中古車購入チェックポイント
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2010.11.26

スバル フォレスター 中古車購入チェックポイント

  • スバル フォレスター 中古車購入チェックポイント

    スバル フォレスター

    CBA-SH5
    参考車両:XT プラチナレザーセレクション
    初年度登録:2008年2月

  • スバル フォレスター

■全体のチェックポイント

3代目となった初期のフォレスター。外観を変えただけでなく、SUVとしての洗練度を高めている。ほとんどが街乗りで、オフロードを走っている車両はまれといえるが、床下も慎重にチェック。特に、腐食(錆)に注意。4WDを過信して事故を起こす例もあるので、外装以外に、車体骨格部のダメージにも注意したい。エンジン、トランスミッション、4WD、走行安定装置など、走行機能や機構の整備状態を必ず販売店に聞いて確認すること。内装の状態も念入りにチェック。参考車両は、ターボ車で、装備はプラチナレザーセレクションだ。車両を選ぶ際には、仕様グレードによる装備の違いなども考慮したい。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    スバル フォレスター(正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     やや遠目から車体全体のバランスを見てみよう。外装部品の立て付けや塗装の状態などをチェック。違和感や不自然に見える箇所などがあれば、詳しく調べてみよう。
     前面は、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスをチェック。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換)は、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの変形や修正跡なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーの左右角や下側の損傷、破損などにも注意。バンパーやボンネット先端、フロントガラスなどの飛び石による打ち傷などにも注意しよう。

  • 2.後部のチェックポイント

    スバル フォレスター(後面)

  • 2.後部のチェックポイント

     前面と同様に、バンパー/プロテクター/テールゲート/コンビネーションランプ(テールライト)/フェンダーなどのバランスをチェック。後部ナンバープレートは、封印を剥がした形跡が車体部の修理/交換を推測するヒントになる。
     テールゲートの立て付けを見て、全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部にダメージがあるか、修理/交換していると考えられる。

  • 3.整備状態を確かめる

    スバル フォレスター(エンジン周辺)

  • 3.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、消耗部品を中心に、エンジンと周辺をチェック。エンジン部はカバーで覆われているが、オイルの滲みや汚れ(オイル漏れの兆候)などにも注意しよう。
     周囲と比べて新しく見える、交換している部品があれば、消耗品か、故障などか、事故などでダメージを受けたのか、整備記録も調べて交換した理由を探ってみよう。

4.車体内側の鉄板を調べる

 左右フェンダー側のフレームやパネル、室内側のパネル、前部の補強部材などエンジンルーム内の鉄板をチェックしよう。車体の骨格となる重要な部分を修理している車両は、修復歴ありと明示しているはずだが、念のために、歪みや修理/交換跡などがないか確認。カバーや機器類などがあって細部までは見えないが、隙間からできるだけ奥まで覗いてみよう。

  • 5.取り付け状態を確認

    スバル フォレスター(フロントフェンダー)

  • 5.取り付け状態を確認

     フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかチェック。
     取り付けネジを回した形跡がないかチェック。下側にあるパネルの状態も調べよう。
     フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、修理しても修復歴にはならない。しかし、外して修理、あるいは交換しているとなれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないかを確かめる必要がある。

  • 6.前部の必須チェックポイント

    スバル フォレスター(ラジエターサポート)

  • 6.前部の必須チェックポイント

     エンジンルームの最前部で車体の左右に繋がっているラジエターサポートを調べよう。車体部に大きな衝撃を受けると影響が及びやすく、修理/交換する確率が高い。
     ラジエターサポートは溶接で取り付けているので、左右フェンダー側のフレーム部との接続部や下側のメンバー(補強部材)の状態にも注意。ラジエターをはじめ、ヘッドライトやフロントグリルなど、関連部品の取り付け状態にも注意しよう。

  • 7.ボンネットのチェック

    スバル フォレスター(ボンネット)

  • 7.ボンネットのチェック

     外面をチェックしたら、裏面側に修理跡などがないかもチェックしよう。特に、シーラーの状態に注意。
     ボンネットを外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジをチェック。ヒンジも、修正や脱着した形跡、あるいは交換していないか確認する。
     ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部を修理/交換していないかも、より慎重に調べる必要がある。

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

    スバル フォレスター(車体前部側面)

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

     外装部品の立て付けは、例えば車体前部側面では、フェンダーを中心に見てみると、バンパー/バンパープロテクター、ヘッドライト、ボンネット、ピラー(フロントガラス部の柱)、ドア、サイドプロテクターなどが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、どれかがダメージを負ってずれているか、あるいは修理/交換している可能性がある。
     隙間を境に、隣り合う外板パネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が微妙に違って見えることがある。

  • 9.角度を変えると見える

    スバル フォレスター(車体まわり)

  • 9.角度を変えると見える

     車体まわりは、見る角度を変えながらチェックしよう。プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確認しやすい。
     表面を斜めから透かして見ると、浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども見つけることができる。しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装の艶が違う部分や肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    スバル フォレスター(フェンダー)

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

     フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ部(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷や凹み、歪みなどがないかチェック。
     縁の内側に折り曲げている部分に修理跡などがないかもチェック。さらに奥も覗いて、タイヤハウスの状態もチェック。
     同様に、バンパー側の状態もチェック。バンパーの取り付け状態にも注意。
     リアフェンダーは、ドアの部分に設置しているフェンダーモールの損傷や交換にも注意しよう。

11.側面のチェックポイント

 ドアに大きな損傷を負うと、外して修理、あるいは交換することも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換していると決めつけるわけにはいかない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺も詳しく調べて判断する必要がある。

  • スバル フォレスター(ドアヒンジ部1)

  • スバル フォレスター(ドアヒンジ部2)

12.下側にも注意ポイント

 車体側面は、下部に設置しているサイドシルプロテクターに損傷や破損などがないかチェック。修理/交換していないかチェック。取り付け状態も確認。
 重要なのはプロテクターで覆われているサイドシル(車体前後方向に通っている梁)のほうだ。ドアを開けて、ステップ部に損傷や修理跡などがないかチェック。床下側も覗いて、損傷や歪み、腐食、修理跡などがないか必ずチェックしたい。

  • スバル フォレスター(サイドシルプロテクター)

  • スバル フォレスター(ステップ部)

13.リアフェンダーのチェック

 リアドアを開けて、開口部を調べよう。後席への乗り降りなどで傷付けることも多い。擦り傷、引っ掻き傷、打ち傷などがないか。簡易補修跡などがないかチェック。修理跡などがないかも確認。
 開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを修理している。傷や凹みの補修、あるいは大きな損傷を修理している疑いもある。周辺を詳しく調べてみよう。
 車体右側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないか確認する。

  • スバル フォレスター(リアドア開口部)

  • スバル フォレスター(フューエルリッド)

  • 14.開口部を慎重にチェック

    スバル フォレスター(テールゲート開口部)

  • 14.開口部を慎重にチェック

     テールゲートもサイドドアと同様に、内側に修理跡がないかチェック。ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジおよびヒンジを固定している部分に歪みや修理跡などがないかも調べよう。
     開口部の鉄板部は、溶接、シーラー、塗装の状態に注意して、修理/交換の形跡などがないかチェック。開口部の下半分は鉄板が見えないが、コンビネーションランプやバンパーの取り付け状態に注意。追突事故などで強い衝撃を受けると、ダメージが広範囲に及ぶことがあるので、慎重にチェックしよう。

  • 15.テールゲートのチェック

    スバル フォレスター(テールゲート)

  • 15.テールゲートのチェック

     解錠/施錠の具合をまずチェック。運転席側の集中ドアロック、リモコンドアロック、キーレスアクセス機能などの操作具合も確認。
     テールゲートを開閉して、上げ下げの動きがスムーズかどうかチェック。上げた状態でしっかり止まっていることも確認。
     閉める時にカチッと収まらない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。ずれているだけなら調整するなどで直ることもあるが、車体が歪んでいる車両には要注意。異常を感じたら、販売店で調べてもらおう。

  • 16.床の中もチェック

    スバル フォレスター(スペアタイヤ収納部)

  • 16.床の中もチェック

     ラゲッジフロアを開けて、スペアタイヤ収納部周辺にしわや歪み、修理跡などがないかチェック。新しい塗装跡があれば、錆などの補修か、修理跡か、詳しく調べよう。リアバンパーの裏側にあるリアフレームの歪みや修正などにも注意。

  • 17.床下を覗いて確認

    スバル フォレスター(床下)

  • 17.床下を覗いて確認

     フレーム(骨格)やメンバー(補強部材)など鉄板部、マフラーやサスペンションなど部品類、ブラケットなど金具類も、損傷や歪み、修理/交換の形跡などがないか。前後バンパーの裏側や左右サイドシルの奥も覗いてチェック。
     油汚れ(オイルやグリスなどの漏れの兆候)やゴム部品の割れなどにも注意。降雪地を走っている車両は、道路に撒いた融雪剤が付着したまま放置していると、錆が発生しやすい。錆は、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行に注意したい。

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    スバル フォレスター(タイヤとホイール)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

     タイヤは、スリップサイン(使用摩耗限界)を目安に、残り溝の深さをチェック。傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかもチェック。同時に、接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているか、車体が歪んでいるのか、原因を確かめる必要がある。
     ホイールは、損傷や破損などがないかチェック。リム部(タイヤと接している縁の部分)に曲がりがないかも確認。スチールホイールは曲がるだけで済むこともあるが、アルミホイールは過度な衝撃による歪み(変形)や割れなどにも注意する必要もある。

  • 19.エンジンをかけてみる

    スバル フォレスター(始動)

  • 19.エンジンをかけてみる

     エンジンをかけて、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。始動時には、表示/警告灯類の点灯などにも注意。キーレスアクセス&プッシュスタートシステム装備車は、機能の具合も確認。
     容易にエンジンがかからなければ、始動困難に陥った原因を突きとめる必要がある。不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えていると考えられる。異常を判断するのは難しい部分もあるので、購入時には点検と整備を販売店にやってもらうようにしよう。

  • 20.トランスミッションのチェック

    スバル フォレスター(セレクトレバー)

  • 20.トランスミッションのチェック

     セレクトレバーを各ポジションに切り替えて、緩みや引っかかりなどがないか、操作具合をチェック。できれば試走して、ATはオートマチックの動作を確認。マニュアルモードやSI-DRIVEなども、走行中にチェック。MTは、クラッチの断続とシフト操作の具合を確認。ヒルスタートアシストの状態も確認。AT車とMT車とでは4WD機構が異なるが、機能に問題がないか確認したい。いずれにしても、駆動系の状態も販売店で点検してもらうほうがいい。

  • 21.装備機器類の機能を確認

    スバル フォレスター(装備機器類)

  • 21.装備機器類の機能を確認

     ヘッドライト、ウインカー、テール/ブレーキ/バックランプなど、保安装置類の作動状態をチェック。エアコンやオーディオなど、電装機器や電動機構は、スイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確認。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯、ステアリングスイッチなども、忘れずチェックしよう。
     仕様グレードによって異なる装備、メーカーオプションや販売店オプション、後付け装備など、車両の装備は販売店で現車を見て確認しよう。カーナビが付いている場合は、地図の発行時期なども確かめたい。

22.室内の隅まで細かくチェック

 シートや内装材などに汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席や荷室もチェック。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは、内部もチェック。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口など、可動部の破損にも注意。小さなフック類にいたるまで、慎重にチェックしよう。前席のソフトフラット機能、後席のワンタッチフォールディングなど、シートの機能も試してみよう。

  • スバル フォレスター(シート)

  • スバル フォレスター(ラゲッジスペース)

  • 23.車両の情報をチェック

    スバル フォレスター(書類)

  • 23.車両の情報をチェック

     備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
     現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容にも注意しよう。

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルが折れ曲がっている角の線)や、モール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2007年12月にフルモデルチェンジした3代目。ステーションワゴンの面影を残していた従来モデルに比べて、時代に沿った新しいクロスオーバーSUVに替わった。フロントまわりの意匠やフェンダーアーチの膨らみのほか、全体的にはヨーロッパ車の雰囲気があるのも従来から変わっているところだ。車体はひとまわり大きく、ゆとりのある室内空間を確保し、前後視界も向上。乗員の乗降性や荷物積載の利便性を高めるなど、使い勝手もよくなっている。

●2.0L(1994cc)水平対向エンジンは、自然吸気とターボの2種。トランスミッションは、マニュアルモード付4速ATと5速MT。ターボのATは、3モードの走行特性を選べるSI-DRIVEを装備。AT車はアクティブトルクスプリット方式4WD、MT車はビスカスLSD付センターデフ方式AWD。MT車は、上り坂での発進を補助するヒルスタートアシストを装備。駆動力や横滑りを制御するVDC機構を全車に装備する。
仕様グレードは、基本的な装備だけ備えて価格を抑えたベーシックタイプが「2.0X」。スタンダードタイプの「2.0XS」は、フロントフォグランプ、本革巻きステアリングホイール&シフトノブ、クルーズコントロール、リア中央席リトラクタブル式リアテーブル、リヤゲート側からワンタッチでリアシートを前倒しできるワンタッチフォールディング機能、撥水機能付きのハニカムコードファブリックシート(ブラック内装仕様車)、CDプレーヤー&AM/FMチューナー、16インチアルミホイールを標準装備。「2.0XT」は、ターボエンジンを搭載したスポーティタイプで、ボンネット上にエアスクープが付く。XSの装備を基本に、キセノン(HID)ヘッドランプ、リアルーフスポイラー、スポーツルミネセントメーター、アルミパッド付スポーツペダル、SI-DRIVE、17インチアルミホイールなどが加わる。
標準グレードにパッケージ装備として設定している「プラチナセレクション」は、一部装備がXTと重複する部分もあるが、前後フォグランプ、リアルーフスポイラー、スポーツルミネセントメーター、ウェルカム照明、サンルーフ、17インチアルミホイールを追加。内装は、ライトグレー(プラチナ)基調で、撥水加工ファブリックプラチナシートを採用。「プラチナレザーセレクション」では、本革プラチナシートなども組み込まれて、さらに上質感が高まる。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定(2007.12)

グレード型式シフト駆動
2.0(1994cc)
2.0XDBA-SH55MT4WD
DBA-SH54AT4WD
2.0XSDBA-SH55MT4WD
DBA-SH54AT4WD
2.0XS プラチナセレクションDBA-SH54AT4WD
2.0XS プラチナレザーセレクションDBA-SH54AT4WD

2.0(1994cc)ターボ
2.0XTCBA-SH55MT4WD
CBA-SH54AT4WD
2.0XT プラチナセレクションCBA-SH54AT4WD
2.0XT プラチナレザーセレクションCBA-SH54AT4WD

●その後、2008年8月:スバル発売50周年記念特別仕様車「ブラックレザーリミテッド」を発売。◇2009年01月:一部改良。◇2009年7月:特別仕様車「スポーツリミテッド」を設定。◇2009年9月:特別仕様車2.0X「フィールドリミテッド」を設定。◇2009年12月:ターボ/AT車を改良。◇2010年5月:特別仕様車2.0X「フィールドリミテッドII」を発売。◇2010年10月:マイナーモデルチェンジ。2.5Lターボエンジン車を追加設定。STIコンプリートカー「tS」を発売。

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