中古車比較・ライバル車対決
更新日:2026.08.08 / 掲載日:2026.08.08
フォルクスワーゲン ポロ(AW) 前期と後期でどう違う?|輸入車の前期後期を比較

2026年春、フォルクスワーゲン ID.ポロが発表となった。電気自動車として生まれ変わったポロは、今後のフォルクスワーゲンを支えていく要になりそう。しかし、日本市場では内燃機関の現行型ポロはまだまだ現役。発売は2018年と8年目を迎えたことで、中古車市場には豊富な在庫が流通している。そこで今回は、フォルクスワーゲン ポロ(AW)の前期型と後期型を比較しつつ、中古車動向を探っていこう。
フォルクスワーゲン ポロ(AW)ってどんなクルマ?

フォルクスワーゲンのエントリーモデルとして1975年に発表された「ポロ」。ゴルフよりもひとまわり小型のボディを持ち、経済的で低燃費を売りにしたコンパクトカーである。日本でもお馴染みのクルマで、現行型が日本に導入されたのは2018年3月のこと。プラットフォームはMQBを採用し、ホイールベースは80mm延長して2550mmに。全長も65mm延びて4060mmとなり、ひとまわり大きくなったのがトピック。前後オーバーハングが短くなったことで、よりスポーティなシルエットになったのが見どころだ。また、ヘッドライトやボンネットにはエッジの効いた2本のラインが個性を主張。台形型テールライトも引き締まったイメージを演出している。

インテリアは、これまでの垂直基調から水平基調に変更。エアコン操作パネルを除く主要な操作はダッシュボード上のクロスパネルに集約され、その両側はフロントドアにまでつながっている。また、新世代インフォテイメントシステムである“Discover Pro”も導入。8インチのスクリーンにセンサーボタンとダイヤルを採用し、視認性と操作性を両立している。

発売当初のパワートレインは、1.0L 3気筒ターボ+7速DSGを搭載。最高出力は95馬力、最大トルクは17.9kgmを発揮する。やや遅れて2.0L 直4ターボ+6速DSGの「GTI」も追加された。2019年1月には、1.5L 直4ターボ+7速DSGを搭載した「TSI Rライン」も登場。安全面では、プリクラッシュブレーキシステムの“Front Assist”をはじめとする一連の先進安全装備を全車標準装備。一部グレードには、アダプティブクルーズコントロール“ACC”も設定されている。
| グレード | 駆動方式 | エンジン | 特徴 |
| TSI トレンドライン | FF | 1.0L 直3 ターボ | エントリーモデル(前期型) |
| TSI アクティブベーシック | FF | 1.0L 直3 ターボ | エントリーモデル(後期型) |
| TSI コンフォートライン | FF | 1.0L 直3 ターボ | 標準グレード(前期型) |
| TSI アクティブ | FF | 1.0L 直3 ターボ | 標準グレード(後期型) |
| TSI ハイライン | FF | 1.0L 直3 ターボ | 上級グレード(前期型) |
| TSI スタイル | FF | 1.0L 直3 ターボ | 上級グレード(後期型) |
| TSI Rライン | FF | 1.5L 直4 ターボ ※後期型は1.0Lターボ | ドレスアップした上級グレード |
| GTI | FF | 2.0L 直4 ターボ | スポーツグレード |
フォルクスワーゲン ポロ(AW)の前期と後期はどこで区別されるの?

ポロ(AW)は2018年3月に日本に導入され、2026年7月現在も販売されているモデル。まずはこれまでの改良変遷を振り返ってみよう。
フォルクスワーゲン ポロ(AW)の改良遍歴
2018年7月:「GTI」を追加
2018年10月:一部改良
2019年1月:「TSI Rライン」を追加
2020年3月:一部改良
2020年12月:一部改良
2022年6月:マイナーチェンジ ⇦ ここが分かれ目!
2022年11月:「GTI」を追加
ポロ(AW)は、2022年6月にマイナーチェンジを実施。内外装デザインを一新したほか、エンジンスペックを一部変更。さらに先進安全装備を充実化させている。このマイナーチェンジ以前のモデル(2018年3月〜2022年6月)を前期型、以降を後期型と呼ぶ。
フロントまわりのデザインを比較すると?


2022年のマイナーチェンジは、フロントまわりを中心としたエクステリアが一新されている。LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”が導入され、LEDヘッドライトとデイタイムランニングライトがヘッドライトの下縁に沿って配置されたのが特徴。また、これがフロントラジエーターグリルのLEDクロスバーと光学的に接続され、より洗練されたフロントマスクとなった。そのほか、フロントバンパー形状も一新され、存在感を高めるデザインとなったのも見どころだ。
リアデザインを比較すると?


一方、リアには立体的なデザインのLEDテールランプを導入。前期型では控えめな印象だったが、後期型ではひと目でわかるものに変更された。また、リアバンパー形状もリニューアル。全体的にどっしりとした印象となり、コンパクトカーながらもワンランク上の存在感を身につけている。
インテリアやエンジンを比較すると?

インテリアの造形は、エクステリアと比べるとそれほど変わっていない。後期型でも上質な雰囲気は保たれており、ブラックで統一されたデザインはドイツ車らしい硬質な印象を与えてくれる。快適装備としては、9.2インチの大型モニターを搭載した純正インフォテイメント“Discover Pro”のほか、デジタルメータークラスター、タッチコントロール式エアコンパネルを採用するなど、細部が改良されている。

主力の1.0L 3気筒ターボエンジンは、従来型と同じ排気量ながらも、ミラーサイクル燃焼プロセスの採用やバリアブルターボジオメトリー機構の採用、ガソリンエンジンPMフィルターの採用により環境性能をさらに向上。WLTCモードで17.1km/Lを実現している。また、従来型は1.5L 4気筒ターボだった「Rライン」は、後期型よりほかのグレードと同じ1.0L 3気筒ターボに変更。グレード表記も下から「アクティブベーシック」、「アクティブ」、「スタイル」、「Rライン」に変わっている。これらに加え、ホットハッチの「GTI」も設定。
ポロ GTIの変更点は?

2.0L 4気筒ターボを搭載したスポーツグレード「GTI」。こちらも標準のポロと同様に前後ライト、前後バンパー、フロントグリルが変更され、よりダイナミックなエクステリアに変更された。最高出力は200馬力から207馬力に向上しており、0-100km/h加速は6.5秒を実現。後期型ではスポーティさをグッと高め、ホットハッチファンを魅了している。
前期/後期で中古車相場の違いは?

最後に中古車相場を見ていこう。フォルクスワーゲン ポロ(AW)の中古車価格帯と中古車平均価格を比較すると次のようになる。
| 中古車価格帯 | 中古車平均価格 | 物件掲載台数 | |
| 前期型(2018年~2022年) | 120万円〜190万円 | 172万円 | 約200台 |
| 後期型(2022年~) | 180万円〜300万円 | 240万円 | 約170台 |
前期型と後期型はどちらも同程度の中古車が流通している。価格帯は前期型が120万円から、後期型は180万円からとなっており、どちらも100万円台の予算で購入可能。平均価格の価格差は70万円と少なくはないが、あえて新しいデザインの後期型をねらうのもあり。パワートレインは環境性能などに違いがあるものの、両者とも1.0Lターボが主軸となっている。グレードは、必要な快適装備が揃っている「TSI コンフォートライン」または「TSI アクティブ」辺りがおすすめ。