徹底分析中古車相場
更新日:2019.04.22 / 掲載日:2019.04.22
シトロエンのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた
グーネット編集チーム
シトロエンは1919年に創業された、100年の長い歴史と伝統を持つフランスの自動車メーカーです。
当初より、五感を刺激し、乗るほどに心地良く感じ、心に強く語り掛ける革新でモダンなデザイン、時代の先端を提案するパフォーマンスや安全性能など、クルマのある豊かな生活を創造するクルマ作りのフィロソフィーの下、独特なダブルシェブロン(ふたつの山形のエンブレム)をアイコンとして掲げ、ユニークな名車の数々を戦前からリリースしています。
マジックカーペットと評される、雲に乗っているようなフラットで独特な乗り心地を実現する、バネ(コイルスプリング)に代わり窒素ガスと油圧を組み合わせたハイドロニューマチックをはじめ、同じく油圧をブレーキとステアリングに使用した、現在のパワーステアリング、油圧ブレーキに繋がる革新な技術を採用したことでも知られます。
また、ステアリングの舵角に連動してヘッドライトの照射を可変する、元祖「ステアリング連動式ヘッドライト」を今から40年以上も前に実用化するなど、技術力の高さもシトロエンのアバンギャルドな魅力と言えるでしょう。
シトロエンの歴代モデルをみると、1970年代にマセラティ製エンジンを搭載したフラッグシップクーペ「SM」をはじめ、「GT」や「GTi」などのスポーツグレードがラインナップされています。
一方でシンプルかつ合理的なパッケージングデザインで知られる「2CV」によるサハラ砂漠の走破、宇宙船のようなこれぞシトロエンの極みとも評される前衛的なボディデザインを採用する「DS」による、ラリーフィールドへの参戦も1950年代より積極的に行われました。
その後も本格的な「WRC:世界ラリー選手権」へ参戦するなど、現在は「シトロエン・レーシング」とシトロエンのチャレンジスピリット、DNAを受け継いでいます。
ここでは、シトロエンのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
C3
グーネット編集チーム
「C3」は、2002年10月に初代モデルがリリースされ、2010年の2代目モデルの発売時において全世界で200万台以上を売り上げ、その後も順調に売り上げを伸ばすシトロエンの基幹モデルとしても知られます。
エネルギッシュで躍動感あふれるスタイリング、操作性に優れるパッケージングデザインなど、2017年7月に国内でも販売される現行の3代目モデルは、現在シトロエン・レーシングのWRC参戦のベース車両として活躍し、発売早々から評価の高いモデルです。
4mに満たないボンネットフードの先端に高さを持たせた視認性の良いコンパクトなボディに低回転域から2.0L NAエンジン並みのトルクが立ち上がる直噴型1.2L 3気筒DOHCターボエンジンに6速ATを搭載し、ロードホールディングに優れるサスペンションや軽快に吹け上がる動力性能など、絶対的な出力は抑えられているものの素性の良さを感じる典型的なライトウェイトスポーツカーと言えるでしょう。
C3のおすすめ人気車種・グレード
シトロエン C3(C3)フィール(2017年7月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)205/55 R16(後)205/55 R16
エンジンタイプ:HN01型 直列3気筒DOHCターボ
排気量:1199cc
最高出力:110ps(81kW)/5500rpm
最大トルク:20.9kg・m(205N・m)/1500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:18.7km/L
車両重量:1160kg
新車価格:2,160,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
C3の価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:179~252万円
中古車価格帯:13~238万円
中古車平均価格相場:72万円
DS3
グーネット編集チーム
DS3はシトロエンの伝統的な「DS」のモデル名を受け継ぐ、アグレッシブでスポーツマインドあふれる大胆なスタイリングを採り入れた3ドアハッチバックとして、2010年3月にリリースされました。
ボンネット後端からリヤエンドに続くウエストライン、ルーフが浮いて見えるブラックアウト処理が施されたAピラーとBピラー、傾斜したフロントウィンドウ、ボリュームを演出する大胆な前後のフェンダー処理など、塊感のあるモダンなスタイリングが特徴です。
なかでも、リアルーフスポイラーやアルミペダルを備え、ダイレクトインジェクションツインスクロールターボエンジンを搭載する「スポーツシック」グレードをベースに、限定モデルながらシトロエン・レーシングがチューニングを施した「レーシング」は、コンパクトなスタイリングからは想像できない切れ味のある次元の高いピュアな走りを提供します。
内外装にカーボンパーツが随所に採用され、ブラックとオレンジを大胆にフィーチャーした専用ボディカラーをはじめ、出力が約33%、トルクが約15%向上した1.6Lターボエンジンに加え、15mmローダウンされた足回りや制動力のアップしたブレーキシステムなど、走りに特化した専用チューニングが施されている、本格的なスポーツカーとしておすすめの1台です。
DS3のおすすめ人気車種・グレード
シトロエン DS3(DS3)レーシング(2011年9月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)215/40 R18(後)215/40 R18
エンジンタイプ:5F04型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1598cc
最高出力:207ps(152kW)/6000rpm
最大トルク:28.0kg・m(275N・m)/2000~4500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1165kg
新車価格:3,600,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
DS3の価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:247~399万円
中古車価格帯:37.5~439万円
中古車平均価格相場:108.6万円
C2
グーネット編集チーム
「C2」はWRC参戦のベース車両としても知られ、日本で販売されるシトロエンのラインナップの中では最小となるコンパクトハッチバックモデルです。
リヤのオーバーハングをギリギリまで切り詰め、丸みを帯びたショートノーズ、個性的な意匠のリヤサイドウィンドウが特徴の欧州のBセグメントに属するモデルです。
シトロエンではエントリーモデルに相当する「C2」ですが、ポップな色使いのファッショナブルなインテリアや個性的でエモーショナルなエクステリアなど、歴代の数々のシトロエンらしさを継承するエスプリの効いた人気モデルであり、フロントリップスポイラーやサイドスカート、リアルーフスポイラーなどのエアロパーツに加え、横Gから身体をしっかり支えるスポーツシートが装備されるホットハッチバックとして位置づけられます。
この「C2」にも走りのパフォーマンスを高めたトップグレード「1.6VTS」が2006年3月に追加されます。
可変バルブタイミング機構を備え、高回転域までパワーの落ち込みを感じにくい、出力を向上させた1.6 直列4気筒自然休エンジンを搭載し、足回りやボディ剛性の強化、ステアリングのギアレシオの変更、アルミペダルや専用アロイホイールの装着など、特別な仕様が施された1台です。
何より5速マニュアルトランスミッションのみの設定となり、小排気量スポーツカーの醍醐味である、パワーバンドを積極的に使って、存分にクルマのポテンシャルを引き出す走りが楽しい、ハッチバックスタイルの正統なライトウェイトスポーツカーと言えるでしょう。
C2のおすすめ人気車種・グレード
シトロエン C2(C2)1.6VTS (2007年7月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)195/45R16(後)195/45R16
エンジンタイプ:NFS型 水冷直列4気筒DOHC
排気量:1587cc
最高出力:125ps(90kW)/6500rpm
最大トルク:14.6kg・m(143N・m)/3750rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1100kg
新車価格:2,360,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
C2の価格相場(2019年2月28日時点)
新車価格帯:184~236万円
中古車価格帯:9~108万円
中古車平均価格相場:24.2万円