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更新日:2024.10.21 / 掲載日:2023.12.30
日産 セレナVSトヨタ アルファードを徹底比較
日産のセレナとトヨタのアルファードは、ファミリーカーなどとして人気の高いミニバンです。2車種はボディサイズ以外にも様々な特徴があります。
今回はセレナとアルファードを価格や走行性能、燃費性能などの観点から比較します。ポイント別におすすめのグレードも解説しますので、車選びにぜひ活用ください。
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セレナは1991年に登場し、2022年12月に6代目へのフルモデルチェンジが行われたばかりのミニバンです。
最近は3ナンバーのミニバンが増えている中で、標準グレードのセレナは5ナンバークラスを維持しつつ広々とした車内スペースを実現していることが特徴です。
また、独自のハイブリッドシステムe-POWERを搭載したモデルは低燃費のミニバンとしても人気があります。シンプルで落ち着いたデザインやコンパクトサイズで街乗りにも適していることから、ファミリーカーとして選ばれることも多い車種です。
2016年に登場した5代目との違いは第二世代のe-POWERが採用されていることです。モーター出力が約2割向上した一方で、燃費性能はより高くなりました。また、車内へエンジン音が聞こえないよう静音性が改善されています。
5代目で初めて搭載された安全運転支援システムの「プロパイロット」も進化しました。主に高速道路での運転が楽になる速度制御とステアリング操作アシストの機能が、6代目セレナでは全車に標準装備されています。

2023年に8年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われたアルファードは、高級ミニバンの代名詞とも言えるモデルです。
大きめの車体サイズを生かした上質な車内空間やラグジュアリーなエクステリアデザインはまるで高級車のようであり、初めて登場した2002年以来、高い人気を誇っています。
本革を使用した電動リクライニングシートや、ゆったりと足を伸ばせるオットマンなど、高級ホテルのような車内空間はアルファードの特徴です。また、一目で分かるラグジュアリーなエクステリアデザインなど高級ミニバンにふさわしい魅力にあふれています。
また、先代モデルでは3種類あったパワートレインは2.5Lのハイブリッドまたはガソリンの2種類へと集約されています。特にハイブリッド車では2.5Lダイナミックフォースエンジンを採用し、従来よりもパワーアップかつ低燃費を実現しました。
ドライバーの安全運転をサポートするトヨタセーフティセンスを全車に搭載していることも特徴です。

セレナはシンプルでありながら存在感のあるエクステリアデザインが魅力です。タイプごとのボディサイズは以下の通りです。
標準ボディは最近のミニバンでは珍しい3ナンバーサイズです。その他のタイプは5ナンバーです。住宅街など狭い道を走る際にはコンパクトな標準ボディが便利でしょう。
一方、Lクラスミニバンに分類されるアルファードのボディサイズは以下のとおりです。
アルファードのほうがセレナより大きいです。また、先代モデルと比べても大きな違いはありません。高級ミニバンにふさわしいラグジュアリーで洗練された雰囲気をまとった外観も特徴です。
なお、セレナもアルファードも一般的な立体駐車場に入庫可能な全長5,000mm未満、全幅1,850mm以下のサイズを満たしているため使い勝手がよいでしょう。

セレナはミニバンの中でもコンパクトなボディサイズにも関わらず、広々とした車内スペースを実現しています。十分な室内長があるため、2列目と3列目のどちらのシートに座っても快適に過ごせるでしょう。
なお、セレナは8人乗りが基本ですが、ルキシオンとオーテックのハイブリッド車のみ7人乗りです。
「世界基準の大空間高級サルーン」をコンセプトに開発されているアルファードの室内サイズは余裕のある設計となっています。先代モデルより室内長と室内高はコンパクトになりましたが、室内幅が大きくなったことで広く感じられるでしょう。前後席間距離も拡大し、圧迫感を感じにくいです。
また、車内には電動リクライニングシートやオットマンなどを備え、ゆったりとくつろげるようインテリアも工夫されており、ファミリーカーとしてだけでなくショーファーカーとしても選ばれている車種です。
ボディサイズが小さいセレナのほうが燃費性能は優れています。
両車種のスペックは下記の通りです。
動力性能の観点ではアルファードのほうが力強い走りを期待できるでしょう。
ただし、先代の5代目モデル以前は15インチ、195/65R15サイズのタイヤを基本としつつ、一部に16インチや17インチのタイヤを使用しているグレードもあったため注意しましょう。例えば、e-POWERハイウェイスターVアーバンクロム(2WD)は16インチのタイヤが必要です。
2023年6月に販売開始された現行モデルのアルファードはハイブリッド車で17インチ、225/65R17サイズのタイヤが使用されています。ガソリン車に採用されているのは18インチ、225/60R18です。
また、ハイブリッド車ではオプションにより19インチのタイヤを選ぶことも可能です。
なお、先代モデル以前のアルファードについてはモデルやグレードによって16〜18インチのタイヤが採用されています。

セレナでは2018年から一部モデルにて安全運転支援システム「プロパイロット」をミニバンとして世界で初めて採用し、2022年12月発売の現行モデルでは全車に搭載されています。
「プロパイロット」とは、先行車のスピードに合わせて車間距離を維持したり、ステアリング操作をアシストしたりする機能です。主に高速道路での運転をサポートします。
また、最上級グレードとなるルキシオンにはナビと連動し、状況によってハンドルから手を離せるハンズオフ機能も備えた「プロパイロット2.0」が搭載されています。
アルファードでは2018年よりドライバーの安全を守る「トヨタ セーフティセンス」を全車に搭載。2種類のセンサーが周囲の状況を把握し、衝突を回避する「プリクラッシュセーフティ」、高速道路での車線変更をサポートする「レーンチェンジアシスト」などの先進機能で安全なドライブをサポートします。
また、駐車操作を支援してくれる「アドバンスト パーク」、渋滞時の運転をサポートする「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」の機能を備えた高度運転支援「トヨタチームメイト」も採用されているため、運転時のストレスが軽減されるでしょう。

ここではセレナとアルファードのラゲッジルーム(荷室)を比較します。
両車種ともシートアレンジによって容量は変化しますが、アルファードのほうが余裕があります。収納力を重視するのであればアルファードがおすすめです。
複数のグレードがある理由は、それぞれのユーザーのニーズに応えるためです。例えば、通勤や送迎などで街乗り中心の場合とアウトドアがメインの場合では重視すべき項目が異なります。また、予算も大切なポイントです。
ここでは価格・走り性能・装備の3つの観点を重視する人のためにセレナとアルファードのおすすめグレードを紹介します。
セレナのXグレードはベースとなるグレードで、車両サイズがややコンパクトな3ナンバーサイズであることも特徴です。ガソリン車とハイブリッド車がありますが、新車での車両本体価格はガソリン車のほうが安く設定されています。ただし、e-POWER搭載のハイブリッド車のほうが燃費性能が高いため、ランニングコストが気になる人はハイブリッド車を選ぶとよいでしょう。
高級ミニバンを代表するアルファードは全体的に価格設定が高いですが、Zグレードであればハイブリッド車で600万円台、ガソリン車は500万円台で購入できる可能性があります。上位グレードのExecutive Loungeと比べるとシートが本革製でなく、合皮である点や装備などに違いがありますが、広々とした車内スペースや上質なエクステリアデザインなどはほぼ同様のため、一般的なミニバンに比べると十分な高級感があると言えるでしょう。
その他のグレードでは、ガソリン車・ハイブリッド車を選択可能です。特に現行モデルのセレナでは第二世代のe-POWERが採用され、出力がパワーアップしています。装備面でも機能が充実したe-POWER XVグレードや、e-POWER ハイウェイスターがおすすめです。
アルファードもガソリン車とハイブリッド車の2種類がありますが、上位グレードのExecutive Loungeはハイブリッド車のみの展開です。フルモデルチェンジによりハイブリッド車のパワートレインはさらにパワフルになり、燃費性能も向上しています。
Executive LoungeまたはZグレードのハイブリッド車がアルファードのおすすめグレードと言えるでしょう。
一方、ルキシオンはセレナで唯一「プロパイロット2.0」を搭載しています。ハンズオフ機能など最新の運転サポートを体験した人にはルキシオンをおすすめします。
アルファードの場合、装備を重視する人におすすめなのはExecutive Loungeです。プレミアムナッパ本革シートや伸縮機能付きのパワーオットマンなどアルファードらしいラグジュアリーな室内スペースを楽しめます。
なお、安全性能のトヨタセーフティセンスは全車に搭載されていますが、標準グレードのZの場合は一部メーカーオプションとなる機能があります。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
今回はセレナとアルファードを価格や走行性能、燃費性能などの観点から比較します。ポイント別におすすめのグレードも解説しますので、車選びにぜひ活用ください。

この記事の目次
日産 セレナのプロフィール

最近は3ナンバーのミニバンが増えている中で、標準グレードのセレナは5ナンバークラスを維持しつつ広々とした車内スペースを実現していることが特徴です。
また、独自のハイブリッドシステムe-POWERを搭載したモデルは低燃費のミニバンとしても人気があります。シンプルで落ち着いたデザインやコンパクトサイズで街乗りにも適していることから、ファミリーカーとして選ばれることも多い車種です。
先代モデルとの比較
現行モデルとなる6代目セレナは2022年12月に発売が開始されました。2016年に登場した5代目との違いは第二世代のe-POWERが採用されていることです。モーター出力が約2割向上した一方で、燃費性能はより高くなりました。また、車内へエンジン音が聞こえないよう静音性が改善されています。
5代目で初めて搭載された安全運転支援システムの「プロパイロット」も進化しました。主に高速道路での運転が楽になる速度制御とステアリング操作アシストの機能が、6代目セレナでは全車に標準装備されています。
トヨタ アルファードのプロフィール

大きめの車体サイズを生かした上質な車内空間やラグジュアリーなエクステリアデザインはまるで高級車のようであり、初めて登場した2002年以来、高い人気を誇っています。
本革を使用した電動リクライニングシートや、ゆったりと足を伸ばせるオットマンなど、高級ホテルのような車内空間はアルファードの特徴です。また、一目で分かるラグジュアリーなエクステリアデザインなど高級ミニバンにふさわしい魅力にあふれています。
先代モデルとの比較
2023年6月に行われたフルモデルチェンジにより4代目アルファードが発売されました。2015年より販売されていた3代目と比べると、特徴的なフロントグリルのデザインを維持しつつもより力強さや勢いを感じる外装へ変化しています。また、先代モデルでは3種類あったパワートレインは2.5Lのハイブリッドまたはガソリンの2種類へと集約されています。特にハイブリッド車では2.5Lダイナミックフォースエンジンを採用し、従来よりもパワーアップかつ低燃費を実現しました。
ドライバーの安全運転をサポートするトヨタセーフティセンスを全車に搭載していることも特徴です。
グレードと価格の比較
ここではセレナとアルファードの価格を紹介します。同じグレードでもハイブリッド車とガソリン車、2WD車と4WD車によって価格が異なります。セレナのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
e-POWER X(2WD) | 3,198,800円 |
e-POWER XV(2WD) | 3,499,100円 |
e-POWER ハイウェイスター(2WD) | 3,686,100円 |
e-POWER ルキシオン(2WD) | 4,798,200円 |
e-POWER AUTECH(2WD) | 4,150,300円 |
X(2WD) | 2,768,700円 |
X(4WD) | 3,034,900円 |
XV(2WD) | 3,088,800円 |
XV(4WD) | 3,355,000円 |
ハイウェイスター(2WD) | 3,269,200円 |
ハイウェイスター(4WD) | 3,535,400円 |
AUTECH(2WD) | 3,733,400円 |
AUTECH(4WD) | 3,933,600円 |
アルファードのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
Executive Lounge(2WD) | 8,500,000円 |
Executive Lounge(E-Four) | 8,720,000円 |
Z(2WD) | 6,200,000円 |
Z(E-Four) | 6,420,000円 |
アルファードのグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
Z(2WD) | 5,400,000円 |
Z(4WD) | 5,598,000円 |
外観とボディサイズの比較

セレナのタイプ | ボディサイズ |
---|---|
標準ボディ | 全長4,690mm×全幅1,695mm×全高1,870mm |
ハイウェイスター | 全長4,765mm×全幅1,715mm×全高1,870mm |
ルキシオン | 全長4,765mm×全幅1,715mm×全高1,885mm |
オーテック | 全長4,810mm×全幅1,725mm×全高1,870〜1,895mm |
一方、Lクラスミニバンに分類されるアルファードのボディサイズは以下のとおりです。
アルファードのタイプ | ボディサイズ |
---|---|
全タイプ共通 | 全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,935mm |
なお、セレナもアルファードも一般的な立体駐車場に入庫可能な全長5,000mm未満、全幅1,850mm以下のサイズを満たしているため使い勝手がよいでしょう。
室内の広さを比較

セレナ | 室内長3,145mm×室内幅1,545mm×室内高1,400mm |
アルファード | 室内長3,005mm×室内幅1,660mm×室内高1,360mm |
アルファード (先代モデル) | 室内長3,210mm×室内幅1,590mm×室内高1,400mm |
なお、セレナは8人乗りが基本ですが、ルキシオンとオーテックのハイブリッド車のみ7人乗りです。
「世界基準の大空間高級サルーン」をコンセプトに開発されているアルファードの室内サイズは余裕のある設計となっています。先代モデルより室内長と室内高はコンパクトになりましたが、室内幅が大きくなったことで広く感じられるでしょう。前後席間距離も拡大し、圧迫感を感じにくいです。
また、車内には電動リクライニングシートやオットマンなどを備え、ゆったりとくつろげるようインテリアも工夫されており、ファミリーカーとしてだけでなくショーファーカーとしても選ばれている車種です。
燃費性能の比較
セレナとアルファードの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。セレナのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
e-POWER X(2WD) | 20.6km/L | 21.3km/L | 22.5km/L | 19.2km/L |
e-POWER XV(2WD) e-POWERハイウェイスター(2WD) |
19.3km/L | 19.7km/L | 20.7km/L | 18.3km/L |
e-POWER ルキシオン(2WD) | 18.4km/L | 20.4km/L | 19.5km/L | 17.0km/L |
セレナのグレード (ガソリン車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
X(2WD) | 13.4km/L | 9.8km/L | 14.0km/L | 15.4km/L |
XV(2WD) ハイウェイスター(2WD) |
13.0km/L | 9.5km/L | 13.6km/L | 14.9km/L |
X(4WD) XV(4WD) ハイウェイスター(4WD) |
11.6km/L | 8.6km/L | 11.9km/L | 13.4km/L |
アルファードのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
ハイブリッド車 Executive Lounge(2WD/E-Four) |
17.5km/L | 15.3km/L | 19.0km/L | 17.6km/L |
ハイブリッド車 Z(2WD/E-Four) |
17.7km/L | 15.6km/L | 19.3km/L | 17.8km/L |
ガソリン車 Z(2WD/4WD) |
10.6km/L | 7.2km/L | 11.3km/L | 12.6km/L |
動力性能の比較
こちらではセレナとアルファードの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。
セレナのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 (全グレード) |
DOHC水冷直列3気筒 | 1.433L | 72kW(98PS)/5,600r.p.m |
ガソリン車 (全グレード) |
DOHC水冷直列4気筒 | 1.997L | 110kW(150PS)/6,000r.p.m |
アルファードのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 (全グレード) |
直列4気筒 | 2.487L | 134kW(182PS)/6,000rpm |
ガソリン車 (全グレード) |
直列4気筒 | 2.493L | 140kW(190PS)/6,000rpm |
タイヤサイズの比較
2022年12月より販売されている現行モデルのセレナでは、全グレードで16インチ、205/65R16サイズのタイヤが採用されています。ただし、先代の5代目モデル以前は15インチ、195/65R15サイズのタイヤを基本としつつ、一部に16インチや17インチのタイヤを使用しているグレードもあったため注意しましょう。例えば、e-POWERハイウェイスターVアーバンクロム(2WD)は16インチのタイヤが必要です。
2023年6月に販売開始された現行モデルのアルファードはハイブリッド車で17インチ、225/65R17サイズのタイヤが使用されています。ガソリン車に採用されているのは18インチ、225/60R18です。
また、ハイブリッド車ではオプションにより19インチのタイヤを選ぶことも可能です。
なお、先代モデル以前のアルファードについてはモデルやグレードによって16〜18インチのタイヤが採用されています。
安全装備の比較

「プロパイロット」とは、先行車のスピードに合わせて車間距離を維持したり、ステアリング操作をアシストしたりする機能です。主に高速道路での運転をサポートします。
また、最上級グレードとなるルキシオンにはナビと連動し、状況によってハンドルから手を離せるハンズオフ機能も備えた「プロパイロット2.0」が搭載されています。
アルファードでは2018年よりドライバーの安全を守る「トヨタ セーフティセンス」を全車に搭載。2種類のセンサーが周囲の状況を把握し、衝突を回避する「プリクラッシュセーフティ」、高速道路での車線変更をサポートする「レーンチェンジアシスト」などの先進機能で安全なドライブをサポートします。
また、駐車操作を支援してくれる「アドバンスト パーク」、渋滞時の運転をサポートする「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」の機能を備えた高度運転支援「トヨタチームメイト」も採用されているため、運転時のストレスが軽減されるでしょう。
ラゲッジスペースの比較

セレナ | 奥行360〜2,000mm×幅750〜1,150mm×高さ1,170mm 荷室容量:最大約800L |
アルファード | 奥行65〜1,160mm×幅880〜1,410mm×高さ1,190〜1,330mm 荷室容量:最大1,198L |
おすすめグレードの選び方
セレナもアルファードも複数のグレードが展開されているため、どれを選ぶか迷う人は多いでしょう。複数のグレードがある理由は、それぞれのユーザーのニーズに応えるためです。例えば、通勤や送迎などで街乗り中心の場合とアウトドアがメインの場合では重視すべき項目が異なります。また、予算も大切なポイントです。
ここでは価格・走り性能・装備の3つの観点を重視する人のためにセレナとアルファードのおすすめグレードを紹介します。
価格重視
価格重視の人には、セレナのXグレード、アルファードのZグレードがおすすめです。セレナのXグレードはベースとなるグレードで、車両サイズがややコンパクトな3ナンバーサイズであることも特徴です。ガソリン車とハイブリッド車がありますが、新車での車両本体価格はガソリン車のほうが安く設定されています。ただし、e-POWER搭載のハイブリッド車のほうが燃費性能が高いため、ランニングコストが気になる人はハイブリッド車を選ぶとよいでしょう。
高級ミニバンを代表するアルファードは全体的に価格設定が高いですが、Zグレードであればハイブリッド車で600万円台、ガソリン車は500万円台で購入できる可能性があります。上位グレードのExecutive Loungeと比べるとシートが本革製でなく、合皮である点や装備などに違いがありますが、広々とした車内スペースや上質なエクステリアデザインなどはほぼ同様のため、一般的なミニバンに比べると十分な高級感があると言えるでしょう。
走り重視
セレナではグレードによるパワートレインの違いはありません。ただし、最上位グレードのルキシオンについてはハイブリッド車のみの展開のため、希望する人は注意しましょう。その他のグレードでは、ガソリン車・ハイブリッド車を選択可能です。特に現行モデルのセレナでは第二世代のe-POWERが採用され、出力がパワーアップしています。装備面でも機能が充実したe-POWER XVグレードや、e-POWER ハイウェイスターがおすすめです。
アルファードもガソリン車とハイブリッド車の2種類がありますが、上位グレードのExecutive Loungeはハイブリッド車のみの展開です。フルモデルチェンジによりハイブリッド車のパワートレインはさらにパワフルになり、燃費性能も向上しています。
Executive LoungeまたはZグレードのハイブリッド車がアルファードのおすすめグレードと言えるでしょう。
装備重視
機能性を重視する人には、セレナのXVまたは専用エアロパーツを備えたハイウェイスターがおすすめです。これらのグレードには手が塞がっていても足の動きだけでスライドドアを開閉できるハンズフリーオートスライドドアが標準装備されています。また、オプションで防水シートを選択できるため、アウトドアレジャーの際も便利です。一方、ルキシオンはセレナで唯一「プロパイロット2.0」を搭載しています。ハンズオフ機能など最新の運転サポートを体験した人にはルキシオンをおすすめします。
アルファードの場合、装備を重視する人におすすめなのはExecutive Loungeです。プレミアムナッパ本革シートや伸縮機能付きのパワーオットマンなどアルファードらしいラグジュアリーな室内スペースを楽しめます。
なお、安全性能のトヨタセーフティセンスは全車に搭載されていますが、標準グレードのZの場合は一部メーカーオプションとなる機能があります。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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