輸入車
更新日:2022.09.05 / 掲載日:2022.09.05
輸入車でもミニバンに乗りたい!【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年8月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年10月号の内容です)
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[M・Kさん]
50歳/既婚/会社役員

若いときにはかなりクルマにのめり込んでいたという相談者ですが、35歳で独立し忙しくなったことに加え、結婚後子供に恵まれたこともあり、ここ10年ほど国産ミニバンを乗り継ぐ日々が続いていました。今回は海外での体験をもとに、輸入車のミニバンを検討中とのこと。
輸入車でもミニバンに乗りたい!
軽自動車からミドルクラス、さらには大人気のラージサイズまで、まさしくミニバン大国といえる日本。普通に考えれば、サイズと予算から車種を絞り込んでいけば、おおよそミニバン選びで「失敗した!」となるケースはほぼないのでは?と思うのですが、今回の相談者のようなケースもあるのです。
M・Kさんは若いときかなりのクルマ好きで、マツダロードスターやRX-7、またRX-8を自分流にモディファイして走りを楽しんでいたとのこと。その後、独立と結婚という人生の一大イベントが重なり、クルマ趣味はいったんおあずけに。復活したのは、子供が生まれたことがきっけによる日産セレナの購入だったと言います。その後、トヨタアルファードへ。信頼性にも優れ、唯一の不満といえば、同じクルマとの遭遇率が高いことぐらいでした。
ところが、ここで転機が訪れます。それはコロナ禍になる前に訪れたドイツで速度無制限のアウトバーンを体験したこと。ドライブしたのは現地のレンタカーでしたが、時速200㎞近い速度をものともしない欧州車の実力を、初めて体験したのです。次は欧州車にしよう。しかし、輸入車のミニバンってどうなの? そんな相談が、今回のテーマです。
【メルセデス・ベンツ Vクラス】某国産ラージミニバン最大のライバルとなるのが、このVクラスです!

日本でミニバンといえば、いまやド定番のクルマ選びといえ、車種も多すぎるぐらい豊富ですが、欧州製ミニバンといえば、数えるほどしかないのが現実です。
そのなかで、キングオブミニバンといえるのが、メルセデス・ベンツのVクラス。天下のメルセデスが仕立てたラージミニバンということで、その完成度は高く、高速域での安定感は国産ミニバンとは一味も二味も違います。
ボディは全長違いで3モデルあり、写真は最も長い「エクストラロング」で、圧倒的な広さを誇っています。シートレイアウトのフレキシブルさは国産ミニバンより劣りますが、それぞれ独立したシートは非常に重量がありガッシリしているのがポイント。非常に剛性感が高く、それによりクルマ酔いもしにくいでしょう。
新車は少々お高いので、これこそグーワールドの出番。低走行で価格も抑えられた個体を選び出すことができます。M・Kさん、本命はこれでしょうか!
2015年 メルセデス・ベンツ V 220 d アバンギャルド エクストラロング(7速AT) ●全長×全幅×全高:5380×1930×1880mm ●ホイールベース:3430mm ●車両重量:2490kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:2142cc ●最高出力:163ps/3800rpm ●最大トルク:38.7kgm/1400-2400rpm ●中古車参考価格:300万円〜980万円(15年〜21年 全グレード)







【フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン】頃合いのいいサイズでも7人乗れる優等生

クリーンなデザインとしっかりした作りが魅力のゴルフトゥーラン。本国ではタクシーとして利用されるケースも多く、骨太なのはお墨付き。無駄を削ぎ落とし、考え抜かれた機能性の高さは「さすが!」といえる仕上がり。これがスライドドアならバカ売れするかも、と考えてしまう。
2018年 フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン TDI ハイライン(6速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4535×1830×1670mm ●ホイールベース:2785mm ●車両重量:1630kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:150ps/3500-4000rpm ●最大トルク:34.7kgm/1750-3000rpm ●中古車参考価格:120万円〜410万円(16年〜21年 全グレード)


【シトロエン グランド C4 ピカソ】ドイツ車勢とは一線を画するファミリーテイスト

高速域でのシャシー性能こそドイツ車勢に譲るものの、フランス車らしいソフトタッチな走り心地が癖になるグランドC4ピカソ。インテリアもオシャレ度満点。ドライブ中終始ハッピーな気持ちになれ、指名買いされているミニバンだ(最新モデルはグランドC4スペースツアラーに名称変更されている)。
2017年 シトロエン グランドC4ピカソ フィール ブルーHDi (6速AT) ●全長×全幅×全高:4605×1825×1670mm ●ホイールベース:2840mm ●車両重量:1660kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1997cc ●最高出力:150ps/4000rpm ●最大トルク:37.7kgm/2000rpm ●中古車参考価格:100万円〜310万円(14年〜18年 全グレード)

