徹底分析中古車相場
更新日:2019.08.30 / 掲載日:2019.08.30
フランスのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた

グーネット編集チーム
スポーツカー好きの愛好家の間では古くから、性能やブランドによる違いだけではなく、生産された国に対しても好みが分かれることがあります。
生産国によるスポーツカーのイメージの違いについては、職人気質で古くからの伝統やクラフトマンシップを感じる英国車(ブリティッシュスポーツカー)、大排気量V型8気筒エンジンを搭載し、低回転域から圧倒的なトルクを発生するマッスルカーに象徴されるアメリカ車(アメリカンスポーツカー)、精密機械に代表される高性能エンジンを搭載するドイツ車(ジャーマンスポーツカー)などは、イメージできるのではないでしょうか。
加えて、圧倒的な個性を放つ、甲高い咆哮を奏でるイタリア車(イタリアンスポーツカー)や最新の電子デバイスを搭載する日本車なども、一般的なイメージとして挙げられます。
生産国ごとのメーカーでみると、フランスでは19世紀後半に創業した「パナール」やフォーミュラ1にも参戦した「シムカ」や「マトラ」、現在はルノーがブランドを有する「ゴルディーニ」など、ブランド力を持ちながら現在では消滅したスポーツカーメーカーがいくつかあります。
また戦前よりイタリアの高級スポーツカーメーカーとして知られ、フォルクスワーゲン傘下となってフランスで見事に復活した「ブガッティ」を筆頭に、「ヴェンチュリー」や「ルノー」「プジョー」など、現在もスポーツカーを製造する自動車メーカーがあります。
なかでも淡い青「フレンチブルー」はフランスのナショナルカラーとして知られ、フレンチブルーのボディをまとったモデルは、今もなお象徴的なフランス車として高い人気を誇ります。
ここではフランスのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
ルノー

グーネット編集チーム
ルノーは戦前より主にラリーシーンで活躍し、ブランド力、技術力を高めてきた自動車メーカーです。
戦後もラリーのベース車両となる「R8」や「A110」「5ターボ(サンクターボ)」をはじめ、サーキットを席巻した「A310」など、輝かしいヒストリーを持つ数多くのスポーツカーを生みだしてきました。
なかでもルノー車を中心に高度なチューニングを施した「ゴルディーニ」や「アルピーヌ」が手掛けたコンペティション(競技用)モデルは、フランス車の象徴でも「フレンチブルー」とともに、人々の脳裏に強く焼き付いています。
ルノーのモータースポーツを担う部門である「ルノー・スポール」がチューニングを施したスポーツグレードは「ルノー・スポール(RS)」のモデル名が付けられ、ルノーのレーシングシーンを象徴するフランス ディエップ工場から送り出される本格的なスポーツカーです。
ルーテシアのおすすめ人気車種・グレード
ルノー ルーテシア(LUTECIA)ルノー・スポール シャシーカップ(2018年4月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)205/40R18(後)205/40R18
エンジンタイプ:M5M型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1618cc
最高出力:200ps(147kW)/6050rpm
最大トルク:24.5kg・m(240N・m)/1750rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L
車両重量:1290kg
新車価格:3,150,000円
自動車税:年間39,500円
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
ルーテシアの価格相場(2019年2月27日時点)
新車価格帯:159~609万円
中古車価格帯:9.8~800万円
中古車平均価格相場:105.6万円
プジョー

グーネット編集チーム
プジョーは1810年に創業し200年以上の歴史を持つ、世界でも最古の量産自動車メーカーです。
19世紀後半より自動車レースに参戦し、「稲妻」の愛称で親しまれるほど、人々に強烈な印象を与えるとともに、輝かしい戦歴を残しました。
自動車の製造は1889年から開始し、1898年には第一回パリ・モーターショーに出展し、世界にその技術力をアピールします。
現在のライオンを象ったエンブレムは、1905年に誕生した量産自動車「ライオン・プジョー」にも用いられ、デザインを変えながら現在も使われるプジョーのアイコンとも言える象徴的なエンブレムとして知られます。
プジョーと言うと、「猫足」と形容されるしなやかな乗り味が大きな特徴ですが、戦前からエアロダイナミクスボディを採り入れた、プジョーの遺伝子とも言えるスポーツモデルが多数リリースされてきました。
1980年代前半は世界的な成功を収めた3ドアハッチバックモデル「205」をベースにしたコンペティションモデルが世界ラリー選手権で活躍するなど、プジョーのスポーツイメージをさらに高めることとなりました。
2010年7月に日本発売となった「RCZ」は、2009年7月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされたコンセプトカー「308RCZ」の市販モデルであり、ダイナミックで流麗なスタイリングが特徴のコンパクトスポーツクーペです。
直噴型1.6L 直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、低重心をいかした機敏な走りが体感できる2+2の4人乗りコンパクトスポーツカーです。
RCZのおすすめ人気車種・グレード
プジョー RCZ(RCZ)GTライン(2015年7月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)235/40 R19(後)235/40 R19
エンジンタイプ:—-型 直列4気筒DOHCターボ
排気量:1598cc
最高出力:200ps(147kW)/5800rpm
最大トルク:28kg・m(275N・m)/1700rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km /L(詳細不明)
車両重量:1350kg
新車価格:4,660,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
RCZの価格相場(2019年2月27日時点)
新車価格帯:399~550万円
中古車価格帯:125~435.9万円
中古車平均価格相場:207.6万円
シトロエン

グーネット編集チーム
シトロエンは、現在「プジョー」や「ボクソール」などからなるグループを形成する多国籍企業、グループPSA傘下の自動車メーカーです。
創業1919年に創業して2019年時点で丁度100周年を迎えます。
創業以来、一貫して乗る人・見る人の五感を刺激し、時代の先端を行くモダンで革新的なクルマ作りをフィロソフィーに掲げる、フランスを代表する自動車メーカーとして知られます。
エンジンを掛けると、ムクムクと車高を上げ、揺れを感じさせないフラットで最上級の乗り心地を提供する液体と気体を使った「ハイドロニューマチックサスペンション」や「バスケットを載せて農道を走れる」「コウモリ傘に四輪を付けた車」と称された、ハンモック形状のシートを備える2CVなど、枚挙にいとまないほどのアバンギャルドな発想が独自性を強調しています。
1933年に134日間で30万km走破して、当時の世界新記録を達成した「8CV」やサハラ砂漠の走破など、耐久性や信頼性、快適性などへのこだわりが強く、戦後もラリーへの参戦を通じて、走行性能や技術力を高めてきました。
現在もモータースポーツ部門である「シトロエン・レーシング」にて、ラリーフィールド・サーキットフィールドでの積極的なレース活動を行い、市販車にフィードバックされています。
DS3は伝統的なモデル名「DS」を継承する3ドアハッチバックモデルとして、2010月3月に誕生しました。
全長4mに満たないコンパクトなボディサイズながら、斬新で躍動感あふれるスポーティなスタイリングを採用し、上位モデルでは2.5L NAエンジン並みのトルクを発生する1.6L 直列4気筒ツインスクロールターボエンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせ、パワフルな走りが人気を集めるモデルです。
2013年7月には派生モデルとして電動ソフトトップを装備した「DS3カブリオ」がリリースされ、シトロエンならではのエスプリの効いた、手軽にオープンエアが楽しめるライトウェイトスポーツカーとしておすすめの1台です。
DS3カブリオのおすすめ人気車種・グレード
シトロエン DS3カブリオ(DS3)スポーツシック(2015年2月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)205/45 R17(後)205/45 R17
エンジンタイプ:5G01型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1598cc
最高出力:165ps(121kW)/6000rpm
最大トルク:24.5kg・m(240N・m)/1400~3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1220kg
新車価格:3,434,000円
自動車税:年間39,500円
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
DS3カブリオの価格相場(2019年2月27日時点)
新車価格帯:289~343万円
中古車価格帯:89.9~249.9万円
中古車平均価格相場:158.9万円