徹底分析中古車相場
更新日:2019.04.22 / 掲載日:2019.04.22
5ナンバーのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム
クルマのナンバープレートに掲げられた「5」もしくは「3」から始める、番号はどう定義されているのでしょう。ご存知でしょうか。
ナンバープレートは自動車の種別や用途により分類され、正式には「自動車登録番号標」が正式名称であり、国の道路運送車両法第19条に規定されています。
かつては地名と4桁の番号であったナンバーですが、登録台数が増えたことにより既存の4桁では対応ができなくなったため、用途や車両の大きさ・排気量により分類が追加されるようになりました。
日本では乗用自動車のナンバーの区分が「5」もしくは「3」の2つに分類され、それぞれの分類に対して1~3桁の番号が使用されています。
ナンバーは車体寸法や排気量で分類されています。5ナンバーの場合は、小型乗用車として定義され、全幅1,700 mm以下、全長4,700 mm以下、全高2,000 mm以下、ディーゼル車を除き排気量2000 cc以下のすべてを満たす自動車と定義されています。対して「5」ナンバーの分類の基準を超えるものは普通乗用車と区分され「3」ナンバーとなります。
つまり、排気量0.66Lの軽自動車においても乗用タイプは「5」ナンバーとなり、排気量が2.0L以下であっても、全幅が1,700 mmを超える車種は「3」ナンバー登録となります。
しかしながら、自動車税はあくまでも排気量により区分されるので、例えば1.5L超~2.0L以下の排気量であれば、全幅が1,700 mmを超えても、一律年額39,500円となります。また、全幅が1,695mmであっても排気量が2.0Lを超えれば「3」ナンバー登録となります。
巷で言われる「5ナンバー」のスポーツカーと言うのは、取り回しの良いボディサイズで、なおかつ自動車税も年額39,500円以下のモデルを指し、日本特有の税率・ナンバー区分に基づいたカテゴリーとも言えるでしょう。
ここでは5ナンバーのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
MR-S

グーネット編集チーム
MR-Sは1999年10月から2007年7月まで1代限りトヨタから発売された、2シーターオープンスポーツカーです。手軽なサイズ・価格から多くの人々にスポーツカーの楽しさを提供した「MR2」の後継モデルであり、MR2と同様にミッドシップレイアウトを採用し後輪を駆動します。
ややタイトなコックピットながら、幌をあげて開放感あふれる爽快なオープンエアを感じらえる1台です。
2002年8月のマイナーチェンジでは、MT車とクラッチレスシーケンシャルマニュアル車ともに5速から6速へ変更され、サスペンション取付け部の剛性を強化するなど、熟成が図られました。
絶対馬力は抑えられているものの、スポーツカー入門者からベテランドライバーまで、ミッドシップならではの挙動を楽しみながら、アベレージの高い心地良い機敏な走りを提供する、ライトウェイトスポーツカーとして高い人気を誇ります。
MR-Sのおすすめ人気車種・グレード
トヨタ MR-S(MRS)MR-S Vエディション(2005年12月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:ミッドシップ
タイヤサイズ:(前)185/55R15(後)215/45R16
エンジンタイプ:1ZZ-FE型 直列4気筒DOHC
排気量:1794cc
最高出力:140ps(103kW)/6400rpm
最大トルク:17.4kg・m(171N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L
車両重量:1010kg
新車価格:2,289,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
MR-Sの価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:168~240万円
中古車価格帯:14.9~328万円
中古車平均価格相場:61.9万円
インテグラ

グーネット編集チーム
「プレリュード」の弟分として、スペシャリティな雰囲気と爽快な走りが楽しめるモデルとして誕生した「インテグラ」ですが、4代目モデルと最終モデルとなる5代目には「シビック」同様にホンダ伝統の赤バッチを装着した痛快なホットグレード「タイプR」が設定されました。さながらレーシングエンジンを彷彿とさせる咆哮を発する、8000rpmで200psを発生する高回転型VTECエンジンを搭載し、サーキット走行も妥協を許さない究極のFFスポーツの走りを追求したモデルです。
安定感のあるソリッドな足回り、クイックなステアリングギアレシオ、ショートストロークのチタン製シフトノブを備えた5速MTやレカロ製バケットシート、操作性の良いMOMO製小径ステアリングホイールなど、数々の走りを支える専用装備が人々を魅了します。
最終モデルは、エンジン排気量の拡大とともに1700mmを超える3ナンバーサイズのクーペボディのみとなりましたが、5ナンバーボディを採用する4代目モデルは、実用性を兼ねた4ドアモデルも設定され、発売終了から相応の年数が経過していますが、未だに人気の高い生粋のスポーツカーです。
昨今はアンダー2.0Lのモデルであってもワイドトレッドを謳った3ナンバーボディのモデルが増え、名機と言われるホンダの高回転型VTEC自然吸気エンジンを搭載し、現在も色褪せることない魅力を備えたおすすめのモデルです。
インテグラのおすすめ人気車種・グレード
ホンダ インテグラ(INTEGRA)タイプR・X(1999年12月モデル)
乗車人員:4.名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)215/45ZR16(後)215/45ZR16
エンジンタイプ:B18C型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1797cc
最高出力:200ps(147kW)/8000rpm
最大トルク:19.0kg・m(186N・m)/6200rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.8km /L
車両重量:1120kg
新車価格:2,576,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
インテグラの価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:119~273万円
中古車価格帯:9.8~279.8万円
中古車平均価格相場:79.8万円
スマートフォーフォー

グーネット編集チーム
シティランナバウトとして2004年9月に誕生した4人乗りコンパクトハッチバックモデル「スマートフォーフォー」は、日本の交通事情にもマッチしたボディサイズや機動性・実用性の高さに加え、ファッション性からも、発売早々から高い支持を集めました。
8年の歳月を経て、2015年10月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルは、初代モデルからのコンセプトを継承しながら、新たに開発された先進の動力性能やエコロジー性能のバランスを重視したパワートレインを搭載するとともに、優れた安全性能を備えリリースされました。
なかでも2017年8月にラインアップに追加された「BRABUSスポーツ」は、0.9L直列3気筒ターボエンジンを搭載する「ターボ」グレードをベースに、メルセデス・ベンツのチューナーとして世界的に知られるBRABUSが手掛ける、ダイナミックで力強いエクステリアや質感の高い専用インテリアが施されるなど、こだわりの詰まった1台です。
BRABUS製のフロントスポイラー、ディフューザー形状のリアスカートなどのエアロパーツや専用17インチアルミホイールをはじめ、ダイレクトで途切れのない加速フィールを実現する専用twinamic 6速デュアルクラッチトランスミッションに加えスポーツステアリング等を備えた、弾けるようなビビッドな走りと優れた操舵性能を提供する究極のアーバンスポーツカーと言えるでしょう。
スマートフォーフォーのおすすめ人気車種・グレード
スマート スマートフォーフォー(SMART_FOR_FOUR)BRABUS スポーツ(2017年8月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:RR
タイヤサイズ:(前)185/45R17(後)205/40R17
エンジンタイプ:281M09型 直列3気筒DOHCターボ
排気量:897cc
最高出力:90ps(66kW)/5500rpm
最大トルク:13.8kg・m(135N・m)/2500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:21.7km /L
車両重量:1060kg
新車価格:2,790,000円
自動車税:年間29,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
フォーフォーの価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:185~317万円
中古車価格帯:16.8~273万円
中古車平均価格相場:86.3万円