中古車購入チェックポイント
更新日:2023.07.11 / 掲載日:2022.03.23
中古車購入時の手続きについて解説!必要書類や注意点を理解しよう
中古車の購入を検討している方もいるでしょう。
中古車を購入する場合、代金を支払って車を引き取っておしまいというものではありません。中古車を購入するにあたり、名義変更などの事務手続きが必要になります。
この記事では、初めてマイカーを購入する方のために、どのような手続きをしなければならないかまとめました。
また、手続きを進めるにあたり、必要書類の提出が求められます。どのような書類を準備しなければならないか、ここで詳しく見ていきます。

これから中古車を購入するにあたって、どのような流れで手元に車両が届くか気になっている方もいるかもしれません。
そこで、ここからは中古車購入の一般的な流れについて説明していきます。
後悔なく中古車を購入するためには、どのような条件の車を求めているかきちんと決めておく必要があります。また、予算を決める際にはローンを組むかどうかも検討しておきましょう。
そこで、まずはどの程度までなら出せるか予算を決めておいてください。予算の上限を設定すると、購入できる中古車はぐっと絞り込まれます。
予算をどう決めるか、これは今の貯蓄や収入などをベースにすることをおすすめします。
この時、生活費には手を出さないことが大切です。貯蓄もすべて使い果たすのではなく、当面の生活ができる程度は残しておきましょう。
また、車を購入すると維持費がかかることも忘れないでください。ガソリン代や税金、保険料、メンテナンス代などがかかります。人によっては駐車場代もかかります。
その他にも子供の教育費やマイホーム資金なども総合的に考えて、どこまでなら車のためにお金を出せるか考えることが大切です。
マイカーローンを組めば、今想定している予算+αの資金を確保できます。そして購入できる中古車の種類も増えます。
しかし、マイカーローンを組んだ場合は後々返済しなければなりません。返済する際には利息の支払いも発生するので、借入額は必要な分だけにしておきましょう。
またマイカーローンは他のローン同様、審査をクリアしなければなりません。審査に引っかかって借入れができない可能性もありますので、注意が必要です。
中古車は新車とは異なり、全く同じ車はありません。車種、年式、走行距離、ボディカラーなどを具体的に決めておきましょう。
また中古車を購入する時は、走行距離にも注意してください。走行距離によって、車の状態が変わってきます。一般的に年間8,000~10,000kmが適切な走行距離と言われています。
また、中古車の場合は多少の外装の傷や内装の汚れは仕方ありません。そのため、どの程度の状態なら妥協できるかも検討しておきましょう。
次に注意したいのが修復歴の有無です。修復歴車とはフレームまで修復した車のことです。
修復歴車は走行性能や安全性に問題があるかもしれないので、避けたほうが賢明です。
最近では、中古車に関する情報を提供しているサイトがいろいろとあります。インターネットで車探しができるので、第一段階ではこちらを活用するのがおすすめです。
ネットであれば24時間好きな時にいつでもチェックできるので、仕事や家事の合間に探せます。
中古車情報サイトを見ると、検索機能が付いているものも多いです。希望条件をキーワードとして入力して探すと、候補になる車をピンポイントで見つけられます。
また情報サイトをチェックする際には、モデルチェンジ情報も見ておきましょう。モデルチェンジすると、旧モデルの車が中古車市場に多く出回る傾向が見られます。そのため、値崩れが起こり、お得に旧モデルが購入できるかもしれません。
ネットの画像と実車とでは印象が異なることがあります。そのため、ネットだけで決めるのではなく、実際に店舗に足を運ぶのがおすすめです。
特に重要なのは、車のサイズです。画像ではなかなか車の大きさは分かりません。自分が普段使っている駐車場に入るかどうかはチェックしてください。機械式駐車場の場合、高さや幅がクリアできているかを確認します。
中古車販売店によっては、試乗ができる場合もあります。試乗可能であれば、お店の人にお願いしましょう。
試乗してみてフィーリングが合うかどうか確認してください。特にまっすぐ走るか、ブレーキの利きはどうかなどの走行性能はチェックしましょう。
車の価格は本体価格だけでなく、オプションなどの諸費用が付きます。見積書を見て、合計金額やその内訳について確認しましょう。もし分からないところがあれば、担当者に質問してください。
価格に納得できれば、契約という流れです。
契約する際には必要なものがいくつかあるので、忘れずに持参してください。
また、すでに任意保険に加入している方は、加入している保険会社で車両入替の手続きが必要になります。
契約が完了すれば、後は納車を待つばかりです。新車のように受注生産ではなく、在庫をそのまま受け取る形になります。
そのため、納車までにあまり時間はかかりません。大体契約締結から1~2週間もすれば、納車されるでしょう。

中古車を購入する際には、必要書類を提出しなければなりません。どのようなものを用意しなければならないか、以下にまとめました。
書類の中には販売店が用意してくれるもの、自分で準備しなければならないものなど様々あります。あらかじめ入手しておかないといけないものもありますので、抜かりなく準備しましょう。
これらの書類に押印する際には、普通自動車の場合、実印で押さなければなりません。実印は役所に登録済みの印鑑のことです。
実印登録するためには、一定の条件があります。まず一辺が8~24mmのサイズの印鑑です。そして、変形や欠けにくい材質のものでなければなりません。変形しやすいゴム印などは、登録受理されない可能性があります。
この2つの条件を満たしていれば、100円ショップで販売している印鑑でも問題ありません。ただし、100円ショップのものは大量生産されています。同じものがたくさん出回っているので、セキュリティの部分で問題があります。
できれば、印鑑屋さんのような専門の店舗で作成するのがおすすめです。
印鑑証明書は、住んでいる市町村役場で取得できます。印鑑登録していないと入手できないので、登録がまだの方は登録手続きをまず済ませてください。
自治体によってはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニのマルチプリント端末で印鑑証明書を入手できる場合もあります。
印鑑証明書は通常発行されてから3か月以内のものが有効です。早く入手しても、3か月以上経過すると無効になる恐れがありますので注意してください。
もし中古車販売店で購入するのであれば、お店のほうで手続きを代行してくれます。自分で手続きしなくて済むので、仕事などが忙しい方にとっては重宝するでしょう。
ただし、販売店など代理人に手続きをお願いする場合には委任状が必要です。この委任状は「名義変更手続きをここで指定する代理人に任せることを認めます」という意味の書類です。
委任状はほとんどの販売店で用意してもらえるので、自分で準備する必要はありません。作成する際は、署名と実印による捺印が必要になります。
車庫証明の申請手続きは、自分の住んでいる場所を管轄している警察署で行います。
手続きは、自分で行うのが基本です。しかし販売店によっては手数料を支払うと代行してくれる場合もあります。
車庫証明を取得するのは、それほど難しくはありません。自分で手続きすることができれば手数料はかかりません。
車庫証明の申請をする場合、申請書の他にも「保管場所の所在図」や「配置図」が必要です。
その他に自宅の敷地内を駐車場にする場合は「保管場所使用権疎明書面(自認書)」、賃貸の駐車場を利用する場合は「保管場所使用承諾証明書」を提出します。
申請には手数料がかかります。自治体によってまちまちですが、普通車の場合は大体2,500~2,700円程度です。
軽自動車を購入する場合も契約書を作成し、印鑑を押印します。ただし、軽自動車の場合は普通車のように実印ではなく認印でもかまいません。
そのため、印鑑証明書の提出は必要ありません。また、実印のようにサイズなどの決まりもありません。
銀行口座を持っている場合、銀行で使用している認印がいいでしょう。ただし、お店によってはシャチハタや100円ショップで販売しているような印鑑を認印として認めていない場合もあります。
シャチハタなど量産型の印鑑を使用したければ、店員に問題ないか確認しておきましょう。
本人確認として、一般的には「住民票の写し」を提出するように求められるはずです。
住民票は住んでいる市区町村役場で申請します。申請書に必要事項を記入するだけなので、簡単です。ただし手数料が数百円かかります。
自治体によってはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニの端末でも発行できます。コンビニを使って入手できるかどうかは、自治体のホームページなどで確認してください。

ここからは、中古車をこれから購入する方のために、どのような点に注意すればいいかを紹介します。
中古車の状態はピンキリです。状態の悪い中古車を購入するとすぐに不具合の発生する危険性もありますので、念入りに調べて選びましょう。また、中古車を購入する販売店の選び方も重要です。
中古車の中には、走行性能に重大な欠陥のある車両もあるかもしれません。
特に注意しなければならないのは「修復歴車」です。修復歴車は車の骨格に手が加えられた車両のことです。修復歴車は走行性能に問題があったり、車の強度に問題があったりするのでおすすめできません。
その他にも塩害車、雪害車、水没車なども購入後に不具合が発生する可能性が高いです。確認方法としてエンジンルームに錆や泥のような汚れはないかチェックしましょう。
そしてもう一つ、欲しい車種のおおよその相場がわかる意味でもネットを活用したほうがいいでしょう。もし相場よりもかなり安い価格で販売されている中古車があれば、注意が必要です。
かなりの安値で売りに出しているのは、それだけの理由があると考えられます。過走行の状態にある、修復歴車であるなどです。
いずれにしても、車の状態は通常よりも著しく悪化している可能性があります。異様に安い車があればお得と考えずに、何らかの事情があると疑いましょう。
中古車販売店の中には、日本全国にチェーン展開している大型店から個人経営のような小規模なお店までいろいろとあります。
販売店を探す時には、アフターサービスがどうなっているかを確認しましょう。中古車は慎重に選んでも何らかの不具合が発生する可能性があるので、すぐに対応してくれるところのほうが安心です。
販売店の業歴はどうか、今までの販売や買取実績はどうかなども店のホームページで確認することをおすすめします。
また自社工場を持っているか、整備士のスタッフがいるかもチェックポイントになりえます。
さらに、口コミサイトを確認するのも一つの方法です。総じて評価の高いお店であれば、信頼性は高いと言えます。
ただし、保証内容については店によってまちまちです。保証が使えると思ったら対象外だった、ということもあり得ますので注意してください。
購入する前に保証が付いてくるのか、保証期間はどのくらいかは確認しておきましょう。また保証内容がどうなっているかについても、前もって質問しておいてください。
のちに保証のあるなしで店側とトラブルにならないようにするためにも、保証書を発行してもらうといいでしょう。
任意保険に加入しているのであれば、契約を交わした後で車両入替の手続きを忘れないでください。任意保険は車両に対してかけられるので、対象の車が変われば保険料などが変わってきます。
もし車両入替の手続きをしないで保険を使おうとすると、補償の対象外になるかもしれません。
任意保険の車両入替の手続きは、納車までに済ませておく必要があります。この時、車検証が必要になります。名義変更が完了したら、販売店に車検証のコピーを送ってもらいましょう。
もし購入するタイミングにこだわりがなければ、3月に買い求めるのがおすすめです。なぜなら、4月1日の直前だからです。
毎年4月1日の時点で車を保有している方を対象に、自動車税が課税されます。そこで、3月時点で車を手放そうとする方が多いというわけです。いろいろな車が中古車市場で出回るので、欲しい車種が見つかる可能性も高くなります。
次に12月も中古車購入におすすめの時期と言われています。年をまたぐと年式が一つ古くなるためです。
また、冬のボーナス商戦でセールを行っている販売店も多いので、安く欲しい車を買い求められるかもしれません。
中古車を購入する場合、代金を支払って車を引き取っておしまいというものではありません。中古車を購入するにあたり、名義変更などの事務手続きが必要になります。
この記事では、初めてマイカーを購入する方のために、どのような手続きをしなければならないかまとめました。
また、手続きを進めるにあたり、必要書類の提出が求められます。どのような書類を準備しなければならないか、ここで詳しく見ていきます。
中古車を購入するまでの流れについて紹介

そこで、ここからは中古車購入の一般的な流れについて説明していきます。
後悔なく中古車を購入するためには、どのような条件の車を求めているかきちんと決めておく必要があります。また、予算を決める際にはローンを組むかどうかも検討しておきましょう。
1.予算を決める
中古車といっても様々な車種やグレードのものがあります。価格についてもピンキリです。そこで、まずはどの程度までなら出せるか予算を決めておいてください。予算の上限を設定すると、購入できる中古車はぐっと絞り込まれます。
予算をどう決めるか、これは今の貯蓄や収入などをベースにすることをおすすめします。
この時、生活費には手を出さないことが大切です。貯蓄もすべて使い果たすのではなく、当面の生活ができる程度は残しておきましょう。
また、車を購入すると維持費がかかることも忘れないでください。ガソリン代や税金、保険料、メンテナンス代などがかかります。人によっては駐車場代もかかります。
その他にも子供の教育費やマイホーム資金なども総合的に考えて、どこまでなら車のためにお金を出せるか考えることが大切です。
2.ローンを組むか検討する
「中古車が欲しいけど、手持ちの資金が…」と悩んでいる方もいるかもしれません。その場合、マイカーローンを組むことも視野に入れましょう。マイカーローンを組めば、今想定している予算+αの資金を確保できます。そして購入できる中古車の種類も増えます。
しかし、マイカーローンを組んだ場合は後々返済しなければなりません。返済する際には利息の支払いも発生するので、借入額は必要な分だけにしておきましょう。
またマイカーローンは他のローン同様、審査をクリアしなければなりません。審査に引っかかって借入れができない可能性もありますので、注意が必要です。
3.希望条件を決める
予算が決まったところで、どんな中古車が欲しいか具体的に検討します。中古車は新車とは異なり、全く同じ車はありません。車種、年式、走行距離、ボディカラーなどを具体的に決めておきましょう。
また中古車を購入する時は、走行距離にも注意してください。走行距離によって、車の状態が変わってきます。一般的に年間8,000~10,000kmが適切な走行距離と言われています。
また、中古車の場合は多少の外装の傷や内装の汚れは仕方ありません。そのため、どの程度の状態なら妥協できるかも検討しておきましょう。
次に注意したいのが修復歴の有無です。修復歴車とはフレームまで修復した車のことです。
修復歴車は走行性能や安全性に問題があるかもしれないので、避けたほうが賢明です。
4.車探しをする
希望する中古車の条件が整ったところで、その条件に合致する車を探してみましょう。最近では、中古車に関する情報を提供しているサイトがいろいろとあります。インターネットで車探しができるので、第一段階ではこちらを活用するのがおすすめです。
ネットであれば24時間好きな時にいつでもチェックできるので、仕事や家事の合間に探せます。
中古車情報サイトを見ると、検索機能が付いているものも多いです。希望条件をキーワードとして入力して探すと、候補になる車をピンポイントで見つけられます。
また情報サイトをチェックする際には、モデルチェンジ情報も見ておきましょう。モデルチェンジすると、旧モデルの車が中古車市場に多く出回る傾向が見られます。そのため、値崩れが起こり、お得に旧モデルが購入できるかもしれません。
5.来店して最終的に車を決める
ネットで欲しい中古車が見つかったら、その車両を販売している店舗に行きましょう。その上で実車を見てください。ネットの画像と実車とでは印象が異なることがあります。そのため、ネットだけで決めるのではなく、実際に店舗に足を運ぶのがおすすめです。
特に重要なのは、車のサイズです。画像ではなかなか車の大きさは分かりません。自分が普段使っている駐車場に入るかどうかはチェックしてください。機械式駐車場の場合、高さや幅がクリアできているかを確認します。
中古車販売店によっては、試乗ができる場合もあります。試乗可能であれば、お店の人にお願いしましょう。
試乗してみてフィーリングが合うかどうか確認してください。特にまっすぐ走るか、ブレーキの利きはどうかなどの走行性能はチェックしましょう。
6.契約する
欲しい車が見つかったら、見積もりを取ってもらいます。車の価格は本体価格だけでなく、オプションなどの諸費用が付きます。見積書を見て、合計金額やその内訳について確認しましょう。もし分からないところがあれば、担当者に質問してください。
価格に納得できれば、契約という流れです。
契約する際には必要なものがいくつかあるので、忘れずに持参してください。
また、すでに任意保険に加入している方は、加入している保険会社で車両入替の手続きが必要になります。
契約が完了すれば、後は納車を待つばかりです。新車のように受注生産ではなく、在庫をそのまま受け取る形になります。
そのため、納車までにあまり時間はかかりません。大体契約締結から1~2週間もすれば、納車されるでしょう。
中古車を購入する際の必要書類

書類の中には販売店が用意してくれるもの、自分で準備しなければならないものなど様々あります。あらかじめ入手しておかないといけないものもありますので、抜かりなく準備しましょう。
実印
中古車を購入する際には、いくつかの書類に署名・捺印をする必要があります。それは売買契約書や委任状などです。これらの書類に押印する際には、普通自動車の場合、実印で押さなければなりません。実印は役所に登録済みの印鑑のことです。
実印登録するためには、一定の条件があります。まず一辺が8~24mmのサイズの印鑑です。そして、変形や欠けにくい材質のものでなければなりません。変形しやすいゴム印などは、登録受理されない可能性があります。
この2つの条件を満たしていれば、100円ショップで販売している印鑑でも問題ありません。ただし、100円ショップのものは大量生産されています。同じものがたくさん出回っているので、セキュリティの部分で問題があります。
できれば、印鑑屋さんのような専門の店舗で作成するのがおすすめです。
印鑑証明
契約書や委任状に押印する際には、役所に登録されている実印が必要です。押印した印鑑が実印であることを証明するために、印鑑証明書が必要になるので、あらかじめ用意しておきましょう。印鑑証明書は、住んでいる市町村役場で取得できます。印鑑登録していないと入手できないので、登録がまだの方は登録手続きをまず済ませてください。
自治体によってはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニのマルチプリント端末で印鑑証明書を入手できる場合もあります。
印鑑証明書は通常発行されてから3か月以内のものが有効です。早く入手しても、3か月以上経過すると無効になる恐れがありますので注意してください。
委任状
中古車を購入した場合、車検証の名義を自分に変える必要があります。この名義変更手続きは、通常であれば自分でやらなければなりません。もし中古車販売店で購入するのであれば、お店のほうで手続きを代行してくれます。自分で手続きしなくて済むので、仕事などが忙しい方にとっては重宝するでしょう。
ただし、販売店など代理人に手続きをお願いする場合には委任状が必要です。この委任状は「名義変更手続きをここで指定する代理人に任せることを認めます」という意味の書類です。
委任状はほとんどの販売店で用意してもらえるので、自分で準備する必要はありません。作成する際は、署名と実印による捺印が必要になります。
車庫証明
中古車を購入する際、車庫証明が必要になるので準備しておきましょう。車庫証明の申請手続きは、自分の住んでいる場所を管轄している警察署で行います。
手続きは、自分で行うのが基本です。しかし販売店によっては手数料を支払うと代行してくれる場合もあります。
車庫証明を取得するのは、それほど難しくはありません。自分で手続きすることができれば手数料はかかりません。
車庫証明の申請をする場合、申請書の他にも「保管場所の所在図」や「配置図」が必要です。
その他に自宅の敷地内を駐車場にする場合は「保管場所使用権疎明書面(自認書)」、賃貸の駐車場を利用する場合は「保管場所使用承諾証明書」を提出します。
申請には手数料がかかります。自治体によってまちまちですが、普通車の場合は大体2,500~2,700円程度です。
認印(軽自動車)
小さいボディで小回りが利くことから、軽自動車が人気です。日常の足として軽自動車を購入しようと思っている方もいるでしょう。軽自動車を購入する場合も契約書を作成し、印鑑を押印します。ただし、軽自動車の場合は普通車のように実印ではなく認印でもかまいません。
そのため、印鑑証明書の提出は必要ありません。また、実印のようにサイズなどの決まりもありません。
銀行口座を持っている場合、銀行で使用している認印がいいでしょう。ただし、お店によってはシャチハタや100円ショップで販売しているような印鑑を認印として認めていない場合もあります。
シャチハタなど量産型の印鑑を使用したければ、店員に問題ないか確認しておきましょう。
住民票の写し(軽自動車)
軽自動車を購入する際は認印で十分で、印鑑証明書は必要ありません。ただし、本人確認書類が必要になるので注意しましょう。本人確認として、一般的には「住民票の写し」を提出するように求められるはずです。
住民票は住んでいる市区町村役場で申請します。申請書に必要事項を記入するだけなので、簡単です。ただし手数料が数百円かかります。
自治体によってはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニの端末でも発行できます。コンビニを使って入手できるかどうかは、自治体のホームページなどで確認してください。
中古車を購入するにあたっての注意点

中古車の状態はピンキリです。状態の悪い中古車を購入するとすぐに不具合の発生する危険性もありますので、念入りに調べて選びましょう。また、中古車を購入する販売店の選び方も重要です。
中古車の選び方
中古車はある程度走り込まれているので、新車と比較すると多少部品の劣化が進んでいる可能性があります。そのため、どのような整備をしてきたか、どんな状態かを確認した上で購入しましょう。中古車の中には、走行性能に重大な欠陥のある車両もあるかもしれません。
特に注意しなければならないのは「修復歴車」です。修復歴車は車の骨格に手が加えられた車両のことです。修復歴車は走行性能に問題があったり、車の強度に問題があったりするのでおすすめできません。
その他にも塩害車、雪害車、水没車なども購入後に不具合が発生する可能性が高いです。確認方法としてエンジンルームに錆や泥のような汚れはないかチェックしましょう。
相場よりもかなり安い車に注意
中古車探しをする際、まずはインターネットで情報収集するのがおすすめです。自宅のパソコンやスマホで簡単に調べられます。そしてもう一つ、欲しい車種のおおよその相場がわかる意味でもネットを活用したほうがいいでしょう。もし相場よりもかなり安い価格で販売されている中古車があれば、注意が必要です。
かなりの安値で売りに出しているのは、それだけの理由があると考えられます。過走行の状態にある、修復歴車であるなどです。
いずれにしても、車の状態は通常よりも著しく悪化している可能性があります。異様に安い車があればお得と考えずに、何らかの事情があると疑いましょう。
販売店の選び方
中古車を購入するにあたり、どのお店を利用するのかは重要なポイントです。中古車販売店の中には、日本全国にチェーン展開している大型店から個人経営のような小規模なお店までいろいろとあります。
販売店を探す時には、アフターサービスがどうなっているかを確認しましょう。中古車は慎重に選んでも何らかの不具合が発生する可能性があるので、すぐに対応してくれるところのほうが安心です。
販売店の業歴はどうか、今までの販売や買取実績はどうかなども店のホームページで確認することをおすすめします。
また自社工場を持っているか、整備士のスタッフがいるかもチェックポイントになりえます。
さらに、口コミサイトを確認するのも一つの方法です。総じて評価の高いお店であれば、信頼性は高いと言えます。
保証内容について確認する
中古車販売店の中には、店舗オリジナルの保証を付けてくれる場合もあります。もし何らかの不具合が発生しても、保証が付いていれば安心です。ただし、保証内容については店によってまちまちです。保証が使えると思ったら対象外だった、ということもあり得ますので注意してください。
購入する前に保証が付いてくるのか、保証期間はどのくらいかは確認しておきましょう。また保証内容がどうなっているかについても、前もって質問しておいてください。
のちに保証のあるなしで店側とトラブルにならないようにするためにも、保証書を発行してもらうといいでしょう。
任意保険の手続きを済ませておく
今乗っている車から中古車に買い替えようと思っている方もいるでしょう。そういった方の中には、自賠責保険の他にも任意保険に加入しているという方も多いはずです。任意保険に加入しているのであれば、契約を交わした後で車両入替の手続きを忘れないでください。任意保険は車両に対してかけられるので、対象の車が変われば保険料などが変わってきます。
もし車両入替の手続きをしないで保険を使おうとすると、補償の対象外になるかもしれません。
任意保険の車両入替の手続きは、納車までに済ませておく必要があります。この時、車検証が必要になります。名義変更が完了したら、販売店に車検証のコピーを送ってもらいましょう。
購入する時期を考える
中古車を購入するのに好ましいタイミングがあります。もし購入するタイミングにこだわりがなければ、3月に買い求めるのがおすすめです。なぜなら、4月1日の直前だからです。
毎年4月1日の時点で車を保有している方を対象に、自動車税が課税されます。そこで、3月時点で車を手放そうとする方が多いというわけです。いろいろな車が中古車市場で出回るので、欲しい車種が見つかる可能性も高くなります。
次に12月も中古車購入におすすめの時期と言われています。年をまたぐと年式が一つ古くなるためです。
また、冬のボーナス商戦でセールを行っている販売店も多いので、安く欲しい車を買い求められるかもしれません。
まとめ
①中古車を購入する際には車選びや販売店選びが重要
②車の状態は必ず販売店に行って確かめてから購入すべき
③すでに任意保険に加入している場合は、車両入替の手続きが必要
④中古車購入の契約時には、いくつか必要書類があるので準備しておく
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