中古車購入
更新日:2024.01.15 / 掲載日:2024.01.12
低予算でも大満足!? 高級感のあるインテリアの特別仕様車4選
暖冬とはいえ、ここ最近は凍えるような寒さが続いている。そんな日は、やっぱりクルマで移動したくなるものだ。そんな時、自室のようにリラックスできるインテリアであれば、快適さも上がるはず。ということで今回は、ほっこりできる上質なインテリアの中古車を4台ピックアップしてみた。その多くは特別仕様車として販売されたもので、現在も入手可能である。
1.マツダ デミオ テーラード・ブラウン
2016年10月に行われたマツダ デミオの一部改良とともに設定された特別仕様車が「テーラード・ブラウン」。この世代のデミオでは定期的に個性豊かな特別仕様車がリリースされてきたが、「テーラード・ブラウン」はその第4弾として登場した。ベースとなったのは、ディーゼルの「XDツーリング」と「13Sツーリング」のAT車で、ライトブラウン&ブラックの内装が大きな特徴。各所にオレンジのアクセントが加えられ、さらにキルティング加工を施したグランリュクス(スエード調人工皮革)のシートを組み合わせ、やわらかくて上質な空間を演出する。なお、足もとには高輝度ダーク塗装を施したアルミホイールも装着される。
特別仕様車ゆえ中古車物件は限られているものの、現在でも入手可能。価格帯は80万円~130万円となっており、リーズナブルなのもうれしい。走行距離は5万km以下の物件も目立つ。ベース車はガソリンエンジンの「13Sツーリング」の方が多い。
2.スズキ アルトラパン モード
ほっこり過ごせるインテリアのクルマは、軽自動車にも存在する。スズキ アルトラパンはパステルカラーの内外装を採用し、癒しのプライベート空間を演出してくれる。なかでも2018年12月に登場した特別仕様車「モード」は、大人っぽさを高めた上質なインテリアが見どころ。具体的には、シート表皮、ドアトリムクロス、フロアマットをネイビー基調で統一し、さらにブラックパールのガーニッシュやヘリンボーン模様の木目柄を取り入れたインパネにより、落ち着きのある空間を演出している。装備面では、「スズキ セーフティ サポート」の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」、ナノイー搭載フルオートエアコン、助手席シートヒーターなどの安全・快適装備も充実している。
中古車物件は、特別仕様車のなかでは充実しており、価格帯は90万円~170万円。人気モデルゆえ値崩れしにくいモデルだが、150万円の予算があれば大半の物件がターゲットになる。100万円以下の物件はかぎられているので、コンディションを重視するなら予算にゆとりを持たせておこう。
3.日産 スカイライン 60th リミテッド
より快適なドライブを目指すなら、ミドルクラスのセダンを選びたい。ゆとりの室内、安定した走行性能など、コンパクトカーと比べて快適性はワンランク上にある。なかでもスカイラインの限定車として2016年11月に発売された「60th リミテッド」は、豪華なインテリアを備えた希少なモデル。本革にセミアニリン加工を施した高級本革シートを全席に採用し、前席はホールド性の高いスポーツシート形状となっている。また、木目の風合いをそのまま生かす塗装仕上げのオープンポアウッドを採用し、高級感を一層高めているのも特徴。スカイライン生誕60周年を記念したこのモデルならば、寒い冬でもリラックスしたドライブを約束してくれるはず。
中古車物件はそれほど多くないが、じっくり探せば見つかるはず。中古車価格帯は150万円~250万円となっており、豪華な内容に反して相場はかなり下がっている。200万円前後の予算があれば、状態のよい個体が手に入る。なお、パワートレインは2.0Lターボと3.5Lが存在するが、前者のほうが物件は多い。
4.トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ
多人数で快適に過ごしたいなら、ラージクラスのミニバンがおすすめ。なかでもアルファードは豪華な内装とゆったりした室内空間で人気のモデル。今回紹介する「エグゼクティブラウンジ」は、アルファードのなかでもラグジュアリー性を追求したモデルで、シート幅を約100mm拡大し、くつろぎの時間をもたらしてくれる。2017年のマイナーチェンジでは「エグゼクティブラウンジS」が追加され、こちらにはホワイトのプレミアムナッパ本革シートが採用された。乗員全員がゆったり過ごせるこれらの特別なアルファードは、究極のほっこりカーといえそうだ。
アルファードは中古車相場が高値安定だが、中古車ならば標準グレードと「エグゼクティブラウンジ」のような上級モデルの価格差は小さくなる。中古車価格帯は320万円~850万円と幅が広い。低予算でねらうなら2015年式~2017年式の前期モデルを中心に探すとよいだろう。
まとめ
同じ車種でも、グレードの違いで内装が大きく異なるケースは少なくない。また、インテリアにこだわった特別仕様車も、中古車選びでは積極的にねらいたい。新車時は高価なこれらのグレード/モデルも、中古車になると価格差は小さくなる傾向があるからだ。これから一層深まる冬の寒さも、くつろげる内装のクルマを選んで快適に過ごしたいものだ。
ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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