中古車購入
更新日:2018.11.20 / 掲載日:2014.10.24
【トヨタ】ヴァンガードの特徴とメリットデメリット

goo-net編集チーム
トヨタ ヴァンガードは、ミディアム高級SUVとして登場したモデルですが、完全な新規開発によって生まれた車種というわけではなく、基本的なプラットフォームやコンポーネンツはRAV4のものを使用しています。
しかしRAV4のようなショートボディではなく、アメリカで販売されたロングボディ版をベースとし、日本向けの仕様に改良した上で販売されているモデルですので、元々のRAV4とも、アメリカ版のRAV4とも違った特徴が多く見られます。外観デザインはSUVらしいワイルドさを持っており、乗り心地についても入念なチューニングが行われています。
ロングボディに3列シートを配置し、5人乗、7人乗が可能なスタイルになっているのが最大の特徴で、SUVとしてだけでなく、ミニバン感覚で使用することも可能となっています。
同じトヨタではクルーガーVやハリアーなどとよく比較される車種ですが、ヴァンガードはより庶民的で、幅広いユーザーに対応した車種であると言えるでしょう。
メリット
ヴァンガードのメリットは、まず見た目の格好良さです。ファミリーカーのような使い方をすることも可能でありながら、SUVの特徴をしっかりと備えているため、ミディアム高級SUVという謳い文句に負けないワイルドなフォルムとなっています。
ヴァンガードには2WDと4WDがありますが、4WDは雪道や悪路でも安定した走りが可能となっており、この安定感が人気の秘密でもあります。音も静かであると評判ですので、パワーに関しては文句なしと言えるでしょう。
ハリアーと比較するとヴァンガードの方が若干エンジンの圧縮比が高く、トルク、馬力ともにアップしているのが、パワフルな走行の秘訣です。広い室内は、大人2人が寝転がるのも可能なほどで、5人乗の場合は7人乗のスペースに荷物をたくさん詰め込むことも可能です。
前身であるRAV4と比較すると、パワーも室内の広さも充分ですので、その点でもユーザーの評価が高く、用途も幅広いという長所があります。車高が高いため、視界が良好なのも、乗り手にとっては大きなメリットのようです。
車自体にパワーがあり、出足や加速も良いため、走行性能も高いと言えるでしょう。デザイン、内装、性能など、全てにおいてバランスが良く、SUVとしては初心者の方にも乗りこなしやすい車であると言われています。
デメリット
ヴァンガードのデメリットとして挙げられる点は、1番には燃費の問題です。SUVとしては決して燃費の悪い方ではありませんが、最近のライバル車と比較すると、やはり燃費がいいとは言えないところがあります。
燃費の点でよく比較対象となるのはマツダ CX-5ですが、低回転からの太いトルクを出すには、ガソリンよりもディーゼルのほうが有利な上、実用燃費もCX-5の方が優れていると言われています。
長距離を走ることが多い方や、更にパワフルな走りを求める方はCV-5を選択する傾向にあるでしょう。
車体価格はCX-5と比較すると低めですが、ヴァンガードは大衆車的なイメージが強く、価格を考えると「内装にもっと高級感が欲しい」という意見もちらほら見られます。
タイヤも大きく、交換時には大きなジャッキが必要となったり、後部座席に空調がなかったりなど、気になる点がいくつかある方もいるようですので、ヴァンガードの購入を考える際には実際に目で確認してみると良いでしょう。