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更新日:2023.08.15 / 掲載日:2023.08.15
【2023年版】EVやPHEVを含む7人乗りSUVのおすすめモデルランキング
SUVは5人乗りモデルが主流ではありますが、中には3列目シートを備え、ミニバンやワンボックスカーのように7人で乗れるSUVも存在します。
さらに、数は少ないもののEV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)などエコカーに分類されるSUVも販売されています。
この記事では、EVやPHEVを含む7人乗りSUVの中から、おすすめの車種を厳選して7台紹介します。
多人数で乗れるエコなSUVを探している方は、ぜひご参照ください。
ここでは、EVやPHEVを含む7人乗りSUVが人気である理由について解説します。
多人数で乗車できるため、2世帯家族での旅行やたくさんの友人たちとのドライブなど、さまざまなシーンに対応できることから人気を集めています。
また、2列目3列目シートを倒せば広いラゲッジスペースを作れ、フラットにすればサーフボードなど長い荷物をなんなく載せられるモデルも存在します。
そのため、7人でアウトドアを楽しみたい方、7人で大自然の中をドライブしたい方などにも人気があります。
ただし注意点として、SUVであってもすべての車種が高い悪路走破性を備えているわけではないため、悪路を走る際にはポテンシャルを把握しておくことも大切です。
また、発進時に最大トルクで走り出せるため、パワフルな走行が可能となっています。

車名にもあるPHEV(プラグインハイブリッド)とは、電気のみで走行できるEVとしての側面を持ち、かつ電力が足りない場合には搭載されたガソリンエンジンのみで走行できる、いわばEVとハイブリッドの両方の特性を持つシステムです。
2013年にデビューしたアウトランダーPHEVは、このPHEVの先駆けとなった車であり、2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーでイノベーション部門賞を受賞するなど、輝かしい功績を持ちます。
乗車定員については、初代は5人乗り仕様のみのラインナップです。2021年にフルモデルチェンジした現行2代目より「P」「G」「BLACK Edition」の3つのグレードで、7人乗り仕様を選ぶことができます。
<年式:予算目安>
2018年式:189万円~362万円
2019年式:245万円~378万円
2020年式:249万円~411万円
2021年式:299万円~539万円
2022年式:384万円~620万円
流通量は、2020年式で約26台、2021年式で約105台、2022年式で約50台です。
上質な内外装とBOSEプレミアムサウンドシステムなどを標準装備した「P」グレードは、高額で取引きされるケースが多いです。
2列目シートは4:2:4分割可能で、長尺物の搭載時でも2列目に2名乗車することができます。また、2列目シートはサイドストラップ(5人乗りは肩のレバー)によるワンアクション操作で折りたためるため、手軽にシートアレンジが可能です。
3列目シートも簡単に収納でき、開口部床面の段差をなくしフラット化した設計のため、大きな荷物でもスムーズに積み込むことができます。
<ハイブリッド燃料消費率>
WLTCモード・・・16.2km/L
市街地モード・・・17.3km/L
郊外モード・・・15.4km/L
高速道路モード・・・16.4km/L
※Mグレードは除く
<交流電力量消費率> WLTCモード・・・239Wh/km
市街地モード・・・220Wh/km
郊外モード・・・221Wh/km
高速道路モード・・・262Wh/km
※Mグレードは除く
自動車税(種別割)の支払額は、排気量によって決まります。
現行2代目アウトランダーPHEVの排気量は2,359㏄のため、「総排気量2L超~2.5L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で45,000円です。
・自動車重量税
自動車重量税の支払額は、普通自動車で新車登録~12年目の場合、年間0.5トンあたり4,100円で算出されます。
現行2代目アウトランダーPHEVの車両重量は2010kg~2110㎏であるため、自動車重量税は年間で20,500円となりますが、PHEVは「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され、新車新規検査時(3年分)および初回車検時(2年分)の重量税が100%免税となります。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
三菱のミディアムサイズSUV「アウトランダー」をベースとし、PHEVを搭載した派生モデルとして開発されたのが初代アウトランダーPHEVです。
SUVとしては世界初のPHEV車となったため、各方面から注目され、三菱の新たな方向性を見出したモデルとなりました。
「ランサーエボリューション」で鍛えた4WD技術、「パジェロ」で築いたSUVのノウハウなども詰め込まれており、走行性能や搭載される技術の高さも注目されました。
2代目:2021年~
2代目は初代のキープコンセプトとなり、EVとしての性能を高めた正常進化モデルです。
PHEVコンポーネントを刷新し、駆動用バッテリーを大容量化するなどさまざまな改良が加わった結果、外部充電による電力のみを使用した走行距離を示す「EV走行換算距離」は83kmまで向上しました。(P、G、BLACK Editionグレード、WLTCモードでの値)
エクステリアデザインには包み込む筋肉質なフェンダーフレア、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーとフローティングルーフなどを採用し、よりたくましくスタイリッシュな見た目のSUVへと様変わりしました。
スペックは、2.4リッター4気筒DOHC16バルブエンジン(最高出力133ps)+モーターを搭載、ボディサイズは全長4,710mm×全幅1,860mm×全高1,745mmとなり、車両重量は2,090kgです。(2023年2月モデル Gグレード7人乗り)
三菱 アウトランダーPHEVの中古車を探す

2000年にデビューした初代モデルは「4人が快適で楽しい、200万円の使える4駆」というコンセプトのもと開発され、無骨でタフな見た目に「防水シート」や水洗いが可能な「ウォッシャブルラゲッジボード」などを装着していたことから、アウトドア好きの若者を中心に人気を集めました。
そして、モデルチェンジを重ねるごとに、アウトドア路線から都会派のスタイリッシュな路線へと変貌していきました。
2022年から発売されている現行4代目では、全車に「第2世代e-POWERシステム」を搭載したことで、EV(電気自動車)に近い走りが可能なSUVへと進化しています。
乗車定員については、3代目および4代目のエクストレイルで3列シートが設置されており、7人乗りが可能です。
<年式:予算目安>
2018年式:99万円~308万円
2019年式:125万円~329万円
2020年式:172万円~326万円
2021年式:183万円~308万円
2022年式:229万円~529万円
流通量は、2020年式で約160台、2021年式で約40台、2022年式で約50台です。e-POWERを搭載している4代目エクストレイルは、まだあまり流通していません。
「エクストリーマーX」や「オーテック」などの上位グレードは高額で取引きされることが多いです。
「e-POWER」は日産が開発したハイブリッドシステムです。エンジンは発電専用となり100%モーターのみで駆動するのが特徴的です。
この仕組みにより、燃料はガソリンを使用するものの、走りや静寂性はEV(電気自動車)に近い水準を実現しています。
第2世代e-POWERでは、インバーターとモーターを一体化することでコンパクト化、高出力化を図り、よりスムーズな走行が可能となりました。
周囲全方向の安全を確保する「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」や、日産の自動運転システム「プロパイロット(ナビリンク機能付)」など、セーフティ機能やアシスト機能も充実しています。
2列目シートは、4:2:4分割が可能な可倒式となり、さまざまなシートアレンジを組むことができます。
上位グレードでは、インテリジェントキーを所持した状態でリアバンパー下に足先を近づけると、自動でバックドアが開閉する「リモコンオートバックドア」を装備しています。
2WDモデル…19.7km/L
4WDモデル…18.4km/L
4WD7人乗りモデル…18.3km/L
※WLTCモードでの値
2代目は、初代の無骨でタフなデザインを継承しつつ、各部を最新化した正常進化モデルです。
「防水シート」や「ウォッシャブルラゲッジボード」をはじめとした初代で人気のあった装備も引き続き導入されています。
3代目:2012年~2022年
初代、2代目の無骨な風貌から大きく変わり、都会派のスタイリッシュな路線のデザインへ変更となりました。
この世代より、4WDとなるX系のグレードで7人乗りモデルが用意されています。
4代目:2022年~ 4代目では「e-POWER」が搭載され、ガソリン車であった先代に比べ走行性は大きく変わりました。発電用のエンジンには、日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用しています。
先代より排気量はダウンサイジングされていますが性能自体は向上しており、より力強くスムーズな走りができるようになりました。
スペックは、1.5リッター水冷直列3気筒DOHCターボエンジン(最高出力144ps)+モーターを搭載、ボディサイズは全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mmとなり、車両重量は1,880kgです。(2023年4月モデル Xe- 4ORCEグレード)
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ボルボではSUVタイプのモデルに「XC」の名称を与えており、2023年現在、XCシリーズには「XC40」「XC60」「XC90」の3つのモデルが存在します。
数字が大きくなるほど車格が高くなり、XC90はこのシリーズのフラグシップモデルに位置づけられています。ボディサイズはXCシリーズの中で最も大きく、現行2代目では、全グレードで7人乗りを採用しているのも注目点です。(特別仕様車のエクセレンスグレードは除く)
なお、ボルボは近年、EVやハイブリッドカー中心のラインナップとしています。XC90においても、2023年現在PHEVモデル(プラグインハイブリッド)と48Vハイブリッドモデル(マイルドハイブリッド)の2つのみとなり、ガソリン車はラインナップされていません。
<年式:予算目安>
2018年式:298万円~645万円
2019年式:449万円~639万円
2020年式:518万円~829万円
2021年式:514万円~838万円
2022年式:583万円~999万円
流通量は、2020年式で約25台、2021年式で約20台、2022年式で約105台です。
PHEVモデルの方が48Vハイブリッドモデルよりも新車価格が高いため、中古車においても価格相場が一段高めです。
3列目シートを立てた状態(7人乗り時)・・・約314L
3列目シート収納時(5人乗り時)・・・約692L
2列目3列目シート収納時・・・約1,868L
XC90は全長4,950mm、全幅1,930~1,960mmとボディサイズ自体が大きいため、ラゲッジスペースも広く余裕があります。最大で約1,868L積めるため大量の荷物がある場面でも心強い存在となります。
PHEVモデル…13.3km/L(EV走行換算距離は73km)
48Vハイブリッドモデル…10.5~10.8km/L
※WLTCモードでの値
現行2代目XC90の排気量は1,968㏄のため、「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で39,500円です。
・自動車重量税
現行2代目XC90の車両重量は2,100kg~2,340㎏であるため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行2代目XC90は「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され、新車新規検査時(3年分)および初回車検時(2年分)の重量税が100%免税となります。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入・譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
初代XC90は、ボルボ初の本格SUVとしてデビューし、XCシリーズの始発点となったモデルです。全世界で高く評価され、20以上の権威ある賞を欧米でも受賞しています。
マイナーチェンジを重ねながら2015年まで12年近く販売されたロングセラー車であり、初代では同じグレードでも5人乗り仕様と7人乗車仕様が選べるラインナップとなっていました。
2代目:2016年~
2代目は初代に比べ、ボディサイズが一回り大きくなりました。
ミリ波レーダーで周囲を監視しブレーキのアシストをする「衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」、50km/h以下の速度域でのステアリングアシストを実現したパイロットアシスト(追従時車線維持機能)など、全方位的な先進のセーフティ装備を全車に標準装備している点も注目で、より安全性の高いモデルに進化しています。
乗車定員は、全グレードで7人乗り仕様となります。ただし、特別仕様車のエクセレンスグレードのみ4人乗り仕様です。
スペックは、2リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボエンジン(最高出力317ps)+モーターを搭載、ボディサイズは全長4,950mm×全幅1,930mm×全高1,775mmとなり、車両重量は2,260kgです。(2023年1月モデル リチャージ プラスT8AWDプラグインハイブリッドグレード)
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ランドクルーザープラドの歴史は長く、70系ランドクルーザーから派生したライトユーザー向けモデル「ランドクルーザーワゴン(1985年発売)」が起源にあたります。
1990年には正式に「ランドクルーザー プラド」の名称が与えられ、以後現在まで長くラインナップされている長寿モデルです。
立ち位置的にはトヨタのフラグシップSUVとなる「ランドクルーザー」の弟分にあたり、ランドクルーザーに比べるとボディサイズ、パワー、価格は一段下がります。それでも国産SUVとしてはサイズ的に大きな部類に入り、7人乗り(もしくは8人乗り)仕様も用意されています。
強度の高い「ラダーフレーム」を採用し、ランドクルーザー譲りの技術も多々盛り込んでいるため、高い悪路走破性を持つ本格派SUVです。
<年式:予算目安>
2018年式:309万円~630万円
2019年式:304万円~613万円
2020年式:339万円~699万円
2021年式:338万円~665万円
2022年式:348万円~760万円
流通量は、2020年式で約280台、2021年式で約230台、2022年式で約270台です。
ランドクルーザープラドは定番の人気SUVであるため、大きめのSUVながら中古車の流通量はどの年式でも多めです。
<2.8Lディーゼルモデル>
WLTCモード…11.2km/L
市街地モード…8.7km/L
郊外モード…11.3km/L
高速道路モード…12.7km/L
<2.7Lガソリンモデル>
WLTCモード…8.3km/L
市街地モード…6.1km/L
郊外モード…8.5km/L
高速道路モード…9.7km/L
現行4代目ランドクルーザープラドの排気量は2,693~2,754㏄のため、「総排気量2.5L超~3L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で51,000円です。
・自動車重量税
現行4代目ランドクルーザープラドの車両重量は2,050kg~2,330㎏であるため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、4代目ランドクルーザープラドはエコカー減税対象には含まれていません。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
自賠責保険は、すべての車の所有者に加入が義務付けられている強制保険です。保険料は車種関係なく一定です。
乗用車の自賠責保険料は以下となります。(2023年現在)
12か月分…11,500円
24か月分…17,650円
36か月分…23,690円
・任意保険料
任意保険料は、加入者の年齢、等級、保証プランなどによって上下します。
参考として、大手比較サイト「価格.com」が実施したアンケート調査によれば、ランドクルーザープラドのユーザーが支払っている任意保険料は14,970~95,000円と集計されています。
2代目では、初代の角ばったデザインからやや丸みを帯びたデザインに変更されます。スポーティで街乗りでも扱いやすい「3ドアタイプ」と、8名乗車が可能なロングボディの「5ドアタイプ」の2タイプが用意されていました。
3代目:2002年~2009年
3代目では、全長×全幅が2代目より拡大し、一回り大きく堂々としたサイズとなりました。
状況に応じて前後のトルク配分を制御するトルク感応駆動力配分機構を持つ「トルセンLSD付トランスファー」を全車に標準装備するなど、当時の先端装備も豊富に盛り込まれています。
4代目:2009年~
4代目では、ランドクルーザーにおいて国内初採用された「キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)」を改良した電気式のアキュムレーターを採用し、オフロードのみならずオンロードでの走行性能も向上しました。
車載カメラの映像を用いて周囲の路面状況を把握できる世界初の「マルチテレインモニター」が装備されたことも注目点です。
なお、この4代目より先代まであった3ドアタイプは廃止され、5ドアタイプのみのラインナップとなりました。
スペックは、2.7リッター直列4気筒DOHCエンジン(最高出力163ps)を搭載、ボディサイズは全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mmとなり、車両重量は2,090kgです。(2022年8月モデル TXグレード8人乗り)
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マツダではSUV系のモデルに「CX」の名前を与えており、CXシリーズには「CX-3」「CX-6」「CX-7」「CX-8」「CX-30」「CX-60」など数多くモデルが用意されています。
数字の大きさが車格の高さを示し、CX-8はこのシリーズのフラグシップモデルとなる最もサイズの大きなSUVです。CXシリーズの中で唯一7人乗りを採用しています。
マツダのデザイン思想である「鼓動デザイン」を全面に押し出していることも特徴的であり、スタイリッシュな見た目も魅力となる7人乗りSUVです。
<年式:予算目安>
2018年式:108万円~375万円
2019年式:175万円~196万円
2020年式:195万円~449万円
2021年式:229万円~439万円
2022年式:289万円~469万円
流通量は、2020年式が約280台、2021年式は約130台、2022年式は約25台です。
「グランドジャーニー」「エクスクルーシブモード」などの上位グレードは高額で取引きされることが多いです。
・ソウルレッドクリスタルメタリック
・マシーングレープレミアムメタリック
・ロジウムホワイトプレミアムメタリック
・ディープクリスタルブルーマイカ
・プラチナクォーツメタリック
・チタニウムフラッシュマイカ
・ジェットブラックマイカ
・ポリメタルグレーメタリック
この中では、現在のマツダのイメージカラーともなる「ソウルレッドクリスタルメタリック」が人気です。
ボディサイズは、全長4,925mm×全幅1,845mm×全高1,730mm
※ベースグレード「SKYACTIV-G2.5」の場合
CX-8に先代モデルは存在せず、2017年より発売されている現行型が初代モデルにあたります。
マツダの「CXシリーズ」を振り返ると、2012年に発売され5人乗りのSUV「CX-5」が起源となり、その後コンパクトSUVである「CX-3」が2015年に発売されています。SUVブームの中、CX-5とCX-3どちらの車種も同社の人気モデルとなりました。それに続く形で、2017年にデビューしたのがこのCX-8です。
CX-8は、7人乗車可能な実用性を備えるだけでなくデザイン面も重視し、マツダの掲げるデザインテーマ「魂動(こどう)Soul of Motion」を全面的に採用することで美しく個性的なプロポーションを実現しています。
インテリアは「洗練されたモノに囲まれた”こだわりの書斎”を思わせる、上質と落ち着きに満ちた空間」をモチーフにしており、エレガントで独創的な雰囲気が漂います。
同時に人間工学に基づき設計されているため、長時間乗っても快適に過ごせるでしょう。特に2列目シートの下に3列目シート乗員のつま先を入れられるスペースを確保している点は注目であり、3列目に乗車する場合でも窮屈さを感じにくい設計となっています。
また、SKYACTIVエンジンに加え、6速オートマチックトランスミッション「SKYACTIV-DRIVE(スカイアクティブ・ドライブ)」が全車に標準装備されており、マツダの「SKYACTIV技術」が惜しみなく投入されたモデルでもあります。
安全面では、ミリ波レーダーで周囲を監視し緊急時はブレーキアシストを行う「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」や「車両逸脱警報システム(LDWS)」など豊富なセーフティ機能が標準装備され、いざという時に乗員の身を守ってくれます。
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SUV黎明期の1995年にホンダ初のSUVとして登場し、「乗用車感覚の四輪駆動車」として人気を集めました。その後もシリーズ化され、2018年より発売されていた最新型は5代目にあたります。
ガソリン車では、ホンダの代名詞ともなる「VTECエンジン」を搭載していることも注目点です。
初代はコンパクトで低価格なSUVでありましたが、モデルチェンジを重ねるごとにサイズアップや質感アップを図り、車格が高められたモデルです。大きくなった最新型5代目では、一部のグレードで3列目シートを搭載した7人乗りモデルが用意されました。
なお、CR-Vは2022年12月に最新型5代目が生産終了しています。欧州などでは後継機となる6代目がデビューしていますが、国内における6代目の開発や生産に関する情報は公表されていません。(2023年7月現在)
<年式:予算目安>
2018年式:108万円~375万円
2019年式:175万円~196万円
2020年式:195万円~449万円
2021年式:229万円~439万円
2022年式:289万円~469万円
流通量は、2020年式が約280台、2021年式は約130台、2022年式が約25台です。
CR-Vは海外で人気のある国産SUVですが、国内では新車、中古車とも流通量はあまり多くありません。
室内の広さは、以下となります。
・室内高:1,970mm(7人乗りは2,520mm)
・室内幅:1,550mm(7人乗りは1,520mm)
・室内高:1,230mm(電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185mm)
<ガソリンモデル(ガソリン EXタイプ、FF車)>
WLTCモード…14.2km/L
市街地モード…10.6km/L
郊外モード…14.5km/L
高速道路モード…16.4km/L
<ハイブリッドモデル(e:HEV EXタイプ、FF車)>
WLTCモード…21.2km/L
市街地モード…21km/L
郊外モード…22.1km/L
高速道路モード…20.7km/L
最新型5代目CR-Vの排気量は、ガソリンモデルが1,496㏄のため「総排気量1.0L超~1.5L以下」の区分に該当し、年間で34,500円です。
ハイブリッドモデルは1,993㏄のため、「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、年間で39,500円です。
・自動車重量税
最新型5代目CR-Vの車両重量は、1,520kg~1,700㎏であるため、年間で16,400円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、最新型5代目CR-Vはハイブリッドモデルのみ「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され新車新規検査時(3年分)重量税が100%免税となり、初回車検時(2年分)の重量税も20,000円に軽減されます。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
初代と2代目までは、コンパクト・簡素・低価格なキャラクターが強かったCR-Vでしたが、この3代目よりボディサイズや質感が大きく向上しています。特に全幅に関しては一気に延び、先代まで1.7m台でしたが3代目より1.8mを超えています。(1,820mm)
「VSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)」と呼ばれる車両挙動安定化制御システムを全車標準装備するなど、システム面も充実しました。
4代目:2006年~2016年
4代目は3代目のコンセプトを継承しつつ、各部を改良した正常進化モデルです。
登坂における安定性を高めた新開発の四輪駆動システム「REAL TIME AWD(インテリジェント・コントロール・システム)」を搭載するなど(24Gグレード)、当時の最新技術も多々盛り込まれています。
5代目:2018年~2022年
5代目ではボディサイズのさらなる拡大が図られ、より堂々としたSUVへと進化しました。
エンジンは1.5リッターにダウンサイジングされていますが、パワー自体は先代より向上しています。また、この5代目より一部のグレードで3列目シートが搭載され、7人乗車が可能となっています。
スペックは、1.5リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブターボエンジン(最高出力190ps)を搭載、ボディサイズは全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,690mmとなり、車両重量は1,690kgです。(2020年6月モデル EXグレード7人乗り)
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ベンツではSUV系のモデルに「GL」の名前を与えており、GLAからGLSまで幅広いモデルがGLシリーズとしてラインナップされています。
GLシリーズのうち3列シートを搭載した7人乗り仕様を用意しているのが「GLB」「GLE」「GLS」です。この3車種の中で比較すると、GLBはボディサイズ、パワースペック、価格とも最も下に位置します。
ただし、ベンツとしての高品質な機能や装備が盛り込まれていることには変わりありません。いわば、「ベンツの7人乗りSUVが欲しいけれど、GLEやGLSほど大きくなくてよい」といった方をメインターゲットとしたモデルがGLBとなります。
<年式:予算目安>
2020年式:439万円~678万円
2019年式:439万円~709万円
2020年式:520万円~730万円
流通量は、2020年式が約80台、2021年式で約65台、2022年式は約50台です。
上位モデルとなる「AMGモデル」は高額で取引きされることが多いです。
快適装備として「フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)」が全車標準装備されており、足をリアバンパーの下側に近づけることでセンサーが感知し、手を使わずにテールゲートを開閉することができます。
<180グレード(ガソリンエンジン)>
WLTCモード…13.4km/L
市街地モード…10.3km/L
郊外モード…13.6km/L
高速道路モード…15.1km/L
<200d 4MATICグレード(クリーンディーゼルエンジン)>
WLTCモード…15.9km/L
市街地モード…12.4km/L
郊外モード…15.9km/L
高速道路モード…18.2km/L
現行GLBの排気量は、180グレードが1,331㏄のため「総排気量1.0L超~1.5L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で34,500円です。
200d 4MATICグレードは1,949㏄のため「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、年間で39,500円です。
・自動車重量税
現行GLBの車両重量は、1,620kg~1,870㎏であるため、自動車重量税は年間で16,400円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行GLBでクリーンディーゼルを積む車両(200d 4MATICグレードなど)は「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され新車新規検査時(3年分)重量税が100%免税となり、初回車検時(2年分)の重量税も20,000円に軽減されます。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
初代GLBは、先行して発売されいてたベンツのコンパクトSUV「GLA」と「GLC」に続く形で2020年にデビューしました。
車格的にはGLAとGLCの間に位置づけられますが、GLBには「コンパクトでありながら7人乗車が可能」というキャラクターが与えられており、5人乗りとなる2つとは差別化されています。
なお、GLBはベンツのラインナップ中ではコンパクトなサイズに分類されていますが、前述した「日産のエクストレイル」や「ホンダのCR-V」などと同程度のボディサイズであり、国産SUV目線でみればコンパクトというわけではありません。
デザイン面では、究極のオフローダーである「Gクラス」からインスピレーションを受けたスクエアなエクステリアデザインを採用しています。コンパクトでありながら力強く無骨な風貌が特徴的であり、スタイリッシュな見た目のGLAやGLCと比べると、デザインの路線としても少々異なります。
装備面では、音声による対話形式で車内システムを操作することのできる「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」が全車標準装備となり、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)」など、数々の安全機能をパッケージ化した「レーダーセーフティパッケージ」も全車に標準装備です。
スペックは、2リッター直列4気筒DOHCICターボエンジン(最高出力150ps)を搭載、ボディサイズは全長4640mm×全幅1835mm×全高1700mmとなり、車両重量は1810kgです。(2023年4月モデル 200d 4MATICグレード)
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※本記事は、2023年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
さらに、数は少ないもののEV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)などエコカーに分類されるSUVも販売されています。
この記事では、EVやPHEVを含む7人乗りSUVの中から、おすすめの車種を厳選して7台紹介します。
多人数で乗れるエコなSUVを探している方は、ぜひご参照ください。
この記事の目次
EVやPHEVを含む7人乗りSUVが人気の理由
7人乗りのSUVは一部の層から高い人気を集めていますが、どのような利点があるのでしょう?ここでは、EVやPHEVを含む7人乗りSUVが人気である理由について解説します。
大人数で乗れて荷物もたくさん運べる
7人乗りSUVは3列目シートが用意されており、一般的に1列目に2名、2列目に3名、3列目に2名乗車できる構造となっています。多人数で乗車できるため、2世帯家族での旅行やたくさんの友人たちとのドライブなど、さまざまなシーンに対応できることから人気を集めています。
また、2列目3列目シートを倒せば広いラゲッジスペースを作れ、フラットにすればサーフボードなど長い荷物をなんなく載せられるモデルも存在します。
SUVなのでアウトドアでも心強い
SUVはミニバンやワンボックスカーに比べると、車高や最低地上高を高くしているモデル、悪路を走破するためのシステムを充実させているモデルが多いです。後述する「ランドクルーザープラド」のように強靭なラダーフレームを採用し、本格的なオフロード走行が可能なモデルもあります。そのため、7人でアウトドアを楽しみたい方、7人で大自然の中をドライブしたい方などにも人気があります。
ただし注意点として、SUVであってもすべての車種が高い悪路走破性を備えているわけではないため、悪路を走る際にはポテンシャルを把握しておくことも大切です。
走行が静かな上にパワフル
EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド)車は、モーター走行時だと振動が少なく、音も静かです。そのため、大人数で乗っても車内での会話が聞き取りやすくなります。また、発進時に最大トルクで走り出せるため、パワフルな走行が可能となっています。
三菱 アウトランダーPHEV(PHEV)

三菱 アウトランダーPHEVの特長
アウトランダーPHEVは、三菱自動車が販売するミディアムサイズのSUVです。車名にもあるPHEV(プラグインハイブリッド)とは、電気のみで走行できるEVとしての側面を持ち、かつ電力が足りない場合には搭載されたガソリンエンジンのみで走行できる、いわばEVとハイブリッドの両方の特性を持つシステムです。
2013年にデビューしたアウトランダーPHEVは、このPHEVの先駆けとなった車であり、2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーでイノベーション部門賞を受賞するなど、輝かしい功績を持ちます。
乗車定員については、初代は5人乗り仕様のみのラインナップです。2021年にフルモデルチェンジした現行2代目より「P」「G」「BLACK Edition」の3つのグレードで、7人乗り仕様を選ぶことができます。
三菱 アウトランダーPHEVの中古車相場
アウトランダーPHEVを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:189万円~362万円
2019年式:245万円~378万円
2020年式:249万円~411万円
2021年式:299万円~539万円
2022年式:384万円~620万円
流通量は、2020年式で約26台、2021年式で約105台、2022年式で約50台です。
上質な内外装とBOSEプレミアムサウンドシステムなどを標準装備した「P」グレードは、高額で取引きされるケースが多いです。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行2代目アウトランダーPHEVのラゲッジスペースは、2列目シートを立てた状態で、ゴルフバッグ(9.5インチ)であれば4個、スーツケースであれば3個収納できる広さを確保しています。2列目シートは4:2:4分割可能で、長尺物の搭載時でも2列目に2名乗車することができます。また、2列目シートはサイドストラップ(5人乗りは肩のレバー)によるワンアクション操作で折りたためるため、手軽にシートアレンジが可能です。
3列目シートも簡単に収納でき、開口部床面の段差をなくしフラット化した設計のため、大きな荷物でもスムーズに積み込むことができます。
燃費
現行2代目アウトランダーPHEVの燃費性能は以下となります。<ハイブリッド燃料消費率>
WLTCモード・・・16.2km/L
市街地モード・・・17.3km/L
郊外モード・・・15.4km/L
高速道路モード・・・16.4km/L
※Mグレードは除く
<交流電力量消費率> WLTCモード・・・239Wh/km
市街地モード・・・220Wh/km
郊外モード・・・221Wh/km
高速道路モード・・・262Wh/km
※Mグレードは除く
税金
・自動車税(種別割)自動車税(種別割)の支払額は、排気量によって決まります。
現行2代目アウトランダーPHEVの排気量は2,359㏄のため、「総排気量2L超~2.5L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で45,000円です。
・自動車重量税
自動車重量税の支払額は、普通自動車で新車登録~12年目の場合、年間0.5トンあたり4,100円で算出されます。
現行2代目アウトランダーPHEVの車両重量は2010kg~2110㎏であるため、自動車重量税は年間で20,500円となりますが、PHEVは「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され、新車新規検査時(3年分)および初回車検時(2年分)の重量税が100%免税となります。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
先代モデルとの比較
初代:2013年~2021年三菱のミディアムサイズSUV「アウトランダー」をベースとし、PHEVを搭載した派生モデルとして開発されたのが初代アウトランダーPHEVです。
SUVとしては世界初のPHEV車となったため、各方面から注目され、三菱の新たな方向性を見出したモデルとなりました。
「ランサーエボリューション」で鍛えた4WD技術、「パジェロ」で築いたSUVのノウハウなども詰め込まれており、走行性能や搭載される技術の高さも注目されました。
2代目:2021年~
2代目は初代のキープコンセプトとなり、EVとしての性能を高めた正常進化モデルです。
PHEVコンポーネントを刷新し、駆動用バッテリーを大容量化するなどさまざまな改良が加わった結果、外部充電による電力のみを使用した走行距離を示す「EV走行換算距離」は83kmまで向上しました。(P、G、BLACK Editionグレード、WLTCモードでの値)
エクステリアデザインには包み込む筋肉質なフェンダーフレア、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーとフローティングルーフなどを採用し、よりたくましくスタイリッシュな見た目のSUVへと様変わりしました。
スペックは、2.4リッター4気筒DOHC16バルブエンジン(最高出力133ps)+モーターを搭載、ボディサイズは全長4,710mm×全幅1,860mm×全高1,745mmとなり、車両重量は2,090kgです。(2023年2月モデル Gグレード7人乗り)
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日産 エクストレイル(e-POWER)

日産 エクストレイルの特長
エクストレイルは、日産が販売するミディアムサイズのSUVです。2000年にデビューした初代モデルは「4人が快適で楽しい、200万円の使える4駆」というコンセプトのもと開発され、無骨でタフな見た目に「防水シート」や水洗いが可能な「ウォッシャブルラゲッジボード」などを装着していたことから、アウトドア好きの若者を中心に人気を集めました。
そして、モデルチェンジを重ねるごとに、アウトドア路線から都会派のスタイリッシュな路線へと変貌していきました。
2022年から発売されている現行4代目では、全車に「第2世代e-POWERシステム」を搭載したことで、EV(電気自動車)に近い走りが可能なSUVへと進化しています。
乗車定員については、3代目および4代目のエクストレイルで3列シートが設置されており、7人乗りが可能です。
日産 エクストレイルの中古車相場
エクストレイルを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:99万円~308万円
2019年式:125万円~329万円
2020年式:172万円~326万円
2021年式:183万円~308万円
2022年式:229万円~529万円
流通量は、2020年式で約160台、2021年式で約40台、2022年式で約50台です。e-POWERを搭載している4代目エクストレイルは、まだあまり流通していません。
「エクストリーマーX」や「オーテック」などの上位グレードは高額で取引きされることが多いです。
装備
現行4代目エクストレイルでは、「第2世代e-POWERシステム」を全車で標準装備しています。「e-POWER」は日産が開発したハイブリッドシステムです。エンジンは発電専用となり100%モーターのみで駆動するのが特徴的です。
この仕組みにより、燃料はガソリンを使用するものの、走りや静寂性はEV(電気自動車)に近い水準を実現しています。
第2世代e-POWERでは、インバーターとモーターを一体化することでコンパクト化、高出力化を図り、よりスムーズな走行が可能となりました。
周囲全方向の安全を確保する「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」や、日産の自動運転システム「プロパイロット(ナビリンク機能付)」など、セーフティ機能やアシスト機能も充実しています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行4代目エクストレイルのラゲッジスペース容量は575L(2列シート標準時)となり、このクラスとしてはトップレベルの容量を確保しています。9.5インチのゴルフバッグを4個収納可能です。2列目シートは、4:2:4分割が可能な可倒式となり、さまざまなシートアレンジを組むことができます。
上位グレードでは、インテリジェントキーを所持した状態でリアバンパー下に足先を近づけると、自動でバックドアが開閉する「リモコンオートバックドア」を装備しています。
燃費
現行4代目エクストレイルの燃費性能は以下となります。2WDモデル…19.7km/L
4WDモデル…18.4km/L
4WD7人乗りモデル…18.3km/L
※WLTCモードでの値
先代モデルとの比較
2代目:2007年~2014年2代目は、初代の無骨でタフなデザインを継承しつつ、各部を最新化した正常進化モデルです。
「防水シート」や「ウォッシャブルラゲッジボード」をはじめとした初代で人気のあった装備も引き続き導入されています。
3代目:2012年~2022年
初代、2代目の無骨な風貌から大きく変わり、都会派のスタイリッシュな路線のデザインへ変更となりました。
この世代より、4WDとなるX系のグレードで7人乗りモデルが用意されています。
4代目:2022年~ 4代目では「e-POWER」が搭載され、ガソリン車であった先代に比べ走行性は大きく変わりました。発電用のエンジンには、日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用しています。
先代より排気量はダウンサイジングされていますが性能自体は向上しており、より力強くスムーズな走りができるようになりました。
スペックは、1.5リッター水冷直列3気筒DOHCターボエンジン(最高出力144ps)+モーターを搭載、ボディサイズは全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mmとなり、車両重量は1,880kgです。(2023年4月モデル Xe- 4ORCEグレード)
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ボルボ XC90(PHEV)

ボルボ XC90の特長
XC90は、ボルボが販売するミディアムサイズのSUVです。ボルボではSUVタイプのモデルに「XC」の名称を与えており、2023年現在、XCシリーズには「XC40」「XC60」「XC90」の3つのモデルが存在します。
数字が大きくなるほど車格が高くなり、XC90はこのシリーズのフラグシップモデルに位置づけられています。ボディサイズはXCシリーズの中で最も大きく、現行2代目では、全グレードで7人乗りを採用しているのも注目点です。(特別仕様車のエクセレンスグレードは除く)
なお、ボルボは近年、EVやハイブリッドカー中心のラインナップとしています。XC90においても、2023年現在PHEVモデル(プラグインハイブリッド)と48Vハイブリッドモデル(マイルドハイブリッド)の2つのみとなり、ガソリン車はラインナップされていません。
ボルボ XC90の中古車相場
XC90を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:298万円~645万円
2019年式:449万円~639万円
2020年式:518万円~829万円
2021年式:514万円~838万円
2022年式:583万円~999万円
流通量は、2020年式で約25台、2021年式で約20台、2022年式で約105台です。
PHEVモデルの方が48Vハイブリッドモデルよりも新車価格が高いため、中古車においても価格相場が一段高めです。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行2代目XC90(D5 AWDグレード)のラゲッジスペース容量は以下となります。3列目シートを立てた状態(7人乗り時)・・・約314L
3列目シート収納時(5人乗り時)・・・約692L
2列目3列目シート収納時・・・約1,868L
XC90は全長4,950mm、全幅1,930~1,960mmとボディサイズ自体が大きいため、ラゲッジスペースも広く余裕があります。最大で約1,868L積めるため大量の荷物がある場面でも心強い存在となります。
燃費
現行2代目XC90の燃費性能は以下となります。PHEVモデル…13.3km/L(EV走行換算距離は73km)
48Vハイブリッドモデル…10.5~10.8km/L
※WLTCモードでの値
税金
・自動車税(種別割)現行2代目XC90の排気量は1,968㏄のため、「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で39,500円です。
・自動車重量税
現行2代目XC90の車両重量は2,100kg~2,340㎏であるため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行2代目XC90は「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され、新車新規検査時(3年分)および初回車検時(2年分)の重量税が100%免税となります。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入・譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
先代モデルとの比較
初代:2003年~2015年初代XC90は、ボルボ初の本格SUVとしてデビューし、XCシリーズの始発点となったモデルです。全世界で高く評価され、20以上の権威ある賞を欧米でも受賞しています。
マイナーチェンジを重ねながら2015年まで12年近く販売されたロングセラー車であり、初代では同じグレードでも5人乗り仕様と7人乗車仕様が選べるラインナップとなっていました。
2代目:2016年~
2代目は初代に比べ、ボディサイズが一回り大きくなりました。
ミリ波レーダーで周囲を監視しブレーキのアシストをする「衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」、50km/h以下の速度域でのステアリングアシストを実現したパイロットアシスト(追従時車線維持機能)など、全方位的な先進のセーフティ装備を全車に標準装備している点も注目で、より安全性の高いモデルに進化しています。
乗車定員は、全グレードで7人乗り仕様となります。ただし、特別仕様車のエクセレンスグレードのみ4人乗り仕様です。
スペックは、2リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボエンジン(最高出力317ps)+モーターを搭載、ボディサイズは全長4,950mm×全幅1,930mm×全高1,775mmとなり、車両重量は2,260kgです。(2023年1月モデル リチャージ プラスT8AWDプラグインハイブリッドグレード)
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トヨタ ランドクルーザープラド(非EV車)

トヨタ ランドクルーザープラドの特長
ランドクルーザープラドは、トヨタが販売するミディアムサイズのSUVです。ランドクルーザープラドの歴史は長く、70系ランドクルーザーから派生したライトユーザー向けモデル「ランドクルーザーワゴン(1985年発売)」が起源にあたります。
1990年には正式に「ランドクルーザー プラド」の名称が与えられ、以後現在まで長くラインナップされている長寿モデルです。
立ち位置的にはトヨタのフラグシップSUVとなる「ランドクルーザー」の弟分にあたり、ランドクルーザーに比べるとボディサイズ、パワー、価格は一段下がります。それでも国産SUVとしてはサイズ的に大きな部類に入り、7人乗り(もしくは8人乗り)仕様も用意されています。
強度の高い「ラダーフレーム」を採用し、ランドクルーザー譲りの技術も多々盛り込んでいるため、高い悪路走破性を持つ本格派SUVです。
トヨタ ランドクルーザープラドの中古車相場
ランドクルーザープラドを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:309万円~630万円
2019年式:304万円~613万円
2020年式:339万円~699万円
2021年式:338万円~665万円
2022年式:348万円~760万円
流通量は、2020年式で約280台、2021年式で約230台、2022年式で約270台です。
ランドクルーザープラドは定番の人気SUVであるため、大きめのSUVながら中古車の流通量はどの年式でも多めです。
燃費
現行4代目ランドクルーザープラドの燃費性能は以下となります。<2.8Lディーゼルモデル>
WLTCモード…11.2km/L
市街地モード…8.7km/L
郊外モード…11.3km/L
高速道路モード…12.7km/L
<2.7Lガソリンモデル>
WLTCモード…8.3km/L
市街地モード…6.1km/L
郊外モード…8.5km/L
高速道路モード…9.7km/L
税金
・自動車税(種別割)現行4代目ランドクルーザープラドの排気量は2,693~2,754㏄のため、「総排気量2.5L超~3L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で51,000円です。
・自動車重量税
現行4代目ランドクルーザープラドの車両重量は2,050kg~2,330㎏であるため、自動車重量税は年間で20,500円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、4代目ランドクルーザープラドはエコカー減税対象には含まれていません。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
自賠責保険や任意保険料
・自賠責保険自賠責保険は、すべての車の所有者に加入が義務付けられている強制保険です。保険料は車種関係なく一定です。
乗用車の自賠責保険料は以下となります。(2023年現在)
12か月分…11,500円
24か月分…17,650円
36か月分…23,690円
・任意保険料
任意保険料は、加入者の年齢、等級、保証プランなどによって上下します。
参考として、大手比較サイト「価格.com」が実施したアンケート調査によれば、ランドクルーザープラドのユーザーが支払っている任意保険料は14,970~95,000円と集計されています。
先代モデルとの比較
2代目:1996年~2002年2代目では、初代の角ばったデザインからやや丸みを帯びたデザインに変更されます。スポーティで街乗りでも扱いやすい「3ドアタイプ」と、8名乗車が可能なロングボディの「5ドアタイプ」の2タイプが用意されていました。
3代目:2002年~2009年
3代目では、全長×全幅が2代目より拡大し、一回り大きく堂々としたサイズとなりました。
状況に応じて前後のトルク配分を制御するトルク感応駆動力配分機構を持つ「トルセンLSD付トランスファー」を全車に標準装備するなど、当時の先端装備も豊富に盛り込まれています。
4代目:2009年~
4代目では、ランドクルーザーにおいて国内初採用された「キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)」を改良した電気式のアキュムレーターを採用し、オフロードのみならずオンロードでの走行性能も向上しました。
車載カメラの映像を用いて周囲の路面状況を把握できる世界初の「マルチテレインモニター」が装備されたことも注目点です。
なお、この4代目より先代まであった3ドアタイプは廃止され、5ドアタイプのみのラインナップとなりました。
スペックは、2.7リッター直列4気筒DOHCエンジン(最高出力163ps)を搭載、ボディサイズは全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mmとなり、車両重量は2,090kgです。(2022年8月モデル TXグレード8人乗り)
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マツダ CX-8(非EV車)

マツダ CX-8の特長
CX-8は、マツダが販売するミディアムサイズのSUVです。マツダではSUV系のモデルに「CX」の名前を与えており、CXシリーズには「CX-3」「CX-6」「CX-7」「CX-8」「CX-30」「CX-60」など数多くモデルが用意されています。
数字の大きさが車格の高さを示し、CX-8はこのシリーズのフラグシップモデルとなる最もサイズの大きなSUVです。CXシリーズの中で唯一7人乗りを採用しています。
マツダのデザイン思想である「鼓動デザイン」を全面に押し出していることも特徴的であり、スタイリッシュな見た目も魅力となる7人乗りSUVです。
マツダ CX-8の中古車相場
CX-8を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:108万円~375万円
2019年式:175万円~196万円
2020年式:195万円~449万円
2021年式:229万円~439万円
2022年式:289万円~469万円
流通量は、2020年式が約280台、2021年式は約130台、2022年式は約25台です。
「グランドジャーニー」「エクスクルーシブモード」などの上位グレードは高額で取引きされることが多いです。
人気のボディカラー
現行初代CX-8(25Sグレード)のボディカラーは、下記の8色が設定されています。・ソウルレッドクリスタルメタリック
・マシーングレープレミアムメタリック
・ロジウムホワイトプレミアムメタリック
・ディープクリスタルブルーマイカ
・プラチナクォーツメタリック
・チタニウムフラッシュマイカ
・ジェットブラックマイカ
・ポリメタルグレーメタリック
この中では、現在のマツダのイメージカラーともなる「ソウルレッドクリスタルメタリック」が人気です。
スペック
エンジンは、2.5リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブ(最大出力190ps、最大トルク252Nm)ボディサイズは、全長4,925mm×全幅1,845mm×全高1,730mm
※ベースグレード「SKYACTIV-G2.5」の場合
歴代のマツダ CX-8
マツダには過去に「プレマシー」や「ビアンテ」といった7人乗りの「ミニバン」は存在しましたが、7人乗りの「SUV」というのはこれまでラインナップされていませんでした。そうした中、7人乗車が可能で3世代家族などでも使いやすい大型SUVとして、このCX-8が開発されました。CX-8に先代モデルは存在せず、2017年より発売されている現行型が初代モデルにあたります。
マツダの「CXシリーズ」を振り返ると、2012年に発売され5人乗りのSUV「CX-5」が起源となり、その後コンパクトSUVである「CX-3」が2015年に発売されています。SUVブームの中、CX-5とCX-3どちらの車種も同社の人気モデルとなりました。それに続く形で、2017年にデビューしたのがこのCX-8です。
先代モデルとの比較
初代:2017年~CX-8は、7人乗車可能な実用性を備えるだけでなくデザイン面も重視し、マツダの掲げるデザインテーマ「魂動(こどう)Soul of Motion」を全面的に採用することで美しく個性的なプロポーションを実現しています。
インテリアは「洗練されたモノに囲まれた”こだわりの書斎”を思わせる、上質と落ち着きに満ちた空間」をモチーフにしており、エレガントで独創的な雰囲気が漂います。
同時に人間工学に基づき設計されているため、長時間乗っても快適に過ごせるでしょう。特に2列目シートの下に3列目シート乗員のつま先を入れられるスペースを確保している点は注目であり、3列目に乗車する場合でも窮屈さを感じにくい設計となっています。
また、SKYACTIVエンジンに加え、6速オートマチックトランスミッション「SKYACTIV-DRIVE(スカイアクティブ・ドライブ)」が全車に標準装備されており、マツダの「SKYACTIV技術」が惜しみなく投入されたモデルでもあります。
安全面では、ミリ波レーダーで周囲を監視し緊急時はブレーキアシストを行う「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」や「車両逸脱警報システム(LDWS)」など豊富なセーフティ機能が標準装備され、いざという時に乗員の身を守ってくれます。
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ホンダ CR-V(非EV車)

ホンダ CR-Vの特長
CR-Vは、ホンダが販売するミディアムサイズのSUVです。SUV黎明期の1995年にホンダ初のSUVとして登場し、「乗用車感覚の四輪駆動車」として人気を集めました。その後もシリーズ化され、2018年より発売されていた最新型は5代目にあたります。
ガソリン車では、ホンダの代名詞ともなる「VTECエンジン」を搭載していることも注目点です。
初代はコンパクトで低価格なSUVでありましたが、モデルチェンジを重ねるごとにサイズアップや質感アップを図り、車格が高められたモデルです。大きくなった最新型5代目では、一部のグレードで3列目シートを搭載した7人乗りモデルが用意されました。
なお、CR-Vは2022年12月に最新型5代目が生産終了しています。欧州などでは後継機となる6代目がデビューしていますが、国内における6代目の開発や生産に関する情報は公表されていません。(2023年7月現在)
ホンダ CR-Vの中古車相場
CR-Vを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:108万円~375万円
2019年式:175万円~196万円
2020年式:195万円~449万円
2021年式:229万円~439万円
2022年式:289万円~469万円
流通量は、2020年式が約280台、2021年式は約130台、2022年式が約25台です。
CR-Vは海外で人気のある国産SUVですが、国内では新車、中古車とも流通量はあまり多くありません。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
最新型5代目CR-Vのラゲッジスペース容量は、ガソリンモデルが561L、ハイブリッドモデルが499Lです。5人乗りモデルでは、外部から荷室への視線をさえぎるトノカバーも用意されています。室内の広さは、以下となります。
・室内高:1,970mm(7人乗りは2,520mm)
・室内幅:1,550mm(7人乗りは1,520mm)
・室内高:1,230mm(電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185mm)
燃費
最新型5代目CR-Vの燃費性能は以下となります。<ガソリンモデル(ガソリン EXタイプ、FF車)>
WLTCモード…14.2km/L
市街地モード…10.6km/L
郊外モード…14.5km/L
高速道路モード…16.4km/L
<ハイブリッドモデル(e:HEV EXタイプ、FF車)>
WLTCモード…21.2km/L
市街地モード…21km/L
郊外モード…22.1km/L
高速道路モード…20.7km/L
税金
・自動車税(種別割)最新型5代目CR-Vの排気量は、ガソリンモデルが1,496㏄のため「総排気量1.0L超~1.5L以下」の区分に該当し、年間で34,500円です。
ハイブリッドモデルは1,993㏄のため、「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、年間で39,500円です。
・自動車重量税
最新型5代目CR-Vの車両重量は、1,520kg~1,700㎏であるため、年間で16,400円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、最新型5代目CR-Vはハイブリッドモデルのみ「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され新車新規検査時(3年分)重量税が100%免税となり、初回車検時(2年分)の重量税も20,000円に軽減されます。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
先代モデルとの比較
3代目:2006年~2011年初代と2代目までは、コンパクト・簡素・低価格なキャラクターが強かったCR-Vでしたが、この3代目よりボディサイズや質感が大きく向上しています。特に全幅に関しては一気に延び、先代まで1.7m台でしたが3代目より1.8mを超えています。(1,820mm)
「VSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)」と呼ばれる車両挙動安定化制御システムを全車標準装備するなど、システム面も充実しました。
4代目:2006年~2016年
4代目は3代目のコンセプトを継承しつつ、各部を改良した正常進化モデルです。
登坂における安定性を高めた新開発の四輪駆動システム「REAL TIME AWD(インテリジェント・コントロール・システム)」を搭載するなど(24Gグレード)、当時の最新技術も多々盛り込まれています。
5代目:2018年~2022年
5代目ではボディサイズのさらなる拡大が図られ、より堂々としたSUVへと進化しました。
エンジンは1.5リッターにダウンサイジングされていますが、パワー自体は先代より向上しています。また、この5代目より一部のグレードで3列目シートが搭載され、7人乗車が可能となっています。
スペックは、1.5リッター水冷直列4気筒DOHC16バルブターボエンジン(最高出力190ps)を搭載、ボディサイズは全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,690mmとなり、車両重量は1,690kgです。(2020年6月モデル EXグレード7人乗り)
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メルセデスベンツ GLB(非EV車)

メルセデスベンツ GLBの特長
GLBは、メルセデスベンツが販売するミディアムサイズのSUVです。ベンツではSUV系のモデルに「GL」の名前を与えており、GLAからGLSまで幅広いモデルがGLシリーズとしてラインナップされています。
GLシリーズのうち3列シートを搭載した7人乗り仕様を用意しているのが「GLB」「GLE」「GLS」です。この3車種の中で比較すると、GLBはボディサイズ、パワースペック、価格とも最も下に位置します。
ただし、ベンツとしての高品質な機能や装備が盛り込まれていることには変わりありません。いわば、「ベンツの7人乗りSUVが欲しいけれど、GLEやGLSほど大きくなくてよい」といった方をメインターゲットとしたモデルがGLBとなります。
メルセデスベンツ GLB中古車相場
GLBを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2020年式:439万円~678万円
2019年式:439万円~709万円
2020年式:520万円~730万円
流通量は、2020年式が約80台、2021年式で約65台、2022年式は約50台です。
上位モデルとなる「AMGモデル」は高額で取引きされることが多いです。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
現行GLBのラゲッジスペース容量は、3列目シートを格納した状態でおよそ570Lとなり、ゴルフバッグであれば2個まで積載することができます。さらに2列目シートを格納することで、1,805Lまでラゲッジスペース容量を拡大できます。快適装備として「フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)」が全車標準装備されており、足をリアバンパーの下側に近づけることでセンサーが感知し、手を使わずにテールゲートを開閉することができます。
燃費
現行GLBの燃費性能は以下となります。<180グレード(ガソリンエンジン)>
WLTCモード…13.4km/L
市街地モード…10.3km/L
郊外モード…13.6km/L
高速道路モード…15.1km/L
<200d 4MATICグレード(クリーンディーゼルエンジン)>
WLTCモード…15.9km/L
市街地モード…12.4km/L
郊外モード…15.9km/L
高速道路モード…18.2km/L
税金
・自動車税(種別割)現行GLBの排気量は、180グレードが1,331㏄のため「総排気量1.0L超~1.5L以下」の区分に該当し、自動車税(種別割)は年間で34,500円です。
200d 4MATICグレードは1,949㏄のため「総排気量1.5L超~2L以下」の区分に該当し、年間で39,500円です。
・自動車重量税
現行GLBの車両重量は、1,620kg~1,870㎏であるため、自動車重量税は年間で16,400円です。(4,100円/0.5トンで算出)
なお、現行GLBでクリーンディーゼルを積む車両(200d 4MATICグレードなど)は「エコカー減税対象車」に該当します。重量税の特例措置が適用され新車新規検査時(3年分)重量税が100%免税となり、初回車検時(2年分)の重量税も20,000円に軽減されます。
・自動車税(環境割)
自動車税(環境割)は、「自動車取得税」に代わって導入された税金です。新車、中古車を購入や譲渡し「取得」した際に支払う必要があります。
燃費基準値達成度などに応じて、税率が4段階に区分されますが、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。
先代モデルとの比較
初代:2020年~初代GLBは、先行して発売されいてたベンツのコンパクトSUV「GLA」と「GLC」に続く形で2020年にデビューしました。
車格的にはGLAとGLCの間に位置づけられますが、GLBには「コンパクトでありながら7人乗車が可能」というキャラクターが与えられており、5人乗りとなる2つとは差別化されています。
なお、GLBはベンツのラインナップ中ではコンパクトなサイズに分類されていますが、前述した「日産のエクストレイル」や「ホンダのCR-V」などと同程度のボディサイズであり、国産SUV目線でみればコンパクトというわけではありません。
デザイン面では、究極のオフローダーである「Gクラス」からインスピレーションを受けたスクエアなエクステリアデザインを採用しています。コンパクトでありながら力強く無骨な風貌が特徴的であり、スタイリッシュな見た目のGLAやGLCと比べると、デザインの路線としても少々異なります。
装備面では、音声による対話形式で車内システムを操作することのできる「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」が全車標準装備となり、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)」など、数々の安全機能をパッケージ化した「レーダーセーフティパッケージ」も全車に標準装備です。
スペックは、2リッター直列4気筒DOHCICターボエンジン(最高出力150ps)を搭載、ボディサイズは全長4640mm×全幅1835mm×全高1700mmとなり、車両重量は1810kgです。(2023年4月モデル 200d 4MATICグレード)
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※本記事は、2023年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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