車の歴史
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2017.07.24
BMWの歴史・概要と優位性とは

goo-net編集チーム
BMWとはドイツを代表する自動車メーカーのひとつ。
1916年、BMWは航空機エンジンメーカーとして創設。
社名は「バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ」の頭文字になっています。
バイエルン地方の澄み切った青い空と白い雲をイメージしたプロペラを表し、「未知の物に挑戦していく思い」が、青と白のエンブレムに込められています。
1919年、唯一の製品であった、航空機用エンジンの製造を禁止された事を機に、モーターサイクルの開発・製造を開始しました。
現在はロール・スロイス、MINIを傘下に所有し、有数の高級自動車メーカーとして不動の人気を博しています。
本社はドイツのバイエルン州ミュンヘンとなっています。
日本国内においては「ビー・エム・ダブリュー株式会社」が、東京都千代田区丸の内に本社を置いています(2017年3月)。
BMWの歴史
1916年:グスタフ・オットー航空機工業が「バイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ(BFM)」を設立
1917年:ラップ・エンジン工業が「バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ有限会社」となる
1917年:バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ株式会社(BMW AG)を設立
BMW AGはBFMより、社名・商標を含むすべてのエンジン製造業務を引き継ぐ
1919年:航空機の製造を禁止され、自動車の開発・製造を開始
1923年:モーターサイクル「R32」製造開始
1929年:英国で開発されたオースチン・セブンのライセンスを取得し、「BMW 3/15 PS」として生産開始。インターナショナル・アルペン・ラリーで優勝(BMW 3/15 PS)
1933年:上級クラスのモデル「BMW 303」発表
1938年:伝説的なレース「ミッレミリア」(イタリア)にて、クラス1位~4位まで独占
1945年:第二次世界大戦中に航空機用エンジンの開発・製造に関わっていた為、生産中止を余儀なくされる
1948年:操業再開に伴い、単気筒2輪車「BMW R24」発売
1951年:セダン車「BMW501」発売
1955年:「BMW、イタリア車に勝る美」と、称賛を受けた「BMW 507」発売
1959年:希望の光「BMW700」発売(リア・エンジン採用モデル)
1961年:スポーティ・コンパクト・機能的・多目的という、全く新しいタイプの小型乗用車「BMW1500」を発売
1966年:ハンス・グラース社の買収
1968年:大型セダン「BMW2500」「BMW2800」を発表
1973年:海外で初めての生産拠点となる南アフリカ・ロスリンに自動車工場を設置
1975年:初代BMW 3シリーズ発表
1976年:初代BMW 6シリーズ発表
1977年:初代BMW7シリーズ発表
1981年:輸入車業界初の全額出資子会社として「ビー・エム・ダブリュー株式会社」設立
1994年:米国サウスカロライナ州・スパータンバーグ工場設立
2004年:初代BMW 1シリーズ発売
世界の拠点と販売台数
BMWは、比較的早い段階から世界中での自動車販売を見越しており、1973年に南アフリカ・ロスリンに自動車工場を設立した事がその第一歩と言えるでしょう。
その他は、アメリカ、中国、ブラジル等に生産拠点を構え、会社規模を着々と拡大しています。
2015年の世界販売台数(BMWブランド)は、前年比5.2%増の190万5,234台で、2011年から5年連続で増加となりました。
各国での販売台数と評価
BMWとMINIの販売台数を国別に見てみると、中国(46万3,736台、前年比1.7%増)、米国(40,4537台、同2.2%増)、イギリス(23万652台、同12.7%増)は特に多く、また、スペイン(4万5,550台、同19.2%増)、メキシコ(1万7,475台、同17.3%増)、韓国(5万4,575台、同17.6%増)と言った国々での増加率の高さも見逃せません。
従来の主要販売国だけでなく、その他の国々における評価も上昇傾向にあると言って良いでしょう。
その点がBMWの優位性のひとつです。
主な車種(廃止になった車種も含む)