中古車購入
更新日:2018.12.30 / 掲載日:2014.05.23

間違いだらけの中古車選びしていませんか?中古車購入これが正解

間違いだらけの中古車選びしていませんか?中古車購入これが正解

クルマは決して安い買い物ではない。とくに中古車の場合はまるでジグソーパズルのように、さまざまなピースを整理してカタチにしていくようなものだ。間違ったピースのままじゃカタチにならない。だからこそ正解をしっかりと理解しておくべきなのだ。

正しい知識で間違いのない中古車購入をしてみよう

クルマを買おう、しかも中古車がいいかもしれない、と考えたから、いまあなたはこの記事をよんでいるはずだ。中古車なら新車よりもクルマがお得に購入できるなど、メリットをなんとなく理解していると思う。しかし、それ以外のことをどれだけ知っているだろうか。中古車は新車と異なり、受注販売ではない。購入するお店も多岐に渡る。そして、購入できるクルマも膨大な数から選ぶことになる。だから正しい知識を得ておくことが、中古車購入においては必須なのだ。
いろいろな条件が多岐に渡る中古車の場合、ズバリこれが正解!に辿りつくことは容易ではない。とはいうものの、限りなく正解に近いところへ着地することは可能だ。
クルマ選びからスタートし、ニーズをはっきりさせて1台に絞り込む。そして、買う場所を決めるなどなど。1台のクルマを手に入れるまでにはいくつかの正解を導き出しながら進んでいくことが肝要。そこで、今回は間違いのない中古車購入のノウハウをレポートしていこう。

ここだけは押さえておきたい 正解にググッと近づくためのチェックポイント

人気だけにとらわれてはいけない クルマのタイプをきちんと理解しよう

ジャンルが多岐に渡るうえに、それぞれが独自の特徴をもっている。それぞれの得意分野が異なるので、それによってニーズに合う、合わないが生じる。

ジャンルが多岐に渡るうえに、それぞれが独自の特徴をもっている。それぞれの得意分野が異なるので、それによってニーズに合う、合わないが生じる。

日本は自動車大国なので、多種多様なジャンルのクルマが存在する。新車の場合はおよそ150車種となるが、中古車となると年式や型式などによって、その数は膨大となる。いきなりすべての車種を把握することは不可能なので、まずはどんな『ジャンル』があるのかを知るべきだろう。そして、それぞれがどういった特徴をもっているかを理解することも肝要だ。それがわかると、どんなニーズに適しているかが判断できる。つまり自分に合ったクルマが選べるようになり、クルマ選びにおける正解に近づけるというわけだ。

人クルマは決して安い買い物じゃないから慎重に! 信頼できるお店かどうかの基準がどこにあるかを知ろう

展示場の広さは大きな問題ではないが、そこにあるクルマがきちんと手入れされているかで、お店の善し悪しが計れたりもする。スタッフの対応でも判断できる。

展示場の広さは大きな問題ではないが、そこにあるクルマがきちんと手入れされているかで、お店の善し悪しが計れたりもする。スタッフの対応でも判断できる。

ひと昔前に比べれば信頼できるお店が増え、よほどのことがない限りお店選びでハズレることはないだろう。とはいうものの、いいお店か否かを判断する基準は自分なりにもっておくべきだ。店舗の種類もいろいろあるが1展示車の手入れが行き届いているか2スタッフの対応3コンディションシートが用意されているか4保証付き販売か否か5JU(日本中古自動車販売協会連合会)などに加盟しているか、といったことをチェックしよう。インターネットの評判をチェックするのもいいが、できるだけ自分の足でお店をまわり、自らの目を養ってほしい。

絶対に譲れないものはなんですか 購入時にこだわるポイントがどこにあるか整理しておこう

たとえばミニバンなら2列目シートがベンチタイプなのか、キャプテンタイプなのかで狙うべき仕様が絞り込める。オプションの有無などもこだわる要素である。

たとえばミニバンなら2列目シートがベンチタイプなのか、キャプテンタイプなのかで狙うべき仕様が絞り込める。オプションの有無などもこだわる要素である。

欲しいクルマが決まったら、次に考えるのは『自分のこだわりがなにか』である。中古車の場合、新車とは異なり市場にはたとえ同じ車種であってもふたつと同じ条件の物件は存在しない。年式、走行距離、ボディカラー、装備内容など、細かい部分まで挙げたらキリがない。だからこそ、中古車を購入するうえで自分にとって譲れない条件を明確にしておくことが重要なのだ。それによって同じ車種でも市場に流通している相場価格がまるで変わってくる。こだわる部分をしっかりと決めておけば自ずと購入予算の目安が決められるというわけだ。

欲しいクルマはいくらで買えるのか 中古車相場の動向はチェックしよう

Goo-netでは掲載されている物件を年式や走行距離といった、相場を左右する条件ごとの分布図を見ることができる。これで相場の動向が把握できるのだ。

Goo-netでは掲載されている物件を年式や走行距離といった、相場を左右する条件ごとの分布図を見ることができる。これで相場の動向が把握できるのだ。

自分が欲しいと思っているクルマは、現在中古車市場でどの程度の価格で流通しているかを把握しておくことも重要だ。これがわからないと購入予算を決めることができないのはもちろん、どこかのお店で見つけたクルマにつけられている価格が適正なのか否かを判断することもできない。だから、年式や走行距離といった相場を左右する条件を知り、それが価格にどう影響を及ぼすのかをチェックしておきたい。Goo本誌あるいはGoo-netを活用すれば、相場価格はもちろん、これからどういう値動きをするかなども予想できる。

Goo-netをフル活用するのもあり!

Goo-netをフル活用するのもあり!

中古車物件についてはしっかりとフォローしているが、Goo-netと連携して活用すればクルマ探しがさらに効率的に行える。欲しいクルマが見つかる確率が上がり、より正しい中古車購入ができるはずだ。

日本は自動車大国だから多種多様なんです 選ぶクルマを間違えない!

ジャンルによって異なる特徴を理解しておこう
クルマに限らず、たいていの物は大きな括りのなかで、さらにジャンルが細分化されている。たとえば音楽の場合は、ロック、ヒップホップ、ジャズ、演歌といったジャンルに分類される。洋服や雑誌など、街にあるものすべてがなにかしらのジャンルに分類される。
クルマの場合は、ここに挙げた7大ジャンルに分類される。もちろん、分類されたあとに、そのジャンル内でさらなる仕分けがなされる。ミニバンなら、背の高いハイルーフと、その逆のロールーフだったり、スライドドアとヒンジドアに分けられたりする。他の車種も同じようにスタイルや、装備、機能で分類され、それがクルマの特徴を端的に表すための情報となるわけだ。
ここでは、まずクルマ選びの入り口となる7つのジャンルについてそれぞれの特徴、そしてメリットとデメリットを解説しているので、参考にしていただきたい。
欲しいクルマが決まっているなら、物件掲載ページへGo!だが、クルマを詳しく知らないとか、車名とジャンルがリンクしないという人は、漠然とクルマの写真を眺めていてもあなたにとって正解のクルマにいつまでたってもたどり着けない。それは時間の無駄だし、そうしている間に良質な物件が他人の手に渡ってしまう可能性がある。
あなたのニーズに合ったクルマを選ぶためにも国産車の7大ジャンルをしっかりと理解しておこう。

Type01 ミニバン

Type01 ミニバン

【タイプ/特徴】
ファミリーカーのスタンダード

広々とした車内にシートを3列備え、7人(あるいは8人)乗車を可能にした実用車だ。ハイエースなどのワンボックス系と混同する人も少なくないが、違いはボンネットがあってエンジンが運転席より前に搭載されていること。

【メリット&デメリット】

メリット

シートを3列備えて乗車定員が5名以上であることはミニバンならではの利点。また、このシートは用途に応じて畳んだり、フラットにしたり自在にアレンジできる。

デメリット

概ねハコ型フォルムを採用し、どれも同じに見えるくらい個性に乏しい。ルーフが高く、重心位置が上がるので操縦安定性が低い。走りで選ぶクルマではない。

【こんな人にオススメ】

・家族が4人以上いる
・レジャーで使いたい
・人を乗せる機会が多い

シートが自在にアレンジができるので、レジャーユースに適している。車中泊も可能なので家族でのお出かけが楽しくなる。

シートが自在にアレンジができるので、レジャーユースに適している。車中泊も可能なので家族でのお出かけが楽しくなる。

Type02 軽自動車

Type02 軽自動車

【タイプ/特徴】
日本独自のスモールカー

日本独自のルールで開発され、進化してきた小さなクルマ。ボディサイズや排気量に制約がある代わりに、税金が安い(7200円/年)など優遇されている面も多々ある。車両価格が手頃なので、中古車の相場は下がりにくい傾向にある。

【メリット&デメリット】

メリット

全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高は2m以下というコンパクトなボディサイズで運転がしやすい。660ccの小排気量エンジンは、市街地走行なら燃費も良好だ。

デメリット

排気量が制限されているので自ずとパワーが出ず、発進時や加速が必要な状況ではストレスを感じる。ボディが小さいので周囲から見くびられることもよくある。

【こんな人にオススメ】

・維持費を抑えたい
・2台目のクルマがほしい
・運転がしやすいクルマがいい

税金が安く、燃料代も抑えられるので維持費がかからない。そんな特徴があるので、2台目として選ぶには最適となっている。

税金が安く、燃料代も抑えられるので維持費がかからない。そんな特徴があるので、2台目として選ぶには最適となっている。

Type03 コンパクトカー

Type03 コンパクトカー

【タイプ/特徴】
お手頃クルマの代表格

軽自動車と並び、お手頃クルマの代表的ジャンルだ。エンジンの排気量は1Lから1.5Lで、軽自動車よりはパワーがあり、高速道路も難なく走れる。ボディサイズは概ね5ナンバーサイズ(全幅1695mm以下)で車両感覚がつかみやすい。

【メリット&デメリット】

メリット

適度なサイズ感、適当な価格設定がコンパクトカーの特徴で、小型のわりに室内が広く、居住性や実用性にも満足できる。小まわりも効いて駐車も楽に行える。

デメリット

際立った特徴をもつクルマが少ない。フィットアクアといった確固たる能力をもち、キャラの立ったクルマ以外は不人気の傾向にある。ゆえに価格は安い。

【こんな人にオススメ】

・低燃費なクルマがいい
・小さくても使えるほうがいい
・軽自動車では小さすぎる

軽量・コンパクトなボディにより取りまわしがしやすく、燃費性能は良好だ。荷室スペースも広いので使い勝手のよさもウリ。

軽量・コンパクトなボディにより取りまわしがしやすく、燃費性能は良好だ。荷室スペースも広いので使い勝手のよさもウリ。

Type04 ハイブリッドカー

Type04 ハイブリッドカー

【タイプ/特徴】
日本にエコカーを浸透させた

ふたつの動力源(エンジンとモーター)を駆使することで圧倒的な燃費性能を誇るエコカーの代名詞。プリウス、アクアは1Lのガソリンで30km以上を走破できる。ガソリンエンジン搭載車に比べると、先進性の高さも魅力といえる。

【メリット&デメリット】

メリット

とくにドライバーがエコドライブを意識せずとも実際の走行パターンでも1Lで20km以上は走破できる。圧倒的な燃費性能こそ、ハイブリッドカーが売れている理由だ。

デメリット

燃費を重視した設定となっているので、走行性能はややなおざりになっている感がある。エンジン出力に不満はないが、ハンドリングの軽快感が薄く、心許ない。

【こんな人にオススメ】

・燃費性能にこだわる
・最新技術に興味がある
・エコなクルマがいい

一般的なガソリン車から乗り換えたなら、給油する回数が激減するはずだ。通勤や通学にクルマを使う人にはオススメできる。

一般的なガソリン車から乗り換えたなら、給油する回数が激減するはずだ。通勤や通学にクルマを使う人にはオススメできる。

Type05 セダン

Type05 セダン

【タイプ/特徴】
すべてのクルマの基本形

すべてのクルマの基本であり、あらゆる能力がそつなくまとめられている。各メーカーともフラッグシップモデルを揃えており、それらにはメーカーの知恵と技術力が結集された、最先端の機能や装備が与えられている。

【メリット&デメリット】

メリット

エントリーモデルから上級モデルまで内外装が上質な雰囲気に仕上げられている。荷室と居住空間が仕切られているので、車内の静粛性が高く心地よくドライブできる。

デメリット

国産ジャンルのなかで、人気はいまひとつ。中古車市場に流通しているクルマは、人気車種に偏っている傾向があり、それ以外の選択肢が選びにくい状況にある。

【こんな人にオススメ】

・高級車がほしい
・落ち着いたクルマがいい
・安定した走行性能

プレミアムなクルマを求めるニーズには適している。落ち着いた走行感覚が持ち味で、大人が乗るクルマとしては相応しい。

プレミアムなクルマを求めるニーズには適している。落ち着いた走行感覚が持ち味で、大人が乗るクルマとしては相応しい。

Type06 SUV

Type06 SUV

【タイプ/特徴】
個性を主張するには最適

もともとオフロードを走行する目的で開発されたクルマだが、現在は街なかを走るための機能を追求したシティタイプが人気を集めている。ベーシックなクルマよりも趣味性が強く、個性的なモデルが市場では売れる傾向にある。

【メリット&デメリット】

メリット

市街地走行に特化したモデルもあるが、概ねどのクルマも4WD仕様が設定されており、レベルこそ違えどオフロード走行が可能だ。走る道を選ばず万能ぶりが光る。

デメリット

サイズが大きく、車重が重いので取りまわし性や燃費性能で不利となる。車種によってはハイブリッド仕様も選べるが、先述した理由で期待するほど燃費がよくない。

【こんな人にオススメ】

・スタイル重視
・オフロードも走る
・目線の高いクルマがいい

個性溢れるスタイリッシュなフォルムは、所有する満足感が得られる。着座位置が高く見晴らしがいいので運転がしやすい。

個性溢れるスタイリッシュなフォルムは、所有する満足感が得られる。着座位置が高く見晴らしがいいので運転がしやすい。

Type07 ワゴン

Type07 ワゴン

【タイプ/特徴】
実用的で走りの能力も高い

セダンのトランクをテールゲート付きの荷室にして、荷物の積載性を高めている。ミニバンやSUV人気の影に隠れてしまっている感はあるが、セダン譲りの走行性能の高さなど、実用性以外の付加価値を持ち合わせている。

【メリット&デメリット】

メリット

荷物を積むために用意された広々とした荷室スペースがワゴンの魅力。全高はセダンと同等であるため背の高い荷物は載せづらいが、長尺物は余裕をもって積載可能だ。

デメリット

日本市場ではワゴンブームがずいぶんと昔に終焉しており、新車販売も振るわない。同時に中古車市場への流通も少なく、数多くの選択肢から選ぶ、というのが難しい。

【こんな人にオススメ】

・荷物をたくさん積みたい
・ミニバンは所有できない
・使い勝手のよさを重視

セダンベースであることを実感できる走りのよさが魅力だ。直進安定性はもちろん、カーブでのシャープなハンドリングは爽快。

セダンベースであることを実感できる走りのよさが魅力だ。直進安定性はもちろん、カーブでのシャープなハンドリングは爽快。

  • 燃費性能がよくて、エコなクルマという、漠然と挙げた条件だけでも上記のような車種がピックアップできる。もっと詳細にクルマを絞り込むためにもジャンルを知っておきたい。

  • 燃費性能がよくて、エコなクルマという、漠然と挙げた条件だけでも上記のような車種がピックアップできる。もっと詳細にクルマを絞り込むためにもジャンルを知っておきたい。

趣味性に特化するならこんな選択もあり スポーツ&オープンカー

スポーツ&オープンカー

走りに特化した能力が与えられているので、実用性や経済性、快適性など他のジャンルで重視される要件はすべて度外視して、とことん趣味性で選ぶクルマである。中途半端なクルマを選ぶよりも、尖ったキャラクターのクルマをチョイスするのがスポーツカー選びの正解といえる。

間違いだらけの中古車選びしていませんか?中古車購入これが正解

お店に行ったらここをチェック お店選びは慎重に!

優良店で中古車を買えば末永く付き合えるのも魅力
クルマを買い換えたいが、なかなか欲しい中古車を絞り込めない・・・。そんなときは、まずはお店に行ってみるのもひとつの手だ。広々とした展示場に並んだ沢山の中古車を比較しながらチェックしてみれば、これまで気が付かなかった魅力や不満が浮き彫りになり、予算内でどんなクルマが買えるのかも明確になってくるはずだ。
そこで肝心なのがショップ選び。優良店ならスタッフがクルマについて懇切丁寧に教えてくれるし、充実したアフターサービスが期待できる。自社工場を持っているか?修復歴をきちんと表示しているか?そのあたりをキッチリと確認しておくのも、ショップ選びで失敗しない秘訣と言える。第三者機関が鑑定した中古車を取り扱っているお店なら、安心感も大きいのだ。

お店に行ったらここをチェック これでもう間違えない! 販売店選びの鉄則

CHECK POINT 自社工場を完備している

CHECK POINT 自社工場を完備している

自社の整備工場を持っているお店でクルマを買えば、車検やメンテナンスの相談などができるほか、いざ故障やトラブルに遭遇した際も頼りにしやすい。だから末長く付き合える。

CHECK POINT 修復歴をきちんと表示

CHECK POINT 修復歴をきちんと表示

修復歴の有無を表示しているのは、それだけ信頼できるお店である証と言える。少なくなったとはいえ、今でも修復歴を隠して販売する悪徳店はある。記録簿など確認しておこう。

CHECK POINT 保証付き販売は信頼の証

CHECK POINT 保証付き販売は信頼の証

保証を付けられるのは中古車の品質に自信があるから。こうしたクルマを多く扱っているのは、信頼できるお店と判断できる。買う方としても、保証付きとなしでは安心感が違う。

知っておきたい販売店事情

  • 第三者の鑑定機関が調査した物件は◎

    第三者の鑑定機関が調査した物件は◎

  • 第三者の鑑定機関が調査した物件は◎

    日本自動車鑑定協会(JAAA)がクルマの隅々まで確認したGoo鑑定車のように、第三者機関が評価している中古車なら、クルマの状態や素性が把握できる。満足感の高い選択といえる。

  • メーカー認定中古車は安心だけど・・・

    メーカー認定中古車は安心だけど・・・

  • メーカー認定中古車は安心だけど・・・

    メーカー認定の中古車はディーラーでしっかり整備された下取車が店頭に並ぶため状態も期待できる。保証付きがほとんどだが、そのぶん中古車価格は高めになるのが一般的だ。

  • ○○専門店は意外に高値

    ○○専門店は意外に高値

  • ○○専門店は意外に高値

    欲しいクルマが絞り込めているなら、その車種を多く取り扱う専門店に行くのも手。同じクルマの在庫を豊富に取り揃えているので、仕様や装備など細かい部分を比較して選べる。

なにも考えずに買うのは間違いのもと こだわるポイントを整理しよう

出せる予算や欲しい装備を明確にするのが成功の秘訣
中古車選びをするうえで大切なのは優先順位付け。クルマを買い換える際に、自分のカーライフを見つめ直してみることで、有意義なクルマ選びができるようになる。
欲しい装備や年間の走行距離、そして予算まで、しっかりと把握しておけば、おのずと優先すべき項目がハッキリとしてくる。また、販売店のスタッフからしてみても、具体的な予算や欲しい装備が分かっているのといないのでは、対応の仕方も変わってくるものだ。
中古車選びで後悔しないためにも、自分がこだわるべきポイントは整理しておきたい。

こだわるポイントはズバリココ!

仕様

グレードも重要だがチェックすべきは装備内容
クルマを買う目的や用途により、必要な装備は変わってくるもの。小さい子供がいるならスライドドアが便利だし、遠出が多いならナビ付きを選びたい。ライフスタイルを見つめ直すことで、必要な装備がハッキリしてくる。

  • カーナビ付きにこだわる人は多いが、それに執着しすぎるのは考えもの。いざとなれば、後付けできることも覚えておこう。

  • カーナビ付きにこだわる人は多いが、それに執着しすぎるのは考えもの。いざとなれば、後付けできることも覚えておこう。

  • サンルーフやスライドドアといったメーカーオプションは後付けできない装備。これが欲しいなら指名買いする必要がある。

  • サンルーフやスライドドアといったメーカーオプションは後付けできない装備。これが欲しいなら指名買いする必要がある。

車両価格

中古車の相場価格を決める3大要素とは?

  • 初年度登録からの年数

  • ■ 初年度登録からの年数
    使用年数が経過するほど中古車価格は安くなる。10年落ちとなるとかなりのバリュープライスが期待できるので、あえて狙うのもアリ。クルマの寿命を考えると、まだ十分に乗れる。

  • 新型車が登場して型落ち

  • ■ 新型車が登場して型落ち
    新型に乗り換えるためにクルマを手放す人は多い。そうなると型落ちになる先代モデルは、市場に多く流れてきて、中古車相場は下がる傾向にある。買い得感も高まる。

  • 需要が減る時期が狙い目

  • ■ 需要が減る時期が狙い目
    就職や異動があり中古車の需要が増える4月。その盛り上がりはゴールデンウィークまで続くが、夏に掛けては需要が減る。つまり、それだけ相場が安くなる。買うなら今が狙い目。

燃費

ハイブリッドは低燃費でも割高になる!?

  • ハイブリッドは低燃費でも割高になる!?

  • 節約のためハイブリッドを選んでも割高になることがある。その理由は購入代の差額を相殺できないからだ。たとえば先代フィットの場合、ハイブリッドとガソリン車の差額は約40万円。20万km以上走らないと元はとれない。

フィット(先代型)の場合

相場価格差額
ハイブリッド1,200,000400,000
ガソリン800,000

実燃費
数値
ガソリン代
(1L/円)
1kmあたりの
単価(円)
走行距離
(km)
ガソリン代
(円)
差額
ハイブリッド22.11607.2235,4701,704,760400,000
ガソリン17.98.92,104,760

※実燃費=JC08モード×0.85

知っておきたい今どき中古車事情

付帯されるサービスはとことん有効活用しよう

付帯されるサービスはとことん有効活用しよう
Goo鑑定に付帯するサービスとして実施されている『GooPLUS』は、タイヤやバッテリー、そしてエンジンオイルやエアコンフィルター、フロアマットなど、7つの新品パーツが付いてくるお得なサービス。消耗品をすぐに交換する必要がないので、安心して乗り出せるのだ。

間違いだらけの中古車選びしていませんか?中古車購入これが正解

クルマ選びに迷っているならこれがオススメ ニーズ別 間違いのない選択ベスト20

どんなことにクルマを使いたいのか?目的や用途はイメージできていても、具体的に車種までは分からない・・・。そんな迷えるアナタのためにイチ押しのクルマをピックアップ!

ランニングコストを抑えたいあなたにはこちら 経済的なクルマがほしい!

できるだけ出費を抑えたい・・・というニーズに応える軽自動車。中古車価格はもちろん、自動車税や保険代も安いうえに燃費もいいのだ。

icon スズキ アルトエコ

昨年実施したマイナーチェンジの影響もあり相場は下降傾向にある。ただし、ミライースと比べるとタマ数が少ないので、良質な物件があるなら迷わず買いといっていい。

スズキ アルトエコ

中古車市場データ 相場価格:59.8万~110万円

エコドライブ支援のための機能も満載
エネチャージ、エコクール、アイドリングストップなどの採用により、35.0km/Lの低燃費を達成したスズキのベストセラーだ。

  • スズキ アルトエコ

  • キュートなインテリアは視認性が抜群で、運転もしやすい。エコドライブの支援機能も盛り込まれる。

icon ダイハツ タント(先代型)

ダイハツ タント(先代型)

中古車市場データ 相場価格:29.5万~175万円

軽らしからぬ広大な居住空間
3ナンバークラスも真っ青の広々としたキャビンを実現するタント。ミラクルオープンドアや両側スライドドア採用で使い勝手も抜群だ。

icon スズキ MRワゴン

スズキ MRワゴン

中古車市場データ 相場価格:52.5万~149.9万円

スタイリッシュな個性派デザイン!
デザイン性を重視したスタイルが特徴だ。それでいて豊富な荷室アレンジなど、実用性はハイレベルだ。燃費は30km/Lを達成。

icon スズキ ワゴンR(先代型)

スズキ ワゴンR(先代型)

中古車市場データ 相場価格:25万~125万円

どこを見てもスキなし
軽ワゴンの大定番モデル

大人4名が快適に過ごせる室内や、ストレスを感じさせないパワー。そして、多彩なシートアレンジなど、スキのない完成度を誇る。

icon ダイハツ ミラ

ダイハツ ミラ

中古車市場データ 相場価格:11.8万~99.4万円

設定されるのは5速MTモデルのみ
軽自動車クラスでは貴重な5速MT車となるミラは、日常のアシとしては十分な性能を備える。取りまわしもよく、運転がしやすい。

燃費の次に重要なファクターとなっています なによりも安全なのがいい!

安全性への要求が高まっている。ぶつからない技術の進化も著しい。そんな最先端技術を採用した安全なクルマが続々と出ている。

icon スバル インプレッサG4

流通量は少なめとなるが、コンディションがいいクルマが多く流通している。アイサイト搭載モデルは人気なので、相場も高めに推移している状態となっている。

  • スバル インプレッサG4

    中古車市場データ 相場価格:109万~229.8万円

  • 第3の目で追突事故を予防する
    ステレオカメラを使うことで車両や人間を認識して、追突などの事故を防ぐアイサイト搭載車を設定。2Lモデルが売れ筋だ。

  • ふたつのカメラを駆使することで、人間の目に近い認識の仕方をするアイサイトVer.2を搭載する。

  • ふたつのカメラを駆使することで、人間の目に近い認識の仕方をするアイサイトVer.2を搭載する。

icon スバル レガシィツーリングワゴン(先代型)

スバル レガシィツーリングワゴン(先代型)

中古車市場データ 相場価格:5.7万~249.8万円

購入するなら断然アイサイト搭載モデル
スバルの主要車種であるレガシィ。先進運転支援システムであるアイサイトは水平対向2L&3Lモデルのいずれにも設定されている。

icon ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴ

中古車市場データ 相場価格:49.8万~163万円

スマートアシストで追突を回避できる
‘12年12月に実施したマイナーチェンジ後のモデルは、軽自動初となる追突回避システムの『スマートアシスト』を採用している。

icon トヨタ エスティマハイブリッド

トヨタ エスティマハイブリッド

中古車市場データ 相場価格:79.9万~479万円

トヨタの最先端安全技術を装備する
ミリ波レーダーで前方を監視しながらオートクルーズができるレーダークルーズコントロールのほか、レーンキープアシストも装備する。

家族や友人を乗せてレジャーユースで使うならこちら クルマは実用性で選びたい!

家族を乗せてレジャーに使いたい。ホームセンターで購入した家具をクルマで持って帰りたいといったニーズに合うのはこのクルマだ。

icon トヨタ ヴォクシー(先代型)

1月にフルモデルチェンジを行って、市場には先代型が多数流通する見込みだ。そのため相場は下がる傾向にありまさに買い時だ。初期型なら手頃に購入できる。

  • トヨタ ヴォクシー(先代型)

    中古車市場データ 相場価格:65.8万~284万円

  • 多彩なシートアレンジなど便利な機能が豊富に備わる
    ファミリーカーのスタンダードとして支持されている。7名(8名)がゆったりと乗れる、快適な室内空間には便利装備が豊富に備わる。

  • 対面シートをはじめ、多彩なアレンジが行える。家族で出かけるには、うってつけだ。

  • 対面シートをはじめ、多彩なアレンジが行える。家族で出かけるには、うってつけだ。

icon トヨタ アルファード(先代型)

トヨタ アルファード(先代型)

中古車市場データ 相場価格:25万~257万円

ゴージャスな室内こそこのクルマの価値
高級ミニバンというジャンルを確立したモデルで、デビューから年数を経たいまも中古車市場での人気は高い。相場もこなれている。

icon 日産 エルグランド(先代型)

日産 エルグランド(先代型)

中古車市場データ 相場価格:4.8万~339万円

7名がゆったりと乗れる最高級ミニバン
アルファードの対抗馬として登場したLサイズミニバンだ。大柄なボディサイズを生かして、車内にはゆとりのスペースが確保される。

icon スバル フォレスター

現行型は登場から2年が経過して、市場への流通が増えつつある。新車で売れたモデルとあって、中古車の市場への流通台数は、今後さらに増加していくはずだ。

スバル フォレスター

中古車市場データ 相場価格:199万~318万円

どんな路面でも安定した走りを味わわせてくれる
スバル独自技術であるシンメトリカルAWDによって、フォレスターは、オンロードからオフロードまで安定した走りが堪能できる。アイサイトも装備。

  • ラゲッジルームは乗員の人数や荷物の量、大きさに合わせて、自在にアレンジできる。

  • ラゲッジルームは乗員の人数や荷物の量、大きさに合わせて、自在にアレンジできる。

icon 日産 エクストレイル(先代型)

日産 エクストレイル(先代型)

中古車市場データ 相場価格:89.8万~299.8万円

レジャーユースに最適な機能が充実
アウトドアを趣味にするユーザーにとって重宝する機能、装備が充実している。ガソリンエンジンのほかディーゼル仕様も用意される。

icon 三菱 デリカD:5

三菱 デリカD:5

中古車市場データ 相場価格:65万~439万円

オフロードもこなせる個性派ミニバン
ミニバンとSUVの特徴を融合させたクロスオーバーモデルだ。多人数乗車できる能力と、悪路走破性の両方を手に入れることが可能。

操縦安定性がよくて快適に乗れるクルマがいい 走りがいいクルマに乗りたい!

セダンの魅力は大人4名が余裕で乗車できるうえに、卓越したハンドリング性能を発揮するところだ。セダン選びは走りで決めよう。

icon 日産 スカイライン(先代型)

ハイブリッド化した現行型が登場し、今後は先代型の流通台数が増えると予想される。平成18年式であれば、100万円を下まわる車両が流通しており、買い得感がある。

  • 日産 スカイライン

    中古車市場データ 相場価格:44.6万~399万円

  • 大排気量ならではの余裕ある走りが持ち味
    国産スポーツセダンの代名詞だ。大排気量エンジンを搭載し、パワフルな走りを実現。プレミアムな雰囲気が味わえるのも魅力だ。

  • 中古車市場には2.5L、3.5L、3.7Lエンジン搭載車が流通している。どれもパワフルだ。

  • 中古車市場には2.5L、3.5L、3.7Lエンジン搭載車が流通している。どれもパワフルだ。

icon スバル インプレッサWRX STI

スバル インプレッサWRX STI

中古車市場データ 相場価格:169万~425万円

水平対向2Lターボのパワーは圧巻の一語
パワフルな2Lターボエンジンを搭載しており、街なかはもちろんサーキット走行もこなせる本格派。モデル末期で流通台数も増加中だ。

icon マツダ アテンザセダン(先代型)

マツダ アテンザセダン(先代型)

中古車市場データ 相場価格:70万~188万円

流通台数は少ないが相場価格は低めに推移
スタイルはもちろん、走りもスポーツセダンに相応しい。不人気車ゆえに、中古車相場の価格は低めに推移しているので買いやすい。

icon レクサス IS(先代型)

レクサス IS(先代型)

中古車市場データ 相場価格:89.9万~399万円

後輪駆動の魅力が存分に堪能できる
スポーティイメージを演出したレクサスのミドルセダン。後輪駆動ならではのダイレクトなハンドリング特性で爽快な走りが味わえる。

icon トヨタ クラウン(先代型)

トヨタ クラウン(先代型)

中古車市場データ 相場価格:78万~399.6万円

日本を代表するプレミアムセダン
ガソリン仕様とハイブリッド仕様がラインアップされている。双方とも卓越した動力性能を武器に、パワフルな走りを披露する。

まとめ

間違いのないクルマを選んで楽しいカーライフをすごそう
たとえ中古車が安いといっても数十万、あるいは数百万円の買い物である。いろいろ心配にもなるし、いざというときは躊躇してしまうだろう。そんなとき、限りなく正解を導ける間違いのない指針をもっていれば決断はスムーズに行える。もう、中古車選びで迷うことはなくなるはずだ。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 5月調べ

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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