ホンダN-WGNの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

Ｎ－ＷＧＮは2013年11月の誕生以来、「プラウド・オーセンティック・デザイン」をコンセプトにソフィスティケートされた品ある艶やかなスタイリングが特徴です。明るく清潔感に満ちた上質なインテリア、伸びやかな開放的な室内空間などから、幅広い層の方々から支持を集める人気モデルです。

2011年12月にリリースされた「Ｎ ＢＯＸ」「Ｎ ＢＯＸ＋」から始まる、革新プラットフォームを採用し、既存の枠に捉われることなく、新たな軽自動車のベンチマークを目指す「N」シリーズの第4弾モデルとして開発されました。

燃料タンクを前席下に配置した「センタータンクレイアウト」を採用した室内空間は、乗る人の居住性を優先性したホンダのクルマ作りのフィロソフィである「M・M（マン・マキシマム／メカ・ミニマム）思想」の下、徹底したスペース効率デザインや1655mmの余裕のある全高や低フロア化により、ヘッドクリアランスに十分余裕のある優れたユーティリティ＆ラゲッジスペースを実現しています。

発売から約1ヶ月間で当初の月間販売目標台数の約2倍を受注するなど、その後も安定した好調なセールスを続けています。

クラストップレベルの省燃費性能を実現し、軽快な吹け上がりや粘りのある実用性の高いNAエンジン、シャープなレスポンスを誇ります。全域にわたりトルクの厚い力強い走りを提供するターボエンジンが用意され、途切れのないスムーズな加速性能や低燃費にも寄与する高効率CVTとの組み合わせとなります。

後席にも対応した6つのエアバッグシステムをはじめ、高い衝撃吸収性能を誇る衝突安全設計ボディや市街地走行でも安心感の高いシティーブレーキアクティブシステムの設定など、高い安全性能も魅力の1台です。

派生モデルのN-WGNカスタムには「アバンギャルド・エモーション」をコンセプトにデザインされました。エアロ形状の大型フロントバンパーやサイドシルガーニッシュ、テールゲートスポイラーなどを備えた、迫力のあるダイナミックなスタイリングが圧倒的な個性を放っています。

ここではN-WGNの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

・C
直列3気筒DOHC自然吸気エンジンを搭載するベーシックグレードです。
トランスミッションはCVT、駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

ベーシックグレードながら、運転席用i-SRSエアバッグシステム＆助手席用SRSエアバッグシステムやVSA（ABS+TCS+横すべり抑制）をはじめ、エマージェンシーストップシグナルやヒルスタートアシスト機能などの充実した安全装備が施されています。

また、フルオートエアコン、電波式キーレスエントリーシステムやフットパーキングブレーキ、ヘッドライトオートオフ機能に加え、電動格納式リモコンカラードドアミラーなどの快適装備が備わります。

4WDモデルには前席シートヒーターが追加装備されます。
足回りは14インチタイヤ＆スチールホイール+フルホイールキャップが装着されます。

・G
「C」グレードに対して、Hondaスマートキーシステムやプッシュエンジンスタート＆ストップスイッチをはじめ、アレルクリーンシートやフロントシートアームレストなどの快適装備に加え、シートバックポケットが追加装備される中間グレードです。
また、クロームメッキ付フロントバンパーとなります。

・G・Lパッケージ
「G」グレードに対して、運転席ハイトアジャスターやナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器、360°スーパーUV＆IRパッケージ、ハーフシェイドフロントウインドウなどの快適装備が追加される上位グレードです。

プラズマクラスター機能付フルオートエアコン、シルバー塗装ステアリングガーニッシュ＆ピアノブラック調センターパネル＆メーターパネルに加え、クロームメッキリヤライセンスガーニッシュへグレードアップされます。

また、フロントワイパーが車速連動間欠＆バリアブル間欠仕様となります。

・G・ターボパッケージ
直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載するスポーティグレードです。
「G・Lパッケージ」グレードに対して、フロントスタビライザーが追加装備されます。
足回りは14インチタイヤ＆アルミホイール（ピューターグレー塗装+切削+クリア塗装）となります。

ここでは、N-WGNの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。

・JH1：0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：29.4km/L
年間ガソリン代：約45,918円（340.1L×135円） ※1
軽自動車税：年間10,800円 ※2
年間維持費：約56,718円 ※3

・JH1：0.66L/CVT/FFモデル/ターボ
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：26.0km/L
年間ガソリン代：約51,923円（384.6L×135円） ※1
軽自動車税：年間10,800円 ※2
年間維持費：約62,723円 ※3

・JH2：0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：26.2km/L
年間ガソリン代：約51,526円（381.7L×135円） ※1
軽自動車税：年間10,800円 ※2
年間維持費：約62,326円 ※3

・JH2：0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル/ターボ
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：24.2km/L
年間ガソリン代：約55,785円（413.2L×135円） ※1
軽自動車税：年間10,800円 ※2
年間維持費：約66,585円 ※3

※1．ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2．軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは10,800円の税額を用いています。
※3．年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

軽自動車税について
※1　平成27年3月31日以前に新規取得された新車：年間7,200円
※2　平成27年4月1日以降に新規取得された新車：年間10,800円
※3　最初の新規検査から13年を経過した自動車：年間12,900円

N-WGNは軽自動車の新たなベーシックカーを目指し、「洗練された上質なデザイン」「爽快で安定した走行性能」「大人4人がゆったりと快適に移動可能な居住性」「歩行者や全ての乗員に対応した先進の安全性能」「環境性能」などを具現化した人気の高い軽ハイトワゴンとして、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。

また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

初代 ホンダ JH系：29.8～159.8万円
JH1：29.8～156.9万円
JH2：18.8～149万円

G：18.8～135.8万円
G・Aパッケージ：37～143.8万円
G・ターボパッケージ：45.8～156.9万円
G・Lパッケージ：66.6～145.7万円
C：69～135万円
G SSコンフォートパッケージ：79.8～149万円

N-WGNは2013年11月の誕生以来、2度の仕様変更が実施されていますが、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを受けることなく、現在も初代モデルが販売されています。（2018年12月時点）
リリースから5年が経過しており、2013年式や2014年式、1度目の車検を迎えた2015年式モデルの中にはだいぶ値ごろ感の出てきた車両が見受けられます。
人気の高いモデルらしく、どの年式もあまり偏りのない多くの車両が登録されている特徴があります。

2014年式では未だに80万円台が中心となり、安定した中古車相場が形成されています。
走行距離に関しては、2014年式および2015年式では1万kmから5万kmの車両が多く見られ、幅はあるものの、ほぼ年式相応のマイレージと言えるでしょう。

2017年式と2018年式では、ほぼ新車状態の登録だけを済ませた車両も多く登録されています（上記中古価格帯については、2018年12月13日時点での数値となっています）。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。