中古車購入
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.25
軽自動車の中古車を買うときの選び方や注意点について!

グーネット編集チーム
燃費が良くて、維持費もかからず税金が安い!車乗りにとって、あまり景気が良いとはいえないこのご時世に、軽自動車の存在は、大変ありがたいものです。
軽自動車は、新車でも驚くほど高いものはありませんが、中古車として出回っている車両も多く、より手ごろに購入できる環境があるのも、魅力のひとつです。
ここでは、軽自動車の中古車を買うときの選び方をご紹介しましょう。
予算と使用目的のビジョンをしっかりと決めよう
軽自動車の中古車、予算はどれくらい?
いくら軽自動車が普通車より安いとはえ、ある程度の予算と使用目的をしっかりと決めてから選んだ方が、情報を絞り込んで集中して見ることが可能になるので、より自分の欲しい車に出会える確率が高くなります。
軽自動車の中古車の一般相場は、30万円~100万円ほどで、100万円以上の予算があるのであれば、最新年式の新古車を選ぶこともできます。
一般的に30万円前後の予算だと、年式の古い軽自動車の割合が高い傾向がありますが、50万円以上出せるのならば、そこそこ状態の良い車が見つかりやすいでしょう。
どうして軽自動車を選んだのか?
軽自動車の中古車を選ぶときは、その使用目的もはっきりさせておきましょう。例えば、「仕事用で使う」「通勤だけに使う」「近場に行くときだけ使う」など、軽自動車は「ちょっと乗りたいとき」のための車として、大変便利です。
仕事で使うならば、丈夫で長持ちの車を選ばないといけませんし、近場に買い物に行くときにだけ使うなら、多少安くても、乗れればOKという考えになります。「どうして軽自動車にしたか」のビジョンをしっかり持ちましょう。
中古車の買い時や購入する際のポイントは?

グーネット編集チーム
中古車の買い時は?
中古車の買い時のひとつは、新型車が発売されたときだといえます。
新型車が発売されると、フルモデルチェンジやマイナーチェンジと同時に新型へ乗り換える「代替需要」が発生します。これにより、中古車市場では手放された旧型モデルが増加し、流通価値が下がるため、手が出しやすくなります。
新車登録から数年たてば、代替需要によって価格が下がるケースが多いため、このタイミングを狙って中古車を買うのが中古車の買い時のひとつといえるでしょう。
また、減価償却期間を終えた中古車も狙い目です。減価償却期間を終えた中古車は、税法上の価値がゼロになるうえ、自動車の古さが目立ってくる傾向にあります。そのため、減価償却期間を終えた途端に価格が下がるというのが一般的です。気になる中古車がある場合は、減価償却期間に注目するのも良いでしょう。
中古車を購入する際には、走行距離数をチェック
中古車を購入する際に必ずチェックしたいのが走行距離です。走行距離を確認することで、ある程度の車の状態を予測することもできますし、走行距離によって価格も大きく変化するので、中古車選びには重要なチェックポイントとなります。
走行距離が少なく適度に使用もされている車の場合、新品に近い状態の車と判断することもできるます。その場合、安心して乗れる車として選ぶことができます。
一方、走行距離が多い車の場合、「走行距離が10万kmを超えると寿命」といわれることも多いですが、実際には、メンテナンスがしっかりと行われている中古車であれば、走行距離が10万km以上でも十分に走ることができるのも事実です。そのため、可能であれば走行距離を確認するとともに、その中古車のメンテナンス状況も確認するようにしましょう。
一般的に、走行距離が多いほど、中古車価格もお手ごろな値段になる傾向にあるため、予算内で選べる車種の幅も広がります。
軽自動車の中古車を選ぶ基準としては、自分の乗りたい車種を選ぶことを優先するのか、状態の良い車両を選んで安心を優先するのか、単純に価格を優先するのかなどの考え方はありますが、走行距離はどの観点においても大きく関わってくる内容なので、中古車を購入する際には走行距離数をチェックして、納得できる軽自動車を選択しましょう。
軽自動車を中古車で買うときの注意点
ボディの状態、整備記録簿をチェック
軽自動車は普通自動車と比較すると、骨格が細く、エンジンも小さいため、ボディの鉄板部分が薄く作られていることがほとんどです。それによって、軽自動車の車体は軽くなりますが、普通車に比べると、耐久性が劣るというデメリットがあります。
軽自動車を選ぶときは、海に近いところ、潮風を常に受けるような場所、雪国で冬は常に雪と共にあったような場所で使われていた車は、ボディの耐久が落ちている可能性があるので、車体価格と比較、検討して決めるようにしましょう。
また、軽自動車は、前オーナーのメンテナンス不足や、オイル交換が不十分なケースが多々あるため、購入する前に整備記録簿を必ずチェックするよう心がけましょう。
なお、軽自動車の中古車は、ほかのボディタイプの中古車に比べて価格が安価であると言えますが、その中でも販売価格が安すぎる車両に関しては、何かしらの問題があるかもしれません。自分が欲しい中古軽自動車の、ある程度の相場を下調べしてみたり、実車の状態や整備記録簿をよく確認して、選ぶようにしましょう。
修復歴の確認
修復歴とは、過去に骨格(フレーム)に関わる部分を修理したり、交換した履歴のことで、同じ車種の車でも修復歴がある車の方が安く販売されているのが一般的です。
しかし、事故などによって骨格を修理した場合は、単純に走行できる状態に戻せたとしても、完全にもとの状態に戻すのは難しく、また、修理の規模が明確になっていない場合はリスクが高い車といえます。
修復歴ありの軽自動車を購入する際は、修復部分をしっかりと確認するようにしましょう。
車両本体価格以外にかかる諸費用について確認
中古車を購入する際は、車の本体価格だけで判断してしまいがちですが、それ以外にもさまざまな諸費用が必要になります。
その中でもまず確認しておきたいのが車検です。価格が安い中古車の場合には、車検が間近に迫っていたり、すでに車検が切れていたりする可能性があり、そうなると、車体の本体価格のほかに車検費用も準備する必要も出てきます。
また、車検費用のほかにも自動車取得税や自動車重量税、軽自動車税といった法定費用や、販売店が設けている諸費用などもありますので、これらを考慮したうえで軽自動車の中古車を選びましょう。
運転する際の性能に問題はないか
中古車を選ぶ際には、写真やデータだけではなく販売店などに出向いて車の実際の性能をチェックするようにしましょう。
その際、まずチェックするべきなのがエンジン音です。
ボンネットを開けてエンジン音を確認し、異音等がないかどうか、静粛性が保たれているか確認しましょう。エンジンのかかり具合が悪かったり、アイドリングが不安定だったりする場合は、性能的に問題がある可能性が高いので、購入するのであれば再整備を依頼しましょう。
また、ブレーキやサスペンションの確認も重要です。
ブレーキに関しては、エンジンをかけてからペダルを踏んだ際に、踏み応えが弱い場合はブレーキフルードの液漏れや空気・水が混入している可能性があります。
サスペンションは車のボディを軽く揺すったり、バンパー部分を押し上げたりしてみて、その反動で3度以上揺れる場合はショックアブソーバーの性能に問題があることなどが考えられます。
保証内容の確認
いくら実車を念入りにチェックしたとしても、中古車の場合は実際に走ってみなければわからない不具合というものもあります。
保証を付けずに購入し、購入後に不具合が発覚した場合は、自己責任となり、高額な修理費を支払う可能性も出てきてしまいますので、中古車を購入する際は購入後の故障などに対して修理を行うなどの保証が付いた車両を選ぶのがおすすめです。
また、中古車の保証の内容や保証期間についてはお店によって異なります。そのため、軽自動車の中古車を購入する際は、保証内容・保証期間をしっかりと確認し、複数の販売店を比較してみるのも良いでしょう。
まとめ
軽自動車の中古車を選ぶ際には、事前の念入りなチェックが欠かせません。
走行距離や修復履歴はもちろん、性能や保証内容についても細かく確認し、新型車が発売されたタイミングで購入するのがおすすめです。
また、車体価格のほかにも軽自動車税といった各種税金をはじめ、場合によっては車検などの諸費用が必要になりますので、これらを考慮したうえで、お気に入りの軽自動車を探しましょう。