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更新日:2024.04.05 / 掲載日:2024.03.29
【2024年版】トヨタ クラウン VS トヨタ アルファードを徹底比較
車の販売台数、世界第1位を誇るトヨタの中でも、クラウンとアルファードは人気車種として知られています。
セダンの代表とも言えるクラウンと、ミニバンの代表格であるアルファードはそれぞれ良さがあるため、「どちらが自分に適しているのだろう?」と悩むこともあるでしょう。
今回はトヨタのクラウンとアルファードについて燃費や価格、おすすめのグレードなど、様々な観点から比較します。自分に適した1台を選ぶ際の参考にしてみてください。
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トヨタのクラウンは1955年に販売開始された車です。発売から70年近く経つものの、その人気は衰えを知りません。高級なセダンといえばクラウンと真っ先に答える方も多いように、高級車として広く知られています。
近年は高級感だけでなく、スポーティなデザインも特徴的で、これまでのターゲットであった中高年層だけでなく、車にこだわりを持つ若年層にも人気が高くなっています。
歴史のあるクラウンですが、フルモデルチェンジのたびに時代やユーザーが求める姿を反映しています。憧れを表す白いクラウンや、環境に配慮し始めた頃に導入したハイブリッドモデルなど、クラウンを見るとその時代に求められていたものが分かると言えるでしょう。
2008年から2012年まで販売されていたのが13代目クラウンです。この時にハイブリッドモデルが登場し、話題になりました。当時のセダンの「燃費が悪い」というイメージを大きく覆しています。
2012年から2018年まで販売された14代目クラウンでは、デザインが大きく変化します。フロントグリルは先代から大きく変わり、躍動感のあるデザインが若年層の人気を集めました。
また、この頃に「ピンククラウン」というチャーミングなボディカラーも登場します。14代目の後期ではピンククラウンだけでなく、あかね色や空色など、日本の伝統的なカラーもラインナップとして取り揃えています。
15代目クラウンは2018年から2022年まで販売されていたモデルです。走行性能に確かな実績を持ち、ドイツのニュルブルクリンクで鍛え抜かれたボディが安全性を後押しします。ボディデザインはスタイリッシュさが加わり、スポーティなクラウンとして知られています。
そして、2023年11月に16代目のクラウンの予約が開始されました。16代目ではクロスオーバーやワゴンとSUVを融合したエステートなど、セダン以外のラインナップも充実しています。

トヨタのアルファードは高級ミニバンの代名詞として知られる車種です。大きめの車体サイズはファミリー層はもちろん、VIPを載せる商用車としても活用されています。
乗車するとホテルの一室にいるかのような感覚になるラグジュアリーな空間が特徴的です。購入価格は高いものの、本革を使用した電動リクライニングシートやオットマン、内装の細かなこだわりはその価格に納得できるでしょう。
2003年にはハイブリッドモデルが登場し、この頃から最新技術とダイナミックなボディデザインが多くのユーザーを獲得しています。
2008年には2代目アルファードが登場します。2代目では低床化が特徴的で乗り降りがしやすく、かつ安定感のあるモデルに仕上がっています。
なお、このモデルからアルファードⅤとして販売されていたモデルがヴェルファイアとして独立します。ここからアルファードとヴェルファイアは兄弟車種としてミニバン人気を先導していきます。
2015年に販売開始された3代目アルファードは外観のダイナミックさが特徴的です。特に、フロントグリルにおいては縦ラインが入ることで上品さの中にどこかシャープな印象を与えます。「大空間高級サルーン」をコンセプトに、高級セダンに匹敵する室内空間と性能の高さを兼ね備えています。
クラウンは高級セダンと言われることから価格も700〜800万円と高額な設定です。アルファードもミニバンの中では高級な価格帯に該当することから、800万円を超える上級グレードの設定が見られます。しかし、ガソリン車の場合は550万円程度からと比較的お求めやすい価格になっています。
なお、両車種共にその人気の高さから中古車市場で多くの取り扱いがあります。そのため、新車だけでなく状態が良い中古車の検討もおすすめです。

ここではクラウンとアルファードのボディサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
両車種のサイズを考える際に「ミニバンであるアルファードの方が大きいのでは?」と考える方もいるでしょう。しかし、全長についてはクラウンの方が長めに作られています。また、幅についても若干ではありますがクラウンに軍配が上がります。
しかし、高さにおいてはやはりミニバンであるアルファードの方が高めになっています。全高がある分、室内空間を広く感じられるでしょう。

ここではクラウンとアルファードの室内サイズを比較します。具体的な数値は下記の通りです。
居住空間はミニバンであるアルファードの方が有利でしょう。しかし、クラウンもセダンの中では室内をゆったりと確保しており、後部座席に大人が乗っても快適に過ごせるサイズです。
ここでは、クラウンとアルファードの燃費を比較します。具体的な燃費数値は下記の通りです。
※燃料電池車の数値記載はありません。
全般的な燃費性能で比較すると、ハイブリッド車の中でもクラウンの燃費が良いようです。しかし、アルファードのハイブリッド車においても「17km/L」のため、ミニバンの中では比較的高い燃費と言えます。
できる限りランニングコストを抑えたい場合、購入費用は高いもののハイブリッド車の選択がおすすめです。
クラウンのハイブリッド車とアルファードのハイブリッド車を比較するとエンジン種類も排気量も同様のため、走りとしては大きな違いが見られないでしょう。
なお、パワーを重視する場合は燃費性能は低くなるものの、ガソリン車を扱うアルファードがおすすめです。
タイヤサイズで比較するとクラウンの方が大きいものを標準装備しています。そのため、車体全体からもダイナミックなデザインだということが伝わります。
なお、タイヤはインチ数が大きくなると価格が高くなる傾向にあります。インチが1つ変わる程度では数千円ですが、2つ3つと変わるうちに、4本揃えると1万円近く価格が変化する可能性もあります。
タイヤサイズが大きいと迫力あるボディデザインを演出できますが、コスト面では注意が必要です。

クラウンには「トヨタチームメイト」と「Toyota Safety Sense」が搭載されています。
トヨタチームメイトでは「アドバンスパーク」がドライバーの駐車をサポートしてくれます。セダンの場合、車体が大きいため駐車場で苦労する方もいるでしょう。そんな時に駐車支援がついていると狭い場所であってもスムーズな駐車が叶います。
また、渋滞時に支援する機能も備わっています。渋滞時は集中力が散漫になりがちですが、システムがドライバーの挙動を確認し、適切な警告やサポートを行います。
さらに、トヨタ独自の予防安全パッケージであるToyota Safety Senseでは、2種類のセンサーを使い、ドライバーのサポートを行います。ドライバーの高速道路におけるクルージングをサポートしたり車線はみ出しを防止したり、運転時の負担を軽減できます。
また、クラウンは全車が「セーフティサポートカーS<ワイド>」に認定されているため、運転に自信がない方でも安心して購入できるでしょう。
アルファードもクラウン同様、トヨタチームメイトが搭載されています。そのため、駐車時や渋滞時にストレスを軽減できるでしょう。また、Toyota Safety Senseもクラウン同様に搭載されており、「セーフティサポートカーS<ワイド>」の認定も受けています。
安全性能においては両車種ともに優れていると言えるでしょう。

ここでは、クラウンとアルファードのラゲッジスペースを比較します。
アウトドアを楽しむ方や仕事で荷物を多く積む方はラゲッジスペースの広さが気になります。具体的なサイズは下記の通りです。
両車を比較すると、ミニバンであるアルファードの方が荷室容量を広くとってあります。また、高さも十分にあることから、自転車や家電なども積みやすいでしょう。
ラゲッジスペースの具体的な広さを把握したい場合は、ディーラーや中古車販売店で実物の確認がおすすめです。実際にシートを倒してみたりアレンジを行い、購入後のミスマッチを減らしましょう。
車は高価な買い物で、かつ長く愛用するため自分が気になるポイントを重視して後悔しない車選びを行いましょう。
アルファードの場合はガソリン車のZグレード(2WD)がおすすめです。550万円程度から購入できるため、予算を抑えてミニバンを購入したい方におすすめです。
なお、アルファードは人気の車種であることから中古車市場でも多く取扱いがあります。しかし、近年はその需要の高さから、プレミア価格がついているケースが多く見られます。そのため、あらかじめ予算を決めたり、実際に近くのディーラーで実物を見たりして予算オーバーにならないよう注意が必要です。
アルファードにおいては上位グレード「ExecutiveLounge」がおすすめです。直近のフルモデルチェンジでパワートレインがパワフルになり、かつ燃費性能の向上にも成功しています。
アルファードにおいて装備重視で選ぶ場合は「ExecutiveLounge」がおすすめです。クラウン同様にプレミアムナット本革シートを採用しており、室内は高級感あふれる仕様です。また、パワーオットマンやデジタルインナーミラーなど、ふとした瞬間に贅沢さを感じられるでしょう。
車は数年に一度の大きな買い物のため、自分が納得できる1台を選択しましょう。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
セダンの代表とも言えるクラウンと、ミニバンの代表格であるアルファードはそれぞれ良さがあるため、「どちらが自分に適しているのだろう?」と悩むこともあるでしょう。
今回はトヨタのクラウンとアルファードについて燃費や価格、おすすめのグレードなど、様々な観点から比較します。自分に適した1台を選ぶ際の参考にしてみてください。

この記事の目次
トヨタ クラウンのプロフィール

近年は高級感だけでなく、スポーティなデザインも特徴的で、これまでのターゲットであった中高年層だけでなく、車にこだわりを持つ若年層にも人気が高くなっています。
歴史のあるクラウンですが、フルモデルチェンジのたびに時代やユーザーが求める姿を反映しています。憧れを表す白いクラウンや、環境に配慮し始めた頃に導入したハイブリッドモデルなど、クラウンを見るとその時代に求められていたものが分かると言えるでしょう。
先代モデルとの比較
ここからはクラウンの歴史を紹介します。なお、今回は直近3代について解説します。2008年から2012年まで販売されていたのが13代目クラウンです。この時にハイブリッドモデルが登場し、話題になりました。当時のセダンの「燃費が悪い」というイメージを大きく覆しています。
2012年から2018年まで販売された14代目クラウンでは、デザインが大きく変化します。フロントグリルは先代から大きく変わり、躍動感のあるデザインが若年層の人気を集めました。
また、この頃に「ピンククラウン」というチャーミングなボディカラーも登場します。14代目の後期ではピンククラウンだけでなく、あかね色や空色など、日本の伝統的なカラーもラインナップとして取り揃えています。
15代目クラウンは2018年から2022年まで販売されていたモデルです。走行性能に確かな実績を持ち、ドイツのニュルブルクリンクで鍛え抜かれたボディが安全性を後押しします。ボディデザインはスタイリッシュさが加わり、スポーティなクラウンとして知られています。
そして、2023年11月に16代目のクラウンの予約が開始されました。16代目ではクロスオーバーやワゴンとSUVを融合したエステートなど、セダン以外のラインナップも充実しています。
トヨタ アルファードのプロフィール

乗車するとホテルの一室にいるかのような感覚になるラグジュアリーな空間が特徴的です。購入価格は高いものの、本革を使用した電動リクライニングシートやオットマン、内装の細かなこだわりはその価格に納得できるでしょう。
先代モデルとの比較
初代アルファードは2002年に販売開始されました。当時では珍しいとされるパワーウィンドウ付き両側スライドドアやイージークローザーシステムなどが特徴的です。2003年にはハイブリッドモデルが登場し、この頃から最新技術とダイナミックなボディデザインが多くのユーザーを獲得しています。
2008年には2代目アルファードが登場します。2代目では低床化が特徴的で乗り降りがしやすく、かつ安定感のあるモデルに仕上がっています。
なお、このモデルからアルファードⅤとして販売されていたモデルがヴェルファイアとして独立します。ここからアルファードとヴェルファイアは兄弟車種としてミニバン人気を先導していきます。
2015年に販売開始された3代目アルファードは外観のダイナミックさが特徴的です。特に、フロントグリルにおいては縦ラインが入ることで上品さの中にどこかシャープな印象を与えます。「大空間高級サルーン」をコンセプトに、高級セダンに匹敵する室内空間と性能の高さを兼ね備えています。
グレードと価格の比較
ここでは、クラウンとアルファードの価格とグレードを紹介します。具体的な価格は下記の通りです。クラウン セダンのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
Z(ハイブリッド車 2WD) | 7,300,000円(税込) |
Z(燃料電池車 2WD) | 8,300,000円(税込) |
クラウン クロスオーバーのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
CROSSOVER RS“Advanced”(ハイブリッド車 4WD) | 6,400,000円(税込) |
CROSSOVER RS(ハイブリッド車 4WD) | 6,050,000円(税込) |
CROSSOVER G“Advanced・Leather Package”(ハイブリッド車 4WD) | 5,700,000円(税込) |
CROSSOVER G“Advanced”(ハイブリッド車 4WD) | 5,100,000円(税込) |
CROSSOVER G“Leather Package”(ハイブリッド車 4WD) | 5,400,000円(税込) |
CROSSOVER G(ハイブリッド車 4WD) | 4,750,000円(税込) |
CROSSOVER X(ハイブリッド車 4WD) | 4,350,000円(税込) |
クラウン スポーツのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
SPORT RS(プラグインハイブリッド車 E-Four) | 7,650,000円(税込) |
SPORT Z(ハイブリッド車 E-Four) | 5,900,000円(税込) |
アルファードのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
Executive Lounge(2WD) | 8,500,000円(税込) |
Executive Lounge(2WD) | 8,720,000円(税込) |
Z(2WD) | 6,200,000円(税込) |
Z(E-Four) | 6,420,000円(税込) |
アルファードのグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
Z(2WD) | 5,400,000円(税込) |
Z(4WD) | 5,598,000円(税込) |
なお、両車種共にその人気の高さから中古車市場で多くの取り扱いがあります。そのため、新車だけでなく状態が良い中古車の検討もおすすめです。
外観とボディサイズの比較

クラウン セダン | 全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm |
---|---|
クラウン クロスオーバー | 全長4,930mm×全幅1,840mm×全高1,540mm |
クラウン スポーツ | 全長4,720mm×全幅1,880mm×全高1,565〜1,570mm |
アルファード | 全長4,995mm×全幅1,850mm ×全高1,935mm |
しかし、高さにおいてはやはりミニバンであるアルファードの方が高めになっています。全高がある分、室内空間を広く感じられるでしょう。
室内の広さを比較

クラウン セダン | 室内長1,970mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mm |
---|---|
クラウン クロスオーバー | 室内長1,980mm×室内幅1,540mm×室内高1,170mm |
クラウン スポーツ | 室内長1,850〜1,855mm×室内幅1,540mm×室内高1,175mm |
アルファード | 室内長3,005mm×室内幅1,660mm×室内高1,360mm |
燃費性能の比較
車を選ぶ際に気になるポイントが燃費性能です。特に毎日車に乗る場合、月々のガソリン代を少しでも抑えたいと考える方は多いでしょう。ここでは、クラウンとアルファードの燃費を比較します。具体的な燃費数値は下記の通りです。
クラウン セダンのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
ハイブリッド車 Z(2.5L) | 18.0km/L | 14.4km/L | 18.4km/L | 19.7km/L |
クラウン クロスオーバーのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
ターボハイブリッド車 | 15.7km/L | 12.6km/L | 15.8km/L | 17.6km/L |
ハイブリッド車 | 22.4km/L | 21.2km/L | 23.8km/L | 22.1km/L |
クラウン スポーツのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
プラグインハイブリッド車 | 20.3km/L | 17.5km/L | 21.5km/L | 21.0km/L |
ハイブリッド車 | 21.3km/L | 19.1km/L | 22.7km/L | 21.6km/L |
アルファードのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Executive Lounge(2WD) | 17.5km/L | 15.3km/L | 19.0km/L | 17.6km/L |
Executive Lounge(E-Four) | 16.5km/L | 14.2km/L | 17.8km/L | 16.9km/L |
Z(2WD) | 17.7km/L | 15.6km/L | 19.3km/L | 17.8km/L |
Z(E-Four) | 16.7km/L | 14.4km/L | 18.1km/L | 17.0km/L |
アルファードのグレード (ガソリン車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Z(2WD) | 10.6km/L | 7.2km/L | 11.3km/L | 12.6km/L |
Z(E-Four) | 10.3km/L | 7.1km/L | 11.0km/L | 12.2km/L |
できる限りランニングコストを抑えたい場合、購入費用は高いもののハイブリッド車の選択がおすすめです。
動力性能の比較
こちらではクラウンとアルファードの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。クラウン セダンのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車(全グレード) | 直列4気筒 | 2.487L | 136kW(185PS)/6,000r.p.m |
燃料電池車 | 圧縮水素高圧タンク(3本) | タンク容量:141(前方64+中52+後方25) | 134kW(182PS)/6,940rpm |
クラウン クロスオーバーのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車(全グレード) | 直列4気筒 | 2.487L | 137kW(186PS)/6,000r.p.m |
クラウン スポーツのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
プラグインハイブリッド車 | 直列4気筒 | 2.487L | 130kW(177PS)/6,000r.p.m |
ハイブリッド車 | 直列4気筒 | 2.487L | 137kW(186PS)/6,000r.p.m |
アルファードのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車(全グレード) | 直列4気筒 | 2.487L | 140kW(190PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車(全グレード) | 直列4気筒 | 2.493L | 134kW(182PS)/6,000r.p.m |
なお、パワーを重視する場合は燃費性能は低くなるものの、ガソリン車を扱うアルファードがおすすめです。
タイヤサイズの比較
ここでは、クラウンとアルファードのタイヤサイズを比較します。両車種のサイズは下記の通りです。クラウン セダン | 235/55R19 |
---|---|
クラウン クロスオーバー | 21インチタイヤ(リムの記載なし) |
クラウン スポーツ | 235/45R21 |
アルファード | 225/65R17(ExecutiveLounge)、225/60R18(Z) |
なお、タイヤはインチ数が大きくなると価格が高くなる傾向にあります。インチが1つ変わる程度では数千円ですが、2つ3つと変わるうちに、4本揃えると1万円近く価格が変化する可能性もあります。
タイヤサイズが大きいと迫力あるボディデザインを演出できますが、コスト面では注意が必要です。
安全装備の比較

トヨタチームメイトでは「アドバンスパーク」がドライバーの駐車をサポートしてくれます。セダンの場合、車体が大きいため駐車場で苦労する方もいるでしょう。そんな時に駐車支援がついていると狭い場所であってもスムーズな駐車が叶います。
また、渋滞時に支援する機能も備わっています。渋滞時は集中力が散漫になりがちですが、システムがドライバーの挙動を確認し、適切な警告やサポートを行います。
さらに、トヨタ独自の予防安全パッケージであるToyota Safety Senseでは、2種類のセンサーを使い、ドライバーのサポートを行います。ドライバーの高速道路におけるクルージングをサポートしたり車線はみ出しを防止したり、運転時の負担を軽減できます。
また、クラウンは全車が「セーフティサポートカーS<ワイド>」に認定されているため、運転に自信がない方でも安心して購入できるでしょう。
アルファードもクラウン同様、トヨタチームメイトが搭載されています。そのため、駐車時や渋滞時にストレスを軽減できるでしょう。また、Toyota Safety Senseもクラウン同様に搭載されており、「セーフティサポートカーS<ワイド>」の認定も受けています。
安全性能においては両車種ともに優れていると言えるでしょう。
ラゲッジスペースの比較

アウトドアを楽しむ方や仕事で荷物を多く積む方はラゲッジスペースの広さが気になります。具体的なサイズは下記の通りです。
クラウン セダン クラウン クロスオーバー |
奥行1,120mm×幅1,335mm×高さ545mm 荷室容量:約450L |
---|---|
クラウン スポーツ | 奥行959mm×幅1,439mm×高さ725mm 荷室容量:約397L |
アルファード | 奥行65〜1,160mm×幅880〜1,410mm×高さ1,190〜1,330mm 荷室容量:最大1,198L |
ラゲッジスペースの具体的な広さを把握したい場合は、ディーラーや中古車販売店で実物の確認がおすすめです。実際にシートを倒してみたりアレンジを行い、購入後のミスマッチを減らしましょう。
おすすめグレードの選び方
ここからは、クラウンとアルファードにおいて価格や走り、装備など様々な観点からおすすめのグレードを紹介します。車は高価な買い物で、かつ長く愛用するため自分が気になるポイントを重視して後悔しない車選びを行いましょう。
価格重視
価格重視でクラウンを選ぶ場合はセダンのハイブリッドモデルがおすすめです。730万円からと決して安くはないものの、燃料電車の830万と比較して100万円程度価格を抑えられます。アルファードの場合はガソリン車のZグレード(2WD)がおすすめです。550万円程度から購入できるため、予算を抑えてミニバンを購入したい方におすすめです。
なお、アルファードは人気の車種であることから中古車市場でも多く取扱いがあります。しかし、近年はその需要の高さから、プレミア価格がついているケースが多く見られます。そのため、あらかじめ予算を決めたり、実際に近くのディーラーで実物を見たりして予算オーバーにならないよう注意が必要です。
走り重視
走りを重視する場合、クラウンはセダンのハイブリッド車、Zモデルがおすすめです。燃料電池車も走行に不自由はありませんが、水素ステーションがまだ少ないことから、燃料補給の件で不安が残ります。アルファードにおいては上位グレード「ExecutiveLounge」がおすすめです。直近のフルモデルチェンジでパワートレインがパワフルになり、かつ燃費性能の向上にも成功しています。
装備重視
装備や上質な室内空間をお求めの場合、クラウンのセダンはZモデルのみのためグレードの選択はできません。ただし、Zモデルは標準装備でプレミアムナッパ本革や、64色の切り替えができるマルチカラーイルミネーション、降車時のリクライニングサポート機能など、装備が充実しています。そのため、グレードが一つであっても満足できるでしょう。アルファードにおいて装備重視で選ぶ場合は「ExecutiveLounge」がおすすめです。クラウン同様にプレミアムナット本革シートを採用しており、室内は高級感あふれる仕様です。また、パワーオットマンやデジタルインナーミラーなど、ふとした瞬間に贅沢さを感じられるでしょう。
車は数年に一度の大きな買い物のため、自分が納得できる1台を選択しましょう。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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