中古車購入チェックポイント
更新日:2024.06.23 / 掲載日:2024.03.07
【2024年版】ホンダ フリードVSトヨタ ヴォクシーを徹底比較
ホンダ フリードとトヨタ ヴォクシーは両車種ともファミリーカーとして幅広い世代に愛されている車です。居住性の豊かさやシートアレンジによる積載性の良さなどミニバンタイプのメリットを存分に楽しめます。
一方で、「ファミリーカーとして購入する場合、自分にとってはどちらの車が適しているか」と頭を抱えている方もいるでしょう。
この記事では、フリードとヴォクシーのサイズや価格、燃費など様々な角度からそれぞれの車を比較していきます。おすすめのグレードも紹介するので、お気に入りの車選びの参考にしてみてください。
【2023年版】ホンダ フリードVSホンダ フリードクロスターを徹底比較
【2023年版】ホンダ フリードVSトヨタ シエンタを徹底比較
【2024年版】ホンダ フリードVSホンダ N-BOXを徹底比較

ホンダ フリードは、2008年から販売が始まったコンパクトタイプのミニバンです。日々の暮らしに溶け込むようなシンプルなデザインと必要十分な居住空間が、若いファミリー層を対象とした絶大な人気を誇っています。
「いつでも」「どこでも」「だれでも」と用途に縛られない「7days Wonderful Mobility」をコンセプトに開発されており、2列タイプや3列タイプなどライフスタイルにあった車の選択肢を提供しています。
ここでは、直近のモデルチェンジにスポットをあてて紹介します。
初代フリードは2008年~2016年まで販売されました。初代のコンセプトは「フリーライフ・クリエイション」とされており、コンパクトなボディサイズながら居住空間の快適性を追求された作りが特徴です。
乗車人数は5人乗り、7人乗り、8人乗りに分かれたパッケージが用意されており、ライフスタイルや利用シーンに応じた多彩なパッケージが選べました。
また、全グレードで低床設計を採用しているため、老若男女問わず乗り降りしやすい点が魅力です。
2代目は2016年から販売されています。先代からのモデルチェンジにより乗車人数の設定が見直され、8人乗りのパッケージが廃止されています。
また、グレード名も乗車人数で分けられていた初代と比べて「フリード」「フリード+」のようにカテゴリー分けがなされました。
2019年にはマイナーチェンジがおこなわれており、エクステリアデザインの変更や新グレードである「CROSSTAR」が追加されました。ミニバンにSUVのテイストが織り込まれた点が特徴です。
また、安全装備である「ホンダセンシング」が全グレードに標準搭載され、今まで以上に運転に集中できるように生まれ変わっています。

トヨタ ヴォクシーは2001年に販売が始まったミドルクラスのミニバンです。同時に発売された「ノア」との兄弟車としてデビューし、こちらも若年ファミリー層向けに絶大な人気を誇っています。
優しいフロントマスクのノアとは対照的にワイルドかつ硬派なフロントデザインを採用したことでキャラクター分けも成功し、ミニバン人気の火付け役となりました。
現行モデルは「自分たちらしさ」をモットーに、先鋭的かつ大胆なフロントデザインと開放的なコックピット、快適な後席の居住空間と魅力がふんだんに盛り込まれています。
ミニバンの最先端を走り抜けたからこそ、様々な人のニーズに応えられる車として愛され続けています。
2代目ヴォクシーは2007年~2014年まで販売されました。コンセプトは初代から継続されているものの、5ナンバーのみの展開だった初代に対して一部グレードでは3ナンバーが展開されました。グレード展開の変化に伴いトランスミッションもCVTに変化しています。
3代目ヴォクシーは2014年~2022年まで販売されました。ボディサイズは5ナンバーをキープしつつもエンジンを進化させています。2代目まではガソリンエンジン車のみの展開でしたが、3代目から1.8Lリッター直4エンジンに電気モーターが加わったハイブリッドエンジン車が追加されています。
現行の4代目ヴォクシーは2022年から販売されており、最大の変更点はプラットフォームの進化です。新しくトヨタの新プラットフォームであるTNGAが採用されたことで、ボディサイズが拡大されました。また、定評のあった使い勝手やユーティリティはさらに追及され、安全機能もアップデートされています。
車を購入する際に最も気になる観点が価格です。フリードとヴォクシーはともにバラエティ豊かなグレード設定が特徴です。希望の装備内容や仕様によって価格の幅があるため予算にあわせて選択しましょう。
価格を比較するとフリードのほうがお求めになりやすい金額と言えるでしょう。
なお、車の購入は新車だけでなく、中古車という選択肢もあります。両車種とも人気が高く、中古車市場において豊富な取り扱いがあるため、チェックしてみるのがおすすめです。

ここからは、フリードとヴォクシーのボディサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
コンパクトミニバンのフリードと比較するとミドルサイズミニバンのヴォクシーはサイズが大きくなっています。しかし、サイズが大きいからこそのデメリットも認識しておかなければなりません。
立体駐車場においては駐車できる車のサイズ制限があります。そのため、ミニバンの購入を検討しているのであれば、希望する車の車幅と車高に注意しましょう。
特に機械式駐車場であれば、全幅は1,800~1,850mm以下、全高は1,550~2,100mm以下に設定されているケースがあります。2段式の機械式駐車場の場合、上段は全高が制限されないものの、下段は両車種とも駐車できないかもしれません。そのため、今後利用予定の駐車場のサイズ感に注意しましょう。


両車種とも各メーカーを代表する先進の安全機能が搭載されています。
フリードには全グレードに「HONDA SENSING」が搭載されています。
ヴォクシーにはグレードによって「Toyota Safety Sense」が設定されています。また、緊急時操舵支援は全グレードにおいてメーカーオプション機能です。アダプティブハイビームシステムはS-Zグレードのみメーカーオプションで選択可能です。
基本的な安全性能の充実度合いはフリードのほうが優れているでしょう。

ここでは、フリードとヴォクシーのラゲッジスペースを比較します。具体的なサイズ感は下記の通りです。
最大積載量を比較するとヴォクシーのほうが荷物を多く載せられます。買いだめや大きい荷物を積む機会が多いのであればヴォクシーを選ぶことをおすすめします。
・フリード
HYBRID G(7人乗り FF):2,710,400円(税込)
フリードは全グレードお求めやすい金額です。特に燃費の良いハイブリッド車の車両価格は大半が300万円を切っています。初期費用およびランニングコストにおいてもコストパフォーマンスが高いと考えられます。その中でもおすすめなのが、HYBRID G(7人乗り FF)です。
・ヴォクシー
HYBRID S-G(7人乗り E-Four):3,660,000円(税込)
初期費用こそフリードよりも高額ですが、燃費のよいエンジン性能を兼ね備えているため運転する年月が長くなればなるほどトータルコストは同等になります。
乗車人数や必要な装備など、ニーズによって求める価格は両車種とも異なるため、購入時に重視したいポイントを整理して選びましょう。
・フリード
ガソリン車 Modulo X
専用のエアロデザインやサスペンションが特徴的で、スポーティーな走りを叶えます。
・ヴォクシー
ガソリン車 全グレード
総排気量が多く最大出力も申し分ないため、多人数で移動する場合においても加速に不満をもつことは少ないでしょう。
・フリード
CROSSTAR
専用のフロントグリルは迫力あるデザインで、他のグレードとの差別化が図られています。また、インテリアにおいても専用のコンビシートが採用され、落ち着きと高級感が漂う仕様です。
・ヴォクシー
S-Z
上位グレードなので、シートヒーターや両側パワードアが標準装備です。ファミリーで使う場合、両側スライドドアは利便性が高いため魅力的と言えるでしょう。
※本記事は、2024年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
一方で、「ファミリーカーとして購入する場合、自分にとってはどちらの車が適しているか」と頭を抱えている方もいるでしょう。
この記事では、フリードとヴォクシーのサイズや価格、燃費など様々な角度からそれぞれの車を比較していきます。おすすめのグレードも紹介するので、お気に入りの車選びの参考にしてみてください。

この記事の目次
ホンダ フリードのプロフィール

「いつでも」「どこでも」「だれでも」と用途に縛られない「7days Wonderful Mobility」をコンセプトに開発されており、2列タイプや3列タイプなどライフスタイルにあった車の選択肢を提供しています。
先代モデルとの比較
フリードは現行モデルに至るまで、1回のフルモデルチェンジと1回のマイナーチェンジが行われています。ここでは、直近のモデルチェンジにスポットをあてて紹介します。
初代フリードは2008年~2016年まで販売されました。初代のコンセプトは「フリーライフ・クリエイション」とされており、コンパクトなボディサイズながら居住空間の快適性を追求された作りが特徴です。
乗車人数は5人乗り、7人乗り、8人乗りに分かれたパッケージが用意されており、ライフスタイルや利用シーンに応じた多彩なパッケージが選べました。
また、全グレードで低床設計を採用しているため、老若男女問わず乗り降りしやすい点が魅力です。
2代目は2016年から販売されています。先代からのモデルチェンジにより乗車人数の設定が見直され、8人乗りのパッケージが廃止されています。
また、グレード名も乗車人数で分けられていた初代と比べて「フリード」「フリード+」のようにカテゴリー分けがなされました。
2019年にはマイナーチェンジがおこなわれており、エクステリアデザインの変更や新グレードである「CROSSTAR」が追加されました。ミニバンにSUVのテイストが織り込まれた点が特徴です。
また、安全装備である「ホンダセンシング」が全グレードに標準搭載され、今まで以上に運転に集中できるように生まれ変わっています。
トヨタ ヴォクシーのプロフィール

優しいフロントマスクのノアとは対照的にワイルドかつ硬派なフロントデザインを採用したことでキャラクター分けも成功し、ミニバン人気の火付け役となりました。
現行モデルは「自分たちらしさ」をモットーに、先鋭的かつ大胆なフロントデザインと開放的なコックピット、快適な後席の居住空間と魅力がふんだんに盛り込まれています。
ミニバンの最先端を走り抜けたからこそ、様々な人のニーズに応えられる車として愛され続けています。
先代モデルとの比較
ヴォクシーは2001年の販売開始から、3回のフルモデルチェンジが行われました。ここでは、直近3世代の変遷について紹介します。2代目ヴォクシーは2007年~2014年まで販売されました。コンセプトは初代から継続されているものの、5ナンバーのみの展開だった初代に対して一部グレードでは3ナンバーが展開されました。グレード展開の変化に伴いトランスミッションもCVTに変化しています。
3代目ヴォクシーは2014年~2022年まで販売されました。ボディサイズは5ナンバーをキープしつつもエンジンを進化させています。2代目まではガソリンエンジン車のみの展開でしたが、3代目から1.8Lリッター直4エンジンに電気モーターが加わったハイブリッドエンジン車が追加されています。
現行の4代目ヴォクシーは2022年から販売されており、最大の変更点はプラットフォームの進化です。新しくトヨタの新プラットフォームであるTNGAが採用されたことで、ボディサイズが拡大されました。また、定評のあった使い勝手やユーティリティはさらに追及され、安全機能もアップデートされています。
グレードと価格の比較
ここからはフリードとヴォクシーの価格を比較します。車を購入する際に最も気になる観点が価格です。フリードとヴォクシーはともにバラエティ豊かなグレード設定が特徴です。希望の装備内容や仕様によって価格の幅があるため予算にあわせて選択しましょう。
フリードのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
G 6人乗り(FF) | 2,688,400円(税込) |
G 7人乗り(FF) | 2,710,400円(税込) |
G 6人乗り(4WD) | 2,853,400円(税込) |
G 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(FF) | 2,754,400円(税込) |
G 特別仕様車 BLACK STYLE 7人乗り(FF) | 2,776,400円(税込) |
G 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(4WD) | 2,919,400円(税込) |
CROSSTAR 6人乗り(FF) | 2,957,900円(税込) |
CROSSTAR 6人乗り(4WD) | 3,122,900円(税込) |
CROSSTAR 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(FF) | 3,033,800円(税込) |
CROSSTAR 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(4WD) | 3,198,800円(税込) |
フリードのグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
G 6人乗り(FF) | 2,330,900円(税込) |
G 7人乗り(FF) | 2,352,900円(税込) |
G 6人乗り(4WD) | 2,495,900円(税込) |
G 7人乗り(4WD) | 2,517,900円(税込) |
G 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(FF) | 2,468,400円(税込) |
G 特別仕様車 BLACK STYLE 7人乗り(FF) | 2,490,400円(税込) |
CROSSTAR 6人乗り(FF) | 2,627,900円(税込) |
CROSSTAR 6人乗り(4WD) | 2,792,900円(税込) |
CROSSTAR 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(FF) | 2,703,800円(税込) |
CROSSTAR 特別仕様車 BLACK STYLE 6人乗り(4WD) | 2,868,800円(税込) |
Modulo X 6人乗り(FF) | 3,005,200円(税込) |
Modulo X 7人乗り(FF) | 3,027,200円(税込) |
ヴォクシーのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
S-Z(E-Four) | 3,960,000円(税込) |
S-Z(2WD) | 3,740,000円(税込) |
S-G(E-Four) | 3,660,000円(税込) |
S-G(2WD 8人乗り) | 3,440,000円(税込) |
S-G(2WD 7人乗り) | 3,740,000円(税込) |
ヴォクシーのグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
S-Z(4WD) | 3,588,000円(税込) |
S-Z(2WD) | 3,390,000円(税込) |
S-G(4WD 8人乗り) | 3,288,000円(税込) |
S-G(4WD 7人乗り) | 3,288,000円(税込) |
S-G(2WD 8人乗り) | 3,090,000円(税込) |
S-G(2WD 7人乗り) | 3,090,000円(税込) |
なお、車の購入は新車だけでなく、中古車という選択肢もあります。両車種とも人気が高く、中古車市場において豊富な取り扱いがあるため、チェックしてみるのがおすすめです。
外観とボディサイズの比較

フリード | 全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710〜1,735mm |
---|---|
ヴォクシー | 全長4,695mm×全幅1,730mm ×全高1,895〜1,925mm |
立体駐車場においては駐車できる車のサイズ制限があります。そのため、ミニバンの購入を検討しているのであれば、希望する車の車幅と車高に注意しましょう。
特に機械式駐車場であれば、全幅は1,800~1,850mm以下、全高は1,550~2,100mm以下に設定されているケースがあります。2段式の機械式駐車場の場合、上段は全高が制限されないものの、下段は両車種とも駐車できないかもしれません。そのため、今後利用予定の駐車場のサイズ感に注意しましょう。
室内の広さを比較

ここからは、フリードとヴォクシーの室内空間を比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
フリード | 室内長3,045mm×室内幅1,455mm×室内高1,275〜1,285mm |
---|---|
ヴォクシー | 室内長2,805mm×室内幅1,470mm×室内高1,405mm |
室内空間においては、おおよそ両車種とも同じくらいと言えます。しかし、ヴォクシーの方が高さがあることから広く感じるかもしれません。
燃費性能の比較
ここからは、フリードとヴォクシーの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)を比較していきます。
フリードのグレード (ハイブリッド車) | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
G 6人乗り(FF) G 特別仕様車BLACK STYLE 6人乗り(FF) | 20.9km/L | 17.9km/L | 21.6km/L | 22.0km/L |
G 7人乗り(FF) G 特別仕様車BLACK STYLE 7人乗り(FF) | 20.9km/L | 17.9km/L | 21.6km/L | 22.0km/L |
G 6人乗り(4WD) G 特別仕様車BLACK STYLE 6人乗り(4WD) | 19.8km/L | 17.0km/L | 21.3km/L | 20.3km/L |
CROSSTAR(FF) CROSSTAR 特別仕様車BLACK STYLE(FF) | 20.9km/L | 17.9km/L | 21.6km/L | 22.0km/L |
CROSSTAR(4WD) CROSSTAR 特別仕様車BLACK STYLE(4WD) | 19.8km/L | 17.0km/L | 21.3km/L | 20.3km/L |
フリードのグレード (ガソリン車) | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
G(FF) G 特別仕様車BLACK STYLE(FF) | 17.0km/L | 13.2km/L | 17.6km/L | 18.9km/L |
G(4WD) G 特別仕様車BLACK STYLE(4WD) | 15.6km/L | 12.2km/L | 16.2km/L | 17.2km/L |
CROSSTAR(FF) CROSSTAR 特別仕様車BLACK STYLE(FF) | 17.0km/L | 13.2km/L | 17.6km/L | 18.9km/L |
CROSSTAR(4WD) CROSSTAR 特別仕様車BLACK STYLE(4WD) | 15.6km/L | 12.2km/L | 16.2km/L | 17.2km/L |
ヴォクシーのグレード (ハイブリッド車) | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
S-Z(7人乗り 2WD) | 23.0km/L | 22.2km/L | 25.0km/L | 22.1km/L |
S-Z(7人乗り E-Four) | 22.0km/L | 22.0km/L | 23.9km/L | 20.9km/L |
S-G(7人乗り 2WD) S-G(8人乗り 2WD) | 23.0km/L | 22.2km/L | 25.0km/L | 22.1km/L |
S-G(7人乗り E-Four) | 22.0km/L | 22.0km/L | 23.9km/L | 20.9km/L |
ヴォクシーのグレード (ガソリン車) | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
S-Z(7人乗り 2WD) S-G(7人乗り 2WD) S-G(8人乗り 2WD) | 15.0km/L | 11.4km/L | 15.3km/L | 16.9km/L |
S-Z(7人乗り 4WD) S-G(7人乗り 4WD) S-G(8人乗り 4WD) | 14.3km/L | 11.4km/L | 15.3km/L | 16.1km/L |
燃費性能が優れているグレードは両車種ともハイブリッド車でしょう。その中でも、ヴォクシーのS-Z(2WD)とS-G(2WD)は燃費が最も優れています。
動力性能の比較
こちらでは、フリードとヴォクシーの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。
フリードのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車全グレード | 水冷直列4気筒横置 | 1.496L | 81kW(110PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車全グレード | 水冷直列4気筒横置 | 1.496L | 95kW(129PS)/6,600r.p.m |
ヴォクシーのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車全グレード | 直列4気筒 | 1.797L | 72kW(98PS)/5,200r.p.m |
ガソリン車全グレード | 直列4気筒 | 1.986L | 125kW(170PS)/6,600r.p.m |
総排気量に着目するとヴォクシーのほうが大きいため、パワーのある走りを期待する場合はヴォクシーが優れています。
タイヤサイズの比較
ここではフリードとヴォクシーのタイヤサイズを比較します。具体的なサイズ感は下記の通りです。
フリード | 185/65R15 |
---|---|
ヴォクシー | S-Z:205/55R17(2WD)、205/60R16(E-Four、4WD) S-G:205/60R16 |
安全装備の比較

フリードには全グレードに「HONDA SENSING」が搭載されています。
ヴォクシーにはグレードによって「Toyota Safety Sense」が設定されています。また、緊急時操舵支援は全グレードにおいてメーカーオプション機能です。アダプティブハイビームシステムはS-Zグレードのみメーカーオプションで選択可能です。
基本的な安全性能の充実度合いはフリードのほうが優れているでしょう。
ラゲッジスペースの比較

フリード | 奥行1,085〜1,445mm×幅1,160mm×高さ1,240mm 荷室容量:約1,257L |
---|---|
ヴォクシー | 奥行270~1,650mm×幅960~1,240mm×高さ1,220mm 荷室容量:最大1,732L |
おすすめグレードの選び方
ここからは、フリードとヴォクシーにおいて「価格」「走行性」「装備」の3つの観点からおすすめのグレードを紹介します。価格重視
価格を重視する場合、以下のグレードがおすすめです。・フリード
HYBRID G(7人乗り FF):2,710,400円(税込)
フリードは全グレードお求めやすい金額です。特に燃費の良いハイブリッド車の車両価格は大半が300万円を切っています。初期費用およびランニングコストにおいてもコストパフォーマンスが高いと考えられます。その中でもおすすめなのが、HYBRID G(7人乗り FF)です。
・ヴォクシー
HYBRID S-G(7人乗り E-Four):3,660,000円(税込)
初期費用こそフリードよりも高額ですが、燃費のよいエンジン性能を兼ね備えているため運転する年月が長くなればなるほどトータルコストは同等になります。
乗車人数や必要な装備など、ニーズによって求める価格は両車種とも異なるため、購入時に重視したいポイントを整理して選びましょう。
走り重視
走りを重視したい場合、以下のグレードがおすすめです。・フリード
ガソリン車 Modulo X
専用のエアロデザインやサスペンションが特徴的で、スポーティーな走りを叶えます。
・ヴォクシー
ガソリン車 全グレード
総排気量が多く最大出力も申し分ないため、多人数で移動する場合においても加速に不満をもつことは少ないでしょう。
装備重視
装備の豪華さでグレードを選ぶ場合、以下のグレードがおすすめです。・フリード
CROSSTAR
専用のフロントグリルは迫力あるデザインで、他のグレードとの差別化が図られています。また、インテリアにおいても専用のコンビシートが採用され、落ち着きと高級感が漂う仕様です。
・ヴォクシー
S-Z
上位グレードなので、シートヒーターや両側パワードアが標準装備です。ファミリーで使う場合、両側スライドドアは利便性が高いため魅力的と言えるでしょう。
※本記事は、2024年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
この記事の画像を見る