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更新日:2023.11.21 / 掲載日:2023.08.13
【2023年版】ボディサイズで比較!室内が広い軽自動車のおすすめモデルランキング
軽自動車は全般的に人気がありますが、特に「スーパーハイトワゴン」や「トールワゴン」などに代表される、広い室内空間を持つ軽自動車は注目を集めています。
中には、軽自動車とは思えないほどゆったりとしたスペースを持つモデルや、普通車顔負けの充実した装備を持つモデルも存在します。
この記事では、そうした室内が広く、車高の高い軽自動車を厳選して7台ピックアップし、ボディサイズの比較や車種の特徴、中古車相場などをお伝えします。
広い軽自動車を探している方や軽自動車のボディサイズが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
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ここでは、軽自動車のボディサイズ事情を交えつつ、室内の広い軽自動車が人気となっている理由について解説します。
1998年以降に開発された軽自動車のほとんどは、規格値を目一杯使った「全長3,395mm×全幅1,475mm」のボディサイズで作られているため、縦の長さと横の長さはどの車でも同じです。一方、全高においては車種によって差があるため、全高の高さが室内の広さの差に直結しやすくなっています。
一方、「スズキ ワゴンR」「ダイハツ ムーブ」など全高1,630mm前後のやや背の高いモデルは、「トールワゴン」として扱われています。トールワゴンも、セダンタイプの軽自動車である「スズキ アルト」や「ダイハツ ミラ」などに比べれば室内は広く、根強い人気を持ちます。
また全高の高いモデルはラゲッジスペースの容量も広く確保できるため、運搬性能や実用性が高いことも人気に拍車をかけています。

「広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン」をコンセプトとし、主に小さなお子さんのいるファミリー層や女性ドライバーに向けて開発されています。遊び心も散りばめられた親しみやすい内外装デザインが特徴的なモデルです。
背の高いスーパーハイトワゴンタイプのため、室内高は1,410mmもあり(現行2代目スペーシア)、大人が乗っても窮屈さを感じにくいのが魅力です。
また、スズキの次世代環境技術「スズキグリーンテクノロジー」を導入し、環境性能、燃費性能の面でも優れています。
専用のフロントマスクやエアロパーツを備え、力強い風貌を纏う「スペーシア カスタム」も派生モデルとして用意されています。
<年式:予算目安>
2018年式:45万円~220万円
2019年式:48万円~248万円
2020年式:59万円~197万円
2021年式:75万円~212万円
2022年式:99万円~257万円
流通量は、2020年式が約535台、2021年式で約1,160台、2022年式で約1,130台です。
ターボエンジン仕様や、上位グレードとなる「スペーシア カスタム」は高額で取引きされることが多いです。
・ライトブロンズパールメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・オフブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール
・シルキーシルバーメタリック
・クールカーキパールメタリック
・ライトブロンズパールメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
・シフォンアイボリーメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
・オフブルーメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
・アーバンブラウンパールメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
この中では、爽やかで親しみのある「オフブルーメタリック」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mm
※全グレード共通
「広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン」をコンセプトに掲げており、ライバルの多い軽ハイトワゴンの中でも従来の概念やただ広い室内空間だけをアピールするのではなく、優れた燃費性能や動力性能、使い勝手、安全性などを備え持つモデルとして開発されました。
初代はパッケージングの良さも高く評価され、日本カー・オブ・ザ・イヤー2013-2014において、「スモールモビリティ部門賞」を受賞しています。
2017年には初のフルモデルチェンジが行われ、2代目スペーシアが発売されます。厚みのあるフロント部、切り立ったフロントガラス、丸四角いボディに高いベルトラインを採用し、「ワクワクする楽しさ」や「見た目以上の広さや大きさ」を感じる新しいスタイルを目指しました。
初代と2代目はセールス的にも大成功し、2021年4月の時点でスペーシアの国内累計販売台数は100万台を達成しています。(初代と2代目の合計)
また、派生モデルとして、2018年にはクロスオーバーSUVタイプの「スペーシア ギア」、2022年には商用車タイプの「スペーシア ベース」が発売されています。
新設計のプラットフォームを採用したことで、同クラスでは最大の室内長2,215mmを誇り、車内には解放感のある空間が広がります。
シンプルで親しみやすいフロントデザインを採用して全てのピラーをブラックアウト化、連続したガラスエリアで開放感を演出しています。
パワートレインにはスズキの次世代環境技術「スズキグリーンテクノロジー」を採用することにより、クラストップレベルの低燃費を実現しています。
2つのカメラを用いて周囲を監視する最新の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を軽自動車として初めて搭載したことも注目されました。
2代目:2017年~
2代目スペーシアでは、初代では1,735mmであった全高をさらに50mm高めた1,785mmとしており、より広々とした室内空間を実現しています。
軽量で高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用することで、走行性能もさらに磨きがかっています。
2代目では「マイルドハイブリッド」を全車に搭載していることも注目点です。WTLCモードでは、低燃費21.2km/Lを達成しています。(ハイブリッドXグレード 2WD車)
フロントガラスに進入禁止の道路標識や車両情報などをカラー表示する「ヘッドアップディスプレイ」、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」を軽自動車で初採用するなど、セーフティ装備も進化しています。
スズキ スペーシアの中古車を探す

スズキが販売する商用軽バン「エブリイ」の乗用車バージョンとなるのがこのエブリイワゴンであり、2列目シートをベンチシートからセパレート式シートに変更するなど、乗用車として快適に乗れるさまざまな工夫が施されています。
ベースが商用軽バンであるため収納スペースが多く、乗り降りもしやすい実用性の高い造りとなっており、クラストップを誇る広い室内サイズ(軽キャブワゴンクラス)も注目点です。
<年式:予算目安>
2018年式:45万円~239万円
2019年式:71万円~222万円
2020年式:85万円~308万円
2021年式:113万円~269万円
2022年式:129万円~399万円
流通量は、2020年式が約75台、2021年式で約110台、2022年式は約55台です。
カスタムカーも多く流通しており、高品質なカスタムが施されている中古車両は、新車価格以上の値で取引きされています。
・クールカーキパールメタリック(ZVD)
・ムーンライトバイオレットパールメタリック(ZVJ)
・ブルーイッシュブラックパール3(ZJ3)
・パールホワイト(Z7T)
・シルキーシルバーメタリック(Z2S)
この中では、定番の「パールホワイト」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,910mm(標準ルーフモデルの全高は1,815mm)
※全グレード共通
キャリイバンはシリーズ化され、1979年の7代目までキャリイバンの名称で販売が続きます。
1982年、7代目キャリイバンのマイナーチェンジが行われ、キャリイバンの乗用車グレードとして「キャリイバン エブリイ」が発売されました。ここで始めて「エブリイ」の名前がサブネームとして登場します。
1985年、商用軽バンであるキャリイバンの8度目のフルモデルチェンジが行われ、キャリイバンから「エブリイ」に名称が変更されました。8代目キャリイバンが8代目エブリイにあたります。
1991年、9代目エブリイが商用軽バンとして販売されます。
1999年、10代目エブリイが商用軽バンとして販売されます。同時に10代目エブリイの乗用車バージョンとして開発された初代「エブリイワゴン」が販売されます。この世代から、商用軽バン「エブリイ」と乗用車タイプの軽バン「エブリイワゴン」の2つの系統にラインナップが枝分かれしました。
2005年、11代目エブリイ、2代目エブリイワゴンが販売されます。
2015年、12代目エブリイ、3代目エブリイワゴンが販売されます。この世代が現行型となります。
商用軽バン「エブリイ」をベースとした乗用車バージョンとして、1999年に初代モデルがデビューしました。
2列目シートは乗用車化によりゆったりとした空間を確保し、リクライニングと左右独立スライド機構を備え、多彩なシートアレンジを組むことができます。
初期はターボエンジン仕様のみのラインナップでしたが、2001年モデルよりNAエンジン仕様も追加されています。
2代目:2005年~2015年
2代目では、「パワースライドドア」を採用するなど快適装備を充実させ、乗用車としての日常の使い勝手を一層高めました。
特別仕様車「レザーセレクション」では、表皮の一部に本革を採用したシートや木目調インパネなどを採用しており、ワンボックスの軽バンながら豪華な車内となっています。
3代目:2015年~
先代のコンセプトを継承しつつ正常進化しています。室内寸法は室内長2,240mm、室内幅1,355mm、室内高1,315mm(ハイルーフ車は1,420mm)となり、クラストップ(軽キャブワゴンクラス)となるゆったりとした室内空間が広がります。
歩行者傷害軽減ボディ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能、後退時ブレーキサポートなどは全グレードで標準装備されており、機能面でも充実したモデルとなりました。
なお3代目の「エブリイワゴン」では、ターボエンジン仕様のみのラインナップとなります。一方、兄弟モデルとなる商用軽バンの12代目「エブリイ」ではNAエンジン仕様もラインナップされています。
スズキ エブリイワゴンの中古車を探す

コンセプトは「しあわせ家族空間」で、家族が毎日使える軽自動車として開発されています。開発当初より使い勝手やスタイルまで女性モニターの意見を多く取り入れ、「驚きの広々空間」「優れた乗降性」「便利な収納」を具現化しました。
背の高い「スーパーハイトワゴン」という新たなジャンルを切り開いた車でもあります。
2003年に初代モデルが発売され大ヒットしシリーズ化、2019年より発売されている現行モデルは4代目にあたります。
専用パーツを装着しデザインを重視した派生グレード「タントカスタム」も人気があり、どの世代でもラインナップされています。
<年式:予算目安>
2018年式:37万円~175万円
2019年式:55万円~199万円
2020年式:59万円~190万円
2021年式:65万円~218万円
2022年式:89万円~270万円
流通量は、2020年式が約1,040台、2021年式が約865台、2022年式は約3,260台です。
上位グレードとなる「カスタムRS」などは、高額で取引きされることが多いです。
・アイスグリーン
・サンドベージュメタリック
・シャイニングホワイトパール
・ホワイト
・ブラックマイカメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン
・ファイアークォーツレッドメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・ホワイト× アイスグリーン
・ホワイト× サンドベージュメタリック
※「タントカスタム」は設定カラーが異なります
この中では、上品さが漂う「シャイニングホワイトパール」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,775mm
※Xグレードの場合
タント登場前の2000年前後は、「スズキ ワゴンR」や「ダイハツ ムーブ」などに代表されるトールワゴン(従来のセダンタイプの軽自動車よりもやや背の高い軽ワゴン)の人気が高まっていた時代でした。
そうした中、トールワゴンよりさらに背の高い1,700mm以上の全高を持つ、いわゆる「スーパーハイトワゴン」として登場したのが初代タントとなります。
それまでの軽自動車の常識を覆すほど広々とした室内空間を有していたタントは市場に衝撃を与え、それ以降、スーパーハイトワゴンというジャンルが普及していきます。
タントは新モデルながら好調なセールスを記録し、その後はシリーズ化されダイハツの看板車種となっていきました。
2007年には2代目タントが発売され、2013年には3代目、2019年には4代目が発売されています。
世代を重ねるごとに装備や機能は進化していきますが、「広々とした室内を持つスーパーハイトワゴン」という特徴は変わらずに継承されています。
2代目は「驚きの広さを超えた感動の空間」をコンセプトに掲げ、初代モデルの特徴を引き継ぎつつタントのDNAである「広さ」と「使いやすさ」をブラッシュアップしています。
センターピラーレスとスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」を、軽自動車として初採用していることも注目されました。
3代目:2013年~2019年
3代目では、低速域衝突回避支援ブレーキシステム「スマートアシスト」や緊急ブレーキを後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」などセーフティ装備が充実化され、より安全な車へと進化しました。
助手席のスライド幅を従来比10cm拡張し、38cmのロングスライド化を実現するなど、室内の使い勝手も向上しています。
4代目:2019年~
4代目では、サスペンションや骨格の部品配置をゼロベースで再構築した新開発のプラットフォームが用いられています。
他にも世界初となるスプリットギヤを用いた新技術を採用した新CVTを搭載するなどパワートレインも一新されており、室内の広さだけでなく走りの面でも大きく進化したモデルとなりました。
軽自動車では初となる駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト ※メーカーオプション」を用意するなど、アシストシステムも充実しています。
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ダイハツでは、「ハイゼットカーゴ」と「アトレー」の2タイプの商用軽バンがラインナップされています。(2023年現在)
ハイゼットカーゴは純商用車、アトレーはやや乗用車寄りの商用車という立ち位置です。そうした棲み分けであることから、アトレーは商用車であるものの、内外装の加飾や装備機能は乗用車と同等の水準となっています。(ただし2列目シートは商用車としての水準)
構造自体は荷物を運ぶための商用車としての造りとなるため、ラゲッジスペースは軽自動車ながら1,275L(デッキバンは除く)の大容量を誇り、収納スペースも豊富に設けられていることから、街乗り、荷物運び、車中泊などさまざまなシーンで活躍してくれます。
<年式:予算目安>
2018年式:69万円~169万円
※乗用車「アトレーワゴン」の数値
2019年式:79万円~177万円
※乗用車「アトレーワゴン」の数値
2020年式:89万円~200万円
※乗用車「アトレーワゴン」の数値
2021年式:138万円~305万円
2022年式:109万円~350万円
流通量は、2020年式が約25台、2021年式が約35台、2022年が約式360台です。
商業用の需要もあるため全体的に値崩れは起きにくい車種ですが、軽キャンピングカー仕様にカスタムした車両などは、300万円以上の高額で取引きされることもあります。
・トニコオレンジメタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン
・オフビートカーキメタリック
・ブラックマイカメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・シャイニングホワイトパール
この中では、癖がなくスタイリッシュな「ブライトシルバーメタリック」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,890mm
※全グレード共通
ハイゼットは軽の商用車であり、第一次産業から運送業まで当時のさまざまな産業を支えました。その後、ハイゼットは商用車としてシリーズ化され、ロングセラーモデルとなっています。
1981年、6代目のハイゼット(ハイゼットバン)をベースとした上位モデルとして、初代「アトレー」がデビューし、その後はハイゼットと並行してシリーズ化されます。
初代、2代目、3代目のアトレーは分類的に商用車となりますが、ハイゼットよりも乗用車寄りの商用車として開発されていました。
1999年、アトレーは4代目にフルモデルチェンジし、ここで商用車の「アトレー」と乗用車の「アトレーワゴン」の2つに枝分かれします。
2005年、アトレーは5代目にフルモデルチェンジし、乗用車の「アトレーワゴン」のみ発売されました。5代目では商用車の「アトレー」はラインナップされず、乗用車のみ存在した時代となります。
2021年、アトレーは現行6代目にフルモデルチェンジします。
2023年現在、商用車の「アトレー」のみ発売されています。6代目では5代目とは反対に乗用車の「アトレーワゴン」はラインナップされていません。再び初代の頃に原点回帰したかのように商用車のみのラインナップとなり、ハイゼットよりも乗用車寄りの商用車として開発されています。
1998年10月に軽自動車の規格が改正され、ボディサイズの制限がやや緩和されました。それに伴い、4代目アトレーは新しい規制値を目一杯使った全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,855mm(1999年1月モデル CLハイルーフグレード)のボディサイズで設計されています。
発売当時、まだまだ旧規格で造られた軽自動車が多かったため、従来の軽自動車より大きなボディサイズをもつアトレー/アトレーワゴンは、その目新しさから注目されました。
5代目:2005年~2021年
5代目は乗用車の「アトレーワゴン」のみ発売されました。
「家族みんなで楽しく使えるプレジャーサポーター」をコンセプトとし、ファミリー向けの軽ワンボックスワゴンとして開発されています。
車の重心がほぼ中央にくるフロントミッドシップレイアウトや、突き上げ感を抑えたサスペンションの採用により、人数や荷物の量に左右されない安定感あふれる走りを実現しています。
16年間ラインナップされ続け、アトレーシリーズの中では最も販売期間が長いモデルです。
6代目:2021年~
6代目では「使い尽くせるマルチBOX」をコンセプトとし、積載量と積載スペースを最大限活用するため、再び商用車(4ナンバー)として設計されています。
車中泊時などに換気ができ、快適な車内空間を実現する「ポップアップ機構付リアガラス」やサーフボードや汚れたアウトドア用品を積んでも掃除がしやすい「イージーケアマット」などを標準装備し、より実用性の高いモデルに進化しました。
ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」も全車に標準装備され(グレードにより一部機能差あり)、安全性の面も向上しています。
ダイハツ アトレーの中古車を探す

ホンダの車づくりの原点である「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」を掲げた「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」をもとに開発された軽自動車であり、広さ、見晴らしの良さ、使い勝手、安全性などあらゆる面から快適性を追求しています。
一般的に燃料タンクは後席や荷室の下に配置され、そのぶん床を高くしていますが、N-BOXではホンダの独自技術「センタータンクレイアウト」により、燃料タンクを前席下に配置することで、使える空間が劇的に拡大しています。
こうした工夫により、N-BOXの室内空間は軽自動車で最大級の広さを誇ります。(2021年12月時点、Honda調べ)
<年式:予算目安>
2018年式:29万円~183万円
2019年式:43万円~179万円
2020年式:58万円~190万円
2021年式:71万円~298万円
2022年式:75万円~199万円
流通量は、2020年式が約590台、2021年式が約615台、2022年式は約900台です。
ターボエンジン仕様や、上位グレードとなる「N-BOXカスタム」は高額で取引きされることが多いです。
・プレミアムサンライトホワイト・パール
・プラチナホワイト・パール
・ルナシルバー・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・プレミアムアガットブラウン・パール
・ブリティッシュグリーン・パール
・タフタホワイトIII
・プラチナホワイト・パール&ブラウン(コーディネートスタイルグレードのみ)
・プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン(コーディネートスタイルグレードのみ)
※「N-BOXカスタム」は設定カラーが異なります
この中では、上品な深みと輝きを感じさせる「プラチナホワイト・パール」が人気です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,815mm(4WDモデルは1,815mm、FFモデルは1,790mm)
※Gグレードの場合
N360は、まだ車が手の届きにくい存在であった1960年代に「乗るところは十二分に、エンジンはコンパクトに」というコンセプトのもと、当時の小型車としては異例となる室内の広さ、誰もが楽しめる走行性能を備え、かつ手の届きやすい価格で発売されました。
N360はたちまち大ヒットし、3年連続で軽の国内販売のトップを死守、ホンダの歴史に名を残す車となりました。
なお、N360 の「N」は「Norimono(のりもの)」の頭文字となり、単なる機械ではなく「人が乗るためのもの」という意味が込められています。
そしてN360の誕生から45年を迎え、「軽自動車の常識を超える価値を再び創造できる」ことを目指し、ホンダがずっと大事にしてきた人を中心とした車づくりのための「MM(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」を詰め込み開発されたのが「Nシリーズ」であり、その第1弾となったのがN-BOXです。
2011年、初代N-BOXがデビューし、発売から1ヵ月で月間目標販売台数12,000台に対し27,000台を受注する大ヒットを記録します。
Nシリーズはその後も続々と車種が追加され、2012年にはラゲッジスペースの拡大と利便性を向上させた「N BOX+」とN360のデザインをモチーフにした「N-ONE」の2台が発売されています。
2013年には上質なトールワゴンとなる「N-WGN」、2014年にはデザイン性を重視した「N-BOX SLASH」が発売されました。
そして2017年にはN-BOXが初のフルモデルチェンジを行い、2代目となる現行N-BOXがデビューします。
これらNシリーズは現在のホンダを支える看板車種となっており、累計販売台数は2023年3月末時点で350万台を突破しています。
ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」と新たに開発された「ミニマムエンジンルーム」により軽自動車ながら広い室内やラゲッジスペースを実現しており、タンデムディスタンス(前後シート間の距離)はクラストップとなる1150mmを誇ります。
世界初となるホンダ独自の異種鋼板を繋ぎ合わせる「テーラードブランク製法」で作られた軽量で高剛性なリアサスペンションが備えられ、剛性感のある快適な乗り心地を実現しています。
VSA(車両挙動安定化制御システム)やHSA(ヒルスタートアシスト機能)を標準装備するなど、安全面の機能も充実しています。
2代目:2017年~
大ヒットした初代のコンセプトを引き継ぎつつ、より快適で過ごしやすい軽自動車として正常進化しています。
2代目では約9割の部品を見直した結果、約80キロの大幅な軽量化に成功しており、その上で新採用の助手席スーパースライドシートを装着するなど、装備の充実化が図られています。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」をホンダの軽乗用車として初めて採用していることも注目点です。
後部座席の室内高は約140㎝となり、小学生程度の子供であれば立ったまま乗車することも可能です。ラゲッジスペースも広く、大人向けの自転車を積めるだけのスペースが確保されています。
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前述したN-BOXと同様、「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」をもとに開発された「Nシリーズ」に含まれる1台であり、従来の軽乗用車の概念を超えた広さ、快適さ、経済性を目指して開発されています。
また、Nシリーズの第4弾モデルにあたり、初代は2013年にデビューしました。2019年には初のフルモデルチェンジを行い、現行型は2代目となります。
N-BOXが全高1.8mを超える「スーパーハイトワゴン」であるのに対し、このN-WGNはやや全高を低くした「トールワゴン」タイプの軽自動車です。
とはいえ、トールワゴンながらN-WGNの全高は「1,695mm」あり、ライバル車となるスズキ ワゴンR(全高1,650mm)、ダイハツ ムーブ(全高1,630mm)などと比べるとやや高めに設定されているのが特徴的です。
<年式:予算目安>
2018年式:29万円~124万円
2019年式:59万円~150万円
2020年式:59万円~167万円
2021年式:63万円~176万円
2022年式:89万円~163万円
流通量は、2020年式が約400台、2021年式は約220台、2022年式は約330台です。
ターボエンジン仕様や、上位グレードとなる「Lグレード」「N-WGNカスタム」などは高額で取引きされることが多いです。
ホンダ初の横断中の自転車検知機能を含む「衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)」、ホンダ軽初となる「渋滞追従機能付きACC」などが追加され、アップデートが図られた最新タイプのHonda SENSINGとなっていることも注目です。
軽く触れると3回点滅する機能付きのウインカー「ワンタッチウインカー」、後席ドアの開閉履歴をもとに荷物の置き忘れをメーター表示と音で知らせる「リアシートリマインダー」など、使い勝手の良い快適機能も全車に標準装備されています。
備え付けの2段式ラックボードを使えば、上段にはスーパーで購入した食材などその日の荷物、下段には常備する重い荷物を置くなど上下で積み分けが可能です。後席はワンアクションで簡単にフラットにでき、多彩なシートアレンジを組むことができます。
WLTCモード…23.2km/L
市街地モード…20.1km/L
郊外モード…25.1km/L
高速道路モード…23.6km/L
※Gグレード、FFモデルの場合
初代N-WGNは、Nシリーズの第4段モデルとして2013年にデビューしました。Nシリーズで共通となるプラットフォームを採用し、「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」に基づき、居住性、安全性、燃費性能、デザイン、走りの全てを高い次元で備えた軽乗用車として開発されています。
ホンダの軽乗用車としては初となる「ツインインジェクションシステム」と「ナトリウム封入バルブ」を採用しているところも注目です。
リアシートは、Nシリーズとしては初となるスライド量前後200mmのリアシートスライド機構を採用しています。
2代目:2019年~
先代のコンセプトを継承しつつ、より便利で安全なモデルへと進化しています。
ステアリングには、ホンダの軽自動車で初めてとなるテレスコピック&チルトステアリング機構を標準装備し、その人にあったベストなステアリング位置に調整可能です。
ブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持できる「オートブレーキホールド機能」も全車に標準装備され、足への負担を軽減してくれます。
デザイン面も大きく変貌しています。先代は軽トールワゴンの流行に倣ったスタイルを採用していましたが、2代目では丸目を基調としたファニーフェイスを採用し、全体的に柔らかく個性的な見た目となっています。
ホンダの往年の軽バン「ステップバン」を彷彿させるレトロな雰囲気も漂うデザインであり、より自分らしさをアピールできるモデルとなりました。
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スズキ スペーシア、ダイハツ タント、ホンダ N-BOXなど強力なライバル車種の多いスーパーハイトワゴン市場で勝ち抜くため、触れずに操作可能な「ハンズフリーオートスライドドア」や先進運転技術の「プロパイロット」を一部グレードに採用するなど、さまざまな工夫が施されています。
メーターパネルやエアコンスイッチ周りのデザインも洗練されており、軽自動車ながらスタイリッシュで上質な雰囲気を漂わせます。
室内高は1,390mm、後席の足元は770mmとなり、大人4人がゆったりと過ごせるクラストップレベルの広い室内を実現している点も注目です。
<年式:予算目安>
2018年式:29万円~159万円
※先代デイズルークスの数値
2019年式:45万円~158万円
※先代デイズルークスの数値
2020年式:75万円~209万円
2021年式:65万円~209万円
2022年式:78万円~268万円
流通量は、2020年式が約740台、2021年式は約660台、2022年式が約710台です。
プロパイロット搭載モデルや上位グレードとなる「オーテック」「ハイウェイスター」などは高額で取引きされることが多いです。
運転席および助手席には、中折れ形状の背もたれパッドを搭載した「ゼログラビティシート」が装着され、ロングドライブでの負担を軽減してくれます。
その他、「撥水シート」「パーソナルテーブル」「プラズマクラスター技術搭載リヤシーリングファン」などの快適装備が、一部のグレードで装備されています。
上位グレードの「プロパイロットエディション」では、高速道路での車線のキープ、渋滞時の車間距離のキープ等をアシストする日産の先進運転技術「プロパイロット」が搭載されているため、システムのサポートによってより安全で快適なドライブが楽しめるでしょう。
さらに、リアシートを倒してフラットにすれば27インチの自転車を積み込める広さのスペースを作り出せます。
ディーラーオプションとして、ラゲッジネット(フック4個付)、ラゲッジトレイ(縁高タイプ)も用意されています。
WLTCモード…20.9km/L
市街地モード…19.6km/L
郊外モード…22.1km/L
高速道路モード…20.7km/L
※Sグレード、2WDモデルの場合
初代ルークスは、同時期にスズキから販売されていたスーパーハイトワゴン「パレット」のOEM車となります。そのため、パレットと同様に背の高いボディ(全高1,735mm)と両側スライドドアを備え、広い室内空間と存在感のある洗練されたデザインが注目を集めました。
2代目:2013年~2020年(デイズルークス)
2代目ルークスは、先代のようにパレットのOEM車ではなく、日産自動車と三菱自動車の合弁会社である「NMKV」によって開発されたモデルです。日産版は「デイズルークス」、三菱版は「eKスペース」として両社から販売されました。
スズキのOEM車であった先代とは各所で異なる点はありますが、スーパーハイトワゴンということは変わっていません。ボディの全高も1,775mmまで拡大し(2WDモデル)、より広い室内空間を実現しています。
3代目:2020年~
3代目ルークスは、日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社「NMKV」のマネジメントのもと、日産が企画、開発を行ったモデルです。車名は2代目の「デイズルークス」から再び「ルークス」に戻されています。
後席スライドドアの開口幅は650mmを確保し、より乗り降りがスムーズに行えるようになりました。
急な減速などで自車の回避操作が必要と判断した場合に、警報によってドライバーに注意を促す「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」を軽自動車として初搭載するなどセーフティ機能も進化しており、より安全なドライブが行えるようになりました。
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※本記事は、2023年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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中には、軽自動車とは思えないほどゆったりとしたスペースを持つモデルや、普通車顔負けの充実した装備を持つモデルも存在します。
この記事では、そうした室内が広く、車高の高い軽自動車を厳選して7台ピックアップし、ボディサイズの比較や車種の特徴、中古車相場などをお伝えします。
広い軽自動車を探している方や軽自動車のボディサイズが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
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室内の広い軽自動車が人気の理由
軽自動車の中でも特に人気があるのは、「室内が広く」「車高の高い」モデルです。ここでは、軽自動車のボディサイズ事情を交えつつ、室内の広い軽自動車が人気となっている理由について解説します。
ボディサイズ比較をする上で注目するのは「規格」と「全高」
軽自動車にはボディサイズを制限する「規格」があります。直近では1998年10月に規格が改正され、「長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下」と定められています。1998年以降に開発された軽自動車のほとんどは、規格値を目一杯使った「全長3,395mm×全幅1,475mm」のボディサイズで作られているため、縦の長さと横の長さはどの車でも同じです。一方、全高においては車種によって差があるため、全高の高さが室内の広さの差に直結しやすくなっています。
スーパーハイトワゴンやトールワゴンが人気
明確に定義されているわけではないものの、全高1,700mm以上の軽自動車は一般的に「スーパーハイトワゴン」と呼ばれます。「スズキ スペーシア」「ダイハツ タント」「ホンダ N-BOX」などが代表格となり、ひと際広い室内を持つスーパーハイトワゴンは軽の中でも特に人気が高いです。一方、「スズキ ワゴンR」「ダイハツ ムーブ」など全高1,630mm前後のやや背の高いモデルは、「トールワゴン」として扱われています。トールワゴンも、セダンタイプの軽自動車である「スズキ アルト」や「ダイハツ ミラ」などに比べれば室内は広く、根強い人気を持ちます。
室内の広い・全高の高い軽自動車が人気の理由
軽自動車は、規格の関係から普通車に比べると全長や全幅は短くなってしまいます。どうしても窮屈さを感じやすいため、頭上にスペースがあり、少しでも解放感を得やすい全高の高い軽自動車が人気となっています。また全高の高いモデルはラゲッジスペースの容量も広く確保できるため、運搬性能や実用性が高いことも人気に拍車をかけています。
スズキ スペーシア

スズキ スペーシアの特長
スペーシアは、スズキが販売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。全高は1,785mmとなります。「広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン」をコンセプトとし、主に小さなお子さんのいるファミリー層や女性ドライバーに向けて開発されています。遊び心も散りばめられた親しみやすい内外装デザインが特徴的なモデルです。
背の高いスーパーハイトワゴンタイプのため、室内高は1,410mmもあり(現行2代目スペーシア)、大人が乗っても窮屈さを感じにくいのが魅力です。
また、スズキの次世代環境技術「スズキグリーンテクノロジー」を導入し、環境性能、燃費性能の面でも優れています。
専用のフロントマスクやエアロパーツを備え、力強い風貌を纏う「スペーシア カスタム」も派生モデルとして用意されています。
スズキ スペーシアの中古車相場
スペーシアを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:45万円~220万円
2019年式:48万円~248万円
2020年式:59万円~197万円
2021年式:75万円~212万円
2022年式:99万円~257万円
流通量は、2020年式が約535台、2021年式で約1,160台、2022年式で約1,130台です。
ターボエンジン仕様や、上位グレードとなる「スペーシア カスタム」は高額で取引きされることが多いです。
人気のボディカラー
現行3代目スペーシアのボディカラーは、下記の12色が設定されています。・ライトブロンズパールメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・オフブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール
・シルキーシルバーメタリック
・クールカーキパールメタリック
・ライトブロンズパールメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
・シフォンアイボリーメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
・オフブルーメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
・アーバンブラウンパールメタリックホワイト2トーンルーフ(ハイブリッドX 2トーンルーフ仕様車のみ)
この中では、爽やかで親しみのある「オフブルーメタリック」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄水冷4サイクル直列3気筒エンジン(最大出力52ps、最大トルク60Nm)+直列同期モーター(最大出力3.1ps、最大トルク50Nm)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mm
※全グレード共通
歴代のスズキ スペーシア
2008年~2012年に発売されていたスズキのスーパーハイトワゴン「パレット」の実質的な後継車として登場したのが、2013年に発売された初代スペーシアです。「広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン」をコンセプトに掲げており、ライバルの多い軽ハイトワゴンの中でも従来の概念やただ広い室内空間だけをアピールするのではなく、優れた燃費性能や動力性能、使い勝手、安全性などを備え持つモデルとして開発されました。
初代はパッケージングの良さも高く評価され、日本カー・オブ・ザ・イヤー2013-2014において、「スモールモビリティ部門賞」を受賞しています。
2017年には初のフルモデルチェンジが行われ、2代目スペーシアが発売されます。厚みのあるフロント部、切り立ったフロントガラス、丸四角いボディに高いベルトラインを採用し、「ワクワクする楽しさ」や「見た目以上の広さや大きさ」を感じる新しいスタイルを目指しました。
初代と2代目はセールス的にも大成功し、2021年4月の時点でスペーシアの国内累計販売台数は100万台を達成しています。(初代と2代目の合計)
また、派生モデルとして、2018年にはクロスオーバーSUVタイプの「スペーシア ギア」、2022年には商用車タイプの「スペーシア ベース」が発売されています。
先代モデルとの比較
初代:2013年~2017年新設計のプラットフォームを採用したことで、同クラスでは最大の室内長2,215mmを誇り、車内には解放感のある空間が広がります。
シンプルで親しみやすいフロントデザインを採用して全てのピラーをブラックアウト化、連続したガラスエリアで開放感を演出しています。
パワートレインにはスズキの次世代環境技術「スズキグリーンテクノロジー」を採用することにより、クラストップレベルの低燃費を実現しています。
2つのカメラを用いて周囲を監視する最新の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を軽自動車として初めて搭載したことも注目されました。
2代目:2017年~
2代目スペーシアでは、初代では1,735mmであった全高をさらに50mm高めた1,785mmとしており、より広々とした室内空間を実現しています。
軽量で高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用することで、走行性能もさらに磨きがかっています。
2代目では「マイルドハイブリッド」を全車に搭載していることも注目点です。WTLCモードでは、低燃費21.2km/Lを達成しています。(ハイブリッドXグレード 2WD車)
フロントガラスに進入禁止の道路標識や車両情報などをカラー表示する「ヘッドアップディスプレイ」、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」を軽自動車で初採用するなど、セーフティ装備も進化しています。
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スズキ エブリイワゴン

スズキ エブリイワゴンの特長
エブリイワゴンは、スズキが販売するワンボックスタイプの軽自動車です。全高は1,910mmとなります。(ハイルーフ車)スズキが販売する商用軽バン「エブリイ」の乗用車バージョンとなるのがこのエブリイワゴンであり、2列目シートをベンチシートからセパレート式シートに変更するなど、乗用車として快適に乗れるさまざまな工夫が施されています。
ベースが商用軽バンであるため収納スペースが多く、乗り降りもしやすい実用性の高い造りとなっており、クラストップを誇る広い室内サイズ(軽キャブワゴンクラス)も注目点です。
スズキ エブリイワゴンの中古車相場
エブリイワゴンを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:45万円~239万円
2019年式:71万円~222万円
2020年式:85万円~308万円
2021年式:113万円~269万円
2022年式:129万円~399万円
流通量は、2020年式が約75台、2021年式で約110台、2022年式は約55台です。
カスタムカーも多く流通しており、高品質なカスタムが施されている中古車両は、新車価格以上の値で取引きされています。
人気のボディカラー
現行3代目エブリイワゴンのボディカラーは、下記の5色が設定されています。・クールカーキパールメタリック(ZVD)
・ムーンライトバイオレットパールメタリック(ZVJ)
・ブルーイッシュブラックパール3(ZJ3)
・パールホワイト(Z7T)
・シルキーシルバーメタリック(Z2S)
この中では、定番の「パールホワイト」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボエンジン(最大出力64ps、最大トルク95Nm)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,910mm(標準ルーフモデルの全高は1,815mm)
※全グレード共通
歴代のスズキ エブリイワゴン
1964年にスズキから発売された商用軽バン「キャリイバン」がエブリイワゴンの根本的な起源となります。排気量359ccの空冷2サイクル直列2気筒エンジン(最高出力21ps)を搭載し、当時としてはクラス最大の荷室広さを誇っていたことで人気を集めました。キャリイバンはシリーズ化され、1979年の7代目までキャリイバンの名称で販売が続きます。
1982年、7代目キャリイバンのマイナーチェンジが行われ、キャリイバンの乗用車グレードとして「キャリイバン エブリイ」が発売されました。ここで始めて「エブリイ」の名前がサブネームとして登場します。
1985年、商用軽バンであるキャリイバンの8度目のフルモデルチェンジが行われ、キャリイバンから「エブリイ」に名称が変更されました。8代目キャリイバンが8代目エブリイにあたります。
1991年、9代目エブリイが商用軽バンとして販売されます。
1999年、10代目エブリイが商用軽バンとして販売されます。同時に10代目エブリイの乗用車バージョンとして開発された初代「エブリイワゴン」が販売されます。この世代から、商用軽バン「エブリイ」と乗用車タイプの軽バン「エブリイワゴン」の2つの系統にラインナップが枝分かれしました。
2005年、11代目エブリイ、2代目エブリイワゴンが販売されます。
2015年、12代目エブリイ、3代目エブリイワゴンが販売されます。この世代が現行型となります。
先代モデルとの比較
初代:1999年~2005年商用軽バン「エブリイ」をベースとした乗用車バージョンとして、1999年に初代モデルがデビューしました。
2列目シートは乗用車化によりゆったりとした空間を確保し、リクライニングと左右独立スライド機構を備え、多彩なシートアレンジを組むことができます。
初期はターボエンジン仕様のみのラインナップでしたが、2001年モデルよりNAエンジン仕様も追加されています。
2代目:2005年~2015年
2代目では、「パワースライドドア」を採用するなど快適装備を充実させ、乗用車としての日常の使い勝手を一層高めました。
特別仕様車「レザーセレクション」では、表皮の一部に本革を採用したシートや木目調インパネなどを採用しており、ワンボックスの軽バンながら豪華な車内となっています。
3代目:2015年~
先代のコンセプトを継承しつつ正常進化しています。室内寸法は室内長2,240mm、室内幅1,355mm、室内高1,315mm(ハイルーフ車は1,420mm)となり、クラストップ(軽キャブワゴンクラス)となるゆったりとした室内空間が広がります。
歩行者傷害軽減ボディ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能、後退時ブレーキサポートなどは全グレードで標準装備されており、機能面でも充実したモデルとなりました。
なお3代目の「エブリイワゴン」では、ターボエンジン仕様のみのラインナップとなります。一方、兄弟モデルとなる商用軽バンの12代目「エブリイ」ではNAエンジン仕様もラインナップされています。
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ダイハツ タント

ダイハツ タントの特長
タントは、ダイハツが販売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。全高は1,755mmとなります。コンセプトは「しあわせ家族空間」で、家族が毎日使える軽自動車として開発されています。開発当初より使い勝手やスタイルまで女性モニターの意見を多く取り入れ、「驚きの広々空間」「優れた乗降性」「便利な収納」を具現化しました。
背の高い「スーパーハイトワゴン」という新たなジャンルを切り開いた車でもあります。
2003年に初代モデルが発売され大ヒットしシリーズ化、2019年より発売されている現行モデルは4代目にあたります。
専用パーツを装着しデザインを重視した派生グレード「タントカスタム」も人気があり、どの世代でもラインナップされています。
ダイハツ タントの中古車相場
タントを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:37万円~175万円
2019年式:55万円~199万円
2020年式:59万円~190万円
2021年式:65万円~218万円
2022年式:89万円~270万円
流通量は、2020年式が約1,040台、2021年式が約865台、2022年式は約3,260台です。
上位グレードとなる「カスタムRS」などは、高額で取引きされることが多いです。
人気のボディカラー
現行3代目タントのボディカラーは、下記の11色が設定されています。・アイスグリーン
・サンドベージュメタリック
・シャイニングホワイトパール
・ホワイト
・ブラックマイカメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン
・ファイアークォーツレッドメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・ホワイト× アイスグリーン
・ホワイト× サンドベージュメタリック
※「タントカスタム」は設定カラーが異なります
この中では、上品さが漂う「シャイニングホワイトパール」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄水冷直列3気筒12バルブDOHC横置エンジン(最大出力52ps、最大トルク60Nm)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,775mm
※Xグレードの場合
歴代のダイハツ タント
2003年、ダイハツの新たな軽自動車として初代タントがデビューします。タント登場前の2000年前後は、「スズキ ワゴンR」や「ダイハツ ムーブ」などに代表されるトールワゴン(従来のセダンタイプの軽自動車よりもやや背の高い軽ワゴン)の人気が高まっていた時代でした。
そうした中、トールワゴンよりさらに背の高い1,700mm以上の全高を持つ、いわゆる「スーパーハイトワゴン」として登場したのが初代タントとなります。
それまでの軽自動車の常識を覆すほど広々とした室内空間を有していたタントは市場に衝撃を与え、それ以降、スーパーハイトワゴンというジャンルが普及していきます。
タントは新モデルながら好調なセールスを記録し、その後はシリーズ化されダイハツの看板車種となっていきました。
2007年には2代目タントが発売され、2013年には3代目、2019年には4代目が発売されています。
世代を重ねるごとに装備や機能は進化していきますが、「広々とした室内を持つスーパーハイトワゴン」という特徴は変わらずに継承されています。
先代モデルとの比較
2代目:2007年~2013年2代目は「驚きの広さを超えた感動の空間」をコンセプトに掲げ、初代モデルの特徴を引き継ぎつつタントのDNAである「広さ」と「使いやすさ」をブラッシュアップしています。
センターピラーレスとスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」を、軽自動車として初採用していることも注目されました。
3代目:2013年~2019年
3代目では、低速域衝突回避支援ブレーキシステム「スマートアシスト」や緊急ブレーキを後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」などセーフティ装備が充実化され、より安全な車へと進化しました。
助手席のスライド幅を従来比10cm拡張し、38cmのロングスライド化を実現するなど、室内の使い勝手も向上しています。
4代目:2019年~
4代目では、サスペンションや骨格の部品配置をゼロベースで再構築した新開発のプラットフォームが用いられています。
他にも世界初となるスプリットギヤを用いた新技術を採用した新CVTを搭載するなどパワートレインも一新されており、室内の広さだけでなく走りの面でも大きく進化したモデルとなりました。
軽自動車では初となる駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト ※メーカーオプション」を用意するなど、アシストシステムも充実しています。
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ダイハツ アトレー

ダイハツ アトレーの特長
アトレーは、ダイハツが販売する商用ワンボックスバンタイプの軽自動車です。全高は1890mmとなります。ダイハツでは、「ハイゼットカーゴ」と「アトレー」の2タイプの商用軽バンがラインナップされています。(2023年現在)
ハイゼットカーゴは純商用車、アトレーはやや乗用車寄りの商用車という立ち位置です。そうした棲み分けであることから、アトレーは商用車であるものの、内外装の加飾や装備機能は乗用車と同等の水準となっています。(ただし2列目シートは商用車としての水準)
構造自体は荷物を運ぶための商用車としての造りとなるため、ラゲッジスペースは軽自動車ながら1,275L(デッキバンは除く)の大容量を誇り、収納スペースも豊富に設けられていることから、街乗り、荷物運び、車中泊などさまざまなシーンで活躍してくれます。
ダイハツ アトレーの中古車相場
アトレーを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:69万円~169万円
※乗用車「アトレーワゴン」の数値
2019年式:79万円~177万円
※乗用車「アトレーワゴン」の数値
2020年式:89万円~200万円
※乗用車「アトレーワゴン」の数値
2021年式:138万円~305万円
2022年式:109万円~350万円
流通量は、2020年式が約25台、2021年式が約35台、2022年が約式360台です。
商業用の需要もあるため全体的に値崩れは起きにくい車種ですが、軽キャンピングカー仕様にカスタムした車両などは、300万円以上の高額で取引きされることもあります。
人気のボディカラー
現行6代目アトレーのボディカラーは、下記の6色が設定されています。・トニコオレンジメタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン
・オフビートカーキメタリック
・ブラックマイカメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・シャイニングホワイトパール
この中では、癖がなくスタイリッシュな「ブライトシルバーメタリック」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボエンジン(最大出力64ps、最大トルク91Nm)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,890mm
※全グレード共通
歴代のダイハツ アトレー
アトレーの歴史は長く、1960年に発売されたダイハツ初の軽自動車「ハイゼット」がはじまりとなります。ハイゼットは軽の商用車であり、第一次産業から運送業まで当時のさまざまな産業を支えました。その後、ハイゼットは商用車としてシリーズ化され、ロングセラーモデルとなっています。
1981年、6代目のハイゼット(ハイゼットバン)をベースとした上位モデルとして、初代「アトレー」がデビューし、その後はハイゼットと並行してシリーズ化されます。
初代、2代目、3代目のアトレーは分類的に商用車となりますが、ハイゼットよりも乗用車寄りの商用車として開発されていました。
1999年、アトレーは4代目にフルモデルチェンジし、ここで商用車の「アトレー」と乗用車の「アトレーワゴン」の2つに枝分かれします。
2005年、アトレーは5代目にフルモデルチェンジし、乗用車の「アトレーワゴン」のみ発売されました。5代目では商用車の「アトレー」はラインナップされず、乗用車のみ存在した時代となります。
2021年、アトレーは現行6代目にフルモデルチェンジします。
2023年現在、商用車の「アトレー」のみ発売されています。6代目では5代目とは反対に乗用車の「アトレーワゴン」はラインナップされていません。再び初代の頃に原点回帰したかのように商用車のみのラインナップとなり、ハイゼットよりも乗用車寄りの商用車として開発されています。
先代モデルとの比較
4代目:1999年~2005年1998年10月に軽自動車の規格が改正され、ボディサイズの制限がやや緩和されました。それに伴い、4代目アトレーは新しい規制値を目一杯使った全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,855mm(1999年1月モデル CLハイルーフグレード)のボディサイズで設計されています。
発売当時、まだまだ旧規格で造られた軽自動車が多かったため、従来の軽自動車より大きなボディサイズをもつアトレー/アトレーワゴンは、その目新しさから注目されました。
5代目:2005年~2021年
5代目は乗用車の「アトレーワゴン」のみ発売されました。
「家族みんなで楽しく使えるプレジャーサポーター」をコンセプトとし、ファミリー向けの軽ワンボックスワゴンとして開発されています。
車の重心がほぼ中央にくるフロントミッドシップレイアウトや、突き上げ感を抑えたサスペンションの採用により、人数や荷物の量に左右されない安定感あふれる走りを実現しています。
16年間ラインナップされ続け、アトレーシリーズの中では最も販売期間が長いモデルです。
6代目:2021年~
6代目では「使い尽くせるマルチBOX」をコンセプトとし、積載量と積載スペースを最大限活用するため、再び商用車(4ナンバー)として設計されています。
車中泊時などに換気ができ、快適な車内空間を実現する「ポップアップ機構付リアガラス」やサーフボードや汚れたアウトドア用品を積んでも掃除がしやすい「イージーケアマット」などを標準装備し、より実用性の高いモデルに進化しました。
ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」も全車に標準装備され(グレードにより一部機能差あり)、安全性の面も向上しています。
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ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXの特長
N-BOXは、ホンダが販売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。全高は1,815mmです。(4WDモデルは1,815mm、FFモデルは1,790mm)ホンダの車づくりの原点である「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」を掲げた「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」をもとに開発された軽自動車であり、広さ、見晴らしの良さ、使い勝手、安全性などあらゆる面から快適性を追求しています。
一般的に燃料タンクは後席や荷室の下に配置され、そのぶん床を高くしていますが、N-BOXではホンダの独自技術「センタータンクレイアウト」により、燃料タンクを前席下に配置することで、使える空間が劇的に拡大しています。
こうした工夫により、N-BOXの室内空間は軽自動車で最大級の広さを誇ります。(2021年12月時点、Honda調べ)
ホンダ N-BOXの中古車相場
N-BOXを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:29万円~183万円
2019年式:43万円~179万円
2020年式:58万円~190万円
2021年式:71万円~298万円
2022年式:75万円~199万円
流通量は、2020年式が約590台、2021年式が約615台、2022年式は約900台です。
ターボエンジン仕様や、上位グレードとなる「N-BOXカスタム」は高額で取引きされることが多いです。
人気のボディカラー
現行2代目N-BOXのボディカラーは、下記の7色が設定されています。・プレミアムサンライトホワイト・パール
・プラチナホワイト・パール
・ルナシルバー・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・プレミアムアガットブラウン・パール
・ブリティッシュグリーン・パール
・タフタホワイトIII
・プラチナホワイト・パール&ブラウン(コーディネートスタイルグレードのみ)
・プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン(コーディネートスタイルグレードのみ)
※「N-BOXカスタム」は設定カラーが異なります
この中では、上品な深みと輝きを感じさせる「プラチナホワイト・パール」が人気です。
スペック
エンジンは、658㏄水冷直列3気筒エンジン(最大出力58ps、最大トルク65Nm)ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,815mm(4WDモデルは1,815mm、FFモデルは1,790mm)
※Gグレードの場合
歴代のホンダ N-BOX
N-BOXの原点をたどると、1967年に発売されたホンダの小型車「N360」に行き着きます。N360は、まだ車が手の届きにくい存在であった1960年代に「乗るところは十二分に、エンジンはコンパクトに」というコンセプトのもと、当時の小型車としては異例となる室内の広さ、誰もが楽しめる走行性能を備え、かつ手の届きやすい価格で発売されました。
N360はたちまち大ヒットし、3年連続で軽の国内販売のトップを死守、ホンダの歴史に名を残す車となりました。
なお、N360 の「N」は「Norimono(のりもの)」の頭文字となり、単なる機械ではなく「人が乗るためのもの」という意味が込められています。
そしてN360の誕生から45年を迎え、「軽自動車の常識を超える価値を再び創造できる」ことを目指し、ホンダがずっと大事にしてきた人を中心とした車づくりのための「MM(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」を詰め込み開発されたのが「Nシリーズ」であり、その第1弾となったのがN-BOXです。
2011年、初代N-BOXがデビューし、発売から1ヵ月で月間目標販売台数12,000台に対し27,000台を受注する大ヒットを記録します。
Nシリーズはその後も続々と車種が追加され、2012年にはラゲッジスペースの拡大と利便性を向上させた「N BOX+」とN360のデザインをモチーフにした「N-ONE」の2台が発売されています。
2013年には上質なトールワゴンとなる「N-WGN」、2014年にはデザイン性を重視した「N-BOX SLASH」が発売されました。
そして2017年にはN-BOXが初のフルモデルチェンジを行い、2代目となる現行N-BOXがデビューします。
これらNシリーズは現在のホンダを支える看板車種となっており、累計販売台数は2023年3月末時点で350万台を突破しています。
先代モデルとの比較
初代:2011年~2017年ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」と新たに開発された「ミニマムエンジンルーム」により軽自動車ながら広い室内やラゲッジスペースを実現しており、タンデムディスタンス(前後シート間の距離)はクラストップとなる1150mmを誇ります。
世界初となるホンダ独自の異種鋼板を繋ぎ合わせる「テーラードブランク製法」で作られた軽量で高剛性なリアサスペンションが備えられ、剛性感のある快適な乗り心地を実現しています。
VSA(車両挙動安定化制御システム)やHSA(ヒルスタートアシスト機能)を標準装備するなど、安全面の機能も充実しています。
2代目:2017年~
大ヒットした初代のコンセプトを引き継ぎつつ、より快適で過ごしやすい軽自動車として正常進化しています。
2代目では約9割の部品を見直した結果、約80キロの大幅な軽量化に成功しており、その上で新採用の助手席スーパースライドシートを装着するなど、装備の充実化が図られています。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」をホンダの軽乗用車として初めて採用していることも注目点です。
後部座席の室内高は約140㎝となり、小学生程度の子供であれば立ったまま乗車することも可能です。ラゲッジスペースも広く、大人向けの自転車を積めるだけのスペースが確保されています。
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ホンダ N-WGN

ホンダ N-WGNの特長
N-WGNは、ホンダが販売するトールワゴンタイプの軽自動車です。全高は1,695mmとなります。(4WDモデルは1,695mm、FFモデルは1,675mm)前述したN-BOXと同様、「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」をもとに開発された「Nシリーズ」に含まれる1台であり、従来の軽乗用車の概念を超えた広さ、快適さ、経済性を目指して開発されています。
また、Nシリーズの第4弾モデルにあたり、初代は2013年にデビューしました。2019年には初のフルモデルチェンジを行い、現行型は2代目となります。
N-BOXが全高1.8mを超える「スーパーハイトワゴン」であるのに対し、このN-WGNはやや全高を低くした「トールワゴン」タイプの軽自動車です。
とはいえ、トールワゴンながらN-WGNの全高は「1,695mm」あり、ライバル車となるスズキ ワゴンR(全高1,650mm)、ダイハツ ムーブ(全高1,630mm)などと比べるとやや高めに設定されているのが特徴的です。
ホンダ N-WGNの中古車相場
N-WGNを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:29万円~124万円
2019年式:59万円~150万円
2020年式:59万円~167万円
2021年式:63万円~176万円
2022年式:89万円~163万円
流通量は、2020年式が約400台、2021年式は約220台、2022年式は約330台です。
ターボエンジン仕様や、上位グレードとなる「Lグレード」「N-WGNカスタム」などは高額で取引きされることが多いです。
装備
現行2代目N-WGNでは、先進の安全運転支援機能「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全車に標準装備しています。ホンダ初の横断中の自転車検知機能を含む「衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)」、ホンダ軽初となる「渋滞追従機能付きACC」などが追加され、アップデートが図られた最新タイプのHonda SENSINGとなっていることも注目です。
軽く触れると3回点滅する機能付きのウインカー「ワンタッチウインカー」、後席ドアの開閉履歴をもとに荷物の置き忘れをメーター表示と音で知らせる「リアシートリマインダー」など、使い勝手の良い快適機能も全車に標準装備されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行2代目N-WGNでは、新プラットフォームをベースに専用開発し独自技術「センタータンクレイアウト」を採用することで、低床化とフラットなフロアを実現しています。特にラゲッジスペースは、先代よりも大幅に低床化されており、積載性がアップしています。備え付けの2段式ラックボードを使えば、上段にはスーパーで購入した食材などその日の荷物、下段には常備する重い荷物を置くなど上下で積み分けが可能です。後席はワンアクションで簡単にフラットにでき、多彩なシートアレンジを組むことができます。
燃費
現行2代目N-WGNの燃費性能は以下の通りです。WLTCモード…23.2km/L
市街地モード…20.1km/L
郊外モード…25.1km/L
高速道路モード…23.6km/L
※Gグレード、FFモデルの場合
先代モデルとの比較
初代:2013年~2019年初代N-WGNは、Nシリーズの第4段モデルとして2013年にデビューしました。Nシリーズで共通となるプラットフォームを採用し、「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」に基づき、居住性、安全性、燃費性能、デザイン、走りの全てを高い次元で備えた軽乗用車として開発されています。
ホンダの軽乗用車としては初となる「ツインインジェクションシステム」と「ナトリウム封入バルブ」を採用しているところも注目です。
リアシートは、Nシリーズとしては初となるスライド量前後200mmのリアシートスライド機構を採用しています。
2代目:2019年~
先代のコンセプトを継承しつつ、より便利で安全なモデルへと進化しています。
ステアリングには、ホンダの軽自動車で初めてとなるテレスコピック&チルトステアリング機構を標準装備し、その人にあったベストなステアリング位置に調整可能です。
ブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持できる「オートブレーキホールド機能」も全車に標準装備され、足への負担を軽減してくれます。
デザイン面も大きく変貌しています。先代は軽トールワゴンの流行に倣ったスタイルを採用していましたが、2代目では丸目を基調としたファニーフェイスを採用し、全体的に柔らかく個性的な見た目となっています。
ホンダの往年の軽バン「ステップバン」を彷彿させるレトロな雰囲気も漂うデザインであり、より自分らしさをアピールできるモデルとなりました。
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日産 ルークス

日産 ルークスの特長
ルークスは、日産が販売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。全高は1780mmとなります。スズキ スペーシア、ダイハツ タント、ホンダ N-BOXなど強力なライバル車種の多いスーパーハイトワゴン市場で勝ち抜くため、触れずに操作可能な「ハンズフリーオートスライドドア」や先進運転技術の「プロパイロット」を一部グレードに採用するなど、さまざまな工夫が施されています。
メーターパネルやエアコンスイッチ周りのデザインも洗練されており、軽自動車ながらスタイリッシュで上質な雰囲気を漂わせます。
室内高は1,390mm、後席の足元は770mmとなり、大人4人がゆったりと過ごせるクラストップレベルの広い室内を実現している点も注目です。
日産 ルークスの中古車相場
ルークスを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:29万円~159万円
※先代デイズルークスの数値
2019年式:45万円~158万円
※先代デイズルークスの数値
2020年式:75万円~209万円
2021年式:65万円~209万円
2022年式:78万円~268万円
流通量は、2020年式が約740台、2021年式は約660台、2022年式が約710台です。
プロパイロット搭載モデルや上位グレードとなる「オーテック」「ハイウェイスター」などは高額で取引きされることが多いです。
装備
現行3代目ルークスでは、車体の下で足を動かすことでセンサーが反応し、電動スライドドアが開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」が上位グレードに装備されています。(左右ドア共に対応)運転席および助手席には、中折れ形状の背もたれパッドを搭載した「ゼログラビティシート」が装着され、ロングドライブでの負担を軽減してくれます。
その他、「撥水シート」「パーソナルテーブル」「プラズマクラスター技術搭載リヤシーリングファン」などの快適装備が、一部のグレードで装備されています。
上位グレードの「プロパイロットエディション」では、高速道路での車線のキープ、渋滞時の車間距離のキープ等をアシストする日産の先進運転技術「プロパイロット」が搭載されているため、システムのサポートによってより安全で快適なドライブが楽しめるでしょう。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行3代目ルークスではクラストップとなる320mmのリアシートスライド量を確保しており、リアシートを後ろにスライドさせればゆったりと座れる空間が生まれます。反対に前にスライドさせれば、最大で荷室床面長675mmとなる広いラゲッジスペースを作ることが可能です。さらに、リアシートを倒してフラットにすれば27インチの自転車を積み込める広さのスペースを作り出せます。
ディーラーオプションとして、ラゲッジネット(フック4個付)、ラゲッジトレイ(縁高タイプ)も用意されています。
燃費
現行3代目ルークスの燃費性能は以下となります。WLTCモード…20.9km/L
市街地モード…19.6km/L
郊外モード…22.1km/L
高速道路モード…20.7km/L
※Sグレード、2WDモデルの場合
先代モデルとの比較
初代:2009年~2013年初代ルークスは、同時期にスズキから販売されていたスーパーハイトワゴン「パレット」のOEM車となります。そのため、パレットと同様に背の高いボディ(全高1,735mm)と両側スライドドアを備え、広い室内空間と存在感のある洗練されたデザインが注目を集めました。
2代目:2013年~2020年(デイズルークス)
2代目ルークスは、先代のようにパレットのOEM車ではなく、日産自動車と三菱自動車の合弁会社である「NMKV」によって開発されたモデルです。日産版は「デイズルークス」、三菱版は「eKスペース」として両社から販売されました。
スズキのOEM車であった先代とは各所で異なる点はありますが、スーパーハイトワゴンということは変わっていません。ボディの全高も1,775mmまで拡大し(2WDモデル)、より広い室内空間を実現しています。
3代目:2020年~
3代目ルークスは、日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社「NMKV」のマネジメントのもと、日産が企画、開発を行ったモデルです。車名は2代目の「デイズルークス」から再び「ルークス」に戻されています。
後席スライドドアの開口幅は650mmを確保し、より乗り降りがスムーズに行えるようになりました。
急な減速などで自車の回避操作が必要と判断した場合に、警報によってドライバーに注意を促す「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」を軽自動車として初搭載するなどセーフティ機能も進化しており、より安全なドライブが行えるようになりました。
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※本記事は、2023年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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