中古車購入
更新日:2024.01.25 / 掲載日:2023.11.17
200万円台で狙える、コスパ良好な輸入車4選!

輸入車って敷居が高いし、どれを選べば良いのかわからない……そんな疑問を持ったひとも少なくないはず。でも、探せば意外とリーズナブルに買えるモデルがあるのをご存知だろうか。行楽シーズンに最適なイチオシ輸入車のなかから、200万円台の予算で買えるものをピックアップし、その魅力と相場動向を紹介していこう。これを読めば、輸入車の存在がグッと身近に感じるはずだ。
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン

たくさん荷物が積めて走りもよい。SUV全盛期の現在でも、ステーションワゴンの魅力は昔と変わらない。今回紹介する先代のCクラス ステーションワゴンも優秀な実用性を備えたモデルのひとつだ。2014年10月にデビューし、2021年の新型登場時まで販売された。全長4705mm、全幅1810mm、全高1460mm(C180/2015年式)のボディサイズは、日本の道路事情でも扱いやすい。例えば、狭い路地が多い温泉街に行っても、Cクラスならば安心して進めるシーンが多い。これがEクラスやSクラスだと神経を使うはず。ラゲッジの積載容量は最大で1490L。SUVと比べて車高が低いので高速道路でも安定感があり、まさにロングツーリングにぴったりの1台といえる。
新車時の販売が好調だったため、物件数は充実している。中古車価格帯は120万円~460万円と幅広いが、100万円台の物件もそれなりに目立つ。中古車平均価格は250万円となっているが、予算内でも状態のよい車両が手に入るのは嬉しい限り。PHEVは少ないものの、ガソリン、ディーゼルとも偏りなく物件が充実しているのも特徴。なかでも2.0L 直4ガソリンターボの「C 200」系が豊富だ。
フォルクスワーゲン ティグアン

2017年1月にフルモデルチェンジを受けたティグアン。輸入車SUVのスタンダードといえる存在で、ロングツーリングにぴったりのクルマ。その理由はなんといっても走りの重厚さ。どっしりとした安定感のある走りと充実した安全装備は死角なし。全長4500mm、全幅1840mm、全高1675mmのボディはジャストサイズで扱いやすい。高めのアイポイントは、ステーションワゴンにはない利点である。パワートレインは1.4L 直4ガソリンターボ、2.0L 直4ディーゼルターボから選べる。
中古車市場には物件が豊富で、グーネットにも多数ヒットする。2017年デビューということもあり、極端に多走行な物件や状態の悪い車両が少ないのも美点。それでいながら中古車価格帯は200万円~600万円と、200万円台の予算でもねらえる。高価格帯にあるのは高性能バージョンの「R」で、予算内に収めるなら3年落ち~5年落ちをねらうとよい。ティグアンは、現行型の人気輸入車でも年式次第で購入できる好例といえよう。
ルノー カングー(先代)

先日フルモデルチェンジを受けたばかりのルノー カングー。新型も魅力的だが、先代モデルも古さを感じさせない魅力がある。まず注目したいのが、明るくて楽しい気持ちにさせてくれるデザイン。丸みのあるエクステリア、パステルカラーのボディカラーはフランス車の実用車ならでは。インテリアは広々しており、ラゲッジルーム容量は660Lから2866Lと非常に広いのも特徴だ。乗車定員は5名までだが、荷物をたくさん積んで出かけたいなら、先代カングーは有力な候補になる。パワートレインは当初1.6L 直4ガソリンが搭載されたが、後に1.2L 直4ターボも追加されている。トランスミッションは、ATのほか3ペダルMTの設定があることもトピック。運転を楽しみたいユーザーにもおすすめできるのだ。
2009年発売のロングセラーモデルゆえ、物件は非常に豊富。中古車価格帯は70万円~330万円となっており、年式が古いものは100万円を切るものも多い。中古車平均価格は150万円。お買い得感があるのは価格の安い1.6Lモデルで、特別なボディカラーの限定車を探してみるのもよいだろう。
ボルボ V40

ロングドライブで心配なのが安全性。最近のクルマのほとんどに衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全装備が備わるが、中古車だと装備されていないケースもある。そんな時はボルボを選ぶと安心。ボルボは2009年発売のXC60の段階で衝突被害軽減ブレーキを導入し、以降のモデルに備わっている。また衝突安全性における評価も高く、信頼性は非常に高い。今回紹介するのは、低予算でもねらえるV40。2012年に2代目が登場したボルボのエントリーモデル(現在は生産終了)だが、低予算でも入手可能。小型モデルとはいえ全長は4370mmあり、ショートワゴンとして実用性は十分。ガソリン、ディーゼルともに豊富なパワートレインが用意され、好みに応じた選択ができるのも魅力となっている。
中古車価格帯は50万円~290万円と、非常に安くなっている。200万円台という予算があれば、ほぼ全ての中古車がターゲットゾーンに入る。コンディションを重視するなら、5年落ち(2018年式)前後の車両を探すとよい。グレードは、1.6L 直4ガソリンターボの「T4 SE」、2.0L 直4ディーゼルターボの「D4」辺りがねらい目だ。
まとめ
以上、予算200万円台で買えるおすすめ輸入車を選んでみた。この価格帯は同クラスの国産車とそれほど変わらない。新車同士の比較では輸入車のほうが高額だが、中古車になるとその差が小さくなるのだ。輸入車を選択肢に加えることで、クルマ選びの幅が広がるはず。視野を広くして、お気に入りの1台を見つけると中古車ライフはもっと楽しくなる!

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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