中古車購入
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2014.11.01
秋&冬のレジャーを楽しむ 乗車人数別の人気車特集!

二人っきりの時間と空間を満喫できる2シーターモデルに、大人数でワイワイ楽しみながらの移動が可能なミニバンなど、用途のみならず車内の雰囲気も大きく変わるのが乗車定員。そこで今回は、乗車人数を考慮したタイプ別のお勧め車を紹介していきます。
CASE 1 草野球の仲間で遠征から慰安旅行まで楽しめる便利なミニバンが欲しい!
性別:男性 年齢:45歳 家族構成:妻・子供3人

●人がたくさん乗れるクルマが欲しい
●遠出も安心な高年式のモデルに乗りたい
●運転しやすい広い室内のクルマを希望
オススメのクルマ トヨタ ハイエースワゴン(現行型・平成16年8月~)

中古車の相場:100~500万円 流通台数:約550台 ※平成16年~26年式の相場
ポイント
●ワンボックスモデルならではの広い室内!
●車幅感覚が掴みやすいため運転もしやすい!
ユーザー口コミレビュー
とにかく広く車中泊もできる。人も荷物もたくさん積める。ワンボックスながら高速道路も安定している。
最大10名という乗車定員で、広い室内空間が最大の魅力となるハイエースシリーズのハイエースワゴン。ミニバンとは異なりボンネットを持たないワンボックスモデルであるため、室内空間を最大限有効に使うことができる。また、5ナンバーのハイエースワゴンは、シートや内装も上質なものが与えられているため、大人数で快適に移動するには、最適な1台であることは間違いない。
ココに注目!

ベーシックなワゴンモデルのシート配置は、フロントから2-2-2-4の4列シート。最後部は4人掛けとなり、左右分割跳ね上げ式となる。最も大きなグランドキャビンは2-2-3-3というシート配置で、前後左右に加え高さにも余裕がある。
高値で売却することも考慮した購入を!
高値で売却することも考慮した購入を!
流通量が少なめで常に需要があるため、中古車相場は下がりにくい傾向にあるが、売却時は高値となる可能性が高い。
CASE 2 仲間や家族と本格的なキャンプが楽しめるLサイズのクロカン4WDが欲しい
性別:男性 年齢:37歳 家族構成:妻・子供2人

●本格的なクロカン4駆に乗りたい
●広い室内と荷室を持つ4駆を希望
●SUVなれどパワフルに走るモデルがいい
オススメのクルマ 三菱 パジェロ(現行型・ロングボディ・平成18年10月~)

中古車の相場:160~390万円 流通台数:約150台 ※平成18年~26年式の相場
ポイント
●高度な4WDシステムによる優れた走破性!
●オンロードでの高い快適性と広い室内!
ユーザー口コミレビュー
なんちゃって4WDとは異なる本格的なオフロード性能。見晴らしと見切りの良いボディは運転がしやすい。
本格的な4WDシステムを持つ、日本を代表するクロカン4駆の1台でもあるパジェロ。7名定員となるロングボディは、広い室内空間に加え、豪華なSUVとしてのポジションも兼ねている。また、多彩な4WDモードと優れたサスペンションにより、高いオフロード性能を持っているため、普通の乗用車では辿り着けない山奥での家族キャンプも楽しめるモデルである。
ココに注目!

4900mmという全長で2535mmという室内長を持つパジェロのロングボディ。跳ね上げ式のサードシートを持つ7名定員なので、大勢でのキャンプも楽しめる。また、年式が新しいほど充実装備と高い質感を持つ傾向にある。
割安なガソリンと高値のディーゼル
割安なガソリンと高値のディーゼル
ガソリンモデルは値落ちのペースは早めでリーズナブルな物件が多い。ディーゼルモデルは高値安定傾向にある。
CASE 3 秋の夜長を満喫できる快適なオープンカーで彼女と星空をロマンチックに眺めたい
性別:男性 年齢:42歳 家族構成:独身

●夜景を楽しみやすいオープンカーを希望
●耐候性や防犯性の高いクルマであること
●ブランド力の高いモデルに乗りたい
オススメのクルマ メルセデス・ベンツ SLK(先代型・平成16年9月~平成23年7月)

中古車の相場:160~330万円 流通台数:約60台 ※平成16年~23年式の相場
ポイント
●優れた耐候性と防犯性のハードトップ!
●メルセデスのオープンという高いブランド力!
ユーザー口コミレビュー
大きすぎず小さすぎない、ちょうど良いボディサイズ。格納式ハードトップの高い実用性は非常に便利。
メルセデスの先々代Cクラスをベースにした、コンパクトなオープン2シーターモデル。ルーフは初代を踏襲したリトラクタブル電動ハードトップとなる。したがって、ルーフを閉めている場合はクーペボディと変わらぬ快適性を持つため、高速道路でも室内の静粛性は高く快適。彼女に星空を見せたくなったら、スイッチを押すだけでロマンチックな夜空が現れる!
ココに注目!

リトラクタブル電動ハードトップをいち早く導入し、メルセデスではバリオルーフと名付けられている。先代型のそれは、22秒という短時間で開閉が可能なことと、軽量化やラゲッジ容量のアップという進化を果たしている。
相場落ち着く秋からが狙い目!
相場落ち着く秋からが狙い目!
需要の高まる春秋はやや高めの相場になることが多いオープンカーだが、冬を前に下落傾向になることが多い。
CASE 4 普段はファミリーカー! でも趣味の釣りにも重宝するワゴンが欲しい
性別:男性 年齢:35歳 家族構成:妻・子供1人

●広いラゲッジを持つワゴンに買い替えたい
●街中で扱い易いロールーフを希望
●道や天候を選ばない4WDに乗りたい
オススメのクルマ スバル レガシィツーリングワゴン(現行型・平成21年5月~)

中古車の相場:110~340万円 流通台数:約1000台 ※平成21年~26年式の相場
ポイント
●レガシィの完成形であり最終型となる現行モデル
●優れた実用性と利便性を持つ4WDステーションワゴン!
ユーザー口コミレビュー
悪路、雪道、高速道路、どんな道でも安心感の高い走りを示す。室内も荷室も広い便利で快適なクルマです。
その役割をレヴォーグに譲ることになったため、レガシィツーリングワゴンとしては最終型となるのが現行モデル。優れた走行安定性をもたらす高度な4WDシステム、広く快適な室内と便利な荷室など、ステーションワゴンに求められる多くの要素を凝縮しているモデルだ。よって、普段使いから趣味の釣りまで、これ1台で上質かつ豊かな生活が送れるはずだ!
ココに注目!

北米市場での販売台数の増加を狙い、大型化されたボディを持つ最終型レガシィツーリングワゴン。そのため歴代モデルの中でも最大の広さを誇る。また、豊富なアフターパーツを活用すれば、釣り道具の収納も便利に行うことができる。
順調に値下がり傾向にある今が狙い目!?
順調に値下がり傾向にある今が狙い目!?
レヴォーグへの買い替えが進み順調に中古車が増えているため、相場は急落傾向にある模様。まさに今が狙い目だ!
CASE 5 子供の送り迎えに便利&ママ友と出かける場合にも活躍するミニバンが欲しい
性別:女性 年齢:28歳 家族構成:夫・子供1人

●リーズナブルなミニバンに乗り替えたい
●子供の面倒を見やすいクルマを希望
●大きすぎないミニバンにしたい
オススメのクルマ ホンダ エディックス(絶版型・平成16年7月~平成21年8月)

中古車の相場:20~150万円 流通台数:約220台 ※平成16年~21年式の相場
ポイント
●独特のシート配置で子供の面倒も見やすい!
●リーズナブルな中古車相場で買い得感が高い!
ユーザー口コミレビュー
前席に3人乗ることができるので便利。前席のセンター部に子供を乗せると喜ぶ。大きすぎないサイズで扱いやすい。
前後3人乗りの6名定員となるコンパクトなミニバンがエディックス。前後の中央座席は大きなスライド量を持つタイプで、さらに全席独立シートを採用。よってベンチシートよりも多彩なシートアレンジが可能で、中央座席は子供用としても最適な座席となる。運転のしやすさと子供の面倒を見やすいというふたつを融合させた、非常に希少な絶版モデルだ。
ココに注目!

最大の特徴はフロント中央部のシートがリアに大きくスライドすること。これにより、子供を中央座席に乗せてもドライバーは優れた操作性を確保できる。また、中央座席は折り畳めば物置スペースや肘掛けとしても利用できる。
程度の良い物件を探すなら今がチャンス!
程度の良い物件を探すなら今がチャンス!
現在の中古車相場は底値安定に突入したといえる状況。程度の良いものを狙うなら早めの購入が得策だろう。
※すべての価格は参考価格です
※相場・口コミレビューに関してはGoo-net2014年9月調べ

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ
PROFILE 清水草一
PROFILE 清水草一
1962年生まれ。自動車ライターにして交通ジャーナリスト。大の中古車マニアとしても知られ、格安車からフェラーリまで、その生涯で25台以上もの中古車を購入している。
清水草一 「私の選択」
トヨタ ウィッシュ(先代型・2003年1月~2009年4月) 中古車価格帯:31~130万円
3列シート搭載の5ナンバーモデル
コンパクトな5ナンバーサイズに収まるスポーティミニバン。搭載されるエンジンは1.8Lと2.0Lで、1.8Lのみ4WDの設定もあった。ホンダ アコードワゴン(先代型・2002年11月~2008年12月) 中古車価格帯:23~113万円
名車の名を受け継いだ王道ワゴン
ワゴンとしては4代目となる、名車アコードの派生モデル。この後を継いだ5代目モデル(絶版)は「アコードツアラー」と名称を変更。
やはり相場は、順調だがゆっくりと下落傾向にある。現行型もすでにモデル末期となっているが、先代型は値落ちが進み狙い目だ。
「あと1列あるという心の余裕が持てる」
仮にこの秋、家族3人+祖父母の5人で、温泉旅行に行くとしよう。いかに乗用車が定員5名でも、実際5人が乗って遠出するのはちょっとツラい。しかし、3列シートのミニバンだと余裕が生まれる。
ウィッシュは、スポーティなシルエットを持った小型ミニバンだ。このクルマが登場した03年当時は、ホンダ・ストリームが大ヒットを飛ばしていて、ウィッシュはその後追いとして登場した。サイズがストリームとまったく同じだったことから、露骨なマネだと一部から批判も出たが、ユーザーのトヨタへの信頼は絶大。ウィッシュも大ヒットモデルとなった。
また、ウィッシュはスポーティなシルエットを持つ小型ミニバンだから、室内スペースにそれほど余裕があるわけではない。しかし、それでも定員は7名。大人4名プラス子ども1名が乗り、1泊分の荷物を積むのには何の問題もない。3列目シートを荷物置き場にして、2列目に3人掛けしてもいい。こうすると、ワゴンとなんら変わらなくなるが、実際には「あと1列ある」という心の余裕が持てる。ユーザーは、この心の余裕を持ちたいがために、ミニバンを買うのである。非常にゆっくりだが、確実に相場は下がっている。すでに5代目モデルも生産終了となったが、4代目モデルはよりお得に買える。
「どこかアメリカンでおおらかな空気感」
仮にこの秋、家族3人+祖父母の合計5人で、東京ディズニーランドに行く計画があるとしよう。大人4名+子ども1名の5人なら、大抵のクルマでなんとかなるが、少し余裕を持たせたいなら、ステーションワゴンがいい。
さすがに5人となると、居住空間はちょっとキツめ。日帰りの行楽でも、室内は手荷物を置く場所に困る。その点ステーションワゴンなら安心だし、生ものを買ってもラゲッジ内までエアコンが効く。今の季節ならもう車内がそれほど暑くなることはないが、とにかくただのハッチバックやセダンより、ステーションワゴンのほうがスペースに余裕を持てる。
で、浮上したのがアコードワゴンだ。アコードワゴンといえば、バブル末期に「アコードUSワゴン」の名で初代がデビューし、女子大生の間で人気になった“名門”モデル。なんせアコードは、アメリカで爆発的に売れ続けているクルマだけに、当時の若者は、同車にカリフォルニアの風を感じたものだ。
現在の狙い目は、02~08年生産の4代目モデル。名門モデルの後継車だけあって、4代目にもどこかアメリカンな、おおらかな空気感が漂っている。ディズニーランドに向かうのにもピッタリだ。
ライバル興亡史
2002 アコードワゴン
先代型へフルモデルチェンジ。
7代目アコードセダンのワゴン版として1ヶ月遅れて登場。エンジンは2.4Lのみの設定だった
2003 ウィッシュ
デビュー。
7人乗りのコンパクトミニバンとして登場。当時人気だったホンダ・ストリームと販売を争った
2005 ウィッシュ
マイナーチェンジ。
フロントまわりやリアランプ、インテリアデザインなどを変更。新ボディカラーも4色追加された
2005 アコードワゴン
マイナーチェンジ。
2.0Lエンジン搭載グレードを追加。Sマチック採用のスポーツグレード・タイプSも新設定された
2008 アコードツアラー
車名を変更してモデルチェンジ。
先代型同様2.4Lエンジンのみの設定で登場。リアまわりを大胆にしぼりこんだスタイルとなった
2009 ウィッシュ
現行型へモデルチェンジ。
シャープな外観とし、スマートでクールな印象を強めた。1.8&2.0L の両エンジンとも低燃費化された
流通台数が勝負の分かれ目となる!
カテゴリーが違う2台の対決だが、ウィッシュは「ステーションワゴン型ミニバン」とも言え、この2台、使い勝手は似通っている。
同時期に売られた2台。販売的にはウィッシュの圧勝だった。この当時すでに国産ステーションワゴンは、一部の車種を除いて軒並み販売不振に陥っており、アコードワゴンも例外ではなかった。
同じようなシルエットで、片や5人乗り、こなた7人乗りなら、7人乗りを選びたくなるのが人情だ。国産ステーションワゴンは、当時すでにウィッシュのような小型ミニバンに進化を完了していた、とも言える。
もちろん、アコードワゴンにも美点はある。雰囲気はアメリカンでおおらかだし、エンジンも2.4Lで余裕がある。
しかし、いざ中古車を買おうとすると、大きな壁が立ちはだかる。高年式のタマが猛烈に少ないのだ!
アコードワゴンの販売は、年を経るごとに激減していて、後半はまったく振るわなかった。当然、高年式の中古車は超希少だ。
一方のウィッシュは、モデル末期までコンスタントに売れていた。アコードワゴンに対して、タマ数は絶対的に優勢。流通台数が多いということは、より好みの物件を選べるということだ。この時点でこの勝負、ウィッシュの勝ちとせざるを得ない。やはりタマ数が少なすぎるのはダメですね!
今回のジャッジ

新車で売れていたことが勝負の分かれ目に!
どちらも各カテゴリーの実力派モデルで商品力は非常に高い。しかしウィッシュのほうが物件流通量が多く、より好条件で物件を選べるのが嬉しい。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net10月調べ