徹底分析中古車相場
更新日:2019.03.25 / 掲載日:2019.03.25
ダイハツのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム
「ダイハツ」ブランドを展開する大阪府池田市に本社を置く「ダイハツ工業株式会社」は、現在では軽自動車を製造する自動車メーカーのイメージが強い方が多いと思います。
古くはソレックスキャブレーターを備えた1.0L エンジンを搭載した4人乗りフルオープンスポーツカー「コンパーノスパイダー」や「デ・トマソ パンテーラ」で知られる、イタリアの自動車メーカーでもあり、チューニングメーカーである「デ・トマソ」とのコラボレーションによって誕生したコンパクトホットハッチバック「シャレード デ・トマソ」など、個性的なスポーツカーが誕生しています。
また、以前からモータースポーツに参戦するベース車両をいくつか生みだしています。
1998年には5ドアコンパクトハッチバック「ストーリア」をベースに、ターボチャージャーの係数1.4を掛けても1.0L以下のクラスになるよう考慮し、あえて排気量を縮小した713cc 直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンを搭載する「X4」がリリースされます。
足元を固めたサスペンションとともにクロスレシオ化した5速マニュアルトランスミッションを採用したフルタイム4WD駆動を採用し、リッターあたり168馬力を発揮する戦闘力を備えていました。
現在では居住性に優れ、先進の安全装備を備え、エコ性能にも長けた軽ミニバンが時代の主流となりますが、ダイハツにも脈々とスポーツカーのDNAが流れていることがお分かりいただけたことでしょう。
ここでは、ダイハツのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
コペン

グーネット編集チーム
コペンは、660ccのエンジンを搭載する文字通り軽自動車ながら、専用にチューニングされたインタークーラー付ターボを実装し、ショートストロークのクロスレシオ化された5速マニュアルトランスミッションとの組み合わせにより、ビビッドな走りを実現する2座オープンスポーツカーモデルとして2002年6月に初代モデルが誕生しました。
誰でも気軽に楽しめるオープンスポーツカーとして「ACTIVE TOP COMPACT OPEN」をコンセプトに開発されました。
丸みを帯びたファニーなスタイリングを採用し、油圧式の電動開閉式ルーフやレカロ製スポーツシート、MOMO製ウッド&レザーステアリングを装備するなど、手軽にオープンエアを楽しめる点に加えて、クルマを繰る楽しさも兼ね備えたパッケージデザインにより、多くの人々を魅了しました。
併せて減衰力を高めた専用サスペンションや軽量ながら剛性の高いボディを採用するなど、優れた操縦安定性能やダンピングの利いたしなやかながら、スポーティな乗り心地など、ダイハツのスポーツカーのDNAを継承するモデルです。
2014年6月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、初代モデルからのドライバーを高揚させるスポーツ性能はそのままに、よりダイナミックでスポーツカーらしいタフネスを表現した力強いボディデザインを採り入れています。
また独自の新骨格構造「D-Frame」の採用により高い剛性を確保するとともに、外装パネルの着せ替えができるユニークな内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」により、スポーツカーの新しい楽しみ方を提案しています。
コペンのおすすめ人気車種・グレード
ダイハツ コペン(COPEN)ローブ S(2014年12月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)165/50R16 75V(後)165/50R16 75V
エンジンタイプ:KF型 水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
排気量:658cc
最高出力:64ps(47kW)/6400rpm
最大トルク:9.4kg・m(92N・m)/3200rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.2km/L
車両重量:850kg
新車価格:2,019,600円
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
コペンの価格相場(2019年2月26日時点)
新車価格帯:150~250万円
中古車価格帯:19.8~350万円
中古車平均価格相場:110.1万円
ブーン

グーネット編集チーム
グループとなったトヨタとの共同開発により、2004年6月に誕生したのがダイハツのスモールカー「ブーン」とトヨタの「パッソ」です。
実質的な先代モデルにあたる「ストーリア」同様に、モータースポーツ参加用のベース車両となるハイパワーターボエンジン+フルタイム4WDの組み合わせとなる「X4:クロスフォー」が2006年3月にリリースされました。
新開発の936cc 直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンを搭載し、安定したエンジン性能を発揮するために吸気温度を下げるためのウォータースプレーを装備するなど、前後のスタビライザーやスポーツサスペンションの追加とともに、戦闘力を高めたモデルです。
この936ccと言う排気量は2003年より排気量区分のレギュレーションが変更され、ターボ係数が1.4から1.7倍となり、想定する日本ラリーのAクラスの1400cc以下に対応するための設定です。
先代モデルにあたる「ストーリア」と同様に、レース参戦を前提としたポテンシャルの高い本格的なスポーツカーと呼べる資質を備えています。
なお、文字通りモータースポーツ参加用のベース車両として装備を簡略化した「X4」グレードとデイリーユースにも快適なエアコンやスモークドガラス、MOMO製本革ステアリングホイール、キーレスエントリーなどを備えた「ハイグレードパック」が用意されています。
ブーンのおすすめ人気車種・グレード
ダイハツ ブーン(BOON)X4ハイグレードパック(2006年3月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
タイヤサイズ:(前)175/65R14 82S(後)175/65R14 82S
エンジンタイプ:KJ-VET型 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:936cc
最高出力:133ps(98kW)/7200rpm
最大トルク:13.5kg・m(133N・m)/3600rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.6km/L
車両重量:980kg
新車価格:2,047,500円
自動車税:年間29,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
ブーンの価格相場(2019年2月27日時点)
新車価格帯:94~204万円
中古車価格帯:3.9~218万円
中古車平均価格相場:65万円
YRV

グーネット編集チーム
YRVは2000年8月にリリースされたハイトワゴンタイプの小型乗用車です。
広々とした室内空間を備えながら、軽自動車並みの取り回しの良さが特徴のモデルです。
しかしながら、走りの基本性能を重視し「速さのカイカン」並びにスポーティさとゆとりの室内空間を巧みに融合したダブルウェッジスタイルを取り入ることで「カッコ良さのカイカン」も追求している点が若者層から高い支持を集めました。
なかでもリッターあたり100psを超えるクラス唯一のDVVT 1.3L 直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンを搭載したホットグレード「ターボR」は、15mmローダウンした専用チューンドサスペンションを採用する足回りや軽量で剛性の高いBBS製アルミホイール、スポーツマフラーを装備し、オプションでレカロシートが用意されるなど、見た目以上に本格的な走りが楽しめるライトスポーツカーとして人気を集めました。
YRVのおすすめ人気車種・グレード
ダイハツ YRV(YRV)ターボR(2001年12月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)175/55R15 77V(後)175/55R15 77V
エンジンタイプ:K3-VET型 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:1297cc
最高出力:140ps(103kW)/6400rpm
最大トルク:18.0kg・m(177N・m)/3200rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:15.6km/L
車両重量:950kg
新車価格:1,589,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
YRVの価格相場(2019年2月27日時点)
新車価格帯:100~174万円
中古車価格帯:10~29万円
中古車平均価格相場:24.5万円