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更新日:2024.10.21 / 掲載日:2023.11.28
ダイハツ ロッキーVSトヨタ ライズを徹底比較
ダイハツのロッキーとトヨタのライズはいずれも様々な層から人気が高い車です。比較されることが多い2車種ですがその違いを詳しく知る方はあまりいないでしょう。
この記事ではロッキーとライズの違いを性能や収納スペースなど、様々な観点から比較します。自分の車選びにお役立てください。

ダイハツのロッキーは、2019年11月に発売されたコンパクトSUVです。小回りが利く走行性と取り回しやすいサイズ、オプション追加のバリエーションを特徴に持ち、幅広い層から人気を得ています。
グレードはL〜PremiumGHEVまで、インテリアや安全装備が異なる12種類がラインナップ。大口径タイヤとコンパクトなボディで街乗り・オフロードどちらでも快適な走行性能を発揮します。
通常、SUVといえばアウトドアやオフロード専用車両のイメージを持たれますが、近年のSUVはほとんどが街乗り運転でも十分な性能を発揮できるようになりました。特にロッキーを始めとするコンパクトSUVと呼ばれるジャンルは、男性に限らず女性からシニアまで幅広い層に人気です。
ロッキーはコンパクトサイズにも関わらず5ナンバーをキープしており、他のSUVに比べて自動車税を安く抑えられます。
SUVらしい力強い走行と軽快な小回り性能、コンパクトサイズと大容量のラゲッジスペースなど、できる限りの実用性を詰め込んだ車種です。
先代にあたる初代ロッキーは現行モデル発売のおよそ29年前、1990年に発売された小型クロカンです。初代モデルはおよそ7年にわたってマイナーモデルチェンジや一部改良が行われましたが、1997年に販売終了。フルモデルチェンジはおよそ22年ぶりの出来事です。
先代ロッキーは取り外し可能なハードトップが特徴で「三変化できる」として人気の車種でした。しかし、現行へのフルモデルチェンジに伴いデザインが一新、存在感のあるエクステリアデザインと扱いやすい走行性能が特徴のコンパクトSUVに進化しています。
ボディは初代から全長と幅を拡大する一方、全高は10cm程度低下。室内空間は大幅に広くしつつも、5ナンバーサイズはキープしています。

トヨタのライズは、ロッキーと同時期の2019年11月に発売されたコンパクトSUVです。オフロード・街乗り・高速道路、どこでもストレスなく走行できる器用な車種で、男性から女性まで幅広い層から愛されています。
2020年の新車販売台数では、同メーカーのヤリスに次いで2位の販売台数を達成しました。
ライズはSUVらしい迫力のあるデザインと広々とした室内空間が売りの1つ。16〜17インチの大型タイヤを搭載していますが、小回りが利き、複雑で細い道でも安心して走行できます。
上位グレードのハイブリッド車には発電効率が優秀な独自のエンジンを搭載しており、数あるハイブリッドSUVの中でも世界トップレベルの燃費性能を有しています。
また、ハウブリッドに限らずガソリン車の2WDや4WDの走行性能も非常に優秀です。2WDモデルには低燃費と高出力を両立させた軽量コンパクトエンジン「WA-VEDVVT」を搭載。レスポンスの良い加速を体験できます。4WDモデルにはトルクの回転性能に優れた「1KR-VETDVVT」を搭載しており、オフロードに限らず高速道路や街乗りでも快適な走り心地を実現しています。
なお、ライズとロッキーのデザインとサイズが非常に似ているのは、ライズの開発が元々ダイハツだからです。ライズはトヨタの委託でダイハツが製造した供給OEM車にあたり、フレーム構造やエンジンなど基本設計がほとんど変わりません。
供給OEM車は決して珍しいものではなく、例えば日産のセレナとスズキのランディ、ダイハツのムーヴとスバルのステラも供給OEM車です。
現行の2023年モデルは初代からのマイナーチェンジモデルで、新たにハイブリッドエンジン搭載グレードの追加とガソリン式のエンジン換装、各種オプション装備の機能が追加されました。
モデル毎でデザインにほとんど差はありませんが、主に安全装備面で以下の改良がなされています。
・夜間の歩行者検知機能が追加
・標識認識機能の拡充
・ウェルカムランプ機能の追加
・パーキングプレーキが電動化(Z以上のグレード限定)
現行モデルを含めるとグレードは全10種類。燃費性能や装備面で差別化が図られています。
兄弟機同士なこともあり、価格面ではほとんど差がありません。ただ、ライズのグレードが10種類なのに対し、ロッキーは12種類あります。

車両のボディサイズに関してはロッキー、ライズ、両者とも同じ全長3,995mm✕全幅1,695mm✕全高1,620mmサイズです。
元々ライズはロッキーのOEM車(車種の提供)にあたる兄弟機のため、外観以外はほとんど同じ設計で作られています。主な違いは車の「顔」にあたるエクステリアです。
ロッキーのエクステリアは存在感のある六角形のフロントグリル楕円形のフォグランプが特徴で、角張った迫力のある外観です。
ライズのエクステリアはSUVらしい重量感を感じさせるゴツゴツした台形のフロントグリルと突出した丸型のフォグランプが特徴。
比較するときは正面の顔を見ると違いがよく分かります。ちなみに、サイドやホイール、リア部分に関しては両者ともほとんど変わりありません。
なお、立体駐車場の利用を想定している場合、両者ともほとんどの機械式立体駐車場で利用が可能です。しかし、タワー型の垂直循環式やエレベーター式は多くの施設で全高が足りないため利用できません。また、ルーフボックスに装備品がある場合は、他の立体駐車場でも高さが足りず利用不可です。

ロッキーとライズは室内寸法が少々異なります。
両者を比べると、室内幅のみライズが200mm大きいことが分かります。もし、より広々とした空間で運転する要望があるなら、ライズがおすすめです。
両者とも同じ駆動系が採用されているため、車種による燃費性能差はほとんどありません。
基本的に燃費性能に関しては「ハイブリッド>2WD>4WD」といった順で高性能です。ただし、ハイブリッド車は燃費性能が高い分、車両が高価格な傾向があります。
購入を検討する際は、お手頃価格で入手しやすい中古車も視野に入れましょう。
馬力や排気量に関してはロッキーとライズで差はありません。
ロッキーとライズはどちらも少し口径の大きい4穴のホイールがメインです。
ただし、ロッキーのG/Premium/PremiumG/PremiumGHEV、ライズのZ/ハイブリッドZに関しては、車重が重くなった分安全を考慮して、4穴から5穴に変更された専用ホイールが搭載されています。
デザインも合わせて一新されるため、タイヤにこだわりたい方は上位グレードをおすすめします。
まず、両者共通の安全装備を見てみましょう。
・スマートアシスト
・VSC(横滑り抑制機能)
・TRC(タイヤ空転抑制機能)
・EBD付ABS(電子制御制動配分システム付きアンチロックブレーキシステム)
・ブレーキアシスト
・SRS(補助拘束装置)
・エアバッグ(運転席/助手席)
・SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)
・SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)
上記を標準装備として、ロッキーのG/Premium/PremiumG/PremiumGHEVにはスマートアシストに以下の追加機能が備わっています。
・追従ドライブ支援機能
・アダプティブドライビングビーム
・アダプティブクルーズコントロール
また、ライズのZ/ハイブリッドZに限り、以下の追加機能が搭載されています。
・追従ドライブ支援機能
・サイドビューランプ
・アダプティブクルーズコントロール
・コーナリングトレースアシスト
両者とも上位グレードで安全装備に微妙な違いが生じますが、各メーカーで安全性を高めるオプションが別途追加できるため、決定的な差があるとはいえません。

ロッキーとライズはラゲッジスペースの造りが異なるため、荷室寸法にそれぞれ特徴があります。
荷室容量は変わりませんが、ライズのみデッキボード下段に収納スペースが別途設けられており、開放するとさらに収納スペースが拡張できます。
ラゲッジスペース拡張やカスタマイズできる分、収納力はライズに軍配が上がります。
ロッキーとライズはどちらも多数グレードがあり、それぞれ燃費や走行性能、内部インテリアなど様々な要素が異なります。
用途や目的によって選ぶべきグレードは異なるため、価格だけに左右されず自分に合ったモデルを比較検討しましょう。
価格が安いからと、すぐお手頃なモデルに手をつけてしまうのは少々勿体ないです。確かに安いに越したことはありませんが、選んだ車の快適さや走り心地を比較してからでも遅くはないでしょう。
ロッキーとライズはグレードで外観や走行性能が大きく変わるわけではありません。その代わり、装備の充実さが異なるうえ、ハイブリッドかガソリンかで燃費性能が大きく変わります。
もし、今後5年以上使い続ける予定の車なら、燃費性能の高いハイブリッド車に切り替えたほうが維持コストの節約につながります。
ロッキーもライズもハイブリッド車のグレードが販売されているため、長期的な維持コストを気にするならハイブリッド車を検討しましょう。
例えば、アウトドア好きでオフロードをよく走行するならパワーのある4WD系統のグレードが打ってつけですし、静かで快適な走行性能を求めるならハイブリッドが候補にあがります。
また、通勤用や街乗りメインなら性能バランスの取れた2WDで問題ありません。駆動系によって適した用途が異なるため、SUVをどう使うのかで選択を変えましょう。
SUVだからといってアウトドア専用なわけではありません。特にロッキーやライズは街乗り仕様も想定されているため、小回りが利く設計がなされています。
ロッキーとライズの上位グレードは見た目こそ大きな違いはありませんが、ステアリングスイッチや電動パーキングブレーキなど走行に関わる装備やインテリアオプションが充実しており、走行を安全かつ快適にしてくれます。
ただ、オプションは下位グレードでも追加可能で、後から追加購入で上位グレードとほぼ同じ仕様にできます。中古車だとオプション装備付きで販売されるケースも珍しくないため、中古購入を検討の方は車両情報をよくチェックしておきましょう。
※本記事は、2023年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
この記事ではロッキーとライズの違いを性能や収納スペースなど、様々な観点から比較します。自分の車選びにお役立てください。

この記事の目次
ダイハツ ロッキーのプロフィール

グレードはL〜PremiumGHEVまで、インテリアや安全装備が異なる12種類がラインナップ。大口径タイヤとコンパクトなボディで街乗り・オフロードどちらでも快適な走行性能を発揮します。
通常、SUVといえばアウトドアやオフロード専用車両のイメージを持たれますが、近年のSUVはほとんどが街乗り運転でも十分な性能を発揮できるようになりました。特にロッキーを始めとするコンパクトSUVと呼ばれるジャンルは、男性に限らず女性からシニアまで幅広い層に人気です。
ロッキーはコンパクトサイズにも関わらず5ナンバーをキープしており、他のSUVに比べて自動車税を安く抑えられます。
SUVらしい力強い走行と軽快な小回り性能、コンパクトサイズと大容量のラゲッジスペースなど、できる限りの実用性を詰め込んだ車種です。
先代モデルとの比較
現行(2023年時点)モデルである2019年〜2023年モデルのロッキーは2代目にあたります。先代にあたる初代ロッキーは現行モデル発売のおよそ29年前、1990年に発売された小型クロカンです。初代モデルはおよそ7年にわたってマイナーモデルチェンジや一部改良が行われましたが、1997年に販売終了。フルモデルチェンジはおよそ22年ぶりの出来事です。
先代ロッキーは取り外し可能なハードトップが特徴で「三変化できる」として人気の車種でした。しかし、現行へのフルモデルチェンジに伴いデザインが一新、存在感のあるエクステリアデザインと扱いやすい走行性能が特徴のコンパクトSUVに進化しています。
ボディは初代から全長と幅を拡大する一方、全高は10cm程度低下。室内空間は大幅に広くしつつも、5ナンバーサイズはキープしています。
トヨタ ライズのプロフィール

2020年の新車販売台数では、同メーカーのヤリスに次いで2位の販売台数を達成しました。
ライズはSUVらしい迫力のあるデザインと広々とした室内空間が売りの1つ。16〜17インチの大型タイヤを搭載していますが、小回りが利き、複雑で細い道でも安心して走行できます。
上位グレードのハイブリッド車には発電効率が優秀な独自のエンジンを搭載しており、数あるハイブリッドSUVの中でも世界トップレベルの燃費性能を有しています。
また、ハウブリッドに限らずガソリン車の2WDや4WDの走行性能も非常に優秀です。2WDモデルには低燃費と高出力を両立させた軽量コンパクトエンジン「WA-VEDVVT」を搭載。レスポンスの良い加速を体験できます。4WDモデルにはトルクの回転性能に優れた「1KR-VETDVVT」を搭載しており、オフロードに限らず高速道路や街乗りでも快適な走り心地を実現しています。
なお、ライズとロッキーのデザインとサイズが非常に似ているのは、ライズの開発が元々ダイハツだからです。ライズはトヨタの委託でダイハツが製造した供給OEM車にあたり、フレーム構造やエンジンなど基本設計がほとんど変わりません。
供給OEM車は決して珍しいものではなく、例えば日産のセレナとスズキのランディ、ダイハツのムーヴとスバルのステラも供給OEM車です。
先代モデルとの比較
ライズは2019年11月発売のモデルが初代の、比較的新しい車種です。現行の2023年モデルは初代からのマイナーチェンジモデルで、新たにハイブリッドエンジン搭載グレードの追加とガソリン式のエンジン換装、各種オプション装備の機能が追加されました。
モデル毎でデザインにほとんど差はありませんが、主に安全装備面で以下の改良がなされています。
・夜間の歩行者検知機能が追加
・標識認識機能の拡充
・ウェルカムランプ機能の追加
・パーキングプレーキが電動化(Z以上のグレード限定)
現行モデルを含めるとグレードは全10種類。燃費性能や装備面で差別化が図られています。
グレードと価格の比較
まずはロッキーとライズのグレード別価格を見てみましょう。ロッキーのグレード | メーカー希望小売価格 |
Premium G HEV | 2,357,000円 |
Premium G(4WD) | 2,328,200円 |
Premium G(2WD) | 2,068,000円 |
Premium(4WD) | 2,367,200円 |
Premium(2WD) | 2,145,000円 |
G(4WD) | 2,224,200円 |
G(2WD) | 2,002,000円 |
X HEV | 2,126,000円 |
X(4WD) | 2,096,700円 |
X(2WD) | 1,820,000円 |
L(4WD) | 1,954,800円 |
L(2WD) | 1,677,000円 |
ライズのグレード | メーカー希望小売価格 |
ハイブリッドZ | 2,338,000円 |
Z(4WD) | 2,309,200円 |
Z(2WD) | 2,338,000円 |
ハイブリッドG | 2,173,000円 |
G(4WD) | 2,143700円 |
G(2WD) | 1,867,000円 |
XS(4WD) | 1,984,800円 |
XS(2WD) | 1,745,000円 |
X(4WD) | 1,994,800円 |
X(2WD) | 1,717,000円 |
外観とボディサイズの比較

元々ライズはロッキーのOEM車(車種の提供)にあたる兄弟機のため、外観以外はほとんど同じ設計で作られています。主な違いは車の「顔」にあたるエクステリアです。
ロッキーのエクステリアは存在感のある六角形のフロントグリル楕円形のフォグランプが特徴で、角張った迫力のある外観です。
ライズのエクステリアはSUVらしい重量感を感じさせるゴツゴツした台形のフロントグリルと突出した丸型のフォグランプが特徴。
比較するときは正面の顔を見ると違いがよく分かります。ちなみに、サイドやホイール、リア部分に関しては両者ともほとんど変わりありません。
なお、立体駐車場の利用を想定している場合、両者ともほとんどの機械式立体駐車場で利用が可能です。しかし、タワー型の垂直循環式やエレベーター式は多くの施設で全高が足りないため利用できません。また、ルーフボックスに装備品がある場合は、他の立体駐車場でも高さが足りず利用不可です。
室内の広さを比較

ロッキー | 室内長1,955mm✕室内幅1,250mm✕室内高1,250mm |
ライズ | 室内長1,955mm✕室内幅1,420mm✕室内高1,250mm |
燃費性能の比較
ロッキーとライズの燃費性能は以下の通りです。ロッキーのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
Premium G HEV | 28.0km/L | 29.6km/L | 30.2km/L | 26.1km/L |
Premium G(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
Premium G(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
Premium(4WD) | 17.4km/L | 13.3km/L | 18.8km/L | 19.0km/L |
Premium(2WD) | 18.6km/L | 14.4km/L | 20.2km/L | 20.1km/L |
G(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.8km/L | 19.0km/L |
G(2WD) | 18.6km/L | 14.4km/L | 20.2km/L | 20.1km/L |
XHEV | 28.0km/L | 29.6km/L | 30.2km/L | 26.1km/L |
X(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
X(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
L(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
L(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
ライズのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
ハイブリッドZ | 28.0km/L | 29.6km/L | 30.2km/L | 26.1km/L |
Z(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
Z(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
ハイブリッドG | 28.0km/L | 29.6km/L | 30.2km/L | 26.1km/L |
G(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
G(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
XS(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
XS(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
X(4WD) | 17.4km/L | 13.4km/L | 18.7km/L | 18.9km/L |
X(2WD) | 20.7km/L | 15.9km/L | 21.9km/L | 22.9km/L |
基本的に燃費性能に関しては「ハイブリッド>2WD>4WD」といった順で高性能です。ただし、ハイブリッド車は燃費性能が高い分、車両が高価格な傾向があります。
購入を検討する際は、お手頃価格で入手しやすい中古車も視野に入れましょう。
動力性能の比較
最大出力や排気量はロッキー、ライズ共にグレード毎で性能が異なります。ロッキーのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
Premium G HEV | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | 1.196L | 60kW(82PS)/5,600r.p.m |
Premium G(4WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
Premium G(2WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
Premium(4WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
Premium(2WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
G(4WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
G(2WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
X HEV | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | 1.196L | 60kW(82PS)/5,600r.p.m |
X(4WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
X(2WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
L(4WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC インタークーラーターボ横置 | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
L(2WD) | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
ライズのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
ハイブリッドZ | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 60kW(82PS)/5,600r.p.m |
Z(4WD) | 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
Z(2WD) | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
ハイブリッドG | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 60kW(82PS)/5,600r.p.m |
G(4WD) | 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
G(2WD) | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
XS(4WD) | 直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
XS(2WD) | 直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
X(4WD) | 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ | 0.996L | 72kW(98PS)/6,000r.p.m |
X(2WD) | 水冷直列3気筒 | 1.196L | 64kW(87PS)/6,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
ロッキーとライズはグレード別で2種類のタイヤが使用されています。ロッキーのグレード | タイヤサイズ |
L X X HEV | 195/65R16 |
G Premium Premium G Premium G HEV | 195/60R17 |
ライズのグレード | タイヤサイズ |
X XS G ハイブリッドG | 195/65R16 |
Z ハイブリッドZ | 195/65R17 |
ただし、ロッキーのG/Premium/PremiumG/PremiumGHEV、ライズのZ/ハイブリッドZに関しては、車重が重くなった分安全を考慮して、4穴から5穴に変更された専用ホイールが搭載されています。
デザインも合わせて一新されるため、タイヤにこだわりたい方は上位グレードをおすすめします。
安全装備の比較
安全装備はロッキーとライズ、両者ともグレードによって搭載オプションや機能の数が異なります。まず、両者共通の安全装備を見てみましょう。
・スマートアシスト
・VSC(横滑り抑制機能)
・TRC(タイヤ空転抑制機能)
・EBD付ABS(電子制御制動配分システム付きアンチロックブレーキシステム)
・ブレーキアシスト
・SRS(補助拘束装置)
・エアバッグ(運転席/助手席)
・SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)
・SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)
上記を標準装備として、ロッキーのG/Premium/PremiumG/PremiumGHEVにはスマートアシストに以下の追加機能が備わっています。
・追従ドライブ支援機能
・アダプティブドライビングビーム
・アダプティブクルーズコントロール
また、ライズのZ/ハイブリッドZに限り、以下の追加機能が搭載されています。
・追従ドライブ支援機能
・サイドビューランプ
・アダプティブクルーズコントロール
・コーナリングトレースアシスト
両者とも上位グレードで安全装備に微妙な違いが生じますが、各メーカーで安全性を高めるオプションが別途追加できるため、決定的な差があるとはいえません。
ラゲッジスペースの比較

ロッキー | 奥行755mm✕幅1,000mm✕高さ740mm 荷室容量:369L |
ライズ | 奥行755mm✕幅1,000mm✕高さ865mm 荷室容量:369L |
ラゲッジスペース拡張やカスタマイズできる分、収納力はライズに軍配が上がります。
おすすめグレードの選び方
ここからは、ロッキーとライズのグレード選びで悩んだ時のポイントを解説していきます。ロッキーとライズはどちらも多数グレードがあり、それぞれ燃費や走行性能、内部インテリアなど様々な要素が異なります。
用途や目的によって選ぶべきグレードは異なるため、価格だけに左右されず自分に合ったモデルを比較検討しましょう。
価格重視
機能や装備よりカーデザイン優先で車種を決めた方や、車に対して特にこだわりがない場合は価格とコストパフォーマンスに注目しましょう。価格が安いからと、すぐお手頃なモデルに手をつけてしまうのは少々勿体ないです。確かに安いに越したことはありませんが、選んだ車の快適さや走り心地を比較してからでも遅くはないでしょう。
ロッキーとライズはグレードで外観や走行性能が大きく変わるわけではありません。その代わり、装備の充実さが異なるうえ、ハイブリッドかガソリンかで燃費性能が大きく変わります。
もし、今後5年以上使い続ける予定の車なら、燃費性能の高いハイブリッド車に切り替えたほうが維持コストの節約につながります。
ロッキーもライズもハイブリッド車のグレードが販売されているため、長期的な維持コストを気にするならハイブリッド車を検討しましょう。
走り重視
ロッキーとライズはどちらも力強い走行性能を持つコンパクトSUVですが、走りの得て不得手はグレードや駆動系によって異なります。例えば、アウトドア好きでオフロードをよく走行するならパワーのある4WD系統のグレードが打ってつけですし、静かで快適な走行性能を求めるならハイブリッドが候補にあがります。
また、通勤用や街乗りメインなら性能バランスの取れた2WDで問題ありません。駆動系によって適した用途が異なるため、SUVをどう使うのかで選択を変えましょう。
SUVだからといってアウトドア専用なわけではありません。特にロッキーやライズは街乗り仕様も想定されているため、小回りが利く設計がなされています。
装備重視
装備品がもっとも充実したモデルを求めるなら、ロッキーの場合はPremium、PremiumG、PremiumGHEV、ライズの場合はZ、ハイブリッドZがおすすめです。ロッキーとライズの上位グレードは見た目こそ大きな違いはありませんが、ステアリングスイッチや電動パーキングブレーキなど走行に関わる装備やインテリアオプションが充実しており、走行を安全かつ快適にしてくれます。
ただ、オプションは下位グレードでも追加可能で、後から追加購入で上位グレードとほぼ同じ仕様にできます。中古車だとオプション装備付きで販売されるケースも珍しくないため、中古購入を検討の方は車両情報をよくチェックしておきましょう。
※本記事は、2023年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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