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更新日:2024.04.03 / 掲載日:2024.04.03
【2024年版】ポルシェ 911 VS ポルシェ ケイマンを徹底比較
ポルシェの911とケイマンは、どちらも世界的な知名度を誇る高級スポーツカーです。しなやかなボディと高出力の水平対向エンジンによる加速体験は、ポルシェでしか味わえない魅力といえるでしょう。
ポルシェはシリーズを通したグレードのバリエーションが豊富なので、どれを選ぶのが最適なのか迷う方も多いです。
この記事では、車選びで迷っている方に向けて、ポルシェのなかでも人気が高い911とケイマンの性能を比較していきます。

ポルシェの911は、高性能な加速力を持つ、メーカーの代名詞とも呼ばれるスポーツカーです。カエルを彷彿とさせる可愛らしいボディデザインとは裏腹に、最大速度320km/hものスピードと、高感度のコントロール性を誇ります。
現行モデルの911には「クーペ」「カブリオレ」「タルガ」の3タイプボディが存在し、それぞれデザインや性能が異なります。
クーペは標準的なモデルにあたる911のスタンダードモデル。なめらかなフォルムと軽量なボディが魅力です。
カブリオレは自動開閉式のコンバーチブルトップを搭載したオープンカーにあたり、爽快な走りを体感できます。
タルガは快適機能と安全性に特化したクローズドボディが魅力です。
いずれのモデルも高い加速性を持つため、車を運転する楽しさに特化した車種といえるでしょう。
初代の登場から11年を経った1974年、type930(2代目911)が登場。出力が向上し、派生グレードの「S」やオープンカーのカブリオレモデルなど、グレードバリエーションが増えました。
1988年には964型(3代目911)が誕生。プラットフォームを一新し、先進技術の自動変速システムの導入やデザイン性のブラッシュアップに注力されています。
なお、日本で初めて登場したモデルは996型(5代目911)からです。現在の上位グレード「GT」が登場し始め、国内でも大きな話題を呼びました。
2004年に登場した6代目は、原点回帰とも呼べる初代に似た丸いボディデザインが特徴で、主にエンジン性能の改善と安全装備面の強化が図られています。
さらにその7年後、2011年に登場したの7代目は装備面の見直しによる燃費性能の向上と、ホイールの大型化による安定性を実現しました。

ポルシェのケイマンは、軽快な走りと加速性能に優れたクーペモデル。もともとは同メーカーの「ボクスター」から派生したハイエンドモデルとして登場しましたが、現在ではポルシェでも比較的入手しやすい価格帯に位置づけられています。
ケイマンが持つ最大の特徴は、エンジンを車体中央に搭載したミッドシップであること。中央エンジンによって後輪を駆動させる構造なため、2シートのみのラインナップです。
また、他のモデルよりも収納力が高い点が大きな魅力です。フロント・リア合わせておよそ425Lの収納力を持つため、小旅行程度なら十分な荷物を積めるでしょう。
走行性能は水平対向4気筒ターボエンジン搭載で、最高速度285km/h、最大出力は300ps。国内のセダンと比較しても圧倒的な性能を誇ります。
価格は最低グレードで800万円台ですが、性能の高さを考慮すれば、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
搭載エンジンは3.4L水平対向6気筒で、ボクスターの3.2Lエンジンより高出力な点が特徴でした。
2代目の登場は2013年です。グレードラインナップはそのままにボディを軽量化、環境性能も向上しました。
2016年にリリースされた現行モデルの3代目からは、エンジンの気筒数を6から4に変更。伝統の6気筒エンジンを惜しむ声も多かったのですが、エンジンのダウンサイジングとハンドリング性能を見直したことで、以前よりも運動性能が向上しました。
911の特徴は、グレード数と価格帯です。ベーシックモデルでも1500万円以上、最上級モデルでは4,000万円以上かかります。
一方、ケイマンは最低購入価格が800万円台と、ポルシェの車としては比較的に入手しやすいモデルです。お得に買うならケイマンをおすすめします。

こちらでは、911とケイマンのボディサイズを比較します。両車種の寸法は以下の通りです。
どちらも国内の普通車より全長と全幅が長めです。機械式立体駐車場の場合、高さに問題はありませんが、車幅に制限があると入庫を拒否されたり、フレームが擦れる可能性があるので注意が必要です。

911とケイマンには、室内寸法の公式データがありません。
どちらもスポーツカーなので、他のジャンルに比べて天井設計が低い点が共通していますが、室内に大きい荷物を置くのは難しいでしょう。
ラゲッジスペースも大容量とはいえないため、荷物は少なめに準備するのをおすすめします。
しかし、近年のモデルはアイドリングストップ機能が搭載されたことで、若干ではあるものの燃費性能も向上したといえるでしょう。イメージとしては、国内のセダンタイプの車と同等か少し下くらいをイメージするとよいかもしれません。
燃費が低い分、エンジン性能は抜群の力強さを誇ります。そのため、911とケイマンは実用性より走る楽しさに特化したモデルといえるでしょう。
数値上のエンジンの馬力は、911のほうが上手といえます。しかし、ケイマンも最低で220kWもの出力を持つことから、坂道や急勾配な道でも動力性能が衰えることはないでしょう。
タイヤサイズに大きな差はありませんが、911は21インチサイズの大口径タイヤを使っているのが特徴です。一方、ケイマンは18インチモデルが存在するため、小回り性能はこちらが上といえるでしょう。

ポルシェが開発した911とケイマンには、それぞれ共通した運転上の危険を防止する安全装備が搭載されています。両者に共通する機能は以下の通りです。
・運転席エアバッグ
・サイドエアバッグ
・助手席エアバッグ
・アンチロックブレーキ
・ブレーキアシスト
・盗難防止装置
・前席シートベルトフォースリミッター
・前席シートベルトプリテンショナー
・後席3点式シートベルト
・サイドインパクトバー
・トラクションコントロール
・ポルシェスタビリティマネージメントシステム
この他に、「アダプティブクルーズコントロール」「レーンチェンジアシスト」はオプションで追加できる装備になります。
また、ケイマンのGTS4.0には、他のグレードではオプション装備の「リミテッドスリップデフ」が標準搭載されています。911は全グレード共通の装備です。

911とケイマンはスポーツ車なため、大容量の後部座席ラゲッジスペースは存在しません。
その代わり、911には132Lのフロントラゲッジコンパートメントと163L〜264Lのオープンラゲッジコンパートメントが搭載されています。
ケイマンの場合は、155Lのフロントラゲッジコンパートメントに加え、フロントシート裏には182〜184L、リアシート折りたたみ時に270〜272Lのスペースが確保可能です。
総合的な収納力を比較するとケイマンのほうが上といえるでしょう。
ポルシェの911とケイマンはどちらも希少価値の高い高級車です。自分の好みに合ったモデルを見つけて快適なカーライフを送りましょう。
どちらも標準グレードにあたるモデルですが、ポルシェはグレードが1つ変わるだけで購入価格が大きく変動するのが特徴です。動力性能や加速力を加味すれば、最低グレードでも十分すぎる性能を誇ります。
特に、ケイマンの標準グレードは800万円台で購入できるため、比較的入手しやすいモデルといえるでしょう。
どちらもグレードの中で最高峰の高出力水平対向エンジンが搭載されており、スポーツカーらしい加速性能としなやかなコーナリングを実現します。
また、ケイマンのGTS4.0はわずかに車高も下げられているため、空力性能も向上。強風にも負けない走り心地を体感できるでしょう。
911 S/Tは、ボディパーツの軽量化に特化したモデルです。グレード専用に各部位のパーツの軽量・調整が施されており、軽やかで優れたコントロール性を実現しています。
ケイマンのGTS4.0は、専用インテリアと外部パーツを搭載したグレードです。ステアリングホイールとシートには、GTS専用の高級アルカンターラ生地を使用しており、リア部分には左右分離型で異なる排気音を楽しめるスポーツエグゾーストシステムが採用されています。
また、車輪空転時のトルク伝達ロスを防止するリミテッドスリップデフが標準搭載されているのは、当グレードのみです。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
ポルシェはシリーズを通したグレードのバリエーションが豊富なので、どれを選ぶのが最適なのか迷う方も多いです。
この記事では、車選びで迷っている方に向けて、ポルシェのなかでも人気が高い911とケイマンの性能を比較していきます。
この記事の目次
ポルシェ 911のプロフィール

現行モデルの911には「クーペ」「カブリオレ」「タルガ」の3タイプボディが存在し、それぞれデザインや性能が異なります。
クーペは標準的なモデルにあたる911のスタンダードモデル。なめらかなフォルムと軽量なボディが魅力です。
カブリオレは自動開閉式のコンバーチブルトップを搭載したオープンカーにあたり、爽快な走りを体感できます。
タルガは快適機能と安全性に特化したクローズドボディが魅力です。
いずれのモデルも高い加速性を持つため、車を運転する楽しさに特化した車種といえるでしょう。
先代モデルとの比較
911が誕生したのは1963年のドイツ。ポルシェの初モデル「356」の後継機にあたります。当時のヨーロッパ車で流行していたリアエンジンタイプの車種で、数十年経った今でもその基本構造は変わっていません。ポルシェはリアエンジン搭載車種を扱うメーカーのなかでも、代表的といえるでしょう。初代の登場から11年を経った1974年、type930(2代目911)が登場。出力が向上し、派生グレードの「S」やオープンカーのカブリオレモデルなど、グレードバリエーションが増えました。
1988年には964型(3代目911)が誕生。プラットフォームを一新し、先進技術の自動変速システムの導入やデザイン性のブラッシュアップに注力されています。
なお、日本で初めて登場したモデルは996型(5代目911)からです。現在の上位グレード「GT」が登場し始め、国内でも大きな話題を呼びました。
2004年に登場した6代目は、原点回帰とも呼べる初代に似た丸いボディデザインが特徴で、主にエンジン性能の改善と安全装備面の強化が図られています。
さらにその7年後、2011年に登場したの7代目は装備面の見直しによる燃費性能の向上と、ホイールの大型化による安定性を実現しました。
ポルシェ ケイマンのプロフィール

ケイマンが持つ最大の特徴は、エンジンを車体中央に搭載したミッドシップであること。中央エンジンによって後輪を駆動させる構造なため、2シートのみのラインナップです。
また、他のモデルよりも収納力が高い点が大きな魅力です。フロント・リア合わせておよそ425Lの収納力を持つため、小旅行程度なら十分な荷物を積めるでしょう。
走行性能は水平対向4気筒ターボエンジン搭載で、最高速度285km/h、最大出力は300ps。国内のセダンと比較しても圧倒的な性能を誇ります。
価格は最低グレードで800万円台ですが、性能の高さを考慮すれば、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
先代モデルとの比較
初代ケイマンの登場は2005年です。初期はグレード「S」のみのラインナップで、標準グレードが登場したのは初代の発売からおよそ1年後の出来事です。もともと911とボクスターの中間車種として開発されため、最初から上位グレードで設定されていたのです。搭載エンジンは3.4L水平対向6気筒で、ボクスターの3.2Lエンジンより高出力な点が特徴でした。
2代目の登場は2013年です。グレードラインナップはそのままにボディを軽量化、環境性能も向上しました。
2016年にリリースされた現行モデルの3代目からは、エンジンの気筒数を6から4に変更。伝統の6気筒エンジンを惜しむ声も多かったのですが、エンジンのダウンサイジングとハンドリング性能を見直したことで、以前よりも運動性能が向上しました。
グレードと価格の比較
こちらでは、911とケイマンの価格を比較していきます。それぞれのグレードごとの価格は以下のとおりです。911のグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
Carrera | 16,200,000円(税込) |
Carrera T | 17,570,000円(税込) |
Carrera Cabriolet | 18,450,000円(税込) |
Carrera 4 | 17,260,000円(税込) |
Carrera 4 Cabriolet | 19,510,000円(税込) |
Carrera S | 19,510,000円(税込) |
Carrera S Cabriolet | 21,760,000円(税込) |
Carrera 4S | 20,570,000円(税込) |
Carrera 4S Cabriolet | 22,820,000円(税込) |
Targa 4 | 19,510,000円(税込) |
Targa 4S | 22,820,000円(税込) |
Carrera GTS | 20,590,000円(税込) |
Carrera GTS Cabriolet | 22,840,000円(税込) |
Carrera 4 GTS | 21,650,000円(税込) |
Carrera 4 GTS Cabriolet | 23,900,000円(税込) |
Targa 4 GTS | 23,900,000円(税込) |
Edition 50 Years Porsche Design | 27,000,000円(税込) |
Turbo | 28,320,000円(税込) |
Turbo Cabriolet | 31,200,000円(税込) |
Turbo S | 32,790,000円(税込) |
Turbo S Cabriolet | 35,670,000円(税込) |
GT3 | 26,280,000円(税込) |
GT3 with Touring Pakage | 26,280,000円(税込) |
GT3 RS | 33,780,000円(税込) |
Dakar | 30,990,000円(税込) |
S/T | 41,180,000円(税込) |
ケイマンのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
718 Cayman | 8,400,000円(税込) |
718 Cayman Style Edition | 9,520,000円(税込) |
718 Cayman S | 10,390,000円(税込) |
718 Cayman GTS 4.0 | 12,240,000円(税込) |
一方、ケイマンは最低購入価格が800万円台と、ポルシェの車としては比較的に入手しやすいモデルです。お得に買うならケイマンをおすすめします。
外観とボディサイズの比較

911 | 全長4,519~4,573mm×全幅1,852~1,900mm ×全高1,279~1,322mm |
---|---|
ケイマン | 全長4,385~4,405mm×全幅1,800mm ×全高1,285~1,295mm |
室内の広さを比較

どちらもスポーツカーなので、他のジャンルに比べて天井設計が低い点が共通していますが、室内に大きい荷物を置くのは難しいでしょう。
ラゲッジスペースも大容量とはいえないため、荷物は少なめに準備するのをおすすめします。
燃費性能の比較
911とケイマンには燃費性能の公式データが存在しませんが、どちらも10km/L前後が平均といわれています。しかし、近年のモデルはアイドリングストップ機能が搭載されたことで、若干ではあるものの燃費性能も向上したといえるでしょう。イメージとしては、国内のセダンタイプの車と同等か少し下くらいをイメージするとよいかもしれません。
燃費が低い分、エンジン性能は抜群の力強さを誇ります。そのため、911とケイマンは実用性より走る楽しさに特化したモデルといえるでしょう。
動力性能の比較
こちらでは、911とケイマンの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。911のグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 | |
---|---|---|---|---|
Carrera Carrera T Carrera Cabriolet Carrera 4 Carrera 4 Cabriolet |
水平対向6気筒 | 2.981L | 283kW(385PS)/6,500r.p.m | |
Carrera S Carrera S Cabriolet Carrera 4S Carrera 4S Cabriolet |
水平対向6気筒 | 2.981L | 331kW(450PS)/6,500r.p.m | |
Targa 4 | 水平対向6気筒 | 2.981L | 283kW(385PS)/6,500r.p.m | |
Targa 4S | 水平対向6気筒 | 2.981L | 331kW(450PS)/6,500r.p.m | |
Carrera GTS Carrera GTS Cabriolet Carrera 4 GTS Carrera 4 GTS Cabriolet |
水平対向6気筒 | 2.981L | 353kW(480PS)/6,500r.p.m | |
Targa 4 GTS | 水平対向6気筒 | 2.981L | 353kW(480PS)/6,500r.p.m | |
Edition 50 Years Porsche Design | 水平対向6気筒 | 2.981L | 353kW(480PS)/6,500r.p.m | |
Turbo Turbo Cabriolet |
水平対向6気筒 | 3.745L | 427kW(580PS)/6,500r.p.m | |
Turbo S Turbo S Cabriolet |
水平対向6気筒 | 3.745L | 478kW(650PS)/6,750r.p.m | |
Carrera GT3 Carrera GT3 with Touring Pakage |
水平対向6気筒 | 3.996L | 375kW(510PS)/8,400r.p.m | |
Carrera GT3 RS | 水平対向6気筒 | 3.996L | 386kW(525PS)/8,500r.p.m | |
Dakar | 水平対向6気筒 | 2.981L | 353kW(480PS)/6,500r.p.m | |
S/T | 水平対向6気筒 | 3.996L | 386kW(525PS)/8,500r.p.m |
ケイマンのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
718 Cayman | 水平対向4気筒ターボ | 1.987L | 220kW(300PS)/6,500r.p.m |
718 Cayman Style Edition | 水平対向4気筒ターボ | 1.987L | 220kW(300PS)/6,500r.p.m |
718 Cayman S | 水平対向4気筒ターボ | 2.497L | 257kW(350PS)/6,500r.p.m |
718 Cayman GTS 4.0 | 水平対向4気筒ターボ | 3.995L | 294kW(400PS)/7,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
こちらでは、911とケイマンのタイヤサイズを比較します。両者で採用されている規格は、以下の通りです。911のグレード | タイヤサイズ |
---|---|
Carrera Carrera Cabriolet Carrera 4 Carrera 4 Cabriolet |
235/40ZR19・295/35ZR20 |
Carrera T Carrera S Cabriolet Carrera 4S Cabriolet |
245/35ZR20・305/30ZR21 |
Carrera S Carrera 4S |
245/40ZR20・305/30ZR21 |
Targa 4 | 235/40ZR19・295/35ZR20 |
Targa 4S Carrera GTS Carrera GTS Cabriolet Carrera 4 GTS Carrera 4 GTS Cabriolet Edition 50 Years Porsche Design |
245/35ZR20・305/30ZR21 |
Turbo Turbo Cabriolet Turbo S Turbo S Cabriolet |
255/35ZR20・315/30ZR21 |
Carrera GT3 Carrera GT3 with Touring Pakage |
255/35ZR20・315/30ZR21 |
Carrera GT3 RS | 275/30ZR20・335/30ZR21 |
Dakar | 245/45ZR19・295/40ZR20 |
S/T | 255/35 ZR20・315/30 ZR21 |
ケイマンのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
718 Cayman | 235/45R18・265/45R18 |
718 Cayman Style Edition | 235/35R20・265/30R20 |
718 Cayman S | 235/40R19・265/40R19 |
718 Cayman GTS 4.0 | 235/35R20・265/35R20 |
安全装備の比較

・運転席エアバッグ
・サイドエアバッグ
・助手席エアバッグ
・アンチロックブレーキ
・ブレーキアシスト
・盗難防止装置
・前席シートベルトフォースリミッター
・前席シートベルトプリテンショナー
・後席3点式シートベルト
・サイドインパクトバー
・トラクションコントロール
・ポルシェスタビリティマネージメントシステム
この他に、「アダプティブクルーズコントロール」「レーンチェンジアシスト」はオプションで追加できる装備になります。
また、ケイマンのGTS4.0には、他のグレードではオプション装備の「リミテッドスリップデフ」が標準搭載されています。911は全グレード共通の装備です。
ラゲッジスペースの比較

その代わり、911には132Lのフロントラゲッジコンパートメントと163L〜264Lのオープンラゲッジコンパートメントが搭載されています。
ケイマンの場合は、155Lのフロントラゲッジコンパートメントに加え、フロントシート裏には182〜184L、リアシート折りたたみ時に270〜272Lのスペースが確保可能です。
総合的な収納力を比較するとケイマンのほうが上といえるでしょう。
おすすめグレードの選び方
ここからは、911とケイマンのおすすめグレードを「価格・走り・装備」の3つの観点から紹介します。ポルシェの911とケイマンはどちらも希少価値の高い高級車です。自分の好みに合ったモデルを見つけて快適なカーライフを送りましょう。
価格重視
購入価格を抑えるなら、911の「Carrera」、ボクスターの「718 Cayman」をおすすめします。どちらも標準グレードにあたるモデルですが、ポルシェはグレードが1つ変わるだけで購入価格が大きく変動するのが特徴です。動力性能や加速力を加味すれば、最低グレードでも十分すぎる性能を誇ります。
特に、ケイマンの標準グレードは800万円台で購入できるため、比較的入手しやすいモデルといえるでしょう。
走り重視
走行性能で選ぶなら、911の「Turbo S」シリーズを、ケイマンなら「GTS4.0」がおすすめです。どちらもグレードの中で最高峰の高出力水平対向エンジンが搭載されており、スポーツカーらしい加速性能としなやかなコーナリングを実現します。
また、ケイマンのGTS4.0はわずかに車高も下げられているため、空力性能も向上。強風にも負けない走り心地を体感できるでしょう。
装備重視
装備の質と充実さで選ぶなら、911の「S/T」、ケイマンなら「GTS4.0」をおすすめします。どちらも装備のラインナップに優れた最上位グレードです。911 S/Tは、ボディパーツの軽量化に特化したモデルです。グレード専用に各部位のパーツの軽量・調整が施されており、軽やかで優れたコントロール性を実現しています。
ケイマンのGTS4.0は、専用インテリアと外部パーツを搭載したグレードです。ステアリングホイールとシートには、GTS専用の高級アルカンターラ生地を使用しており、リア部分には左右分離型で異なる排気音を楽しめるスポーツエグゾーストシステムが採用されています。
また、車輪空転時のトルク伝達ロスを防止するリミテッドスリップデフが標準搭載されているのは、当グレードのみです。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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