車の歴史
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.03
トヨタヴァンガードの概要と歴史をまとめてみた

goo-net編集チーム
トヨタ ヴァンガードは、販売チャネルの異なる「ハリアー」や、先代にあたる「クルーガー」の後継モデルとして2007年にデビューしました。
当初は国内専用車種としてトヨペット系列とカローラ店系列の2チャネルで販売をスタートした後、「RAV4」として北米・オセアニア・アフリカ・欧州・南米などでも発売された、ミディアムクラスの高級SUVです。
先代から続くSUV人気により、発売から1ヶ月で月間目標販売台数2,500台に対し8,000台を受注し、その後もトヨタのSUV車種の中では18ヶ月連続で最多月間販売台数を数えるなど人気モデルです。
車名は、英語の「Vanguard(先駆者)」に由来し、文字通り、スタイリッシュで高い走行性を誇るクロスオーバーSUVとして、新しい時代を切り拓く、都会の似合うフォーマルなSUVモデルとして相応しいネーミングです。
2013年11月に販売が終了し、トヨペット系列店では3代目ハリアーが後継モデルとしてラインナップされています。
カローラ店ではC-HR(2016年~)が実質的な後継モデルにあたります。
初代 ヴァンガード 33系(2007年~2013年)

goo-net編集チーム
ヴァンガードは、英語の「Vanguard(先駆者)」に由来し、新世代の都会が似合うフォーマルな、
高級SUVの目標となるに相応しい大胆なボディフォルムを纏い、2007年8月に登場しました。
「Active & Luxury」をテーマに、ゆとりの動力性能・走行性能、
上質なボディスタイル・インテリア、豪華な装備を備えた、新世代の高級ミディアムSUVです。
先代にあたる「クルーガー」の走りとスタイリッシュなSUVのコンセプトをブラッシュアップし、
「TOUCH & GENTLE 7-SEATER」のキャッチフレーズを掲げ、
3列シート7名乗り+3.5L V6エンジンを搭載するフルタイム4WDモデルとして誕生しました。
力強さと逞しさを感じる1800mmを超えるワイドな車幅、
ボンネットフードやフロントグリルなど細部に亘りメリハリのある、
高級感のある品の良いスタイリッシュで個性的なボディデザインです。
インテリアにはセンスの良いブロンズ調加飾やメッキ処理が、
センタークラスターをはじめ所々に施され、マルチアジャスタブルパワーシート、
本革&アルカンターラのコンビシートやチルト&スライド電動ムーンルーフ、
リクライニング機能付セカンドシート、保冷機能付グローブボックスなど、
質感の高い快適性、実用性に優れたパッケージデザインが特徴です。
3代目RAV4の海外向けプラットフォームをベースに設計され、
2列シートの5名乗車仕様と3列シートの7名乗車仕様が設定され、
ワイドな車幅と相まって、広く快適な室内空間を実現しています。
また、多彩なシートアレンジにより、
使い勝手の良い優れたユーティリティスペースと居住性を提供しています。
搭載するエンジンは燃費性能に優れる2.4L直列4気筒自然吸気エンジンと、
280psのパワフルな3.5L V6型自然吸気エンジン、駆動方式は当初はフルタイム4WDのみでしたが、
2008年8月のマイナーチェンジ時に2.4LモデルのみFF駆動モデルが追加されました。
ともに余裕のある動力特性を持つエンジンとダブルウィッシュボーン式リヤサスペンション、
高剛性ボディと路面の状況や走行状況に応じて駆動力・ブレーキ・ステアリングを協調制御する、
「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」により、
オールマイティな高い走行性能と快適な乗り心地を実現しています。
他にも全車に坂道走行を支援する、
ヒルスタートアシストコントロール(HAC)&ダウンヒルアシストコントロール(DAC)、
走行状態に応じて理想的な制動力配分を行う電子制御制動力配分システム(EBD」」、
より進化した最新の衝突安全ボディGOAやSRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ、
プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ
(ロービーム・オートレベリング機能付)を搭載するなど、高い安全性能を備えています。
また、スマートエントリー&スタートシステムを標準装備し、
マップオンデマンド機能を持つ、
G-BOOK mX /mX Pro対応のHDDナビゲーションシステムを設置するなど、
利便性の高い装備が用意されています。
3.5Lモデルおよび「240S Gパッケージ」にはカラードオーバーフェンダー、
235サイズの偏平18インチタイヤ&7.5Jアルミホイールを備え、
より高い安定走行性能と迫力のあるグラマラスなボディフォルムが特徴です。
中でも本革&アルカンターラのコンビシート
(シートヒーター付アジャスタブルパワーシート機構)を標準装備する、
豪華な内装を持つGパッケージは高い人気を博しました。
2013年11月には後継車となる3代目ハリアー(トヨペット店系列)へバトンタッチされます。
トヨタ ヴァンガード(VANGUARD)240S(2007年8月)
ボディタイプ:SUV・クロスカントリー・ライトクロカン
乗車定員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4570×1815×1685mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1885×1495×1240mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)225/65R17 (後)225/65R17
エンジンタイプ:2AZ-FE型 2.4L 直列4気筒DOHC
排気量:2362cc
最高出力:170ps(125kW)/6000rpm
最大トルク:22.8kg・m(224N・m)/4000rpm
10モード/10・15モード燃費:12.6km/リットル
車両重量:1590kg
価格:2,646,000円
自動車税:年間45,000円 ※
※自動車税は2017年5月時点で参照したものとなります。
参考:
https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/VANGUARD/10042966/
・主なグレード
「240S」「240S Gパッケージ」「240S Sパッケージ」、「350S」「350S Gパッケージ」(特別モデルを除く)。
・主なオプション
本革シート、チルト&スライド電動ムーンルーフ、本革巻き&木目調シフトノブ、木目調ドアスイッチベース、NAVI・AI-SHIFT制御(ナビゲーションシステムと連動して、交差点やカーブの大きさなどの情報からシフトを制御)、クルーズコントロール、リヤフォグランプ、HDDナビゲーションシステムG-BOOK mX対応(ヴァンガードライブサウンドシステム、DVD+VD+MD+AM/FMラジオ+アナログTV+サウンドライブラリー+6スピーカーシステム)、音声ガイダンス機能付カラーバックモニター&サイドモニター、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)、コンライト(自動点灯・消灯システム)、バックドア付スペアタイヤ&カラードハードカバーなど。
・カラーバリエーション
ブラック、ダークグリーンマイカ、ダークブルーマイカ、ダークグレーマイカ、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、ベージュメタリック、ブラッキッシュレッドマイカ、ダークスチールマイカ、ホワイトパールクリスタルシャインなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
トヨタ ヴァンガードの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-VANGUARD/
競合車の多いミディアムSUVの中でも、パワフルな走りと高いクオリティ、力強さ・逞しさ・高級感とバランスの取れた個性的なデザインから、高い人気を誇るヴァンガードです。
先代にあたる「ハリアー」や「クルーガー」から、より質感・機能性・装備にこだわり、高級感を訴求したモデルとして開発されました。
その開発コンセプトから高い人気を誇りましたが、一度のマイナーチェンジを経てフルモデルチェンジされることなく、2013年に3代目ハリアー(トヨペット店系列)へとバトンタッチされました。
しかしながら、存在感のあるハイクオリティなSUVとして、文字通り「先駆者」として残した足跡は、その後の「ハリアー」や「C-HR」へとしっかり受け継がれています。
トヨタ ヴァンガードの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-VANGUARD/