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更新日:2023.06.29 / 掲載日:2023.06.29
9年ぶりの復活で注目を浴びる三菱コルトってどんな車?
懐かしい名前の登場に、日本のクルマ好きの注目が集まりました。三菱・コルトがヨーロッパで復活するというのです。
現地では今年10月より販売開始予定とのことですが、2023年6月時点で日本での発売には言及されず。これに対し、一部のファンからは「日本でも導入してほしい!」という声も上がっています。
それではヨーロッパで新たに登場するコルトとは、どんなクルマなのでしょうか。現時点での最新情報をまとめつつ、国内で販売されていたコルトの懐かしい姿を振り返ります。
現代仕様にアップデート!新型コルトとは
欧州市場に展開される5ドアコンパクトハッチバックの新型コルトは、アライアンスパートナーであるルノーのOEM供給を受けており、ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)の姉妹車に当たります。
外観は欧州の街並みに映えるスポーティなイメージを採用し、フロントには三菱のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた、両サイドに広がる勢いを表現したグリルをあしらっています。
一方でリアはワイド感を強調するバンパーにより、スポーティで安定感のあるビジュアルに仕立てられました。
パワートレインはハイブリッドシステムとガソリンエンジンの2タイプ。
ハイブリッドシステムは1.6Lガソリンエンジンに2基のモーター、マルチモードの自動変速機と1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせています。
ガソリンエンジンは1.0Lガソリンターボエンジンと6速MT、1.0Lガソリンエンジンと5速MTの2種類を用意しています。
内装では、最大9.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオを配置し、走行モードなどを個別設定できる「マルチセンス」システムを操作可能。
さらに、臨場感のあるオーディオ体験を楽しめるBOSEプレミアムサウンドシステムを採用しています。
新型コルトはトルコのルノー社ブルサ工場で生産されます。
あの時も“復活”に沸いた?初代コルト(2002~2012年)とは
一方の初代コルトが登場したのは2002年11月。当時提携していたダイムラークライスラーと共同開発した第一弾モデルとして、人気アーティストをCM楽曲に起用するなど大々的なプロモーションが行われました。
英語で“仔馬”を意味する車名は、1960~70年代に使用していたペットネームが由来で、「コルトギャラン」以来およそ30年ぶりに復活させたものでした。
内外装は“ヨーロッパ生まれ”を前面に打ち出したシックなデザインを採用。エンジンは当時新開発の1.3L&1.5LのDOHC MIVEC(可変バルブタイミング機構付き)エンジンとCVTを組み合わせ、軽快な走りと低燃費の両立が図られています。
また、当時展開していたカスタマイズブランド「ROAR」や「RALLIART」のスポーティなカスタムパーツも設定していました。
コルトの発売から約2年後の2004年には、ワゴンタイプの「コルトプラス」が誕生。
ベースモデルのデザインや軽快な走りはそのままに、リヤオーバーハングを約300mm延長、スイッチで操作可能なエレクトリックテールゲートを全車標準装備とするなどユーティリティ性が高められました。
低走行車はプレミア価格に!?初代コルトの中古車相場
販売終了から10年以上となる三菱・コルト/コルトプラス。グーネットでの物件数は両モデル合わせて240台と、希少になりつつあります。
コルトの中古車価格帯は4.8~304.0万円。スポーティな走りを追求した高性能グレード「ラリーアート バージョンR」は人気が高く、プレミア価格が付いた物件もあります。
一方のコルトプラスは、3.8~56.9万円という価格帯となっています。
※中古車価格帯および物件数は2023年6月現在、グーネット調べ
三菱 コルト
新車価格帯:99.0~232.0万円
中古車価格帯:4.8~304.0万円
総合評価:★★★★☆ 4.0
三菱 コルトプラス
新車価格帯:130.0~191.0万円
中古車価格帯:3.8~56.9万円
総合評価:★★★☆☆ 3.8
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