輸入車
更新日:2022.04.06 / 掲載日:2022.04.04
気軽に付き合えるオープンカーに乗りたい【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年5月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年3月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[S・Yさん]
36歳/既婚/個人事業主

現在は家族のために購入したミニバンで仕事の移動からプライベートまですべてをまかなっている相談者。今回の相談はオープンカーを増車したいという内容で、条件はあまり気を使わずに、気軽に付き合えるクルマであること。毎日でも乗りたくなる使いやすさとオープンカーの開放感の両立を希望しています。
気軽に付き合えるオープンカーに乗りたい
世にクルマはたくさんありますが、すべて2つのタイプに分けられます。オープンカーかそれ以外か、です。
屋根が開くことのメリットは、じつはそれほどたくさんはありません。気分が爽快になることくらい。でも、それこそがオープンカー最大の魅力。よく晴れた日曜の朝、微風が吹く夜、木立のなか、海の見える道……。スピードが出ていても出ていなくても、日々抱えている頭のなかのアレコレが、どこかに飛んでいくのです。
一方でオープンカーを所有するのは少々ハードルが高いのも事実。というのも、オープンカーとして販売されているクルマの多くがスポーツタイプであるため、実用性の部分に不満が多く、また高級車が多いからです。逆にいえば、だからこそ所有欲を満たすともいえるでしょう。
さて、相談者が求めているのは、休日だけでなくデイリーユースにも気軽に付き合えるオープンカー。3人以上で乗るのでなければ、大型セダンよりもスポーツカーのほうが、ボディがコンパクトな分だけ身軽で楽だったりするのは本当。込み入った都会でスポーツカーを見るのは、じつは見栄えだけでなく、運転しやすいからという側面も。
論より証拠。オープンカーを所有すればすべてわかることです。
【BMW Z4】流してもスポーティに攻めても存分に楽しめる万能選手

BMWはスポーティなクルマを得意とするブランド。ここでポイントなのが、「スポーティ」と「スポーツ」には大きな違いがあるということ。走行性能に特化した「スポーツカー」に対して、BMWは快適性や実用性をけっして蔑ろにしません。サーキットでのタイムは一番ではないかもしれませんが、性能だけがクルマの魅力ではないのはわかるはず。
Z4は、そんなBMWの美点をオープン・スポーツカーというジャンルでいかんなく表現しています。現行モデルはルーフトップをメタルから伝統的な幌に回帰。開閉にはわずか10秒ほどしかかからず、閉めて走ったときの静粛性も十分。
2シーターですから家族みんなで出かけることはできませんが、その割り切りのおかげで全長約4.3mとコンパクト。これが使いやすさに非常に効いてきます。一方で1.8m超えの全幅がもたらすのが圧倒的なコーナリング性能。ゆっくり流しても気持ちいいですが、峠道での楽しさは歴代モデルでもトップクラス。すべてがハイレベルに仕上がっています。
2019年 BMW Z4 M40i(8速AT) ●全長×全幅×全高:4335×1865×1305mm ●ホイールベース:2470mm ●車両重量:1570kg ●エンジン:直6DOHCターボ ●排気量:2997cc ●最高出力:340ps /5000rpm ●最大トルク:51kg m/1600-4500rpm ●中古車参考価格:420万円~720万円(19年~22年 全グレード)





【メルセデス・ベンツ SLC】オープンでもホスピタリティはメルセデス・クオリティ

もっと快適方向に振ったオープンモデルがいいなら、SLC(SLK)もいいチョイスです。安全性と快適性の追求はメルセデスならではのこだわりようで、首を後ろから温めてくれるエアスカーフはその象徴。コンパクトな車体にパワフルなエンジンを搭載しているので、ロングドライブでも至極快適。
2017年 メルセデス・ベンツ SLC180(9速AT) ●全長×全幅×全高:4140×1845×1305mm ●ホイールベース:2430mm ●車両重量:1480kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1595cc ●最高出力:156ps /5300rpm ●最大トルク:25.5kg m/1250-4000rpm ●中古車参考価格:300万円~650万円(16年~20年 全グレード)


【MINI コンバーチブル】小さいことがメリットになる上質なオープンカー

気軽という部分では、こちらのクルマが3台中最も気軽かもしれません。何しろベースとなっているのがBセグメントのハッチバックですから、サイズや運転のしやすさはピカイチ。トランクスペースは若干狭いですが、その分、リアシートがあるのは、ほかの2台よりも有利なところです。
2018年 MINI クーパーS コンバーチブル(7速AT) ●全長×全幅×全高:3860×1725×1415mm ●ホイールベース:2495mm ●車両重量:1370kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1998cc ●最高出力:192ps /5000rpm ●最大トルク:28.6kg m/1350-4600rpm ●中古車参考価格:270万円~390万円(16年~22年 コンバーチブル全グレード)



ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。