインナップ、2019年にフルモデルチェンジした現行モデルは6代目にあたります。90年代にはアメリカだけで年間40万台以上のセールスを記録していた大ヒットモデルでもあり、世界的にもファンの多い車です。
「XLT」というのはグレード名であり、初代の頃は4ドアモデルや上級モデルをXLTグレードとして扱っていました。一方、現行6代目ではXLTは標準グレードという扱いであり、XLTより上のグレードとして「リミテッド」「ST」「プレミアム」などが用意されています。
なお、2016年にフォードが日本から撤退したため、2019年より発売されている現行6代目の正規販売はされておらず、未発売の扱いとなります。そのため、入手するには並行輸入を行っている業者などを介して輸入するか、中古車として販売されている車両を探すことになるでしょう。
フォード エクスプローラー XLTの中古車相場
エクスプローラーを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:流通量希少のため算出不可
2019年式:619万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:798万円~988万円
2016年にフォードが日本から撤退し正規販売が行われていないため、2016年式以降の流通量は少なめです。希少車であるため、中古車価格も新車価格に近い額となっていることが多いです。
車内の広さ
現行6代目は、全長が5050mm、ホイールベースが3025mmあるので、シリーズ史上最大の長さとなり、より広々とした車内となりました。「キャデラック エスカレード」などに代表されるフルサイズのアメリカンSUVと比べるとサイズはやや小さくなりますが、エクスプローラーが分類されるミディアムサイズのSUVとしては十分以上の広さがあります。
ただし、全高に関しては現行6代目は1776mmとなり、先代より約30mm低くなっています。デザインとしては引き締まりましたが、頭上が低くなっているため、背の高い方などは先代より窮屈さを感じてしまうかもしれません。
装備
現行6代目では、スノー、サンド、スリッパリー、牽引など7つのモードを選べる「インテリジェント4WDシステム」を搭載し、様々な路面で安定した走行が可能です。セーフティ装備としては、「BLIS(ブラインドスポットインフォメーション)」「レーンキープアシスト」「オートマチックエマージェンシーブレーキ」など豊富な安全機能をパッケージ化した「フォード コ・パイロット360」を全車標準装備しています。
ハード面では「AppleCarolay&AndroidAuto」が搭載され、スマホと車両をリンクし、ナビゲーションや音楽などを楽しむことができるようになりました。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行6代目のラゲッジスペース容量は、7人乗車状態で595L、2列目3列目を収納した状態で最大2285Lとなります。前述した「メルセデスベンツ GLE」や「BMW X5」など欧州のSUVよりもスペースが広く、特に7人乗車で3列目シートを立てた状態でも595Lの荷物を積めるのは注目点です。
2列目は60:40の分割可倒式、3列目は50:50分割式となり、様々なシートアレンジも可能です。また、ボタンを押すだけで3列目シートを収納できる「PowerFold 3列シート」、リアバンパーの下に足をかざすと自動で背面ドアが開く「パワーリフトゲート」など、収納関連の便利機能も充実しています。
先代モデルとの比較
4代目:2005年~2011年4代目エクスプローラー(2005年11月モデル XLTグレード)では、4リッター水冷V型6気筒SOHCエンジン(最高出力213ps)を搭載、ボディサイズは全長4930×全幅1870×全高1835mmとなり、車両重量は2160kgです。
「コントロールトラックAWD」と呼ばれる電子制御4WDを搭載し、各センサーからの情報をもとに各部エアバッグを最適に作動させる「アドバンスド・レストレイント・モジュール」などクラストップレベルの安全装備も搭載されています。
ラゲッジスペースは3列目シートのバックレストを50:50の分割可倒式とすることで、フレキシブルに対応でき、60:40の分割可倒式の2列目シートとの組み合わせで、様々なシートアレンジが可能です。
5代目:2011年~2016年
5代目エクスプローラー(2011年5月モデル XLTグレード)では、3.5リッターV型6気筒DOHCエンジン(最高出力294ps)を搭載、ボディサイズは全長5020×全幅2000×全高1805mmとなり、車両重量は2130kgです。
世界初の採用となる、オーバースピードによる旋回中のコースアウトを未然に防ぐ「カーブコントロール」をはじめ、パーソナル・セーフティ・システム、リアビューカメラなどの最新鋭の技術を多々導入しています。
軽量化に優れたユニボディ(モノコックボディ)へ変更したことで、ボディサイズは先代より大きくなっていますが車両重量は先代より軽くなりました。フルフラット時に最大で2285Lまで拡大できる広大なラゲッジスペースも魅力です。
なお、2016年にフォードが日本から撤退したため、国内で正規発売されたのはこのモデルまでとなります。
6代目:2019年~
6代目エクスプローラー(2023年モデル XLTグレード)では、2.3リッターEcoBoost I-4シングルターボエンジン(最高出力300ps)を搭載、ボディサイズは全長5050×全幅2005×全高1776mmです。
従来のFFベースの4輪駆動をやめ、FRベースの4輪駆動に変更しているのが大きな注目点です。
エンジンについては2.3リッターまで大きくダウンサイジングされていますが最高出力は300psにパワーアップしており、これに10速ATのトランスミッションが組み合わされるため、先代以上に軽快な走りが楽しめます。
ダッシュボード中央には8.0インチのタッチスクリーンインフォテインメントシステムが搭載され、インテリアも近代的なものになっています。
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テスラ モデルX

テスラ モデルXの特長
「モデルX」は米テスラ・モーターズが販売するミディアムサイズのSUVです。テスラのセダン「モデルS」をベースとしたSUVとなり、他のテスラ車同様、電気自動車(EV)となります。モデルSから受け継ぐEV技術、エアロダイナミクスを追求し抗力係数をわずか0.24Cまで抑えたボディなどを備え、0-100 km/h加速3.9秒というSUVとしては驚異的な加速力を備えているのが特徴的です。
オートパイロットなどの先進技術も詰め込まれています。その上で3列目シートを装着し7人乗車が可能となっており、広い車内と実用性の高いラゲッジスペースを有しているのがモデルXの強みです。
テスラ モデルXの中古車相場
モデルXを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:660万円~1300万円
2019年式:818万円~1180万円
2020年式:946万円~1580万円
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:流通量希少のため算出不可
モデルXは新車価格が1500万円前後となり高額であるため、中古車も1000万円以上で販売されていることが多いです。
なお、2021年~2022年の間は北米以外からの新規注文受付が停止されていたため(2023年現在は注文再開)、その影響か2021年式、2022年式の流通量は限りなく少なくなっています。
人気のボディカラー
モデルXのボディカラーは、下記の5色が設定されています。・パールホワイト マルチコート
・ソリッドブラック
・ミッドナイト シルバー メタリック
・ディープブルー メタリック
・ウルトラレッド
この中では、テスラ車のイメージにぴったりな「パールホワイト マルチコート」が人気です。
スペック
パワーユニットは、AC永久磁石同期デュアルモーター(611ps)ボディサイズは、全長5057mm×全幅2271(ドアミラー含む)×全高1740mm
※ベースグレード「モデルX」の場合
歴代のモデルX
テスラは2003年に設立されたまだ歴史の浅い自動車メーカーです。2008年、イギリスのスポールカーメーカー「ロータス・カーズ」の車体に、テスラが開発・製造したEVシステムを乗せた「テスラ・ロードスター」が発売され、これがテスラ初の市販車にあたります。
テスラ・ロードスターは大衆向けの車ではありませんが、その独自性から各方面より高い注目を集めました。
2012年、セダンタイプの「モデルS」が第2段目の車種として販売されます。
モデルSは車体からEVシステムまで、テスラがすべて0から開発した渾身のモデルであり、「家庭用コンセントからの充電可能」「最高航続距離613km」「 0-100 km/h加速2.7秒」など、それまでのEVの常識を覆すような性能を備えたことで、世界中から注目されヒットします。そして、「テスラといえば電気自動車」のイメージを轟かせることになりました。
このモデルSをベースにSUVとして開発されたのが、「モデルX」です。モデルXはテスラの第3段目の車種として2015年に発売されます。
同クラスのSUVを圧倒するパワーを備え、かつ7人乗車可能な電気自動車というキャラクターを持つモデルXは、モデルS同様、様々な層から高い注目を集め、テスラの人気に拍車を掛けることになりました。
先代モデルとの比較
「モデルX」は2015年に発売されて以降、まだフルモデルチェンジは行われておらず、現行型が初代モデルにあたります。ベースとなる「モデルS」同様にパワースペックは高く、最大出力611ps、最大航続距離576km、 0-100 km/h加速は3.9秒、最高時速250 km/hと、約2.4トンの巨体ながらスポーツカー顔負けの性能を備えています。
上位グレードとなる「モデルX Plaid」はさらにパワースペックが高く、最大出力1020ps、最大航続距離543km、 0-100 km/h加速は2.6秒、最高時速262 km/hというスペック値となり、もはやスーパーカーの域に達していると言えるでしょう。
ダッシュボード周りはシンプルかつ近未来的な造形であり、17インチの大型タッチスクリーンであらゆる操作が可能です。まるで航空機の操縦桿のような「ヨーク ステアリング」も特徴的です。
モデルXは安全装備も充実しており、カメラ、レーダー、超音波センサーが周囲360度を監視し、最大250メートル先までビジュアル処理してくれます。運転アシスト機能となる「オートパイロット」を用いれば「高速道路での自動レーンチェンジ」「自動で駐車場から出し入れ」「ワンタッチで縦列、縦列駐車」など、様々な動作が半自動で行えます。
フロントドアは自動で開閉し、リアドアには「ファルコンウィングドア」を採用しているのも注目です。ファルコンウィングドアはまるで羽根を広げるように上に向けて開閉できるドアであり、見た目のインパクトだけでなく、乗り降りや荷物の積み込みがスムーズになる利点もあります。
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ランドローバー ディスカバリースポーツ

ランドローバー ディスカバリースポーツの特長
「ディスカバリースポーツ」はランドローバーが販売するコンパクトサイズのSUVです。ランドローバーならではの上質感を備えつつ、取り回しのよいコンパクトなボディ、かつリーズナブルな価格設定が魅力のモデルであり、ランドローバーのラインナップの中ではエントリーモデルに該当します。
ランドローバーには、もう一つのエントリーモデルとして「レンジローバー イヴォーク」があり、ディスカバリースポーツとイヴォーク(初代)はハードウェアを共有した兄弟車にあたります。
どちらもコンパクトサイズのSUVであり価格も近いですが、乗車定員が異なる点が決定的な差です。ディスカバリースポーツはオプションで3列目シートが組めて7人乗車が可能、イヴォークは5人乗車までとなっています。
また、イヴォークはレンジローバーの名前を掲げるため、ディスカバリースポーツよりも高級感を重視しています。
ランドローバー ディスカバリースポーツの中古車相場
ディスカバリースポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:259万円~448万円
2019年式:239万円~469万円
2020年式:352万円~608万円
2021年式:418万円~629万円
2022年式:679万円
ディスカバリースポーツは新車価格が600~700万円程度であるため、中古であれば300万円前後で購入できる車両も多めです。
人気のボディカラー
ディスカバリースポーツのボディカラーは、下記の11色が設定されています。・フジホワイト
・サントリーニブラック
・フィレンツェレッド
・バイロンブルー
・アイガーグレイ
・ポルトフィーノブルー
・ハクバシルバー
・ランタオブロンズ
・オストゥーニパールホワイト
・カルパチアングレイ
・シリコンシルバー
この中では、万人向けなカラーである「フジホワイト」が人気です。
スペック
エンジンは、2リッター水冷直列4気筒DOHCターボ(最大出力240ps、最大トルク34.7kgf・m)ボディサイズは、全長4610mm×全幅1895×全高1725mm
※ベースグレード「SE」の場合(2018年10月モデル)
歴代のランドローバー ディスカバリースポーツ
ディスカバリースポーツの歴史を辿ると、「フリーランダー」が始発点となります。フリーランダーは1997年に販売されたランドローバー初のコンパクトSUVです。当時のランドローバーはサイズが大きく高額な車種ばかりラインナップしていたため、身近な価格で購入できるランドローバーとしてフリーランダーを開発しました。「独立懸架式のサスペンションの採用」「同社として初のモノコック構造の採用」「エンジンの横向き搭載」など、挑戦的な試みも多々盛り込まれたモデルが初代フリーランダーでした。
フリーランダーは2007年にフルモデルチェンジを行い、「フリーランダー2」へと名称を変えます。フリーランダー2は先代フリーランダーのコンセプトを継承した正常進化モデルとなり、新開発のフルタイム・インテリジェント4WDシステムなど、最新技術も多々盛り込まれました。
そして2014年、フリーランダー2の実質的な後継機として、ディスカバリースポーツがデビューします。ディスカバリースポーツはフリーランダー2の立ち位置を引継ぎ、コンパクトでリーズナブルな価格設定のエントリーモデルとして開発されてます。その上で7人乗りが可能となった点がフリーランダー2からの大きな進化ポイントとなります。
先代モデルとの比較
「ディスカバリースポーツ」は2014年に発売されて以降、まだフルモデルチェンジは行われておらず、現行型が初代モデルにあたります。走行状況をモニタリングし、4種類のドライビングモードであらゆる路面状況に対応できる「テレインレスポンス2」を搭載しているため、オンロードからオフロードまで様々な道を安定して走破することが可能です。
世界初となるデジタル・ステレオカメラを用いた「自動緊急ブレーキ(AEB)」、歩行者の保護レベルを強化する「歩行者用エアバッグ」などを標準装備しており、安全面でも優れた性能を持ちます。
オプションで3列目シートを追加することにより7人乗車ができ、ラゲッジスペースは最大1794Lを確保することができます。ただし、ボディサイズ的にコンパクトSUVに分類されるため、3列目シートは広いとは言えないサイズです。
前述した「BMW X5」や「アウディ Q7」などに比べても全長、全幅、全高共に短くなりますので、ランドローバーの7人乗りだからと大きなサイズを期待してしまうと、実物とのギャップが生じやすいかもしれません。
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※本記事は、2023年6月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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