中古車購入チェックポイント
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2015.02.06

いま、売れているクルマとその理由

ジャンルごとに徹底調査! いま、売れているクルマとその理由

いま中古車の市場においてどんなクルマが売れているのか。売れているクルマには多くのユーザーから支持される確固たる理由があるはず。そこで今回は、ジャンルごとに注目度が高いクルマをクローズアップし、それぞれのセールスポイントや売れている理由。さらに中古車の相場動向など、多角的に分析していこう。

Goo-net検索ランキングに見る話題・人気のクルマはコレ!

■Goo-net検索・総合ランキング

icon 1位 トヨタ クラウン

トヨタ クラウン

年配ユーザーにとっては憧れの存在。ガソリンのほかハイブリッドも加わり選択肢の幅は広い。

icon 2位 スズキ ワゴンR

スズキ ワゴンR

老若男女問わず選ばれている軽自動車の定番車種。現行型はハイブリッドに迫る燃費性能を誇る。

icon 3位 ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴ

新型が登場し、相場は下降気味。先代型は軽自動車として初めて衝突被害軽減ブレーキを採用した。

icon 4位 日産 スカイライン

日産 スカイライン

スポーツセダンの王道として君臨。現行型はさまざまなハイテク機能を採用して走りを極めている。

icon 5位 ダイハツ タント

ダイハツ タント

子育て層から圧倒的な支持を集める軽自動車。助手席側が大胆に開くミラクルオープンドアがウリ。

6位 トヨタプリウス
ハイブリッドシステムにより30km/Lを超える燃費性能を誇る。中古車市場でも絶大な人気を堅持。

7位 スズキ ジムニー
90年代に登場した本格クロカンだが、アウトドアなど趣味でクルマを使うユーザーから支持される。

8位 ホンダ オデッセイ
ミニバンクラスでもっともスタイリッシュなモデル。現行型はスライドドアを備えて実用性が向上。

9位 トヨタ ヴォクシー
歴代どのモデルもファミリーカーの定番として売れ筋となっている。現行型はハイブリッドも用意。

10位 トヨタ ハイエースバン
商用モデルだが、より実用性を求める、あるいはカスタマイズを楽しむユーザーから人気を集める。

11位 日産 エルグランド
高級感のみならず、ミニバンらしからぬ優れた操縦安定性も魅力だ。買いやすいのは先代型となる。

12位 BMW 3シリーズ
スポーツセダンの世界的なベンチマーク。後輪駆動ならではのシャープなハンドリングがもち味。

13位 日産 セレナ
多人数乗車が快適にできて、実用的な装備も充実。現行型はSハイブリッドの採用で低燃費を実現。

14位 スバル インプレッサ
水平対向エンジン、アイサイトなど独自のメカニズムを採用。ハッチバック、セダンが選べる。

15位 レクサス LS
プレミアム・ブランドが作り上げた日本屈指の高級サルーン。ハイブリッド仕様もラインナップ。

16位 ホンダ ステップワゴン
ホンダ独創の低床・低重心設計によって優れた操縦安定性を発揮。モデル末期で相場価格も手頃。

17位 ホンダ フィット
歴代どのモデルも圧倒的な新車販売台数を誇ることから、中古車の流通台数が豊富で選びやすい。

18位 MINI MINI
標準車のほかロードスター、クーペ、クロスオーバーなど6つのボディタイプから選択できる。

19位 トヨタ セルシオ
2006年に生産中止したが、いまだ根強い人気を誇る。高級サルーンの代名詞ともいえる存在だ。

20位 トヨタ ハリアー
プレミアムSUVというジャンルを確立したパイオニア。ハイブリッド仕様は走りと燃費を両立。

車種選択に迷っているなら人気車に注目するのが◎
世の中にはさまざまなクルマが存在し、いざ購入するとなるとどんなクルマを選べばいいか迷う人も少なくない。新車で買えるクルマは国産・輸入を含めると300車種を超え、中古車に目を向けてみると車種数は膨大な数となる。ちなみに、Goo‐netに掲載されている中古車の物件数だけで33万8999台(1月現在)。このなかからあなたにとってベストな1台を選ぶというのは、決して容易なことではない。
欲しいクルマが決まっているなら悩みは少ないが、まだ漠然と購入を検討している段階ではあれこれ悩みが尽きない。それもクルマ購入の楽しみではあるが、具体的な絞り込みを済ませて次の段階に進まなければ、愛車は一生手に入らない。そこで今回は、クルマ選びのひとつの指標として”人気車”に的を絞ってみた。とくに中古車市場で多くの人が気になっている、あるいは購入しているクルマをGoo-net検索ランキングをもとにクローズアップし、それぞれの売れている理由をレポートしていこう。車種選択に迷っているなら、ぜひ参考にしてみてほしい。

ジャンル別考察 SUV 多彩なニーズに対応できる万能性こそ人気の理由 

市街地はもちろんオフロード走行もこなし、実用的な装備が充実したSUVは、新たなファミリーカーのスタンダードになりつつある。ボディサイズは軒並み大きくなるが、運転視界が高めに設定されていることや、取りまわし性の不利を補う機能が備わっていることから運転がしにくいというネガティブな要素は払拭されている。人気ジャンルゆえに中古車相場は高値安定傾向にあるが、多彩なニーズに応えられる万能性を鑑みると、決して高い買い物ではないはずだ。

  • 3列シートを備え、多人数乗車が可能なモデルも選べる。居住性や実用性はミニバンに匹敵。

    3列シートを備え、多人数乗車が可能なモデルも選べる。居住性や実用性はミニバンに匹敵。

  • ハイレベルな4WD性能を備え、舗装されていない道でも難なく走れるのは他ジャンルにない特徴。レジャーユースに最適。

    ハイレベルな4WD性能を備え、舗装されていない道でも難なく走れるのは他ジャンルにない特徴。レジャーユースに最適。

■Goo-net検索・SUVランキングTOP10

1位 トヨタ ハリアー
中古車市場には現行型も流通し始め、選択肢の幅が広がっている。

2位 トヨタ ランドクルーザープラド
ランクルの弟分にあたるモデル。卓越したオフロード性能を継承。

3位 日産 エクストレイル
便利な機能が充実し、クルマを趣味の道具として選ぶなら最適。

4位 トヨタ ハイラックスサーフ
2009年で生産終了したモデルだが中古車市場における人気は高い。

5位 スバルフォレスターは、
オフロードだけに特化せず、舗装路での操縦安定性の高さもウリ。

6位 レクサス RX
高級ブランドのSUVらしく内外装のクオリティはクラス随一。

7位 トヨタ ランドクルーザー100
10年落ちの車両でも200万円台と高値を維持する超人気モデル。

8位 トヨタ ランドクルーザー
100同様に値落ち率が極端に少ない。高年式車では400万円超。

9位 トヨタ ランドクルーザー70
2014年に復刻版が発売された。中古車市場ではやはり高値安定傾向。

10位 三菱 パジェロ
ランクルに比べると値落ち率は大きい。流通台数も多く買いやすい。

売れ筋カー トヨタ ハリアー(先代型)

トヨタ ハリアー

ハリアーが人気の理由を考える
高級感とハイレベルなパフォーマンスを発揮する

先代型ハリアーは2.4L、3.5Lガソリンエンジンに加え、3.3Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様も選べる。SUVクラスのなかでも人気モデルだが、新型が登場した影響もあって大きく値落ちして購入しやすくなった。ハイブリッド仕様は年式のわりに高値なので、2.4L/3.5Lのガソリン仕様を狙うのが得策だ。

  • ウッド調パネルやメッキパネルを多用することで、高級セダンのような雰囲気を醸し出している。

    ウッド調パネルやメッキパネルを多用することで、高級セダンのような雰囲気を醸し出している。

  • ハイブリッド仕様はフロント、リヤに電気モーターを搭載することでパワフルな動力性能を発揮する。

    ハイブリッド仕様はフロント、リヤに電気モーターを搭載することでパワフルな動力性能を発揮する。

中古車市場データ 下げ止まった感はあるが依然として購入しやすい

下げ止まった感はあるが依然として購入しやすい

中古車価格帯:84.4万~258.8万円

平成15年から17年式は3.5Lモデルでも100万円を切るが、長く乗ることを考慮するなら150万円前後の平成20年から21年式あたりが狙い目。

識者がオススメする ベスト・SUV

  • モータージャーナリスト 岡本幸一郎

    岡本幸一郎氏

  • モータージャーナリスト 岡本幸一郎

    SUVをはじめとした実用系モデルに対する造詣が深い。乗って、使ってクルマのいい部分をフィーチャーすることを心がけている。

多様化が進むジャンルだけに機能の要/不要を見極めよう
SUVというのは、見た目としては、ステーションワゴンを天地方向に伸ばしたような形をしていて、車高が高く、大きなタイヤを履かせるなどしたクルマである。もともとはオフロードを走るためのクルマだったところ、その逞しい雰囲気のあるルックスがウケて人気のカテゴリーになった。いわば、使い勝手の良いスペシャルティカーとして受け取られているのが現状だ。
人気の高さを受けて、このところ多様化が進み、サイズの大きなものから小さなものまで、高価なプレミアムSUVからコンパクトクラスの低価格モデルまで、非常に多くの車種がラインナップされている。
最近では乗用車をベースにSUVとして必要なアレンジを施した車種が増え、中身はなんら乗用車と変わらずカタチだけSUVというクルマが多くなった。クーペのごときフォルムをもつスポーティなモデルが人気を集める一方で、生粋のオフローダーは減りつつある。
選ぶときのポイントとしてまず挙げたいのは、機能の有無だ。最近では2WDのSUVも増えているが、もし4WD性能が必要ないのなら、2WDを選んだほうが価格も安ければ燃費もいい。反対に、ウインタースポーツやオートキャンプなどをたしなむ人は、ちゃんと走破性を高める装備が付いたクルマを選んだほうがいいだろう。
また、最近では3列シートをもつ車種が増えているが、さすがに3列目はミニバンほど広くないケースが大半なので、そこは覚悟すべし。使用頻度を考え、実際に乗り込んでみて、使用に耐えられるか否かを確認したほうがいい。
あとは、SUVといえば使い倒された個体に遭遇する可能性が他のカテゴリーよりも高いことが考えられる。価格とのバランスを考えて、合理的な判断をしたいところだ。
とにかく、見た目で選ぶなら深く考える必要もないが、機能で選ぶなら必要なものと不要なものの見極めが重要となるだろう。

  • SUVはもともとオフロード走行を念頭に開発されたクルマだが、現在は市街地走行に特化したモデルが人気を集める傾向にある。

    SUVはもともとオフロード走行を念頭に開発されたクルマだが、現在は市街地走行に特化したモデルが人気を集める傾向にある。

  • キャンプや釣りなどでオフロード走行の頻度が多いユーザーにはタフな走破能力はうってつけ。実用的な機能も充実している。

    キャンプや釣りなどでオフロード走行の頻度が多いユーザーにはタフな走破能力はうってつけ。実用的な機能も充実している。

icon 「本格クロカンでも高級感があり扱いやすいのもセールスポイント」 トヨタ ランドクルーザープラド

高額でもコストパフォーマンスは良好だ
ラダーフレームをもつ生粋のオフローダーが減りつつあるなかでも、やはり”本格派”を求める人は少なくない。そこで推奨したいのがプラドだ。本格派ながら扱いやすく、高級感もある。流通台数もけっこう豊富なので、予算に合わせて好みの車両を探しやすい。そして本当に丈夫なクルマなので、年式が古めでもあまりヘタった感じがしないし、多少古くなってもみすぼらしく見えないところが断然いい。割高だけどコスパも高いぞ!

  • トヨタ ランドクルーザープラド

    中古車市場データ 中古車価格帯:268.9万~455.7万円

  • 高年式車は高値なので平成17年以前のモデルが狙い目。優れた耐久性を誇り、10年落ちの低年式車でも走り、機能ともに不満はない。

  • トヨタ ランドクルーザープラド

  • SUVクラスのなかでは少数派の3列シート装着車だ。用途に応じたアレンジができるのもポイント。

icon 「SUV本来のよさが手軽に味わえるところが最大の魅力」 日産 エクストレイル

道具として選ぶなら最高の1台だ
本格SUVの味をもっていながら、乗用車の快適性と使いやすさを兼ね備えているところもいい。SUVの良さを手軽に味わえるクルマとしてイチ推ししたい。撥水シートや水洗い可能なフロア、非常に豊富な収納スペースなど、道具として使い倒せるところもこのクルマの魅力だ。また、新しい価値を得た現行型もいいが、昔ながらの箱型をした初代~2代目の人気はいまだ根強く、当面は売るときに高値で買い取ってもらえる可能性が高い。

  • 日産 エクストレイル

    中古車市場データ(先代型) 中古車価格帯:109.8万~310.1万円

  • 狙いは新型が登場して相場が価格が下がる傾向にある先代型となる。ディーゼルは流通台数が少なく高値なのでガソリンがオススメだ。

  • 日産 エクストレイル

  • シートやラゲッジフロアには防水加工が施され、水や泥汚れにも強い。行動派のユーザーに適する。

icon 「オンロードもオフロードもこなすオールラウンドな特徴の持ち主」 スバル フォレスター

乗用車からの乗り換えもじつにスムーズ
積極的に走りを楽しめるハンドリング性能を備えながら、オフロードでも安心して走れる、オンもオフもこなすオールラウンドな特徴の持ち主。乗用車からの乗り替えもスムーズにいくはずなのでSUVビギナーにもオススメ。流通台数が豊富であまり割高な印象もなく、全体として程度のよい個体が多い。また、どの世代のモデルを選んでもそれぞれ良さがあり、パワーを求める人にはターボが選べるのもフォレスターならではの利点といえる。

  • スバル フォレスター

    中古車市場データ 中古車価格帯:186.4万~263.6万円

  • アイサイト装着車を狙うなら現行型となる。平成24年~25年式なら流通台数も多く、相場がこなれてきているので狙い目となる。

  • スバル フォレスター

  • カメラで前走車を検知し、衝突事故の回避、被害軽減をサポートするアイサイト装着車を用意する。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 1月調べ

ジャンルごとに徹底調査! いま、売れているクルマとその理由

ジャンル別考察 ミニバン ファミリー層に圧倒的な支持を集める実用車

3列シートを備えて多人数乗車ができたり、シートを格納すれば広い荷室として活用できたりするなど便利に使えるクルマとしてファミリー層を中心に売れ筋となっている。多彩なニーズに応えるため、大小さまざまなクルマが揃い、乗車人数や用途に応じて選べるのもミニバンが多くのユーザーから支持されている理由だ。とくに今どきは5ナンバーサイズのハイルーフタイプが人気を集め、中古車市場ではそれらが豊富に流通している。

  • 3列目シートの使用頻度が多いならボディサイズが大きめのモデルを選ぶのがオススメだ。

    3列目シートの使用頻度が多いならボディサイズが大きめのモデルを選ぶのがオススメだ。

  • 2列目、3列目シートは用途に応じてアレンジできる。車中泊をしたいと考える人に最適だ。

    2列目、3列目シートは用途に応じてアレンジできる。車中泊をしたいと考える人に最適だ。

■Goo-net検索・ミニバンランキングTOP10

1位 ホンダ オデッセイ
ハコ型フォルムを敬遠する人に適したスタイリッシュなモデルだ。

2位 トヨタ ヴォクシー
ハイルーフタイプの人気モデル。5ナンバーサイズだが室内は広々。

3位 日産 エルグランド
日産ミニバンのフラッグシップ。高級感と走りの良さをウリにする。

4位 日産 セレナ
家族向けの機能が充実し、小さな子供と行動を共にする人に最適。

5位 ホンダ ステップワゴン
低床フロアによって子供やお年寄りでも乗り降りがしやすい。

6位 トヨタ アルファード
高級ミニバンの代名詞。ガソリン仕様とハイブリッド仕様を用意。

7位 トヨタ ヴェルファイア
アルファードの兄弟車として登場。広さと快適性は他車を凌ぐ。

8位 トヨタ エスティマ
流線型のフォルムはミニバンのなかでも抜きんでてスタイリッシュ。

9位 トヨタ ノア
兄弟車のヴォクシーよりも個性は抑えめで定番を求める人に適する。

10位 トヨタ ウィッシュ
3列シートを備えるが、ワゴンのように使うのが理想的。

売れ筋カー ホンダ オデッセイ(先代型)

ホンダ オデッセイ

オデッセイが人気の理由を考える
ハンドリング性能はミニバンクラストップレベル

オデッセイの優位性は既存のミニバンとは一線を画す、優れた操縦安定性にある。全高を低く抑えていることが功を奏しており、背の高いミニバンでは心許ないと感じるカーブでも車体の傾きが少なく、横風にもあおられにくい。いかにもミニバン的なハコ型フォルムが好みではないというユーザーにはうってつけのクルマといえる。

  • 直進安定性に優れ、カーブでも車体の傾きが少なく不安感が少ない。走りの良さはミニバンクラス随一。

    直進安定性に優れ、カーブでも車体の傾きが少なく不安感が少ない。走りの良さはミニバンクラス随一。

  • 運転席まわりは独創的なデザインでまとめられている。低重心設計なので運転感覚はセダンと同様。

    運転席まわりは独創的なデザインでまとめられている。低重心設計なので運転感覚はセダンと同様。

中古車市場データ 新型の登場によって相場価格が大きく変動

新型の登場によって相場価格が大きく変動

中古車価格帯:133.1万~247.8万円

グレード体系は標準車とアブソルートの2タイプ。相場が手頃なのは前者だが、オデッセイ特有のスポーツ性を求めるなら後者が狙い目となる。

ライバル車はコチラ

icon トヨタ エスティマ

トヨタ エスティマ

中古車市場データ 中古車価格帯:105.3万~242.6万円

現行型は2006年登場で、すでに9年が経過。そのため中古車市場における流通台数が多く、価格の幅も広い。2.4L仕様が価格も手ごろでオススメ。

icon マツダ MPV

マツダ MPV

中古車市場データ 中古車価格帯:74.2万~189.6万円

走りにおいてはオデッセイに匹敵するパフォーマンスを発揮。室内が広く、スライドドアを備えていることから、使い勝手についても優位性をもつ。

識者がオススメする ベスト・ミニバン

  • モータージャーナリスト 渡辺陽一郎

    渡辺陽一郎氏

  • モータージャーナリスト 渡辺陽一郎

    走りはもちろん、クルマを使うユーザーの視点に立った自動車評論に定評あり。なかでもにクルマ購入におけるノウハウは業界随一。

ミニバンは全高の高さに注目して選ぶのがポイント
ミニバンは背の高いボディに3列のシートを装着する。3列目を畳めば広い荷室になり、車種によっては自転車も積みやすい。普及の開始は90年代の中盤で、すでに20年を経たから、売れ行きが二極分化してきた。全高が1700mmを下まわる背の低いワゴン風のミニバンは、販売が全般的に低調だ。人気が高いのは、全高が1700mmを超えるスライドドアを装着した車種。燃料タンクをカバーできる位置まで床をもち上げ、車内全体をフラットに仕上げた。3列目に座っても膝がもち上がりにくく、車内の移動もしやすい。開放感を含めて「ミニバンらしさ」が濃厚だから、好調に売れている。
なので選ぶときは背の高さに注目したい。多人数乗車をしたときの居住性、自転車などの積載性や多彩なシートアレンジを求めるなら、全高が1700mmを超える車種がいい。
逆に多人数の乗車が短距離に限られたり、大きな荷物を積まない場合は、背の低いミニバンが合理的だ。運転がしやすく、中古車を含めて価格も安い。今はワゴンの車種数が減り、ウィッシュやプレマシーの3列目を畳んで使うユーザーも多い。
人気車は、5ナンバーサイズのボディを基本に、天井を高めたヴォクシー&ノア、セレナ、ステップワゴンの3車種。車内が広く、サイズが過度に大きくないから運転もしやすい。競争が激しいために価格は割安で、中古車を含めて人気を高めた。
3ナンバー車は、実質的にヴェルファイア&アルファードのひとり勝ちだ。内外装が豪華で存在感も強く、実用性より趣味性を求めて購入されるケースが多く、上級グレードの人気も高い。1月に登場した新型を見ると、ハイブリッドの最上級仕様は価格が700万円を超えている。
また、中古車では購入時期も重要だ。販売台数の多い車種がフルモデルチェンジすると、代替え需要が生じて従来型の中古車の流通台数が増える。となれば価格が下がる。これからはヴェルファイア&アルファードの中古車が狙い目となるだろう。

  • 3列目シートの格納方法は車種によって異なる。女性でも扱いやすいか否かは、購入時にしっかりとチェックしておくべきだろう。

    3列目シートの格納方法は車種によって異なる。女性でも扱いやすいか否かは、購入時にしっかりとチェックしておくべきだろう。

  • エルグランドやアルファードといった高級ミニバンの2列目シートは、心地よさを徹底追求。ただしシートアレンジの数は限られる。

    エルグランドやアルファードといった高級ミニバンの2列目シートは、心地よさを徹底追求。ただしシートアレンジの数は限られる。

icon 「豊富な選択肢が揃うスタンダードモデル」 トヨタ ヴォクシー

現行・先代型ともに商品力の高さは抜群
ヴォクシー&ノアは2014年1月にフルモデルチェンジを受けた。約1年を経過して、代替え需要による従来型の中古車が増えている。価格が下がって買い時になった。従来型は床が高めで3列目は少し狭いが、内装は上質だ。先代型には3列目をレバー操作で格納できる便利な機能も備わる。モデル末期まで大量に売られていたミニバンだから商品力は高い。兄弟車のノアと併せて、豊富な品揃えのなかからピッタリの中古車を選べる。

  • トヨタ ヴォクシー

    中古車市場データ 中古車価格帯:185万~334万円

  • 現行型は流通台数が少なく相場も高値。中古車価格帯が86.4万~229.8万円という先代型をターゲットとするのがベターといえる。

  • トヨタ ヴォクシー

  • 7人、8人乗りともに大容量の荷室スペースが確保できる。子供用の自転車は余裕をもって積載可能。

icon 「値落ち率は少ないが買い得感アップは必至」 トヨタ ヴェルファイア

中古車の台数増加で相場が動く
2015年1月26日にフルモデルチェンジを受けたので、これから従来型の中古車が増える。高級ミニバンの定番とあって値落ちは少ないが、それでも新型が登場すれば価格が下がる。兄弟車のアルファードと併せて検討したい。新型では3.5L V6を除くと、エンジンが刷新されて燃費が向上した。安全装備も進化するが、居住空間の広さ、荷室の容量と使い勝手は先代型と大差ない。ミニバンとしての実用性を重視するなら、割安な中古車がオトクだ。

  • トヨタ ヴェルファイア

    中古車市場データ 中古車価格帯:194.4万~430.2万円

  • モデル末期となっているが、人気車種であるため相場は下がりにくくなっている。初期型でも100万円を切る車両は流通台数が少ない。

  • トヨタ ヴェルファイア

  • ゴージャスな雰囲気の室内には、エグゼクティブパワーシートなどの装備により心地よさは満点。

icon 「割安に購入したいなら標準車を狙うのが得策」 日産 セレナ

流通台数が多くて選択の幅が広い
先代型が2005年、現行型は2010年に登場した。いずれも新車の販売台数が多く、中古車市場での流通台数も豊富だ。先代型も背の高いボディで車内が広く、シートアレンジも多彩。サイドウインドウの下端が低めで視界も良い。現行型も登場後4年以上を経過して、中古車が選びやすくなった。高機能で実用的なミニバンが欲しいなら、セレナの中古車に注目したい。とくに標準ボディは、ハイウェイスターよりも人気が低く価格が割安になる。

  • 日産 セレナ

    中古車市場データ 中古車価格帯:120.1万~231.8万円

  • ファミリーカーとして長く乗ることを念頭において選ぶなら現行型がオススメ。ハイウェイスターよりも標準車のほうが価格が手頃だ。

  • 日産 セレナ

  • 先進的なデジタルメーターによってアイドリングの停止時間を示すなどエコ運転をサポートする。

Column

新型の登場であのミニバンがさらに買いやすくなる!?
新型への代替えが増えると中古車市場には旧型が多数流通して価格が変動する。そういった観点から、ミニバンクラスで今後狙い目のモデルがなにかと考えると、2015年に新型の登場が予定されているアルファード(ヴェルファイア)、ステップワゴンの2台となる。先代型はもちろん先々代型の価格も大きく下がるはずだ。

icon トヨタ アルファード

品格溢れるデザインは所有する満足感が存分に味わえる。前席はもちろん、2列、3列目の快適性はミニバンクラスのなかでも突出している。

  • トヨタ アルファード

    中古車市場データ 中古車価格帯:207.2万~427.8万円

  • 先代型の相場は緩やかに下降し、今後さらに下がると予想できる。ちなみに先々代型は100万円以下の車両が中心となっている。

icon ホンダ ステップワゴン

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用することにより、重心位置が低くできるため、ハイルーフながら優れた操縦安定性を発揮する。

ホンダ ステップワゴン

中古車市場データ 中古車価格帯:115.9万~226.8万円

初期型はすでに5年落ちとなり、相場価格はかなりこなれている。両側電動スライド、リヤビューモニター付きが狙い目となる。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 1月調べ

ジャンルごとに徹底調査! いま、売れているクルマとその理由

ジャンル別考察 軽自動車 小さくても多彩なニーズに応える人気車揃い

軽自動車は独自の規格によってサイズや排気量に制限があるものの、それに伴う優遇制度が多々ある。毎年支払う自動車税をはじめとした税金が安いのもそのひとつ。また、税金のみならず保険料が安くなるケースもあり、登録車に比べると、維持費を大幅に抑えることができる。近ごろは軽自動車の価格を下まわったリーズナブルなコンパクトカーも登場したが、それでも維持費も含めて考えると、軽自動車のお手頃さには及ばない。

  • 優れた経済性に加え、利便性が高められた軽自動車は、いまや家族カーの筆頭となっている。

    優れた経済性に加え、利便性が高められた軽自動車は、いまや家族カーの筆頭となっている。

  • 小さな子供と行動を共にするママにとっては、とても便利で重宝する機能や装備が充実。

    小さな子供と行動を共にするママにとっては、とても便利で重宝する機能や装備が充実。

■Goo-net検索・軽自動車ランキングTOP10

1位 スズキ アルトラパン
愛らしいスタイルはアルトシリーズであることを意識させない。

2位 ダイハツ ミラ
車両価格が手頃なベーシックなスモールカーとして人気を博す。

3位 スズキ アルト
燃費は軽自動車トップの実力。2014年12月にフルモデルチェンジ。

4位 ダイハツ ミラジーノ
ミラをベースにレトロなスタイルへと仕上げたオシャレスモール。

5位 ダイハツ ミラココア
パステル系のボディカラーや丸型ヘッドランプで可愛さをアピール。

6位 ダイハツ ミライース
低燃費で経済的という軽自動車の本質をとことん追求したモデル。

7位 ダイハツ エッセ
飾らないシンプルなスタイルが特徴。車両価格が安価なのもウリ。

8位 スズキ アルトワークス
ターボエンジンを搭載し、足まわりもチューンした走りの軽カー。

9位 スバル R2
軽自動車では数少ない4気筒エンジン搭載車。内外装の質感も高い。

10位 三菱 ミニカ
初代から8代目(最終型)まで49年もの歴史をもつ三菱の軽自動車。

売れ筋カー スズキ アルトラパン

スズキ アルトラパン

ラパンが人気の理由を考える
既存の軽自動車にはないオシャレな雰囲気

ワゴンRやムーヴといった人気車種を押さえて検索ランキングのトップに君臨。女性ユーザーをターゲットにしたキュートなスタイルやオシャレなインテリアは、軽自動車クラスのなかでも際立って個性的だ。軽カー=チープな小型車という既存のイメージを覆した点こそ、ラパンが支持されている最たる理由といっていいだろう。

  • いまどきの軽自動車はインテリアのクオリティが高く、所有する満足感を十分に得ることができる。

    いまどきの軽自動車はインテリアのクオリティが高く、所有する満足感を十分に得ることができる。

  • 室内は広さこそ軽自動車のそれだが、シート地やドアパネルのデザインやカラーはオシャレ度が高い。

    室内は広さこそ軽自動車のそれだが、シート地やドアパネルのデザインやカラーはオシャレ度が高い。

中古車市場データ モデル末期を迎えて相場は緩やかに下降中

モデル末期を迎えて相場は緩やかに下降中

中古車価格帯:54.4万~116.4万円

現行型は登場から6年が経過し、平均相場は80万円台まで下がっている。流通台数も多く、コンディションのいい車両が手頃に入手可能だ。

ライバル車はコチラ

icon ダイハツ ミライース

ダイハツ ミライース

中古車市場データ 中古車価格帯:49.5万~91.9万円

低燃費・低価格を追求した第3のエコカーとして登場し話題を集めた。JC08モード燃費はガソリン車トップレベルの35.2km/Lを達成している。

icon スズキ MRワゴン

スズキ MRワゴン

中古車市場データ 中古車価格帯:63.4万~105.9万円

基本性能の高さと個性溢れるスタイリッシュなデザインを融合。タッチパネルオーディオをはじめ、これまでの軽自動車にない機能を備えている。

icon ダイハツ エッセ

ダイハツ エッセ

中古車市場データ 中古車価格帯:23.8万~70万円

「シンプルでおしゃれなカジュアルミニ」をコンセプトに開発されたモデルで、77万円(新車時価格)というリーズナブルな価格も話題となった。

識者がオススメする ベスト・軽自動車

  • モータージャーナリスト 藤島知子

    藤島知子氏

  • モータージャーナリスト 藤島知子

    レースで培った経験をもとに、さまざまな媒体でクルマの魅力を伝えるジャーナリスト。走りにも一家言ある女性らしからぬ一面も。

ジャンルごとの特徴が自分にマッチしているかを要確認
軽自動車はスモールカーならではの小まわり性、普通車よりも割安な税金面や高速料金、燃費性能といった経済性など、日常生活にジャストフィットなクルマとして、その価値が見直されている。限られたサイズのボディにアイディアを凝らし、多彩なキャラクターが存在しています。
デザインにひと目惚れして自分の一台を決めるのもいいですが、ひと言に軽といっても、走行性能や快適性、実用性はさまざま。カタログで比べると同じような機能をもつクルマでも、実際に触れたり、走らせてみると、そこから感じ取れるメリットは異なります。まずは自分が何を優先したいか整理してからクルマを決めたほうが、購入後の満足度は高まるはずです。
さて、軽のジャンルは大きく分けて3つに分かれますが、(1)軽本来のシンプルなモデル(2)空間のゆとりと走行性能をバランスさせたモデル(3)さらなる室内高でコンパクトカーに負けない空間をもつスーパーハイトワゴン。これらの各クラスのメリットに注目すると、(1)はミライースやアルトなど、軽量な車重を生かして燃費面でメリットが得やすく、肩肘張らずに向き合えるシンプルさが魅力。(2)はムーヴやワゴンRを代表とするハイトワゴン。室内の広さと走行性能が両立しやすいのも特徴で、『くつろげる空間は欲しいけど、走りの質も譲れない』といったバランスを重視する人にオススメのクラス。また(3)はタントやN-BOXといったスーパーハイトワゴン。フィットクラスのコンパクトカーをものともしない広大な室内空間は、ママチャリまで積めるゆとりをもち、子育て層をはじめ、一家に一台のクルマとしての乗り換えにも対応できてしまうものです。ちなみに(2)と(3)は上級クラスからの乗り換え層を取り込むクラスとして注目されています。
最近では、さらなる室内高をもつN-BOX+に加えダイハツ ウェイクも誕生して本格的な趣味にも対応。ニーズの多様化に応じて、選択肢の幅が広がってきているのです。

icon 「キュートなルックスで幅広い世代のハートを掴んでいます」 ダイハツ ミラココア

流行に左右されない独自性がもち味
親しみやすいキャラクターながらも爽やかさを感じさせるミラココア。ボディ色は優しげなマカロンカラーが設定されていたり、インテリアは素朴ながらセンスのいいシート表皮を採用していたり、甘くなりすぎないキャラクターが幅広い世代のハートを掴んでいます。2009年に登場して以来マイチェンも行われていますが、トレンドに左右されにくいデザインだけに、まだ高値で取引される高年式よりも、価格がこなれた前期型が狙い目です。

ダイハツ ミラココア

中古車市場データ 中古車価格帯:64.5万~103.8万円

軽自動車のなかでも独自の世界を作り上げているモデルとあって、相場は下がりにくい。高値だがそれに見合った満足感は得られる。

  • ダイハツ ミラココア

  • インテリアはカラー、素材などを統一することによって仕立てのよさをアピールしている。

icon 「軽自動車でもこだわって作るのがスバル流」 スバル R2

軽自動車とは思えない質感の高さが魅力
いまや軽の生産から撤退したスバルですが、中古車だからこそ手に入れられる魅力的なモデルがあります。R2は操縦性や乗り心地の面でメリットが得られる4輪独立式のサスペンションの採用をはじめ、スタイリングは飛行機メーカーをルーツとするスバルらしく、翼をイメージさせるもの。軽自動車の枠を超えた質感やデザインのコダワリは舌を巻く出来映え。デザインコンシャスで空間は二の次ですが、個性的なモデルとしてオススメ。

  • スバル R2

    中古車市場データ 中古車価格帯:16.7万~85.3万円

  • 2010年に生産が終了したモデルで、軽自動車でも室内の広さや使い勝手が重視される傾向が強まったこともあり相場は大きく下がった。

  • スバル R2

  • デビュー当時、チープな軽自動車が多かったなかで質の高さを追求。年数を経ても色褪せない。

icon 「扱いやすい軽量ボディは走りと燃費にメリットあり」 スズキ アルト

誰にでも扱いやすいベーシックな軽カー
2014年末まで生産されていた先代型がイチオシ。車両価格も30万円前後からと選択肢が広い。小まわり性もさることながら運転席からはサイドウインドウの直接視界が開けていて、クルマまわりの状況が掴みやすい。ベーシックなモデルながら、軽いボディに副変速機構付きCVTを採用し、ノンターボでも必要な力が得られて味わい深い走りを披露してくれる。背伸びせず、肩肘張らずに向き合える走りはどこかホッとさせてくれる癒し系。

  • スズキ アルト

  • モーターなどの二次動力がなくても30km/Lを超える超低燃費を達成。CVTとの組み合わせで走りも良好。

Column

あの人気車の相場は今後どうなる?
いま、軽自動車クラスにおいて売れに売れているのがこの2台。タントは月販平均で1万9000台、一方のハスラーは8000台を超えるペースで売れ続けている。新車でこれだけ売れているとなれば、今後中古車市場への流通も期待できるが、台数が多いだけに中古車の相場は下がる傾向になると予想できる。

icon ダイハツ タント

ダイハツ タント

中古車市場データ 中古車価格帯:96.1万~135.8万円

広い室内、助手席側がフルオープンとなるミラクルオープンドアなど、このクルマでなければ得られない付加価値が人気の理由だ。

icon スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

中古車市場データ 中古車価格帯:92.9万~224万円

オフロードを走る機会が多いユーザーに向けて開発された軽クロスオーバーSUVだ。個性だけでなく、基本性能の高さも魅力。

クルマを趣味性で選ぶ人に朗報 スポーツカーがいよいよ買いやすくなってきた!

人気のスポーツカーがついに手に入るときがやってきた

人気のスポーツカーがついに手に入るときがやってきた

レクサス RC、ダイハツ コペンマツダ ロードスターなど、いま新車市場ではスポーツカーに対する注目度が俄然高まっている。新車市場の流行と中古車市場における動向は必ずしもイコールではないが、市場に何かしらの影響はあるはずだ。
事実、中古車市場には魅力的なスポーツカーが数多く流通しており、どれも新車時よりも現実的な価格となっている。モデルチェンジが実施される、あるいは年数を経る、流通台数が増加したなど、相場が動く要因はいくつかあり、スポーツカーが買いやすくなるのは間違いないと予想できる。しかも、そのほとんどが人気車種となっていることも注目すべきポイントといえるだろう。

スポーツカーが買い時の理由

icon ダイハツ コペン(先代型)

モデルチェンジで相場が動く
コペン、ロードスター、WRXといったスポーツカーが相次いでフルモデルチェンジ。その影響によって中古車相場に動きが生じる。旧型を狙っているなら、日々変動している相場の動向を要チェックだ。

  • ダイハツ コペン

    中古車市場データ 中古車価格帯:46.4万~181.9万円

  • 登場から10年に渡り生産されたモデルで、年式、走行距離などさまざまな条件の車両が流通している。フルノーマルの車両は年式のわりに高値。

icon トヨタ 86

人気車種の流通台数が増加
トヨタが久しぶりに作り上げたスポーツモデルとして脚光を浴びた。スバルのBRZとは兄弟車の関係にあり、双方ともFR駆動ならではのクルマを操る感覚が存分に味わえる。6速AT仕様も選べる。

  • トヨタ 86

    中古車市場データ 中古車価格帯:152.9万~267.4万円

  • 初期型でも平成24年式となり、相場の中心は190万円から200万円台となる。登場から3年が経過する今年は、流通台数のさらなる増加が期待できる。

icon マツダ RX-7

旧車が注目を集める兆し
80年台後半から90年台にかけて人気を博したスポーツモデルが、再び注目を集めている。ただし車齢13年超のモデルは、自動車税や自動車重量税の重課が強化されていることを覚えておいてほしい。

  • マツダ RX-7

    中古車市場データ 中古車価格帯:23.6万~262万円

  • コンディションのいいノーマル車両、限定車は高値となっている。低年式、過走行でも100万円台の車両をターゲットにするのが賢明だろう。

icon 日産 フェアレディZ

年数を経て相場は下落傾向
一般的なクルマはほぼ5年おきにモデルチェンジするが、スポーツカーは概して長く作られるケースが多い。それゆえ初期型の相場は安くなる傾向にある。フェアレディZのような高額車両では顕著だ。

  • 日産 フェアレディZ

    中古車市場データ 中古車価格帯:204.1万~419.6万円

  • 新車時価格が廉価グレードで362万円だったことを鑑みると初期型が200万円台というのは買い得感がある。7年落ちでも質、走りには満足できる。

いまこそ買いのスポーツカーはコチラ

icon スバル インプレッサWRX STI

スバル インプレッサWRX STI

中古車市場データ 中古車価格帯:119万~369.1万円

インプレッサをベースにスポーティな特性が極められている。セダンのほか5ドアハッチバックも選べ、家族持ちにも推奨できる。

icon マツダ ロードスター

マツダ ロードスター

中古車市場データ 中古車価格帯:96.3万~233.9万円

現行型は登場から10年を経て、相場がかなり下がってきた。狙いは初期型よりも走りの質をバージョンアップした平成20年式以降だ。

icon ホンダ CR-Z

ホンダ CR-Z

中古車市場データ 中古車価格帯:106.6万~236.7万円

1.5Lエンジンに小型、軽量なモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、エコとスポーツの両立を図ったモデルだ。

icon 日産 スカイラインクーペ

日産 スカイラインクーペ

中古車市場データ 中古車価格帯:89.8万~439万円

躍動的なスタイルに見合った卓越した走行性能がもち味。内外装の質感の高さは既存の国産スポーツにはない特徴で、それゆえ高価。

icon スズキ スイフトスポーツ

スズキ スイフトスポーツ

中古車市場データ 中古車価格帯:122.3万~140.2万円

シャープなハンドリングをもち味とし、ベースモデルの素性の良さが実感できる。専用の内外装デザインはスペシャルな雰囲気が漂う。

icon マツダ RX-8

マツダ RX-8

中古車市場データ 中古車価格帯:31.2万~218.8万円

ロータリーエンジンを搭載した4人乗りの4ドアクーペだ。他に類を見ない特徴をもつ希少なクルマとしていまだ根強いファンをもつ。

まとめ

売れているクルマには必ず支持される理由がある!
いいクルマの基準は人それぞれかもしれないが、中古車市場で売れ筋となっているクルマは、必ずといっていいほど高評価を受けるだけの理由がある。人気車ゆえに他人と同じクルマを所有する確率は高くなるが、間違いのない選択であるということもいえるだろう。クルマ選びに迷ったら、まずは売れているクルマに注目してみる。中古車といえどもクルマは高額な商品であるから、失敗を避けるという意味でもベターな選択なのではないだろうか。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 1月調べ

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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