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更新日:2024.03.01 / 掲載日:2024.02.20
【2024年版】レクサス NX VS トヨタ RAV4を徹底比較
レクサスのNXとトヨタのRAV4は、どちらも人気のクロスオーバーSUVです。ファミリーカーやアウトドア目的だけでなく、買い物などの普段使い用の車としても活躍してくれるでしょう。
一方で、両車種には広い車内空間やラゲッジスペースといった共通点があることから、どちらを選ぶべきか迷っている人もいるでしょう。
この記事では、NXとRAV4の価格や燃費、室内の広さなどの様々な観点から比較していきます。おすすめのグレードも紹介するため、車選びの参考にしてみてください。

NXはレクサスブランド初のコンパクトSUVとして2014年に誕生しました。
レクサスらしいプレミアムSUVとして、エクステリア・インテリアデザインには輸入車のような高級感があります。なお、トヨタのハリアーは兄弟車です。
同じミドルクラスSUVと比べても室内空間が広く、居住性が高いことが特徴です。アウトドアに加えて旅行や買い物などの荷物の多いときにも使いやすいでしょう。
また、各グレードに “version L”、“F SPORT”が設定されました。“version L”は大型ディスプレイや20インチのアルミホイールなどを装備。“F SPORT”はスポーツタイプらしいエクステリアデザインや専用ホイールなどを特徴としています。

RAV4は1994年に誕生したクロスオーバーSUVです。力強さを感じさせるエクステリアデザイン、大容量のラゲージスペース、高い走行性能を特徴とし、街中だけでなく旅行やアウドドアでも活躍するでしょう。
2020年にはプラグインハイブリッド車のモデルも登場。パワフルな走りを楽しめるだけでなく、環境にも配慮されています。国内外で愛されるトヨタのグローバルコアモデルの一つとして人気の車種です。
現行モデルは2019年に販売開始された5代目です。先代モデルである4代目は海外で高い人気を集めた一方、日本国内では販売されていません。国内では3代目が2016年に販売終了したため、3年ぶりの復活として話題になりました。
5代目のRAV4と2005年に発売された3代目の主な違いは、エクステリアデザインとパワートレインです。武骨とも言えるタフなイメージはアウトドアにぴったりと言えるでしょう。また、一部のグレードでハイブリッド車を設定。燃費性能も大幅に向上しています。
どちらのモデルも複数のグレードを展開しています。メーカー小売希望価格を紹介しますので、予算に合わせて選びましょう。
RAV4のほうが全体的に手が届きやすい価格帯に設定されていると言えます。
どちらの車種も中古車であれば、よりリーズナブルに購入できる可能性があるためチェックしてみるのもおすすめです。

ここでは、NXとRAV4のボディサイズを比較します。グレードごとのサイズは下記の通りです。
NXは全グレードでボディサイズが共通している一方で、RAV4は全長・全高に若干の違いがあります。
なお、一般的に幅1,800mm〜1,850mm以下、高さ1,550mm以下という制限がある機械式駐車場には入庫できないため、初めて行く場所などでは注意が必要です。

NXとRAV4はどちらも広々とした室内スペースを誇る車種です。具体的なサイズは以下の通りです。
室内スペースの広さを比べると、RAV4のほうがやや余裕があると言えるでしょう。
どちらも低燃費であるものの、特にガソリン車についてはRAV4のほうが燃費性能は高い傾向にあります。
動力性能については大きな違いはありません。なお、特に力強い走りを楽しみたい人にはNX350 “F SPORT”がおすすめです。
NXはグレードごとに2種類、RAV4は3種類のタイヤサイズに分かれています。

NXは全グレードに予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を装備しています。例えば、衝突を回避するプリクラッシュセーフティ、高速道路での運転をスムーズにする全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールといった機能があります。なお、グレードによって搭載されている機能は異なり、一部の機能はメーカーオプションです。
RAV4は全グレードに先進安全機能「Toyota Safety Sense」を搭載しており、セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉に認定されています。2種類のセンサーと5つの先進機能で安全な運転をサポートします。なお、XとAdventureグレードについては一部の機能がメーカーオプションであることに注意しましょう。

こちらでは、NXとRAV4のラゲッジスペースを比較します。
ラゲッジスペースについてはNXのほうがより広い空間を確保できます。
RAV4の場合、標準グレードの「X」が最も安価なグレードです。特に2WDのガソリン車モデルは300万円以下で購入できます。
RAV4については「Adventure」がおすすめです。SUVらしさを強調するパワフルなデザインで、オフロードでの走行に向いています。
RAV4の場合は「Z」がおすすめです。フロントウインドウで安全性能の作動状況などを確認できるカラーヘッドアップディスプレイや、最上位グレードらしい上質なデザインが魅力です。
※本記事は、2024年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
一方で、両車種には広い車内空間やラゲッジスペースといった共通点があることから、どちらを選ぶべきか迷っている人もいるでしょう。
この記事では、NXとRAV4の価格や燃費、室内の広さなどの様々な観点から比較していきます。おすすめのグレードも紹介するため、車選びの参考にしてみてください。

この記事の目次
レクサス NXのプロフィール

レクサスらしいプレミアムSUVとして、エクステリア・インテリアデザインには輸入車のような高級感があります。なお、トヨタのハリアーは兄弟車です。
同じミドルクラスSUVと比べても室内空間が広く、居住性が高いことが特徴です。アウトドアに加えて旅行や買い物などの荷物の多いときにも使いやすいでしょう。
先代モデルとの比較
2014年に誕生したNXは、2021年に初めてのフルモデルチェンジが行われています。レクサスブランドらしい高級感や高い走行性能を維持しつつ、パワートレインの強化や新グレードの追加などが実施されました。特にプラグインハイブリッド車モデルが追加されたことは大きな違いです。また、各グレードに “version L”、“F SPORT”が設定されました。“version L”は大型ディスプレイや20インチのアルミホイールなどを装備。“F SPORT”はスポーツタイプらしいエクステリアデザインや専用ホイールなどを特徴としています。
トヨタ RAV4のプロフィール

2020年にはプラグインハイブリッド車のモデルも登場。パワフルな走りを楽しめるだけでなく、環境にも配慮されています。国内外で愛されるトヨタのグローバルコアモデルの一つとして人気の車種です。
先代モデルとの比較
1994年に初代のRAV4が発売されて以降、複数回のモデルチェンジが行われています。現行モデルは2019年に販売開始された5代目です。先代モデルである4代目は海外で高い人気を集めた一方、日本国内では販売されていません。国内では3代目が2016年に販売終了したため、3年ぶりの復活として話題になりました。
5代目のRAV4と2005年に発売された3代目の主な違いは、エクステリアデザインとパワートレインです。武骨とも言えるタフなイメージはアウトドアにぴったりと言えるでしょう。また、一部のグレードでハイブリッド車を設定。燃費性能も大幅に向上しています。
グレードと価格の比較
ここからは、NXとRAV4の価格を比較していきます。どちらのモデルも複数のグレードを展開しています。メーカー小売希望価格を紹介しますので、予算に合わせて選びましょう。
NXのグレード (プラグインハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
NX450h+ “version L”(AWD) | 7,295,000円 |
NX450h+ “F SPORT”(AWD) | 7,535,000円 |
NXのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
NX350h “version L”(2WD・AWD) | 6,176,000円〜6,446,000円 |
NX350h “F SPORT”(2WD・AWD) | 6,176,000円〜6,446,000円 |
NX350h(2WD/AWD) | 5,200,000円〜5,470,000円 |
NXのグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
NX350 “F SPORT”(AWD) | 6,086,000円 |
NX250 “version L”(2WD・AWD) | 5,526,000円〜5,796,000円 |
NX250(2WD・AWD) | 4,550,000円〜4,820,000円 |
RAV4のグレード (プラグインハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
Z(E-Four) | 5,633,000円 |
RAV4のグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
X(2WD) | 3,538,000円 |
X(E-Four) | 3,791,000円 |
G(E-Four) | 4,304,000円 |
Adventure(E-Four) | 4,303,000円 |
特別仕様車Adventure“OFFROAD package II”(E-Four) | 4,503,000円 |
RAV4のグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
X(2WD) | 2,938,000円 |
X(4WD) | 3,169,000円 |
G(4WD) | 3,666,000円 |
Adventure(4WD) | 3,684,000円 |
G“Z package”(4WD) | 3,836,000円 |
特別仕様車Adventure“OFFROAD package II”(4WD) | 3,884,000円 |
どちらの車種も中古車であれば、よりリーズナブルに購入できる可能性があるためチェックしてみるのもおすすめです。
外観とボディサイズの比較

NXのグレード | ボディサイズ |
---|---|
全グレード共通 | 全長4,660mm×全幅1,865mm ×全高1,660mm |
RAV4のグレード | ボディサイズ |
---|---|
X(ハイブリッド車、ガソリン車) G(ハイブリッド車、ガソリン車) |
全長4,600mm×全幅1,855mm ×全高1,685mm |
Adventure(ハイブリッド車、ガソリン車) | 全長4,610mm×全幅1,865mm ×全高1,690m |
G“Z package”(ガソリン車) | 全長4,600mm×全幅1,855mm ×全高1,690m |
なお、一般的に幅1,800mm〜1,850mm以下、高さ1,550mm以下という制限がある機械式駐車場には入庫できないため、初めて行く場所などでは注意が必要です。
室内の広さを比較

NX | 室内長1,805mm×室内幅1,520mm×室内高1,195mm |
---|---|
RAV4 | 室内長1,890mm×室内幅1,515mm×室内高1,230mm |
室内スペースの広さを比べると、RAV4のほうがやや余裕があると言えるでしょう。
燃費性能の比較
NXとRAV4のグレードごとの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。NXのグレード (プラグインハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
NX450h+ “version L”(AWD) NX450h+ “F SPORT”(AWD) |
19.6km/L | 17.2km/L | 21.0km/L | 20.0km/L |
NXのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
NX350h “version L”(2WD) NX350h “F SPORT”(2WD) |
20.9km/L | 18.2km/L | 22.5km/L | 21.3km/L |
NX350h “version L”(AWD) NX350h “F SPORT”(AWD) |
19.9km/L | 17.6km/L | 21.0km/L | 20.4km/L |
NX350h(2WD) | 22.2km/L | 19.2km/L | 24.4km/L | 22.4km/L |
NX350h(AWD) | 21.6km/L | 18.7km/L | 23.5km/L | 21.9km/L |
NXのグレード (ガソリン車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
NX350 “F SPORT”(AWD) | 11.7km/L | 8.7km/L | 11.6km/L | 13.8km/L |
NX250 “version L”(2WD) | 13.9km/L | 10.2km/L | 13.9km/L | 16.3km/L |
NX250 “version L”(AWD) | 13.5km/L | 10.2km/L | 13.5km/L | 15.6km/L |
NX250(2WD) | 14.4km/L | 10.6km/L | 14.5km/L | 16.9km/L |
NX250(AWD) | 13.9km/L | 10.3km/L | 13.9km/L | 16.4km/L |
RAV4のグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
X(2WD/E-Four) | 20.6km/L | 18.1km/L | 22.4km/L | 20.7km/L |
G(E-Four) | 20.6km/L | 18.1km/L | 22.4km/L | 20.7km/L |
Adventure(E-Four) | 20.3km/L | 17.9km/L | 22.4km/L | 20.1km/L |
RAV4のグレード (ガソリン車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
X(2WD/4WD) | 15.2km/L | 11.5km/L | 15.5km/L | 17.4km/L |
G(4WD) | 15.2km/L | 11.5km/L | 15.5km/L | 17.4km/L |
G“Z package” Adventure(4WD) |
15.2km/L | 11.5km/L | 15.3km/L | 17.5km/L |
動力性能の比較
こちらでは、NXとRAV4の動力性能を紹介します。NXのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
プラグインハイブリッド車 ハイブリッド車 |
直列4気筒 | 2.487L | 140kW(190PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車(NX350 “F SPORT”) | 直列4気筒インタークーラー付ターボ | 2.393L | 205kW(279PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車(NX250 “version L”・NX250) | DOHC水冷直列4気筒 | 2.487L | 148kW(201PS)/6,600r.p.m |
RAV4のグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車全グレード | 直列4気筒 | 2.487L | 131kW(178PS)/5,700rpm |
ガソリン車全グレード | 直列4気筒 | 1.986L | 126kW(171PS)/6,600rpm |
タイヤサイズの比較
こちらでは、NXとRAV4で使用されているタイヤサイズをグレードごとに紹介します。NXのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
NX450h+ “version L” NX450h+ “F SPORT” |
235/50R20 |
NX350h “version L” NX350h “F SPORT” |
235/50R20 |
NX350h | 235/60R18 |
NX350 “F SPORT” | 235/50R20 |
NX250 “version L” | 235/50R20 |
NX250 | 235/60R18 |
RAV4のグレード | タイヤサイズ |
---|---|
X | 225/65R17 |
G | 225/60R18 |
G“Zpackage” Adventure・Z |
235/55R19 |
安全装備の比較

RAV4は全グレードに先進安全機能「Toyota Safety Sense」を搭載しており、セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉に認定されています。2種類のセンサーと5つの先進機能で安全な運転をサポートします。なお、XとAdventureグレードについては一部の機能がメーカーオプションであることに注意しましょう。
ラゲッジスペースの比較

NX | 奥行982mm×幅1,006〜1,387mm×高さ450mm 荷室容量:約1,411L(リヤシート格納時) |
---|---|
RAV4 ハイブリッド車 ガソリン車 |
奥行780〜2,060mm×幅1,000〜1,355mm×高さ795〜935mm 荷室容量:最大1,185L(デッキボード下段・リヤシート格納時) |
RAV4 プラグインハイブリッド車 |
奥行780〜2,060mm×幅1,000〜1,355mm×高さ755〜845mm 荷室容量:最大1,168L(デッキアンダートレイ収納スペース以外・リヤシート格納時) |
おすすめグレードの選び方
ここからは、NXとRAV4について「価格」「走行性能」「装備」の3つの観点からおすすめグレードを紹介していきます。価格重視
価格を重視される人には、NXの中で唯一500万円以下で購入可能なグレードである「NX250」がおすすめです。ただし、ガソリン車モデルはハイブリッド車に比べると燃費性能が劣ります。コストパフォーマンスも気になる方はハイブリッド車モデルの中で最も手頃な価格帯である「NX350h」がおすすめです。RAV4の場合、標準グレードの「X」が最も安価なグレードです。特に2WDのガソリン車モデルは300万円以下で購入できます。
走り重視
NXはプラグインハイブリッド車・ハイブリッド車・ガソリン車のどのグレードにも2.5Lエンジンを搭載しており、パワフルな走りを期待できます。ただし、特に力強さを重視する人には「NX350“F SPORT”」がおすすめです。全グレードの中で唯一2.4Lインタークーラー付ターボエンジンを搭載しており、格別な走りを楽しめるでしょう。RAV4については「Adventure」がおすすめです。SUVらしさを強調するパワフルなデザインで、オフロードでの走行に向いています。
装備重視
装備を重視してNXを選択する場合は「NX450h+ “version L”」がおすすめです。プラグインハイブリッドシステムを採用し、高い燃費性能を持つのに加えて、より高級感のあるインテリアや豊富な安全機能が他のグレードとの違いです。例えば、高速道路や自動車専用道路での運転を支援するレーンチェンジアシストといった機能を利用できます。RAV4の場合は「Z」がおすすめです。フロントウインドウで安全性能の作動状況などを確認できるカラーヘッドアップディスプレイや、最上位グレードらしい上質なデザインが魅力です。
※本記事は、2024年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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