中古車購入チェックポイント
更新日:2023.11.22 / 掲載日:2022.03.02
中古車を見に行くだけの来店はOK?予約が必要になるのはどんな時?
ディーラーや中古車販売店を訪れる目的は人それぞれですが、中古車を買うことを目的とせず、見に行くだけという場合もあるでしょう。
そんな時も事前の来店予約は必要なのか、迷う方もいるかもしれません。
この記事では「中古車を見に行くだけ」「予約なし」でも販売店に来店してもいい理由を解説します。
反対に予約なしでお店に出向いて失敗するパターンやそれぞれの場合に必要な準備・心構えなども説明します。

たとえ中古車でも車は大きな買い物です。お店側も売りたいと思っています。それだけに予約なしで見るだけを目的に来店するのは失礼な気がしますし、気が引けるかもしれません。
特にディーラーは綺麗で洗練された店舗も多く、気軽に訪問するには敷居が高く感じられます。
しかし、実際には予約なしで車を見るだけの来店はよくあることで失礼にはあたりません。
そもそも、購入する車の内容が最初から決まっていて、あとは店に行ってその車を買うだけという状態で初めて来店する方はあまりいないでしょう。
また、中古車を購入する場合は事前のリサーチと実車のチェックを重ねながら、欲しい車を絞り込んでいく方が多いです。
中古車を探す場合は複数の店舗でさまざまな車種をチェックし、その中から1台を選び出すことも多いです。
ディーラーも中古車販売店も、そうしたことは当たり前と思っていますし、実際には想像よりも敷居が低いものです。
気負わずに見るだけの目的で予約をせずに来店してみましょう。

お店側としては、予約なしの来店も基本的には問題ありません。
しかし、来店する側としては「どんな情報を得るのが目的なのか」「どんなタイミングで来店すればいいのか」などは事前に心の準備をしておいたほうがいいでしょう。
お店には自分以外にお客さんがいるかもしれません。特に混雑しているタイミングだと、他の人が気になってじっくり車を見られなくなることもあります。
効率を考えてチェックポイントと来店時間は絞っておくのがベストです。
例えば、新車のラインナップが知りたいのであればカタログをもらうことになります。
一方、中古車を探しているのであればお店ごとに扱っている車種や品質の傾向、価格などに焦点を合わせて展示車などをチェックすることになるでしょう。
中古車選びは販売店選びそのものだと言われることがあるほど、どこの販売店で買うかが重要です。お店の雰囲気やスタッフの態度など、自分に合うか、信頼に値するかどうかも見るべきポイントです。
できれば平日の開店直後に来店するのがベストです。
一般的な休日は家族連れで混雑することもあり、平日のほうがスタッフもゆとりを持って対応することができます。また、他のお客さんがいないことで、こちらも気兼ねなく詳しい話を聞くことができるでしょう。
なお、ディーラーは月曜・火曜・水曜のいずれかが定休日になっていることも多いので、営業日は事前に確認しておきましょう。
こうしたお店は、土日祝日の午後に混雑する傾向があります。また、わざわざ朝一番の開店直後に来店して「買う気がある!」と判断されれば、より丁寧に対応してくれるかもしれません。

ディーラーや販売店に赴く場合、基本的には事前予約をしていったほうがお店側もスムーズに対応できるなどメリットが大きいです。
では、逆に予約なしでもすぐに対応してくれるのはどんな場合でしょう?
特に走行に関わる不具合だと急を要しますし、それを見てもらわなければ分からないので、まずは予約なしでも車を持ち込むのが先決です。
販売店で購入した車でも、メーカーが同じならディーラーでも修理が可能です。
買ったことのないお店に車を持ち込むのは気が引けるかもしれませんが、この場合はお店側にとっても対応しなければ信用問題に関わるので、遠慮する必要はありません。
後は点検・修理を依頼することになりますが、お店の混み具合によっては時間がかかります。また、場合によっては修理のために車を預けなければならないこともあります。
まず、展示車を見るだけで店舗に出向けば、その場で担当者から車のスペックを詳しく教えてもらえます。
不明点があればその場で確認でき、座り心地など、カタログを見ただけでは分からない点をチェックすることも可能です。
カタログをもらうために店舗を訪問するなら、受付でカタログが欲しいと伝えるだけで済みます。
もしかするとお店側から車を購入する予算や時期を聞かれるかもしれませんが、全て未定だと返答しても問題ありません。
見積もりをもらうために店舗を訪問した場合も、快く対応してくれるでしょう。
見積もり合わせのために複数のディーラーや販売店を一気に回る場合は、むしろ予約せずに自分のペースで店舗を回ったほうが効率的です。

ディーラーや販売店を訪問する場合、絶対に予約が必要というケースはあまりありません。しかし、予約したほうがよりスムーズに用事が済むことも多いです。
以下では、予約なしで来店して失敗してしまうパターンを4つ紹介します。
この場合、失敗の理由としては2つ考えられます。
1つは、タッチの差で既に別の人が購入していたというものです。中古車は早い者勝ちですから、売買契約が決定するまでは、たとえこちらが商談中でも先を越されてしまうことがあります。
もう1つは、既にお店では車が売れていて、その情報がWebサイトに反映されるまでタイムラグがあった場合です。
いずれも、お店へ一度連絡して在庫状況を確認しておけば避けられます。
そのため、購入したい車がある程度まで絞られているなら、試乗を目的にディーラーや販売店に足を運んでみましょう。
しかし、ここで予約や事前連絡なしで出向くと、目当ての車が置かれていないこともあり、時間をロスしてしまう可能性があります。
車がない理由としてありえるのは、展示スペースの関係で移動した、貸し出し中だった、修理中だった、売約済みだった、などです。
電話一本入れておくだけで、こうした事態も避けることができます。
なぜなら、整備や修理が必要な場合、混雑時に予約なしで来店すると順番待ちになったり、部品をすぐに用意できずその日は対処できなかったりすることもあるからです。そうなると時間のロスや二度手間になってしまいます。
ひと口に整備や修理と言っても、作業内容や見積もりの確認などの手続きも必要です。特にお店では15時過ぎになると車検の交換部品が届き、重整備や納車の準備などで忙しくなります。そのため、余裕を持って対応し切れないこともあるでしょう。
その場合、別のスタッフが対応してくれたとしても、期待していたアドバイスは受けられない可能性があります。
また行きつけのお店や最寄りのお店の場合、顔なじみのスタッフや営業担当者がいるかもしれません。予約なしで来店すると、そういった頼れる人たちが留守や休みの可能性もありますので、気を付けましょう。

ディーラーや販売店を訪問するにあたり、車を買うかもしれない場合は可能な限り予約を入れておいたほうがいいです。
それは、購入となると売る側も買う側も準備が必要になるからです。また、中古車は基本的に早い者勝ちでもあるため予約は入れたほうがいいでしょう。
もちろん、連絡するだけで売約済みになるわけではありません。しかし、先に連絡して希望を伝えておけば、仮に先に売れてしまった場合でもお店側が連絡をくれる可能性が高いです。
今の時代は、お店のホームページなどから車の在庫確認も予約連絡もできることが多いです。しかし、中古車の在庫は流動的なので、ここぞという時は直接電話を入れて、チャンスを逃さないようにしましょう。
まず、車の購入時に必要な書類等は以下になります。普通車と軽自動車では必要書類が異なりますので注意してください。
・自賠責保険証明書
・委任状
・印鑑登録証明書
・実印
・車庫証明書
・自賠責保険証明書
・委任状
・住民票の写し
・印鑑(実印でなくともOK)
・車庫証明書(地域によって不要なことも)
委任状は、名義変更の手続きを業者に代行してもらうために必要な書類です。
必要書類の発行に関しては注意点もあります。まず、印鑑登録証明書は有効期限が発行してから3ヶ月以内と決まっています。また、車庫証明書は所轄の警察署で手続きをしてから発効までに1週間ほどかかります。
次に購入前に中古車を試乗する際に必要なものを紹介します。
・眼鏡(必要な方は忘れないように)
・運転免許証
また、即決したいけれど、家族の承諾が必要なので1日だけ時間が欲しいということもあるかもしれません。そういった場合は、冷やかしではない証として「申込証拠金」をお店側に渡すこともありますので現金も準備していくといいでしょう。
車を即決で購入したいのであれば、市役所などの窓口に出向いて実印登録の手続きを済ませておくといいでしょう。これはいわゆる三文判でも登録可能で、手続きが済めば数百円の手数料を払ってすぐに発行してもらえます。
ただし、印鑑登録証明書は有効期限が3ヶ月と決まっています。
中古車は選択肢が豊富なので、チェックポイントを押さえて希望の条件を決めておくと素早く選べます。
まず、品質面では「年式」と「走行距離」が重要です。一般的に年式は車の年齢のことで、1年あたり1万キロの走行距離が平均とされています。この数値が大きくなればなるほど車は劣化し、価格も安くなるので品質と予算のバランスを考えておくといいでしょう。
次に車のランクにあたる「グレード」も重要です。同じ車種でもグレードが異なるとエンジン性能や燃費に差が出てきます。高速道路や山道などの悪路を走る機会が多い場合はグレードの高いものが適しています。
そして、自分が欲しい「オプション」もまとめておきましょう。ボディカラー、カーナビ、サンルーフなどの希望を決めておくと車を絞るのに大いに役に立ちます。
まずは必ず現車に触れて、試乗してみて運転時に違和感がないか確かめましょう。
次に年式や走行距離に対して価格が見合っているかどうかです。
特に要注意なのが極端な安値がついている車です。骨格部分に大規模な修復を施しているなどの理由から、故障しやすくなっていることがあります。
また、中古車販売店の場合、車種やそのお店によって保証内容が千差万別です。そのため、保証が適用される期間や範囲はチェックしておきましょう。
極端に安価で保証内容も良くない車の場合、故障しやすいなどのリスクが考えられます。
そして、ヘッドライト、ワイパー、エアコンにドアロックなどの電装部品は、意外と動作チェックを見落としがちです。ボディや下回り部分に酷いサビがないかもあわせてチェックすることをおすすめします。
実際に購入する段階になると車の表示価格に金額がプラスされるので、費用の総額を正確に把握しておかないと即決で購入した場合に後で支払いが大変になるかもしれません。
展示場で販売されている中古車には価格が表示されていますが、それはあくまでも「車両本体価格」です。
車の購入時には税金や保険料など約10万円の「諸費用」が本体価格に加算されます。
また、その車をローンで購入する場合は月々の返済額に金利分も加わります。
一括で支払うとしても、分割で支払うとしても、即決すれば後戻りはできないので支払総額の把握は怠らないようにしましょう。
そんな時も事前の来店予約は必要なのか、迷う方もいるかもしれません。
この記事では「中古車を見に行くだけ」「予約なし」でも販売店に来店してもいい理由を解説します。
反対に予約なしでお店に出向いて失敗するパターンやそれぞれの場合に必要な準備・心構えなども説明します。
この記事の目次
「中古を見るだけ」「予約なし」の販売店訪問はあり?なし?

特にディーラーは綺麗で洗練された店舗も多く、気軽に訪問するには敷居が高く感じられます。
しかし、実際には予約なしで車を見るだけの来店はよくあることで失礼にはあたりません。
そもそも、購入する車の内容が最初から決まっていて、あとは店に行ってその車を買うだけという状態で初めて来店する方はあまりいないでしょう。
また、中古車を購入する場合は事前のリサーチと実車のチェックを重ねながら、欲しい車を絞り込んでいく方が多いです。
予約なしで中古車を見るだけでもOK
気になるディーラーや中古車販売店に予約なしで購入を前提としない見るだけの目的で訪問しても失礼ではありません。中古車を探す場合は複数の店舗でさまざまな車種をチェックし、その中から1台を選び出すことも多いです。
ディーラーも中古車販売店も、そうしたことは当たり前と思っていますし、実際には想像よりも敷居が低いものです。
気負わずに見るだけの目的で予約をせずに来店してみましょう。
それでも目的によって準備はしていこう

しかし、来店する側としては「どんな情報を得るのが目的なのか」「どんなタイミングで来店すればいいのか」などは事前に心の準備をしておいたほうがいいでしょう。
お店には自分以外にお客さんがいるかもしれません。特に混雑しているタイミングだと、他の人が気になってじっくり車を見られなくなることもあります。
効率を考えてチェックポイントと来店時間は絞っておくのがベストです。
見に行くだけでもチェックポイントは押さえておいたほうがいい
ディーラーや販売店に見に行くだけだとしても、自分が何を見たいのか、どんな情報を得たいのかをあらかじめ整理しておくのがおすすめです。その上で、チェックポイントを絞っておけば時間を無駄にせず済みます。例えば、新車のラインナップが知りたいのであればカタログをもらうことになります。
一方、中古車を探しているのであればお店ごとに扱っている車種や品質の傾向、価格などに焦点を合わせて展示車などをチェックすることになるでしょう。
中古車選びは販売店選びそのものだと言われることがあるほど、どこの販売店で買うかが重要です。お店の雰囲気やスタッフの態度など、自分に合うか、信頼に値するかどうかも見るべきポイントです。
混雑するタイミングを避けるには?
ディーラーも販売店も予約なしで出向いて問題ありませんが、混雑しているタイミングに訪問してしまうとスタッフも対応できないことがあります。できれば平日の開店直後に来店するのがベストです。
休日よりも平日に行く
予約なしでディーラーや販売店を訪問し、スタッフから詳しく話を聞きたいなら土日祝日よりも平日がおすすめです。一般的な休日は家族連れで混雑することもあり、平日のほうがスタッフもゆとりを持って対応することができます。また、他のお客さんがいないことで、こちらも気兼ねなく詳しい話を聞くことができるでしょう。
なお、ディーラーは月曜・火曜・水曜のいずれかが定休日になっていることも多いので、営業日は事前に確認しておきましょう。
開店直後に行く
予約なしでディーラーや販売店に出向く場合、最適な時間帯は開店直後です。土日祝日しかお店に行ける日がない方でも、開店直後なら混雑を避けられることが多いでしょう。こうしたお店は、土日祝日の午後に混雑する傾向があります。また、わざわざ朝一番の開店直後に来店して「買う気がある!」と判断されれば、より丁寧に対応してくれるかもしれません。
予約しなくてもすぐに対応してもらえる内容

では、逆に予約なしでもすぐに対応してくれるのはどんな場合でしょう?
車の急な不具合・故障
車が急な不具合や故障を起こした場合は、予約なしでディーラーや販売店に行ってもすぐ対応してくれるでしょう。特に走行に関わる不具合だと急を要しますし、それを見てもらわなければ分からないので、まずは予約なしでも車を持ち込むのが先決です。
販売店で購入した車でも、メーカーが同じならディーラーでも修理が可能です。
買ったことのないお店に車を持ち込むのは気が引けるかもしれませんが、この場合はお店側にとっても対応しなければ信用問題に関わるので、遠慮する必要はありません。
後は点検・修理を依頼することになりますが、お店の混み具合によっては時間がかかります。また、場合によっては修理のために車を預けなければならないこともあります。
車選びのための情報が欲しいだけ
車選びをする際、明確なイメージがない段階でとりあえず情報収集をしたい場合もあるでしょう。そうした理由でディーラーや中古車販売店を訪れる場合も特に予約は必要ありません。まず、展示車を見るだけで店舗に出向けば、その場で担当者から車のスペックを詳しく教えてもらえます。
不明点があればその場で確認でき、座り心地など、カタログを見ただけでは分からない点をチェックすることも可能です。
カタログをもらうために店舗を訪問するなら、受付でカタログが欲しいと伝えるだけで済みます。
もしかするとお店側から車を購入する予算や時期を聞かれるかもしれませんが、全て未定だと返答しても問題ありません。
見積もりをもらうために店舗を訪問した場合も、快く対応してくれるでしょう。
見積もり合わせのために複数のディーラーや販売店を一気に回る場合は、むしろ予約せずに自分のペースで店舗を回ったほうが効率的です。
予約なしでお店に行った場合の失敗事例

以下では、予約なしで来店して失敗してしまうパターンを4つ紹介します。
①車を買おうとしたらすでに売れていた
予約や事前連絡なしでお店へ行き、失敗する事例としてよくあるのが、お店のWebサイトで希望の車種が見つかり、「在庫あり」とあったので、いざ行ってみたら既に売れてしまっていたというケースです。この場合、失敗の理由としては2つ考えられます。
1つは、タッチの差で既に別の人が購入していたというものです。中古車は早い者勝ちですから、売買契約が決定するまでは、たとえこちらが商談中でも先を越されてしまうことがあります。
もう1つは、既にお店では車が売れていて、その情報がWebサイトに反映されるまでタイムラグがあった場合です。
いずれも、お店へ一度連絡して在庫状況を確認しておけば避けられます。
②試乗したい車がなかった
中古車探しで実車を試乗するのは重要なことです。どんなに品質が良いと評判でも、乗り心地や運転時の違和感など、ドライバーとの相性は実際にハンドルを握ってみないと分からないこともあります。そのため、購入したい車がある程度まで絞られているなら、試乗を目的にディーラーや販売店に足を運んでみましょう。
しかし、ここで予約や事前連絡なしで出向くと、目当ての車が置かれていないこともあり、時間をロスしてしまう可能性があります。
車がない理由としてありえるのは、展示スペースの関係で移動した、貸し出し中だった、修理中だった、売約済みだった、などです。
電話一本入れておくだけで、こうした事態も避けることができます。
③混雑していて整備・修理に時間がかかった
急な不具合や故障で車を持ち込む場合は、予約どころではないかもしれません。お店側も大抵はそれを受け入れてくれますが、やはり事前予約がないよりは、あったほうがいいでしょう。なぜなら、整備や修理が必要な場合、混雑時に予約なしで来店すると順番待ちになったり、部品をすぐに用意できずその日は対処できなかったりすることもあるからです。そうなると時間のロスや二度手間になってしまいます。
ひと口に整備や修理と言っても、作業内容や見積もりの確認などの手続きも必要です。特にお店では15時過ぎになると車検の交換部品が届き、重整備や納車の準備などで忙しくなります。そのため、余裕を持って対応し切れないこともあるでしょう。
④担当者や店員が不在だった
予約や事前連絡なしでお店に行くと、目当ての車はあってもその車に詳しいスタッフが不在だったということがあります。その場合、別のスタッフが対応してくれたとしても、期待していたアドバイスは受けられない可能性があります。
また行きつけのお店や最寄りのお店の場合、顔なじみのスタッフや営業担当者がいるかもしれません。予約なしで来店すると、そういった頼れる人たちが留守や休みの可能性もありますので、気を付けましょう。
車を買うかも知れない場合は予約が必要

それは、購入となると売る側も買う側も準備が必要になるからです。また、中古車は基本的に早い者勝ちでもあるため予約は入れたほうがいいでしょう。
お店に予約を入れる
お店に予約や事前連絡をしておかないと、お目当ての車がタッチの差で売れてしまうことがあります。中古車の購入は基本的に早い者勝ちなので欲しい車がある程度絞られているのなら、まずは一本連絡を入れておきましょう。もちろん、連絡するだけで売約済みになるわけではありません。しかし、先に連絡して希望を伝えておけば、仮に先に売れてしまった場合でもお店側が連絡をくれる可能性が高いです。
今の時代は、お店のホームページなどから車の在庫確認も予約連絡もできることが多いです。しかし、中古車の在庫は流動的なので、ここぞという時は直接電話を入れて、チャンスを逃さないようにしましょう。
必要なものを確認しておく
お店に中古車を見に行く流れで即決購入するかもしれない場合は、契約時の必要書類や試乗時に必要なアイテムを事前に確認しておくのがおすすめです。まず、車の購入時に必要な書類等は以下になります。普通車と軽自動車では必要書類が異なりますので注意してください。
普通自動車を購入時に必要なもの
・車検証・自賠責保険証明書
・委任状
・印鑑登録証明書
・実印
・車庫証明書
軽自動車を購入時に必要なもの
・車検証・自賠責保険証明書
・委任状
・住民票の写し
・印鑑(実印でなくともOK)
・車庫証明書(地域によって不要なことも)
委任状は、名義変更の手続きを業者に代行してもらうために必要な書類です。
必要書類の発行に関しては注意点もあります。まず、印鑑登録証明書は有効期限が発行してから3ヶ月以内と決まっています。また、車庫証明書は所轄の警察署で手続きをしてから発効までに1週間ほどかかります。
次に購入前に中古車を試乗する際に必要なものを紹介します。
・眼鏡(必要な方は忘れないように)
・運転免許証
また、即決したいけれど、家族の承諾が必要なので1日だけ時間が欲しいということもあるかもしれません。そういった場合は、冷やかしではない証として「申込証拠金」をお店側に渡すこともありますので現金も準備していくといいでしょう。
印鑑登録などを済ませておく
新車もしくは中古車を購入する時、必要となる書類に印鑑登録証明書があります。これは市役所などで発行してもらえますが、発行に際しては、事前に実印を登録しておかなければなりません。車を即決で購入したいのであれば、市役所などの窓口に出向いて実印登録の手続きを済ませておくといいでしょう。これはいわゆる三文判でも登録可能で、手続きが済めば数百円の手数料を払ってすぐに発行してもらえます。
ただし、印鑑登録証明書は有効期限が3ヶ月と決まっています。
希望の中古車の条件を決めておく
お店に足を運び、購入する中古車を即決で決める可能性があるなら、購入したい車の条件は前もって絞っておきましょう。中古車は選択肢が豊富なので、チェックポイントを押さえて希望の条件を決めておくと素早く選べます。
まず、品質面では「年式」と「走行距離」が重要です。一般的に年式は車の年齢のことで、1年あたり1万キロの走行距離が平均とされています。この数値が大きくなればなるほど車は劣化し、価格も安くなるので品質と予算のバランスを考えておくといいでしょう。
次に車のランクにあたる「グレード」も重要です。同じ車種でもグレードが異なるとエンジン性能や燃費に差が出てきます。高速道路や山道などの悪路を走る機会が多い場合はグレードの高いものが適しています。
そして、自分が欲しい「オプション」もまとめておきましょう。ボディカラー、カーナビ、サンルーフなどの希望を決めておくと車を絞るのに大いに役に立ちます。
中古車選びはポイントを押さえて素早く
中古車は選択肢が豊富なので、迷い始めるときりがありません。そのため、ポイントを押さえて効率的に車の状態などをチェックすることが重要です。まずは必ず現車に触れて、試乗してみて運転時に違和感がないか確かめましょう。
次に年式や走行距離に対して価格が見合っているかどうかです。
特に要注意なのが極端な安値がついている車です。骨格部分に大規模な修復を施しているなどの理由から、故障しやすくなっていることがあります。
また、中古車販売店の場合、車種やそのお店によって保証内容が千差万別です。そのため、保証が適用される期間や範囲はチェックしておきましょう。
極端に安価で保証内容も良くない車の場合、故障しやすいなどのリスクが考えられます。
そして、ヘッドライト、ワイパー、エアコンにドアロックなどの電装部品は、意外と動作チェックを見落としがちです。ボディや下回り部分に酷いサビがないかもあわせてチェックすることをおすすめします。
表示価格と予算を比較する
購入に必要な費用の総額と予算をきちんと比較することも必要です。実際に購入する段階になると車の表示価格に金額がプラスされるので、費用の総額を正確に把握しておかないと即決で購入した場合に後で支払いが大変になるかもしれません。
展示場で販売されている中古車には価格が表示されていますが、それはあくまでも「車両本体価格」です。
車の購入時には税金や保険料など約10万円の「諸費用」が本体価格に加算されます。
また、その車をローンで購入する場合は月々の返済額に金利分も加わります。
一括で支払うとしても、分割で支払うとしても、即決すれば後戻りはできないので支払総額の把握は怠らないようにしましょう。
まとめ
①「車を見るだけ」「予約なし」の販売店訪問は問題ない
②予約なしで行くなら混雑するタイミングは避ける
③車の急な不具合確認や車の情報収集だけが目的の場合は予約をしなくてもいい
④予約なしでお店に行くと、目当ての車がなくて二度手間になってしまったり、混雑している場合は待ち時間が長くて時間のロスになることも
⑤車を買うかもしれない場合は予約したほうがいい
⑥予算や希望の条件を決めるなど、ポイントを押さえた上で中古車選びをする
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