徹底分析中古車相場
更新日:2019.07.04 / 掲載日:2019.07.04
ピュアスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム
一口にスポーツカーと言っても、明確な定義がある訳ではありません。
パワフルな大排気量エンジンを搭載して圧倒的な加速性能を誇る豪快なモデル、軽量で前後の重量配分に優れ、クルマとドライバーとの一体感を重視したライトウェイトモデル、アクセルの踏み込みに対してリニアに反応する、レスポンスの良い自然吸気エンジンを搭載した典型的な後輪駆動モデルなど、クルマ好きの愛好家の中でもスポーツカーへのこだわりはさまざまです。
なかでも、実用性や快適性よりも純粋(ピュア)に走りに特化した「ピュアスポーツカー」と呼ばれるカテゴリーが存在します。
この「ピュアスポーツカー」に関しても絶対的な定義がある訳ではありません。狭義において一連のラインナップに設定されるホットモデルではなく、専用のプラットフォームを採用し、ドライバーを高揚させる卓越した走りやスポーツカーらしい躍動感のあるデザインを採用するモデルを指すのが一般的です。
かつては低重心と軽量ボディにこだわり、ルーフを持たない、もしくは簡易的な幌しか備えていないモデル、エアコンやパワーウィンドウなどの快適装備を排除したスパルタンな仕様のスポーツカーが多く見られましたが、現在では豪華なインテリアや快適装備を備えながら、さらにチューニングを受けた特別なエンジンを搭載するフラッグシップと呼ばれるスーパースポーツモデルもピュアスポーツカーとして認知されています。
ここでは自動車メーカーの技術力とプライドをかけたピュアスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
NSX

グーネット編集チーム
2017年2月にリリースされた2代目「NSX」は、3.5L V型6気筒ツインターボエンジン+フルタイム4WDを採用する、世界の名だたるスポーツカーと肩を並べる新時代のスーパースポーツモデルとして、確固たるステイタスを備えるホンダのフラッグシップスポーツカーです。
先代にあたる1990年9月に誕生した初代モデルは、当初より世界のスポーツカーをライバルに想定し、当時の最先端の技術を採り入れ、アルミモノコックボディに高回転域で力強く弾けるVTEC 3.0L V型6気筒エンジンをミッドシップに搭載し、高い運動性能を実現しました。
アルミモノコックボディやアルミパーツの採用により、スチールボディと比較してトータルして約200kgの軽量化を実現し、理想的な重量バランスや卓越したロードホールディング性能など、ホンダスピリットを具現化したエポックメイキングなモデルです。
なかでも「タイプR」は、さらなるボディの軽量化に加え、ドライバーとクルマの一体感を重視した足回りのセッティング、エンジンの高精度なバランス取りが施され、スペック以上に切れの良い走りを提供するピュアスポーツモデルとして圧倒的な人気を誇りました。
エンジン排気量が3.2Lへ拡大されてからも、ホンダのフラッグシップピュアスポーツカーとしてラインナップされました。
NSXのおすすめ人気車種・グレード
ホンダ NSX(NSX)NSX タイプR(2004年4月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:ミッドシップ
タイヤサイズ:(前)215/40R17 83Y(後)255/40R17 94Y
エンジンタイプ:C32B型 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:3179cc
最高出力:280ps(206kW)/7300rpm
最大トルク:31.0kg・m(304N・m)/5300rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:8.6km/L
車両重量:1270kg
新車価格:12,554,850円
自動車税:年間58,000円 ※
※自動車税は2019年3月時点で参照したものとなります。
NSXの価格相場(2019年3月18日時点)
新車価格帯:800~2,370万円
中古車価格帯:348~3780万円
中古車平均価格相場:594.4万円
RX-7

グーネット編集チーム
RX-7は、ロータリーエンジンを搭載するマツダを象徴するピュアスポーツカーです。1971年誕生のサバンナ(RX-3)のDNAを受け継ぎ、「サバンナRX-7」「アンフィニRX-7」を経て、1997年10月から車名を「RX-7」に変更、2003年4月まで販売されたました。
コンパクトなロータリーエンジンをフロントに搭載することで、低ボンネット高を実現し、唯一無二の力強く抑揚のあるアグレッシブなスタイリングがスポーツカーらしい佇まいを演出しています。
進化を遂げてきた13Bロータリーエンジンをシーケンシャルツインターボで加給し、突き抜ける高揚感のあるダイナミックな加速性能を誇ります。
なかでも、2002年4月に最後の限定車としてリリースされたスピリットR タイプAは、10kgの軽量化を実現した2シーター仕様であり、レカロ製レッドバケットシートやドリルド大型ベンチレーテッドディスクブレーキ+レッド塗装ブレーキキャリバー、ステンレスメッシュブレーキホース、BBS製17インチ鍛造アルミホイールを装備するなど、制動力向上とともに、最後のRX-7に相応しい究極のピュアスポーツカーとしてマツダがリリースした渾身の1台です。
RX-7のおすすめ人気車種・グレード
マツダ RX-7(RX7)スピリットR タイプA(2002年4月)
乗車人員:2名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)235/45ZR17(後)255/40ZR17
エンジンタイプ:13B-REW型 水冷直列2ローターICツインターボ
排気量:1308cc
最高出力:280ps(206kW)/6500rpm
最大トルク:32.0kg・m(314N・m)/5000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:7.2km/L
車両重量:1270kg
新車価格:3,998,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年3月時点で参照したものとなります。
RX-7の価格相場(2019年3月18日時点)
新車価格帯:289~444万円
中古車価格帯:87~798万円
中古車平均価格相場:208.9万円
フェアレディZ

グーネット編集チーム
オープンボディの「ダットサン・フェアレディ」から、1969年10月にクローズドクーペボディとなり車名も変わった「日産 フェアレディZ」は、日本国内はもとより北米市場で大ヒットモデルとなった日産を代表するスポーツカーです。
1989年7月にリリースされた、ラグジュアリー性を高めたダイナミックなスタイリングを採用しスーパースポーツモデルを目指した4代目モデルを挟み、ロングノーズ&ショートデッキスタイルの典型的なスポーツカーらしいフォルムに、全域にわたり余裕のあるパワフルなエンジンをフロントに搭載し、一貫して後輪を駆動するパッケージを採り入れています。
現行の6代目モデルでは、先代モデルよりショートホイールベース化し、ワイド&ローを強調するスポーツカーらしい、抑揚のあるダイナミックなエクステリアデザインを採用しています。
エンジン排気量を3.7Lへ拡大するとともに、マニュアルトランスミッションではスムーズなシフトダウンをアシストするシンクロレブコントロールを採用し、歴代のフェアレディZの遺伝子を色濃く引き継ぐスポーツ性を高さが特徴の2シータークーペモデルと優雅なオープンモデルがラインナップされています。
なかでも「ニスモ」のモデル名が誇らしい高性能モデルは、エンジンの高出力化に加え、足回りやボディ剛性の強化や制動力の向上など、多岐にわたりチューニングが施され、より一層ドラビングトレジャーを高めたピュアスポーツカーとして注目を集める1台です。
フェアレディZのおすすめ人気車種・グレード
日産 フェアレディZ(FAIRLADY_Z)ニスモ(2013年6月)
乗車人員:2名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)245/40R19 94W(後)285/35R19 99W
エンジンタイプ:VQ37VHR型 V型6気筒DOHC
排気量:3696cc
最高出力:355ps(261kW)/7400rpm
最大トルク:38.1kg・m(374N・m)/5200rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km /L(詳細不明)
車両重量:1540kg
新車価格:5,218,500円
自動車税:年間66,500円 ※
※自動車税は2019年3月時点で参照したものとなります。
フェアレディZの価格相場(2019年3月18日時点)
新車価格帯:300~650万円
中古車価格帯:19.8~999万円
中古車平均価格相場:149.5万円