中古車購入チェックポイント
更新日:2022.07.21 / 掲載日:2022.05.29
中古車の保険について解説!加入のタイミングや保険料を安くするには?
中古車を購入しようと思っているのであれば、自賠責保険だけでは不十分だとされています。いざというときのために任意保険にも加入したほうがいいでしょう。
任意保険に加入するおすすめなタイミングや注意点について、ここでは見ていきます。
また、任意保険に入るにあたって、できることなら少しでも保険料を安くしたいと思うかもしれません。そこで、保険料を無理なく節約する方法についても紹介します。

中古車を購入する際、納車されてすぐに運転したければ、その段階で補償を受けられる状態にするべきです。そのため、納車される前に保険に入ることが大切です。
加入する際はいくつか注意点がありますので、以下で詳しく説明します。
もし納車されてから保険の手続きをすれば、一定期間自賠責保険だけの状態になってしまいます。
自賠責保険は対人賠償のみの保障です。対物賠償や事故を起こした際、自分側の損害に対する保障ではありません。また、対人賠償で保障されるのは傷害120万円、死亡3,000万円、後遺障害4,000万円(いずれも最大)です。
実際の判例を見てみると、被害者が死亡した場合1億円前後の賠償になることも珍しくありません。自賠責保険だけでは賄えない恐れもあります。そのため、納車前に任意保険の手続きを完了させておきましょう。
保険をかけようと思っている車の「車両情報」を登録すれば、任意保険に加入できます。
車両情報とは、型式や車名、初度登録年月、登録番号などのことです。車検証のコピーをもらうなどして、加入手続きに必要な車両情報を入手できれば手続きは可能です。
購入したお店に相談すれば、加入手続きを進められるように手配してくれるはずなので相談してみてください。
その場合、中古車を購入したディーラーもしくは中古車販売店に相談しましょう。そうすれば手続きできるように早急に対応してくれます。
具体的には車検証のコピーを事前に渡してくれる、加入するために必要な情報を教えてくれるなどです。
そこで、購入する際に「納車前に保険に入りたい」旨をお店の担当者に伝えましょう。その上でいつまでに車検証が届くのか、保険加入のために必要な情報をすべて用意できるか確認しておけば安心です。
しかし、保険に加入する際、保障開始日をこちらで指定することができます。納車前に手続きする場合は、補償開始日を納車の予定日にすれば無駄なく補償が受けられます。
ただし自動車保険の場合、手続きしてから補償が受けられるようになるまで最短2週間前後かかる場合があります。
車を購入したら早めに手続きを進めたほうが、納車日に合わせて保険を適用することができるでしょう。
保険料の中でも多くのウエイトを占めるのが、車両保険といわれています。確かに、車両保険をとれば保険料はかなり節約できます。
車両保険に入ったほうがいい場合とつけなくてもいい場合がありますので、ここで詳しく見ていきましょう。

中古車でも車両保険をつけたほうがいい場合は、いくつかのパターンが想定できます。それは「自動車ローンを組んで購入した」「修理に回せるお金がない」などです。
また、「運転技術に自信がない」という方も、どこかに愛車をぶつける可能性があります。
これらに当てはまるものがあれば、車両保険をつけたほうが安心です。
もしローンの返済中に事故に遭遇した場合、ローンの返済に加えて車の修繕費用がのしかかります。
全損するような事故の場合は、新しく車を購入して、そこにローンの返済負担が重なります。この場合、修繕費用や車の買い替え代金のためにローンの返済が滞ることも考えられます。
もし月々のローン返済に修理費用が加わるとやりくりが厳しくなると思うのであれば、車両保険に入ることを考えましょう。
車両保険に入っておけば、万が一事故を起こしても修理費用の大半を保険金で賄えます。
車の修理費用はどこを壊したかによって変わってきますが、数十万円単位の出費になります。例えば、エンジンに不具合のあった場合は国産車で30万~70万円程度かかります。外車になると国産車の倍はかかるかもしれません。
中には「中古車だから多少の傷は直さない」という方もいるかもしれませんが、傷やへこみをそのまま放置していると、そこから劣化が進む可能性があります。その結果、運転に支障をきたしたり、最悪動かなくなってしまったりする可能性があります。
車を壊したら修理すべきですし、その資金を用意できないかもしれなければ車両保険に入りましょう。
運転技能に問題があれば、事故リスクもおのずと高くなります。事故リスクが高くなると、車を壊して修理する可能性も高いということになります。そのため、想定外の修理費用を賄うために、車両保険をつけておきましょう。
「免許をとってまだ日が浅い」「久しぶりに運転することになった」という方は、運転に自信がないかもしれません。その場合にはいったん車両保険をつけるのがおすすめです。
運転に慣れてきたところで保障内容を見直して、車両保険を後日外す方法もあります。自分は大丈夫だとしても、近い将来子供が免許を取得して自分の車を運転することになる場合も、念のため車両保険に入っておくと安心です。
「台風や豪雨で洪水になってしまう」「海の近くで高潮などの災害リスクがある」などの地域が想定されます。
自分の住んでいる地域の自然災害リスクは、自治体の出しているハザードマップなどで確認できます。中古車を購入する前に確認しておくといいでしょう。
ただし、車両保険は一般的に地震や津波、噴火によって車が破損した場合は補償の対象外です。そのため、地震リスクの高い地域に住んでいるのであれば「地震特約」をつける方法があります。
地震特約は全ての保険でつけられるものではないので、加入する前に用意されているか、確認しておきましょう。

中古車を購入した方の中には、特段車両保険をつけなくてもいいケースもあります。
もし保険料をとにかく節約したいと思っていて、以下のタイプに該当するなら車両保険をつけないというのも選択肢の一つです。
「自分で修理費用を賄える」「低年式の車を買った」「修理しないで乗り潰す感覚で購入した」などであれば、車両保険は別につけなくても問題はないでしょう。
資金が十分にあるなら、保険料を支払う必要はありません。車両保険を外せば、その分保険料も安くなるので月々の出費を抑制できます。
ただし車を修理する場合、基本的に数十万円単位の出費は覚悟しておきましょう。高級車や外車の場合、100万円以上かかる場合もあります。
損傷の程度が激しく修復不能であれば、新しい車を購入することになるかもしれません。すると、修理費用よりもさらに大きな出費も想定できます。
そのことを考慮した上で、車両保険をどうするか検討してください。
低年式の古い車の場合、価値は新車よりもかなり低くなるのが一般的です。いざ事故を起こしても、十分な保険金が支払われない可能性があります。
その結果、修理費用を賄えず、ほとんどが持ち出しになってしまうかもしれません。保険料を支払っても無駄になってしまいます。
中古車に車両保険をつけるかどうかは保険金がいくら出るのか、保険料はどのくらいか、両者のバランスで判断するといいでしょう。
車が多少壊れたり傷ができたりしても、修理する気がなければ車両保険をつけないほうが保険料の節約ができます。
格安の中古車の場合、壊れたら修理するよりも買い替えたほうがむしろ安い場合もあります。このような場合も、車両保険に加入しなくてもいいでしょう。

車両保険をつけないことで保険料を節約できますが、中には車両保険はどうしても外せないという方もいるでしょう。
その場合、他の項目で保険料を安くする方法があります。具体的にどのような方法があるのか、以下にまとめました。
国産車の場合の保険料相場は年間5万円前後です。ただし、保険料は個人差がかなりあるため、割引率が高い等級の場合は、年間2万5000円未満というケースもあり得ます。
一方で、新規加入や若年者の場合は年間10万円以上負担しなければならないケースもあります。
もし任意保険に加入する場合には、まずどの程度保険料がかかるか見積もりを取るようにしてください。見積もりで算出された保険料が厳しければ、節約する方法を模索しましょう。
また、同じ車両でも保険会社によって保険料は異なるので、複数のところで見積もりを取って比較することも重要です。
ネット通販型は、郵送や電話、Webで手続きできるのが特色です。
代理店型の場合、お店を構える必要がありますし、それなりにスタッフを用意しなければなりません。一方ネット通販型の場合、店舗がないですしスタッフも必要最低限で回していけます。
代理店型と比較して、ネット通販型の場合は運営コストが少ないため、その分が保険料に還元されています。
もしネットを見ながら自分で手続きできるのであれば、ネット通販型の保険に加入するといいでしょう。ただし、自分で手続きするのに自信がない、インターネットを普段あまり使わない方は対面式の代理店型のほうがおすすめです。
例えば、自分しか運転しない場合は「本人限定」にすれば、かなり保険料を節約できます。
また、年齢限定で契約するという方法もあります。基本的に年齢が上になるほど、事故リスクが低いです。一定の年齢以上の方が運転する場合に限って補償が受けられるようにすれば、保険料を節約できます。
注意が必要なのは、子供が運転することになった場合です。運転者の年齢を限定している場合、子供が事故を起こしたら保障の適用外になってしまいます。子供が運転することになったら、速やかに保険の見直しを行ってください。
また、「証券不発行割引」といって、紙の保険証券を発行しなければ保険料が安くなる会社もあります。保険証券を発行しなければ、どう確認すればいいのか疑問に思うかもしれませんが、ネットのマイページなどで確認できます。
その他にも早めに契約することで保険料が安くなる、「早期契約割引」もあります。
ゴールド免許やエコカーを対象にした割引きもありますので、活用できるものはないかチェックしましょう。
車両保険には「一般型」と「エコノミー型」の2種類が用意されています。
一般型と比較して、エコノミー型は補償範囲が限定されます。その代わり、一般型よりも保険料は安いです。
エコノミー型の場合、自転車との衝突や単独事故、当て逃げに関しては補償の適用外です。もしこれらの補償を受けなくてもいいと思うのであれば、エコノミー型で契約すれば保険料がお得になります。
車両保険を節約する方法として、「免責金額」の設定もあります。これは車両保険を使う場合でも、一定金額を自己負担にすることです。
免責金額を大きくすれば、保険料も安くなります。どの程度の費用なら自己負担できるかを考えた上で、免責金額を検討しましょう。
まずは燃費に優れた中古車を購入しましょう。ガソリン代によっても変わりますが、1リットル当たり燃費が10km異なると年間のガソリン代が2万~3万円程度節約できると言われています。
特に世界情勢の変化から、今後ガソリン代は高騰する可能性が高いです。ガソリン代の家計にかける負担が大きくなりますので、中古車でも燃費は重視したほうがいいかもしれません。
また、税負担の少ない車を購入するのもおすすめです。自動車税はエンジン排気量、自動車重量税は車両重量によって決められます。
メンテナンスコストは車種や年式で変わってきます。購入する中古車が決まったら、どの程度メンテナンスに費用がかかるか、概算でもいいので店員さんに訪ねましょう。
任意保険に加入するおすすめなタイミングや注意点について、ここでは見ていきます。
また、任意保険に入るにあたって、できることなら少しでも保険料を安くしたいと思うかもしれません。そこで、保険料を無理なく節約する方法についても紹介します。
保険加入するタイミングはいつがベスト?

加入する際はいくつか注意点がありますので、以下で詳しく説明します。
納車前に保険加入するのがおすすめ
任意保険の加入手続きは、購入した中古車が納車される前の段階で済ませておきましょう。そうすれば、納車当日から保障が開始されます。もし納車されてから保険の手続きをすれば、一定期間自賠責保険だけの状態になってしまいます。
自賠責保険は対人賠償のみの保障です。対物賠償や事故を起こした際、自分側の損害に対する保障ではありません。また、対人賠償で保障されるのは傷害120万円、死亡3,000万円、後遺障害4,000万円(いずれも最大)です。
実際の判例を見てみると、被害者が死亡した場合1億円前後の賠償になることも珍しくありません。自賠責保険だけでは賄えない恐れもあります。そのため、納車前に任意保険の手続きを完了させておきましょう。
車がない段階でも加入は可能
「まだ車が手元に届いていない状態で、任意保険に加入できるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。これは全く問題ありません。保険をかけようと思っている車の「車両情報」を登録すれば、任意保険に加入できます。
車両情報とは、型式や車名、初度登録年月、登録番号などのことです。車検証のコピーをもらうなどして、加入手続きに必要な車両情報を入手できれば手続きは可能です。
購入したお店に相談すれば、加入手続きを進められるように手配してくれるはずなので相談してみてください。
車検証は入手できる?
納車前の段階でも車検証があれば、任意保険に加入することはできます。しかし、納車前だと、まだ車検証が届いていないケースも多いかもしれません。その場合、中古車を購入したディーラーもしくは中古車販売店に相談しましょう。そうすれば手続きできるように早急に対応してくれます。
具体的には車検証のコピーを事前に渡してくれる、加入するために必要な情報を教えてくれるなどです。
そこで、購入する際に「納車前に保険に入りたい」旨をお店の担当者に伝えましょう。その上でいつまでに車検証が届くのか、保険加入のために必要な情報をすべて用意できるか確認しておけば安心です。
保険料が無駄になることはない?
納車される前に保険に入ってしまうと損するのではないかと思う方もいるでしょう。車のない状態から補償が開始され、納車されるまでの間無駄な保険料を負担すると思うかもしれません。しかし、保険に加入する際、保障開始日をこちらで指定することができます。納車前に手続きする場合は、補償開始日を納車の予定日にすれば無駄なく補償が受けられます。
ただし自動車保険の場合、手続きしてから補償が受けられるようになるまで最短2週間前後かかる場合があります。
車を購入したら早めに手続きを進めたほうが、納車日に合わせて保険を適用することができるでしょう。
中古車に車両保険をつける必要性
中古車を購入して任意保険に加入する場合、気になるのが「車両保険」をどうするかということです。保険料の中でも多くのウエイトを占めるのが、車両保険といわれています。確かに、車両保険をとれば保険料はかなり節約できます。
車両保険に入ったほうがいい場合とつけなくてもいい場合がありますので、ここで詳しく見ていきましょう。
車両保険をつけたほうがいい場合

また、「運転技術に自信がない」という方も、どこかに愛車をぶつける可能性があります。
これらに当てはまるものがあれば、車両保険をつけたほうが安心です。
自動車ローンを組んでいて完済していない
中古車を購入するにあたって、自動車ローンを組んでいる方もいるでしょう。その場合には、多少保険料がかかっても車両保険はつけておくのがおすすめです。もしローンの返済中に事故に遭遇した場合、ローンの返済に加えて車の修繕費用がのしかかります。
全損するような事故の場合は、新しく車を購入して、そこにローンの返済負担が重なります。この場合、修繕費用や車の買い替え代金のためにローンの返済が滞ることも考えられます。
もし月々のローン返済に修理費用が加わるとやりくりが厳しくなると思うのであれば、車両保険に入ることを考えましょう。
車両保険に入っておけば、万が一事故を起こしても修理費用の大半を保険金で賄えます。
修理に回せる資金がない
修理費用を準備できるかどうか分からないというのであれば、車両保険をつけましょう。車の修理費用はどこを壊したかによって変わってきますが、数十万円単位の出費になります。例えば、エンジンに不具合のあった場合は国産車で30万~70万円程度かかります。外車になると国産車の倍はかかるかもしれません。
中には「中古車だから多少の傷は直さない」という方もいるかもしれませんが、傷やへこみをそのまま放置していると、そこから劣化が進む可能性があります。その結果、運転に支障をきたしたり、最悪動かなくなってしまったりする可能性があります。
車を壊したら修理すべきですし、その資金を用意できないかもしれなければ車両保険に入りましょう。
運転に自信がない
運転技術に自信がなければ、車両保険に入っておいたほうが安心です。運転技能に問題があれば、事故リスクもおのずと高くなります。事故リスクが高くなると、車を壊して修理する可能性も高いということになります。そのため、想定外の修理費用を賄うために、車両保険をつけておきましょう。
「免許をとってまだ日が浅い」「久しぶりに運転することになった」という方は、運転に自信がないかもしれません。その場合にはいったん車両保険をつけるのがおすすめです。
運転に慣れてきたところで保障内容を見直して、車両保険を後日外す方法もあります。自分は大丈夫だとしても、近い将来子供が免許を取得して自分の車を運転することになる場合も、念のため車両保険に入っておくと安心です。
大雨で浸水リスクの高い地域
自然災害で車が水没してしまうような危険性のあるエリアに在住しているのであれば、車両保険をつけておくと安心です。「台風や豪雨で洪水になってしまう」「海の近くで高潮などの災害リスクがある」などの地域が想定されます。
自分の住んでいる地域の自然災害リスクは、自治体の出しているハザードマップなどで確認できます。中古車を購入する前に確認しておくといいでしょう。
ただし、車両保険は一般的に地震や津波、噴火によって車が破損した場合は補償の対象外です。そのため、地震リスクの高い地域に住んでいるのであれば「地震特約」をつける方法があります。
地震特約は全ての保険でつけられるものではないので、加入する前に用意されているか、確認しておきましょう。
車両保険が必要ない場合

もし保険料をとにかく節約したいと思っていて、以下のタイプに該当するなら車両保険をつけないというのも選択肢の一つです。
「自分で修理費用を賄える」「低年式の車を買った」「修理しないで乗り潰す感覚で購入した」などであれば、車両保険は別につけなくても問題はないでしょう。
十分な資金がある
中古車購入後でも十分な貯蓄があれば、車両保険をつけなくてもいいでしょう。たとえ事故を起こしても、修理や再購入する際の資金を自前で準備できるからです。資金が十分にあるなら、保険料を支払う必要はありません。車両保険を外せば、その分保険料も安くなるので月々の出費を抑制できます。
ただし車を修理する場合、基本的に数十万円単位の出費は覚悟しておきましょう。高級車や外車の場合、100万円以上かかる場合もあります。
損傷の程度が激しく修復不能であれば、新しい車を購入することになるかもしれません。すると、修理費用よりもさらに大きな出費も想定できます。
そのことを考慮した上で、車両保険をどうするか検討してください。
低年式の車を購入した
低年式の中古車を購入したのであれば、車両保険をつけなくてもいいかもしれません。なぜなら、車両保険は車両の時価額をベースに保険金の上限を設定するからです。低年式の古い車の場合、価値は新車よりもかなり低くなるのが一般的です。いざ事故を起こしても、十分な保険金が支払われない可能性があります。
その結果、修理費用を賄えず、ほとんどが持ち出しになってしまうかもしれません。保険料を支払っても無駄になってしまいます。
中古車に車両保険をつけるかどうかは保険金がいくら出るのか、保険料はどのくらいか、両者のバランスで判断するといいでしょう。
乗り潰す気で運転する場合
格安の中古車を購入した場合、乗り潰すのが前提という方も多いでしょう。「次の車検まで乗れればいい」「壊れたらそれまで」と思っているのであれば車両保険をつける必要はありません。車が多少壊れたり傷ができたりしても、修理する気がなければ車両保険をつけないほうが保険料の節約ができます。
格安の中古車の場合、壊れたら修理するよりも買い替えたほうがむしろ安い場合もあります。このような場合も、車両保険に加入しなくてもいいでしょう。
中古車の保険料を安くする方法

その場合、他の項目で保険料を安くする方法があります。具体的にどのような方法があるのか、以下にまとめました。
保険料の相場はどのくらい?
任意保険の保険料は、「誰が運転するか」「どの車両で契約するか」によって変わります。国産車の場合の保険料相場は年間5万円前後です。ただし、保険料は個人差がかなりあるため、割引率が高い等級の場合は、年間2万5000円未満というケースもあり得ます。
一方で、新規加入や若年者の場合は年間10万円以上負担しなければならないケースもあります。
もし任意保険に加入する場合には、まずどの程度保険料がかかるか見積もりを取るようにしてください。見積もりで算出された保険料が厳しければ、節約する方法を模索しましょう。
また、同じ車両でも保険会社によって保険料は異なるので、複数のところで見積もりを取って比較することも重要です。
通販型保険に加入する
保険会社は大きく分けて2つのパターンに分類されます。それは「代理店型」と「ネット通販型」です。両者を比較した場合、同じ条件ならネット通販型のほうが保険料が安くなる傾向があります。ネット通販型は、郵送や電話、Webで手続きできるのが特色です。
代理店型の場合、お店を構える必要がありますし、それなりにスタッフを用意しなければなりません。一方ネット通販型の場合、店舗がないですしスタッフも必要最低限で回していけます。
代理店型と比較して、ネット通販型の場合は運営コストが少ないため、その分が保険料に還元されています。
もしネットを見ながら自分で手続きできるのであれば、ネット通販型の保険に加入するといいでしょう。ただし、自分で手続きするのに自信がない、インターネットを普段あまり使わない方は対面式の代理店型のほうがおすすめです。
条件を限定する
任意保険は運転する人を限定することで、保険料を安くできます。自分や家族しか運転しないのであれば、運転者を限定しましょう。例えば、自分しか運転しない場合は「本人限定」にすれば、かなり保険料を節約できます。
また、年齢限定で契約するという方法もあります。基本的に年齢が上になるほど、事故リスクが低いです。一定の年齢以上の方が運転する場合に限って補償が受けられるようにすれば、保険料を節約できます。
注意が必要なのは、子供が運転することになった場合です。運転者の年齢を限定している場合、子供が事故を起こしたら保障の適用外になってしまいます。子供が運転することになったら、速やかに保険の見直しを行ってください。
ネットで申し込む
保険会社を見てみると、いろいろな割引制度を採用しています。その中でも誰でも比較的利用しやすいものとして挙げられるのが、「インターネット割引」です。文字通り申し込み時にネットで手続きをした場合、保険料が割引きになるというものです。また、「証券不発行割引」といって、紙の保険証券を発行しなければ保険料が安くなる会社もあります。保険証券を発行しなければ、どう確認すればいいのか疑問に思うかもしれませんが、ネットのマイページなどで確認できます。
その他にも早めに契約することで保険料が安くなる、「早期契約割引」もあります。
ゴールド免許やエコカーを対象にした割引きもありますので、活用できるものはないかチェックしましょう。
車両保険をつけるならエコノミー型にする
車両保険をつけないといけないけれども、保険料を安くしたいという場合には、エコノミー型で契約するのも一考です。車両保険には「一般型」と「エコノミー型」の2種類が用意されています。
一般型と比較して、エコノミー型は補償範囲が限定されます。その代わり、一般型よりも保険料は安いです。
エコノミー型の場合、自転車との衝突や単独事故、当て逃げに関しては補償の適用外です。もしこれらの補償を受けなくてもいいと思うのであれば、エコノミー型で契約すれば保険料がお得になります。
車両保険を節約する方法として、「免責金額」の設定もあります。これは車両保険を使う場合でも、一定金額を自己負担にすることです。
免責金額を大きくすれば、保険料も安くなります。どの程度の費用なら自己負担できるかを考えた上で、免責金額を検討しましょう。
車のトータルコストで節約する方法も
保険料を安くするためには、中古車選びにも注意が必要です。メンテナンスコストのかからない車両を選ぶことで、保険料も合わせた月々の維持費を安くすることができます。まずは燃費に優れた中古車を購入しましょう。ガソリン代によっても変わりますが、1リットル当たり燃費が10km異なると年間のガソリン代が2万~3万円程度節約できると言われています。
特に世界情勢の変化から、今後ガソリン代は高騰する可能性が高いです。ガソリン代の家計にかける負担が大きくなりますので、中古車でも燃費は重視したほうがいいかもしれません。
また、税負担の少ない車を購入するのもおすすめです。自動車税はエンジン排気量、自動車重量税は車両重量によって決められます。
メンテナンスコストは車種や年式で変わってきます。購入する中古車が決まったら、どの程度メンテナンスに費用がかかるか、概算でもいいので店員さんに訪ねましょう。
まとめ
①中古車の納車前に保険に加入するのがおすすめ
②始期日を納車日にすれば保険料の無駄遣いにはならない
③資金的に不安があれば車両保険をつけたほうがいい
④保障内容を見直すことで保険料を安くすることは可能
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