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更新日:2024.09.10 / 掲載日:2024.07.27
【2024年版】スバル インプレッサVS三菱 ランサーエボリューションを徹底比較
スバルから販売されるインプレッサと三菱のランサーエボリューションはいずれもスポーティーな走りを求める方に人気の車種です。中古車市場においても高い人気を誇り、年式によっては高い値がつくこともあります。
しかし、両車種を比較する中で「自分にはどちらの車が適しているのだろう」と悩む方もいるでしょう。
この記事では、インプレッサとランサーエボリューション(ランエボ)について、価格やグレード展開、走行性能を比較します。自分にぴったりの1台選びにぜひお役立てください。

スバルから販売されるインプレッサは、1992年から販売される車です。現在6代目まで販売されており、スタイリッシュなボディーと高い走行性能が特徴的です。
かつては、ランサーエボリューション同様にスポーツモデルを用意していました。スポーツモデルは「WRXSTI」「WRXS4」と派生し、別車種になっています。現行モデルはハッチバックのみの設定です。
レガシィやフォレスターと並ぶスバルの人気車種の1つですが、今回はその歴史や特徴を紹介していきます。
初代インプレッサは1992年に販売開始されました。初代においてはセダンとスポーツワゴンの2種類が用意され、スポーツモデルには「WRX」や「WRX-RA」がありました。
2000年には2代目が登場し、コンセプトを「早く楽しく安全に」と掲げ、初代の特徴を受け継ぎつつも、新たなボディー構造により衝突時の安全性向上やパワートレインの進化が見られました。
2007年には3代目インプレッサが販売開始されます。3代目においては新たなプラットフォームを採用し、車の剛性が高まり走行時の安定性が向上しています。また、3代目では5ドアになっており、現在につながる広い居住空間や積載力の高いラゲッジスペースが特徴的です。
2011年には4代目のインプレッサが販売開始されます。4代目モデルでは「インプレッサスポーツ」「インプレッサG4」というサブネームが用意されています。
2016年には5代目インプレッサの販売が開始されます。ここでは新開発のプラットフォームを採用し、走りが大幅に向上しています。なお、国産車においては初となる歩行者保護のエアバックを採用しており、ドライバーや同乗者だけでなく、車に関わる全ての人の安全性を高める取り組みが見られます。
そして、2022年には6代目が販売開始されています。先代までは1.6Lエンジンと2.0Lエンジンのラインナップでしたが、6代目においては2.0L車のみが日本で販売されています。また、5代目のマイナーチェンジから見られる「e-BOXER」モデルも引き続き搭載されている点が特徴的です。

三菱から販売されていたランサーエボリューションは、もともとレース用に限定生産で販売されたスポーツモデルとして始まりました。その後、一般的な大衆向けとして販売開始され、スポーツカー愛好家から高い人気を博しています。
ランエボの人気は国内外にあり、車をテーマにした映画において登場したことをきっかけに、諸外国でも高い人気を誇ります。
また、ランエボはしばしば「インプレッサWRX」のライバル車として比較されることもあります。両車種の高いスペックは常に凌ぎ合いが見られ、同等の活躍を見せています。実際に車好きの中でも、「ランエボ派」「インプ派」と分かれるほど、両車種の拮抗した高いスペックは生産終了後もたびたび話題にのぼります。
第1世代は初代からⅢモデルまでが該当します。第1世代では15インチの細いタイヤやシンプルなエクステリアが特徴的です。
第2世代は1996年から発売されたⅣからⅥモデルが該当します。ウィングが大型化したりタイヤサイズが16~17インチに大きくなったりと全体的にダイナミックな印象を与えます。なお、「6.5モデル」と呼ばれる「トミ・マキネンエディション」はプレミアム価格で有名です。
第3世代は2001年から順次販売されたⅦからⅨのモデルが該当します。第3世代では、ボディに丸みが見られたり、一方で精悍な顔つきになったりとの変化が見られます。また、タイヤのインチアップも見られます。
第4世代は最終モデルであるⅩが該当します。第4世代においてはエンジンが変化しており、話題を呼びました。
なお、ランサーエボリューションは2015年に最後の「ランサーエボリューションファイナルエディション」が1,000台限定で販売され、その歴史に幕を下ろしています。しかし、現在もその人気はとどまるところを知らず、モデルによっては新車よりも高い価格で取引されているものも見られます。
ランサーエボリューションにおいては販売が終了しているため中古車のみの取り扱いですが、価格の高騰が目立ちます。最終モデルであるグレード以外のものも新車価格と同等、それ以上の販売価格で取引がされています。
そのため、中古車市場で購入する際は予算に合わせて選択する必要があります。なお、最も人気が高いⅥ「トミー・マキネンエディション」は中古車市場で530万円程度のものも見られます。

ここでは、インプレッサとランサーエボリューションのボディサイズを比較します。具体的なボディサイズは下記の通りです。
両車種のボディサイズは、あまり大きな違いが見られませんでした。
なお、どの車においても屋内駐車場を利用する際は高さ制限に注意が必要です。一般的な商業施設であれば、問題ありませんが高さ制限が1.55mなど低く設けられている機械式駐車場では駐車できないこともあるでしょう。

ここではインプレッサとランサーエボリューションの居住空間を比較します。具体的なサイズは以下の通りです。
車内空間を比較すると、室内長についてはランサーエボリューションの方が長めに作られています。しかし、幅や高さにおいてはややインプレッサの方が広い特徴があります。
居住空間の広さは、人により感覚が大きく異なります。そのため、実際に中古車販売店やディーラーで実物の確認がおすすめです。
インプレッサは現行モデル、ランサーエボリューションは2015年に生産が終了されたモデルのため燃費を表すモードが異なります。しかし、燃費などで比較すると圧倒的にインプレッサの方が高いといえるでしょう。
特に、マイルドハイブリッドシステムを搭載したインプレッサのモデルにおいては、普段使いに最適な燃費の高さです。
インプレッサのSTグレードはDOHC直噴エンジン、ST-G/ST-HはDOHC直噴にモーター(e-BOXER)が加わるといった違いがあります。
e-BOXERはスバルのハイブリッドシステムで、フォレスターなど近年の車種に多く搭載されています。スバルの特徴とも言える水平対向エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせることで車の瞬発力を高めながらも、独特のスムーズな走行を体感できます。
ランサーエボリューションは世界中で注目を集めるWRC(世界ラリー選手権)に数々の車種を輩出。そして、数多のラリーで成果を残した三菱の技術を惜しみなく盛り込んだ車種で、高い動力性能が目立ちます。
フルモデルチェンジの度にエンジンも改良が行われ、最終モデルである「Ⅹ」まで、しなやかさやコントロール性などが追求されていました。しかし、2015年に惜しまれながらもその歴史に幕を降ろしました。
なお、インプレッサにはかつて、ランサーエボリューション同様に高い走行性能を持つモデルラインナップがありました。しかし、それらは3代目以降で「WRXSTI」「WRXS4」など独立した車種になっています。こちらでは、スポーツマインドを刺激する大型リヤスポイラーやRECAROフロントシート、2.4Lのターボエンジンなど、走りを追求したハイパフォーマンスカーの仕上がりを見せています。
近年のセダンはタイヤサイズが年々大きめになっており、19インチ程度のものが多く見られます。しかし、インプレッサやランサーエボリューションにおいては比較的小さめのタイヤサイズといった特徴が見られます。
一般的に、タイヤサイズは大きくなると購入価格も数千円から数万円と高くなる傾向があります。しかし、タイヤサイズが大きくなるとボディ全体にダイナミックな印象を与えられるため、自分が重視したいポイントを意識してタイヤ選びを行いましょう。

ここでは、インプレッサとランサーエボリューションの安全性能を比較します。
インプレッサはスバル独自の安全運転を支援する「アイサイト」を搭載しています。3つのカメラで「ぶつからない」をサポートし、追突事故の発生率を大きく抑えています。見通しの悪い交差点や出会い頭など様々なシーンでの万が一の事態を防げます。
ランエボはインプレッサと比較して年式が古いことから、安全性能においてはやや不利にはたらきます。しかし、高回転域の視認性を高めるために左側にタコメーターを配置したメーターのレイアウト、運転席と助手席(グレードにより異なる)とあわせてニーエアバッグを標準装備している点がポイントです。やはり元々がレーシング仕様のであることから高い走りを実現するための装備が目立ちます。

ランサーエボリューションのラゲッジスペースは正式なデータをえられなかったため、今回はインプレッサのサイズのみ紹介します。
車を購入する際はラゲッジスペースを実際に見て判断することがおすすめです。中古車販売店やディーラーなどで車を確認し、シートアレンジを試してみると実際に使う際のイメージが高まるでしょう。
車は高い買い物のため自分がもっとも重視したいポイントに合わせてグレードを選択しましょう。
ランサーエボリューションにおいては、現在新車での購入は叶いませんが、価格重視であれば「RS」グレード(5M/T)がおすすめです。ランエボ特有のリアウィングこそありませんが、カスタマイズして楽しみたい方に適しているでしょう。
実際に、中古車市場においてはカスタマイズカーが多く流通しており、自分だけの1台を見つけたい方におすすめです。
一方で、レーシーな走りを求める場合はランエボの「RS」グレードがおすすめです。このグレードはオートエアコンやハロゲンランプ等の装備が少ないように思えますが、それは競技用の走りを目指したからこその仕様です。Ⅹにおいてはリアウィングすらをもオプションに用意しており、走りを追求する方向けの車と言えるでしょう。
ランサーエボリューションを装備重視で選ぶ場合は「GSR」グレードがおすすめです。ツインテッドウィングタイプ大型リアスポイラーやプライバシーガラスなど、様々な装備が備わっています。
ランサーエボリューションといえば歴代を通して大型のリアウイングが特徴的です。「ランエボといえば」といったグレードを選ぶ場合、GSRが適しているでしょう。
※本記事は、2024年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
しかし、両車種を比較する中で「自分にはどちらの車が適しているのだろう」と悩む方もいるでしょう。
この記事では、インプレッサとランサーエボリューション(ランエボ)について、価格やグレード展開、走行性能を比較します。自分にぴったりの1台選びにぜひお役立てください。
この記事の目次
スバル インプレッサのプロフィール

かつては、ランサーエボリューション同様にスポーツモデルを用意していました。スポーツモデルは「WRXSTI」「WRXS4」と派生し、別車種になっています。現行モデルはハッチバックのみの設定です。
レガシィやフォレスターと並ぶスバルの人気車種の1つですが、今回はその歴史や特徴を紹介していきます。
先代モデルとの比較
インプレッサはレガシィの兄弟車として販売開始され、高い走行性能を持つコンパクトカーとして高い人気を誇ります。ここではインプレッサの変遷を振り返ります。初代インプレッサは1992年に販売開始されました。初代においてはセダンとスポーツワゴンの2種類が用意され、スポーツモデルには「WRX」や「WRX-RA」がありました。
2000年には2代目が登場し、コンセプトを「早く楽しく安全に」と掲げ、初代の特徴を受け継ぎつつも、新たなボディー構造により衝突時の安全性向上やパワートレインの進化が見られました。
2007年には3代目インプレッサが販売開始されます。3代目においては新たなプラットフォームを採用し、車の剛性が高まり走行時の安定性が向上しています。また、3代目では5ドアになっており、現在につながる広い居住空間や積載力の高いラゲッジスペースが特徴的です。
2011年には4代目のインプレッサが販売開始されます。4代目モデルでは「インプレッサスポーツ」「インプレッサG4」というサブネームが用意されています。
2016年には5代目インプレッサの販売が開始されます。ここでは新開発のプラットフォームを採用し、走りが大幅に向上しています。なお、国産車においては初となる歩行者保護のエアバックを採用しており、ドライバーや同乗者だけでなく、車に関わる全ての人の安全性を高める取り組みが見られます。
そして、2022年には6代目が販売開始されています。先代までは1.6Lエンジンと2.0Lエンジンのラインナップでしたが、6代目においては2.0L車のみが日本で販売されています。また、5代目のマイナーチェンジから見られる「e-BOXER」モデルも引き続き搭載されている点が特徴的です。
三菱 ランサーエボリューションのプロフィール

ランエボの人気は国内外にあり、車をテーマにした映画において登場したことをきっかけに、諸外国でも高い人気を誇ります。
また、ランエボはしばしば「インプレッサWRX」のライバル車として比較されることもあります。両車種の高いスペックは常に凌ぎ合いが見られ、同等の活躍を見せています。実際に車好きの中でも、「ランエボ派」「インプ派」と分かれるほど、両車種の拮抗した高いスペックは生産終了後もたびたび話題にのぼります。
先代モデルとの比較
ランサーエボリューションは10代目まで販売されていましたが、大きく分類すると4世代に分けられます。ここでは、世代ごとに解説を行います。第1世代は初代からⅢモデルまでが該当します。第1世代では15インチの細いタイヤやシンプルなエクステリアが特徴的です。
第2世代は1996年から発売されたⅣからⅥモデルが該当します。ウィングが大型化したりタイヤサイズが16~17インチに大きくなったりと全体的にダイナミックな印象を与えます。なお、「6.5モデル」と呼ばれる「トミ・マキネンエディション」はプレミアム価格で有名です。
第3世代は2001年から順次販売されたⅦからⅨのモデルが該当します。第3世代では、ボディに丸みが見られたり、一方で精悍な顔つきになったりとの変化が見られます。また、タイヤのインチアップも見られます。
第4世代は最終モデルであるⅩが該当します。第4世代においてはエンジンが変化しており、話題を呼びました。
なお、ランサーエボリューションは2015年に最後の「ランサーエボリューションファイナルエディション」が1,000台限定で販売され、その歴史に幕を下ろしています。しかし、現在もその人気はとどまるところを知らず、モデルによっては新車よりも高い価格で取引されているものも見られます。
グレードと価格の比較
ここでは、インプレッサとランサーエボリューションのグレードと価格を紹介します。インプレッサのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
ST(FWD) | 2,299,000円(税込) |
ST(AWD) | 2,519,000円(税込) |
ST-G(FWD) | 2,783,000円(税込) |
ST-G(AWD) | 3,003,000円(税込) |
ST-H(FWD) | 2,992,000円(税込) |
ST-H(AWD) | 3,212,000円(税込) |
ランサーエボリューションのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
GSR(TC-SST 4WD) | 3,990,000円~4,159,080円(税込) |
GSR(5MT/T 4WD) | 3,738,000円~3,899,880円(税込) |
RS(5M/T 4WD) | 3,150,000円~3,245,400円(税込) |
そのため、中古車市場で購入する際は予算に合わせて選択する必要があります。なお、最も人気が高いⅥ「トミー・マキネンエディション」は中古車市場で530万円程度のものも見られます。
外観とボディサイズの比較

インプレッサ | 全長4,475mm×全幅1,780mm×全高1,450〜1,515mm |
---|---|
ランサーエボリューション | 全長4,495mm×全幅1,810mm×全高1,480mm |
なお、どの車においても屋内駐車場を利用する際は高さ制限に注意が必要です。一般的な商業施設であれば、問題ありませんが高さ制限が1.55mなど低く設けられている機械式駐車場では駐車できないこともあるでしょう。
室内の広さを比較

インプレッサ | 室内長1,925〜1,930mm×室内幅1,505mm×室内高1,200mm |
---|---|
ランサーエボリューション | 室内長2,030mm×室内幅1,470mm×室内高1,190mm |
居住空間の広さは、人により感覚が大きく異なります。そのため、実際に中古車販売店やディーラーで実物の確認がおすすめです。
燃費性能の比較
インプレッサとランサーエボリューションの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。インプレッサのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
ST(FWD) | 14.0km/L | 9.3km/L | 14.8km/L | 17.1km/L |
ST(AWD) | 13.6km/L | 9.2km/L | 14.3km/L | 16.5km/L |
ST-G(FWD) | 16.6km/L | 13.4km/L | 17.0km/L | 18.2km/L |
ST-G(AWD) | 16.0km/L | 12.8km/L | 16.4km/L | 17.6km/L |
ST-H(FWD) | 16.6km/L | 13.4km/L | 17.0km/L | 18.2km/L |
ST-H(AWD) | 16.0km/L | 12.8km/L | 16.4km/L | 17.6km/L |
ランサーエボリューションのグレード | 10・15モード |
---|---|
GSR TC-SST(4WD) | 10.0km/L |
GSR 5MT/T ハイブリッド車グレード(4WD) | 9.9km/L |
RS(5M/T)(4WD) | 10.2km/L |
特に、マイルドハイブリッドシステムを搭載したインプレッサのモデルにおいては、普段使いに最適な燃費の高さです。
動力性能の比較
こちらではインプレッサとランサーエボリューションの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。インプレッサのグレード (ガソリン車) |
エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ST | 水平対向4気筒 | 1.995L | 113kW(154PS)/6,000r.p.m |
ST-G/ST-H | 水平対向4気筒 | 1.995L | 107kW(145PS)/6,000r.p.m |
ランサーエボリューションのグレード (ガソリン車) |
エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
全グレード | 直列4気筒 | 1.998L | 206kW(280PS)/6,500r.p.m |
e-BOXERはスバルのハイブリッドシステムで、フォレスターなど近年の車種に多く搭載されています。スバルの特徴とも言える水平対向エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせることで車の瞬発力を高めながらも、独特のスムーズな走行を体感できます。
ランサーエボリューションは世界中で注目を集めるWRC(世界ラリー選手権)に数々の車種を輩出。そして、数多のラリーで成果を残した三菱の技術を惜しみなく盛り込んだ車種で、高い動力性能が目立ちます。
フルモデルチェンジの度にエンジンも改良が行われ、最終モデルである「Ⅹ」まで、しなやかさやコントロール性などが追求されていました。しかし、2015年に惜しまれながらもその歴史に幕を降ろしました。
なお、インプレッサにはかつて、ランサーエボリューション同様に高い走行性能を持つモデルラインナップがありました。しかし、それらは3代目以降で「WRXSTI」「WRXS4」など独立した車種になっています。こちらでは、スポーツマインドを刺激する大型リヤスポイラーやRECAROフロントシート、2.4Lのターボエンジンなど、走りを追求したハイパフォーマンスカーの仕上がりを見せています。
タイヤサイズの比較
ここでは、インプレッサとランサーエボリューションのタイヤサイズを比較します。純正のタイヤサイズは下記の通りです。インプレッサ | 205/50R17(ST)、215/50R17(ST-G/ST-H) |
---|---|
ランサーエボリューション | 245/40R18(GSR)、205/60R16(RS) |
一般的に、タイヤサイズは大きくなると購入価格も数千円から数万円と高くなる傾向があります。しかし、タイヤサイズが大きくなるとボディ全体にダイナミックな印象を与えられるため、自分が重視したいポイントを意識してタイヤ選びを行いましょう。
安全装備の比較

インプレッサはスバル独自の安全運転を支援する「アイサイト」を搭載しています。3つのカメラで「ぶつからない」をサポートし、追突事故の発生率を大きく抑えています。見通しの悪い交差点や出会い頭など様々なシーンでの万が一の事態を防げます。
ランエボはインプレッサと比較して年式が古いことから、安全性能においてはやや不利にはたらきます。しかし、高回転域の視認性を高めるために左側にタコメーターを配置したメーターのレイアウト、運転席と助手席(グレードにより異なる)とあわせてニーエアバッグを標準装備している点がポイントです。やはり元々がレーシング仕様のであることから高い走りを実現するための装備が目立ちます。
ラゲッジスペースの比較

インプレッサ | 奥行814mm×幅1,042mm×高さ706mm 荷室容量:約-L |
---|
おすすめグレードの選び方
ここからは、インプレッサとランサーエボリューションについて、それぞれのおすすめグレードを紹介します。車は高い買い物のため自分がもっとも重視したいポイントに合わせてグレードを選択しましょう。
価格重視
価格重視で選ぶ場合、インプレッサは「ST」グレードがおすすめです。ベーシックなグレードであるものの、普段使いにおいて不自由がない装備と走行性を揃えて2,299,000円(税込)と、価格が抑えられています。ランサーエボリューションにおいては、現在新車での購入は叶いませんが、価格重視であれば「RS」グレード(5M/T)がおすすめです。ランエボ特有のリアウィングこそありませんが、カスタマイズして楽しみたい方に適しているでしょう。
実際に、中古車市場においてはカスタマイズカーが多く流通しており、自分だけの1台を見つけたい方におすすめです。
走り重視
現行モデルのインプレッサとランサーエボリューションにおいて、走行性能は特色が大きく異なります。そのため、走りの中でも安定性や燃費性能を求める場合はインプレッサの「ST-H(FWD)」が適しているでしょう。一方で、レーシーな走りを求める場合はランエボの「RS」グレードがおすすめです。このグレードはオートエアコンやハロゲンランプ等の装備が少ないように思えますが、それは競技用の走りを目指したからこその仕様です。Ⅹにおいてはリアウィングすらをもオプションに用意しており、走りを追求する方向けの車と言えるでしょう。
装備重視
装備重視で選ぶ場合、インプレッサは「ST-H」グレードがおすすめです。シート表皮がシルバーステッチのジャージ素材、フロントグリルバーがダークグレー塗装などといった差別化が見られます。ランサーエボリューションを装備重視で選ぶ場合は「GSR」グレードがおすすめです。ツインテッドウィングタイプ大型リアスポイラーやプライバシーガラスなど、様々な装備が備わっています。
ランサーエボリューションといえば歴代を通して大型のリアウイングが特徴的です。「ランエボといえば」といったグレードを選ぶ場合、GSRが適しているでしょう。
※本記事は、2024年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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