徹底分析中古車相場
更新日:2019.04.22 / 掲載日:2019.04.22
イタリアのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム
「イタリア車」と聞くとみなさんはどのようなイメージを持っていますか。
フィアットの「500(チンクエチェント)」や「パンダ」「ウーノ」に代表される、街中を縦横無尽に駆け回るコンパクトなスタンダードモデルや、「ランボルギーニ」・「フェラーリ」などのスーパースポーツと呼ばれるエキゾチックスポーツカーでしょうか。
イタリアには「マセラティ」や「アルファロメオ」に代表される戦前からモータースポーツを通してブランド力を強めてきた自動車メーカーが、スポーツカーメーカーとしてのブランドを現代に至るまで伝えています。
元アルファロメオのテストドライバーを務め、戦後自らスポーツカーメーカーを興すエンツォ・フェラーリが創業した「フェラーリ」、その「フェラーリ」への対抗心からトラクターメーカーからスーパーカーを製造することになったフェルッチオ・ランボルギーニが創業した「ランボルギーニ」は、現在も良きライバルとして切磋琢磨し世界のエンスージアストや愛好家を虜にしています。
現在は「アルファロメオ」や「マセラティ」「フェラーリ」「アバルト」はフィアットの傘下として、現在もそれぞれのブランドを訴求した魅力的なスポーツカーを製造しています。
ここでは現在も世界のスポーツカーメーカーの良きライバルとして、しのぎを削るイタリアのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
ギブリ

グーネット編集チーム
マセラティは1970年代後半に日本で空前のブームを巻き起こしたスーパーカーブームの中でも「ポルシェ」「フェラーリ」「ランボルギーニ」「ロータス」と並び、一角を占めたブランドでした。
初代ギブリは1960年代後半から1970年代にかけて、ランボルギーニ「ミウラ」やフェラーリ「365GTB/デイトナ」の良きライバルとして大きな成功を収めました。
2代目モデルはブリスターフェンダーを備え、ビトゥルボ(ツインターボ)エンジンの搭載により、圧倒的な動力性能を発揮するラグジュアリー2ドアクーペとして異彩を放つモデルでした。
現行の3代目モデルは約16年のブランクを経て2013年に復活した、マセラティ初となるミドルサイズセダンです。フラッグシップセダン「クアトロポルテ」よりは、一回りコンパクトなボディサイズながら、伝統的なトライデント(三又の矛)を配したフロントグリルが存在感を放つ、上品で伸びやかなスタイリングながら、骨格のしっかりした剛性の高さを窺わせる外観デザインを採用しています。
最高峰モデルである「ギブリ S」「ギブリ S Q4」では、低速域からフラットで圧倒的なトルクを発生する3.0L V型6気筒ツインターボエンジン+8 速ATを搭載し、アルミ製ボンネット&ドアの採用とともに、重量級の4ドアセダンながら周囲を圧倒する卓越した動力性能を発揮する一線級のスポーツカーに相応しいパフォーマンスを備えています。
ギブリおすすめ人気車種・グレード
マセラティ ギブリ(GHIBLI)S Q4(2017年2月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
タイヤサイズ:(前)235/50R18(後)235/50R18
エンジンタイプ:V6型 V型6気筒ツインターボ
排気量:2979cc
最高出力:410ps(302kW)/—-rpm
最大トルク:56.1kg・m(550N・m)/1650rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:2030kg
新車価格:11,640,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
ギブリの価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:834~1,410万円
中古車価格帯:167~1,228万円
中古車平均価格相場:569.2万円
アバルト695 ピポスト

グーネット編集チーム
アバルト695 ビポストは、日本では2008年に発売された3代目「フィアット500(チンクエチェント)」をベースにしながら、サソリのエンブレムで知られるフィアット傘下のアバルトが手掛けるマジックにより、エキサイティングは走りを提供する「アバルト695」の中でも、最も刺激的なスペックが与えられました。
1964年に誕生した初代アバルト695からちょうど50周年を記念して企画され、アバルトレーシングが開発したレース専用モデル「アバルト695 アセットコルセ」のロードバージョンとして発売されました。アバルト史上最速のパフォーマンスを誇り、思わずドライバーの頬も緩むホットハッチバックモデルです。
通常あるべきはずの後席を取り去り2シーター仕様とし、吸気効率を高めエンジン性能を高める「カーボンエアクリーナーボックス」の採用をはじめ、排気効率を高め刺激的なエキゾーストサウンドを発する「デュアルステージエキゾーストシステム」、OZ Racing製の18インチ軽量アロイホイールやアルミ製エンジンフード、チタンホイールボルト、ポリカーボネートのフロントサイドウィンドウ、ドアストラップ等、随所に手が加えられるスペシャルモデルです。
なかでも公道車初となるシンクロ機構を持たない5速のドグリングトランスミッションにより、正確なシフトチェンジを可能とし、ダイレクトな加速フィールを提供します。
まさにサソリの毒に痺れそうな、刺激的なアバルトマジックが施されたスポーツカーです。
アバルト 695 ピポストのおすすめ人気車種・グレード
アバルト アバルト695 ビポスト(ABARTH_695_BIPOSTO)フルスペック仕様(2015年9月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)215/35R18(後)215/35R18
エンジンタイプ:312A9型 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:1368cc
最高出力:190ps(139kW)/5750rpm
最大トルク:25.5kg・m(250N・m)/2500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:14.0km /L
車両重量:1060kg
新車価格:8,456,400円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
アバルト 695 ビポストの価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:594~845万円
中古車価格帯:—-万円
中古車平均価格相場:505.9万円
360

グーネット編集チーム
360は、世界的に熱狂的な愛好家を持つ有数のスポーツカーメーカーである「フェラーリ」が1999年9月に発売を開始した、今なおネオクラシックフェラーリとして人気の高い「F355」の後継モデルです。
V型12気筒エンジンが絶対的なフェラーリのアイコンとされていた1960年代後半にリリースされた、オールアルミボディにV型6気筒エンジンを搭載する「ディーノ206/246」から始まるスモールフェラーリの系譜を継ぐモデルです。
その後も「308GTB」「328/348GTB」「F355」と時代を彩った歴史的な名車のDNAを受け継ぎ、モデル名からもわかる通り400psを発生する高回転型3.6L V型8気筒エンジンをミッドシップに搭載します。
「F355」の途中から採用された6速セミオートマチックトランスミッションやピニンファリーナによるデザインも引き継がれ、優麗で抑揚のある大胆なスタイリングも大きな話題となりました。
基本設計は先代の「F355」を踏襲するものの、細部にわたりブラシュアップされ、エンジンやミッションの耐久性も向上しており、「F355」の根強い人気と相まって狙い目のスモールフェラーリと言えるでしょう。
まさにフェラーリの名を冠した本格的なスポーツカーです。
360のおすすめ人気車種・グレード
フェラーリ 360(360)モデナF1(2004年4月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:ミッドシップ
タイヤサイズ:(前)215/45ZR18(後)275/40ZR18
エンジンタイプ:F131型 V型8気筒DOHC40バルブ
排気量:3586cc
最高出力:400ps(294kW)/8500rpm
最大トルク:38.0kg・m(372N・m)/4750rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km /L(詳細不明)
車両重量:1450kg
新車価格:18,847,500円
自動車税:年間66,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
360の価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:1,645~2,100万円
中古車価格帯:688~1,400万円
中古車平均価格相場:837.2万円