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更新日:2024.10.21 / 掲載日:2023.11.26
トヨタ ヤリスクロスVSトヨタ ライズを徹底比較
ヤリスクロスとライズはいずれもトヨタの人気車種です。そのため、これから車を購入しようと考えている場合はどちらがいいか迷うこともあるでしょう。
この記事ではトヨタのヤリスクロスとライズを性能面から比較します。燃費の良さや室内空間の広さなど求める条件から自分にぴったりの車を選びましょう。
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トヨタのヤリスクロスは2020年8月に登場した街乗り性能に優れたコンパクトSUVです。3ナンバーサイズの中でも小回りが利くため、細露路の多い観光地散策や密集住宅地でも走行しやすい特徴があります。
また、コンパクトな車体にしては荷室容量が最大390Lと非常に収納力が高く、キャンプ泊や旅行で荷物が多いときでも安心して使えます。
ボディサイズが大きくなりがちな通常のSUVに比べコンパクトボディですが、SUVらしいパワフルな走行と世界トップレベルの燃費性能を備えています。例えばスタンダードグレードのXのハイブリッド2WDタイプの燃費は30.8km/L。ガソリン消費を抑えられるため、年々値上がりを続けるガソリン代の節約にも貢献しています。
発売当初はグレードが3種類でしたが、マイナーチェンジを繰り返し現在(2023年10月時点)では最上位グレード「HYBRIDZAdventure」を含めた20種にまで増えています。
年式やグレード毎で車両性能面に極端な差はありませんが、安全装備や内装、タイヤ性能など上位グレードほど走り心地や快適走行が優秀です。

トヨタのライズは、2019年11月に初代モデルが発売されたコンパクトSUVです。オフロード・街乗り・高速道路、どこでもストレスなく走行できる器用な車種で、男性から女性まで幅広い層から愛されています。
16〜17インチの大型タイヤを搭載していますが、小回りが利くため複雑で細い道でも安心して走行可能です。
また、SUVらしい迫力のあるエクステリアと大口径タイヤの見た目もライズの魅力。兄弟機としてダイハツの「ロッキー」がよく比較されますが、デザインが気に入ってライズにするといった方も少なくありません。
もちろん、デザインだけでなく拡張できる後部収納スペースや「スマートアシスト」による走行支援システムなど、実用性重視の方にもおすすめできる性能を有しています。
グレードはX〜ハイブリッドZまで10種類、グレード毎で走行性能に大きな差はありませんが、燃費や装備、各種インテリアデザインが異なります。
また、安全装備の「スマートアシスト」は全グレードに備え付けられていますが、下位グレードと上位グレード、年式で搭載機能が異なります。例えば、最上位グレードのZだとパーキングブレーキが電動化されますし、2023年モデルには夜間の歩行者検知機能や道路標識認識機能の拡充など追加機能が搭載されています。
もし安全走行を最優先して選ぶなら、初代の年式ではなく、最新モデルの上位グレードを選ぶといいでしょう。
総じて価格面ではライズがお手頃です。一方、グレードのバリエーションではヤリスクロスが勝ります。
価格を抑えるならライズ、選択肢の多さならヤリスクロスがおすすめです。

次にボディサイズと外観を比較してみましょう。
総合的な大きさならライズのほうがコンパクトです。ただ、僅差といえるレベルなため、ボディサイズは比較材料にならないでしょう。外観で比較する際はエクステリアやリアパーツのデザインが比較対象です。
ヤリスクロスの外観はムダのないスタイリッシュさが特徴で、街乗り・オフロードどちらでも景観に馴染む万能さがあります。
対して、ライズの外観はSUVらしい迫力のあるエクステリアが特徴。大口径のタイヤも見た目のインパクトに貢献しており、全体的に力強さを感じさせるデザインです。
なお、立体駐車場の利用を想定している場合、両者ともほとんどの機械式立体駐車場で利用が可能です。しかし、タワー型の垂直循環式やエレベーター式は多くの施設で全高が足りないため利用できません。また、ルーフボックスに装備品がある場合は、他の立体駐車場でも高さが足りず利用不可です。

ヤリスクロスもライズもコンパクトSUVのジャンルにあたりますが、両者とも車体のコンパクトさに反して内部は広々としています。
室内空間に関してはどちらも大きな差はありません。
2WD、4WDまでは両者とも大きな差はありませんが、ハイブリッド車に関しては2〜3km/Lの差が生じています。
燃費重視のハイブリッド車を選ぶならヤリスクロスがおすすめです。
ヤリスクロスとライズの動力性能と馬力を比較してみましょう。
排気量はライズが少なめですが、最大馬力はライズで98馬力に対し、ヤリスクロスは120馬力まで出力できます。
両者のタイヤサイズを見てみましょう。
ヤリスクロスのほうが車体・重量ともに上なため、タイヤサイズも大きめです。大口径の安定した走りならヤリスクロス、小口径で小回り重視ならライズを選びましょう。
・プリクラッシュセーフティ(後段歩行者検知・緊急時操舵支援機能)
・セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応機能)
・ブラインドスポットモニター(後方車両検知機能)
・アダプティブハイビームシステム(ハイビーム自動制御機能)
・オートマチックハイビーム(照明自動切替機能)
・ロードサインアシスト(道路標識認識機能)
・レーンレーシングアシスト(車線維持支援機能)
・レーダークルーズコントロール(追従走行支援機能)
・S-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)
・トヨタチームメイト(駐車作業機能)
・リヤクロストラフィックオートブレーキ(接近車両検知・自動ブレーキ機能)
・パノラミックビューモニター
・インテリジェントクリアランスソナー(踏み間違いサポートブレーキ)
ライズには衝突回避支援システムの「スマートアシスト」が搭載されています。その内容は下記になります。
・スマートアシスト
・VSC(横滑り抑制機能)/TRC(タイヤ空転抑制機能)
・EBD付ABS(電子制御制動配分システム付きアンチロックブレーキシステム)/ブレーキアシスト
・SRS(補助拘束装置)エアバッグ(運転席/助手席)/SRSサイドエアバッグ運転席/助手席)/SRSカーテンシールドエアバッグ
・追従ドライブ支援機能
・サイドビューランプ
・アダプティブクルーズコントロール(車間距離制御装置)
・コーナリングトレースアシスト(旋回走行ブレーキ制御装置)
安全装備の性能に関しては両者ともほとんど差がありません。どちらかというと、上位グレードになるほど機能が充実します。万が一の事故を回避する備えなら、より上位グレードの購入がおすすめです。
ただし、安全装備はほとんどがオプション購入できるため、下位グレードに追加で必要な機能をオプション購入する方法もあります。

ヤリスクロスとライズのラゲッジスペース、つまり収納力を荷室寸法で比較してみましょう。
車体が大きい分、収納力はヤリスクロスに軍配が上がります。ただし、荷室の高さはライズのほうがあるため、縦に長い荷物や荷物を上に積み重ねる場合はライズがおすすめです。
両者とも、グレードの上位と下位で価格に大きな開きがあるため、予算や好み、用途に合わせた選択が必要です。
コンパクトSUVは価格・走行性能・装備の充実さなどグレード毎で微妙な違いがあります。その相違点を踏まえて、後悔のない車選びをしましょう。
ヤリスクロスの場合、車両価格はライズより高めですが低燃費です。特にハイブリッド車のグレードは世界トップレベルの燃費性能を誇るため、維持コストの節約に期待が持てます。
ただし、ハイブリッド車はガソリン車よりも車両本体価格がグンと高くなるため、購入コストをかけられるかが選択のポイントです。
購入コストと維持コストを抑えていくなら、燃費性能も高く価格も比較的抑えめな「HYBRIDX」をおすすめします。
ライズの場合、全体的に車両価格が抑えられています。最上位モデルの「ハイブリッドZ」でも価格が2,338,000円と、SUVハイブリッドの中でも比較的低コストです。
燃費性能はヤリスクロスには劣りますが、購入コストも勘案すれば十分なコストパフォーマンスといえるでしょう。
また、両者とも新車での購入にこだわりがないなら中古のハイブリッド車も視野に入れましょう。実際に中古ハイブリッド車を選ぶ場合は走行距離や年式だけでなく、バッテリーが消耗していないかもチェックしましょう。
ヤリスクロスとライズはグレード毎の車両性能に極端な差はありませんが、搭載されているオプション装備の質と数が異なります。
装備の充実さは車の走り心地に大きく響くため、追加オプションの購入の視野に入れた妥協しないスタイルで購入に臨みましょう。
走行性能や走り心地で選ぶなら、ヤリスクロスのGRSPORT、HYBRID GRSPORT、ライズなら4WD系統グレードがおすすめです。
ヤリスクロスのGRSPORTシリーズにはスポーツタイヤの「FALKENFK510SUV」が搭載。車高もほかグレードより低めに設計されているなどモータースポーツのノウハウが詰まっています。軽快で一体感のある走りを求める方に打ってつけといえるでしょう。
ライズの4WD系統グレードは、車体に対して大口径なタイヤと四輪駆動ならではの力強さによる安定性抜群の走りが特徴。オフロードをストレスなくワイルドに突き進んでいくスタイルが好きな方におすすめです。
ヤリスククロス、ライズ共に、安全装備の追加オプションがあるのはGかZグレード以上です。Xグレードにも安全装備は搭載されていますが、運転上の安全をより手厚くしたい方はGかZ以上の上位グレードを選択しましょう。
※本記事は、2023年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
この記事ではトヨタのヤリスクロスとライズを性能面から比較します。燃費の良さや室内空間の広さなど求める条件から自分にぴったりの車を選びましょう。

この記事の目次
トヨタ ヤリスクロスのプロフィール

また、コンパクトな車体にしては荷室容量が最大390Lと非常に収納力が高く、キャンプ泊や旅行で荷物が多いときでも安心して使えます。
ボディサイズが大きくなりがちな通常のSUVに比べコンパクトボディですが、SUVらしいパワフルな走行と世界トップレベルの燃費性能を備えています。例えばスタンダードグレードのXのハイブリッド2WDタイプの燃費は30.8km/L。ガソリン消費を抑えられるため、年々値上がりを続けるガソリン代の節約にも貢献しています。
先代モデルとの比較
ヤリスクロスは2020年8月に初代モデルが発売された比較的新しい車種です。発売当初はグレードが3種類でしたが、マイナーチェンジを繰り返し現在(2023年10月時点)では最上位グレード「HYBRIDZAdventure」を含めた20種にまで増えています。
年式やグレード毎で車両性能面に極端な差はありませんが、安全装備や内装、タイヤ性能など上位グレードほど走り心地や快適走行が優秀です。
トヨタ ライズのプロフィール

16〜17インチの大型タイヤを搭載していますが、小回りが利くため複雑で細い道でも安心して走行可能です。
また、SUVらしい迫力のあるエクステリアと大口径タイヤの見た目もライズの魅力。兄弟機としてダイハツの「ロッキー」がよく比較されますが、デザインが気に入ってライズにするといった方も少なくありません。
もちろん、デザインだけでなく拡張できる後部収納スペースや「スマートアシスト」による走行支援システムなど、実用性重視の方にもおすすめできる性能を有しています。
先代モデルとの比較
ライズは2019年11月発売モデルが初代にあたり、現時点(2023年10月時点)ではマイナーチェンジのみでフルモデルチェンジはありません。グレードはX〜ハイブリッドZまで10種類、グレード毎で走行性能に大きな差はありませんが、燃費や装備、各種インテリアデザインが異なります。
また、安全装備の「スマートアシスト」は全グレードに備え付けられていますが、下位グレードと上位グレード、年式で搭載機能が異なります。例えば、最上位グレードのZだとパーキングブレーキが電動化されますし、2023年モデルには夜間の歩行者検知機能や道路標識認識機能の拡充など追加機能が搭載されています。
もし安全走行を最優先して選ぶなら、初代の年式ではなく、最新モデルの上位グレードを選ぶといいでしょう。
グレードと価格の比較
ヤリスクロスとライズを比較する前に、まずは両者のグレードと車両価格で比べてみましょう。ヤリスクロスのグレード | メーカー希望小売価格 |
HYBRID Z Adventure(E-Four) | 2,936,000円 |
HYBRID Z Adventure(2WD) | 2,705,000円 |
Z Adventure(4WD) | 2,562,000円 |
Z Adventure(2WD) | 2,331,000円 |
HYBRID Z(E-Four) | 2,837,000円 |
HYBRID Z(2WD) | 2,606,000円 |
Z(4WD) | 2,463,000円 |
Z(2WD) | 2,232,000円 |
HYBRID GRSPORT | 2,750,000円 |
GRSPORT | 2,367,000円 |
HYBRID G(E-Four) | 2,650,000円 |
HYBRID G(2WD) | 2,394,000円 |
G(4WD) | 2,251,000円 |
G(2WD) | 2,020,000円 |
HYBRID X(E-Four) | 2,515,000円 |
HYBRID X(2WD) | 2,284,000円 |
X(4WD) | 2,127,000円 |
X(2WD) | 1,896,000円 |
XBpackage(4WD) | 2,029,000円 |
XBpackage(2WD) | 1,798,000円 |
ライズのグレード | メーカー希望小売価格 |
ハイブリッドZ | 2,338,000円 |
Z(4WD) | 2,309,200円 |
Z(2WD) | 2,338,000円 |
ハイブリッドG | 2,173,000円 |
G(4WD) | 2,143700円 |
G(2WD) | 1,867,000円 |
XS(4WD) | 1,984,800円 |
XS(2WD) | 1,745,000円 |
X(4WD) | 1,994,800円 |
X(2WD) | 1,717,000円 |
価格を抑えるならライズ、選択肢の多さならヤリスクロスがおすすめです。
外観とボディサイズの比較

ヤリスクロス | 全長4,180mm✕全幅1,765mm✕全高1590mm |
ライズ | 全長3,995mm✕全幅1,695mm✕全高1,620mm |
ヤリスクロスの外観はムダのないスタイリッシュさが特徴で、街乗り・オフロードどちらでも景観に馴染む万能さがあります。
対して、ライズの外観はSUVらしい迫力のあるエクステリアが特徴。大口径のタイヤも見た目のインパクトに貢献しており、全体的に力強さを感じさせるデザインです。
なお、立体駐車場の利用を想定している場合、両者ともほとんどの機械式立体駐車場で利用が可能です。しかし、タワー型の垂直循環式やエレベーター式は多くの施設で全高が足りないため利用できません。また、ルーフボックスに装備品がある場合は、他の立体駐車場でも高さが足りず利用不可です。
室内の広さを比較

ヤリスクロス | 室内長1,845mm✕室内幅1430mm✕室内高1,205mm |
ライズ | 室内長1,955mm✕室内幅1,420mm✕室内高1,250mm |
燃費性能の比較
燃費に関しては若干ヤリスクロスに軍配が上がります。まずは両者の燃費性能を見てみましょう。ヤリスクロスのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
HYBRID Z Adventure(E-Four) | 26.0km/L | 26.4km/L | 27.2km/L | 25.1km/L |
HYBRID Z Adventure(2WD) | 27.8km/L | 29.4km/L | 29.9km/L | 26.1km/L |
Z Adventure(4WD) | 17.4km/L | 13.5km/L | 18.0km/L | 19.3km/L |
Z Adventure(2WD) | 18.8km/L | 14.4km/L | 19.7km/L | 21.1km/L |
HYBRID Z(E-Four) | 26.0km/L | 26.4km/L | 27.2km/L | 25.1km/L |
HYBRID Z(2WD) | 27.8km/L | 29.4km/L | 29.9km/L | 26.1km/L |
Z(4WD) | 17.4km/L | 13.5km/L | 18.0km/L | 19.3km/L |
Z(2WD) | 18.8km/L | 14.4km/L | 19.7km/L | 21.1km/L |
HYBRID GRSPORT | 25.0km/L | 25.9km/L | 26.1km/L | 23.9km/L |
GRSPORT | 17.6km/L | 13.3km/L | 18.7km/L | 19.6km/L |
HYBRID G(E-Four) | 28.1km/L | 28.5km/L | 29.9km/L | 26.7km/L |
HYBRID G(2WD) | 30.2km/L | 31.2km/L | 33.0km/L | 28.2km/L |
G(4WD) | 18.2km/L | 14.0km/L | 18.9km/L | 20.4km/L |
G(2WD) | 19.8km/L | 15.0km/L | 20.8km/L | 20.8km/L |
HYBRID X(E-Four) | 28.7km/L | 29.5km/L | 30.9km/L | 22.2km/L |
HYBRID X(2WD) | 30.8km/L | 31.4km/L | 33.5km/L | 29.0km/L |
X(4WD) | 18.5km/L | 14.2km/L | 19.3km/L | 20.6km/L |
X(2WD) | 20.2km/L | 15.3km/L | 21.3km/L | 22.5km/L |
XBpackage(4WD) | 18.5km/L | 14.2km/L | 19.3km/L | 20.6km/L |
XBpackage(2WD) | 20.2km/L | 15.3km/L | 21.3km/L | 22.5km/L |
ライズのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
ハイブリッドZ | 28.0km/L | 29.6km/L | 30.2km/L | 26.1km/L |
Z(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
Z(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
ハイブリッドG | 28.0km/L | 29.6km/L | 30.2km/L | 26.1km/L |
G(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
G(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
XS(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
XS(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
X(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
X(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
燃費重視のハイブリッド車を選ぶならヤリスクロスがおすすめです。
動力性能の比較
悪路や山道などオフロード走行の強さはSUVの売りです。ヤリスクロスとライズの動力性能と馬力を比較してみましょう。
ヤリスクロスのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
HYBRID Z Adventure(E-Four) | 直列3気筒 | 1.490L | 67kW(91PS)/5,500r.p.m |
HYBRID Z Adventure(2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 67kW(91PS)/5,500r.p.m |
Z Adventure(4WD・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
HYBRID Z (E-Four・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 67kW(91PS)/5,500r.p.m |
ガソリン車 Z(4WD・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
HYBRID GRSPORT | 直列3気筒 | 1.490L | 67kW(91PS)/5,500r.p.m |
ガソリン車 GRSPORT | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
HYBRID G(E-Four・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 67kW(91PS)/5,500r.p.m |
ガソリン車 G(4WD・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
HYBRID X(E-Four・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 67kW(91PS)/5,500r.p.m |
ガソリン車 X(4WD・2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
XBpackage(4WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
ガソリン車 XBpackage(2WD) | 直列3気筒 | 1.490L | 88kW(120PS)/6,600r.p.m |
ライズのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
ハイブリッド車 Z | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 60kW(82PS)/5,600r.p.m |
ガソリン車 Z(4WD) | 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車 Z(2WD) | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
ハイブリッド車 G | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 60kW(82PS)/5,600r.p.m |
ガソリン車 G(4WD) | 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車 G(2WD) | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車 XS(4WD・2WD) | 直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車 X(4WD) | 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車 X(2WD) | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
タイヤサイズは走行の小回りや安定感に直結する要素です。SUVは総じて重量があるため、タイヤの口径が大きくなる傾向があります。両者のタイヤサイズを見てみましょう。
ヤリスクロスのグレード | タイヤサイズ |
XBpackage X HYBRID X G HYBRID G | 205/65R16 |
GRSPORT HYBRID GRSPORT Z HYBRID Z Z Adventure HYBRID Z Adventur | 215/50R18 |
ライズのグレード | タイヤサイズ |
X XS G ハイブリッドG | 195/65R16 |
Z ハイブリッドZ | 195/65R17 |
安全装備の比較
ヤリスクロスには安全走行と危険察知を支援する「ToyotaSafetySense」と呼ばれる予防安全パッケージが搭載されています。その内容は下記になります。・プリクラッシュセーフティ(後段歩行者検知・緊急時操舵支援機能)
・セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応機能)
・ブラインドスポットモニター(後方車両検知機能)
・アダプティブハイビームシステム(ハイビーム自動制御機能)
・オートマチックハイビーム(照明自動切替機能)
・ロードサインアシスト(道路標識認識機能)
・レーンレーシングアシスト(車線維持支援機能)
・レーダークルーズコントロール(追従走行支援機能)
・S-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)
・トヨタチームメイト(駐車作業機能)
・リヤクロストラフィックオートブレーキ(接近車両検知・自動ブレーキ機能)
・パノラミックビューモニター
・インテリジェントクリアランスソナー(踏み間違いサポートブレーキ)
ライズには衝突回避支援システムの「スマートアシスト」が搭載されています。その内容は下記になります。
・スマートアシスト
・VSC(横滑り抑制機能)/TRC(タイヤ空転抑制機能)
・EBD付ABS(電子制御制動配分システム付きアンチロックブレーキシステム)/ブレーキアシスト
・SRS(補助拘束装置)エアバッグ(運転席/助手席)/SRSサイドエアバッグ運転席/助手席)/SRSカーテンシールドエアバッグ
・追従ドライブ支援機能
・サイドビューランプ
・アダプティブクルーズコントロール(車間距離制御装置)
・コーナリングトレースアシスト(旋回走行ブレーキ制御装置)
安全装備の性能に関しては両者ともほとんど差がありません。どちらかというと、上位グレードになるほど機能が充実します。万が一の事故を回避する備えなら、より上位グレードの購入がおすすめです。
ただし、安全装備はほとんどがオプション購入できるため、下位グレードに追加で必要な機能をオプション購入する方法もあります。
ラゲッジスペースの比較

ヤリスクロス | 奥行820m✕幅1,400mm✕高さ732mm〜850mm 荷室容量390L |
ライズ | 奥行755mm✕幅1,000mm✕高さ865mm 荷室容量369L |
おすすめグレードの選び方
ここからは、ヤリスクロスとライズのグレードの選び方を解説します。両者とも、グレードの上位と下位で価格に大きな開きがあるため、予算や好み、用途に合わせた選択が必要です。
コンパクトSUVは価格・走行性能・装備の充実さなどグレード毎で微妙な違いがあります。その相違点を踏まえて、後悔のない車選びをしましょう。
価格重視
「機能や装備はそこまでこだわりがなく、デザインで車種を決めたい」といった方は車両価格に注目しましょう。同じ車種でも価格はピンキリ、ヤリスクロスとライズに関していえば上位グレードと下位グレードで1.5〜2倍も価格差があります。また、価格重視なら、車両本体価格だけでなく、燃費性能にも注目しましょう。ヤリスクロスの場合、車両価格はライズより高めですが低燃費です。特にハイブリッド車のグレードは世界トップレベルの燃費性能を誇るため、維持コストの節約に期待が持てます。
ただし、ハイブリッド車はガソリン車よりも車両本体価格がグンと高くなるため、購入コストをかけられるかが選択のポイントです。
購入コストと維持コストを抑えていくなら、燃費性能も高く価格も比較的抑えめな「HYBRIDX」をおすすめします。
ライズの場合、全体的に車両価格が抑えられています。最上位モデルの「ハイブリッドZ」でも価格が2,338,000円と、SUVハイブリッドの中でも比較的低コストです。
燃費性能はヤリスクロスには劣りますが、購入コストも勘案すれば十分なコストパフォーマンスといえるでしょう。
また、両者とも新車での購入にこだわりがないなら中古のハイブリッド車も視野に入れましょう。実際に中古ハイブリッド車を選ぶ場合は走行距離や年式だけでなく、バッテリーが消耗していないかもチェックしましょう。
走り重視
ドライブや車旅行が好きな方は、コンパクトSUVの走行性能に注目です。ヤリスクロスとライズはグレード毎の車両性能に極端な差はありませんが、搭載されているオプション装備の質と数が異なります。
装備の充実さは車の走り心地に大きく響くため、追加オプションの購入の視野に入れた妥協しないスタイルで購入に臨みましょう。
走行性能や走り心地で選ぶなら、ヤリスクロスのGRSPORT、HYBRID GRSPORT、ライズなら4WD系統グレードがおすすめです。
ヤリスクロスのGRSPORTシリーズにはスポーツタイヤの「FALKENFK510SUV」が搭載。車高もほかグレードより低めに設計されているなどモータースポーツのノウハウが詰まっています。軽快で一体感のある走りを求める方に打ってつけといえるでしょう。
ライズの4WD系統グレードは、車体に対して大口径なタイヤと四輪駆動ならではの力強さによる安定性抜群の走りが特徴。オフロードをストレスなくワイルドに突き進んでいくスタイルが好きな方におすすめです。
装備重視
近年発売の車種には運転上の危険を察知し走行をサポートしてくれる安全装備が搭載されています。ヤリスクロスには「ToyotaSafetySense」、ライズには「スマートアシスト」が搭載されていますが、安全装備の機能はグレード毎で差があります。ヤリスククロス、ライズ共に、安全装備の追加オプションがあるのはGかZグレード以上です。Xグレードにも安全装備は搭載されていますが、運転上の安全をより手厚くしたい方はGかZ以上の上位グレードを選択しましょう。
※本記事は、2023年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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