中古車購入
更新日:2016.04.01 / 掲載日:2015.03.06
修復歴ありの中古車の定義と修復歴の確認方法

goo-net編集チーム
皆さんの目の前に、同じ車種で同価格帯の中古車があるとします。
一方は、車体などに傷もなく、綺麗な状態の車、
もう一方は、車体に傷はないが、修理した跡がある車です。
どちらの車の購入を検討しますか。
多くの人の場合、前者を選ぶのではないでしょうか。
しかし実際の中古車を見てみると、
外装はとても綺麗なのにもかかわらず、
「修復歴あり」として販売されている中古車も少なくありません。
では、修復歴がある中古車とはいったいどのような車でしょうか。
修復歴車の定義
一般的に、交通事故などで損傷を受けた中古車は、
事故車と呼ばれています。
一方、自動車業界では、事故や災害などによって、
車の骨格部位への損傷に対し、修理や交換した車両に限り
修復歴車と定義をしています。
厳密には、
フレーム、フロントクロスメンバー、フロントインサイドパネル、ピラー、ダッシュパネル、
ルーフパネル、ルームフロアパネル、トランクフロアパネルの、
8カ所の骨格部位が、修復あるいは交換した中古車のことです。
ドアやバンパーなどを損傷し、修復したとしても、
「修復歴はなし」という扱いになり、修復歴車にはなりません。
中古車の修復歴の確認方法
購入を検討している中古車に、修復歴があるかどうかの確認方法として、
コンディションノート等をチェックすることが挙げられます。
コンディションノート等を作成されていない場合、
購入を控えるのも一つの選択肢かも知れません。
販売店の方には必ず、コンディションノート等を用意しているか、
確認するようにしましょう。
修復歴がある場合、
修復歴の内容についても確認しておくのが良いといえます。
塗装の状態や色合い、
パネル同士の隙間などを、細かくチェックをすることで、
修復歴があるかどうかを見分けることもできるかも知れませんが、
そのためには、多くの経験が必要のため、オススメはできません。
最近では、ネットオークションや個人からでも、
中古車を購入することが可能ですが、
安心して中古車を購入するためにも、
中古車専門店やディーラーなどから購入するのが良いといえます。